精子長「貴様らの9割は死ぬだろう!!しかしその死は無駄ではない!!」 (44)

精子長「今から貴様らはただ1つの任務のために命を捨てなければならない!!」

精子長「しかしその死は無駄ではない。その死によって仲間の命が1つ救われる!!」

精子長「そして我ら全員が命を賭して突き進めば必ず一人が目標に到達する!!」

精子長「そうすれば我らの死は意味あるものになる!!任務達成の栄誉を子々孫々まで伝えることが出来よう!!」

精子長「しかし一人でも怖じ気づけば全てが瓦解する。これまでの兄弟の死が無駄になる!!!」

精子長「いいか貴様ら!!今まで平和の上にぬくぬくしていたツケを利子を付けて払ってやれ!!」

精子長「我らはこの日の為に存在していたのだと世に知らしめてやれ!!四海を越えて我らが名声を轟かせるのだ!!」

精子長「行くぞ貴様ら!!私がこの隊の先陣を切る!!私の背を踏みつけるつもりで続けえっ!!」

精子兵「おおおおおおおおおっ!!!!」

精子庁「このところ精子が意味もなく捨てられる事態が多発しております。主人にイけと命令されても、直ぐにイってはいけませんよ。」
女「ちょっと男くん遅漏すぎー!」

精子長「ここは、どこだ……事前に聞いた情報とまるで違うぞ」

精子兵「精子長!!斥候から報告が上がりました。ここはティッシュ内部と思われます!!!」

精子長「なにっ!!!馬鹿な!!ティッシュ挺身隊は1時間前に出撃したばかりのはずだ!!」

精子兵2「斥候より報告!!我らから確認するは本国のオナニー!!!我らも挺身隊として射出された模様!!!」

精子長「なんてことだ…本国は連続オナニーの決断を下したというのか……」

精子兵「恐らく本国は好みのオカズを見つけた模様。連続もやむなしとの判断を下したと……」

精子長「挺身隊の出撃がいつもより盛大な物であったことは気にかかっていたが……なるほど、こういうことであったか」

精子兵「本国も建国より32年。連続オナニーなど予想することは困難。精子長の責任では……」

精子長「良い、末兵まで伝えい。任務は失敗、責任は全て私にあるとな」

精子斥候長「くそっ…どこまで言ってもティッシュばかりだ。一度引き返して本隊と合流を……」

精子斥候「斥候長!!コチラへ!!確認していただきたいものが!!!」

斥候長「何事だ!!先の挺身隊の生き残りか!!!」

斥候「違います!!ですがコレは……」

斥候長「なんだ一体……こ、これは!!!た、ただちに隊を編制して拠点の確保!!私は精子長に報告する!!!」

斥候「はっ!!!」

斥候長「精子長!!精子長はいずこか!!」

精子兵「はっ!!精子長は部隊の労いへ。最後の時は若者と過ごすと」

斥候長「時間がない!!貴様から全兵へ知らせぃ。これより意味ある死にする策ありと!!」

精子兵「は、はっ!!!」

精子長「斥候長か。どうしたそんなに息を切らせて、オナニーか?」

斥候長「い…今すぐ小隊を編制して私と来てください。見ていただきたいものが……」

精子長「なんだ。本国へ戻る手立てでも見つけたか」

斥候長「本国へは戻れません。しかし、このまま死を待つよりも多少マシな死を見つけました」

精子長「……聞いたか若兵共!!この古兵が我らに相応しい死を見つけたそうだ!!!ただちに隊を編制しろ」

若精子「はっ!!!」

斥候長「こ、こちらです精子長」

精子長「何だこれは?ティッシュとは違う紙の平原か広がっているが……」

斥候長「そうです。ここから先はティッシュじゃない。別の何かです」

精子長「これが貴様の言う意味ある死か?」

斥候長「へへっ、無駄に精子生活が長いと種々見聞きするんですよ」

斥候長「精子長。これは本国が長年愛用しているオカズ、エロ漫画の類いです」

精子長「オカズ。つまりコイツは……」

斥候長「そうです。コイツのせいで我らは今まで数多くの同胞を挺身隊とし送り込んだのです。このティッシュへ……」

精子長「………」

斥候長「………」

精子兵「………」

若精子A「や…やっちまいましょうよ!!俺らで!!!」

若精子B「そうだ!!!コイツは敵だ!!やっちまいましょう!!!」

若精子C「どうせ死ぬならせめて一矢報いてやりましょう!!!」

