P「あみまみちゃん。」 (59)


亜美「亜美です。」

真美「真美です。」

亜美真美「二人合わせて、あみまみちゃんです。」

亜美「まぁ、二人しかいないんだけどね。」

亜美真美「……。」

真美「ねぇ、亜美?」

亜美「どしたの、真美?」

真美「みんないなくなちゃったね。」


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亜美「ばらばらに……なっちゃたね。」

真美「アイドルやりたかったね。」

亜美「そだね。」

真美「ステージ、みんなで立ちたかったね。」

亜美「そだね。」

真美「でもね、これが運命だからね。ちかたないね。」

亜美「うん、ちかたないね。」

真美「真美たちには、どうしようもなかった……もんね。」

亜美「うん……亜美たちの手には負えなかったよね……。」

真美「あっけなかったね。」

亜美「社長とピヨちゃん、死んじゃったもんね。」


真美「かなちいね。」

亜美「うん、かなちい。」

真美「でも、ちゃんとお葬式出来て良かったね。」

亜美「ホントにそうだよね。」

亜美「侵略が進んできたら、もう誰が死んでもそんなことする暇なくなったもんね。」

真美「パパとかママとかね。」

亜美「逃げるのに、必死だったもんね。」

真美「ちかたないよ。」

亜美「うん、ちかたない。」


真美「ねぇ、亜美。」

亜美「なぁに、真美?」

真美「ここに、パパとママのお墓建てようよ。」

亜美「こんなところに?」

真美「だって、このままだったら立てれないでおわっちゃうよ。」

亜美「それもそっか。」

亜美「じゃあ、ここでいっか。」

真美「うん。」


真美亜美「なむなむ。」

真美「亜美、765プロのみんなの無事をパパとママに祈ろうよ。」

亜美「でも、効果あるかな?」

真美「わかんない。」

真美「けど、祈らないよりは神様もかんがえてくれそうじゃん。」

亜美「あっ、そっか。」

真美「だから、ここでお祈りしよう。」

亜美「うん。わかった。」

亜美「なむなむ。」

真美「みんな、元気でいますよーに。」


真美「亜美?起きてる?」

亜美「起きてる……けど、ねむいよ。」

真美「こんなところで、寝たらダメだよ。」

真美「風邪ひいちゃうっしょ。」

亜美「あふぅ。」

真美「あふぅ……ってミキミキみたいだね。」

亜美「ミキミキ、まだ追いつかないのかな?」

真美「あのね……亜美……」

亜美「ミキミキ、『ミキ、ちょっと寝るの』って言ってから起きてこなかったもんね。」

真美「……そだね。」

亜美「置いてきてよかったのかな?」

真美「ミキミキなら大丈夫っしょ!」

亜美「そっかぁ。そだよね。」

亜美「ミキミキ、本当に幸せそうな寝顔だったなぁ……。」

亜美「みんな、泣くほど羨ましかったのかな。」

亜美「いおりんもりっちゃんも、めっちゃ泣いてたもんね。」

真美「……。」


真美「ほら、亜美。もう少しで、次の街だよ。」

真美「きっと、いっぱい食べ物あるよ。」

亜美「やったー!めっちゃ、お腹すいてたもんねー!」

真美「ちょっと、真美が様子見てくるからさ、ここで亜美は待ってて。」

亜美「やだ。」

真美「ちょっ……亜美……わがまま言わないでよ。」

亜美「だって、前もそうやって言って、ひびきんとお姫ちん帰ってこなかったし……。」

亜美「真美も帰ってこなかったらやだよ。」

真美「亜美……。」


亜美「なんで、帰ってこなかったんだろ。」

真美「……お姫ちんは大食いだから、きっとみんなの分食べちゃって、合わせる顔がなくなったんだよ。」

亜美「え、そんなに食べるかなぁ。」

真美「食べるよ。ひびきんも『うぎゃー、貴音が全部食べちゃったの止められなかったぞー!これじゃ、もう戻れないさー!』みたいな感じでさ」

亜美「そうかなぁ。」

真美「そうだよ。」

亜美「そっか。」

亜美「でも、亜美も一緒に探索にいくよ。」

真美「どうちても?」

亜美「どうちても。」

真美「ちかたないなぁ、一緒に行こ?」

亜美「うん。」


真美「うわぁ、街の中瓦礫だらけだなぁ。」

亜美「あぶないね。」

亜美「あ!真美!見てみて!大きい穴だよ!」

真美「亜美、危ないからそんなに近寄っちゃダメっしょ?」

亜美「ごめん。」

真美「気をつけてね。」

亜美「うん。」

亜美「穴といえばさ、雪ぴょんも穴に埋まってたよね。」

真美「穴掘ってうまってますぅ〜って、言ってたもんね。」

亜美「まこちんも一緒だったよね。」

真美「まこちん強いから、雪ぴょんのこといつも守ってたね。」

