ミカサ「エレンが巨人にしか興味がない風潮は間違ってる」 (89)

エレン「俺が鈍感だという風潮」
エレン「俺が鈍感だという風潮」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369471523/)

クリスタ「私が女神って風潮?」
クリスタ「私が女神って風潮?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370130931/)

ジャン「俺が死に急ぎ野郎の引き立て役という風潮だと?」
ジャン「俺が死に急ぎ野郎の引き立て役という風潮だと?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370444501/)

キース「私が、実は訓練兵に優しいという風潮、か……」
キース「私が、実は訓練兵に優しいという風潮、か……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371309562/l50)

アニ「私がちょろいって風潮」
アニ「私がちょろいって風潮」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372469561/)
の続きです

あらすじ

エレンがコニー、サシャと仲良くなった
クリスタとユミルの仲が少し深まった
ジャンじゃん
キースとコニーとポーンの頭
エレンたちと、アニ、ベルトルト、ライナーの関係が元通り

注意点

なぜか毎回説教臭い
ネタバレ注意
あとこれが最後

では投下

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373032298

最後か………

エレン「俺と一緒に行きたいやつ、この指とーまれ!」

ミカサ「わぁい」

コニー「わぁい!」

サシャ「わぁい!」

ライナー「……アルミンは、あれ、やらないのか?」

アルミン「流石にこの歳になってからだと、ちょっとね」

ライナー「だよな」

ベルトルト「わぁい!」

アルミン・ライナー「!?」

アルミン「ちょっと待って、ベルトルト!」

ライナー「お前は俺ら側の人間だろ、ベルトルトォ!」

遡る事少し前


エレン「ボランティア?」

アルミン「そうだよ。聞いてなかったの?」

エレン「全然」

コニー「ある意味、訓練とは関係ない話だからな。脳みそが記憶するの、拒否したんじゃね?」

サシャ「エレンは訓練馬鹿ですしね」

エレン「うっせ。で、そのボランティアってなにするんだ?」

ミカサ「一日街の清掃作業」

エレン「一日!? 訓練はどうすんだよ!」

アルミン「お休みだよね、普通に考えて」

エレン「教官に抗議してやる……」

コニー「いいじゃねぇか、一日くらい」

サシャ「そうですよ。のんびりしましょうよ」

エレン「その気の緩みが致命傷になるんだ」

アルミン「エレンの言いたい事も理解出来なくはないけど、抗議するのは止めようね」

エレン「なんで?」

アルミン「下手をすれば、開拓地行きになるよ。ボランティアは、あくまで訓練の一つって扱いだからね」

エレン「それは困るな」

アルミン「だよね。だから、今回は我慢しようか。それに、僕らの衣食住は税金があってこそでしょ?」

アルミン「その恩返しだと思えば、少しは納得出来るんじゃないかな?」

エレン「わかったよ。全部が全部、納得したわけじゃねぇけど、そこは目を瞑る」

ミカサ「聞き分けがいいエレンは偉い子」

エレン「頭撫でんな」

コニー「おっ、教官が来たぞ」

サシャ「静かにしてないと、頭掴まれて宙に浮いちゃいますよ」

エレン「そうだな」

キース「……集まっているか?」

マルコ「遅れなく、全員揃っております!」

キース「では、本日の予定を説明する。先日話した通り、街の清掃だ」

キース「いないとは思うが、影でこそこそ訓練をした者には、罰則を与える。いいな?」

エレン「クッ……」

アルミン(エレンを狙い撃ってるなぁ、教官)

キース「あとで麻袋と軍手を支給する。リアカーなどの貸し出しは、個人で申し出るように」

ジャン「質問があります」

キース「なんだ?」

ジャン「個人のノルマは、麻袋一つ、満たす程度のゴミを集める事でしょうか?」

キース「ノルマは設けていない。どれだけ集めたゴミが少なくとも、罰を与えないと約束する」

アルミン(……なるほど、そういう事か)

エレン(なにがそういう事なんだ?)

アルミン(今回の件は、建前ではボランティアだけど、中身は僕たちの羽伸ばしって事だよ)

コニー(俺らに羽が生えてるやつなんていねぇぞ)

サシャ(クリスタには羽くらい生えてそうですけどね。白いのが)

エレン(そうだったのか。今度、クリスタに羽を触らせて貰おうかな)

アルミン(生えてないから……)

ミカサ(アルミンが言いたいのは、今日一日、街で息抜きが出来る、と言う事だと思う)

アルミン(出来る、と言うより、絶対にしろ、って感じだけどね)

エレン(必要ねぇのに……)

アルミン(まぁまぁ、折角の教官のご厚意なんだから、有難く休もうよ)

エレン(わかったよ)

