ユミル「夢を見た」(79)

ユミル「ん……どこだここ?」

ユミル「私何をして………思い出せん」

ユミル「……とりあえずその辺をブラブラするか」



ユミル「ふーん、どうやら街みたいだな」

ユミル「なんでこんなとこにいるんだろう……」

???「おいユミル!」ポン

ユミル「うひゃあ!?だ、誰だ!?」

???「おいおい、そりゃねーだろ。俺とお前は恋人同士だろ?」

ユミル「えっ…?こっ……恋……?///」

???「お前先々行っちまうからよー。追いかけるの大変だったんだぜ?」

ユミル「え?え?」

???「まぁ、いいや。行こうぜ!ユミル!」ギュッ

ユミル「えっ…ちょっと…(手握られてる!?///)」

???「ほら、早く行こうぜ」ニカッ

ーーーー
ーーー
ーー



ユミル「……なんだ夢か」

ユミル「……まだ誰も起きてねえな…顔洗ってこよ」スタスタ




ユミル(しっかしあんな夢みるなんて私もどうかしてるな)バシャバシャ

ユミル(そういえば……あいつ誰だっけ……?)バシャバシャ

ユミル(あれ?思い出せん……)バシャバシャ

ユミル(………気になる)バシャバシャ

ユミル(なんだこれ?すげえ気になる!夢だろ!?たかが夢なのにすげえ気になる!)バシャバシャ

ユミル(夢だけど……手も握られたし……)フキフキ

ユミル「気になる………でも訓練兵の誰かだった気がするんだよなー」

クリスタ「何が?」

ユミル「!? クリスタ!?起きてたのか!?」

クリスタ「ついさっきね。で、誰が気になるの?」ニコッ

ユミル「」

クリスタ「教えて?」ニコニコ

クリスタ「へぇー!素敵な夢だね!」

ユミル「どこがだよ…おかげで早起きする羽目になっちまった……」

クリスタ「ほんとに思い出せないの?」

ユミル「あぁ……分かるのは訓練兵の誰かってことくらいかな」

クリスタ「そっかぁ……てことはユミルはその人のことが好きなんだね!?」

ユミル「は!?なんでそうなるんだよ!?///」

クリスタ「だって意識してなかったら夢に出てきたりしないよ!」

ユミル「そ、そういうもんか?」

クリスタ「うん!ユミルはきっとその人のことが好きなんじゃないかな」

ユミル「は!まさか!ありえねえよ!」

クリスタ「そうかなぁ……じゃあ、もし思い出したら教えてね!」

ユミル「はいはい」

ユミル(……余計に気になってきた……まさか本当に好きなのか……?)

ユミル(いやいや、ないないたまたまだ!そう、たまたまなんだ!)

ユミル(………誰なんだろう)

クリスタ「じゃあ、食堂に行こうよ」

ユミル「あ、あぁ…そうだな」

短いですが今日はここまでです。
ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

ーー食堂ーー

サシャ「あ、クリスタ!ユミル!おはようございます!」

クリスタ「おはようサシャ。ここいかな?」

サシャ「どうぞどうぞ」

ユミル「あいかわらずまずい飯だな」モグモグ

クリスタ「もう!ユミル!そんなこと言わないの!」

ライナー「クリスタ!ここいいか?」

ベルトルト「おはよう」

ユミル「!」

クリスタ「うん!一緒に食べよ!」

ライナー「ありがとな(天使)」

ユミル「………」

ベルトルト(あれ?ユミル今日は何もいわないのかな?)

ユミル(まさかこのライナーか?それともベルトルト?あぁ!気になる!)

ユミル「あっ……」カチャン

ライナー「おいおい、何やってんだよ…ほら、俺のスプーン使え」スッ

ユミル「え……?」

ライナー「なんだよ?心配しなくてもまだ使ってないぞ」

ユミル「でもそれ………」

ライナー「これは洗って俺が使うから気にするな」ガタ

ユミル「あ……」

ライナー(ふふ…これでクリスタの俺への評価がまた一つあがったな…)スタスタ

クリスタ「ユミル!ちゃんとお礼言うんだよ」

ユミル「え……あ…あぁ……」


ライナー「よいしょ…」ガタン

ユミル「あ、あのさ…ライナー」

ライナー「? なんだよ?」

ユミル「あ………ありがとな……///」

ライナー「え……あ…おう」

ユミル(まさかライナーなのか!?いやいやないない………こんなホモゴリラ好きになるはずがない!)