亜美「そだね。」


亜美「でも、穴から出てこなかったね。」

真美「……たぶん、穴掘って逃げたんだよ、安全なとこに。」

亜美「そんなに、掘れるの?」

真美「雪ぴょんならできるっしょ?」

亜美「まこちんも一緒に?」

真美「一緒に。」

亜美「そっか。」

真美「そうだよ。」

亜美「もし、真美が逃げるときは亜美も連れてってね?」

真美「?」

真美「そんなの当たり前っしょ?」

亜美「そっかぁ……そだよね。」

真美「……?……変な亜美。」

真美「とりあえず、この穴から離れよ?」

亜美「うん。」

真美「亜美!ここに、いっぱい食料あるよ!」

亜美「すごいよ真美!缶詰とかお菓子とかいっぱいだね!」

真美「これでしばらくは持ちそうだね。」

亜美「ひさびさに、お腹いっぱいおいしいもの食べれそうだよー!」

真美「……ごめんね、亜美。最近乾パンばっかりで、飽きてたよね?」

亜美「?真美が謝る必要なんかないっしょ。」

亜美「なかなか手に入らないから、ちかたないもん。」

亜美「まぁ、いおりんだったら『こんな庶民の食べ物なんか食べられるわけ無いでしょ!』とか言うかもしれないけど。」

真美「あ、今のめっちゃ似てたー!」

真美「でも、やよいっちいたら、絶対そんなこと言わないよねー。」

亜美「いおりんは、やよいっちにあまあまですからなー。」


亜美「二人共、今頃どこにいるんだろね?」

真美「水瀬財閥の力で、逃げたんじゃない?」

真美「やよいっちも、いおりんと一緒に逃げてたし。」

亜美「あー、なるほど。」

亜美「でも、やよいっちだけっておかしくない?」

亜美「亜美たちのことも助けてくれればよかったのに。」

真美「……いくら、水瀬財閥でも緊急事態だから、」

真美「仕方ないとこはあるっしょ。」

亜美「そっか。」

亜美「無事だといいね。」

真美「……うん。」

真美「そだね。」


真美「亜美、海だよ!」

亜美「うわぁ、綺麗だね!世が世なら亜美たちのせくちーなボディで、ファンのみんなを悩殺できてましたな〜。」

真美「んっふっふ〜!そんなの余裕っしょ!」

亜美「ここの海は赤くないね。」

真美「赤くないから、泳げるよ。」

亜美「赤いと泳げないの?」

真美「泳げなくはないけど、なんか危ないっぽいよ。」

亜美「でも、あずさおねえちゃんとりっちゃん泳いでたよね。」

真美「……。」

亜美「泳いでどっかいちゃったね?。」

真美「……。」


真美「……二人共おっぱい大きいから。」

亜美「大きいから?」

真美「しぼーが多いって、ことっしょ?」

亜美「しぼーが多いと泳げるの?」

真美「……しぼーが多いと、水に浮きやすいんだよ!」

真美「前に、パパが言ってたよ。」

亜美「ふーん。」

亜美「さすが、真美隊員!博識ですなぁ!」

真美「……。」



亜美「真美?」

真美「……!?あ……あ、んっふっふ〜!せくちー美少女探偵になるためには、知識が必要なのだよ、亜美くん!」

亜美「ははー。じゃあ、千早おねえちゃんには無理だね。」

真美「そうだね、ふふっ、千早おねえちゃんにはナイショだよ!」

亜美「う.ん。」

真美「二人だけの秘密だよ!」

亜美「うん……ってか、二人だけしかいないから、他の人になんて言えないよー。」

真美「そっかー。」

亜美「うん。」

亜美真美「……。」


真美「ねぇ……亜美?」

亜美「どったの真美?」

真美「真美たち、アイドル続けられてたらどうなってたのかな?」

亜美「んー。」

亜美「もちろん、売れっ子しょー!」

亜美「ユニット組んだりとか、芸能人運動会出たりとか。」

真美「いいねー!765単独ライブとか!」

真美「あとは、ライバルとの熱い対決!」

亜美「卑怯な手段を使うライバル事務所!大手の圧力にも負けず、せーせーどーどーと!」

真美「いくつもの衝突を乗り越えて、真美たちはトップアイドルに!」


亜美「んっふっふ〜!王道のストーリーだね!」

真美「まさに、だいたんえん?ですなー!」

真美「んっふっふ〜!」

真美「……。」

真美「亜美。」

亜美「ん?」

真美「もう少し、落ち着いたらさ……。」

亜美「うん。」

真美「また皆で、いっしょに……。」

亜美「……。」

亜美「……そだね。」


亜美「はぁ……はぁ……。」

真美「亜美!?しっかりしてよ!!」

亜美「亜美……死んじゃうかも……。」

真美「そんなこと言っちゃダメっしょ!!」

真美「ほら、しっかり食べて!!食べなきゃ元気になれないよ!!」

真美「真美の分のクッキーもあげるから!!亜美!!」

