エレン「不幸だなあ……」(10)

エレン「お前らも物好きな奴らだよな」

ミカサ「え?」

エレン「毎度、なんで俺なんかに関わってくんだよ」

アルミン「理由がないと一緒に居ちゃいけないのかい?」

エレン「……また屁理屈か」

ミカサ「エレンのことは放っておけないから」

エレン「その言葉もいい加減聞き飽きたぞ……」

アルミン「エレン、早く朝食たべないと訓練始まっちゃうよ」

エレン「はぁ……はいはい、そうだねアルミンお兄ちゃん」

おにーちゃん?
まあ不幸ってのはそいつ自身が思ったらそうだからな

対人格闘訓練にて

エレン「さてと、今日もサボるか」

ユミル「誰か余ってる奴は居ないのか……」

エレン「……」

ユミル「誰か………」

エレン「……」

ユミル「おいおい、よりによって死に急ぎ野郎しかいねぇのかよ……」

エレン「……あ?」

ユミル「おっと、怖い怖い。お前みたいな奴と組む気なんてないから安心しろよ」

エレン「こっちだって願い下げだブス」

期待

ユミル「……別に容姿を貶されて傷付く程自惚れちゃいないが、お前がそれを言うか」

エレン「少なくとも、お前よりはマシな容姿だと思うけどな」

ユミル「おいおい、自画自賛か?」

エレン「純粋に真実だろ。僻むんじゃねえよ」

ユミル「……なら、今すぐその真実とやらを曲げてやるよ」

エレン「やれるもんならやってみろよ」

ユミル「この野郎……後悔しても知らねぇからな」

憲兵団目指してそうなエレンだな

セリフはウニだが性格的にモヤシかな?

訓練兵A「おい……あいつら、またやってるぞ」

訓練兵B「最近は頻繁にぶつかり合ってるよな、あの二人」

ライナー「……エレン、変わっちまったな」

アニ「……あいつがあんな風になったのも、無理はないよ」

アルミン「……」

クリスタ「やめてよ、二人共!」

サシャ「止めても無駄ですよ、クリスタ」

クリスタ「で、でも……」

コニー「ほら見ろ。いつもの如く、教官の鉄槌で幕引きだ」

ザッザッ

エレン「またお前と一緒に罰走か……これで何回目だよ」

ユミル「知るか。お前なんかと一緒に走るだけでも虫唾が走るってのに、一々数えてられるかよ」

エレン「……奇遇だな、俺もだぜ」

ユミル「……」

エレン「……」

ユミル「黙んなよ」

エレン「うるせぇな……なんだ、構ってほしいのか?」

ユミル「だって、暇だろ」

エレン「あのなあ……今さっき、自分で虫唾が走るとか言ったんじゃねぇか」

ユミル「ツンデレなんだよ、察してやれ」

エレン「お前の一体どこにデレがあるってんだ……」

ユミル「あ?」

エレン「はぁ……分かったよ。で、何を話せばいいんだ?」

ユミル「うーん、そうだな……」

エレン「無理しなくていいぞ」

ユミル「まあそう配慮すんな。じゃあ、一つ聞くけどよ」

エレン「……」

ユミル「お前、いつまでそうしてるつもりだ?」

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