魔王♀「け、結婚しろ!」勇者「断る!」 (74)

私の2作目になります。

1作目は酷い出来なのですが…張っておきます。

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勇者「うう…寒いなぁ…」ガタブル

勇者「どうしてこんな僻地に魔王は城を建てたんだ…?」ガタブル

勇者「吹雪で視界が悪すぎるし…」

勇者「暖をとれる場所は…」

洞窟を見つけた

勇者「洞窟だ…!助かった…」

-洞窟-

勇者「とりあえず…火打ち石は…」

勇者「ない…(´・_・`)」

勇者「どうしてこんな目に…」ウルウル

勇者「『勇者』なんかに選ばれなければ…」ウルウル

勇者「まあ、勇者の家家系に産まれたのだから仕方ない…」ハア…

勇者「性別まで偽り…男として育ってきたけど…」

勇者

「ああ…こんな所で死ぬのかなぁ…」

勇者「あれ…よく見ればこの洞窟」

勇者「奥まであるぞ…」

勇者「何かないかな…?」

勇者は奥へ進みはじめた

勇者「何か…暖かく感じる…」

勇者「あれ…あちらの方…明るいぞ!」

勇者「もしや…本当に…」

勇者は明るい方へ走った

勇者「嘘でしょ…」

-魔王城-

勇者「まさか…こんな所に…」

勇者「伝説の『魔王城』があったなんて…」

勇者「しかも…暖かくてのどかだ…」

勇者「だ、ダメだ!『打倒魔王』」

勇者「魔王を倒して…幸せになるんだ!」

勇者『宣誓処女』なんかクソくらえー!」

勇者「さあ…行こう」

-魔王城内部-

魔王「き、緊張するな…我は魔王…」ガタガタ
側近「お、落ち着いて下さい…魔王様」

魔王「だ、だって『勇者』が来るのだぞ!?」

側近「そうですが…私も落ち着きません…」

魔王「皆は避難させたか…?」

側近「ええ…5人とも地下へ…」

魔王「分かった…側近…」

側近「なんでしょう?」

魔王「我は必ず…やるぞ!」

側近「だ、大丈夫ですよ魔王!」

魔王「ゆ、勇者は黒髪が好きだろうか…?」ソワソワ

側近「私のような白髪よりも…魔王は可愛いですよ!」

魔王「側近…行ってくる…」

側近「お気を付けて…魔王様」ウルウル

-魔王の間-

勇者「つ、ついた…」

勇者「お、おい魔王…出てこい…!」ビクビク

魔王「わ、我はここだ!(あ、あれが勇者…かっこいい…)」

勇者「き、貴様が魔王だな…(男だったらよかったな…でも、可愛いな…)」

魔王「い、いきゃにも…(か、噛んじゃった)

