サシャ「もぐもぐ」エレン「何食ってんだ?」サシャ「アルミンです」 (102)

エレン「え? アルミンって美味いのか?」

サシャ「美味しいですよっ!」モグモグ

エレン「ハア!? お前なにアルミン食ってんだよ!?
     お、お、そんなことしたらアルミン死んじまうじゃねえか!?」

アルミン「どうしたのそんなに騒いで?」

サシャ「おいしー!」

エレン「サシャがお前食ってるとか言っててさ、ハア!?
     なんでアルミンがいるんだよ!?」

アルミン「え? サシャは僕食べてたの!?」

サシャ「はい、ハア!? なんでアルミンがいるんですか!?」

アルミン「ハア!?」

ミカサ「今のはアルミンではないッッッ!!!」


















ミカサ「クリスタだッ!!」

エレン「吐きだせよ! アルミン吐きだせよ!」

サシャ「そ、そんなこと言われましても」ガクガクガク

エレン「オレが指突っ込んでやるから吐きだせっつうんだよ!」グッチョヌッチョムッチョ

サシャ「んむぅ、うぷっ、え、えれん、そんな、奥まで、入れないで」グッチョヌッチョプッチョ

エレン「アルミン吐きだせよ!!!」

サシャ「おぼろろろろろろろろろ」ビチャビチャバシャァッ!

コニー「なあお前ら、ミカサ見かけなかったか?」

エレン「いや、見てないけど。なんだ? ミカサに用事か?」

コニー「さっき女子便であいつの腹筋拾ってさ、返そうと思って探してるんだ」

ミカサの腹筋「……」ウネウネウネウネ

アルミン「……。……ハア!? なんでコニーが女子トイレに入ってるんだよ!?」

コニー「ハア!?」

ミカサの腹筋「……」ウネウネウネウネウネ

エレン「……」ペロッ

ミカサの腹筋「ッッッ!?」ビビクンッ! ビクンッビクンッ!

エレン「間違いない、あいつの腹筋だ」

アルミン「ハア!? わざわざ舐めるなよ!? 一目でミカサの腹筋だってわかるだろ!?」

ミカサの腹筋「……エチレン」ウネウネウネウネウネ

コニー「ん? なんか腹筋が喋ってるぞ!」

サシャ「おぼろろろろろろろろろろろ」ビチャビチャバシャバシャ!

マルコ「うわあああああああああああ溺れるうううううゴボゴボゴボ!」

アルミン「ちょっと聞こえないから静かにしてマルコ!」

マルコ「ハア!?」

ミカサの腹筋「アルミン生産工場」ウネウネウネウネウネ

クリスタ「いらっしゃーいいらっしゃーい。
      『天使クリスタの羽』大安売りしてるよー」

ライナー「いくら!? ねえいくら!? クリスタの羽いくらなの!?」

クリスタ「今なら鋼貨2枚と羽一枚で交換だよー」

ライナー「1000000000000枚買う! くれ! くれ! くれ!」

クリスタ「ハア!? そんなに品数ないよっ!」

ライナー「ハア!?」

マルコ「じゃあ僕は一枚買おうかな」

クリスタ「ゲロ臭っ!」

マルコ「ハア!?」

ミカサの腹筋「アルミン生産工場」ウネウネウネウネウネウネウネ

コニー「アルミン生産工場?」

エレン「どうやらアルミンを生産している工場のことらしいな」

サシャ「おぼろろろろろろろろろろろろろ」ビチャビチャバシャァッ!