サシャ「私からもよろしいでしょうか?」

キース「昼飯は街で食っても、ここの食堂を利用しても構わん」

キース「しかし、食堂を利用する者は、事前にこの紙に名前を記入するように」

サシャ「なにも言ってませんのに……」

キース「ほう、他に聞きたい事があったのか?」

サシャ「いえ、知りたい事は聞けましたので……」

コニー「班分けはどうするんですか?」

キース「貴様がまともな質問をしてくれて嬉しいぞ」

コニー「へへっ」

アルミン(褒めてるには褒めてるんだろうけど、なんとも言い難い褒め方だなぁ)

アルミン(コニーは喜んでるし、わざわざ指摘したりしないけど)

キース「こちらで班分けはしない。個々で行うのもよし、何人かで固まるのもよし。好きにしろ」

キース「他に質問はないな? では、解散!」

訓練兵たち「ハッ!」

エレン「さて、じゃあ一緒に行きたいやつを集めるか」

アルミン「どうやって?」

エレン「そりゃ、これ以外ないだろ。俺と一緒に行きたいやつ、この指とーまれ!」

ミカサ「行く」

コニー「早ぇ……エレンを指を握ったミカサの手の動きが見えなかったぞ」

サシャ「しかも、エレンが痛がってない所を見ると、絶妙な力加減をしていたようですね」

さすがアッカーマン、ぶれないな

エレン「ミカサ、やり直し」

ミカサ「どうして?」

エレン「掴む方は、わぁい、って言うのがルールらしいからな」

ミカサ「誰にそう教えて貰ったの?」

エレン「コニーとサシャ」

コニー「常識だぜ」

サシャ「そうですよね」

ミカサ「常識なら仕方ない。一度手を離そう」

アルミン(常識なのかなぁ?)

ライナー「エレンたちは、また馬鹿をやってるみたいだな」

アルミン「ライナー。それにベルトルトも」

ベルトルト「僕たちも混ぜて貰おうと思ってね」

ミーナ「私たちもいるよ」

アニ「別に、私は一人でも……」

ミーナ「はいはい」

エレン「じゃあ、改めてやるな。俺と一緒に行きたいやつ、この指とーまれ!」

ミカサ「わぁい」

コニー「わぁい!」

サシャ「わぁい!」

ライナー「……アルミンは、あれ、やらないのか?」

アルミン「流石にこの歳になってからだと、ちょっとね」

ライナー「だよな」

ベルトルト「わぁい!」

アルミン・ライナー「!?」

アルミン「ちょっと待って、ベルトルト!」

ライナー「お前は俺ら側の人間だろ、ベルトルトォ!」

アニ「……」

ミーナ(アニが参加したそうにウズウズしてる)

最後かぁ…。このシリーズ好きだったのになぁ…。

くそっ、かわいいなベルトルさん

ベルトルト「えっ? ダメだった?」

アルミン「ダメって事はないけど、ベルトルトは見守る側の人間でいないと」

ライナー「そういう事だ。俺らの負担軽減に協力してくれ」

ベルトルト「なら、仕方ないかぁ……」

アルミン(あれ? なんか、すっごく落ち込んじゃった?)

ライナー(エレンとの件で、リミッター外してはっちゃけ出したな、こいつ。今まで抑えてた分、仕方ないと言えなくもないが)

ミーナ「あれ? エレンの方にクリスタが駆け寄ってる」

クリスタ「わぁい!」

アルミン・ライナー「!?」

見守る側の二人?(……)

New fool×2「わぁい!」

ベルトルト「おい」

ライナー「止めるな、ベルトルト。兵士には引けない状況がある。今がそうだ」

アルミン「勝負は今! ここで決める!」

ベルトルト「ずるいよ! 僕がやろうとしたら止めたのに!」

ミーナ「男の子は大変だね」

アニ「見ない方がいいよ。百害あって一利もない」

やべ、超楽しみ

ユミル「わ、わぁい!」

アルミン・ライナー「!?」

ミーナ「アルミン達が言い争ってる間に、クリスタの手をユミルが握ったね」

アニ(ユミルの顔、真っ赤)

ユミル(下半身で物を考える男なんかに、クリスタの手を握らせてたまるか。それなら私が恥を掻いた方がマシだ)

ユミル(この程度、この程度……クソッ!)

