マミ「キュゥべえ…あぁ…キュゥべえ…」QB「………」 (178)

杏子「魔法少女戦争、か」渚「そりゃいいヒマ潰しだ♪」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1355129169

上のスレを書いている者です。

最近シリアスばっかりで、ネタが尽きたので息抜き程度に書きます。

このスレは、上記のスレに登場する、QB達に指示を出す者(キュゥべえ)が出ます。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1362326556

マミ「キュゥべえ…あぁ…キュゥべえ…」ハァハァ…


マミ「私の大切な友達ぃ」ハァハァ…


QB「…………」


QB『こちらQB』


キュゥべえ『どうしたのさ?こんな夜中に……』


QB『助けて』


キュゥべえ『は?』

QB『身の危機を感じるんだ』


キュゥべえ『え?おかしいな…余計な感情は抜いたハズ』


QB『そんな事より、助けて、後ろから殺意とは違う何かが……』


マミ「もう我慢出来ないぃ…キュゥべえぇええ!!!」


QB「うわぁ!ちょっと待っ———」


ブツンッ!


キュゥべえ「あれ?もしもーし、もしもーし?」


キュゥべえ「………?」




マミ「うーん…キュゥべえ—……どこにも行かないでぇ…」


QB「きゃっぷい……動けない」


QB『こちらQB』


キュゥべえ『はいもしもしー?』


QB『動けなくなった』


キュゥべえ『動けない?』


キュゥべえ『どういう状況?キミの視界を転送して来て』


QB『分かった』


キュゥべえ「…………」


マミ『うう〜ん……』


キュゥべえ『………』


QB『ねぇ、助けに来て……あれ?あれれ?』


『通信不能』


QB「わけが分からない……ぐぇぇ!」

キュゥべえ「あーあ…暇だなぁ…まどかは契約する気は全く無さそうだし」


キュゥべえ「まどかさえ、契約してくれたら一生分の薬が手に入るのに」


キュゥべえ「…………」


キュゥべえ「久々に散歩でもするかな」

————————


マミ「キュゥべえ、私のキュゥべえ。朝ご飯よ」


マミ「どう?美味しい?美味しいでしょ?」


QB「うん、美味しいよ」モグモグ…


QB(マスター……キミの薄情さには呆れたよ)


QB(俗に言う、復讐でもしてやろう)


マミ「あ、もうこんな時間!それじゃあ行ってくるわキュゥべえ!」


QB「うん、行ってらっしゃい」


バタンッ!


QB「………」

———————


キュゥべえ「あーあ…いい天気だなぁー…」


キュゥべえ「ん?」



さやか「それでさー、先生がさー………」


まどか「えー、嘘ー!」


ほむら「………」


キュゥべえ「む、あれは、まどかとさやか」


キュゥべえ「それとほむら」


キュゥべえ「……ボクが行っても怪しまれるだけだよね」



マミ「フフフフフーンフフーン……ん?」


キュゥべえ「はぁ……」


マミ(白髪のショートカットに白衣姿に灼眼……キュゥべえカラー!)


QB『マミ』


マミ『あら?キュゥべえ、あ、そうそう、実は……』


QB『キミの目の前に居る人はボクの上司だよ』


マミ『じょ……え?』

マミ『上司…?キュゥべえの……?』


マミ『こ、これはもしかして運命の出会い!?』


キュゥべえ(……まどか達の学校の中を見た事無いなぁ)


キュゥべえ(学校に忍び込ませていた仲間を使って侵入してみるか)スッ…


マミ「………」ボー…

学校


キュゥべえ「難なく侵入出来た」


キュゥべえ「……男子生徒の制服しか無かった…まぁ何でもいっか」


キュゥべえ「そうだ、まどかを探さないと」


マミ「………」ジー…

教室


まどか「魔貫光殺法ー!ばーん!」


さやか「ぐぉおおおおおおおおお!!!チ、チクショォオオオオオ!!!!」ズザザザッッ!!!


ほむら「……うるさいわね」


まどか「ほむらちゃーん!元気玉ー!」


ほむら「クッ!こ、こんな…!こんな物…!こんな物ォオオオオオ!!!」グググ……


ほむら「ォォォォオオオオオオオオオ!!!!」


さやか「ノリノリじゃん」


ほむら「………」


キュゥべえ「あ、見っけ。騒がしいから直ぐに分かったよ」


QB「きゃっぷい!」


キュゥべえ「あれ?新しく作った個体…ついてきたのかい?」


QB「「「きゃっぷい!きゃっぷい!」」」ゾロゾロ…


キュゥべえ「あわわわ……こんなに…!もう!は、早くここから去らないと……まどか達に勘づかれ——」



さやか(……ねぇ、あれ)


まどか(た、大量のキュゥべえが、男の子を襲ってる!?)


ほむら(ようやく本性を表したわね、インキュベーター)ガタッ…


キュゥべえ(に、逃げろ…!うぅ…歩きにくい…)


マミ(あ、あんなにキュゥべえが……!可愛い!)ハァハァ…


QB「?」


マミ(いpじぇjぺおjぽぽjrpw(言語不明))

なんかわからんがなぜかクソワロタ

屋上


キュゥべえ「ハァ…ハァ…暑苦しいよ、離れて」


QB「きゃっぷい」ギュー…


キュゥべえ「やれやれ……」


ほむら「待ちなさい」


キュゥべえ「!」


ほむら「あなたは今、悪霊にとり憑かれているわ」


ほむら「今から払ってあげる」チャキツ


キュゥべえ「銃を仕舞ってくれ、この子達は関係無い」


ほむら「……見えてるの?」


キュゥべえ「………」


ほむら「………なるほどね、まさかこんな所に黒幕がいただなんて」


キュゥべえ「あぁ…もう、これだから女の勘ってヤツは……」


まどか「ほむらちゃ—うわ!可愛い!暖かそう!」


さやか「ちょっと待ってよ、まどか!可愛いッ!?何、その頭にちょこんと乗ってるキュゥべえ!?」


ほむら「下がって!コイツこそが全ての諸悪の根源よ!」チャキッ!


キュゥべえ(あぁ!もう…!この場に居るみんな殺さなきゃならなくなったじゃないか……!)


まどか「待って!」


ほむら「なっ!?まどか!?」

まどか「止めて!こんなに可愛いキュゥべえを殺そうとするなんて!」


QB「?」


ほむら「でもそいつは…!」


さやか「そうだそうだー!可愛いは正義なんだぞー!」


ほむら「黙りなさい!この歴女が!」


さやか「誰が歴女……歴女ってなに?」

ほむら「でも、そいつを殺さないと…!」


マミ「待ちなさい」スッ…


ほむら「なっ!?巴マミ…!?」


マミ「やらせはしないわ」


マミ「あなたは逃げて、キュゥべえ」


キュゥべえ「……!ありがとうマミ!」


ほむら「あ…!」


マミ「待ちなさい、あなたの相手はこの私よ」


ほむら「クッ…!」

二階


キュゥべえ「はぁ…はぁ…重い…暑い……」


まどか「ね、ねぇ、キュゥ、べえ…?」


キュゥべえ「な、何?」


まどか「そ、その、キュゥべえに張り付いているキュゥべえを触らしてくれたら嬉しいなって」


キュゥべえ「構わないよ」


まどか「本当!?」


キュゥべえ「うん」


QB「キュ〜…」ゴロゴロ…


まどか「うわー!いつものキュゥべえより小さいから可愛いー!」


キュゥべえ「………」


キュゥべえ(あれ?これ、契約のチャンスじゃない?)

キュゥべえ「あ、あのさ、まどか」


まどか「ん?」


キュゥべえ(あ、いや…いいのかな…こんなにアッサリ……)


キュゥべえ(……いや、でも、それでも…うーん……)


まどか(どうしたんだろう……ま、まさか…!い、いや、そんな事無いよ!うん!考えすぎ!)


キュゥべえ(完全にボクに対する警戒心は無いし……やっぱり契約するなら今!)


キュゥべえ「まどか!あのさ——」


まどか「待って!」


キュゥべえ「え?」


まどか「そ、そういうのは……心の準備が整ってから—!」


キュゥべえ(あ、やっぱり。それもそうだね……ここで契約したら、話しが終わりそうだしね)


キュゥべえ「分かったよ、じゃあ、この話はいつかにしよう」


キュゥべえ(……この関係を維持していたら、まどかと契約出来るな)


まどか「………」ドキドキ…

————————————————



キュゥべえ「……もう夜か」


キュゥべえ「じゃ、もう帰——」


マミ「キュゥべえ」


キュゥべえ「ん?あぁ……マミ、か」


マミ「ねぇ、今晩暇かしら?」


キュゥべえ「暇っちゃ暇だね」


マミ「それじゃあウチに来ない?」


キュゥべえ「え?いいの?じゃあお言葉に甘えて」


マミ「フフ……」


——————————


キュゥべえ「マミはこんな夜中に何をやってたの?」


マミ「魔女狩りしてたのよ、少し、手間取ってね。その帰りだったのよ」


マミ「その時に『偶然』、あなたと会ったって訳よ」


キュゥべえ「そうか」

キュゥべえ「そんな事よりマミ」


マミ「何?」


キュゥべえ「近いよ近い」


マミ「え?」


キュゥべえ(え?じゃねーよ、何を惚けてるんだコイツは)


キュゥべえ(鬱陶しいな、やっぱ、コイツについて行くのは失敗だったか)


マミ「さ、着いたわ」

——————————


QB「おかえりマミ」


マミ「ただいま」


キュゥべえ「………」ガッ!


