食蜂「んっ…またおねしょ…」 (181)

縦ロール「女王、今日は…」

食蜂「だめだったわぁ」

縦ロール「そうですか、お風呂が沸いております」

食蜂「片付け頼むわねぇ」

縦ロール「かしこまりましたわ」

食蜂「はぁ…どうしてこう毎日毎日ぃ…」チャプ…

食蜂「御坂さんをからかってる場合じゃないわねぇ」ザバァ

食蜂「んっ…またおしっこ…」ブルブル

食蜂「ばれない、わよねぇ?」

食蜂「んっ…」チョロチョロ

食蜂(はぁ、お布団濡らしておいてまだあんなに出るなんて…)ゲンナリ

縦ロール「女王、敷き布団はどうなさいますか」

食蜂「適当に干しておいてちょうだい」

縦ロール「分かりました」

縦ロール(どうしたのでしょう、いつもの女王なら絶対に見えないようにと念を押されるのですが)

縦ロール(…まあ女王の能力を持ってすれば見られたとしても記憶を消せば済む話なのですが…)

縦ロール(せっかくなので、
濡れた面が太陽に当たるように干しておきましょう…)

縦ロール「それから洗濯したシーツも…」

派閥娘「縦ロールさん、そろそろ行きましてよ?」

縦ロール「あ、今参りますわぁ」クルッ

御坂「んーっ、たまにはこんな天気のいい朝に校舎を散歩するのもいいわねー」

御坂「ほんとに良く晴れてて気持ちいいわ~」ヒラヒラ

御坂「ん?何かこっちに向かってヒラヒラしたものが…ってわっ!」

御坂「な、何よこれ!…シーツ?」

御坂「びっしょびしょじゃないの…!どこのどいつよ!こんなもん落としたのは」ミアゲッ

御坂「ん?あれって…」ジッ

~図書館~

御坂「……」ペラペラ

食蜂「みぃさかさぁん、どうしたのぉ?朝からそんなに機嫌悪そうに本読んでぇ」

御坂「…食蜂ね、私今朝の爽やかなウォーキングを邪魔されて機嫌悪いのよ」

御坂「…あんたには構ってる暇ないわ」ブスッ

食蜂「邪魔ぁ?御坂さん、学校に声かけてくれる人なんていたのぉ?」

御坂「ほんとにアンタは一々気に障る言い方するわねぇ!」

御坂「人なんかじゃないわ…シーツよ」

食蜂「…シーツぅ?」

御坂「そうよ、歩いてたらいきなりシーツが上から降ってきたのよ!びっしょびっしょのね!」

食蜂「シーツがいきなり降ってきたのぉ?」

御坂「そうよ、それで私、上を見上げたら……」プッ

食蜂「……見上げたら?」

御坂「……いや、ここから先は言えないわ、あんたなんかに教えたら皆に言いふらしそうだし」

食蜂「なっ、何よぉ!気になるじゃないの、教えなさいよぉ!」

御坂「アンタにだけはダメだわ!!」

食蜂「誰にも言い触らしたりなんかしないわよぉ!」

御坂「……絶対に誰にも言ったりしないわね?」ジロッ

食蜂「も、もちろんよぉ……」

御坂「はぁ……見上げたらね、おねしょの布団が干してあったのよ」クスクス

食蜂「……へ?お、おねしょ……?」ダラダラ

御坂「そうよ、しかも跡が一つだけじゃなくて、たくさん付いてて……あれは傑作だったわー」ニヤニヤ

食蜂「ね、ねぇ、御坂さん……?」

御坂「どうしたのよ?急におどおどして」

食蜂「そ、その布団ってどんな模様だったのかしらぁ?」

御坂「そうねー……花柄なんだけど、無駄に豪華で……まるでアンタが使いそうな、趣味の悪い布団だったわ」

食蜂「……そ、そぉぉ……」ダラダラ

御坂「……さっきから何か変ね、アンタ。減らず口も叩いてこないし……」ジッ

御坂「……まさかアンタの世界地図じゃあないでしょうね」

食蜂「っ……はぁーッ!?わ、私の訳がないでしょぉ!?御坂さんと一緒にしないでもらえるぅ?」

御坂「はぁ?何よ私と一緒にって!ほんとムカつくわねアンタ!」ムキーッ

御坂「だいたい中学生にもなっておねしょなんて、ありえないわよ!」