クリスタ「えへへ。ユミルの手、大きくて温かいね」

ユミル(いい人生だった……。この笑顔のために私は生まれ変わったんだな……)

アルミン「ベルトルトォ! なんて事をしてくれたんだ!」

ライナー「クリスタの手を握れるチャンスだったんだぞ!」

ベルトルト「知るか!」

マルコ「……ジャン、一番出遅れてるけど?」

ジャン「ベ、別に俺はエレンと友達じゃねぇし! 一人でゴミ拾いしても、寂しくなんてねぇし!」

マルコ「そっか。じゃあ、僕は混ぜて貰いに行くね」

ジャン「待て。本当に待て。頼むから待ってくれ!」

マルコ「なに?」

ジャン「ど、どうしてもって頼むんなら、エレンたちと一緒にゴミ拾いをしてもいいんだけどなぁ」

マルコ「なら、どうしても頼むよ」

ジャン「そこまで言われたら仕方ねぇ。俺は大人だからな。我慢してあいつらと一緒に行動してやる」

マルコ(大人ってなんだろね、ジャン)

わぁい(意味深)

ジャン「じゃあ行くか。スーハー……よし! わぁい!」

マルコ(うわっ、凄い嬉しそうな笑顔。エレンたちの輪に入ってない普段は、どれだけ寂しがってたんだろ?)

エレン「なんだ、ジャンも一緒に来るのか?」

ジャン「マルコに頼まれたんだよ。好き好んでお前と一緒にいたいわけじゃねぇからな」

マルコ「そういう事にしておいて」

エレン「そっか。にしても、結構集まったな。俺の指掴んでないけど、アニ達も来るんだろ?」

アニ「私は、その……」

ミーナ「もちろん! 私たちも行くからね」

エレン「了解。お前ら、手を離していいぞ」

ミカサ「もうちょっとこのまま……」

エレン「ダメ」

ミカサ「この世界は、残酷だ……」

エレン「なに言ってんだ、お前」

ミカサ「そして、とても美しい……」

エレン「本当になに言ってんだよ、自分の掌を頬擦りしながら。まぁ、いいけど」

コニー「いいのか?」

サシャ「ミカサが不意に脳内旅行に出かけるのは、いつもの事ですからね」

コニー「それもそうだな」

エレン「おーい、アルミン。なにベルトルトやライナーと口論してるんだよ」

アルミン「あっ、ごめん。指先まで届いてた希望が消えて、ちょっとおかしくなってたよ」

アルミン「それで、なに?」

エレン「これからどうしようかと思ってな」

アルミン「そうだね。ずっと十三人で回ると流石に効率が悪いから、二人組か三人組になろうか」

コニー「集まった意味がなくなるんじゃね?」

アルミン「ずっと同じってわけじゃないよ。二時間毎に面子を変えるようにするんだ。この地図を見て」

サシャ「街の地図ですね。いつの間に教官から貰ったんですか?」

アルミン「昨日の内にね。必要になると思ってたから」

クリスタ「アルミンは気が利くね」

ユミル「それしか取り柄がないけどな」

クリスタ「もう! そんな事言ったら駄目だよ! アルミンには良い所がいっぱいあるんだからね」

エレン「そうだぞ。特にユミルはアルミンの良い所を沢山見ておけよ」

ユミル「なんで私が、特別こいつの良い所を見てないといけねぇんだよ」

アルミン「気にしないでいいよ、ユミル。話を戻すけど、地図にいくつか印があるでしょ?」

ミカサ「もしかして、そこが集合地点?」

アルミン「うん。最初はこの印に向かって進む。次はここ、みたいな感じだよ」

アルミン「ルートによって誤差は出るだろうけど、大体予定時間の十分前後で全員が到着すると思う」

エレン「そこまで決まってるなら、早速組み分けをするか。アルミンはユミルとな」

ユミル「なんでだよ! クリスタと一緒にしろよ!」

ミカサ「いいから」

ユミル「よくねぇよ!」

ミカサ「いいから」

ユミル「目が怖ぇよ! あと、お前が掴んでる肩があり得ないくらい痛ぇ!」

ミカサ「いいから」

ユミル「わかったよ! わかったから離せ! 本当に痛い!」

ミカサ「快く頷いてくれてよかった」

ユミル「本気でそう思ってそうなお前の頭は幸せだよ……」

アルミン(僕はもう諦めてる)

アルミン(何度も何度も、僕はユミルに告白なんかしてないよ、って説明しても、聞いてくれないし)

アルミン「エレンはミカサと一緒に行ってね」

ミカサ「アルミン。私はいつまでもアルミンの味方であり続けよう」

ジャン「はぁ!? はぁ!?」

マルコ「なんで二回も言ったの?」

ライナー「必死過ぎるだろ、ジャン」

ベルトルト(エレンと一緒が良かったなぁ。まぁ、何回か変わるみたいだから、一回でも同じになればいいや)

アニ「……」

ミーナ「アニ、落ち込んでるの、隠し切れてないよ?」

アニ「……落ち込んでない」

ミーナ「二時間後の組み直しの時は、私が推薦してあげるから、安心してね」

アニ「……そんな事しなくていいから」

ミーナ(強がっちゃって、この子は全く……)