勇者「わ、私が勇者だ

…!(私と同じで緊張してるのかな…?)」

くっさ

魔王「い、いきなりだが…」

勇者「な、なんだ…?」

魔王「い、言ってもいいか…?」ソワソワ

勇者「ああ…聞いてやる…!」

魔王「えっと…だな…」ソワソワ

勇者「(なんだ…?ソワソワして…)」

魔王「うう…い、いい!言えない!」ソワソワ

勇者「お、落ちつけ…魔王!(まさか…乙女なら分かるこの仕草…)」

魔王「お、お茶飲むか…?(な、何を言ってるんだ!我は!)」

勇者「い、いらん…(私の経験からするに…)」

魔王「そ、そうか…」ショボーン

勇者「やっぱり…もらう(いや…作戦かも…?)」

魔王「ああ…待ってろ!(と、とりあえず…茶を飲めば…)」

魔王「お、美味しいか…(うう…不味いなんて言われれば…)」ソワソワ

勇者「お、美味しいよ…(これは…同じ乙女として…)」

魔王「そ、そうか!(そろそろ…仕掛けないと…)」

勇者「そろそろ、戦おう…休憩も終わったし…(魔王…私は女だ…許せ…)」

魔王「ああ…(踏み出せ…我!)」

勇者「さあ…いくぞ!(可哀想だが…すまない…)」

魔王「ま、待て!(さあ…今だ!)」

勇者「な、何だ?(うう…私は君の気持ちは受け取れそうにない…)」

魔王「結婚しろ!」

勇者「断る!」

魔王「そ、そうだよな…ハハッ」ウルウル

勇者「いや…違うんだ…魔王!(分かるぞ…その気持ち…)」

魔王「敵同士だものな…」ウルウル

勇者「とりあえず…落ちつけ…な?(抱きしめて…事情を話そう…)」

魔王「うう…ひと思いにやってくれ…」

勇者「話を聞け…な?(可哀想に…だが私だって…)」

魔王「そうだよな…こんな角の生えた女なんて…」ポロポロ

勇者「か、可愛いから…な?(抱きしめて…やろう…うん)」

魔王「でまかせを…言うでない」ポロポロ

勇者「可愛いよ…魔王(めんどくさいな…)」

魔王「なら結婚しろ!」ポロポロ

勇者「分かった…言う!」

魔王「な、何をだ!」

勇者「わ、、私は…(クソ…言ってやるう!)」

勇者「女なんだ…!(言ってしまった…)」

魔王「う、嘘をつくな…!」ギロ

勇者「な、なら…」

魔王「何だ!」

勇者「許せ…魔王(私は悪くない…)」
ヌギ

魔王「な…そんな…」ウルウル

魔王「我は…我は…」ボロボロ

勇者「ああ…ごめんね…」ダキ

          /:./ /: : /: i: : :./ i.ハ: : : : :イ:ハ: : : : : : : : : i: :
          /:/ i: i: :|: :i:、:./ |.i. |: : : :.イ:i .|: ; : : : : : : :.|: :
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         i/  i: :|: :i: レイ=ミ、i 、ヾ/〃 . i/_i:_;i;.: : : :./: :
_____∧,、_ i: |∨i:ヤ{_ノ::::}`  `ーz-=≦、イ:i: : : : /: : :_____
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄r-,`i |`.ゝ弋zソ    {_ノ:::::}`i,レ:/: /: : : :  ̄ ̄ ̄ ̄

.          /  トく|: j///"     弋zソ .ノy': : :/i }:/
         /. ー".`tイ: {   `    `777 /: : :/ノイ i
         i  ー‐fi.|: :ゝ、  {>ー、 r-v-く: : : :/'" i i
.         i   ー{ ||: : : .|ヽ、`、 ノ ト {__,, ,\:/" ̄ ̄`ヽ
         ∧ ー'レ'|: : : :.|. /`iー-―.`{__, ,  |
.          }  i .|: : : :.|./ /ーァ‐/:{_ ,   .|

魔王「うわああああ…」ボロボロ

勇者「ごめん…魔王…ごめんね…(残酷だ…)」ヨシヨシ

魔王「我の純愛が…」ボロボロ

勇者「ああ…分かるぞ…とても(泣き顔もなかなか可愛いな…)」ギュギュ

魔王「もういい…あ、ありがとう…勇者…」

勇者「その…なんと言えばいいか…(だめだ…守ってあげたい…)」

魔王「我は…もう…」ウルウル

勇者「あ…泣かないで…ね?(もう百合でいいや…この娘を)」

魔王「さあ…煮るなり焼くなり好きにしろ…」ウルウル

勇者「じゃあ…(決めた…私はこの娘を愛します!)」

勇者「とりあえず…お友達から!」

魔王「え?なんだと…」

勇者「百合でも…いいんじゃない?」

魔王「こ、断る!」

百合か…糞スレだな。さっさとしね

勇者「私は…守ってあげたい…魔王を…(私は…百合だと気づけた…ありがとう!魔王)」ソワソワ

魔王「い、いらん…我は…同性愛など興味ない!」

勇者「うう…魔王…」モジモジ

魔王「我は…こ、子孫を残さねばならん!」

勇者「私もそうだよ…?」

魔王「だから…その…雄じゃないと…ダメなんだ!」

勇者「愛さえあればなんとかなる!」

魔王「だから…その性交をしなくては…」

エロはあるんです?

何も考えずに話進めたらこうなった…

勇者が魔王のお見合い相手を探す旅にする話にしようと思ったのみに…

ちょっとタイムスリップして過去に戻っていいですか?

