エレン「精子ハンター?」(7)

アルミン「そうだよ。ゴーグルとマスク、赤いマントを身につけて夜な夜な徘徊し、少年の精液を搾り取る変質者さ。最近、訓練兵の間で噂になってる」

ライナー「なんだよそれ。ご褒美じゃねえか」

ミカサ「あなたは黙っていて…………。エレン、気を付けて。私が四六時中エレンのそばにいるべき」

エレン「やだよ鬱陶しい。噂なんだろ? いるわけねえだろそんなもん」

アルミン「いや。訓練兵の誰かが実際に襲われたらしい」

ジャン「マジかよ…………」ゴクリ

ベルトルト(信じるのか…………)

アルミン「聞いた話だと、精子ハンターは金髪で小柄だそうだ。出没するのはこの近辺らしい。ひょっとしたら僕らの知っている人かも…………」

ユミル「バカバカしい! そんなもん、どう考えても童貞の願望が創り出した産物だろーが! なークリスタ」

クリスタ「う、うん! そうだね!」ドキッ


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夜 どっか外

エレン「ふんふ~~ん。おっぱい、かった~~いおっぱいが~~、襲ってくる~~~~」テクテク

エレン「ミカサ~~~~! ヘイ!」テクテク

エレン(………ん? そういやアルミンが今朝なんか言ってたな。精子ハンターだっけ………………)テクテク

エレン(いやあ驚いた。日頃からスケベだと思ってたけど、まさかあんな話を大真面目に振ってくるとは)テクテク

エレン(やっぱ疲れてんのかな………)テクテク




アルミン「………」コソコソ

アルミン「ふふふ。今日に獲物は君だ。エレン…………」ニッコリ


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ガサッ


エレン「…………ん?」


ライナー「うははははっ!!! 私が精子ハンターだ!!」


エレン「うわぁ変質者!! だいぶ情報が捻れて伝わったなぁ!!」



アーーーーーーーーッ!!!



精子ハンターはどこにでもいる。

あなたの住んでいるところでも。

ひょっとしたら、あなたが精子ハンターなのかもしれませんね…………。



終わり

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