コニー「俺らも、エレンと離れるのか」

サシャ「残念ですね」

アルミン「我儘言ってごめんね」

エレン「どうして俺がミカサと一緒なんだ?」

アルミン「今いる場所と最初の集合地点との間に、二人に寄って貰いたい場所があるんだ」

ミカサ「私たちに?」

アルミン「うん。前に用事があって街に行った時見つけたんだけど、どうしても二人だけで行って欲しくてね」

エレン「それってどこなんだ?」

アルミン「地図で言うと、ここだよ」

エレン「一回目の集合場所に近いな」

アルミン「二人は少し遅れてもいいから、そこでのんびりして来てね」

エレン「わかった」

ミカサ「うん」

マルコ「事情がありそうだから、最初は僕と組もうね、ジャン」

ジャン「わかったよ」

ライナー「ベルトルトは俺と一緒に行くぞ」

ベルトルト「うん」

ミーナ「アニ、最初は私と行こうね」

アニ「いいよ」

コニー「残りは俺とサシャとクリスタか」

サシャ「私たちは三人で行きましょう」

クリスタ「よろしくね、二人とも」

エレン「んじゃ、軍手とか袋とか貰って、出発するか!」

一同「おー!」

街(道中)


エレン「あっ、また煙草の吸殻が転がってやがる。全く、ちゃんとした場所に捨てろっての」

ミカサ「……気にしてなかったけど、シガンシナ区の街も、ここと同じくらい汚れていたのかもしれない」

エレン「そりゃな。あの頃はハンネスさんも、ただの飲んだくれ親父だったくらいだしな」

ミカサ「性格の悪いやつらも多かった。賢いアルミンに、ちょっかいばかりかけてた」

エレン「その度に俺らで返り討ちにしてやったけどな」

ミカサ「当時からエレンは偉かった。ちゃんと友達のために怒れるいい子」

エレン「はいはい」

露店商人「そこのお二人さん。ちょっと寄って行ってみないかのぅ?」

エレン「ん? 俺たちの事か、ばあちゃん」

露店商人「そうだよ」

エレン「悪いな。今、昼飯分の手持ちしか持ってねぇんだ。なにも買ってやれないぞ」

露店商人「お金はいらないよ。今はね」

エレン「含みのある言い方だな」

露店商人「気に障ったのなら謝るよ」

露店商人「いつの日か、お二人が大きくなった時に、高い物を買ってくれたらと思ってね」

エレン「面白い言い方だな。歩いてる人、みんなにそう言ってるのか?」

露店商人「気に入った人にだけだよ」

エレン「一目で気に入る、気に入らないがわかるのか?」

露店商人「もちろん。これでも長く人を眺めてるからのぅ。良い人、悪い人はすぐ見分けられるつもりだよ」

ミカサ「お婆さんの目に、私たちはどう映ったの?」

露店商人「長年寄り添った夫婦のような空気が見えたよ」

ミカサ「あなたは良い人。凄く良い人。売りたい物を言って欲しい。それを買おう。商品全てでも構わない」

エレン「おいおい」

露店商人「私が売りたい物じゃなくて、お二人が欲しい物を選んでおくれ。今日はそれをプレゼントするよ」

ミカサ「お言葉に甘える。エレン、選んで」

エレン「俺が? 銀細工の良し悪しなんて、わからねぇよ」

ミカサ「それでも選んで。私はそれを喜んで身につける」

エレン「結局、お前が欲しいだけじゃねぇか」

ミカサ「違う。エレンから渡される物が欲しい」

エレン「違いがわからねぇよ。えっと、どれどれ。……ん?」

露店商人「気に入った物は見つかったかのぅ?」

エレン「これも商品?」

露店商人「あぁ、そのミサンガもそうだよ。昔、戯れで編んだけど、なかなか売れなくてねぇ」

エレン「銀細工ばかりのところに、これが一本だけあっても売れないだろうな」

露店商人「手入れは欠かしておらんから、解れや汚れはないだろう?」

エレン「そうだな。じゃあ、これ貰ってもいいか?」

露店商人「それでいいのかい?」

エレン「あぁ。これで良い」

エレン「ミカサ、手首に巻いてやるから、袖まくれ」

ミカサ「わかった。これで良い?」

エレン「いいぞ。軍手外すからちょっと待ってろ。よいしょ。んじゃ、ジッとしてろよ」

ミカサ「うん」

エレン「……こんな感じだな。きつくはないか?」

ミカサ「丁度良い。ありがとう」

エレン「どういたしまして。訓練中とか、邪魔にならないようにちゃんと袖の中に入れておけよ?」

ミカサ「気をつけよう」

風潮シリーズ続き来たか!
最後とは寂しいが期待

ミカサ「ところで、どうしてこれを選んだの?」

エレン「どうしてって、なんとなくだけど?」

ミカサ「そう……」