アルミン「なるほど、だから僕はここにいるのに、サシャは僕を食ったと言っていたのか!」

コニー「……。……。……ハア!? なんでサシャのやつアルミン食ってんだよ!?」

ジャン「ふわぁ~あ、お前ら朝っぱらからうるせぇよ」

エレン「寝起きかよ!?」

アルミン「おはようジャン」

ジャン「おはよう」

エレン「寝起きかよ!?」

コニー「お前、アルミン生産工場って知ってるか?」

ジャン「なんだそりゃ? アルミンが責任者のなんかの生産工場か?」

エレン「寝起きかよ!?」

ミカサの腹筋「アルミン生産工場」ウネウネウネウネウネウネウネウネ

アルミン「いや、詳しくはわからないけど、サシャが僕を食べたって言ってるんだ。
      そしてこのミカサの腹筋がしきりに喋っている『アルミン生産工場』という謎の工場。
      恐らく、そこから推理するに僕がそこで量産されている可能性が高いと思う」

ジャン「なるほどな」

エレン「寝起きかよ!?」

ジャン「さっきからうるっせえよ死に急ぎ野郎!!!」

ジャン「このウネウネしてる饅頭みたいな物はなんだ?」

アルミン「ミカサの腹筋だよ。コニーが女児トイレで拾ったんだって」

ジャン「なるほどな」

コニー「ギュッて握ると鳴くんだぜ」ギュッ!

ミカサの腹筋「ピギィッ!」ウネウネウネウネウネウネウネ

ジャン「おいコラ馬鹿コニー、ミカサの腹筋なんだから大切に扱えよ」

コニー「わりぃわりぃ。馬鹿って言うんじゃねえよ!」

サシャ「おぼろろろろろろろろろろろろろ!」ビチャビチャビチャビチャ!

エレン「天使の羽一枚下さい」

>>22ミス
女児トイレ→女児トイレ

>>22
女児トイレ→女子トイレ

アルミン「今はこの一連のおかしな出来事をまとめるのが先決だね」

ジャン「そうだな」

アルミン「サシャは僕を食べたと言ったけど、そこまでに至った経緯を教えてくれないか?」

サシャ「はい。今朝、外を散歩してたらアルミンがいたんで食べたんです」

アルミン「なるほど」

ジャン「お前は今朝、外を散歩してたのか?」

アルミン「いや、僕は寮からそのままここまで来たんだよ」

ジャン「じゃあおかしいじゃねえか、サシャの証言は矛盾が生じる」

アルミン「やはり、僕以外に僕がいるとしか考えられないね」

ジャン「……で、コニーが女子トイレで拾ったつう、ミカサの腹筋か」

ミカサの腹筋「アルミン生産工場」ウネウネウネウネ

ジャン「面白くなってきたじゃねえか!!!!!!!!」

アニ「だったら壁にでも話してろよ」

エレン「よおアニ! 相変わらずおっぱいデカイな!」

アニ「は、ハア!? いきなり何言い出すんだよ!?///」

エレン「わ、わりぃ! オレとしたことが……。
     何言ってんだオレってやつは……」

アニ「責任取ってくれる?」

エレン「おう」

ライナー「やったやった! クリスタの羽いっぱい買ったぞー!!!」

ジャン「そもそもなんでお前、女子トイレに入ってるんだよ」

コニー「今はそんなことどうでもいいだろ」

ジャン「そうだな」

アルミン「僕が生産されているのだとしたら、
      それは僕のアイデンティティーが失われる恐れがある。
      早いとこその工場を突き止めなきゃ」

ジャン「そうだな」

ミカサの腹筋「アルミン生産工場」ウネウネウネウネウネウネ

アルミン「……腹筋を落としたミカサの行方も気になるしね」

>>1は転載禁止にしたままレスしろ
転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ
転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ
転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ
転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ
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転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ転載禁止にしたままレスしろ

