佐天「ペラペラの紙になる能力かぁ」 (84)

初春「紙ですか?」

佐天「うん、能力名は紙人間(ペーパーマリオ)だって」

初春「紙人間……」

佐天「いやぁ、おかげで狭い隙間にも入れるようになったよ」

初春「へぇ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373356459

初春「でも、あまり戦闘に向かない能力ですね」

佐天「そうでもないよ」

初春「えっ」

佐天「このバッジを使うんだ」

初春「バッジですか?」

佐天「うん、例えばこの『ガッツーンジャンプ』」

佐天「これを付けたらこの技で相手に攻撃できるんだ」

初春「あまり想像できませんね……」

佐天「まぁ物は試し、見てくれれば良いよ」

スキルアウト「おっと姉ちゃん、俺と遊ばないか?」

佐天「実験台が来た」

初春「早く見せて下さいよ」

佐天「うん」

ジャンプ←

ガッツーンジャンプ←

スキルアウト←

佐天「そいやぁ!!」グシャッ

スキルアウト「ぐあっ!?」バタッ

佐天「とまぁこんな感じ」

初春「ただのジャンプにしか見えませんでしたよ」

佐天「本当はハンマー技もあるんだけど、生憎ハンマーを忘れちゃってね」

初春「……ハンマーで攻撃するんですか?」

佐天「もちろん」

初春「死にますよ!?」

佐天「いや、死なないよ」

初春「えっ……」

佐天「そこはね、補正がかかってるから」

初春「補正……ですか?」

佐天「うん、だから大丈夫」

初春「なら良いですけどね」

佐天「何なら今からうちに来る?」

初春「良いんですか?」

佐天「もちろん」

佐天んち

初春「うわぁ、沢山バッジがありますねぇ!!」

佐天「高かったよ」

初春「これは何ですか?」

佐天「あぁ、それは『ピンチデラッキー』って言ってピンチになったらたまに攻撃がはずれるんだ」

初春「ていうか佐天さん」

佐天「ん?」

初春「これって佐天さんの能力じゃあ無いですよね」

佐天「そうだね、私の能力って言ったら……」ペラッ

初春「いっ!?」

佐天「こうやってペラペラになって隙間に入る事しか出来ないもん」

初春「じ、十分凄いと思いますが……」

初春「あれ、佐天さんの能力じゃなかったら、私にも使えますか?」

佐天「んー、どうだろう」

佐天「まぁ使えるなら一個持ってって良いよ」

初春「うーん……あ、これ可愛いですね」

佐天「『ミニミニフミィ』か、なかなかセンスがあるね」

初春「これの効果は何ですか?」

佐天「相手を小さくする」

初春「えっ」

初春「相手を小さくする?」

佐天「そうだよ」

初春「信じられませんけど……」

佐天「ならまた実戦だね、外に行こう」

初春「分かりました」

———————————————

佐天「さて、ここらへんに……」

御坂「あ、佐天さ……」

佐天「やっぱり居たって……何で固まってるんですか御坂さん」

初春「佐天さん、まだ能力解いてませんよ」

佐天「あ、ヤバイ」

御坂「あれ?今佐天さんがペラペラに……」

佐天「あぁ、私の能力ですよ」

御坂「能力……って事は佐天さんも能力者に!?」

佐天「まぁそうですね」