食蜂「~~っ……」ビクッ

御坂「おねしょなんて赤ちゃんがすることじゃないの、中学生でなんかしたら、恥ずかしいなんてもんじゃない……って、ど、どうしたのよ……!?」

食蜂「わ、私だってぇ……、好きで、してる訳じゃ、ないわよぉ……」ウルウル

食蜂「毎朝、おねしょしてるって気づくたびに、死にたくなるのよぉ……」グスッ

御坂「えっ……、どうしたのよ、なんでアンタが泣いてるのよ……」アタフタ

食蜂「だからぁ……御坂さんが見たのは私の布団なのよぉ!」グスッ

御坂「えっ……!?あ、アンタが……おねしょ!?」

食蜂「……そうよぉ……」ウルウル

御坂「……中学生にもなって?」

食蜂「…………」ウルッ

食蜂「み、御坂さんの、意地悪ぅ……」グスグスッ

御坂「わ、悪かったわよ……」

生徒1「あら?あれは御坂さまと食蜂さまでは?」ヒソヒソ

生徒2「まあ、食蜂さまが泣いておられますわ!」ザワザワ

御坂「へ?い、いやこれは……違うのよ……」

黒子「お姉さまァァ!!どうなさいましたのォォ!」

黒子「また食蜂がお姉さまをたぶらかそうとしているのですねェェ!?」

御坂「く、黒子までなんでこっちに来るのよ……」アタフタ

御坂「と、とにかく逃げるわよ!」ギュッ

食蜂「ふぇ?み、御坂さぁん!?」

御坂「なんでこんなことになるのよぉ!」タッタッタッ

黒子「お、お姉さまぁ!?なんで黒子から逃げるんですのぉ!?」

黒子「まさかその女と逃避行なさるおつもりですのぉ!?」

御坂「……撒いたかしら?」ハァハァ

食蜂「……ちょっとぉ…急に…走り出して…何よぉ…」ゼェハァ

御坂「だってあんた、あんな場所にいられる訳ないじゃない!私が泣かせたみたくなってたわよ!」

食蜂「……御坂さんが泣かせたんじゃない」

食蜂「わたしのぉ…お、おねしょのことを…からかってぇ…」ウルッ

御坂「あ、あれはまさかあんたのシーツだなんて知らなくて…」アセアセ

食蜂「……ぐすっ」ウルウル

御坂「なっ、泣くんじゃないわよ!わたしが悪いみたいじゃないの!」

食蜂「……」ウルウル

御坂「わっ…悪かった、わよ…」

食蜂「……」ピタッ

食蜂「御坂さぁん……今、謝ったわよねぇ?」

御坂「あ、謝った、けど……何よぉ」

食蜂「責任とってもらうんだゾ☆」

~寮・食蜂の部屋~

御坂「ひっろい部屋ねぇ、私たちの倍くらいあるんじゃないの?」

食蜂「私の改竄力をなめちゃだめなんだゾ☆」

御坂「てかあんた、立ち直り早すぎない?さっきまで半泣きだったじゃない」

食蜂「あれは嘘泣きよぉ」

御坂「なっ…… 」

食蜂「御坂さん、洞察力が足りてないんじゃないのぉ?」

御坂「はぁっ…?」プルプル

食蜂「ところでぇ…御坂さぁん、取ってくれるんでしょぉ?」

御坂「何をよぉ!?」

食蜂「せ・き・に・ん☆」

御坂「あんたねぇ、嘘泣きしといて何言って…」

食蜂「謝ってきたのはそっちよぉ?」

御坂「うっ……」

御坂「…何をすればいいのよ?」

食蜂「手伝ってもらうのよぉ」

御坂「だ・か・ら何をよぉ!?」

食蜂「ああもう、察知力低いわねぇ…私の…おねしょの治療よぉ」

御坂「はぁ?そんなん寝る前にトイレ行けばいいだけでしょ」

食蜂「そんなんで治ったら苦労してないわよぉ!」

御坂「じゃあ具体的に何をしてほしい訳よ?」

食蜂「そうねぇ…夜中にトイレに起こしてもらえるかしらぁ?」

御坂「はぁ!?それは私にアンタの隣で寝ろって言うわけ?」

食蜂「大丈夫よぉ、ここのベッドは御坂さんの部屋と違って広いんだゾ☆」

御坂「……おしっこ引っかけたら承知しないわよ」

食蜂「そうならないようにちゃんと起こしてねぇ」

~夕食~
派閥娘「今日は御坂さまがいらしてますので、腕によりをかけて作りましたわ」ジャーン

御坂「す、凄い…」ゴクリ

食蜂「あら、これくらいなら普通でしょお?御坂さんって普段どんなものを食べてるのぉ?」

御坂「……」イラッ

食蜂「いただきまぁす☆」

御坂「……待ちなさいよ」

食蜂「何よぉ!?」

御坂「スープにサラダ、ジュースまで…こんなん食べたらアンタ、絶対漏らすわよ」

食蜂「は、はぁーッ!?」カァッ

御坂「本気でおねしょ治したいと思うなら、まずは水分制限からね」

御坂「今から寝るまで水分摂るのは禁止よ、もちろんスープや野菜も」

食蜂「し、死んじゃうわよぉ……」

御坂「死ぬ気で頑張りなさい」モグモク

~寝室~

御坂「さぁ、寝る前にトイレは行った?」

食蜂「行ったけど…出なかったわぁ」

御坂「はぁ?アンタ一人でトイレもできないの?付いていってあげるけど?」

食蜂「さっきから何も飲んでないのに出るわけないでしょぉ!?」

御坂「絞りだしなさいよ!」

食蜂「脱水で死んじゃうわよぉ!」

食蜂「もう、御坂さんなんて知らないわぁ!」ボフッ

御坂「早く寝なさいよ!時間になったら叩き起こすから!」

食蜂「分かったわよぉ!…電気消すわぁ」

御坂「はい、おやすみ」

食蜂「おやすみなさぁい」

食蜂「……御坂さぁん」

御坂「……何よ?」

食蜂「治るかしらぁ?おねしょ」

御坂「……治るわよ、きっと」

食蜂「……むにゃむにゃ……」スースー

御坂(黙ってれば可愛い顔してるのよねぇ…)

御坂(それに……)

食蜂『毎朝、おねしょしてるって気づくたびに、死にたくなるのよぉ……』グスッ

食蜂『治るかしらあ?おねしょ』

御坂「以外と可愛いらしいところもあるのよねえ」

御坂「……と、なんだか私も眠く…」ウツラウツラ

御坂「……ちょっとだけなら…すぐ…起きられるわよね……」スースー

御坂「…う~ん……はっ!」

御坂「…寝ちゃってた…ここは…?」

御坂「あ…そうか、私、食蜂のベッドで寝てて、それで……食蜂!?」

食蜂「スースー」ビッショリ

御坂「あちゃぁ~起こし損ねたかぁ…。食蜂、起きて…食蜂」

食蜂「んん…何よぉ…なんで御坂さんがぁ…」

御坂「起きなさい、びしょびしょになってるわよ!」

食蜂「びしょびしょ?……きゃあ!」

御坂「あ~こりゃ、立派な世界地図ねぇ……」

食蜂「……御坂さぁん、約束は……」

御坂「あ…ちょ、ちょっと眠くなっちゃって…まさか、あれだけ水分我慢して漏らすなんて…思わなくて」アセアセ

食蜂「ぐすっ…御坂さん…だけにはぁっ…こんな姿ぁっ…」グスグス

御坂「だ、大丈夫よ…言いふらしたり、しないから…」

食蜂「違うのよぉ……ひぐっ」

食蜂「あなただけにはぁ…見られたくなかったのぉ…」グスッ

食蜂「……好きなのよぉ…」

御坂「……くすっ」

食蜂「何がおかしいのよぉ……」ウルウル

御坂「嫌われると思った訳だ…おねしょ姿を見られて」

食蜂「そうよぉ…軽蔑したでしょぉ…」

御坂「それくらいで嫌いになったりしないわよ」

食蜂「……本当に?」ウルウル

御坂「今までアンタに散々ちょっかいかけられたことに比べたら大したことじゃないわ」ナデナデ

食蜂「……ひどぉい」

御坂「……濡れたままじゃ風邪ひくわよ、シャワー浴びてきなさい」

食蜂「……うん」

御坂「濡れたシーツとベッドは私がなんとかしておくから」

食蜂「い、いいわよぉ!……汚いしぃ」

シャワー「シャアアアアア」

食蜂「はぁ…やっちゃった…」

食蜂「おねしょ…御坂さんに見られて…あんなことまで……」

食蜂「恥ずかしい…けど…んっ、またおしっこ……」チョロチョロ

食蜂「はぁ……」チョロチョロ

食蜂(何これぇっ……おしっこしてるだけなのに…あそこがウズウズして……)

食蜂「んっ……」クチュクチュ

御坂「さて、シーツを剥がして…」バサバサ

御坂「……びっしょりね」

御坂「……これが…アイツのおねしょ……」

御坂「……」クンクン

御坂(何この感じ……おしっこ嗅いでるのに…何か…興奮して……)

御坂(それにアイツ……私のことを…す、好きって……)ハァハァ

御坂「んっ……」クチュクチュ

――ガラガラッ

食蜂「あ、上がったわぁ……///」

御坂「う、うん……おかえり///」

食蜂(まさかさっきまで御坂さんのこと考えてやらしいことしてたなんて……)

御坂(とても言えないわ……)

食蜂「あ、あの、御坂さぁん」

御坂「な、何?」

食蜂「さ、さっきの話なんだけど……あの、聞かなかったことに……」

御坂「……その話なんだけどさ、食蜂」

御坂「……私もアンタが好きみたい」

食蜂「……へぇ?」ポカン

食蜂「だって…御坂さんいつも私が話しかけても機嫌悪そうだし…無視したりするし…」

御坂「それはアンタが突っかかってくるからでしょ」

食蜂「私なんて……中学生にもなっておねしょしてて…今日だって御坂さんにぃ……汚いとこぉ……ぐすっ」

御坂「そんな癖くらい一緒に治していけばいいじゃない。それに……」

食蜂「それに……?」ウルウル

御坂「おねしょしたときのアンタ、妙に色っぽかったと言うか……か、可愛かった、わよ…」カアッ

食蜂「はぁーッ!?そ、そんな訳ないじゃない!」

御坂「…言っても分からないなら、続きはベッドの中で教えてあげるわ」

食蜂「へっ?な、何言って……きゃっ」ボフッ

御坂「……今夜はもう寝ないからおねしょしなくてすむわね、食蜂」ニヤニヤ

食蜂「~~っ!」カアッ

御坂「好きよ……食蜂」チュッ

食蜂「み、操祈って呼んでぇ……んっ」

御坂「……大好きよ…操祈」ニコッ

食蜂「私もよぉ……御坂さぁん」ニコッ

おわり

最後適当ですみません
飯食って帰ってきて残ってたらWおねしょの別エンド書きます

戻りました

>>78から分岐

――――――――――

食蜂「……かさぁん…みさかさぁん…起きてぇ……」

御坂「んっ……あれ、私、寝ちゃってた…?」

食蜂「あれだけ約束しといて寝るとか、責任力無いんじゃないの御坂さん?」

御坂「うっ…ごめん」

食蜂「いいけどぉ…トイレ、付いてきてもらえるぅ?眼、覚めちゃってぇ……」

御坂「あ、いいわよ」

食蜂「廊下真っ暗ねぇ、こわぁい……付いてきてもらって良かったぁ」

御坂「てかアンタ、自分で起きられるなら私いる意味なかったじゃない」

食蜂「うーん…いつもは起きられないのよねぇ」

食蜂「御坂さんが隣にいてくれたお陰かしらぁ」

御坂「……?食蜂、今何か音しなかった?」

食蜂「音ぉ?」

御坂「そう、唸り声みたいな……」

食蜂「ちょっとぉ、怖くなること言わないでぇ」

御坂「……あっちからだわ」グイ

食蜂「ちょっと、ト、トイレはぁ!?」

御坂「我慢しなさい……敵かも」

食蜂「て、敵ぃ?」

御坂「この扉の奥から聞こえるわね……食蜂、この先は?」

食蜂「物置のはずだけどぉ」

ドア「ギィィィィ」

御坂「……物置?階段じゃないの」

食蜂「へぇ?おかしいわねぇ……」

御坂「降りてみましょう」テクテク

食蜂「ま、待ってぇ」

御坂「……変ね、唸り声が止んだ……」

御坂「……足音をたてないで」ヒソヒソ

御坂「……何この部屋…何もないわね」

御坂「……気配もしない」

食蜂「も、もういいでしょぉ?早くトイレ行きましょうよぉ」

御坂「…そうね」

食蜂「ちょ、ちょっと、御坂さん、あれぇ!」

ドア「ギィィィィバタン」

御坂「一人でに?」

食蜂「あ、開かないわよぉ」アセアセ

御坂「ど、どういうことよ……」

食蜂「他に出入口はないのかしらぁ……」

御坂「見たところ全面コンクリートの打ちっぱなしで扉は見当たらないわね…」

食蜂「どうなってるのよぉ…ここ常盤台の寮じゃないのぉ…?」

御坂「……とにかく誰か助けにくるまでじっとしてるしかないわね」

食蜂「そ、そうなんだけどぉ、この部屋冷えてるせいかトイレが……」ブルッ

御坂「漏れそうなの?」

食蜂「は、はっきり言うんじゃないわよぉ!」

御坂「……我慢できなくなったらその変でしちゃいなさい、気にしないわ」

食蜂「そ、そんなこと、できる訳ないでしょぉ!!」

>>143
ミス その変で→その辺で

食蜂「…そもそも、こんなとこに閉じ込められたのも御坂さんのせいじゃない!」

食蜂「何の警戒もしないでズカズカ踏み込んでぇ!注意力足りてないんじゃないのぉ!?」

御坂「はぁーッ?元はと言えば、アンタが変なプロジェクトに巻き込んだのが悪いんじゃないの!」

食蜂「それは御坂さんが私を悪く言ったからでしょぉ!?」

御坂「最初はそっちから突っかかってきたんじゃないの!」

食蜂「んぎぎぎぎぎ……」

御坂「んむむむむむ……」

食蜂「……」フルフル

御坂(ずいぶん静かになったわね…きつそうね)

御坂(かく言う私も…ちょっとトイレに行きたく…なってきたわ)

御坂「……誰も来ないわね…」スリスリ

食蜂「そうねぇ……」プルプル

食蜂(早く出ないと…本当に……!)スリスリ

食蜂「……もぉ、無理ぃ…」チョロ

食蜂「い、いやぁ…!」チョロチョロ…

食蜂「み、御坂さぁん、見ないでぇ!」シャアアアアア…

食蜂「ううっ…なんでぇ…誰もぉ来ないのよぉ……ぐすっ」チョロチョロ…ポタ…ポタ…

御坂「……気にしちゃだめよ」ナデナデ

食蜂「いやぁ…御坂さんに見られたぁ…」グスグス

食蜂「う~最悪よぉ、早く誰か助けにきてぇ」

御坂「そうねぇ」

御坂(……そうじゃないと、私も…)

食蜂「…それにしても、本当に誰の仕業なのかしらねぇ」

食蜂「レベル5二人をこんなところに閉じ込めるなんて、ばれたら命がいくつあっても足りないわぁ」

御坂「……そうね」スリスリ

食蜂「………?」ジッ

食蜂「……御坂さぁん?」

御坂「……へ?な、何?」アセアセ

食蜂「ひょっとして、トイレに行きたいのぉ?」

御坂「そ、そんなこと……!」

食蜂「そぉ、でも無理しないでねぇ、体に悪いわよぉ」

御坂「だ、だから大丈夫だって…!」ブルッ

御坂(……そ、そんなこと言われたらよけい行きたくなるじゃない!)

御坂「うっ……」プルプル

食蜂「…大丈夫ぅ?」

御坂「だい…じょうぶ…よ……」

御坂(ああ…誰か…早く……!)