ユミル(でも……)チラ

ライナー「なんだよ?」

ユミル「いや……なにも…」

クリスタ「………」

ライナー「じゃあ、早く食っちまおうぜ」

ベルトルト「そうだね」

クリスタ「ねえ?思い出した?」

ユミル「いいや………全然……」

クリスタ「ほんとに?でもさっき顔があかかったよ?」クスクス

ユミル「なっ………///」

クリスタ「冗談だよ」クスクス

ユミル「……お前なぁ」

クリスタ「じゃあ、早く訓練にいこ」

ユミル「…おう」

ーー対人格闘訓練ーー


ユミル(うぅ……夢のせいで調子狂うな)

ユミル(しかもクリスタのやつは他の奴と組みやがるし……あいつワザとやってるだろ)

ユミル「はぁ…今日はサボるか…」スタスタ

ベルトルト「あれ?ユミル?今日はクリスタと組まないのかい?」

ユミル「あぁ…他の奴と組んでるからな…」

ユミル「お前はライナーと組まないのかよ?」

ベルトルト「ライナーはミカサにとられちゃってね…また飛ばされるんじゃないかな?」

ユミル「そうかい」

ベルトルト「ねぇユミル…よかったら僕と組んでくれないかな」

ユミル「えぇ!?」

ベルトルト「頼むよ!他に相手がいないんだ」

ユミル「ちっ、しょうがねぇな」

ベルトルト「やった!ありがとう!」

ユミル(はぁ……夢のことがあるから今日あんまり男と関わりたくないんだけどな…)

ベルトルト(なんかユミルの様子が変だな…)

ベルトルト「じゃあ、僕が先に暴漢やくをやるね」

ユミル「おぉ……」

ベルトルト「行くよ!」ダッ

ユミル「ふっ!」バシ

ベルトルト「うわっ」グラッ

ユミル「えっ!?」ドサッ

ベルトルト「いてて……大丈夫かい?ユミル?」

ユミル「あぁ…なんとか……」

ベルトルト「立てる?」スッ

ユミル「え……お、おぅ」パシ

ユミル(やっぱり手、でかいんだな)

ユミル(そういえば夢に出てきたあいつも手を握ってきたな…)

ベルトルト「じゃあ、次は交代して……ユミル?」

ユミル「なんだ……痛…っ」

ベルトルト「ちょっと!足見せて!」

ベルトルト「やっぱり…すごく腫れてる…さっき、倒れた時かい?」

ユミル「そうみたいだ……痛…」

ベルトルト「歩けそうにないね、僕が医務室まで運んであげるよ」ヒョイ

ユミル「なっ……///(お、お姫様だっこ!?///)」

ユミル「ちょ……おろせよ///」

ベルトルト「けが人はおとなしくしててよ」

ユミル「くっ……///」

ーー医務室ーー

ベルトルト「ちゃんと安静にしてるんだよ」

ユミル「言われなくてもそうしますぅー」

ベルトルト「じゃあ、僕は訓練にもどるね。それじゃ」ガチャ

ユミル「あ!あのさ」

ベルトルト「なんだい?」

ユミル「その……ありがと……///」

ベルトルト「いえいえ、お大事に」ニコ


バタン

ユミル「はぁ……」ゴロン

ユミル「こんなの……すぐ治るんだけどな…」

ユミル「……もしかしてベルトルさんなのか?いや、まさか……ぁあ…気になる…」

ユミル「いったい誰なんだよ!……はぁ…暇だし寝るか…」

今日はここまでです。
ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

ーーー
ーー


ユミル「ん・・・あれ?どこだここ?」

ユミル「たしか医務室で眠って・・・夢か?」

ユミル「あいつは・・・いないみたいだな・・・」キョロキョロ

ユミル「ってなんであいつのことなんか気にするんだよ!」

ユミル「・・・とりあえずその辺ぶらぶらするか」スタスタ

ユミル「ここは人が多いな・・・」

ユミル「あ・・・あれは・・・間違いないあいつだ! ???だ!」

ユミル「おい!待てよ! ???!」

ーーー
ーー

ーーー
ーー


ユミル「はっ! 夢か・・・」

ユミル「もう昼か・・・あれ?」

ユミル(あいつって誰だっけ?・・・おかしい・・・私は確かに夢の中であいつの名前を呼んだはずだ・・・)

ユミル(でも・・・誰だったか覚えてない・・・)