エロ描写は入れたくないかな…

流石に百合はねぇな…

タイムスリップします。

11のおわりから

魔王「どうすればいい…勇者…?」

勇者「何が…?」

魔王「側近達に勇者を落とすと約束したのに…」ポロポロ

勇者「大丈夫だよ!魔王!」

魔王「え…?」

勇者「魔王は顔立ちもいいし、素質あるよ!」

魔王「だから…何だ…!」

勇者「一緒に探すよ…相手?(ついでに私の相手もな…)」

魔王「な、何を言う…!?お前は勇者で我は魔王だぞ!」

勇者「だけど同じ『恋する乙女』だしょ?」

魔王「うう…優しいんだな…勇者」

勇者「まあまあ…(コイツをエサにすれば…イケメンが)…ウヘヘヘヘ」

魔王「ちょっと…紹介する者達がいる…」

すまない…寝る。

百合ssになってすまない…

これからの展開が思いつかん…

魔王「側近…もういいぞ!」

側近「ああ…魔王様お怪我は…?」ダキ

魔王「ああ…問題無い…」

側近「こちらが…?」

魔王「ああ…『夫』だ…(すまない…側近)」

勇者「こんにちは…(上手く合わせなければ…)」

?「へぇ…貴方が勇者ねぇ…」

勇者「はい…(コイツ…サキュバスか?)」

サキュバス「まあ…魔王を様を頼むわよ…?勇者くん」

勇者「(やべぇ…吸われるかと思った…吸えないけど…)」

?「貴様…目がまっすぐで…流石勇者だ…」

勇者「ありがとう…(コイツは嫌いなタイプだ…)」

龍娘「まあ…よろしく頼む!」

?「あ、あの…」

勇者「はい…?(ああ…めんどくさいのが…)」

狐娘「わ、私…狐っていいます…が、頑張ります!」

勇者「(何を頑張るんだろ…?)」

?「おいおい…勇者様じゃねーか?」

勇者「こ、この声は…?(イケボだ!)」

ゴブリン「よろしくな…!勇者!」

勇者「ああ…よろしく…(ち、、チキショー!)」

魔王「(すまない…勇者)」

魔王「じゃ、じゃあ私達は新婚旅行へ行く…」

勇者「そ、そうだな…」

側近「は、早過ぎですよ!?」

魔王「いいだろう…勇者?」

勇者「ああ…」

側近「まあ、楽しんで来てくださいね!」

魔王「無論だ…!(側近…すまない)」

-外-

魔王「あてはあるのか…?」

勇者「当たり前じゃん!」

魔王「それは…?」

勇者「『王都』だ!」ドヤ

魔王「王都だと!?」

勇者「うん…王都」

魔王「それは私に捕まれと言っているのか…!?」

勇者「違うって…」

魔王「何がだ…!捕まえるに決まっている!」

勇者「少しの間だけ…ね?」

魔王「どういうことだ…!?」

勇者「魔王が私に捕まったフリをして王都に入る…」

勇者「そしたら…王の間へ通される…」

勇者「そこで王子に結婚を申し込んで…」

勇者「魔王は魔族と人間の同盟の象徴として王子と結婚すればいい…」

勇者「相応しいしいいじゃん!(私は秘書官のイケメンと…)」

魔王「しかし、王子の見た目もそうだが何一つ知らん…」

勇者「ま、まあいい人だよ…(凄くチビ以外は…)

魔王「とりあえず…会おう!」

勇者「よーし…縛るよ♪」

勇者「準備いいね?」

魔王「無論だ…」

-王の間-

秘書官「勇者が魔王を連れ、帰還したようです…」

王子「通せ」

秘書官「ただちに…」

パカ…ゾロゾロ

勇者「ただいま戻りました…王子」

王子「その者が?」

勇者「ええ…魔王です…」

魔王「ううう…(なかなかではないか?)」

王子「魔の王…顔を見せよ…」

魔王「あ、ああ…(か、可愛い…王子)」

王子「き、貴様が魔の王か…?」

魔王「は、はじめて…わ、わたちが魔の王だ!(また噛んじゃった…)」

「おいおい…なかなか可愛いじゃないか…」

「あれが魔王か…」

「魔王じゃなくて天使だ…」

王子「こら…静まれ!」

勇者「(好印象じゃん…魔王)」

魔王「貴方がに、人間の王か…?」

王子「そうだが?」

魔王「私は皆に迷惑をかけたことを謝りたい…」

王子「何をだ…?」

魔王「だって…私は…その…ま、魔王だから…」ソワソワ

魔王「人間に多分…迷惑をかけたと思う…」

王子「いや…そんなことない…!」

魔王「え…?」

王子「むしろ魔族は人間に尽くしてくれた!」

魔王「でも…勇者が討伐しに…」

王子「討伐?違う…実は…」

勇者「(ヤバイよ…イケメンだと思って勝手に会いに行ったなんて…)」

王子「私の嫁として迎えようと思ったのだ!」

魔王「な、なんと…!」

勇者「(・∀・)」

王子「だが勇者に頼もうとした時にはもう向かっていてな…」

王子「だが…無理やりではない!」

王子「私と結婚してくれないか…?」

魔王「う、うああああ…」ボロボロ

王子「す、すまない…忘れてくれ!」

魔王「いや…嬉しいんだ…我は…」ボロボロ

魔王「もらってください…」ポロ

王子「よ、喜んで!」

え~~っ!?
百合ルートで全然良かったのに~っ!!