>>47
お前みたいにコピペ何回も貼るからスレが盛り上がんだよ
貼るなら徹底的に3発目でしとめろノロマ

エレン「そうだな、そういやミカサの姿がずっと見当たらない」

アルミン「この腹筋と何か関係があるのかも」

ミカサの腹筋「アルミン生産工場」ウネウネウネウネウネ

ジャン「この腹筋が『アルミン生産工場』っつってるということは、
     ミカサ本体もその『アルミン生産工場』を知ってるってことか?」

アルミン「そうだね。きっとミカサは、自分の腹筋の一つにその言葉を録音したんだと思う」

ジャン「なるほどな、ということはつまり」

アルミン「……つまり、ミカサは単独で『アルミン生産工場』へ向かった可能性が高い」

ジャン「ま、マジかよ!? でも、あいつ腹筋なくなったらヤベえんじゃねえのか!?」

アルミン「うん。でもこれは『賭け』だったんだと思う。
      自分一人じゃ無理だった時のための……」

マルコ「話しは全部聞かせてもらったよ」

ジャン「ゲロ臭っ!」

マルコ「ハア!?」

アルミン「僕たちの助けが必要になった時のための、最終手段だったんだろうね」

―アルミン生産工場―

ヒュオオオオオオオオオ!!! ヒュオオオオオオオオオオオオオオ!!!

???「ふっふっふ、完璧だ! 私の研究は完璧だ!」

???「アルミンの生産は順調みたいだね、Dr.リコ」

Dr.リコ「これはこれは、調査兵団分隊長のハンジさん」

ハンジ「君にこのプランを依頼してよかったよ。
     君ほどの頭脳があれば、アルミンの量産、ひいては人類の大きな進歩も夢じゃない」

Dr.リコ「ふふふふふ、『この子』たちはとても優秀だよ。
     『箱』の中にいる段階ですでに膨大な知識を欲する好奇心を備えている」

ハンジ「……」

Dr.リコ「とても可愛いよぉ『この子』たちは。あはははははは!
      プランを私に紹介してくれてありがとう、ハンジ分隊長」

ハンジ(まあ、君に依頼した一番の理由は、この異常な計画に喜んで尽くすであろう、
     君のそのとめどない狂気を見込んでのことなんだけどね)

Dr.リコ「あっはははははははははははははは!!!」

???「そこまでよ! アルミンの体を弄ぶ悪党たちめ!!!」

Dr.リコ「誰だ!?」

ミカサ「ミカサ・アッッッッッカーーーーーーーーーーー! マン!!!」

ハンジ「104期訓練兵主席の女の子だ」

Dr.リコ「何ィ!?」

ミカサ「大切な幼馴染の体を利用して量産するなんて!
     そんなの倫理に反してますよ!!!!!」

ハンジ「ふふん、子どもの君にはわからないだろうけどね、私たちにはこの『アルミン』の頭脳が必要なのさ。
     この子を量産することに成功すれば。人類の明るい未来はぐっと近づくんだよ!」

ミカサ「ハンジさんあなただって頭良いでしょう! あなたでやればいいじゃない!」

ハンジ「……それもそうだな」

Dr.リコ「確かに」

ミカサ「ハア!?」

ハンジ「ハア!?」

ミカサ「こんな計画、例えお天道様が許しても私が許さない! だって私は、
     ミカサ・アッッッッッカーーーーーーーーーーー! マン!!!」ダッ!

ハンジ「来るぞ! 戦闘だァ!!!」

サシャ「おぼろろろろろろろろろろろろ!!!」ビチャビチャビチャビチャ!

コニー「うわっ! サシャがマルコのゲロ臭い臭いでまた吐いちまった!」

アニ「俺は過去形にされるのはごめんだからな!」

エレン「でもなあ、これだけじゃあ何の手掛かりにもならねえぞ?」

ミカサの腹筋「アルミン生産工場」ウネウネウネウネウネ

アルミン「ミカサが単独でそこへ向かっていると仮定して、恐らくミカサは、
       僕たちに危害を加えたくなかったから一人で行ったんだと思う」

ジャン「でも、この腹筋は……」

アルミン「だから最終手段なんだよ……ミカサが一人じゃどうにもならなかった時のための」

サシャ「おぼろろろろろろろろろろろろろ!」ビチャビチャビチャビチャビチャ!

マルコ「うわあああああああああ溺れるううううううう!」バシャバシャバシャバシャ

ミカサの腹筋「……ッ!」ビクンビクン!