エレン「しいて言うなら、俺と会う前に、よくおふくろさんと刺繍をしてたって言ってただろ?」

エレン「ミサンガも刺繍糸で出来てるから、少しは気にいるかなぁ、とは考えた」

ミカサ「覚えてて、くれたの……?」

エレン「当たり前だろうが。俺をどんだけ馬鹿なやつだと思ってるんだよ」

ミカサ「……本当にありがとう」

エレン「ばあちゃんにもちゃんと礼を言えよ」

ミカサ「お婆さん、どうもありがとう」

エレン「俺からも礼を言うよ。ありがとな」

露店商人「いいよ。その代わり、次に会う時は、お金をたんまり持って来ておくれ」

エレン「ちゃっかりしてんな、ばあちゃん」

露店商人「これでも商売だからねぇ」

エレン「そりゃそうだな。んじゃ、また来るよ」

ミカサ「絶対にまた来る。その時もエレンと一緒に」

露店商人「楽しみにしておるよ」

アルミンに指定された場所


エレン「ここ、だよな?」

ミカサ「間違いない」

エレン「なるほどな。アルミンが、俺たちだけで行けって言った意味がわかったよ」

ミカサ「私もわかった。ここは凄く似ている」

ミカサ「私とエレン、そしてアルミンの三人で、外の世界の話をしていた場所に」

エレン「川沿いにある階段や、傍にある芝生とかもそうだけど、雰囲気もそっくりだ」

ミカサ「うん」

エレン「懐かしいな」

ミカサ「……うん」

エレン「ちょっと座るか。前みたいに、階段に」

ミカサ「わかった」

エレン「……」

ミカサ「……」

エレン「あのさ、ミカサに話しておきたい事があるんだ」

エレン「今度、アルミンにも話そうと思ってる事なんだけどな」

ミカサ「なに?」

エレン「……俺、訓練兵団に入ってよかったと思ってる」

ミカサ「うん」

エレン「毎日、巨人を殺すために、色んな技術や知識を学べるからな」

ミカサ「……」

エレン「それだけでよかった。最初は、偽りなくそう思ってた」

ミカサ「今は違うの?」

エレン「……友達が出来たんだ」

ミカサ「コニーやライナーたちの事?」

エレン「少し前まで、友達はアルミンだけで良いとさえ思ってたのにな」

ミカサ「エレンは寂しがり屋だから」

エレン「悔しいけど、否定出来ねぇな。実際、友達が友達じゃなくなると思って、怖くなったし」

ミカサ「いつ?」

エレン「ベルトルトの時。話しただろ?」

ミカサ「うん。聞いた」

エレン「思い返せば、ライナーやベルトルトと仲良くなったきっかけは、情けなかったな」

ミカサ「そんな事ない。壊れたベルトで一瞬でも体勢を維持したエレンは凄い」

エレン「何で出来たか、俺にもわからねぇけどな。そう言えば、アニと話すようになったきっかけも情けなかった」

ミカサ「いつか私が、然るべき報いを……」

エレン「すんな」

ミカサ「冗談」

エレン「コニーとサシャは、不思議と気が合ったな。あいつらは本当に面白い」

ミカサ「エレンは、その二人と一緒に行動するようになってから、よく笑うようになった」

ミカサ「今度、改めてお礼を言おうと思う」

エレン「すんな。俺が恥ずかしい」

ミカサ「わかった。諦める」

エレン「クリスタは馬繋がりで仲良くなったよな」

エレン「最近のクリスタは、今まで以上に頑張ってるから、こっちもやる気が出て来るよ」

ミカサ「クリスタ繋がりだけど、アルミンがユミルを想っているのは意外だった。早く、成就させてあげたい」

エレン「俺もだ」

ミカサ「一緒に頑張ろう」

エレン「ジャンは……まぁ、根っから嫌な奴ってわけでもないよな」

ミカサ「意外。喧嘩ばかりしてるから、嫌いなんだと思っていた」

エレン「好きでもねぇけど、嫌いでもねぇよ。あいつの言ってる事は正しいからな」

ミカサ「確かに正しい。内地の安全性、憲兵団所属と言う将来の安定。どちらも普通の人は手に入れたいと考える」

エレン「そうだな。けど、俺は自分の考えが間違っているとは思ってねぇからな」

ミカサ「うん。エレンはそれで良い。どんな危険な事からでも、私が守る。安心してていい」

エレン「やめろ」

ミカサ「無理」

エレン「……」

ミカサ「……」

エレン「マルコとは、いつ仲良くなったか覚えてないな」

ミカサ「それは酷いと思う」

エレン「俺らの中じゃ、マルコは一番人と接するのが上手いからな。気付いたらもう普通に話してた」

ミカサ「言われてみれば、思った事を全部口に出すジャンと、最初に仲良くなったのはマルコだった」

エレン「だろ? そうそう、人付き合いが上手いと言えば、ミーナもそうだな」