あ、今の書き終わったら百合ルートもお願いします

百合ルート…考えといきます…

とりあえず…これを終わらせる!

勇者「(さて…こっちも本気だす…!)」

勇者「王子!」

王子「な…何だろう?」ビク

勇者「恐れいりながら…褒美を頂けないでしょうか…?」

王子「そ、そうだな…!」

勇者「ああ…ありがとうございます!」

魔王「褒美なら我が…!」

勇者「な、何を?

魔王「もう呼んである!」

勇者「え…?(嫌な予感…)」

?「待たせたな!勇者!」

勇者「こ、このイケボは…」

ゴブリン「結婚しろ!」

勇者「断る!」

まだ…続くかも?

別ルートいきますね。

別次元のお話

妹「うう…苦しいよ」ゼェゼェ

勇者「だ、大丈夫だ!私がついているぞ」

妹「姉さん…うう…」

医師「さあ、着きましたよ!」

勇者「お医者様…!妹は?!」

医師「あまり…よろしくない…」

勇者「そ、そんな…」ウルウル

医師「だが、この病には唯一治せる『秘薬』があります…」

勇者「そ、それは!」

医師「『魔王の角』と言われています…」

勇者「そ、そんな…」ウルウル

医師「妹さんは長くても…1年ほどで…」

勇者「なら…『魔王の角』持ってきます!」

妹「お、お姉ちゃん…?」ゼェゼェ

医師「な、不可能だ!」

勇者「だが…やるしかないだろう…!」ビシ

6ヶ月後

-魔王城-

勇者「妹は…必ず救う…!」

勇者「さあ…参る!」

ドーン

魔王「な、貴様…!勇者か?」

勇者「そうだ…勇者だ!」

側近「さ、下がって下さい!魔王様…!」

魔王「いや…私が!」

ゴブリン「行きましょう!魔王様…!」

魔王「な…はなせ!このイケボゴブリンが…!」ジタバタ

ダダダダ

勇者「悪いが…時間はない!どけ!」カッ

側近「わ、私を倒せば通します!」

勇者「なら…」ザク

側近「い、いつの…間に……」バタ

勇者「案ずるな…命はとらない…」

側近「うう…魔王様…お許し下さい」

勇者「(角を手に入れなければ…)」

ダダダダ

ゴブリン「魔王様…!早く!」

魔王「うう…側近…」ボロボロ

ゴブリン「側近様は大丈夫で………グハ」バタン

魔王「な…ゴブリン?」ボロボロ

勇者「案ずるな…傷は浅い…」

魔王「ゆ、勇者…貴様…!」ボロボロ

勇者「側近も生きてる…」

魔王「な、何が目的だ!金か?名誉か?」

勇者「貴様の首だ…!」ギロ

魔王「断る!」

勇者「なら…側近は死んでしまうな…残念だ…」

魔王「な…?」

勇者「生かしたのには…理由がある」

魔王「何をするつもりだ…?」

勇者「この声聞こえるか?」

「魔王様…うう…」

魔王「そ、側近!」ウルウル

勇者「貴様が首を差し出すと言えば助かる…しかし断れば…」

「な…何?これ…?」シュー

勇者「爆死する…」

魔王「うう…貴様…!」ウルウル

勇者「導火線は長くない…3分間待ってやる!」

魔王「側近は…やめてくれ…頼む…」ボロボロ

勇者「なら…首を差し出せ…」
シャキーン

魔王「うう…すまない…側近…生きてくれ…」ボロボロ

「魔王様…魔王様…」

勇者「側近を見殺しにするか?それとも貴様が死ぬか?」

魔王「分かった…首を差し出す…だから側近は…妹は…」ボロボロ

勇者「妹…?」

魔王「ああ…妹なのだ…」ボロボロ

勇者「そうか…(私と同じか…)」

魔王「最後に…いいか?」

勇者「なんだ…?」

魔王「妹に…愛してる…と」ボロボロ

勇者「分かった…伝えよう…」

「姉さま…うう…姉さま」

魔王「うう…妹…すまない…」ボロボロ

勇者「さ、さあ…いいか?」

魔王「うう…構わない…」ボロボロ











勇者「(自分の妹を助けるために他人の姉妹を引き裂く…私に出来るのか…?)」

魔王「うう…早くヤレ!」

勇者「(角だけ拝借することはできないのか?)」






































































勇者「ああ…クソッ!」

ゴブリン「」

勇者「回復魔法」

ゴブリン「な…!」

勇者「死にたくなければここから去れ…!」ギロ

ゴブリン「し、しかし…私は…!」

勇者「ああ?」シャキーン

ゴブリン「ひぃ…」ダダダダ

魔王「な、何を?」


勇者「大人しくここでつっぷしていろ!」

ダダダダ

魔王「な…」

側近「うう…火が…火が…」

勇者「うわあああああ」

側近「ゆ、勇者…!」

シュー

側近「な、何を!?」

勇者「猶予を与える…」

(何が起きてるのか分からないのって俺だけか?)