コニー「お、おい!? こいつなんか苦しがってるぞ!?」

アルミン「こ、これは……まさか! 本体が危ない!」

ジャン「マジかよ!? どうすりゃいいんだ!?」

アルミン「一先ず外に出よう!」

エレン「で、でも肝心の工場の場所がわからねえじゃねえか!?」

アルミン「……」

マルコ「僕も行くよ!」

コニー「ゲロ臭っ!」

マルコ「ハア!?」

エレン「どうなんだよアルミン!」

アルミン「……エレン、ミカサの腹筋は何個だい!?」

エレン「八つだ! アイツは腹筋八つに割れてる!」

アルミン「だとしたら!?」

エレン「……まさか!?」

アルミン「落とした腹筋がこれ一個だけじゃないって可能性も十分あるってことさ!」

―外―

コニー「あ、あった! 二個目のミカサの腹筋だ!」

エレン「すげえ! さすがアルミンだぜ!
     予想通り落ちてる腹筋は一つじゃなかったんだな!」

ミカサの腹筋2「あっちの方あっちの方」プルプルプルプルプル

アルミン「あっちの方か! これでようやく『アルミン生産工場』の場所がわかる!」

アニ「アルミンが量産されてるんだとしたら、許せない!
    人の命を、まるで立体機動装置のワイヤーで振りまわして捨てるようなことするなんて!」

マルコ「サシャは置いてきた! ずっと吐いてるからあの調子じゃついてこれない!」

アニ「ゲロ臭っ!」

マルコ「ハア!?」

ライナー「話しは聞かせてもらったぜお前ら!」ヒュオンッ!

アルミン「ライナー!」

ライナー「今のオレはクリスタの羽を1982枚所持している!
       体は風のように軽い! お前たちより先にミカサの元へ向かうぜ!」ヒュオンッ!

アルミン「さすがライナー! ありがとう助かる!」

ジャン「面白くなってきたぜええええええええええええ!!!!」

―アルミン生産工場―

ミカサ「がはっ……はあ、はあ」

ハンジ「おやおや、こんなものなのかい?
     主席ともあろう君が私たちに手も足も出ないなんてね」

ミカサ「く、くそっ!(誤算だった、腹筋を二つ失っても勝てると思ってたのに!)」

Dr.リコ「くふふふふっ。104期訓練兵主席ミカサ・アッカーマン。
      頭脳の『アルミン』と共に戦闘の『ミカサ』として私の研究に加えようじゃないか」

ハンジ「それは良い案だ! そうすれば更に人類の繁栄に近付くよ!」

ミカサ「くそっ、あいつら強すぎる……腹筋さえあれば……!」

???「ミカサ! 助けに来たぜ!」ヒュオンッ!

Dr.リコ「むっ! 貴様は!?」

ミカサ「ライナー!」

ライナー「オレたちの仲間を使い、身勝手に人類の繁栄を掲げやがって!
       だからオレは人間が許せねえんだ!」

ハンジ「ふふふふふ、役者が揃ってきたようだね」

ライナー「こんな人を人だと思わんやつらをのさばらせておけねえ!
       ライナーーーーーーーーー・ブラアアアアアアアンンンウン!!!」

ライナー「ミカサ! お前はそこで休んでなっ!」ヒュオンッ!

ミカサ「は、迅い!?」

ライナー「クリスタの羽1982枚所持は伊達じゃねえぜ!」ヒュオンッ!

ハンジ「私たちを見くびってもらっちゃ困るよライナー君」ガッ!

ライナー「なにィっ!?(俊足の突進を受け止めただと!?)」

Dr.リコ「私たちだって、伊達に駐屯兵団の精鋭班班長と調査兵団分隊長をやってないってことさ」ドガァッ!

ライナー「ぐはぁっ!」

ミカサ「ライナー!」

ライナー「ぐっ! くそっ! つ、強い!」

ハンジ「それにね」ヒュオンヒュオンヒュオンヒュオン!

ライナー「なっ!? なんだと!?」

Dr.リコ「私たちも所持しているんだよ、『天使の羽』をね」ヒュオンヒュオンヒュオンヒュオンヒュオン!

ハンジ「二人合わせて53万枚さ」ヒュンッッッ!!!

