勇者「今日マックでいい?」戦士・僧侶・魔法使い「ナメんなよ?」 (4)

ジリリリリ…っ!!

母「勇者…わたしの勇者、起きなさい。今日は首相官邸に行く日でしょう?」

勇者「くぁー超ダリー…」

母「貴方も今日で16歳…お父さんの子として立派に挨拶してきなさい」

勇者「わかってるよ。あ、朝メシいらねーから。いってきまーす。」

近所のおばちゃん「あ、勇者ちゃんおはよう。おでかけかい?薬草と聖水持った?」

勇者「ちぃーっす。俺ホイミとかできるんでダイジョブっすよ。」

テクテク

勇者「…あー、マジ魔王とかめんどくせーなぁ」

~ナガタチョウ~

首相「おお、勇者よよくぞきた」

勇者「こんちわーっす!」

副総理「うむうむ元気がよくてよろしい」

首相「そなたも知っての通り、今世界は魔王の侵略にさらされておる。
   この国随一の戦士であったそなたの父も魔王討伐の旅へと出たが連絡がとれん。
   そこで、その血を引くそなたに魔王討伐の旅にでて欲しいのじゃ」

勇者「わかりましたー!マジ魔王とか鬼ボコってきますよ!」

首相「うむ、期待しておるぞ。成功の暁には充分な報酬を用意しよう。ウチの娘もくれてやる」

勇者「ひゅー」

副大臣「そのアタッシュケースの中に装備と支度金が入っておる。存分に使うが良い」

首相「まずはイチガヤの駐屯地にて仲間を見つけるがよい」

勇者「~っしゃあ!!行ってまいります!!」

三島かよ

~イチガヤの駐屯地~

勇者「んじゃとりあえずケースの中身は~っと」ゴソゴソ

勇者「ん~、金が5万円とニューナンブ3丁に警棒が1つ、ユニクロのパーカーが4着か。序盤にしては悪くないな」

勇者「よし、おじさ~ん仲間の紹介頼みたいんだけど~」

女性自衛官「いらっしゃい。ここは出会いと別れの駐屯地イチガヤよ。あら?あなた勇者様?」

勇者「まあね、んで戦士と僧侶と魔法使いを紹介して欲しいんだけど」

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