ミカサ「ミーナはアニが孤立しないように頑張ってる」

エレン「ノリはいいし、他人との隔たりを感じさせない性格だから、アニとも上手くやってるよな」

ミカサ「マルコとミーナを嫌いな人は見た事がない」

エレン「俺もないな」

ミカサ「……それで」

エレン「ん?」

ミカサ「それで、エレンはなにが言いたいの? みんなを褒めるだけの話とは思えない」

エレン「……俺、夢を更新したんだ」

ミカサ「更新?」

エレン「俺とアルミンとミカサ、三人だけじゃなくて、みんなで外の世界を探検したい」

ミカサ「……」

エレン「ジャンやアニ辺りは嫌がるだろうし、なにより巨人をなんとかしないといけねぇけどな」

ミカサ「絶対に叶う。叶えてみせる。さっきエレンがくれたミサンガにも、そうお願いする」

エレン「ありがとな」

ミカサ「お礼はいらない。その分、生きていて欲しい」

エレン「当然だろ」

ミカサ「エレンは心配。凄く危なっかしい」

エレン「うっせ」

ミカサ「……エレン」

エレン「なんだよ」

ミカサ「探検に出ても、私はエレンの隣にいる」

エレン「家族なんだから、当たり前だろ?」

ミカサ「……うん。ずっと隣にいる」

アルミン「じゃあ、空いてるエレンの左側には僕が座らせて貰うね」

エレン「アルミン? なんでここにいるんだ?」

アルミン「僕だけじゃないよ」

コニー「俺はエレンの前な」

サシャ「私はミカサの前に座ります」

クリスタ「私はアルミンの前にするね」

エレン「コニー? それにサシャとクリスタも」

ユミル「私は——」

エレン「お前はアルミンの隣な」

ユミル「私がいる事にも少しは動揺しろよ!」

ユミル「それと、事情は理解した。けどな、もうアルミンとくっつけようとすんな」

ミカサ「ユミル」

ユミル「……わかったよ、こう言えば良いんだろ?」

ユミル「アルミンとは付き合えない。股のもん切除したら、少しは考えてやる。以上」

アルミン(面と向かって言われると、こう、胸にクるものがあるよね……)

アルミン(ユミルを恋愛対象として見てたわけじゃないけどさ、最近ちょっとは仲良くなったから余計に……)

エレン「アルミンをフるなよ! アルミンが可哀想だろうが!」

ユミル「うっせぇ! 私の気持ちも少しは勘定に入れろ!」

アニ「うるさい。もっと静かに話しなよ」

ミーナ「とか何とか言いながら、ちゃっかりエレンの後ろをキープするんだね」

アニ「……」

ミーナ「あっ、ごめん。余計な事言っちゃったね。本当に怖いから睨まないで」

ベルトルト「僕はアルミンの後ろに座らせて貰うね」

ライナー「俺はベルトルトの横で、ユミルの後ろだな」

マルコ「僕はミーナの隣に良いかな?」

ミーナ「うん。けど、ミカサの隣も空いてるよ?」

マルコ「そこに座りたい人がいるからね」

ミーナ「あっ、そうだったね」

面白い

支援

エレン「ぞろぞろ集まって来たな。マルコ、ジャンはどうしたんだよ? 一緒だったんだろ?」

ジャン「俺ならここだ」

エレン「そこにいたのか」

ジャン「……てめぇに言っておく」

エレン「なんだよ」

ジャン「俺はお前と一緒に巨人に食われるのなんてごめんだ。絶対に上位十人入りして、憲兵団に行ってやる」

エレン「それがどうした? 好きにしろよ」

ジャン「ただ、もしもだ。巨人がいなくなったら、お前の探検に付き合ってやらねぇ事もねぇよ」

アニ「……」

ミーナ(言いたかった事をジャンに言われて、アニが口をパクパクさせてる)

エレン「……ジャンの口ぶりから嫌な気がして来たんだけど」

エレン「なぁ、お前、いや、お前らはどこからどこまで俺の話を聞いてやがった?」

アルミン「出発してから全部」

コニー「全て」

サシャ「漏れなく」

ユミル「残さず」

ミーナ「余らせず」

ライナー「一から十まで」

クリスタ「その……ごめんね?」

エレン「」

マルコ(あっ、エレンが放心した)

エレン「……う、う——」

マルコ「う?」

ミーナ(エレンの耳、どんどん赤くなってる)

クリスタ(気付かない内に話を聞かれるのは、流石のエレンでも恥ずかしいんだね)

エレン「うわあああああ!」

コニー「あだっ!」

ミーナ「恥ずかしさのあまり、コニーの頭踏んで川に向かったね」

マルコ「あっ、飛び込んだ」

ミカサ「エレン、川の水は冷たい。すぐに引き上げるから、待ってて」

エレン「こっちくんな、ばかぁ!」

アニ(エレンの犬掻き……)

