【アイマス】冬馬「童貞卒業したい」 (21)

〜喫茶店〜

翔太「は?」

北斗「俺ミーティングって聞いてきたんだけど。あ、注文お願いしまーす」

店員「はいはーい」

翔太「ボクカルピスソーダで」

北斗「あとコーヒーとクリームソーダをお願いします」

店員「はい、確認させて(ry」

翔太「大丈夫でーす。で……何?」

冬馬「俺もそろそろ童貞を卒業したいんだ」

翔太「冬馬くんまだ童貞だったの?」

冬馬「うるせえ! それにお前だって人のこと言えないだろ」

翔太「流石に中学生にそれはないよ冬馬くん……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373116905

北斗「まあいいんじゃない? 961プロやめてから陰毛送りつけてくるような粘着質なファンもいなくなったし、恋人の一人や二人は」

冬馬「いやいや二人以上はだめだろ!」

翔太「そんなんだから童貞なんだよ冬馬くん。そこ突っ込むようじゃただのヘタレだよ」

北斗「突っ込むのは夜のエンジェルちゃんの方が断然いいからね」

冬馬「く……だが俺はヤリチンになるつもりは微塵もないぜ。ヤるのは健全なお付き合いをした後だ」

北斗「春香ちゃんみたいな娘と?」

冬馬「……クリームソーダおかわりしてくるわ」

翔太「バレバレだよね。それにここドリンクバーじゃないから」

北斗「冬馬のタイプはああいう正統派な良い娘だからなぁ」

翔太「あの何だっけ、ラブプラス? あれのマナカちゃんとかってのはどうしたの?」

冬馬「あれは本気じゃないんだって! 友達にやってみろって言われただけでだな……」

北斗「すみません、クリームソーダもう一つ下さい」

店員「はいはーい」

冬馬「とにかく! 俺の性欲に合わせて女の子が傷ついたら本末転倒だからな」

翔太「フェミニストだねぇ」

北斗「でも優しすぎるのもどうかと思うぞ? 友達としか見られなくなるから」

冬馬「そ、そうか……結構難しいんだな」

翔太「冬馬くんファンの女の子の扱いは上手いのにプライベートはからっきしだよね」

冬馬「はぐれアイドル純情派だからな……」

北斗「純情欲情亀参上(YEAH......)」

冬馬「何だ突然」

北斗「いや……別に」

冬馬「とりあえず多少強引でもいいってのは了解した」

翔太「ところで肝心の女の子はどこで知り合うの?」

冬馬「む……」

翔太「そこからなの?」

店員「お待たせしましたー」

冬馬「ありがとう店員さん。うーんどうだろな……無難に学校の女子とかか?」

翔太「いや、自分で考えてよ」

冬馬「でも知り合いだとやりにくいというか何というか……」

翔太「随分贅沢な悩みだね。冬馬くん何が目的なんだっけ?」

冬馬「あくまで、童貞卒業」

翔太「なら出会い系とかのが手っ取り早いでしょ」

北斗「うん、長いこと付き合わないんなら、無難にそれでいいんじゃないか?」

冬馬「で、出会い系か……俺にとっては未知の場所だ」

翔太「てか恋愛に関しては冬馬くん生まれたての子鹿みたいなもんだしね」

北斗「俺の登録してるとこ紹介するよ」

冬馬「マジか」

翔太「こういうの変なサイトに登録するとヤバイからねー」

冬馬「北斗……何から何まで、スマン」

北斗「いいっていいって、友人の童貞卒業くらいならナニでも手助けするさ……ほい、送信」

冬馬「お、きた」

北斗「サイト行ったら書いてある通りにやればいいぞ」

翔太「さっすが北斗くん、うちで一番モテるだけあるよねー」

北斗「翔太だって年上のエンジェルちゃんに凄くモテるじゃないか。羨ましいよ」

翔太「いやー、ボクは同年代の子でいいよ。その点で言えば冬馬くんが羨ましいな」

北斗「冬馬は割とどの層にも受けるからなぁ」

冬馬「おし、登録したぞ!」

翔太「おめでとー」

北斗「ナニかあったら遠慮なく聞けよ」

冬馬「おう! じゃあ今日はこれで解散だな!」

翔太「あれミーティングは?」

冬馬「後でメール送っとく」


冬馬「あとお前、毎度それとなく下ネタ突っ込んでくるのやめろ」

北斗「ああ、気を付けるよ(やめるとは言っていない)」

何かさっきから上手く繋がらないので今日は終わります

言い忘れてたけどこのSSはアニマスの設定を借りています
時系列は最終回以降です

〜天ヶ瀬家〜

冬馬「名前は……どうしよ」

冬馬「適当にピピン板橋でいいか」

冬馬「プロフィールか……聞くか」ポパピプペ

Prrrrrr

北斗『チャオ☆ どうかしたか冬馬?』

冬馬「おうすまん。早速聞きたいんだけど、プロフィールって何書けばいいんだ?」

北斗『そうだな……簡潔に、箇条書きにしない、ポジティブなことだけ書くとかそれくらいで大丈夫だと思うぞ。なーやんでもしーかたない』

