エレン「訓練兵やめる」(7)

エレン「毎日厳しい訓練で体がキツイ....」

エレン「キース教官が怖い....」

エレン「情けないけど...今日で辞めようと思う」

ジャン「根性無し野郎が....」

ジャン「(まずい...喧嘩相手がいないと寂しい)」

ジャン「まぁでも....勿体無くねーか?」

エレン「え...?」

ジャン「対人格闘は常に優秀だし、立体機動も徐々に成長してる...」

ジャン「...ここで辞めたら今までの努力が無駄だろ?」

エレン「でも....もう限界なんだ俺は...」

ジャン「(コイツ目に光が無い!)」

ジャン「お前、他に何か辞めたい理由があるんじゃねーか?」

エレン「....何で?」

ジャン「い、いや....お前顔が死んでるからよ」

エレン「....何でそんな俺を心配してんだよ?喧嘩ばっかしてたのに」

ジャン「(お前いないと俺が暇すんだろうが!)」

エレン「特別な理由は無いよ、ただ訓練兵団の生活が厳しくて嫌なだけだ...」

ジャン「....そうか」

エレン「うん....」

ジャン「.......本当に辞めんの?」

エレン「だから辞めるって!」

ジャン「.......今日の夕飯の肉あげるから...」

エレン「は!?」

ジャン「考え直してくれ...」

エレン「.....何でだよ?」

ジャン「そりゃあ.....ミカサが可哀想だからだ...」

エレン「あ~ミカサかぁ....」

ジャン「お前がいないと困る人間もいんだろ?アルミンとかも」

エレン「たぶん...ミカサも一緒に辞めるから良いよ」

ジャン「.....」

エレン「アルミンは強い芯があるからきっと大丈夫だ」

ジャン「.....」

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