亜美「……クッキーといえばさ、はるるんのクッキー美味しかったな……。」

真美「そんなこと言ってる場合じゃないっしょ!!いいからほら!!」

亜美「……どっかーんって来た時から、離れ離れになっちゃったね。」



真美「……大丈夫。はるるんは無事だよ!!」

真美「千早おねえちゃんが助けに行ったじゃん!!」

亜美「でも……。」

真美「大丈夫だってば!!だから、亜美も!!ほら!!」

亜美「戻ってこなかったよね……。」

真美「亜美!!いいから!!食べて!!死んじゃうよ!!」



亜美「……ねぇ、真美?」

真美「食べてよ……お願い……。」

亜美「そろそろ、認めようよ……。」

真美「……お願いだから…………。」

亜美「真美……ちゃんと聞いて……。」

亜美「現実を見て……。」











亜美「みんな……死んじゃったんだよ?」
















真美「……。」

真美「……。」

真美「……亜美!!冗談でもそんなこと言っちゃダメだよ!!」

真美「不謹慎だよ!」

亜美「真美……目をそらさないで……。」

真美「そんなことないもん!!みんな生きてるよ!!」

亜美「……真美。」

真美「……今の冗談はあんまし面白くないよ。」

亜美「……ねぇ、真美。」

真美「そんな訳ないじゃん!!」


真美「そんな訳ないじゃん!!」

亜美「真美!!」

真美「ミキミキは寝てばっかだから追いつけないだけ!」

真美「ひびきんとお姫ちんも食料見つけて幸せに暮らしてるし!」

真美「雪ぴょんは臆病だから危ないことしないし、まこちんが負けるわけない!」

真美「あずさお姉ちゃんも、りっちゃんも、いおりんも、やよいっちも」

真美「はるるんも千早お姉ちゃんも……。」

真美「……。」

真美「みんな、死んじゃうなんて、そんな訳ないじゃん!」

真美「だって、あんな……元気で……笑顔で……。」

亜美「いい加減にしてよ!」


亜美「真美!!逃げないで!!」

亜美「みんな死んだんだよ!」

真美「……いや。」

亜美「はるるんは空襲で死んだ!千早おねえちゃんは助けに行こうとして、巻き込まれた!」

真美「……うるさい。」

亜美「ミキミキは病気で死んだ!お姫ちんとひびきんは偵察に行って、射殺された!」

真美「聞きたくない……。」

亜美「雪ぴょんとまこちんは、洞窟ごと埋められれた!」

亜美「いおりんとやよいっちはヘリごと撃ち落とされた!」

亜美「あずさお姉ちゃんとりっちゃんは津波に巻き込まれて死んじゃった!」

亜美「みんな……」

亜美「みんな、みんな死んじゃったんだよ!」



真美「やめてよ……聞きたくない。」

亜美「ダメだよ!」

亜美「真美、亜美の目をみて!」

真美「やだ……!!」

亜美「真美、このままだと前を見て歩き出せないよ!」

真美「いいよ、そんなの……。」

真美「もう未来なんて……。」


亜美「真美!情けないよ!」

亜美「みんな生きたかったのに!」

亜美「真美には、明日があるのに!」

亜美「そんな言い方したらダメだよ!」

真美「……。」

亜美「それに、真美が覚えてないと!」

亜美「みんなのことちゃんと覚えてないと!」

亜美「忘れられちゃうんだよ!?」

亜美「アイドルになりたかったって!」

亜美「キラキラしてた記憶だって!」

亜美「真美が覚えてなきゃ!!」

亜美「真美の中で、いっしょにいなきゃ!!」

真美「……別に、亜美が覚えてたらいいじゃん……。」

亜美「そういう問題じゃ……うっ……!!」





真美「……亜美?」

亜美「あ……あ……。」

真美「ちょ亜美!?どうしたの……?」

亜美「はぁ……はぁ……。」

亜美「へへへ……亜美……頑張ったけど……。」

亜美「だが……もはやこれまでか……んっふ……ふ……。」

亜美「……。」

亜美「……真美。」

亜美「亜美……もう無理っぽいよ……。」


真美「ちょっと……はやいよ……?」

真美「こんな……なんで……。」

亜美「わかんない……けど……。」

亜美「頭がぼーっとして……全身が痛くて……。」

亜美「なんだか力が入らなくて……。」

真美「嘘……ダメだよ亜美……。」

亜美「そんな嘘……言ってもしょうがないっしょ……。」

真美「そうかもしれないけど……。」


真美「でも……真美……。」

真美「亜美が……そんな……。」

亜美「……あがっ………………あああ……。」

真美「亜美!亜美!」

亜美「……はぁ…………へへっ……。」

真美「しっかりして……。」

亜美「……うっ…………。」


真美「神様……お願い……亜美を……。」