魔王「ハァハァ…妹!」

側近「姉さま…」ウルウル

側近「うう…」ボロボロ

魔王「よく頑張ったな…」ナデナデ

勇者「(私も暫く妹の頭を撫でていない…)」

魔王「勇者…」

勇者「な、なんだ?」

魔王「望みがあって私達を助けたのだろう…?」

勇者「そうだ…」

魔王「妹の命以外は何でもくれてやる…!」

側近「ちょっと…姉さま!」

魔王「お前は…生きろ!」ウルウル

側近「姉さま…」ボロボロ

魔王「さあ…斬れ!」

勇者「わ、私は…」

側近「やめてください…勇者!」

側近「どうか…魔王様は…姉さまだけは…」ウルウル

勇者「首が欲しいんじゃない…!」

魔王「な!?」

勇者「『魔王の角』が欲しいんだ…」

魔王「どうして…?」

勇者「妹が…病気なんだ…」

魔王「詳しく…教えてくれ…」

カクカクシカジカ

側近「それは…」

魔王「辛いな…」

別ルートというか…

2本立てですね…

すみません。

勇者「頼む…角を譲ってはくれないだろうか…?」

魔王「そ、それは…」

側近「とりあえず…妹さんに会ってみたいですね…」

勇者「あ、会う!?」

魔王「そうだな…本当に妹が病気かも分からないからな…」

勇者「(魔族なんかに…)」

勇者「(やむ終えない…)」

勇者「分かった…転移魔法は使えるか?」

-勇者の家-

魔王「ここが…」

勇者「私の生家だ」

側近「可愛い納家ですね…」

勇者「……」

勇者「中へ…」

魔王「ああ…お邪魔します」

?「勇者!?」

勇者「魔法使い…久しぶり…」

魔法使い「うう…死んでしまったかと」ウルウル

勇者「ああ…帰ってきたぞ!」

魔法使い「えっと…そちらの方々は?」

勇者「ああ…」

魔王「魔王だ!」(`・ω・´)キリッ

魔法使い「あははは…冗談を…角!?」

勇者「大丈夫だ…彼女らは敵意はない…と思う」

魔王「な、ない…!勇者の妹を救いにきたのだ!」

側近「それより…妹さんは…?」

魔法使い「ああ…待ってね!」

勇者「(悪の化身を普通に通すなよ…)」

妹「うう…お姉ちゃん…」ヨタヨタ

魔法使い「ああ!寝てて!」

勇者「ただいま…」ブワ

妹「お帰り…お姉ちゃん」

勇者「とりあえずさあ…ベットで寝ているんだ」

魔王「(あんなに若いのに…)」ウルウル

側近「(可哀想に…)」ウルウル

勇者「さあ…分かっただろう?だから角を…」

魔王「彼女に触れさせてもらえないか?」

勇者「そ、それは…」

魔王「頼む…」ウルウル

側近「私からもお願いします…!」

勇者「分かった…少しだけだ!」

魔王「ああ!任せろ!」

ダダダダ

勇者「はぁ…」

側近「勇者…」

勇者「どうした?側近」

側近「私はまだ…貴女を許してませんからね…!」

勇者「ああ…その…悪かった」

側近「な、まあ…いいでしょう//」

-妹の部屋-

魔法使い「あの…魔王さん」

魔王「何だ?」

魔法使い「ホンモノの『魔王』何ですか?」

魔王「そうだ…勇者に捕まってな…」

魔法使い「すごいですね!魔王さんなんですか!」

魔王「ああ…ありがとう…」

妹「貴女…魔王さん?」

魔王「ああ…身体はどうだ?」

妹「今日は…調子がいいんです…」ボソ

魔王「ああ…」

妹「あの…どうして私に?」

魔王「私は人間に触れてみたくて…」

魔王「なんて言うのは嘘だ!」

妹「え…?」

魔王「お前を救いたい…」ウルウル

魔法使い「魔王さん…」

妹「えへへ…いい人ですね」

魔王「魔族だ!」

妹「私…触れていいですか?」

魔王「え…?」

妹「さあ…手を出して…」

魔王「あ、ああ…」サァ

妹「あったかくて…あれ?身体が軽く…!?」

魔法使い「まさか…魔翌力で妹ちゃんの身体が…」

魔王「え…?」

魔法使い「いいこと思いつきました!」

-勇者の家の居間-

勇者「うう…眠い」

側近「少し横になってみれば…?」

勇者「あくまでも信用した訳ではない…!妹を治すためだ…」ウトウト

側近「そうですね…でも、寝てください」

側近「貴女にまで倒れてられては困ります!」

側近「貴
女以外に誰が妹ちゃんを守るんですか!」
勇者「私は…」

改行ミスしました…

側近「私達を信用してください…」