ユミル「あぁぁぁ!すっげえ気になる!」

コニー「何がだよ?」

ユミル「ふぁっ!?なんでここにお前がいるんだよ!?」

コニー「なんでって・・・お前立体起動訓練の班俺と同じだろ?だから昼飯持ってきてやったんだよ」

ユミル「・・・クリスタは?」

コニー「馬の世話の当番らしいから俺が頼まれた」

ユミル「そうか・・・ありがと・・・」

コニー「普段からそんな風に素直なら可愛げがあるんだけどな」

ユミル「なっ・・・///」

コニー「んじゃあな」バタン



ユミル「・・・まさかあいつか・・・?」

ユミル「いやいや、まさか・・・な」

ユミル「・・・いただきます」モグモグ

いまから出かけるのでまた帰ってきたら書きます。
ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

戻ったので再開します。

クリスタ「ユミル!大丈夫!?」ガチャ

ユミル「クリスタ・・・!」

クリスタ「足怪我したんでしょ!?大丈夫なの!?」

ユミル「あぁ・・・湿布貼って寝たら治っちまった」ブラブラ

クリスタ「え・・・?」

ユミル「た、たいした怪我じゃなかったからな!ハハハ(やっべえ)」

クリスタ「そう?ならいいんだけど・・・」

クリスタ「次は座学だよ?大丈夫?」

ユミル「げ・・・このままサボろうかな・・・」

クリスタ「だめだよ!早く行こう!」

ユミル「へいへーい」

クリスタ「席ほとんど埋まってるね…」

ユミル「みたいだな」

クリスタ「今日は別々に座ろうか」

ユミル「そうだな」




ユミル「さて、どこに座るか…」キョロキョロ

ユミル(……こいつの隣しか空いてなさそうだな…)

ユミル「なぁ、ここいいか?」

アルミン「ん、いいよ。でも珍しいね」

ユミル「あ?なにがだよ?」

アルミン「今日はクリスタといっしょじゃないんだね」

ユミル「ぁあ、席が結構埋まってたからな」

アルミン「そっか…あ、座学始まるね」

ユミル「あぁ…」



メガネ教官「であるからして…」

ユミル(誰なんだろうなー……なんかすげえ気になってしょうがない……)

メガネ教官「では、ここを……そうだなユミル訓練兵!答えてくれ」

ユミル(んー……まさかアルミン…?)

アルミン「ユミル!」ツンツン

ユミル「ふぁい!? な…なに?///」

アルミン「教官に当てられてるよ」ボソボソ

ユミル「え? あぁ…すまん」ガタ

ユミル(ちっ、変なこと考えてたせいでらしくねぇ反応しちまった…)

メガネ教官「はやく答えなさい」

ユミル「はい…えっと…?」

アルミン「そこは~~だよ」ボソボソ

ユミル「~~です」

メガネ教官「よろしい。正解だ」

ユミル「ふい~、助かったよ」

アルミン「気にしないで。ねぇ……ユミル」

ユミル「なんだよ?」

アルミン「なにかあったの?僕でよければ相談に乗るけど…」

ユミル「どうしてそう思うんだよ?」

アルミン「いつもと明らかに様子が違うからさ…何かあったのかと思ってね」

ユミル(…こいつなら言いふらすことも無いだろうし大丈夫か……よし)

ユミル「伊達に座学トップじゃないみたいだな……頼むよ」

アルミン「そんなことないよ……じゃあ座学の後にでも」

ユミル「あぁ」

ーーー
ーー

アルミン「そうか……それで」

ユミル「我ながらしょうもないことで悩んでんだよ…」ハァ

アルミン「やっぱり、その人物が誰かを調べる必要がありそうだね…なにか特徴は思い出せないの?」

ユミル「特徴ねぇ……身長はあんまりかわらないくらい……だった気がする」

アルミン「ユミルと同じくらいの身長か……訓練兵の中には結構いるね…僕も何人か目星をつけておくよ」

ユミル「助かる」

アルミン「気にしないで」

ユミル「あ、あとさ…」

アルミン「なに?」

ユミル「私は…その……そいつのことを……」

ユミル「す……すす……好き…なのかな?///」

アルミン「どうだろう……でもその可能性はあるかもね」

ユミル「や、やっぱり?///」

アルミン「だって、そんなに考えるくらいだからね。まぁ、好きかどうかはユミルしだいだけど…」

ユミル「そうか、相談に乗ってくれてありがとな」
 
アルミン「いえいえ……そろそろ夕食だから食堂に行こうか」

ユミル「おう」

今日はここまでです。
ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

ちょっとだけ再開します

アルミン(ユミルと身長が同じくらいの人か……パッと思いつくのはジャン。少し高めだけどマルコ。それから……)チラ

エレン「なんだよ?俺の顔になんかついてるか?」

アルミン「い、いや……なんでもないよ」

エレン「ならいいけど」モグモグ

アルミン(もしエレンだった場合ミカサが黙って無いだろうし……)