御坂「凄い!!やったじゃない佐天さん!!」

佐天「じゃあその能力(じゃないけど)を試したいんで実験台になってくれますか?」

御坂「もちろんよ!!」

初春「(佐天さん……何て腹黒い……)」

佐天「じゃあ行きますよ」

御坂「いつでも来なさい!!」

ジャンプ←

ミニミニフミィ←

御坂←

佐天「そいやっ!」グシャッ

ミニ御坂「きゃっ!?」

佐天「ほら、こんな感じ」

初春「御坂さん……小さくて可愛いです!!」

御坂「え?なにこれどうなってんの!?」

ミニ御坂「あれ、佐天さん達いつからそんなに大きく……」

佐天「いえ、御坂さんが小さくなったんですよ」

ミニ御坂「えっ!?」

グワァァン

御坂「あ、戻った……」

初春「あっ……」

御坂「初春さん、何残念そうな顔してるの?」

———————————————

佐天「あれ、あそこにいるのは……」

黒子「ふー!!ぬー!!」プルプル

初春「白井さんなにやってるんですか?」

黒子「あ、初春!!また貴女は仕事を!!」

初春「ひぃぃ!!」

御坂「黒子、何してたの?」

黒子「実は……この狭い隙間にジャッジメントの紋章を落としてしまって……」

佐天「うわ、めちゃくちゃ狭いですね」

佐天「まぁまぁ白井さん、私に任せて下さいよ」
黒子「へ?」

佐天「よっと」ペラッ

黒子「!!!?」

黒子「さ、佐天さん……そのお姿は……」

佐天「あ、私の能力です」

黒子「えっ」

初春「実はかくかくしがじか」

黒子「なるほど、しかし紙人間なんて聞いたこと無い能力ですわね……」

佐天「確かにそうですね、じゃあ入りますよ」タッタッタ

御坂「(何だかシュールな絵面ね……)」

佐天「ぷはっ、はい紋章」スッ

黒子「あ、ありがとうございますわ佐天さん!!」

初春「うーん、これを何かに活用できないですかね」

御坂「何かに……狭い隙間に入れる事しか出来ないしね」

佐天「あ、それ以外にも出来ますよ」

黒子「えっ」

確認したら超次元サッカーの人と同じ人だったwwww

>>26
あー、ばれましたか……

まぁ良いやご飯食べてきます

>>27
ばれたくない時は前スレが終わって一日後にすればメール欄が変わるから一日後にすればいい


あとダンボー戦機版はまだですか?

>>28
ダンボール戦機のSSは今は予定していません

ていうかやったことが無(ry

佐天「例えば、このパネル」スッ

黒子「何だか奇妙なシルエットがありますわね……」

佐天「このパネルの上に乗って……そぉい!!」カタカタカタ

御坂「ブッ!?」

初春「佐天さんが紙飛行機に!?」

佐天「ほらこんな風にスーイスイ」ヒュンヒュン

御坂「いや佐天さん今どうやって喋ってんの!?」

黒子「紙人間……何やらやばそうな能力ですわ……」

初春「まさか紙飛行機とは……」

佐天「ほらこんな風にスーイスイ」ヒュンヒュン

御坂「いや佐天さん今どうやって喋ってんの!?」

黒子「紙人間……何やらやばそうな能力ですわ……」

初春「まさか紙飛行機とは……」

佐天「よっと」パタパタパタ

黒子「シワ一つ無く直りましたけど……」

御坂「なんか怖い……」

みすった……
>>32は無しで

キャアアアアアアアアアア!!!!