真美「どうか……どうか……。」

真美「代わりに真美をつれってって……!」

真美「お願いします……お願い……」

真美「亜美だけは……亜美だけは……。」

真美「真美はどうなってもいいから……。」

真美「お願いします……助けて……。」

亜美「……。」


亜美「……。」

真美「亜美……喋っちゃダメだよ……。」

真美「無理しないで……。」

亜美「お願い……聞いて……?」

真美「でも……。」

亜美「お願い……。」

真美「……うん。」

亜美「辛いかもしれないけど……亜美が死んじゃったら……ちゃんと認めてね……?」

真美「……。」


亜美「真美が覚えていてくれたら……亜美、死ぬの怖くないよ……。」

亜美「だって……真美のなかで生きてるもんね……。」

真美「亜美……。」

亜美「なんて……。」

亜美「へへへ……ちょっと、亜美っぽくなかったかな……?」

亜美「でも、……真美が覚えてくれてたら……。」

亜美「亜美も、765プロのみんなも」

亜美「ずーっと、ステージに立ち続けられるんだよ……。」

真美「……。」

亜美「だから……ね?……真美……。」

真美「……うん。」


真美「真美、忘れないよ……。」

真美「忘れるわけないじゃん……。」

真美「だって……亜美は……大事な……。」

亜美「ちゃんと……認められる?」

真美「……。」

亜美「真美?」

真美「……うん、わかった……。」

亜美「はいっ!じゃあ、この話はおしまいっ!」

亜美「あんまし、ジメジメしたのは……真美も好きじゃないっしょ?」

真美「……。」


亜美「じゃあさ、真美?」

亜美「この前……765の皆と……アイドルできてたらって、話したよね……?」

亜美「その続き……しよ?」

真美「……続き?」

亜美「……うん……亜美たちの可能性の話……。」

真美「可能性……。」

亜美「そう……あったかもしれない……亜美たちの未来……」。

真美「……うん。」

亜美「まずね……りっちゃんがプロデューサーになって……。」

亜美「ユニットを作るの……。」

真美「誰が入るの?」

亜美「うーんとね……亜美……いおりん……あずさお姉ちゃんかなぁ。」

真美「真美は……?」

亜美「真美はね……ソロでがんばって……。」

亜美「人気になって……それで……。」

亜美「ミキミキと……ひびきんと……お姫ちん……とかも」

亜美「ユニットでね……。」

真美「……うん。」

亜美「こう……ライバルとかも……ね。」

亜美「でてきて……みんなバラバラに……けど。」

亜美「最後はみんないっしょでね……。」

亜美「それから……。」


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亜美「……ごめん……真美。」

真美「……どうしたの?」

亜美「やっぱり、亜美……。」












亜美「まだ……死にたくないよぉ……。」ポロポロ









真美「……っ!!」


亜美「真美……グスッ……こわいよぉ……。」

亜美「死んじゃったら……どうなっちゃうの……?」

亜美「亜美……まだ真美と……一緒に……。」

亜美「いっぱい……いろんなことやりたい……。」

真美「……亜美……うぅ……。」

亜美「全部……なくなっちゃうんだよね…………?」

亜美「……みんなでレッスンしたり……ご飯に行ったり…………。」

亜美「喧嘩したり……仲直りしたり……。」

亜美「そんな……全部が……消えちゃうんだよね……。」

亜美「全部……無くなっちゃうんだよね……?」

真美「……。」

亜美「そんなの……やだよぉ……。」ポロポロ


真美「……っ……真美が……。」ポロポロ

真美「……グスッ……真美が覚えてるからぁ……!」

真美「大丈夫よ……消えたりしないよ……。」

亜美「お願い……真美……。」

亜美「亜美のこと……ずっと……。」

真美「分かってる……!大丈夫だよ……亜美……。」

真美「みんなのこと……亜美のこと……。」

真美「絶対、忘れないからっ!!」

真美「亜美……安心して……ね?」

亜美「……うん…………でも……。」

亜美「分かってる……けど……。」

亜美「亜美……やっぱり……。」


亜美「真美と……離れたくないよぉ……。」

真美「……っ!!」

亜美「だって……ふたりだったのに……。」

亜美「真美……こんなに……いっしょだったのに……。」

真美「亜美!!」ギュッ

亜美「真……美…………?」

真美「真美はここにいるよ!!」

真美「ずっと、亜美のそばにいるからっ!!」