アルミン(困ったなぁ…)



クリスタ「ねぇユミル。思い出した?」

ユミル「何をだよ?」

クリスタ「ユミルの好きな人」

ユミル「なっ……なんでそうなるんだよ!///」

クリスタ「え?違うの?」

ユミル「~~~!……自分でもよくわからん……」

クリスタ「ねぇ、今日ちょっと考えてみたんだけどユミルの好きな人ってマルコなんじゃないかな?」

ユミル「はぁ!?なんでだよ?」

クリスタ「だってマルコは優しいし頼りになるからユミルが好きになっても不思議じゃないし……」

ユミル「ないない!バカなこと言ってないでさっさと食おうぜ」モグモグ

クリスタ「……うん」

フザケンナヨテメェ!
ハナセヨ!ヤブケチャウダロウガ!
ヤ、ヤメナヨエレン!
ソウダヨ!ヤメロヨ!ジャン!

ユミル(マルコ……か)チラ

ユミル「マルコ…ねぇ……」モグモグ

クリスタ「えっ」

ユミル「えっ」

クリスタ「ユミル…?」

ユミル「あ……///」カァァァ

クリスタ「どうしたの?今マルコって……やっぱりそうなの!?」

ユミル「ち……違う…お前がマルコの名前を出したから気になっただけで……」

クリスタ「ほんとにぃ~」ニヤニヤ

ユミル「ほんとだよ!」

クリスタ「ふふふー…ユミル可愛い」

ユミル「は!?何言って……///」カァ

クリスタ「顔が赤いよー?」ニヤニヤ

ユミル「っ!/// ほっとけ!///」

ーーー
ーー


ユミル「あぁ…なんか今日は疲れた……」ゴロン

ユミル「クリスタはもう寝てるみたいだな……」

ユミル「………また…あいつの夢を見るのかなー…」

ユミル「……考えたら寝れん……」

ユミル「散歩にでも行くか……」



ユミル「お……あいつは……」

今日はここまでです。
ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

ペース遅くて申し訳ない

マルコ「あ……ユミルじゃないか。何やってるんだい?」

ユミル「ただの散歩だよ…お前は何やってんだ?」

マルコ「眠れないからちょっとね…ユミルもかい?」

ユミル「まぁ、そんなところだ」

マルコ「こっちきなよ、ここは星がよくみえるんだ」

ユミル「へぇ……そんじゃお邪魔して…」ストン

ユミル「おぉ…確かによく見える…」

マルコ「ふふ…この間見つけたんだ」

ユミル「よく散歩してるのか?」

マルコ「最近は特にね…なかなか寝付けなくてさ」

ユミル「そうか…」

マルコ「ユミルも寝付けないの?」

ユミル「まぁな…」

ユミル(マルコか……悪いやつじゃないしな…)チラ

マルコ「ん?」

ユミル「いや、なんでもない」

マルコ「ならいいけど…」

ユミル「なんかすっきりしたよ。お前も大変だろうけど頑張れよ」スクッ

マルコ「はは…なにもしてないけどね。ありがとう、ユミル」

ユミル「おう、ありがとな」ニッ

ユミル「んじゃ、おやすみ」スタスタ

マルコ「…おやすみ」

マルコ「………」キュン

最近忙しくて来ることができませんでした。
申し訳ありません。
再開します・

ユミル「朝か・・・」ムク

ユミル「結局あんまり眠れなかったな・・・」

ユミル「・・・とりあえず顔洗って・・・」スタスタ


ユミル(そういえば・・・どんな夢見たんだっけ・・・)バシャバシャ

ユミル(たしか・・・)

ーーー
ーー


ユミル「あぁ・・・またか・・・」

ユミル「ここは・・・どこだ?」

ユミル「兵団の宿舎か・・・」

ユミル「しかしなぁ・・・どうせ目が覚めたら忘れてるんだろうしな・・・」

ユミル「なにか他のとこであいつにつながる手がかりを・・・」キョロキョロ

ユミル「お、いたいた。さすが夢だ・・・都合よく見つかる」

ユミル「ん?…あれは…ミカサ?なんで?」

ユミル「あっ…どっか行っちまった……」

ユミル「とりあえず追いかけて……」タタッ

ユミル「おーい!まっ………」コケッ

ユミル「ゲッ!こんな所に石が……」グラッ

ーーー
ーー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年10月17日 (金) 18:50:48   ID: -A6vuQMC

きたいしてるお(^_^)/

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