モバP「市原仁奈はうそをついている」 (33)


P「……」カタカタ…

P「…ん」ギシ



P「…」

P「今日はいい天気だなぁ」ウン

荒木比奈「でスねぇ」ダラーン

http://i.imgur.com/fvDlI4H.jpg


P「…」

P「だらけてるな?」

比奈「あ、ばれたッスか」フヒ

P「まあな」



*とくに山も谷もない平和な話な予定です。


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仁奈かと思ったら比奈だったでござる


比奈「やっぱ陽の光を浴びると調子が出ないでスぅー」ダラダラ

星輝子「……フヒ……そ、そうそう…」コクコク

http://i.imgur.com/9D1peAg.jpg


P「アイドルの台詞としてどうなんだろうか」カタカタ

比奈「アイドルである前に一人の女の子ッスから」キリ

P「女の子の台詞としてもどうなんだろうか」

輝子「…お、女の子である前に、…一人のキノコだから…」フヒ…

P「…それは…?」カタカタ

>>2 たくさんアイドルが出るので、すみません。
ニナチャーンもちゃんと出るので…


ガチャ


喜多見柚「おはようございます!」ペカー

http://i.imgur.com/OcSXp9n.jpg


白坂小梅「お、おはよう…ございます…」

http://i.imgur.com/OeYsjyh.png


P「おう。おはよう」

比奈「柚は眩しいッスね…」

輝子「フヒ…げ、元気だねー…」

P「輝子は年変わらないだろ」

柚「?」ペカー



小梅「…?」

P「?」

P「小梅、どうかしたか?」

小梅「…あ、…そ、その…ど、どうして、カーテン開いてるの、かなって……。し、閉めた方が、暗くて…いいよ…?」

P「お前らは太陽に怨みでもあるのか」


比奈「そっかカーテンを閉めればよかったんスね!」ジャッ

輝子「フヒ、キノコもこの方が…喜ぶ…」ジャッ

小梅「ひ、陽の光は…か、体に、良くないよね…うん」ジャッ

P(…せっかく久し振りにいい天気なのに…)

柚「おー。お昼から部屋が暗いと、いつもと違ってなんだかわくわくするねー」キャッキャッ

P(柚はポジティブでいいなあ)ホッコリ


柚「?」

柚「Pサンどうかした? お菓子食べる?」ハイ

P「ん」パク

P「…」ポリポリ…

柚「てへ」

P「…、ありがとう」

柚「えへへ。ううん。…♪」パクパク

P「…」

P「事務所がどんだけ暗くなっても、柚は明るいままでいてくれな…」

柚「ん」ゴクン

柚「う、うん。なんだかよく分かんないケド…た、大役だね! 頑張るよ!」ウン

P「よろしく」


ガチャ


高垣楓「おはようございます」

http://i.imgur.com/PglGTZp.jpg


P「楓さん。お疲れさまです」

楓「はい。…?」

楓「えっと…なんだか、事務所がぼんやりしてますね」

P「暗転テロですね」

楓「テロ??」

比奈「人聞き悪いッスね…」

P「たまには日光も浴びないと。体に良くないぞ」

小梅「??」

輝子「……そ、かな…?」フヒ

P(説得は無理そうだな!)イイケドサ…

楓「…」テロ…

楓「…」テロテローン…ア、ナンダカゴロガイイワ…フフ…


楓「…」テローン!