勇者「そうだな…信用してやろう…今は」

側近「毛布持って来ますね」

勇者「ああ…ありがとう」

側近「(頑固だけど…いい人間…でもまだ許してないからね…)」

ダダダダ

魔法使い「勇者!!」

側近「静かにして下さい!起きてしまいます!」

勇者「zzzz」

魔法使い「ああ…すみません」

側近「何かあったんですか?」

魔法使い「ああ!名案が思いつきましてね…カクカクシカジカ」

側近「それは…賛成です!」

魔法使い「勇者はどう言うか分からないけど…」

側近「私が説得させます…!」

魔法使い「あの…訊いてもいいですか?」

側近「はい」

魔法使い「どうして…私達『人間』を助けるんですか?」

側近「『人間』を助けているのではなく…『妹』さんを助けたいだけです…」

魔法使い「そうですか…」

側近「そろそろ夕時ですね…さあ、夕食の支度を…」

魔法使い「私がやりますから、休んでてください!」

側近「い、いや…何かさせてはくれませんか?」

魔法使い「なら…村の井戸水を汲んで来てください!」ニコ

側近「わ、分かりました!」

前の話とのつながりとかじゃなくて
この話自体で何が起きてるかが
分かりにくいと言ってるんだと思うぞ

-村の井戸-

側近「(フードを被って来たけど…人が多いな…)」

側近「(バレないように…)」

?「うわ!すげええ『魔族』だ!」

?「うわ!本当だ!」

側近「(バ、バレた!)」

?「やめてください…」

子供1「魔族は[ピーーー]!」

子供2「そうだ![ピーーー]!」

狼娘「うう…やめてください…」

側近「(クソ…ガキが…しかし騒ぎは起こせない…)」

子供1「俺な!今父ちゃんの剣が鞄にあるんだ!」

子供2「それでどうするの?」

子供1「コイツの耳をはいでやる!」

側近「(な…)」

子供2や「やろうぜ!」

狼娘「や、いや…」ボロボロ

側近「(もう見ていられない…)」

子供1「おりやあああ」

狼娘「いや…!」ボロボロ

側近「『風切り』」バッシューン

子供1「うわあああああ剣が…」

「何だ!」「子供が襲われたぞ…!」

側近「しまった…」

狼娘「あ、あの…」

側近「さあ!来い!」

「魔族の奴らだ…!」「許さねぇ…!」

狼娘「うう…」

側近「逃げるぞ!」

-勇者の家-

勇者「zzzz」

妹「魔王さんは彼氏いるんですか…?」

魔王「な…//」

魔法使い「もうすぐご飯出来ますよ~♪」

バッシューン

魔法使い「何ですかね?」

勇者「な、何だ!」

魔王「この音は…側近…」

「あっちだ!ヤレ!」「仕留めろ!」

魔王「クソ…助けねば!」

勇者「待て!迂闊に出るな!」

勇者「私に任せろ…!」

魔王「頼む…側近を救ってくれ…」ウルウル

勇者「妹の事を頼む!魔王!」

魔法使い「くれぐれも気をつけて…」

勇者「ああ…当たり前だ!」

上の話とは別の話ですね…

上の方がすぐ終わったので…

スレが勿体無いので書いてます。

すみません…

側近「ハァハァ…しつこい…」

狼娘「大丈夫ですか…?」

側近「子供を襲われた罪で追われているんだ…大丈夫な訳あるか!」

狼娘「す、すみません…」

側近「案ずるな…私は魔王軍だ!」

側近「すぐに魔王様が助けてくれる…」

狼娘「うう…側近さん」

側近「どうした?」

狼娘「脚が…」ジワァ

側近「な、出血している…」

側近「魔翌力もほぼ使ってしまった…」

狼娘「わ、私を置いて逃げて下さい…」

側近「何をバカなことッ!」

狼娘「いいんです…私はどうせ1人ですから…」

ベシ

狼娘「側近さん…?」

側近「お前を置いていくか判断するのは私だ…!」

側近「だから…そんな事言うな!」

狼娘「は、はい…」

「居たぞ…!」

側近「おのれ…行くぞ!捕まれ!」

狼娘「はい!」

側近「ハァハァ…」

狼娘「ハァハァ……」

「待てー!」「仕留めろ!」

側近「(数が多すぎる…)」

側近「(振り切るのは不可能か…)」

側近「聞け!人間!」

狼娘「な、何を!?」

側近「私は魔王様直々の下僕の側近だ!」

狼娘「えっ…?」

「おいおい…あれが魔族の…」「大変だ…勇者様を呼べ!」

側近「(この我が勇者に頼るとは…情けない…」)