ミーナ「ミカサ選手、綺麗なフォームで入水」

マルコ「ほとんど波が立たなかったね」

コニー「エレン! 人の頭踏んで川に逃げてんじゃねぇよ!」

サシャ「コニーも飛び込んじゃいましたかぁ。流れ的に、私もですよね?」

サシャ「まっ、覚悟を決めますか。とうっ!」

ミーナ「うん。これは空気を読んで、私たちも続くべきだよね」

アニ「私、たち? わっ!」

ミーナ「お姫様だっこ〜。じゃあ飛び込むよ。せーの!」

アニ「ちょっ——」

クリスタ「私たちも行こ!」

ユミル「……は? お、おい、クリスタ! それ以上、私の手を引っ張ったら、落ち——」

ベルトルト「ライナー、僕も行って良い? 良いよね? 行っちゃうよ? 行くからね!」

ライナー「あー……ウキウキしているところ悪いが、ちょっと待て」

ベルトルト「なに? 話なら短く、要点だけ言ってね」

ライナー「わかったわかった。……あのな、ベルトルト。俺なりに少し考えてみた」

ベルトルト「なにを?」

ライナー「もしこっちを選んだら、俺たちが開けた穴は、俺たちで塞ぐ。それでいいな?」

ベルトルト「……もちろんだよ。まだ、決め兼ねているけど」

ライナー「時間は充分残っている。ゆっくり決めろ」

ベルトルト「うん……」

アルミン「なんの話?」

マルコ「面白い話なら、僕も一枚噛ませてくれないかな?」

ライナー「なんでもない。それより、よっと」

アルミン「うわっ!」

マルコ「な、なんで僕らを肩に担いだの!?」

ライナー「これからみんなで水遊びをするからな。ベルトルト、ジャンを捕獲しろ」

ベルトルト「もう捕まえてるよ」

ジャン「離せよ、ベルトルト! 俺はお前らと泳ぐ気はねぇ!」

ライナー「よしっ、このまま飛び込むぞ!」

ベルトルト「うん!」

ジャン「止め——ガボガボッ」

暫くした後、教官室


キース「……まさか、川で泳ぎ出す馬鹿がいるとは思ってもいなかった。しかも、これほどの人数とは」

エレン「すみませんでした!」

一同「すみませんでした!」

ジャン(俺は嫌だって、言ったのに……)

キース「これから罰を言い渡す。不満のある者はいるか?」

マルコ「いません!」

キース「いい覚悟だ。では、貴様らは調理場に向かえ」

アルミン「調理場、ですか?」

キース「そうだ。貴様らは清掃作業を完全に中止して、他の訓練兵の食事を作れ」

キース「今から始めれば、昼食の時間に間に合うだろう」

キース「昼に食堂を利用する者のリストはこれだ。人数に合わせた量を作るように」

エレン「あの……罰はそれだけですか?」

キース「独房に入りたかったか?」

エレン「滅相もありません!」

キース「時間が惜しい。今すぐ準備に取り掛かれ。給仕の者たちには、私が連絡をしておく。以上だ」

一同「ハッ!」

調理場


コニー「ふっ、やっぱり俺は天才だ。これほどまで完璧に芋の皮を剥けるやつはいないだろうな」

エレン「裸にした芋見てニヤニヤしてる暇があるんなら、手を動かせ」

サシャ「……」

エレン「サシャは逆に、不気味なくらい静かだな」

サシャ「口を開けると、このまま齧り付いてしまいそうなので」

エレン「悪かった。黙って皮を剥いててくれ」

クリスタ「エレン、追加のお芋を持って来たよ。どこに置いたらいいかな?」

アルミン(腰にエプロンを巻いてるクリスタ……最高です)

ライナー(結婚した)