楓「あの、今日のスケジュールは…」

P「今日は楓さんと柚が一緒に仕事ですね。比奈たちは三人でラジオの収録」

比奈「はーい」

柚「仁奈チャンはまだ来てないのカナ?」

P「ん、そう言えば…」

比奈「仁奈ちゃんはべつのお仕事でしたっけ」

P「そう。美玲と幸子と一緒で、…というかそろそろ戻って来るはずだが」


ガチャ


幸子「あ、みなさんいらっしゃいますね。お疲れさまです」

P「おうお疲れさま。ちょうど幸子たちのことを話してたところだよ」

幸子「! ボクのカワイさの秘密ですか!」フフーン

P「全然違う」

幸子「!?」


P「仁奈と美玲の二人は?」

幸子「へ? 二人ならボクを置いて先に戻ったはずですが」

P「…」

幸子「……、そう、ボクを置いて、戻ったはず…」

P「…」

幸子「…」グス

P「よしよし」ナデナデ

幸子「……なぐさめは無用ですよ!」グスン

P「はいはい」ナデナデ


ナデナデ


幸子「♪」ムフー

P「戻って来てたっけ?」ナデナデ

比奈「どうでスかねー」

柚「アタシは見てないよー」フルフル

楓「私も…」ハイ

P「…」フム

P「直接帰るってことも、まあないことは、ないだろうけれど。いつもはそんなことないもんなぁ」

比奈「そうでスねー…」フム

柚「迷宮入りカナ!」ウン

P「あきらめるのはやいよ」


ガチャ


P「ん」


ソー…


市原仁奈「…あ」

http://i.imgur.com/Lci0ZNm.jpg


P「…おお」

仁奈「お、お疲れさまでごぜーます」ペコ

P「うん」


ピョコ


早坂美玲「お、お疲れさま」

http://i.imgur.com/sKIancj.jpg


P「うん」

仁奈「…」エヘ

美玲「…」ヘヘ

P「…なんで二人とも、事務所に入って来ないんだ?」

仁奈「あ、いや」

美玲「とくに意味はねーですよ!」

P「へ?」

美玲「あっいまのはちがっ」

柚「美玲チャン可愛い!」

比奈「…たしかに」コクコク

幸子「呼びましたか!」バッ

輝子「は、はいはい」フヒ

小梅「さ、さっちんは、…邪魔しちゃ、ダメ……」ズルズル

幸子「なんでですか!? ち、ちょっとー!」アー…


ズルズル…


美玲「いっ…いまのは、その…」ゴニョゴニョ

美玲「さ、最近いっつも仁奈と一緒にいるから……う、移っただけだモン!」

P「へえ。最近いっつも一緒に」

仁奈「そうなんでごぜーます!」ニパッ

美玲「あ、それもちが…えと」

P「悪い悪い。からかうつもりはなかったんだけど」ハハ

美玲「! べ、べつにからかられてもないし!」

P(噛んだ)

比奈(噛んだッスね)

柚(可愛いなぁー)

楓「ぷふぅ」

P「楓さん自重してください」


美玲「……」

P「美玲が引っ込んでしまった…」

比奈(隙間から見える丸まった背中がまた可愛いッス)

仁奈「み、美玲おねーさん。元気出してくだせー」ナデナデ

美玲「……べ、べつに元気、なくなってなんて…ないモン…」グス

P「ん?」

楓「どうかしましたか?」

P「いま仁奈が美玲を撫でたとき、いつもするもふもふって音がしなかったような気がする」

比奈「……大丈夫でスか?」

P「いまなにを心配したおい」

仁奈「ぎくーん」

P「ほら図星だ」

比奈「えぇー…」イミワカンナイ…


P「仁奈」

仁奈「は、はい。なんでごぜーましょう」ギク

P「ひょっとして、きぐるみ、着てないのか」

仁奈「…う…」

仁奈「は、はい。いまは着てねーですよ」

P「そっか」

P「それは、事務所に入って来ないことと、なにか関係があるのか?」

仁奈「……、それは…」

美玲「…」

柚(な、なんだか急にシリアスな雰囲気だね)ヒソヒソ

楓(ね。わくわくするね)ワクワク

比奈(なんスかこれ)

仁奈「…い、いえその…」ゴニョ


P「あー……ごめんな。べつに問い詰めるようなことを、するつもりじゃなかったんだが」

仁奈「い、いえ」

P「なにかトラブルがあったとか、そういうわけじゃないんだよな?」

仁奈「え?」

P「きぐるみが汚れたとか。破れちゃったとか」

仁奈「あ…ち、違うですよ。そういうわけじゃねーです」

P「そっか。ならよかった」

比奈(…ふふ、お父さんモードでスね、プロデューサー…)

仁奈「は、はい」

美玲「…」

美玲「…」フン


ポン


仁奈「うゅ」

美玲「ごめん仁奈。入ろ」

仁奈「…い、いいんでごぜーますか?」

美玲「…へへっ」

美玲「ま、なんとかなるから、いいや」

仁奈「…」

仁奈「分かりやがりました。美玲おねーさんがいいなら、仁奈に異存はねーですよー」ニコ

美玲「うん」ニコ



P(? なんの話をしてるんだろうか、…聞こえない)