冬馬「あー、箇条書きはわかるんだが、ポジティブって?」

北斗『ああ! ○○はダメ、苦手とかそういうことさ。この二つを守って後は普通に年とか好み書けばいいよ』

冬馬「そうか、サンキュ」

北斗『あ、あと「天ヶ瀬冬馬似です」とか上手く書いとけよ。それでも心配なら髪染めたりすればいい。いざ会う時に言い訳つくからさ』

冬馬「なるほど……頭いいな」

北斗『じゃあ頑張れよ冬馬。チャオ☆』プツッ

30分後

冬馬「まぁこんなもんだろ」

冬馬「……力入れ過ぎたかな。結構長いし少し削っとくか」

冬馬「写真は……どうしよ、いいのあったかな」

冬馬「前に海行ったときBBQで撮った写真でいいか。最近結構鍛えてるし筋肉とかウケいいんじゃないか?」

――――――

春香『うわー冬馬くんって見た目よりがっちりしてるんだね! ちょっとかっこいいかも!』

――――――

冬馬「そうだろ、そうに違いない」

冬馬「あとはPhotoshopで目線入れて……っと。これでいいな」

冬馬「Photoshopアイドル天ヶ瀬とは俺のことだ(キリッ」

冬馬「よっしゃ登録! 返信が待ち遠しい!」


冬馬「さて、もう遅いし風呂入って寝るか……」

冬馬「童貞卒業……ふふ……」



次の日

スタッフ「お疲れ様でしたー」

ジュピター「お疲れっしたー」

冬馬「ふー……」

翔太「ねぇねぇ、どうだった冬馬くん?」

北斗「流石に気が早すぎだろ、昨日の今日で。で、何か進展した?」

冬馬「ああ……」

翔太「どうかしたの?」

冬馬「ホモが湧いた……」

しょうほく「「!!?」」

翔太「ちょ、どういうこと!?」

冬馬「これ……」スッ

―――――――――
NAME:ブルーワン
写真:****.jpg
プロフィール:*****

突然ですみません、ゲイ
です。もしよかったらFさ
せて下さい。金は要らな
いので、気が向いたら返
信下さい。

―――――――――


翔太「うわーお……マジモンっぽいね……」ゴクリ

北斗「結構長いこと俺もやってるけど初めて見たな……」

翔太「この『Fさせて』ってどゆこと?」

北斗「さぁ……『させて』だからフェラあたりか?」

冬馬「それにだな……」

翔太「まだあるんだ……」

―――――――――
NAME:CuteなPチャン
写真:****.jpg
プロフィール:*****

ノンケの性処理します
!ゲイです!個人情
報厳守・Fまでなら無料
・AFさせてくれれば少
ないですが謝礼もあり
ます!業者じゃないの
で安心して下さい!

―――――――――


翔太「……何かこの人いい人そうだね。面倒見のいいお兄さんみたいな」

北斗「翔太……お前将来掘られないようにな」

翔太「えっ」

冬馬「どうすりゃいいんだ俺」

北斗「どうするも何も、ブラックリストに登録して放置するしかないだろ。この世の終わりみたいな顔するなよ」

翔太「大人な対応ってやつだね」

冬馬「本当にそれだけでいいのか……? こえーよ」

北斗「なら捨てアドで登録しなおすとか。冬馬のことだからどうせ自分のメアドでそのまま登録したんだろ?」

冬馬「むぐ……」

翔太「図星っぽいね。ばかなの?」

冬馬「うっせーな!」

翔太「おこなの?」

橙子「激おこぷんぷん丸だわ! 殴んぞ!」

北斗「まあまあ、一週間くらい気長に待ってれば普通にエンジェルちゃんからもくるさ。心配すんな」

冬馬「本当かよ……信じるからな?」

翔太「どうせホモしかこないって」

冬馬「お前ちょっと口閉じろ!」



一週間後

オトメヨッタイシヲイダッケー

冬馬「…………」ピッ

―――――――――
NAME:グレートリッチ
写真:****.jpg
プロフィール:*****

おじさんピピンくんのP
見たいなぁ^^ 触るだ
けでケツマンには手、
出さないから今度会わ
ない?お小遣いもあげ
るよ^^

―――――――――


冬馬「やっぱホモじゃねえか!!」ドン

壁「板っ」

冬馬「この一週間ホモ以外は明らかなサクラの2件しかこねえってどういうことだよ!!」

冬馬「特にこのPチャンって奴! 何回送ってくるんだよ!」

冬馬「PassionとかCoolとか名前少し変えてもバレバレなんだよ! 完全に同一人物だろ!」

冬馬「大体何が悲しくて! 天海の着メロの後にホモの文読まなきゃダメなんだよオラァ!」ドン

冬馬「はーっ……はーっ……」

冬馬「俺はもう……(出会い系サイトは)使わん……」

今日は終わりです

見直したら>>14間違ってた……
橙子→冬馬です
しょっちゅうイメチェンするお姉さんは関係ありません

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