ドカァッ! バキィッ! ボコッ! グシャァッ!

ミカサ「ライナー……」

ライナー「……」ピクピク

ミカサ「ライナアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ハンジ「他愛もないねえ、そんなんじゃあ巨人たちとも碌に戦えないよ?」

Dr.リコ「その男はほっておこう。それよりも今は、
     『ミカサ』を生産するためのサンプルを採取しよう」

ハンジ「仕事熱心だねえ、Dr.リコってば」

Dr.リコ「楽しみで待ち遠しくて仕方ないだけだよ。私の研究の行きつく先を見るのがね」

ミカサ「くっ!(もう……ダメ!)」

ライナー「……ぐふっ、時間は、ハアハア、稼いだ、ぜ。早く助けに来い、よ。お前ら」

???「ミカサから離れろ!」

Dr.リコ「チィッ! また邪魔ものか!?」

ハンジ「やけに大勢来たねー、ま、関係ないけど」

ミカサ「え、え、え、エレェェェェェェェェン!!!(エレエエエエエエエエエエン!!!)」

エレン「オレたちが来たからには、お前らの好きにはさせねえぜっ!」

コニー「ミカサァ! お前の腹筋×2だ!」ブオンッ!

ミカサ「ッ!」バッ!

カポッカポッ!

ハンジ「!? しまった!」

ミカサ「元気100倍!!!!!!
     ミカサ・アッッッッッカーーーーーーーーーーー! マン!!!」

アルミン「どうやら僕の予想通り、腹筋を二つも失ったミカサは、
      リコさんとハンジさんにかなり苦戦してたみたいだね!」

ミカサ「腹筋さえ戻れば、戦える!」

エレン「オレも戦うぜ!」

ジャン「あっちでボロ雑巾になっているのはライナーか!?」

ボロ雑巾「……」ピクピクピク

アルミン「あのライナーがボロ雑巾になるぐらいなんだ、
       かなり強いよ! みんな油断するなっ!!!!」

マルコ「アルミンを使ってこんな残酷な研究を! 許せない!」

ミカサ「ゲロ臭っ!」

マルコ「ハア!?」

エレン「アニ! ボロ雑巾を頼んだ!」

アニ「わかった!」

ボロ雑巾「……」ズルズルズル

ミカサ「うっ、私、もうダメ」プルプルプルプル

アルミン「!?」

ミカサ「おろろろろろろろろろろろろろろろ」ビチャビチャビチャバシャ!

マルコ「うわあああああああ溺れるうううううう! ゴボゴボゴボ!」バシャバシャバシャ!

アルミン「そ、そんな!? マルコのゲロ臭さがよりにもよってこんな所で邪魔するなんて! 邪魔ルコめ!」

マルコ「ハア!?」

ミカサ「おろろろろろろろろろろろろ!」ビチャビチャビチャ!

ジャン「は、ははは、み、ミカサがゲロを……ウソだろ、おい、お、ぶ。
     おろろろろろろろろろろろろろろろろろ!!!」ビチャビチャビチャ!

コニー「きったねえなお前まで吐くなよ!」

アルミン「た、大変だ! ミカサが復活して僕たちも来たから形勢逆転したと思ったのに!
       戦闘面で主力のミカサがこんな状態じゃあもう手も足も出ないよ! 死ねマルコ!」

マルコ「ハア!?」

エレン「大丈夫だ! オレがやっつけてやるぜ!」ダッ!

ドゲシッ! ボキィッ! ボゴァッ! バキィッ!

ボロ雑巾「……」ピクピクピク

ハンジ「ふっふっふ、仲間が来ようがミカサが復活しようが無駄だったみたいだね」

Dr.リコ「ああ……残念だが、お前らがいくら束になってかかってこようが、
      私たちには勝てないよ、それに……」

コニー「それになんだっつうんだ!?」

ミカサ「おろろろろろろろろろろろ」ビチャビチャビチャ!

ジャン「おろろろろろろろろろろろ」ビチャビシャバシャァッ!