QB「……何するんだい」


キュゥべえ「キミはとんでもない事をしてくれたね」


QB「どうしてボクって決めつけるんだい?」


キュゥべえ「何で、マミがボクの事を知ってるのかな?一番、身近いキミが怪しい」


QB「訳が分からな——」


ザグッ!


マミ「さ、ここでゆっくりして……あれ?動物の方のキュゥべえは?」


キュゥべえ「QBだよ、マミ。アレなら今、メンテナンスに向かったよ」


キュゥべえ「大丈夫、明日になったら戻ってくるから」


キュゥべえ(まぁ、違うヤツだけどな)

マミ「それは良かったわ、さ、ここに座って———」


ほむら「その必要は無いわ」スッ…


キュゥべえ「ほむら?」


マミ「暁美さん!?いつの間に!?てゆうかここ私の——」


ほむら「そのキュゥべえは拉致らせてもらうわ」


マミ「何ですって!?」


ほむら「これも犠牲者が増えるのを抑える為」ギュッ


キュゥべえ「………身長173あるんだけど」


ほむら「………」


ほむら「知った事では無いわ!」グイッ!


キュゥべえ「わー、たすけてーマミー」


マミ「あぁ!キュゥべえ!自分から拉致られに行ってる様に見えるけどそんな事無いわ!」

————————————


キュゥべえ「ふぅ…ここまで来たら安全だ、感謝するよ」


キュゥべえ「よく考えたら、マミの所に居たら恐ろしい事をされる可能性があるんだった」


キュゥべえ(初めて役に立ったなコイツ)


キュゥべえ(最初は、『何だコイツ、邪魔ばっかりしやがって』『死ね』『ダメガネ』

『どっかの魔女に喰われて死ねばいいのに(笑)』とか思ってたが……)


キュゥべえ(そこそこ評価は上がったな)


キュゥべえ「それじゃあ、ボクはこれで」


ほむら「何を言ってるの?」


キュゥべえ「は?」


ほむら「あなたが来る場所は私の家、つまり監禁よ」


キュゥべえ(全部取り消す)

ほむら(こんな危険人物は放ってはおけないわ、今すぐ車に撥ねられて死んで欲しい気分だけど……それじゃあダメね)


ほむら(すぐにコイツの代わりが現れて、まどかに契約を迫るに違いないわ)


ほむら「ひょっとしたら、一生、外の空気吸えないかもしれないわよ」


キュゥべえ「酷いよ、ほむら」


キュゥべえ(まぁ何とかして脱出するけどね)

ほむら「何してるの?」


キュゥべえ「見てのとおり、注射を打ってるんだよ。これを打たないと、禁断症状が起こるんだ」


ほむら「麻薬?」


キュゥべえ「まぁ、そういう所かな」


ほむら「こんな所で打たないでよ、誰かに見つかったら……」


キュゥべえ「もう暗いから誰も通らないって」


ほむら「………」


ほむら「私も打っていいかしら?」


キュゥべえ「……冗談だよね?」


ほむら「じょ、冗談よ」


キュゥべえ「キミはまだ先は長い(かもしれない)んだから」

ほむホーム


ほむら「これからあなたは、この家から出ちゃ駄目よ。出たら処刑するわ」


キュゥべえ「その目は本気だね、分かったよ」


ほむら「理解してくれて嬉しいわ」


ほむら「さて、晩ご飯でも食べましょうか」クルッ


キュゥべえ「分かってるよ、どうせボクには出さないんでしょ」


ほむら「中々鋭いじゃない」


キュゥべえ「だてに研究員やってないよ」

ほむら「あの真っ白い生物は何なの?」


キュゥべえ「薬品とか調合したり、機械を入れたりして作った物……ってところ」


キュゥべえ「QBの中には、カメラも搭載している」


ほむら「つまり風呂場の女の子達の裸も見てるって事ね」


ほむら「最低極まりのないわね、マスコットキャラを使って覗きなんて」


キュゥべえ「いや、興味が無い」


キュゥべえ「そうだな、例えるなら消しゴムぐらいの興味しかない」


キュゥべえ「特にキミの体なんか、道端に落ちてる軍手ぐらいの興味しかない」


ほむら「そう……では、早めに死んでもらいましょうか」チャキッ


キュゥべえ「それは理不尽だよ」


キュゥべえ「『興味がある』と言ったら怒ると予想して、答えただけなのに」


ほむら「言い過ぎは注意よ」

ほむら「逆に、どんな体が興味あるのよ、胸が大きいとか?」


キュゥべえ「うーん…どうかな」


ほむら「胸なんでしょ?分かってる、皆まで言わなくていいわ」


キュゥべえ「いや、あまり、胸とか体のルックスとか見ないかな」


ほむら「え?」


キュゥべえ「胸とか、あんなの大きいとか小さいとか、どっちでもいいんだよね」


キュゥべえ「まぁ胸の大小も電柱程度の興味しか無いね」


ほむら「そう…ふふ…」スッ


キュゥべえ「?」


キュゥべえ「まぁ、どっちかと言うと、体より性格重視かな」

ほむら麻薬(?)に興味持つな(笑)
ほむらの体型=軍手かよ…

ほむら「今日は機嫌がいいから、ラ王を食べさせてあげるわ」


キュゥべえ「それでもインスタントラーメンか」


ほむら「私もインスタントよ、安心しなさい」


キュゥべえ「どう安心しろってんだい」

キュゥべえ「あ、風呂」


キュゥべえ「風呂入っていいかな?」


ほむら「ふざけないで、誰があなたなんかと」


ほむら「自重して欲しいわ」


ほむら「まぁ、あなたが入って欲しいっていうなら——」


キュゥべえ「———一人で入っていい?」


ほむら「………前歯全部折ってやる」ムスッ


キュゥべえ「…?」


キュゥべえ「……ほむら、ボク達は敵同士だという事を忘れて無いかい?」


ほむら「……一瞬、忘れていた」


キュゥべえ「………」ハァ…

ほむら「一人で入りたかったら入ればいいじゃない」


キュゥべえ「分かったよ分かった、分かったから、銃をコッチに向けないでくれ」


バタンッ


ほむら「………」


ほむら「風呂入って無いわよ」


キュゥべえ「シャワーで済ませるよ」

ほむら「…………」


ザァァァァ……


ほむら「………」


ほむら「ごめんなさい、シャンプー詰め替えるの忘れてたわ」ガチャッ


キュゥべえ「お願い、そういうの早めに言ってくれ」


キュゥべえ(何で、コイツは躊躇いもなく、普通に入ってこれるんだ)


ほむら「………」


キュゥべえ「な、何?寒いんだけど…」


ほむら「いや、あなたって女の子っポイ顔ね」


キュゥべえ「新手のセクハラ大魔神?」


ほむら「いえ…とにかく、シャンプーを詰替させてもらうわ」


キュゥべえ「早くしてくれないか」

期待

ほむら「あなたが遠隔操作されてる事ぐらい知ってるわ」QB「そうだね」
から見てるよー

>>32

話しがブッ飛びすぎて放置って形になったヤツですよね。

ありがとうございます。

最近はほむらの変態さも鳴りを潜めてるな

ほむら「よし、これでいいわ」


キュゥべえ「よし、じゃあ出て行ってくれ」


ほむら「分かったわ」


ガチャン



キュゥべえ「まったく」


ほむら「あぁ、そうだったわ」ガチャッ


キュゥべえ「あのねぇ」

ほむら「あの白い動物…QB?を操作出来る物とかあるのかしら?」


キュゥべえ「あぁ、パソコンがあったら、即席でラジコンにする事が出来るけど」


ほむら「よし」


キュゥべえ「何か邪な事に使おうとしてるんじゃないだろうね」


ほむら「邪な事に使うわ、まどかの家に忍び込ませるのよ」


キュゥべえ「正直でよろしい、さぁ出て行け」

——————————


TV『冗談じゃないわ!こんなのイカレてる!』


TV『後ろがガラ空きだぜ!』


ほむら「………」ズズー…


キュゥべえ「何でハリウッド系のDVDが多いの?」


ほむら「面白いじゃない」


キュゥべえ「………」


キュゥべえ(………逃げ出すなら明日、ほむらが出てからだな)

明日


さやか「やったー!宝くじ当たったよー!」


まどか「えぇっ!?幾ら!?」


さやか「二千五百三十三円!」


まどか「ちゅ、中途半端だね…」

さやか「そんな事よりさー、この前のあの人って本当にキュゥべえなのかな?」


まどか「さぁ?マミさんは知ってたみたいだったけど…」


キュゥべえ「紛れも無く、ボクはキュゥべえさ」


さやか・まどか「「キュゥべえ!?」」


キュゥべえ「ハモった所で、さっそくだけど、ボクと契約してくれないか?まどか?」


まどか「え…あ、い、いや…ま、まだ…決まって…」


キュゥべえ「このチャンスを逃すと、永遠にキミの望みが叶えられなくなるよ!?」


キュゥべえ「はい!5!4!3!」


まどか「え、え!ちょっ、ちょっと待って!」アセアセ…


さやか「ねぇねぇ、あたしはー?あたしには聞かないのー?」


キュゥべえ「うるせぇ、野菜食って健康になれ」

ほむら「契約をする必要は無いわ」


まどか「ほむらちゃん!?」


ほむら「ガンサイファー8機ぐらい飛ばしてたハズなのに、よくここまで来れたわね」


キュゥべえ「まったく、あんなのどこで手に入れたんだい?蜂の巣になるところだったよ」

ほむら「なればよかったのに」

キュゥべえ「なんだと」


キュゥべえ「そんな事より、まどか!今すぐ契約だ!」


ほむら「駄目よ!まどか!契約するなら私のにして!」


ほむら「今なら洗剤が三つとアサルトライフル3丁がついてくるわ!」


キュゥべえ「ボクなんて、トイレットペーパーが四つと、えーっと、ヘロイン100kgがつけるよ!」


さやか「あたしと契約したら、電波ソングをアカペラで大熱唱してあげるよ」


杏子「アタシと契約したら月三万払えよ」


まどか「ちょっ、ちょっと待ってよ!」オロオロ…

ほむら「じゃあ空母三隻あげるわ!」


まどか「三隻も貰っても使いどころが無いよ!?」


キュゥべえ「じゃあコカインあげるよコカイン!」


まどか「麻薬だよね!?いいよ!いらないよ!」


さやか「ねー、何を歌って欲しいー?」


まどか「また今度にして!さやかちゃん!」


杏子「どうでもいいけど、食いモンよこせよ食いモン」


まどか「杏子ちゃん!?いつの間に!?」


キリカ「そうだね、私にとっては、うどんもラーメンも似たような物……」


まどか「誰!?」


キリカ「え?私?私は全知全能の神」


まどか「嘘だよね!?」

キュゥべえ「邪魔しないでよ!」


ほむら「邪魔してるのよ」


まどか「け、喧嘩しないで…」


さやか「ファンタはグレープに決まってるでしょうが!」ガァッ!


キリカ「何だとこの野郎!」ゴワァッ!


まどか「あぁ!さやかちゃんと神様が、どーでもいい事で喧嘩し始めた!」


杏子「なぁ、食いモンくれよ、食いモン。昨日から何も食ってねぇんだよ、なぁ」グイグイ

キュゥべえ「クッ…!どこまでも邪魔をする気か!?」


ほむら「モチのロンよ」


キリカ「ピロオーンで五千ポイントだからジャリミオンをハイアップして——」


キリカ「やった!勝った!第三部・完!」


さやか「あ、ちょっと!あんた、ケルメゾネスをアビッシュホーンしてないじゃない!」


キリカ「もう終わってるから、何を言っても無駄だよ!」


さやか「この野郎!ハメやがったな!」


キリカ「離せ!貧乏人が!」


まどか「何をしてるの二人共!?」


杏子「なぁーオイー、頼むよー、食いモンくれよー、うぅ…」

織莉子「あ、こんな所に居た」ガッ


キリカ「あうっ」


織莉子「さ、帰るわよ」


キリカ「さらばじゃ皆の衆ー」ズルズル…


まどか「あ、神様がー…」


さやか「返せよ!返してよ!あたしのゴルゴ13の43巻返してよ!」




マミ「あら?何か騒がしいわね」

キュゥべえ「ええい!今日はここまでにしてやる!さらば!」ダッ!


ほむら「手錠持ってくればよかったわ」


マミ「何してるの?」


まどか「あ、マミさん」


さやか「うぅ〜…ゴルゴ13〜…」


杏子「なぁ、さやかぁ!食いモンくれよ食いモン!」


さやか「あたしの弁当を半分、あげるわよ〜…」


杏子「本当か!?」パァァ…!


杏子「ありがとうな!さやかぁ!マジでお前は頼りになるぜ!」ダキッ!


さやか「うぅ〜……」

学校



キリカ「………」ペラッ


先生「えー、つまりここはこうなる訳で——」


キリカ「……」ペラッ


先生「それでここを解読するには——」


キリカ「……フッ」

キリカ「フハハハハハハハハハハハッッッ!!!!!やった!ついに私はやってやったぞ!織莉子と

一日添い寝券を手に入れる事が出来たヒャッハーッッ!!!ゴルゴ13も貰ったしッッ!もう最高!!

この券を使い、織莉子とあんな事やこんな事をするんだッハハハハハハハ!!!!

先生「そこのキミ、うるさいですよ」

「凄い喜んでる」

「そう言えばカレーとハヤシライスって何が違うのかな!?」


キリカ「ヤバイ!想像しただけで鼻血がぁあああ!!!」


「誰か充電器持ってない?」


「おめぇにやる充電器はねぇ!」


「誰かぁ!助けてぇー!」


「マジでうるさいんだけど!」


「そんな事より、昼飯まだかな」


先生「あーもー、うるさいうるさい、全員トイレ掃除」

昼休み


仁美「今日のトイレはヤケに綺麗でしたわね」


さやか「そうだったね、誰か掃除でもしたのかな?」


まどか「さやかちゃーん、お弁当食べよーう!」


さやか「あぁ、ちょっと待ってー!杏子に分けてから行くからー!」


まどか「さーてと、確かカバンの中から、お弁当を……」


まどか「あれ?お弁当がない!?忘れてきた!?」


QB「どうかしたかい?」


まどか「キュゥべえ!」

まどか「実は、お弁当を忘れちゃって」


QB「そうかい。それじゃあ、ボクと契約すればいい」


まどか「え?」


QB「ボクと契約すれば、弁当の一つや二つ出せるよ」


まどか「そうだよね、じゃあ———」


QB「グムッ!?」ズバァンッ!


まどか「キュ、キュゥべえ!?」


キリカ「その必要は無いよ!」バァーン!


まどか「神様!」


まどか「な、何で、神様、ゴム手をつけて長靴を履いてるの?」


キリカ「話せば長くなる」

キリカ「私は、暁美ほむらと『正当な取引』をして、きみをキュゥべえからの勧誘の妨害を

暁美ほむらの代わりにやる事になった、よろしく」


まどか「え?じゃあ、ほむらちゃんは?」


キリカ「何かを捕まえに行くって言ってたよ」


まどか「捕まえるって……」

ほむら「絶対に貴方を潰す」キュゥべえ「絶対にボクはキミを殺す」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1362562999


『本部』再来。

キュゥべえ「ボクを捕まえようとしてるんだよ」


まどか「キュゥべえ!?」


キュゥべえ「全く、訳が分からないよ。どうして彼女はあそこまでボクを敵視するのかな?」


まどか「さ、さぁ…」


キュゥべえ「あ、そんな事より契約———」


キリカ「そうはさせるか!私の目が黒い内に———」


キュゥべえ「これで見逃して」おりキリの薄い本六冊


キリカ「さらばだ迷える子羊よ」スー…


まどか「あぁっ!神様が買収された!」

廊下


キリカ「やったー!私大歓喜!こんなに貰っちゃったー!」キリカチャンスマイル


キリカ「鼻セレブ五箱ぐらい買わなきゃ———」


ほむら「呉キリカ」


キリカ「………何?」


ほむら「そんな大真面目な顔をしても、そのしっかりと抱えてる本を見たらバカにしてるとしか思えないわ」


キリカ「悪いね、暁美ほむら。交渉決裂だ」


キリカ「あの話しは無かった事にしてくれ」


ほむら「そう……」

ほむら「美国織莉子と話しをry」


キリカ「と、言うとでも思ったかい?」キリッ


キリカ「私達、友達だろ?最後まで付き合ってあげるよ」キラキラ…


ほむら「そう(必死ね…)」ナニイッテンダコイツ

校庭


さやか「さぁ、遠慮せずに召し上がって下さい」


杏子「有り難き幸せ!」ムシャムシャ…


さやか「ゆっくり食べなよ」


杏子「ikfjijfwjwjiwjew9w]];e]kefow」クッチャクッチャ


さやか「日本語でおK?」

杏キチ

数分後


杏子「いやー美味かったー!」


杏子「まさか弁当でステーキ食えるとはよー!」


さやか「昨日の残りなんだ」


さやか「まぁ?そのステーキ?神戸牛なんだけどさ?」


杏子「す、スゲェ!」


さやか「いやいやー、スーパーで安い肉買おうと思ってたんだけど——」


さやか「——ドジッて神戸牛買っちゃったんだー、うっかりブランド牛買っちゃったんだよー」


さやか「あたしって、ホントバカ」ドヤァァ…

腹パンしたくなるさやかちゃんだな

さやか「まぁ?何か?神戸牛ってさ、そんなに美味しくなくってさ?」


さやか「思わず残して、結局弁当にしてしまったんだよね?」


杏子「お前、金持ちなんだな」


さやか「え?いやぁ?並みだよ並み、中の下クラスだよあたし?」


さやか「いや、ホント、マジで、フリーター並みの金しか無いから?」


さやか「まぁ?別に?二枚目の?宝くじが大当りしただけだし?」


杏子「何円?」


さやか「あー…聞いちゃうそれ?」

杏子「勿体ぶんなよ」


さやか「まー、ざっと一千億かな?」


杏子「いっせんおく?」


さやか「あー…まだその領域に達して無いんだね、杏子は」


杏子「?」

さやか「まー、あたしはもう勝ち組だけどさ」


さやか「一応、あんたの事を応援してるから?」


杏子「お?お、おう?」



さやか「ん?電話か…」ピピピ…


さやか「はいもしもし?あ?ハイそうですけど」


さやか「はい、はい……え?当選者を間違えた?」

さやか「え?あ、あぁ…ハイ、え?いや、別に大丈夫ですハイ」


さやか「え?あ、あ…あ、ちょ、ちょっと神戸牛買っちゃったんですけど……」


さやか「いや、あの、宝くじに当選者間違えるなんてありえませんよね?」


さやか「新システムだから仕方無いって……」

さやか「いや、あの、えっと、じゃあ…あの……私は?」


さやか「ハイ…えーっと、○○543です……」


さやか「ハイ…え、あぁ…六セントですか」


さやか「分かりました、それじゃあ失礼します……」


さやか「神戸牛の金はとりあえず両親に掛け合ってみます、ハイ」


さやか「ハイ、それじゃあ……」ピッ

さやか「そうだ……怒っていい、これは理不尽だ」


杏子(な、何故、さやかが涙を…!?)

杏子「な、何か分んねぇけどさ……」


杏子「元気だせよ、さやか」


杏子「ほら、食うかい?」デロンッ


さやか「杏子…!(それあたしの神戸牛だし、てゆうか口から出すな!汚ねぇな!)」

ほむら「待ちなさいキュゥべえ!」


キュゥべえ「ムッ…来たか」


まどか「ほむらちゃん!」


ほむら「まどかから離れなさい!」パンッ!


キュゥべえ「当たらなければ、どうという事は無い!」シュッ!


ほむら「クッ…!」

ほむら「ホムホムレーザー!」ホムーンッ!


キュゥべえ「うぎゃあ!まさかの科学兵器か!」


キュゥべえ「ゲフゥ…」バタッ!


まどか「キュゥべえ!」


ほむら「You still have lots more to work on…」


キュゥべえ(日本語で喋れ屋)

ほむら「さ、逃げましょう」


まどか「ま、待って!こんなの絶対おかしいよ!」


ほむら「黙りなさい、逃げないと死ぬわよ?」


まどか「死ぬぅ!?」

トイレ



さやか「………」トボトボ…


さやか「ん?」


「あっ…!んっ…!織莉子…!織莉子ぉ…!」


さやか「?」


「ん…!あ、うぅ…!」


「ハァハァ……」ガラガラ…


「あぐっ!ぬ…!」ゴシゴシ…


「ふぅ……」


ガゴン、ザー…

ガチャッ


さやか「………」


キリカ「………」


キリカ「………」アゥアゥ…


さやか「何という幸運っ……!」

さやか「やった!ゴルゴ13を取り返せたぞ!」


さやか「あたし大歓喜!」


マミ「美樹さん」


さやか「あれ?マミさん、どうかしたんですか?」


マミ「暁美さん知らない?」

さやか「さぁ?教室に居るんじゃないんですか?多分、エヘヘヘ…」


マミ「そう、何だか嬉しそうね」


さやか「えー?まぁ色々ありましてー」サヤカチャンスマイル


マミ「とりあえず、教室の方を見てみるわ」

教室



ほむら「ランデヴー!ランデヴー!」グイグイ


まどか「ノーランデヴー!ノーランデヴーだよ!」ググ…


キュゥべえ「このぉ…!許さないぞ!暁美ほむら」


ほむら「まだ生きてたのね、この白米め!」


マミ「待ちなさい!」

ほむら「蓬生(ヨモギ)マミ…また邪魔する気…!?」


マミ「キュゥべえには手を出させないわよ、暁美さん」


ほむら「じゃあ、キュゥべえをあげるから、鹿目さんを貰っていいかしら?」


まどか「いいかしらって…!」


マミ「駄目よ、鹿目さんも私の大切な友達ですもの」


ほむら「…そう、大切な強敵(とも)ね」


ほむら「そんな事、しったこっちゃないわ」


マミ「!」

ほむら「トランザム!」


まどか「きゃっ!?」


マミ「あ!鹿目さん!」


ほむら「まどかは貰うわ(身も心も)」


マミ「クッ…!逃がさないわ…!」


マミ「キュゥべえ!そこで待っててね!」


キュゥべえ「うん、待てたら待つ」

屋上


さやか「………」ペラッ


さやか「このソ連兵、結構しぶといな。さっさと投降すればいいのに」


ガチャッ


キュゥべえ「ボクだけじゃ無理だ『本部』に要請して増援を出して貰わないと!」


さやか「あれ?あんたは……」


キュゥべえ「転送装置、作動!」ポチッ!


バチバチバチッッッ!!!


さやか「うおっ!眩し!」

人型QB「やぁ」


さやか「」


キュゥべえ(誰だアンタ)


さやか「グロッ!頭部だけがQBで体が人間って…!グロッ!」


さやか「グロいよグロい!グロ過ぎて吐きそ…おrrrrrrr」ボドボド…

人型QB「さて、マスター。何の用かな?」


キュゥべえ「……とりあえず、ジッとしててくれ」チャキッ


人型QB「え!?ちょっ、ちょっと待っ——」


人型QB「さやか!助けてくれ!」


さやか「ヤメルンダキュゥベエ、ソノコニダッテ、イノチガアルンダゾー」

キュゥべえ「ジッとしててね、銃の標準が定まらない」


人型QB「そ、そんな!おかしいよ!」


人型QB「お願い!さやか!助けて!」


さやか「おかけになった、さやかちゃんは現在使われておりません」

キュゥべえ「ゼロ距離で撃とう、うん、それがいい」


人型QB「さやか!困ってる人がここに居るよ!?助けてよ!」


さやか「悪ぃ、ちょっと今日はそういう気分じゃないんだわ」


人型QB「えぇっ!?」


キュゥべえ「それに人じゃないし」

人型QB「そんな!止めてくれ!言うこと何でも聞くから!」


キュゥべえ「は?」


人型QB「命だけは!」


キュゥべえ「は?」


キュゥべえ「つーか、本当に失敗作には用無いから」


キュゥべえ「その媚びた犬みたいな目止めろ、反吐が出る」


人型QB「うぅ……」


キュゥべえ「何泣いてんの?感情ある時点で失敗作なんだよポンコツが」


キュゥべえ「いい加減にしろよこのゴミクズが!」ガッ!


人型QB「ぐえっ…!」ビグンッ!


キュゥべえ「そもそも何でボクがお前みたいな失敗作の中でも最底辺レベルの糞ゴミの処分をしなきゃならないんだ!」


人型QB「あひんっ!」ビグンッ!


キュゥべえ「その反応止めろ!腹立つんだけど!?」



マミ「………」ジー…


マミ(いい…いいわぁ…あの汚物を見る様な目…私、何かが目覚めそうだわ…!)


マミ(結局、暁美さんを取り逃がして戻ったらキュゥべえが消えてて、屋上に行ってみたら、こんな光景に

巡り合えたわ)

さやか「そんな事よりさーキュゥべえ」


キュゥべえ「ん?」


さやか「コイツの骨を順番に折って、どこの骨を折ったら殺してくれって言うか賭けしてみない?」


マミ(美樹さん!?)


マミ(貴方も、そっちの人間だったの!?)


マミ(そう言えば、出会った時よりも美樹さんの目が曇ってる様な気がしたけど……)



キュゥべえ「肋骨に三千円」


さやか「じゃあ、あたしは手足の指の骨に五千円」


キュゥべえ「それじゃあ、早速砕くか」


さやか「金槌無いから消化器でいいか」


キュゥべえ「うん、充分充分」


人型QB「ちょっ…!止め…ほんと…」



バタンッ!


さやか「!?」


キュゥべえ「?」


マミ(!?)


まどか「………キュゥべえ」

キュゥべえ(マズイ…本性を見られた……)


さやか(マズイ…ドラクエ10借りパクしてた…)


まどか「酷いよ…キュゥべえもさやかちゃんも…」


キュゥべえ「ち、違うんだまどか!コレは……!」アセアセ


さやか「そ、そう!ほんと、からあげクンが妙に美味しく見えたからつい……!」アセアセ


まどか「何で私でやらないの!?」


まどか「折るなら私の骨を折ってよ!何でよりにもよってQBなの!?」


キュゥべえ(何を言ってるんだこの子は、とうとう頭おかしくなったか)ヒキッ


まどか「あぐぅっ!」ビグッ!


キュゥべえ「!?」


まどか「そう、それでいいんだよ…!そのドン引きした目でもっと見て!」ハァハァ…


キュゥべえ「き、気を確かに———」


マミ「待ちなさい!」バンッ!


キュゥべえ「マミ!?」


マミ「キュゥべえに甚振られるのは私の仕事よ!」


キュゥべえ「気持ち悪いからその仕事直ちに止めろ!」


マミ「いひぃん!」ビクッ!


キュゥべえ(どうしろってんだ……)

キュゥべえ「止めてよ!ボクが二人にそんな酷い事する訳が無いよ!」


マミ「そんな事言っても無駄よ!貴方は善人に皮を被った外道だという事を知ってるんだから!」


キュゥべえ「ひ、否定はしないよ!でも——」


まどか「じゃあ靴を舐めればいいの!?靴を舐めたら足で頭を踏んでくれるの!?」


まどか「それじゃあ早速——」スッ


キュゥべえ「止めるんだ!本当にキミどうしたんだ——」ガシッ


キュゥべえ(!? この症状……)


まどか「首絞めてぇ……」ガクガク…

キュゥべえ「ねぇ、キミの名前は?」


まどか「雌豚でふぅ…」


キュゥべえ「……家は?」


まどか「牧場にある豚小屋ですぅ…」


キュゥべえ「将来の夢は?」


まどか「エスカレーターですぅ…」


キュゥべえ「好きな言葉は?」


まどか「『お前を蝋人形にしてやろうかぁ!』です…」


キュゥべえ(やはりこれは……)

キュゥべえ(マゾヒスト病、一時期ボクの星で流行った病気だ…)


キュゥべえ(それにしてもどうして……まさか、転送した時…?)


まどか「罵ってよさやかちゃん……!」


さやか「膝と手を地面に付けて頼んでみなよ」



マミ「さぁ!キュゥべえ!どこの骨を折ってもいいわ!」


マミ「私は抵抗しない!」


キュゥべえ(マミは正常だな)ウン


キュゥべえ(今、まどかを契約してやってもいいが……)


キュゥべえ(本来、まどかはMの世界に居るべき人間じゃない)


キュゥべえ(彼女はSの世界に戻さなくてはならないな、まずはそれからだ)

杏子「その必要は無いわ」ザッ


キュゥべえ「え」


杏子「まどか、そろそろ授業が始まるわよ」


まどか「杏子ちゃん……?硝酸飲ませてー…」


杏子「その必要は無いわ、私が飲むから」ファサァ


キュゥべえ「訳が分からないよ、硝酸飲むとか頭がどうかしてるとしか思えないよ、というか」


キュゥべえ「キミは……杏子?」


杏ほむ「え?何を言ってるのかしら、私は正真正銘、暁美ほむらよ」


杏ほむ「大丈夫?眼科行ったら?」


キュゥべえ(どう見ても佐倉杏子にしか見えないんだけど……!)

杏ほむ「早く教室に戻るわよ」

まどか「教室より拷問室がいい!」

さやか「あたしもそろそろ戻ろーかなー」スタスタ…

マミ「そ、そ、それじゃあね!キュゥべえ!」チラッチラッ


キュゥべえ「うん、じゃあね」マジキチスマイル


キュゥべえ「はぁ……あれも恐らく宇宙からのウィルスだな……」


キュゥべえ「あれ?人型QBは?」

校庭


キュゥべえ「人型QBの事は後にして、まずは杏子を探すか」


キュゥべえ「確かこの当たりで目撃情報が……あ、居た」


キュゥべえ「……ねぇ、キミは佐倉杏子でいいんだよね?」


杏子?「違う、私の名は佐倉杏子などという低俗な名前ではない」


キュゥべえ「え?」


杏子ファミリア「私の名前は……神の使い『杏子ファミリア』」


キュゥべえ「案の定、おかしくなってた!」ガーン!


キュゥべえ「杏子!キミも一体どうしたんだい!?その般若の面も!」


杏子ファミリア「どうという事は無い、ただ悟りを開いただけだ」フッ…


杏子ファミリア「人間の闘争本能がままに、今は世界中で争いが起こっている」


杏子ファミリア「しかし、それは自然現象と何の変わりも無い」


杏子ファミリア「つまり……む…?どこに行った、迷える子羊よ」




キュゥべえ「別人ウィルスに神人化ウィルス…!どうして宇宙のウィルスがこんなに…!?」


キュゥべえ「今、まともなのはマミとさやかだけ…!一気に魔法少女ニ人と少女一人が病気になるとは…!」


キュゥべえ「こんな訳の分からないウィルスのせいで、ボクの計画が……!」


「うーうーうー」


「いっひゃっひゃっひゃっwwwwwww」


「魚一匹500円であるwwwwwww」


キュゥべえ「よく見たら、街の様子もおかしい……!」

人型QB「フフフ……困ってる様だね!」


キュゥべえ「キミは…!」


人型QB「こんな事もあろうかと、ボクの体内の中に様々なウィルスを溜め込んでいたのだ」


人型QB「おっと、今ボクを撃つとトンデモない事になるよ」


キュゥべえ「何で、キミにはかからないんだ!?」


人型QB「元はボクは薬品で作られた個体……ウィルスなんて関係無いよ」


キュゥべえ「それなら…焼き殺すか……」


人型QB「無駄だよ」


人型QB「この場でボクを殺したとしても!第二第三のボクが地球に現れるからね!」


キュゥべえ(ウザぁ!)

人型QB「フフ…これで、この状況を止める方法は一つに絞られたね……」


キュゥべえ「え?」


人型QB「キミがボクと契約して魔法少女になってよ!」


キュゥべえ「あー…あんまり意味無いんじゃないの?」


人型QB「ど、どうして?」


キュゥべえ「そもそもボク少女じゃないから、あまり効果無いんじゃないの?」


人型QB「じゃ、じゃあ…特別に少女にしてあげる……」


キュゥべえ「嫌だよ!何で今の性別捨てなきゃならないんだよ!?」


人型QB「問答無用!」カッ!


キュゥべえ「話し聞ry」

人型QB「フフフフ……これでよし……」


キュゥべえ「この力……上司と一枚噛んでるね……」


人型QB「さぁ!願い事を言うんだ!」


キュゥべえ「地球上の宇宙からやって来たウィルスを消し去りたい、です、はい」ズーン…


人型QB「どうもありがとう(以下省略」


キュゥべえ「何でこんな目に……」

翌日


マミ「ティロ・フィナーレ!」ドォウン!


魔女「ぬるぽぉ!」ガッ!


マミ「やったぁ!見てた!?キュゥべえ!?」


キュゥべえ「うん、見てた見てた」


QB「キミは戦わないのかい?折角、魔法少女になれたのに」


キュゥべえ「いいよ、面倒だし」


QB「それじゃあ穢れが…」


キュゥべえ「穢れ強制払拭鍵をソウルジェムに突き刺してるから大丈夫」


QB「それじゃあ駄目だよ!キミが戦わないと意味が無いじゃないか!」


キュゥべえ「戦っても意味無いと思うけど……」


キュゥべえ「もういいよ、ウィルスも全部消し去ったんだから……」

まどか「え?今、キュゥべえが魔法少女になった様な事を言ってなかった?」


QB「そうそう、実はかくかくしかじか……」


まどか「えー!?そうなんだ!?」


QB「この事は誰にも内緒だよ?」



マミ「見てた!?キュゥべえ!?」


キュゥべえ「うん見てた、一割見てた」

公園


まどか「——って事で、キュゥべえは魔法少女になったんだって」


さやか「そうなんだ……」


さやか「変な代償支払わせちゃったね」


まどか「私が悪いんだよ、加湿機を買っていれば」


まどか「あ、この事は誰にも内緒だよ?」


さやか「うん、分かった」

教会跡


さやか「———と、言うわけなんだ」


杏子「アイツが魔法少女にねぇ……」


さやか「誰にも言うなよ」


杏子「ヘッ……」


杏子「黙れたら黙っててやるよ」

空き地


杏子「——って訳だ」


マミ「そ、そうなの!?キュゥべえが!?」


マミ「あぁ…そうだったのね…」


マミ「これで私は毎日一人で戦わずに済むのね」


杏子「そういう事だ、じゃあな」

これは「隣のおばちゃんに秘密をこっそり教えたら、誰にも話さないと人に言いながら次の日には近所中に広まってる」の法則…!

明日


さやか「おはよう!まどか!」タッタッタ…


まどか「あ、おはよう、さやかちゃry」


ドゥンッ!


さやか「」グチャァッ!


まどか「い、いやぁああああ!!!さやかちゃんがぁ!」



ほむら「どうしたの?」


まどか「ほむらちゃん!さやかちゃんが…!さやかちゃんが…!」


ほむら「これは酷い…!誰がこんな酷い事を…!」

ほむら「額を撃ち抜かれてるわね……」


まどか「一体、誰が……」


ほむら「ゴルゴムの仕業ね……」


さやか「」ピクッ


まどか「あれ…?今、動いた様な…」


さやか「ぬぅ…あぁあああああ!」


ほむら「バカな!?確実に額を撃ち抜いたハズ…!」


さやか「あたしの体内にナノマシン(魔法)がある限り……」


さやか「……あたしは何度でも蘇る」

さやか「あんたじゃ、あたしを殺せない」


ほむら「クソッ!この化け物め!」ジャギッ!


ドガガガガガガガガガガガッッ!!!!


さやか「ぬぅっ!」ビスッ!バスッ!


さやか「クックック……」グジュグジュ…


ほむら「そ、そんなバカな!?」


まどか「止めて…!もう、止めて…!」

ほむら「こうなったら、直接切り刻んで——」ジャギッ


まどか「もう止めてよ!朝っぱらから何する気!?」


ほむら「内蔵をエグリ出すだけよ、大丈夫、怖がらないで」


まどか「怖いよ!止めてよ!さやかちゃんは私の友達なんだよ!?」


ほむら「でも……」

キュゥべえ「何をやってるんだキミ達は」


まどか「助けて!ほむらちゃんとさやかちゃんが!」


キュゥべえ「何をやって………仕方無いなぁ」


キュゥべえ「二人の痛覚緩和を強制に外して……」ピッ


キュゥべえ「ジャイアント馬場の十六文キックがモロ入った時の痛み」ピッ


さやか「ぐほぉっ!?げはぁっ!げほっ!」


ほむら「ぐぅっ!?あが……!」


キュゥべえ「続いて、手をミキサーの中に突っ込んだ時の痛み」ピッ


さやか「痛い痛い痛い!痛いよぉ!」ビクッ!


ほむら「〜〜〜〜!」ビクッ!


キュゥべえ「次は同級生が自分は魔術師だという事を告白してきた痛み」ピッ


さやか「イタタタタタタ!痛いっ!痛い!」ビグッ!


ほむら「ひぐぅ!も、もう…許してぇ…!」

キュゥべえ「そしてこれは、同窓会の時に、隣に居るのに学生時代の友達に三人に『あれ?○○、来てないの?』

と、言われた時の痛み」ピッ



さやか「ぐわぁああああ!!!」


ほむら「いやぁあああああ!!!」



キュゥべえ「そしてこれは、医者に『大丈夫、チクッとするだけだから』と言われたけど、全然そんな事無かった

時の痛み」


さやか「うぎゃああああ!!!」


ほむら「痛いぃぃぃぃ!!!」


キュゥべえ「そしてこれは、『え?キミ野球部なの?アニメ研究かと思ってた』と先生に言われる時の

痛み」ピッ


さやか「ひ、ひぐぅぅぅぅ!!!」ビグンッ!


ほむら「か、勘弁してください……!」ビクビク…

な、何故だ…魔法少女でも無い俺が何故痛みを受けている!?

まどか「キュ…キュゥべえ、私もやってみていいかな?」


キュゥべえ「いいよ、ハイ」


ほむら「ちょっ…ちょっと待って」


まどか「これは?」ピッ


キュゥべえ「それは校舎裏で全力エアギターしてる所を校長に見つかった時の痛み」


さやか「ぐぼっはぁ!」ビグンッ!


ほむら「あぐぅ!」ビクッ!


まどか「これは?」ピッ


キュゥべえ「それは文化祭の演劇の死体役の代役の代役にされた時の痛み」


さやか「いやぁあああああああ!!!痛いよぉ!!止めてぇええ!!!」ビグッ!


ほむら「こ、これ以上は……!」ハァハァ…

まどか「ティヒヒ!じゃあこれは!?」ピッ


キュゥべえ「それは、彼氏の目を惹こうとして、ショートヘアーにしてデートに行ったら『あれ?リップ変えた?』

と言われる時の痛み」



さやか「ぐぅぅっ!?」ビグッ!


ほむら「がぁっ!?」ビクッ!



まどか「これは?」


キュゥべえ「それは修学旅行の出発前、先生が『よし、揃ってるな…○○は休みっと…』と言われる時の痛み」


さやか「も、もう許して……!」


ほむら「うぅ……」

仁美「あら?何をしてらっしゃるのですか?」


まどか「仁美ちゃん!」


さやか「うぅ…」グスッ


ほむら「あぐぅ……」プルプル…


仁美「い、一体何がありましたの!?」


まどか「何でも無いよ、さ、行こっ。二人も早く」


さやか「ま、待ってぇ……」


ほむら「うぐっ……」




キュゥべえ「……まどか、キミはやはり、良い魔法少女になれるよ」

裏路地


杏子「待ちな!」ザッ!


キュゥべえ「む、キミは……」


杏子「ここを通りたかったら、お菓子千個渡しな!」


キュゥべえ「じゃあ別の道から通るか」クルッ


杏子「あ、待って……」

お菓子千個?
つ生チョコ×1000

キュゥべえ「何だい?ボクはキミに構ってるヒマは無いんだよ」


杏子「どこぞのゴージャスニートみたいな事言いやがって!」


キュゥべえ「口調が似てるだけだよ」


杏子「そんな事より、腹が減ったんだよ!お菓子じゃなくて食いもんくれ!」

キュゥべえ(杏子は腹が減ってる様だ…何を食べさそうか…)


1・カップヌードル


2・金麦


3・下剤


+2

1に3を入れよう

キュゥべえ「ちょっとコンビニ行ってくる」


杏子「?」


—————————


キュゥべえ「お待たせ」


杏子「お、おぉ…!カップヌードルじゃねぇか…!」


キュゥべえ「さ、食べな」


杏子「ありがてぇ…!ありがてぇ…!」ズルズル…


キュゥべえ「………」


杏子「お前、ほんっと良い奴だよな…!マジで感謝だ…!」


キュゥべえ「それはどうも」


キュゥべえ(他に何か食わすか?)



1・足元にある虫の死骸


2・足元にあるゴミ


3・おまかせ


+2

媚薬

キュゥべえ「さ、これも飲むといい」


杏子「悪いな」ゴクゴク…


ゾォォォッ!


キュゥべえ「ん?」


杏子「チッ、魔女か……!」


キュゥべえ(最悪のタイミングだな…)

結界


使い魔A「ミギィッ!」グシャッ!


杏子「ヘッ!こんなもんか!」


キュゥべえ「………流石だね」


杏子「よし、そろそろ最深部だ……」

杏子「うっ…」


キュゥべえ「どうしたの?」


杏子「な、なんか腹が痛くなってきた……」


キュゥべえ「え?」


杏子「や、ヤベェ…!食い慣れて無かったか…!?」


杏子「ちょっ…どうしよう…最深部、まで来てしまったし……」

キュゥべえ「困ったね」


杏子「あぐっ…!でひゃう…!もうでりゅう…!」ガクガク…


キュゥべえ「大丈夫?」


杏子「だ…だいひょうぶじゃない…!」ガクガク…


杏子「あ、うっ……!」ビュッ!


杏子「………」ポタポタ…


キュゥべえ「どうした?」


杏子「………」


キュゥべえ「杏子?」

キュゥべえ「ねぇ、杏——」


杏子「来るんじゃねぇ!来たら殺すぞ!」ジャキッ!


キュゥべえ「……何を泣いてるんだい?」


杏子「泣いて…ん…泣いて…ねぇよ!」グスグス…


キュゥべえ「ん、妙な臭いがするな……」


杏子「!」ギクッ


キュゥべえ「あれ?その足元にある茶色の物体は……?」

キュゥべえ「杏子…?キミ、まさか……」


杏子「ち、違う…!これは…!」


杏子(どうしよう…何て誤魔化そう……)


杏子「>>125

小腹が空いた時に食べようと思ってたカレーパンが潰れたんだよ!

杏子「小腹が空いた時に食べようと思ってたカレーパンが潰れたんだよ!」


キュゥべえ「……そうかい」


杏子「………」ホッ


シュゥゥ……



キュゥべえ「あ」


杏子「チッ…逃げられたか…」


キュゥべえ「惜しかったね」


杏子「あぁ…そうだな……」


杏子「ちょっとトイレ…」コソコソ…


キュゥべえ「あぁ、行ってらっしゃい」

公衆トイレ


杏子「うぇ…ビチャビチャだ……臭せぇ…」


杏子「とりあえず、汚れは紙で拭いて…」フキフキ…


ザー…


杏子「下着はとりあえず、どっかに捨てる」ポイッ


杏子「うぅ…くそ……」ガチャッ

うんこちゃん…

なんてこったい

教室


QB「まどか!ボクと契約して魔法少女になってよ!」


まどか「あ、キュゥ……」


ほむら「クッ…このゴミムシが…どこから湧いた!」


「待った!」


BB「そいつは悪い宇宙人、QBだ!」


BB「ボクの名前はBB!ボクと契約して、アイツを倒してくれ!」


まどか「うわ!?青いキュゥべえだ!」


「騙されちゃ駄目だ!」



YB「ボクはYB!QBやBBは嘘しかつかない悪いヤツだ!」


まどか「今度は黄色いQB!?」


ほむら「どういう事…!?」

「待ちたまえ」


RD「私の名はRD、そやつらの話しを聞いてはならん」


まどか「今度は赤いQB!?何か声が違う!」


ほむら「クッ…!これ以上増えられたら堪らないわ…!」


ほむら(時間停止!)カチッ


ほむら(消音銃で……あ、弾一発しかない…)


ほむら(仕方が無い…どっちかのQBを撃つしかない…)


1・QB

2・BB

3・YB

4・俗物


>>132

4
あ、手が滑った

ほむら「ハハハハ……落ちろ!蚊トンボ!」ビスッ!


ほむら「時間停止解除!」カシャッ!


RD「!」ヒュッ!チュィンッ!


ほむら「何だと…!?」


RD「当たらなけれ、どうという事は無い!」タタタ…


ほむら「クッ…!逃がしたが…!」


QB「ボクも逃げよ!」


BB「ボクも!」


YB「あ!待て!いや、待ってくださいよ!クソォ!こうなったらボクだけでも…!」


ほむら「……」ガシッ


ほむら「ムンッ!」ブチィッ!


Y/B「」ポテッ


まどか「な、何だったの…?」

裏路地


RD『当たらなければ、どうという事は無い!』


キュゥべえ「くそぅ…失敗したか」


キュゥべえ「仕方が無い、他の方法を考えるか……」

杏子「待て」ザッ


キュゥべえ「ん?」


杏子「やらないか?///」ハァハァ…


キュゥべえ「お断りします」


キュゥべえ(今更、あの媚薬が効いたのか)

杏子「そう…か、でも、ゴメンな、もうアタシは自分で自分を制御出来なくなっちまってる…」


杏子「悪ィけど……問答無用でお前を襲う」フラァ…


キュゥべえ「え、ちょっと待って」


キュゥべえ(どうする…!?)


1・止める

2・自分の仲間を売る

3・逃げる

+1

2

キュゥべえ(クッ…こうなったら……!)


キュゥべえ「ッ!」ダッ!


杏子「待て逃げんな!」ダッ!

体育館裏倉庫


仁美「よいしょっと……」


仁美「ふぅ、疲れましたわ…」


さやか「悪いね、仁美。手伝ってくれてさ」


仁美「いえいえ」


さやか「それじゃあ、あたしはこれで」


仁美「………ん?」


杏子「ハァ…ハァ…くそぉ…確かここに逃げたハズ……ん?」


仁美「え…何で……だ、誰ですの!?」


杏子「もういい」


仁美「え?」


杏子「お前でいい」

仁美「い、いや…来ないで……」ジリッ…


杏子「悪ィな…本当、悪ィ…」


仁美「目、目が怖いですの…!」


杏子「……あ」


仁美「へ?」


杏子「貰ったぁ!」ガバァッ!


仁美「い、いやぁ!誰か助け——ムグゥ!んっ!ぷはぁ!」




キュゥべえ(許してくれ、これしか方法が無かったんだRB……)

仁美「あ、あぁ…初めてのキスを……」


杏子「女同士だから大丈夫だ」モゾッ


仁美「それもそうですわ……って!どこ触って…!あんっ!」ビクンッ!


杏子「感じやすいな、お前。そんなに気持ち良いか?」サスサス…


仁美「いやぁ…もう止め下さいまし…」ポロポロ…


仁美「この体は…初恋の彼に捧げようと思ったのに……」グスグス…


杏子「大丈夫、ノーカウントだこれは」

校庭


キュゥべえ「あー…RB…志筑仁美には悪い事したなー」


さやか「キュゥべえ!」


キュゥべえ「どうしたんだい?」


さやか「タイムマシーン出して!」


キュゥべえ「え?」


さやか「タイムマシーンで未来に行って、未来のあたし達の様子を見ようかなー的な」


キュゥべえ「はぁ……」


まどか「お願い!」


ほむら「この通りよ」ペッ


杏子「お菓子あげるから!」ゴッソリ


キュゥべえ「盗品でしょそれ!?でも、ボクは生憎……」


まどか「出してくれたら契約してあげる『かも』!」


キュゥべえ「イエスユアマジェスティ!」ガガガガッ!ギーコー!ギーコー!

二分後


キュゥべえ「よし出来た!」


ほむら「あら?早かったわね」


キュゥべえ「だてに研究員やってないからね」


さやか「いや…研究員の域超えてるだろ……」


杏子「何かコレ、タイムマシーンと言うかキテレツ大百科のアレみたいだな」


キュゥべえ「タイムマシーンって事には変わりは無い!さぁ未来に行こう!」


キュゥべえ「適当に年号合わせて……」


キュゥべえ「いざ出発!」ガチャッ!

200X年。

世界は、核の炎に包まれた。

海は枯れ、地は裂け。


あらゆる生命体が絶滅したかの様に見えた。


だが、人類は死滅していなかった。


「ヘッヘッヘッ……」ドルゥンドルゥン…


「ヒャッハー!」


「水だー!」


まどか「」


さやか「」


ほむら「………」


杏子「………」


キュゥべえ「………」

世界線飛び越えちゃったw

キュゥべえ「……ごめん。何か、世紀末まで来ちゃった」


杏子「何で見滝原が、※惑星まどかの二の舞になってるんだよ」


ほむら「別時間軸の話は止めなさい」


さやか「って事は、もう少ししたら惑星まどかみたいにホーム○ロントみたいな展開になるのか」


ほむら「別時間軸の話しは止めなさい」



※…惑星まどか

ほむらの手により、大量生産装置から生み出された大量のまどかに占領された星。
さやかの量産型も居る、ただしモヒカン枠。

さやか「それにしても、アレは酷かったなー。仁美とのアツい戦いしてたのに」


さやか「いきなりまどかの波が来たからさー」


杏子「それにホーム○ロント状態の時なんか、ブチギレで機関銃乱射したらしいじゃねぇか」


ほむら「当たり前よ!あんなに大量のまどかの死体見せられたら怒るわよ普通!」クワッ!


まどか「ほむらちゃん…!」


ほむら「もう!止めよ止め!あんな、めだかボ○クスの真似事をしてしまって、取り返しのつかなくなって

仕方なく打ち切りになった時間軸なんて!」


キュゥべえ「何かよく分からないけど、今度こそ行くよー!」

未来


キュゥべえ「よーし!今度こそ未来だー!」バビューン!


さやか「ねぇ!MSは!?MSは!?」キラキラ


キュゥべえ「ある訳無いだろ!」


杏子「あんまし変わんねぇなー」


ほむら「ま、こんなものね、あ、道増えてる」


まどか「何か、未来に来た感じがしないね」

公園


キュゥべえ「とりあえず、タイムマシーンは草むらに隠しておくか」


杏子「不便だなー、キテレ○大百科のタイムマシーンは、ドラ○もんのヤツにすれば良かったのに」


ほむら「不便では無いわ、盾にはなってたわ」


キュゥべえ「さて、とりあえず。未来のキミ達を見に行くか」ゴソゴソ…


キュゥべえ「人物探知機ー!」テーテテーテテレテレテーチャンドン


キュゥべえ「これで、未来のキミ達を探すぞー!」

集団住宅地


ほむら「そのダウジングマシンみたいな物で見つけれるの?」


キュゥべえ「もちろんさ!お?」マミマミ〜


キュゥべえ「マミマミセンサーが発動された!マミが居るぞ!」マミマミ〜


さやか「何そのセンサー!?」


ほむら「耳障りね、その音……」


まどか(そう言えば、マミさん来てなかった)

キュゥべえ「コッチだ!コッチに居る!」ダッ!


さやか「あ、待ってよ!キュゥべえ!」


キュゥべえ「この曲がり角を曲がったら……!」バッ!


マミ?「」カーッペッ!


マミ?「あークソッ、昨日飲みすぎたぜクソッタレ」


マミ?「あン?」


キュゥべえ「」


さやか「!」ビクッ!


マミ?「何ジロジロ見てんのよ!アンタらの○○○かき回すぞコラァ!!!」


キュゥべえ「スンマセン!」ビューン!


さやか「申し訳ございませんでした!」バビューン!

キュゥべえ「ハァ…ハァ…あー驚いた」ゼェゼェ…


さやか「ハァ…ハァ…マミ、さん…どうしてあんな事に…」


キュゥべえ「まさか、あまりにも孤独過ぎて寂しかったから悪いお友達と友達になったのでは……」


さやか「そんな……!」


まどか「キュゥべえ!さやかちゃん!早く行き過ぎだよー!」タッタッタ…


ほむら「で?巴さんは見つかったの?」


キュゥべえ「………よ」


ほむら「?」


キュゥべえ「誤作だったよ」キリッ


ほむら「……本当に、使えるの?それ?」


キュゥべえ「うん…何か…自身無くなってきた……」


さやか(キュゥべえ……!)

キュゥべえ「自身も失い自信も失う……フフ……まさに自分を見失うとはこの事…フフフ……」


まどか「ほ、本当に大丈夫?」


キュゥべえ「うん?うん、大丈夫だよ大丈夫、薬を打てば大丈夫だよフフ……」プスッ


キュゥべえ「さ、気を取り直して行こう」

キュゥべえ「ムッ!?」ホムホム〜


キュゥべえ「ホムホムセンサーだ!近くに未来のほむらが居る!」ホムホム〜


さやか「またそのセンサーか」


ほむら「まどかの声でしてください」


まどか「ほむらちゃん……」


杏子「ふぁーあ…」

河川敷


キュゥべえ「あ!居た!」


まどか「本当だ!ほむらちゃんだ!凄い美人ー」


さやか「何考えてんだろうな、何か思いつめた表情してるし…」


ほむら「フン、もちろん、まどかの事を考えてるのよ」


さやか「あのねぇ…」


杏子「ん?何か男が近付いて来たぞ」


さやか「しかも、ほむらの隣に!」


まどか「て、あれ…もしかして!?」


さやか「まさかカレなの!?やったじゃんほむら!このリア充が!爆発しろ!この黒飴が!」ウヒョー


まどか「きゃぁー!///」ウェヒー


ほむら「…え……ない…!」


さやか「え?」


ほむら「有り得ないわ!」クワァッ!

さやか「どうしたんだよ?」


ほむら「この私がまどか以外のヤツに…しかも輩に興味を持つ訳が無いわ!」


まどか「ほ、ほむらちゃん……」


ほむら「壊れてるんじゃないのそのセンサー!?」ガッ!


キュゥべえ「正常だよ!最初は正常じゃなかったけど今は正常だよ!」グググ…


ほむら「あんなの私じゃないわ!」ググ…


キュゥべえ「あれはどう見てもほむらだよ!」ググ…


ほむら「何を根拠に!」ググッ…


キュゥべえ「過去も未来も相変わらず綺麗じゃないか!」


ほむら「……!?///」


まどか「やぁ…///」


ほむら「ふ、フン!///し、仕方無いわね!///こ、今回は見逃してあげるわよ!///」パッ


キュゥべえ「う、うん!?ありがとう!」

もしかしてその一緒にいる男ってキュ…

さやか「ヒュー!やるじゃんキュゥべえ!」


キュゥべえ「あのねぇ……」


キュゥべえ「おぉっ!?」アンッ!アァッ!ソコハラメェ!ナメチャラメェ!アン!アン!