御坂「~~~~!!」ビクッ

御坂「あぁ…いやっ…」ピュッ

御坂「だめ…出ないでぇ……」チョロ…

御坂「食蜂……あっち向いててぇ…」チョロチョロ…

御坂「ああ…気持ちいい……」シャアアアアア…

御坂「出ちゃった……全部…出ちゃった……」ピチョ…ピチョ…

御坂「嘘よ、嘘……」ポタポタ…

御坂「私、もう中学生なのに…学園都市の第三位なのに……」ウルッ

食蜂「御坂さぁん…」

食蜂「普段からおねしょしてる私が言えることじゃないかも知れないけど…」

食蜂「しょうがないじゃない、気にしないでぇ…私だって、しちゃったんだしぃ…」

御坂「食蜂……」

御坂「そうね、今は落ち込んでる場合じゃないわ。前向きに助けを待ちましょう」

??「――サマー!」

御坂「…ん?この声は……」

黒子「お姉さまああぁ!黒子が、助けに来ましたのおおおお!」

御坂「黒子!?どうしてここが?」

黒子「それはもちろん、密かにお姉さまに付けてた発信器…もとい、愛の力ですの!」

御坂「トリックが全部心から漏れてるじゃないのよ!」

御坂「……まあ、助けてくれたことに免じてここは許してあげるわ」

壁「ドゴォン!」

黒子「開きましたの!」

御坂「……ありがとう、助かったわ」

黒子「どういたしましてですの。ところで……」

黒子「パジャマが濡れて肌に張り付いて、ずいぶんセクシーですのねえ?」ニヤニヤ

御坂「……っ!く、黒子、これは……」カアッ

黒子「大丈夫ですの。お姉さまがお漏らししようが黒子は一生お姉さまを愛し続けますわ!」

御坂「ああ……悪夢、これは悪夢よ…」

黒子「悪夢、ですか……」

黒子「それでは、黒子がほっぺたをつねって差し上げますの」ツネリ

御坂「―――へ???」

―――――――
鳥「チュンチュン…」

縦ロール「食蜂さま、御坂さま、朝ですわ」

食蜂「うぅん……」ビッショリ

御坂「むにゃ……おはよう」ビッショリ

御坂「……ちょっと食蜂、こっちにまでアンタのおしっこが来てるわよ」

食蜂「ええ?私そんなに寝相悪くないわよぉ」フトンバサッ

縦ロール「あら、可愛らしい世界地図が二つありますわ」

御坂「…………へ?」ダラダラ

食蜂「みぃさかさぁん、パジャマもびしょ濡れねえ?」ニヤニヤ

シャワー「シャアアアアア」

御坂「まったく、朝からアンタと二人で入浴なんて最悪ね」

食蜂「ひどぉい、背中流してあげてるんだから感謝してほしいんだゾ☆」ゴシゴシ

御坂「…ええそうね、で、さっきからその邪魔な出っ張りが私の背中に押し付けられてるのはわざとかしら?」イラッ

食蜂「あら、ごめんなさぁい☆御坂さんと違って胸囲力が豊富だから、どうしても当たっちゃうのよねぇ☆」ゴシゴシ

御坂「嫌がらせかああああああああ!」ムキー

食蜂「楽しいわねぇ、御坂さん☆」ゴシゴシ

御坂「楽しくなんてないわよ!」

食蜂「……御坂さぁん、私、嬉しかったのよぉ」ゴシゴシ

御坂「嬉しい…?何がよ?」

食蜂「仲良くできなかった御坂さんと、一緒の布団で寝て、おねしょをして…こうして裸の付き合いもできたしぃ」ゴシゴシ

御坂「意味が違うわよ、意味が!」

食蜂「まるで、親友になったみたいなんだゾ☆」ゴシゴシ

御坂「……!」

食蜂「御坂さんはぁ、数少ない心が読めない人だしぃ」

食蜂「仲良くなれて嬉しいのよぉ、これは本心よぉ?」

御坂「ま、まあ……」

御坂「…アンタが本気でおねしょを治したいって言うなら、またこうやって来てやっても、いいわよ……」

食蜂「……」

御坂「で、でも!まだアンタに心を許した訳でわないからね!親友なんて論外よ!」

食蜂「……ぷっ」

食蜂「御坂さんこそ、またうちに来ておねしょしないでねぇ?」クスクス

御坂「はぁーッ!?だ、誰が二度とするもんですか!今日はたまたまよ!たまたま!」

食蜂「どうかしらぁ、御坂さんってぇ、体つきもお子様みたいだしぃ」

御坂「これは延びしろがあるっていうのよ!」ギャー

縦ロール「食蜂さま、お荷物ですわ」

食蜂「ありがとぉ。御坂さん、学校まで一緒に歩きましょお」

御坂「いいわよ」テクテク

御坂「しっかし、今日もいい天気ねー……って、ん?」

御坂「食蜂……あ、あれって」ワナワナ

食蜂「何って、御坂さんと私の友情の証よぉ」

御坂「……」プルプル

食蜂「ベランダに、飾ってあるんだゾ☆……あれ?御坂さぁん?」

御坂「今すぐ取り込めえええええ!!!!」ビリビリ

おわり

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