初春「今の悲鳴は!?」

黒子「すぐに参りましょう!!」

———————————————

銀行強盗「ヒャッハー!!汚物は消毒だぜー!!」

黒子「犯人は一人ですの……」

佐天「では私が行きましょう」

初春「さ、佐天さん!?」

御坂「まぁ良いんじゃないの?」

黒子「お、お姉様まで……」

黒子「しかし一般人に任せる事は……」

佐天「じゃあ行きますねー」

黒子「あ、ちょっと!?」

佐天「そこの人待ちなさい!」

銀行強盗「あん?誰だテメェは?」

佐天「そこの人待ちなさい!」

銀行強盗「あん?誰だテメェは?(紙飛行機が喋ってやがる!?)」

ジャンプ←

ミニミニフミィ←

銀行強盗←

佐天「そぉい!!」グシャッ

銀行強盗「!?」フニャッ

銀行強盗「な、何がどうなって……」

佐天「今降参しないと貴方を踏み潰しますよ〜」

銀行強盗「ヒィ!?します!しますから止めて下さい!!」グワァァン

佐天「あ、戻った」

黒子「そして銀行強盗は逮捕されましたわ……」

初春「す、凄いです佐天さん!!」

佐天「いやぁ」

御坂「でも、まだレベル1なんでしょ?」

佐天「え?そうですけど」

黒子「(レベルが上がったらどうなる事やら……)」

佐天「ふう、疲れた」ゴクゴク

初春「何を飲んでるんですか?」

佐天「え?カメハメティーだよ」

黒子「カメハメティー?」

佐天「はい、カメハメ葉っぱで作ってもらったんですよ」

御坂「作って……もらった?」

佐天「はい」

黒子「誰にですの?」

佐天「いや、すみませんがこればかりは……」

初春「えー、良いじゃないですかー」

佐天「いやいや、話したら駄目なんだよ」

御坂「えー」

佐天「じゃあまた作ってもらいに行きますんでこれで」

黒子「気になりますわね」

初春「ついて行きましょう!!」

御坂「えっ」

初春「だって、お二人も気になりませんか?」

黒子「そ、それは気になりますけど……」

初春「なら善は急げですよ!!」

御坂「仕方ないわね……行きましょ」

黒子「はい!!」

御坂「(黒子もノリノリじゃないのよ……)」

佐天「ふんふふ〜ん」


初春「第七学区に来ましたけど……ここに居るんですかね……」

御坂「でもここらへんってマンションだらけじゃないのよ」

黒子「そうですわね……普通なら第十六学区にありそうなんですけど……」


佐天「ふふふーん」ペラッ タッタッタ


初春「うわ、マンションとマンションの間に入って行きましたよ!」

御坂「めっちゃ狭いわねこの隙間……」

黒子「あー!!気になりますの!!」

———————————————

佐天「ふぅ、なんとか撒いたな……」

ナンシー「あら佐天ちゃん、料理を作って欲しいの?」

佐天「あ、はいお願いしますナンシーさん」

ナンシー「ふふふ、任せてね」

ナンシー「らんらんらーん♪」ジュー

ナンシー「らんらららーん♪」タタタタタタタタタタ

ナンシー「はい、どうぞ♪」

佐天「あれ?まだ何も出して無いのに……」

ナンシー「ふふふ、毎日佐天ちゃんが来てくれるからプレゼントよ♪」

佐天「本当ですか?ありがとうございます!ナンシーさん!」

ケーキを手に入れた

佐天「ん〜、美味しい!!」

ナンシー「あらあら、喜んでくれて嬉しいわ♪」

ナンシー「お菓子のもとで作れるからいつでも持って来てね♪」

佐天「はーい」

佐天「あ、キノコソテー作って下さーい」

ナンシー「ふふふ、はいはい♪」

———————————————

店員「はい、ではおにぎり三つとお菓子のもと三つで330円と75コインになります」

佐天「はーい」チャリン

店員「ちょうどお預かりします、ありがとうございました」

佐天「……75コインは痛い出費だった」

佐天「もう夜中だし早めに帰らないと……」

スキルアウト1「お嬢ちゃん、こんな夜遅くにご帰宅かい?」

スキルアウト2「何なら俺達が送っていってやろうか?」

スキルアウト3「まぁ送って行ったら御礼としてヤらせて貰いますかね」

佐天「……やはりこうなるのか」

佐天「あーもう!早めに終わらせるよ!!」

スキルアウト1「何だ?やる気かお嬢ちゃん」

スキルアウト3「止めとけ、俺達は巷で噂の」

佐天「ゆきやコンコン!」

雪だるま「がしゃーんどーんどーん」ボヨーン ボヨーン

スキルアウト1「な、何だ!?」

スキルアウト2「雪だるまが跳ねながらこっちに……ぎゃあ!!」グシャッ

スキルアウト3「ヒィィ!!冷てぇ!!」

スキルアウト1「」

スキルアウト2「」

スキルアウト3「」

佐天「全く……さぁ帰ろっと」

———————————————
次の日

佐天「うーいーはーるー!!」ゴロンゴロン

初春「きゃあ!佐天さ……あれ?佐天さん?」

佐天「ここだよー」ゴロン

初春「……この丸まってる紙ですか?」

佐天「正解だ〜」ゴロン

佐天「見事にレベルが上がったんだ」

初春「凄いじゃないですか!!」

佐天「スペシャル技が使えるようになったんだよ」

初春「す、スペシャル技ですか?」

人気の無い場所

佐天「ここまで来れば良いかな」

初春「ワクワク」

佐天「じゃあ『デッカクドッカン』」

ドーーーン!!