?「勇者なんぞ必要ない!」

「あれは…女騎士様…」「美しい…」


側近「な…!?」

女騎士「私が始末しよう…」

側近「(人間を傷つけてはマズイのに…クソ…)」

女騎士「その娘はどいていろ…!」

側近「狼娘…離れていろ!」

女騎士「貴様が魔王に仕える側近か…」

側近「お前は王国直属の騎士様ではないか…」

女騎士「お前が人間の子供を襲った罪は重いぞ…!」

側近「あれには理由が…」

女騎士「黙れ…!」

女騎士「魔族なんて獣を信用するか…!」

側近「(く、勇者…やるしかないか…)」

側近「く、やってやる…!」

女騎士「参る!」

側近「(もう…魔翌力は残っていない…)」

側近「(ここまでか…)」

ガキィーン

側近「な…!?」

勇者「ま、間に合った…」フゥ

側近「ゆ、勇者…!」

「勇者様が魔族を助けぞ…!」

女騎士「どけ…勇者!」

勇者「この魔族は私が引き取らせてもらう…!」

女騎士「何を言う!子供を襲ったのだぞ…!」

勇者「何か理由があったんじゃないのか…?」

勇者「こんな大きな村で大胆に子供を襲う凶暴な魔族には見えないが…?」

女騎士「魔族は斬る…!それだけだ…!」

勇者「頭ごなしに斬っていてはキリがないんじゃないか?」

女騎士「黙れ…!私は…!」

勇者「理由くらいは訊いてもいいんじゃんじゃないか?」

勇者「さあ…子供を襲った理由を話してみろ?」

側近「私は…助けたかったんです…彼女を…」

狼娘「う…」ウルウル

女騎士「勇者…!信じるな!」

「そうだ!」「魔族を信じるな!」

側近「本当なんです…勇者!」

勇者「なら子供に魔法を撃った経緯を教えて欲しい…」

側近「カクカクシカジカ…でして…」

勇者「その子供達は?」

女騎士「どうせ全て嘘だ…!斬れ!」

「そうだ!」「やっちまえ!」

側近「うう…」

?「その…ごめんなさい!」ボロボロ

側近「な!?」

狼娘「あ…」

子供1「俺が悪いんだ…!狼の魔族の耳をはいでやろうとして…」ボロボロ

子供2「ごめんなさい…ごめんなさい!」

「この子供達が…」「魔族がこの娘を助けようとして…」

側近「け、怪我はないか!?」

側近「いきなりすまなかった!」

側近「許してくれ…」

子供1「僕らこそ…」

勇者「納得したか?女騎士…」

女騎士「うう…次は許さん!」

ヒヒーンパカラパカラ

勇者「おい…子供達」

子供1「はい…」

勇者「狼娘にも謝るんだ…」

子供12「ごめんなさい…!」

狼娘「いいんです…だから…」

狼娘「「今度は遊んでくださいね?」」ニコ

子供「(天使だ…)」

勇者「さあ…帰ろう?」

側近「しかし…私は」

勇者「魔族の保護も仕事だ!」

側近「そ、そうだな!」

「魔族の姉ちゃん…ごめんな…」「許してくれ…」

側近「心配…ありません」

側近「私は魔王軍の将軍ですから」ニコ

勇者「(え…魔王が将軍じゃないのか?)」


-勇者の家-

勇者「ただいま…」

側近「戻りました…」

魔王「側近…!」ウルウル

側近「ああ…すみません…魔王軍!」ヨシヨシ

勇者「なかなか大変だった…」

魔法使い「ご飯出来てますよ?」

勇者「もらおう…」

勇者「妹は…?」

魔法使い「それが…魔王さんといると元気になる…と」

勇者「それは…!?」

魔法使い「魔界に妹さんを連れて行っては?」

魔王「ああ!いいところだぞ?」

勇者「断る!」

勇者「魔王の角があれば充分だ…!」

魔王「それは私が…」

勇者「ああ…分かっている」

側近「どうすれば…?」

前作貼れてないぜ。

http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs

女勇者「魔王城というより…館?」

です。

魔王「実は…昔に聞いた話なんだが…」

勇者「何だ?」