ガチャ


P「お」

仁奈「…」

楓「…わあ」

比奈「仁奈ちゃん、それ」

柚「美玲チャンの衣裳——カナ? きぐるみじゃなくて、フードで、爪があって…」

仁奈「は、はい。そうです」コクコク

P「へえ。サイズは大きいみたいだけど、似合ってるな」

仁奈「そ、そうでごぜーますか?」

P「うん。いつもの仁奈より…なんというか、ちょっと毒々しいが」ハハ

美玲「む。それはいつものウチの格好が毒々しいってことか?」ギラ

P「爪を構えないでください」

柚「眼帯も可愛いねー」

仁奈「えへへ。でもちょっと歩き辛いですよー」フラフラ

比奈「その感じがグッドッス!」グッ

P「荒木先生暑いッスね」


ナデナデ


美玲「仁奈がウチと同じ衣裳を欲しがったから——そ、そのまま着て帰って来たってこと。あ、ちゃんと衣裳はどうぞって、言ってもらったからな」

美玲「な?」

仁奈「…」

仁奈「は、はい。そんな感じでごぜーます」

P「…ふうん」

美玲「…」

P「なるほど。うん。ならいいんじゃないか?」

P「というかべつに、入って来るのに照れることもないだろうに」ハハ

美玲「仁奈はきぐるみじゃないと落ち着かないんだよなー」グリグリ

仁奈「にゅ……ぐ、ぐりぐりはやめてくだせー」ウアー

比奈(仲良しッスね)クス


P「とにかくお疲れさま。スケジュールの確認だけしたら、今日はもうフリーにしてくれ」

美玲「うん」

仁奈「了解でごぜーます」コクコク

P「さ。他のみんなはそろそろ仕事だ。頑張って来てください」

比奈「うース」

柚「ばりばり働くよー♪」

楓「頑張ります」フンス


小梅「い、行って来ます…」フリフリ

輝子「……が、頑張って、来る…」フヒヒ

P「おう。またあとでな」


パタン


美玲「…」

美玲「…」ホッ…

P「なあ、美玲」

美玲「」ビクッ

P「あとでちゃんと仁奈にお礼言っとけよ」

美玲「…」ダラダラ

美玲「…う、うん」

P「おう」


美玲「に、仁奈。ウチとご飯でも食べに行くか」

仁奈「はい! ぜひ一緒に行きやがりましょう!」ピョンッ

仁奈「…あ、えと、Pは…」チラ

P「俺はまだ仕事があるからな。二人で行っておいで」

仁奈「…」

仁奈「分かったですよ。じゃあまた明日!」エヘヘ

P「うん。また明日」


パタン


P「さて、と」フゥ

幸子「どういうことです?」ニュ

P「いたのか幸子」

幸子「いましたよ」


P「なんの話だ?」

幸子「さっき最後に、プロデューサーさんが、美玲さんに言った言葉の意味です」

P「…ああ」カタカタ

P「いや、べつに。なんとなくいろいろ想像して——美玲はもうちょっと素直になった方がいいよなって、それだけの話」カタカタ…

幸子「ふむ。まったく分かりませんね!」

P「分かる気ないだろお前」

幸子「いやあ。分からなくてもボクってカワイイですから!」

P「そーですねー」カタカタ

幸子「な、なんで棒読みなんです?」ユサユサ

P「…」ユラユラ

P「それよりさっちん、また一人ぼっちになったけど」

幸子「…」

幸子「…………」

P「…一緒にご飯でも食べる?」

幸子「……、ありがとうございます」グス

P「どういたしまして」ナデナデ



・・・・おしまい

↓☆おまけ があります。


☆おまけ



「お疲れさまでしたー」



幸子「ふー。今日もボクはカワイくお仕事を終えることができましたね!」

仁奈「はい。幸子おねーさんのそのきぐるみも、素敵でごぜーます!」ピョンピョン

幸子「ふふん。そうでしょうそうでしょう。だけどきぐるみもですが、ボクも可愛かったですよね!」

仁奈「やっぱりきぐるみはいいですよ!」フンス

幸子「……」グス



美玲「……」

仁奈「?」


ピョコ


仁奈「美玲おねーさん」

美玲「わ」

美玲「…も、もう。びっくりさせるなよ!」バッ

仁奈「てへ」モフモフ

仁奈「どうかしやがりましたか?」

美玲「…ん、い、いや、…べつに…」ギュ

仁奈「?」


仁奈「…」モフ

仁奈「…ひょっとして、今日の衣裳を気に入りやがりましたか?」

美玲「う」

美玲「…な、なんで分かったの」

仁奈「えへへ……仁奈にもよくあるからですよー」

仁奈「きっとお願いすると、おねーさんにプレゼントしてくれると思うですよ?」

美玲「! ほ、ホントか!?」

仁奈「はい」コク

幸子(…事務所の経費で落ちるんですかね?)ハテ

美玲「……いや、でも…お、お願いするのとか、は、恥ずかしいし…いいよ」パサ

仁奈「えー」

美玲「なんで仁奈が残念そうにするんだ……?」

仁奈「だって…仁奈も、今日のおねーさんの衣裳は素敵だったと思うので——また見やがりたいなって、そう思うですよ」

美玲「…………お、…うん。ありがと…」

仁奈「はいっ」ニパッ

幸子「……あふ」グシグシ


仁奈「…」モフモフ

仁奈「あ、じゃあ! 仁奈がおねーさんの衣裳を着て帰りやがりますよ!」ポン

美玲「は?」

仁奈「それなら、もしなにか聞かれても、仁奈がおねーさんと同じ衣裳を着たかったって、そういうことにできるです!」

美玲「…………??」

美玲「それは、言い訳になるのか? なってるのか?」

仁奈「えへへ。そういうことで!」

美玲「……あ、うん」

美玲「…なんか…ありがと。気遣ってくれて…」

仁奈「えへへ。とんでもねーです!」ニコニコ

美玲「…うん」

美玲「……、でも正直、ウチと同じ衣裳を着たかっただけだろ?」

仁奈「ソ、ソンナコトネーデスヨ?」

美玲「片言だぞ」クス

美玲(まあ…それはそれで、照れ臭いけど…)ポリポリ



幸子「…zz…」コク…


仁奈「じゃあ帰りやがりましょう!」

美玲「うん」コク





幸子「…はっ」パチ

幸子「……おや。いつの間にか二人の姿が見えませんね…」キョロ

幸子「…」

幸子「…」グス

幸子「い、いいですもん。戻ったらプロデューサーさんに慰めてもらいますから!」フ、フフン

幸子「……」

幸子「ぐすん」



・・・・おまけもおしまい

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