ユミル「野菜が入った箱、重てぇ……」

エレン「ありがとな。その辺に置いててくれ」

クリスタ「うん」

アルミン「ミカサ、火加減はこんなもので良いかな?」

ミカサ「いいと思う。あとは調理を始められる時まで、火が弱くならないように注意しながら待機」

アルミン「うん」

ミーナ「アニ、お皿はどうしよう?」

アニ「この辺りの物を使えばいいと思う。リストの人数を数えたけど、この棚で足りるはず」

ライナー「先に皿だけ並べておくか。料理が出来たら鍋ごと運んで、皿に盛ればいいだろ」

ベルトルト「埃が溜まらないように、お皿に被せる布を探しておくね」

ライナー「任せた」

ジャン「水、持って来たぞ」

マルコ「あと一回くらい、往復しないといけないけどね」

アルミン「ありがとね、ジャン、マルコ」

エレン「ミカサ、ある程度皮が剥けたから、調理を始めてくれ」

ミカサ「わかった」

クリスタ「食材は運び終わったから、一番忙しそうな皮剥きを手伝うね」

エレン「おう、頼む」

ユミル「私もそうすっかな」

エレン「ユミルは調理の手伝いな」

ミカサ「こっちをお願い」

クリスタ「ユミルはミカサとアルミンのお手伝いをよろしくね」

ユミル「クリスタまで……いいよいいよ、わかったよ!」

ユミル「おい、根暗金髪チビ。私が手伝ってやる。感謝しろ!」

アルミン「うん。助かるよ」

コニー「ところで、エレンに聞きたいんだけどよ」

エレン「なにをだ?」

コニー「壁の外ってなにがあるんだ? 俺、全然知らねぇぞ」

クリスタ「私も知りたいな」

サシャ「私にも教えて下さい」

エレン「アルミンが詳しく教えてくれるぞ。なぁ、アルミン」

アルミン「今日はエレンが教えてあげなよ。僕もエレンの口から聞きたいからね」

エレン「なんで?」

ミカサ「私もエレンの言葉で聞きたい」

エレン「わかったよ」

アニ「……」

ミーナ(お皿を取るふりをして、聞き耳を立ててるアニ。かくいう私も興味がある話だけどね)

エレン「いいか、よく聞けよ。外の世界には海ってのがあってな——」

終わり!

シリーズ物なんて初めてだったから投下する度に緊張度がレッドゾーン振り切ってた
ウンコ投げてんじゃねぇよ、このゴリラ野郎! って言われないかドキドキしてたよ豆腐メンタルだし
なにはともあれ、これで風潮は本当におしまい
お付き合い下さり、本当にありがとうございました



好きなシリーズだったから終わるのは寂しいが楽しかったよ

全て面白かった乙


毎作毎作おバカ達に癒されてた
いいシリーズをありがとう!


面白かった。
個人的な我儘を言うと番外編とか期待

乙ー
毎回すごく雰囲気が良くて楽しみにしてたよ

乙なのだ!
もっと書いてもいいのだよ!

次回予告


エレン「雪山での訓練?」


季節は冬。雪で覆われた山で、訓練が行われる事となった。

過酷すぎる故に、参加者は希望する者のみ。

その訓練に挑む第104期訓練兵たちだが……


歩む事さえ阻む雪


ジャン「クソッ、思ってたよりも進んでねぇ」

マルコ「落ち着いて進もう。焦ったところで、無駄に体力を消耗するだけだよ」


遊ぶ馬鹿


コニー「フフフーン。フフン♪」

エレン(!? コイツ、小便で雪に自分の名前を……負けるか!)

サシャ「男の子は良いですね。どこでもおしっこ出来て」

エレン・コニー「こっち見んな!」

深まる友情


アルミン「エレン、助けに来てくれたんだ……」

エレン「当たり前だろ。ほら、背中に乗れ。戻るぞ」

アルミン「うん……」


忘れられる者


エレン「あれ? ジャンはどうした?」

コニー「サシャが拾ったんじゃないのか?」

サシャ「コニーが助けたんだと思ってたんですけど」

ジャン「俺を雪山に、忘れ、ないで、くれ……」

夜になっても戻らない者たち


マルコ「ユミルの班が見当たらない!」

ジャン「チッ、だからあいつらは参加すんなって言ったのに」

エレン「ごちゃごちゃ言ってねぇで、探しに行くぞ!」


そして、別れ


ミカサ「エレン!」

アルミン「エレェェン!」

エレン(絶対に、お前らの所に戻ってやる……だから、安心、し、ろ……)


雪山行軍訓練〜行方不明になったクリスタ、ユミル、そしてダズを救出せよ!(三人は自力で戻るよ)〜

同時掲載、とある三人+一人のかまくら出張版


アニ「……」

ミーナ「……」

ライナー「……」

ベルトルト「……」

アニ「……ミーナ、お餅焼けたから食べていいよ」

ミーナ「……うん」

ライナー「十人以上入れるように、大き目に作ったんだがな……」

ベルトルト「来てくれたの、ミーナだけだったね……」


20013年夏、公開予定

18000年後か

期待


好きなシリーズやったから終わるの寂しいけど次回作に期待!

すんげえ青春してんな〜wwwwww …死にたくなるわ
お疲れ様ー

乙っした!
このシリーズ以外にも色々と書いてたりするのかな?
次回も楽しみにしてます


あと18000年かー…長生きしないとな

乙です
欲を言えばもうちょっと続けて欲しかった。


このシリーズも終わりか


このシリーズの雰囲気大好きだったわ
また何か書いてくれ

18000年後か…ふふふ、長生きしないとな

おつ!

乙!
長生き頑張るぜ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom