結衣「ゆきのんって、ひょっとしてくすぐったがりやさん?」 (38)

このSSは、「やはり俺の青春ラブコメはまたがっている」の二次創作です

原作未読なので、おかしな点は多々あると思いますが、
どうぞよろしくお願いします

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八幡「何故それを俺に聞く。知らねーよ」

結衣「実はこの間、どういう反応するかなと思って、ゆきのんの脇腹の辺りをツンツンしたんだけど……」

結衣「ゆきのん、どんなリアクションしたと思う?」

八幡「リアクション? 雪ノ下ならつつかれたくらいじゃ動じなさそうなもんだが……」

結衣「うにゃんっ」

八幡「は? いきなりなんだよ」

結衣「ゆきのんのリアクションだよ。びくって飛び跳ねた挙句に、うにゃん! って……」

八幡「いやいやいや、そんなのあいつのキャラじゃないだろ。うにゃん、ってなんだよ。露骨な萌えキャラかよ」


昨日は寝落ちしてしまってすいません

つーか、めっちゃスレ伸びてるなってwktkしてたら…
青春ラブコメどころかタイトル間違えてるよ

結衣「本当だって! 信じて、ヒッキー!」

八幡「信じて欲しいなら証拠を出せ、と言いたいところだが、肝心の雪ノ下は平塚先生に呼び出されてていないしな」

八幡「そういや、オーバーリアクションのあとはなんて言ってたんだ?」

結衣「恥ずかしそうに咳払いしてから……由比ヶ浜さん、人の背後をとって不意打ちするのやめてもらえないかしら、って」

八幡「成る程……。その話が本当なら、かなり意外な弱点だな」

結衣「あ……ヒッキーまだ信じてないし……」

結衣「大体、完璧超人とはいってもゆきのんだって女の子なんだし普通にこちょこちょくらい効くって」

結衣「まぁ、あの反応は意外だったけど……」

八幡「確かに完璧超人にそういった可愛らしい弱点設定があるのは漫画やアニメじゃお約束かもしれないが、あの雪ノ下に限ってそれは……」

結衣「もー、ヒッキーがそこまで言うなら私、実証する!」

八幡「怒られても俺は知らないからなー」

結衣「女の子同士のスキンシップの範疇だから大丈夫大丈夫」

八幡「その考えがあいつに通用するとはとても思えないが……」

雪乃「……」ガラッ

八幡?結衣「あ!」

八幡(やべえ、これ今の会話聞かれてたんじゃないのか?)

結衣「や、やっはろー! ゆきのん」

雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん。どうやら入れ違いだったみたいね」

結衣「そうだねー、あはは」そろりそろり

八幡「……」

八幡(え、なに、即実証する気なの、あの子。やるならやるで良いけどもう少し機会を窺ったほうが……)

雪乃「……由比ヶ浜さん?」

結衣「!?」

八幡(言わんこっちゃない……。まぁ、俺は無関係だし、本でも読みつつ事の成り行きを見守るか)

結衣「ど、どうしたの? ゆきのん?」

雪乃「それはこちらの台詞よ。抜き足差し足で、どこへ行くの?」

結衣「え? あ、いや……。ひ、ヒッキーみたいに気配を消して歩くにはどうすればいいのかなー、と思って」

八幡(苦し紛れの言い訳に俺を登場させるな。そんな歩き方した覚え、一ミリもねぇよ)

雪乃「そう。恐らく比企谷くんは気配を消しているんではなくて、単に影が薄いだけだと思うのだけれど……」

八幡「……息をするように人をディスるのやめろ」

雪乃「あら。いたのね、比企谷くん。お得意のスキルの効果がてきめんすぎて気付かなかったわ」

八幡「三人しかいないのに気付かれないとかすげぇな。奉仕部よりバスケ部の方がよっぽど向いてるんじゃねぇの」

結衣「あはははっ」

雪乃「まぁ、それはそれとして、由比ヶ浜さん……」

結衣「へ? なに? ゆきのん?」

雪乃「いえ、大した用事ではないのだけれど、ちょっと確認したいことがあるの」

八幡(なんだ? 気の所為か、雪ノ下の眼光が一層鋭く……)

結衣「確認したいこと?」

雪乃「ええ。両手を頭の上で組んで、私に背を向けて立ってくれないかしら」

八幡(ちょっと待て。なんだ、その要求、怪しすぎるだろ)

結衣「? いいけど……。このポーズにはなんの意味があるの?」

雪乃「……すぐに分かるわ」こちょ

結衣「はわっ!? あはははははははは!?」

結衣「ゆっ、ゆきのん!? いきなり、なんでっ、っひゃ、ひゃひゃひゃひゃ!!」

八幡「お、おい、雪ノ下……?」

八幡(突拍子もなく、こいつ何を……。あ、そうか)

八幡(雪ノ下は負けず嫌いだし、この間由比ヶ浜にくすぐられたのが事実ならば、この謎の行動はその報復ってことで説明がつくな)

結衣「ひ、ヒッキー! 見てないで助けっ、あはははっ! んふははははっ!!」

八幡「無茶言うなよ、由比ヶ浜。女子二人の間に割って入って助けるとかセクハラでしかないだろ。俺にはそんな恥ずかしいことできない」

結衣「あひゃあぅ、み、見捨てないでっ! ひ、はははっ!」

結衣「ゆ、ゆきのんっ…! そ、こはぁっ! うひゃはははははは!!」

一分後

八幡(おい、やめろ。男子高校生にあんまり刺激の強いもん見せんな)

結衣「ひ、ひぃ……ふぁ、ぁっ……はぁ、はぁ……」

八幡(しかし、くすぐりにこれほどのエロさがあったなんて……盲点だった)

結衣「い、一週間分の笑い声は確実に使い切った……」

結衣「ゆ、ゆきのん……? どうしてこんな酷いことを……」

雪乃「由比ヶ浜さん。背後からいきなりくすぐられるというのは、こういうことなのよ」

結衣「へ?」

雪乃「先日、貴女が私にやったことよ。金輪際やらないで、と言ったはずなのだけれど……」チラッ

八幡「何故俺を睨む」

雪乃「この男に唆されて、また同じ過ちを繰り返そうとしていたから、灸を据えるために貴女をくすぐったの」

結衣「ゆ、ゆきのん、聞いてたの!?」

八幡「待て、雪ノ下。さりげなく怒りの矛先を俺に向けようとするな」

今日はここまでにします

冒頭で予防線張ったのに既に原作タイトルからおかしいというハプニングに見舞われましたが、今後もよろしくお願いします

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