真美「絶対、離さないから!!」

真美「……だから…………亜美?」

真美「もう……無理しなくても……いいよ……?」


亜美「……っ!!」




亜美「う……あぁ…………。」









亜美「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」


亜美「真美ぃ!!死にたくないよぉ!!」

亜美「こわいよぉ……!!いたいよぅ……!!」

亜美「もう、いやだよぉぉぉぉ!!」

真美「亜美!亜美!」ギュッ

亜美「こんな……どうして…………!!」

亜美「ねぇ……真美……。」

亜美「亜美……なんか悪いことした……?」

亜美「ただ……アイドルなりたかっただけなのに…………。」

亜美「ただ……普通に生きたかったのに…………!!」

亜美「皆で……夢見て…………。」

亜美「それで…………がんばって…………」

亜美「それで……それで…………。」


真美「亜美……大丈夫。」

真美「真美は……ここにいるから……。」

亜美「こんなのっ!!おかしいよっ!!」

真美「辛いよね……亜美……ごめんね……。」

亜美「……助けてよ……神様……。」

亜美「真美……と……亜美と……。」

亜美「パパと……ママと……。」



亜美「はるる…………ちは……おねえちゃ……」

亜美「……きぴょん…………まこち…………み……きみ……。」

真美「……亜美ぃ……うぅ……。」

亜美「あずさ……ん…………いお……んとやよ……っち…………。」

亜美「おひ……ん……びきん…………っちゃん…………ぴよちゃ…………。」

亜美「みんなで…………。」

真美「うぅ……こんなの……あんまりだよぉ……。」

亜美「……あい……ど…………。」

亜美「なり……た…………かった…………。」

亜美「…………。」

亜美「…………。」


真美「亜美!亜美!亜美!」

真美「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

真美「亜美!起きて!亜美!亜美!」

亜美「…………。」

真美「まだダメだよ…………!!もうちょっと待ってよ!!」

真美「亜美ぃ……亜美ぃ……。」

亜美「…………。」

真美「うぅ……亜美ぃ……ごめんね……。」

亜美「…………。」

真美「ごめんね……ごめんね……。」

亜美「…………。」

真美「真美……亜美より…………。」

亜美「……ちゃ……ん……。」

真美「亜美!?真美ね……真美……。」

亜美「……だい…………じょう……ぶ。」

真美「亜美ぃ……ごめんね……ごめんね……。」





亜美「……えへへ…………真美……聞いて…………。」





真美「……うん。」






亜美「だい……好き……だよ…………。」

亜美「あり……が……と……。」












亜美「…………おねぇちゃん。」ニコッ














真美「亜美……真美ね……絶対生きるから…………。」

真美「絶対、生きて……亜美の分まで……生きるから……。」

真美「ちょっとだけ……待っててね。」

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記者「いやぁ、大ヒットですね!」

記者「アイドルマスター!」

P「ありがとうございます。」

記者「登場人物それぞれのキャラが生き生きとしていて、とても素晴らしいと評判ですが!」

P「いえいえそんな。」

記者「やっぱり、元になった人とかいるんですかね?」

P「んーと……ですね。」

P「ふふ、トップシークレットです。」

記者「あらら、うまいことかわされてしましましたねぇ。」

記者「では、製作者としてお気に入りのキャラとかいらっしゃいますか?」

P「そうですね、やはりすべてのキャラに思い入れがあるので……。」

P「みんな大好きなんですが……。」


P「しいて言うなら……。」

記者「しいて言うなら……?」







P「あみまみちゃん。」





P「……ですかね。」ニコッ


おわり

乙。
真美がPになって監修したのか生き残っていたPが監修したのか

>>52 真美がPになったってことで
    一応、竜宮結成前だったり、デビュー前だったり、
    Pの存在は、一切排除してみましたけど、分かりにくかったですよね。
    申し訳ない。

明日、起きたらhtml依頼出しときます

読んでいただき、ありがとうございました。

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