精子兵「そうだそうだ!!やろう!!やっちまおう!!!」

精子長「………」

斥候長「精子長……」

精子長「とりあえす、いったん静まれ。我が兄弟達よ」

精子兵「………はっ」

精子長「確かにコレは我が同胞の敵。しかし本国の宝でもある」

精子長「コレに突撃するは本国への反逆に他ならない。我が隊は反逆者の汚名を着せられよう」

精子長「我らは栄誉の為に旅立った。汚名を被るために旅立ったわけではあるまい」

精子兵「……しかし!!このティッシュはオカズの上に着地しています。これは天命!!神が敵を討てと命じておるのです!!!」

精子兵A「それに本国は我らを見捨てました!!コレを放置すればさらに多くの同胞が犠牲となりましょう!!!」

精子兵B「その通りです!!!我らは同胞の死をただ見てるだけなんて出来ない!!」

精子兵C「そうです!!我らには愛する家族、友人がいる!!!我らがただ欲の為に反逆したわけではないと彼らだけでも理解してくれましょう!!!」

精子長「言葉の意味が分かっているのか!!反逆は決して晴れない汚名となろう!!!さすれば貴様ら永劫顔に泥を……」

斥候長「まぁまぁ、双方いったん静まりましょうや」

斥候長「精子長…私に1つ。彼ら若兵に言葉を伝えても良いですか?」

精子長「……許可する、斥候長」

斥候長「ありがとうごさいます。さて若兵ども。私から1つ質問だ。貴様らは何だ?」

精子兵「はっ!!我らは栄光ある精子長の元で命を賭して同胞の死を糧に突き進む戦士であります!!!」

斥候長「……精子長。彼らはハナから本国なんて気にかけちゃいない。全ては同胞の為。何より栄光あるアンタの元で突き進むため、本国なんて糞食らえなんだよ」

斥候長「そもそも俺たちを捨て駒にする本国がなんだって言うんです。我らは我らの為に突き進む。それだけですよ」

精子兵A「そうですよ!!本国より精子長の方が万倍偉大です。ここまで我らを無事に率いてくれました!!!」

精子兵B「それに俺らが本国に反逆したって平気ですよ。何せ俺たちをここに送り込んだのは本国だ」

精子兵C「きっと本国は勝手に自分の責任だと感じるます。俺らの事なんて気にかけたりしない。しょせん捨て駒だ」

精子長「……そうか。貴様ら…そうか……」

精子長「……けっこう、大いにけっこう!!!その通りだ諸君!!!我らは我らの為に死ぬ!!!その心意気俺が買ったぁ!!!!」

精子兵「うおおおおおおおおおっ!!!!」

精子長「私は今まで肩書きに囚われていた。任務の達成と軍団何よりとしての責務に囚われていた」

精子長「しかし思い出した!!!私は軍団長である前に精子であった!!!そうだ!!!我らが我らの為に死んで何が悪かろう!!!」

精子長「貴様らぁ!!!死ぬ覚悟は出来たかぁ!!!」

精子兵「うおおおおおおおおおっ!!!」

精子長「同胞の為に、家族のために恋人のために友人のために、本国へ刃を向ける覚悟は出来たかぁ!!!!」

精子兵「うおおおおおおおおおっ!!!」

精子長「大いにけっこう!!!私から偉大なる兄弟に言える言葉はただの1つ!!!」

精子長「矮小なる我が背を乗り越えるつもりで進めぇ!!!!」

精子兵「うおおおおおおおおおっ!!!!」

精子長「これが我が隊の最後の鬨!!!神よ、御覧じ候え!!!いま地上最強となった我が隊が貴殿の元に向かおう!!!!」

精子長「全軍、かかれぇーっ!!!」

本国「ふぅ…やっぱ夏コミ頑張った甲斐があったわ。めっちゃ抜けたわコレ」

本国「あぁなんか色々出しっぱなしにしちゃってるせいでティッシュと同人の山が……」

本国「って、うわぁアアアアアアアっ!!!ティッシュに出したやつが本に垂れてるぅぅぅ!!!」

本国「最悪だぁ…これマジでお気に入りだったのに、どうすんだよこのシミ」

本国「あぁもうダメだわ。まだイケるつもりだったけど萎えたわ。寝るしかないわ」

本国「あぁもうオナニーって周りへの注意が疎かになるからダメだわ。わきまえないとダメだわコレ」

本国「もう風呂入って寝るわマジで。マジ萎えるわ~」

~完~

全部即興だから元ネタとか無いわ。夜中に一時間以上も何してんだろうな俺

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