佐天「よいしょ」ガシッ

初春「なんか巨大な石が来ましたけど!?」

佐天「いっけぇ!」

ドォン

ドォン

ドォォォン

グラグラグラグラ

初春「うわっ!?凄い揺れです!!」

窓の無いビル

グラグラグラグラ

アレイスター「うわっ!?地震か!?」

土御門「おかしいな、此処だったら普通の地震には堪えれる筈なんだがな……」

アレイスター「あ、治まったな」

土御門「何だったんだ今の地震は」

佐天「いやぁ、どうだった?」

初春「ヤバイ地震でしたよ!?地面にヒビが入ってるし!!」

佐天「大丈夫大丈夫、まだフルパワーじゃないから」

初春「それを聞いてどう安心しろと!?」

———————————————

一方通行「……」

御坂妹「実験をしようとしたら地震が来て一方通行が頭を打って気絶したんだが質問ある?とミサカはお姉様に問いかけます」

御坂「めちゃくちゃあるんだけど」

———————————————

禁書目録「……」

上条「シスターさんを助けようとしたら地震が来て上から降ってきた鉢植えがシスターさんの頭に直撃して気絶した……何なのこれ……」

佐天「いやぁ、凄いなぁ」

初春「多分さっきの地震で沢山の人が迷惑してたと思いますよ」

佐天「仕方ないなぁ、出来るだけスペシャル技使うのは控えよう」

初春「それが良いですよ」

ウー ピーポーピーポー

初春「消防車?」

佐天「まさか火事……?行ってみよう!」

初春「はい!!」

———————————————

ボォォォ

佐天「うわ、見事にマンションが燃えてる……」

初春「これはジャッジメントとして私が!!」

佐天「その必要は無いよ」

初春「えっ?」

佐天「実はさっきゆきやコンコンを購入していたのだ」

初春「ゆきや……?」

佐天「行くよ!『ゆきやコンコン』!!」

雪だるま「どーんぼーんぼよーん」ボヨーン ボヨーン

消防士「な、何だ!?雪だるまが跳ねてやがるぞ!!」

消防士2「あ、雪だるまの冷たさで火が……消えた!!今だ!マンションに取り残された人達を!!」

消防士3「はい!」

佐天「いやぁ、助かって良かったね」

初春「でも白いシスターさんも救出された時は少しビックリしましたね」

佐天「ツンツン頭の人が妙にキレてたけどね」

———————————————

佐天「さて初春くん、今日はハンマー技を披露しようじゃないか」

初春「つ、ついに来ましたか……」

佐天「例えばこの『ツラヌキナグーリ』、何だと思う?」

初春「えっ?えっと……全員に攻撃が出来る?」

佐天「そんなちゃちな技じゃ無いよ」

佐天「早速試してみよう」

一方通行「いてて……さっきの地震はなンだったンだ……」

佐天「そこの人〜」

一方通行「あン?」

佐天「殴らせて下さい」

一方通行「(何言ってンだコイツ……反射反射っと)」

佐天「ツラヌキナグーリ!」ガツーン

一方通行「ぐへっ!?」バタッ

佐天「と、こんな感じで相手の防御力を完全に無視出来るのだ」

初春「ただ殴っただけにしか見えなかった……」

佐天「さて、今日はもう帰るかね」

初春「そうですね」

———————————————

佐天「ふんふふ〜ん……ん?」

幼女「うーん……」

佐天「何かお悩みかな?」

幼女「実は……この狭い隙間にお金落としちゃって……」

佐天「なら私に任せなさい!」ペラッ

終わり

もっとバッジやアイテムを出したかった

出したかったけど思い付かなかった

ここまでご覧になった皆様方、本当にありがとうございました

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