魔王「私の先祖が建てた隠れ家があって…その奥の部屋に全ての病、傷を一瞬で癒す石があるんだ…」

勇者「ほう…続けるんだ」

魔王「一度、勇者の襲撃を受けたが…色々あって勇者と生涯暮らしたらしい…」

勇者「(色々が知りたい…)」

側近「(詳しくは1作目を見てください…勇者)」

勇者「ああ…」

魔王「まだ現存するかは定かではないけど…」

勇者「なるほど…」

魔王「その…行ってみるか?」

勇者「角はダメなのか?」

魔王

ミス…

魔王「駄目なのだ!」

勇者「な、なんだと!?」

魔王「頼む…角は…」ウルウル

勇者「だが…」

側近「わ、私は!」

勇者「魔王にしか興味ない…」

これな。貼っておく。
女勇者「魔王城というより…館?」
女勇者「魔王城というより…館?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376488719/)

魔法使い「行きましょうよ!館に!」

魔王「そ、そうだ!地図もあるぞ!」

側近「お弁当つくりますから…!」

妹「行ってあげようよ…お姉ちゃん…」

勇者「分かった…行くよ」

魔王「楽しみだな!」

側近「ええ!魔王様…!」

勇者「準備しろ…明日には出る」

魔法使い「私は?」

勇者「妹は隣に預けるから来ていいぞ」

魔法使い「や 、やった!」

魔王「よかったな!魔法使い」

魔法使い「ええ!楽しみで寝れませんね!」

勇者「(石…あってくれ…)」

65さん…

ありがとうございます!

あっちでも指摘されてるが↓のスレが今書いてる話用で立てたスレ?
もしそうならこっちでやる以上、早くHTML化依頼しないと駄目だし
仮に別の話として立てたなら立て逃げと同じ状態だし
どっちにしても放置したままなのは無責任すぎだよ

勇者「その…秘薬って?」医師「魔王の角です…」

勇者「とりあえず…風呂に行こう」

-風呂-

勇者「はぁ…」

勇者「魔王を捕まえたと思えば…」

「魔法使い…乾パンあるぞ!」「あ!乾パン下さいよ!」

勇者「騒がしい…」

ガラガラ

勇者「な、な、な…!?」

側近「その…私もいいですか?」

勇者「あ、あ…ああ!//」

側近「驚かないでくださいよ…あくまでも同性ですよ?」

勇者「う、うむ…」

側近「その…今日はありがとう…ございました…」

勇者「と、当然だ!」

側近「勇者さんも…可愛い一面もあるんですね!」

勇者「か、可愛い…//」

側近「いつも冷静なのに、風呂で他人と湯に入るだけで照れるんですもの…」

勇者「か、からかうな…//」

側近「よく見れば…その髪もツヤツヤで…」

勇者「お、お世辞はいらん…//」

側近「お世辞じゃないです!勇者…は…えっと…」モジモジ

側近「す、素敵な方です…!」

勇者「しゅ、素敵…//」

側近「だから…自身をもってください!」

勇者「あ、ありがとう…そうする」

勇者「あの…いいか?」

側近「ええ…はい」

勇者「角…触れていいか?」

側近「えっと…す、少しだけですよ…//」

勇者「ああ!」

ツル…

側近「う…//や、優しくしてくださいよ…//」

勇者「あ…すまない…」

側近「つ、次は…優しくしてくださいね!」

勇者「次?」

側近「な、何でもないです…!じゃあ出ますね!」

勇者「ああ…」

側近「(な、何で…勇者にドキドキしてるんだろ…私)」

勇者「(何か…角硬すぎじゃないか?)」

スレが立てれなかったし…こっちが余ってたんで仕方なく…

またアレンジ加えて立てますんで予告程度に読んでください。

-翌朝-

勇者「さあ!いくぞ」

一同「「おう!」」

まだまだ旅は続きます。

続編は別スレにて…

もう他にスレ立てんな
全部ここでやれ

sagaをメ欄に入れとけ

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