マルコ「うわあああああああああああ溺れるううううううう!」バチャバチャバチャ!

ボロ雑巾「……」ピクピクピク

Dr.リコ「この研究はなあ、確かに人の倫理から逸脱した悪魔の研究かもしれない、
      だがな、私はこうして安全に研究を、極秘に進行できていた……わかるか?」

アルミン「……!? まさか!」

コニー「巨大な力が裏で隠ぺいを行っているというわけですか!?」

ハンジ「あっはっはっはっは! そういうことさ!」

アルミン「思いのほかデカイ話しでビビった」

コニー「うん」

ハンジ「この計画は三兵団ほぼ全員の賛成の元始まった超極秘プロジェクトだからね!
     君たちがいくら騒ごうと全てもみ消される! 無駄な努力なんだよォ!」

Dr.リコ「これも全ては人類の繁栄の為、兵士たちもみな同じように首を縦に振っていたよ」

アルミン「そんなっ! くそっくそっ!
      こんな、こんな悪魔の所業が認可されるなんてっ!」

ハンジ「アルミン君、君の冴えわたる頭脳は兵士たちの中でも有名だったよ。
     その頭脳を持った『アルミン』を大量生産し、『アルミンたち』に人類の繁栄の礎を築いてもらうのさ!」

コニー「な、なんっつうとんでもねえ計画だ……」

アルミン「で、でもそんなことしたら、『アルミンたち』を養うコストだって必要だろっ!?
       この計画は無茶苦茶すぎる!」

ハンジ「養う? そんなもの、この壁の中でできた人の死体や糞尿を食べさせてれば済む話しだよ。簡単だろ?」

アルミン「……」

コニー「マジかよ……」

アルミン「……僕に黙っていて、罪の意識は無いんですか?」

ハンジ「元々君は知るよしもなかったはずなんだ。
     それに、君自身は何も危害も無いし、不利益も出ない。
     食糧問題だって先に行った死体や糞尿を与えれば無視できる、とても環境に良い計画じゃないか」

アルミン「やめて欲しいと、僕が言ったら?」

ハンジ「もちろん止めないよ、だから君は知るべきじゃなかったんだよ」

コニー「……ッ!」ブチィッ!

アルミン「なんて、残酷なんだ……(作り上げられた人間ならそんなひどい仕打ちをしても良いと思っているのか!?
      僕が知らない所でそんな残酷な計画が行われようとしてたなんて、しかも『僕』で!)」

コニー「……許せねえ、許せねえよ!!!」

ハンジ「なんだい? 無駄だとわかっているのにまだ歯向かうのかい? 愚かだなぁ」

コニー「うるせえっ! 例え愚かでも馬鹿でも太刀打ちできなくても、オレはお前らを許さねえ! オレは……。
     ッコッニッイイイイイイ・スップリングラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ボロ雑巾「……」ピクピクピク

ハンジ「忠告したじゃないか……無駄だよって」

アルミン「あ、ああ、ああ、コニー……」

ミカサ「おろろろろろろろろろろろろろ」ビチャビチャビチャ

ジャン「おろろろろろろろろろろろろろ」ビシャバチャバシャ

マルコ「うわあああああああああ溺れるううううううう!!!」バシャバシャバシャ!

ボロ雑巾(エレン)「……」ピクピクピク

ボロ雑巾(コニー)「……」ピクピクピク

Dr.リコ「まあ今回は、この計画に反対する君たちのような過激な人間もいる、ということがわかった。
      それだけでも収穫としよう。諦めて帰りな、それとも私の可愛い『子たち』を見てみるかい?」

ハンジ「あはははは、本人に見せたい気持ちもわかるけど、ここは大人しくお引き取り願おうよ」

アルミン(……もう、ダメだ。終わりなんだ。この大きな計画は極秘に進行していき、
      僕の知らない所で『僕たち』は酷使され続け、死に続けていくんだ……)グスンッ

ハンジ「諦めるんだね、アルミン君。そして忘れなさい、この事は」

???「待て! お前たち!」

ハンジ「誰だ!?」

Dr.リコ「その声はまさか!?」

アルミン「……憲兵団師団長・土御門元春!?」

ナイル・ドーク「この研究はこれより憲兵団の全権限をもって永久凍結する」

Dr.リコ「ハア!? なんだそれは!? 聞いてないぞ!?」

ハンジ「ナイル師団長、どうしたというのですか!?
     これは兵団の意志により始まった計画だったはず!」

ナイル・ドーク「お前たちに理由を話す必要はない。計画は停止、お前たちは主犯格として連行する。それだけ知っておけ」

アルミン(ど、どういうことだ!? あの二人は何も知らないのか!?
       憲兵団の全権限!? 二人は連行される!? なんで、どうして……)

ナイル・ドーク「無駄な抵抗はやめたまえよ……この施設は既に憲兵団の兵士たちで包囲されているんだ」

ハンジ「……なんてこったい」

Dr.リコ「私たちは……ただの操り人形になってしまったということか……」

ナイル・ドーク「兵士たちは皆、『天使の羽』を100万枚ずつ所持している。
           少しでも抵抗を見せたら即、ボロ雑巾だ」

ハンジ「くっ」

Dr.リコ「くそっ!」

ナイル・ドーク「来い!」スタスタスタ

Dr.リコ「……」トボトボトボ

ハンジ「……」トボトボトボ

ナイル・ドーク(ゲロ臭っ!)

マルコ(ハア!?)

アルミン「……行っちゃった。な、なんだったんだ? これは、本当にこの計画は凍結したのか?
      あまりにも嵐のように物事が展開しすぎて理解が追いつかないでいる……凍結」

???「したよ。私がさせたんだ」

アルミン「……クリスタ?」

クリスタ「うふふっ、良かったねアルミン! こんな残酷な計画を終わらせられて」

アルミン「く、クリスタ?」

クリスタ「アルミン嬉しい? 本当に終わったんだよ、安心してね。
       ねえねえ、私が憲兵団を買収して終わらせたの。アルミンにとっても良いことしたんだよ!」

アルミン「憲兵団を、買収?」

クリスタ「ゲロ臭っ!」

マルコ「ハア!?」

クリスタ「『天使クリスタの羽』って知ってる?」

アルミン「ああ、クリスタ・レンズの背中から生える翼の羽だろ?
      一枚でも所持していれば体が羽のように軽くなる羽」

クリスタ「私、あれを結構前からいろんな人たちに売りさばいていてね」

アルミン「……それで出来た莫大な資金を使って」

クリスタ「うん! アルミンの為に計画潰しちゃった♪」

アルミン「すっげー……」

クリスタ「私はお金なんてどうでもいいの……みんなが幸せになれれば、
      こんなはした金くらいいくらでも使ってやるわ!」

アルミン「……」

クリスタ「……だって」

太陽の光<ファー、ファー、ファー、キラキラキラ


クリスタ「金で買えない物なんてないもんねっ」


アルミン「……」

こうして、サシャの『僕』食いから始まった一連の狂気じみた出来事は、

クリスタのポケッツマネーによって終了を迎えた。

ライナー、エレン、コニーのボロ雑巾三枚組みは、女児トイレの便器拭き用に使われ、

ゲロ臭いマルコは、みんなから距離を置かれるようになった。

凍結に伴い不要となってしまった『アルミンたち』はサシャが食して処分するということで落ち着いた。

ミカサとジャンはゲロ仲間ということで変に仲良くなっている。

一先ずはめでたしめでたしといった所かな。

……それと最後に、一つだけ疑問が残っている。

あれだけ極秘と謳っていた計画なのに、

どうして最初にサシャに食べられた『アルミン』は訓練所なんかにいたんだろうか?

……まあ、気にするほどのことでもないんだろうけどさ。

ユミル「計画は無事に次の段階へ移行できたね、ベルトルさん」

ベルトルさん「うん、この騒ぎも全てプランの内だよ……」


リコさん可愛いおしまい

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