キュゥべえ「『<自主規制>』センサーだ!」アンッ!イヤァ!アァッ!ンッ!


杏子「何でアタシだけ!?つーか、その声アタシじゃないか!?」


ほむら「はしたないわね…」ファサァ…


杏子「知らない!こんな事、言った覚えが無いぞ!」


キュゥべえ「佐倉杏子の声をパソコンで作ったんだよ、今ならソフトを五十億で売るよ」イレテェ!ナカニイレテェ!ヌイチャラメェ!


さやか「高っ!」

キュゥべえ「当たり前だ、そう簡単に杏子はやれない」


杏子「そ、その言い方だと…変な風に聞こえるが…」


キュゥべえ(まぁ、一時期だけ魔法少女だったけど。元に戻ったしね、同性ならまだしも)


キュゥべえ「それは済まない」


さやか「あ、杏子見っけー!」

ほむら「確かにどっからどう見ても杏子ね」


まどか「綺麗ー!」


さやか「ヴぃ人ー」


杏子「まだ、路上で寝て暮らしてるのか…?」


少年「あのォー」


キュゥべえ「え?」


少年「ウチのお袋ジロジロ見て……何か用ッスか?」


さやか(え?何?コイツ、どっからどう見てもDQNじゃん…)


まどか(しかもお袋って…まさか、この子が杏子ちゃんの子!?ガラ悪!)


ほむら(教育がちゃんと行き届いて無かったら、こうなるのね、恐ろしいわ)


杏子(嘘だ、嘘だと言ってくれ…)


キュゥべえ「ね、ねぇ…その手に持ってる袋は何?ま、まさか…万引きした……」


少年「今日、お袋にサプライズ誕生日パーティする為に買ったパーティーグッズとか、コッチはケーキ」


少年「ヤベッ!店から出て来た!お袋に変な事するんじゃねぇぞ!」ダッ!

さやか(ええ子や!メッチャええ子!)ジーン…


まどか(凄く良い子だよ!見かけで判断した自分が恥ずかしい!)


ほむら(さすがは聖女の子…!侮れない…!)


杏子「オイ!」


少年「あ!?」


杏子「将来何になりたいんだ!?」


少年「出来れば公務員!」


キュゥべえ「高校は私立行く?公立行く?」


少年「公立!」


キュゥべえ「就職?大学Or専門学校?」


少年「就職だよ!じゃあな!」ダッ!

杏子「何だよ…案外、良い奴じゃないか…」


さやか「見かけで判断してたわ…」


まどか「私も……」


キュゥべえ「素晴らしかった」

キュゥべえ「………ん?」サヤサヤー


キュゥべえ「さやかセンサーだ!」サヤサヤー


さやか「来たぁー!あたしのターン!」


ほむら「……耳に毒だわ、この音」サヤサヤー


さやか「何で!?」


病院


キュゥべえ「ここだ」


さやか「病院の中庭か…」


杏子「で?肝心のさやかはどこに居るんだよ」


ほむら「あのお婆さんじゃなかしら」


さやか「お婆さんの時点で間違ってるよ!」


ほむら「でも面影が……」


さやか「ねぇよ!」

杏子「あ!あの犬みたいなの、さやかじゃないか!?」


さやか「犬っていうか、犬そのものじゃん!?」


ほむら「でも、ある種似てるじゃない。犬とあなた」


さやか「似てたまるか!」


さやか「凄くビューティフォーなさやかちゃんを探してよ!」


ほむら「仕方無いわね、美樹さやかっポイヤツを探しに……」


さやか「ポイ、じゃなくて、美樹さやかそのもの探せー!」

まどか「は〜…どこに居るんだろう…」


「ちょっと失礼」


まどか「あ、ごめんなさい」


まどか「車椅子……どこか不自由…あ、ごめんなさい…そんなの聞いたら駄目ですよね」


「あ、いいって。別に不自由って訳じゃ無いんだけど、階段から落ちて腰痛めた程度だから」


まどか「あ〜…そうなんですか」

—————————

ほむら「それじゃあ、美樹さやかっポイ炊飯器を——」


杏子「じゃあアタシは、さやかっポイミミズを……」


さやか「あんたら、何無機物とか人外とか探し始めてんの!?」


キュゥべえ「ねぇ、まどか知らない?」


ほむら「あら?そう言えば……」


杏子「どこに行ったんだ……?」


さやか「こんな美少女に似ている炊飯器とかミミズとか居る訳無いだろ!」

キュゥべえ「どこに行ったんだ……」


QB「待って」


キュゥべえ「何だ、キミか。タイムマシンに潜り込んでたのかい?」


QB「まぁね」


キュゥべえ「ちょっと今、忙しいんだ」


QB「あのさ」


キュゥべえ「?」


QB「マスター…ボク達の本来の目的忘れてない?」

キュゥべえ「……別に忘れちゃいないさ、でもさ」


キュゥべえ「この流れで突然、真面目な事やってもさぁ……」


QB「……まぁ、そりゃそうだけど」


キュゥべえ「真面目な方は別の所でやってるんだからさ、いいじゃん……」


QB「キミは自分の設定すら忘れてるじゃないか、心の中で愚痴ったりする腹黒いキミは一体どこに行ったんだい?」


キュゥべえ「まぁ……今は『遠隔操作されてるの』シリーズの頃の設定だし…」


QB「……どうやら口で言っても分からないみたいだね」


キュゥべえ「え」


QB「元の時代に戻って『本部』に言い付けてやる!」ダッ!


キュゥべえ「え!?で、でも、どうやって帰る気?」


QB「戻る時は一人で何とか出来るんだ」タッタッタッ…

————————————————————————————


まどか「あれ?何してるの?」


ほむら「まどか!?どこに行ってたの!?」


さやか「もう、いきなり居なくなるからビックリしたよ」

キュゥべえ「みんな、そろそろ戻らないと」


まどか「え?」


ほむら「そんな!?まだ美しいまどかを見てないのに!」


さやか「後、美しいあたしも!」


杏子「自分で美しいって言うヤツ何なんだよ」

キュゥべえ「残念だけど、次の機会だ。過去の人間が未来にずーっと居たら…何ていうか…こう…」


ウワー!イリオモテヤマネコノシュウゲキダー!テンネンキネンドウブツニコロサレルー!

オチツケ!バリケードヲツクルンダ!


キュゥべえ「あぁ、ホラ。もう『歪み』が始まった」


杏子「どうやら早く戻らねぇといけないみたいだな」


ほむら「うぅ…そんなぁ…」


さやか「あぅぅ……」


まどか「また今度行こ?」


キュゥべえ「そう、また今度だ」

元の時代


キュゥべえ「よーし、戻ってこれた」


ほむら「誰かが乗ってタイムマシンが無くなるっていう展開が無くて良かったわね」


キュゥべえ「そうだね」


杏子「そんじゃあ、アタシはこれで」


さやか「あたしもそろそろ帰ろっかなー」


まどか「そうだねー…そろそろ下校しなきゃ」


ほむら「………」ショボーン…

キュゥべえ「……いつまで落ち込んでるのさ」


ほむら「………」ショボーン…


キュゥべえ「ハァ…ボクももう帰るよ」


キュゥべえ「タイムマシンは仲間に運んでもらおっと」スッ…


ほむら「………」ショボーン


キュゥべえ「……もう、みんな帰ったよ?キミも早く帰りなよ」


ほむら「………」ショボーン

公園


キュゥべえ「………」テクテク…


ほむら「………」ショボーン


キュゥべえ「………」テクテク…


ほむら「………」ショボーン


キュゥべえ「………」スッ


ほむら「………」チョコン


キュゥべえ「ちょ、ちょっと、何で隣に座るのさ」


ほむら「………」ショボーン

キュゥべえ「未来のまどかなら今度見れるじゃないか」


ほむら「………」ショボーン…


キュゥべえ「だから、そう落ち込まなくてもいいじゃん」


キュゥべえ「だからさ、ついてこないでよ」


ほむら「………」ショボーン


キュゥべえ「………」ハァ…


ほむら「………」ショボーン


キュゥべえ「まどかのパンティ」ボソッ


ほむら「え?」パッ


キュゥべえ「………」


ほむら「………」ショボーン…


キュゥべえ「演技だよね?絶対に演技だよね?」

研究所


キュゥべえ「………」ガチャッ


ほむら「………」ショボーン


キュゥべえ(結局、ついてきた)


キュゥべえ「あのさ、ひょっとして、ボクの研究所を破壊する為に……」


ほむら「………」ショボーン…


キュゥべえ「………違うよ、ね」


キュゥべえ「……あまりその辺、物色しないでよ?ボクはシャワー浴びるから」ガチャッ


ほむら「………」スッ…


キュゥべえ「ちょちょちょちょい!何入ろうとしてんのさ!?」ガッ!


ほむら「……一緒に」


キュゥべえ「駄目だよ!?」

ほむら「………私の裸体なんて、軍手みたいなモンなんでしょ?」


キュゥべえ「……ぬぐぅ」


キュゥべえ「でも駄目だよ!何かアウトな気がするから!」


ほむら「セーフよ!」


キュゥべえ「アウト!」


ほむら「セーフ!」


ほむら「よよいがry」


キュゥべえ「その手には乗らないよ!?」


ほむら「………」チッ

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