やよい「プロデューサーさん!」五十嵐隆「」ビクッ (64)


 高槻家付近 深夜――


五十嵐「……! ……っ!」ハァ、ハァ

伊織「……」

五十嵐「……あの」

伊織「アンタ、今さら何しに来たのよ」

五十嵐「い、いや、水瀬さんが来いって……」

伊織「来るのが遅いって言ってんのよ!」

やよい「ちょぉぉぉぉすけぇぇぇぇぇぇ!! うぇぇぇぇぇぇぇ!!」

長介「ごべんなざいぃぃぃ! ねえぇぇぢゃぁぁぁぁ!!」

五十嵐「……ごめんなさい」

伊織「ふんっ。まあ、いきなり呼んだ私も悪かったし、ちゃんと来たから許してあげなくもないけど」

五十嵐「……すんません」



 ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆
  Nomal Communication!!
 ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

 ~五十嵐のテンションがそこそこになった~



 あーゆれでぃー あいむれぃでぃー
  さぁーはじーめよーうー
 やればできるーきっとーぜったーいー
  わたしなんばわーん


 ――READY!! Vo:765ProAS



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376490350




 事務所。朝――


春香「プロデューサーさん! 海ですよ、海!」

五十嵐「……うみ?」

春香「今年、暑いじゃないですか!」

五十嵐「うん、死にたくなるぐらい」

春香「事務所、エアコン壊れちゃったじゃないですか!」

五十嵐「うん、修理は二日後だってね」

春香「仕事、ないじゃないですか……」

五十嵐「……ごめんなさい」

春香「……」

五十嵐「……」

春香「だから!」

五十嵐「」ビクッ



春香「みんなの親睦を深める為に、海ですよ、う~み!」

五十嵐「海、行くの?」

春香「はいっ! あみちゃんとまみちゃんが社長に直談判したんです!」

五十嵐(暑苦しいなぁ)

春香「ですから、プロデューサーさんも準備してください!」

五十嵐「……なんの?」

春香「海の準備です!」

五十嵐「……」

春香「……」

五十嵐「……えっ?」



 海――


亜美「うー!」

真美「みー!」

亜真美「「にゃーーーーー!!」」

亜美「うー!」

真美「みゃー!」

亜美「うー!」

真美「にゃー!」

伊織「くぉらそこのバカ二人!」

律子「ちゃんと準備運動しなさーい!」



響「よっ、と」

真「パラソル、こんな感じでいいかな?」

雪歩「うん、良い感じだよ」

小鳥「ゆ、雪歩ちゃんの掘った穴に真ちゃんのパラソルが……!」

千早「あ、早くイスを」

貴音「プロデューサー殿、だいじょうぶですか?」

五十嵐「むり……死ぬ……気持ち悪い……」

あずさ「あらあら~」

五十嵐「ダメ、ダメ……この飛行機落ちる……落ちます。乗客に日本人はいませんでした。いませんでした……」

美希「ヘンなこと言ってるの」

真「乗り物酔いと日射病のダブルだからねー」

千早「飲み物買ってきます」

美希「あ、ミキも一緒にかき氷買うのー!」



千早「……人、多いわね」

美希「ねぇねぇ、千早さんはやっぱりブルーハワイ?」

千早「いえ、なんでもいいけれど……」

美希「ミキは、今日はレモンの気分かな。水着的にもー!」バッ

千早「……くっ」

美希「あ、貴音なの。海の家に入っていくの」

千早「……どうかしたの、美希?」

美希「え、なんで?」

千早「なんていうか――美希が積極的に私に話しかけるのって、これまで二回あったけど、二回とも悩みがある時みたいだったから」

美希「……そうだっけ?」



千早「えぇ、最初は歌のレッスンの時だったかしら、二回目は律子に怒られた時ね」

美希「ホントだぁ……」

千早「だから、なにかあったのかしらって……」

美希「さすが千早さんなの!」

千早「それで、どうかしたの?」

美希「んっとね……千早さん、お仕事って楽しい?」

千早「えっ?」

美希「なんていうか……今、千早さん、雪歩と一緒にお仕事してて、竜宮もたくさんTVに出てて、なんだか楽しそうなの」

千早「……そうね、楽しいというより、充実しているわ」

美希「ジュージツ?」

千早「えぇ、初めてCDを出した頃とも違う。手応えのようなものを感じているわ」


美希「……あのね、ミキ、竜宮小町入りたいなって思ってるの」

千早「竜宮に?」

美希「うん――あ、ブルーハワイとレモンといちごくださいなの!」

 「あいよ! お嬢ちゃんはどうする!?」

千早「あ、すみません……えっと、何がいいかしら、とりあえずアクエリアスと……」

美希「竜宮って、衣装もダンスもかわいいし、TVで見ててキラキラ~ってしてるの。どうしたら竜宮小町に入れるかな?」

千早「それは……私よりプロデューサーに訊いた方がいいんじゃないかしら? あ、えっと、コーラ……と……」

美希「……でも、律子はきっとミキのことキライだから、たぶんイヤって言うの」

千早「そんなことないと思うけど……それに、今のプロデューサーは五十嵐さんじゃない。先にそっちに訊いたほうが……」

美希「あ、そっか。プロデューサーさんってプロデューサーさんだったもんね! うん、わかったの! ありがとうなの、千早さん!」ダダッ

千早「えっ? えぇ……」

 「おい、姉ちゃん、早く決めてくんねーかな? 後ろつかえてんだよ」

千早「えっ、あ、す、すみません……!」

 「へい、お嬢ちゃんお待ちぃ! かき氷3人前! さっきのお嬢ちゃんのお友達だろ!?」

千早「えっ、あっ、えっ、え、ちょちょっと、美希、美希ー!」



 パラソル下――


五十嵐「――ェエッ! ウッ、ォェ……! はあ、はあ」グチュグチュ、ペッ

美希「プロデューサーさん」

五十嵐「ん? あ、あぁ、ほしぃさん……」

美希「だいじょぶ?」サスサス

五十嵐「……うん、吐いてちょっと楽になった」

美希「…………そっか。ねぇ、プロデューサーさん」

 「ウホッ、キミかわいいね~」

五十嵐「?」

 「ねぇ、キミどこから来たの?」

美希「んーとね、どこだと思う?」

 「東京かなー、俺らこの辺地元で詳しいんだよねー、案内してあげるよ。オススメの場所教えてあげるよ」

美希「ダーメっ。ミキ今日はハニーと来てるんだもん」


 「ハニー? え、このオッサン?」

五十嵐「……あ?」

 「お兄さん? お父さん? てか具合悪ソーじゃん。一緒に遊ぼうよ」

美希「んー、別にいいよ」

五十嵐「えっ、ちょ」

美希「ミキね、熱いから冷たいの食べたいな」

 「いいよいいよ、買ってきてあげるよ」

美希「じゃあ、ミキ、マンゴーブルーハワイの練乳がけね♪ あ、ついでにこれ捨てといて」

 「オッケー!」   ウワ、ナンダコレクッセェ!

美希「さて、プロデューサーさん、移動しよ」

五十嵐「え?」

美希「今のヒト、戻ってきちゃうとメンドーなの」

真「へへへっ、さーて、なにおごってもらおうかなー」

響「なぁなぁ、このヒラメじゃダメかー?」

美希「あ、真クン、響、ちょうどよかったの!」



真「よいしょ、よいしょ」

響「よーいやさー」

美希「~♪」

五十嵐「あの、だいじょうぶ? 自分で歩くよ……」

真「へーきです! 五十嵐さんは寝ててください!」

響「自分たちが運んであげるから、安静さー」

真「それにしても美希はすごいなー。ボクナンパなんてされたことないよ」

美希「んー、だからこういう海ってあんまり好きじゃないんだけどね」

響「自分も沖縄でたまーに観光客や米軍の人に声かけられるなー。あんまりしつこいのはバシってやっちゃうけど」

美希「この辺でいーの」

真「オッケー。下すよ、響」

響「あいさー。ほいっと」

美希「ありがとうなの」

真「それじゃ、ボクたちまた泳いでくるから」

美希「いってらっしゃいなのー」

響「他のみんなにも場所教えとくぞー」



千早「……」

千早「……」キョロキョロ

千早「……あ、とけちゃう…………」ハム

千早「……冷たい」

千早「……プロデューサー、美希、どこ……?」キョロキョロ


 もう一度だけ、チャンスをください。

 前回の続編をなかったことにさせていただいて、アニマス準拠で行かせていただきます。


 UKFC2013 STUDIOCOAST おめでとうございます。



五十嵐「……」

美希「~♪」

五十嵐「あの、星井さんは泳がなくていいの?」

美希「んー、ミキ、今年は焼きたくないから。あ、見てみて、あれきっと雪歩なの」

五十嵐「……」

美希「あっちでバレーしてるのが、春香と亜美真美とあと小鳥と、あ、律子もなの。あとたしか――あ、いたいた、デコちゃんとやよいとあずさがイカ焼き食べてるよ。貴音はきっとラーメン食べてるの」

五十嵐「……」

美希「プロデューサーさんって、どんなお仕事してたの?」

五十嵐「えっ?」

美希「だから、プロデューサーさんは前のお仕事ってどんなカンジだったの?」

五十嵐「どんなって……ギター弾いて、曲作って……ライブ……」

美希「ふぅん……ジュージツしてた?」

五十嵐「充実……」



美希「ミキね、竜宮小町に入りたいなって思うの」

五十嵐「えっ……あぁ、そう……」

美希「どう思う?」

五十嵐「えっ? ……えっと…………」

美希「律子、竜宮小町に入れてくれるかな?」

五十嵐「だめじゃないかな……」

美希「なんで?」

五十嵐「えっ、なんでって、いや、できたばっかりだし……」

美希「……きっと、律子がミキのこと、キライなんだからだと思うの」



美希「こないだ撮影休んじゃったことまだ怒ってるのかなぁ……」

五十嵐「そういう人じゃないと思うけど……」

美希「ちゃんとミキがお仕事すれば、律子、竜宮小町に入れてくれるかな?」

五十嵐「そんなに竜宮小町に入りたいの?」

美希「うん。だって、とーってもカワイイの!」

五十嵐「そっか……」

美希「うーんと、竜宮に入るためには、律子――あ、サンに認めてもらって、えっと、そのためにお仕事がんばればいいのかな?」

五十嵐「あとレッスンも」

美希「あ、そっか。えっと、お仕事とレッスンと、あとなにかある?」

五十嵐「…………学校は?」

美希「ガッコウ? そういえば、ミキ最近あんまり行ってないや。行ったほうがいい?」

五十嵐「義務教育だからね」



美希「うーん、なんかイマイチよくわからなくなってきたの。
とりあえずいろんなことマジメにやってればいいのかな?」

五十嵐「……そうだね」

美希「わかったの! ミキ、マジメになってみるの!」ガバッ

五十嵐「」ビクッ

美希「ありがとなの! プロデューサーさん!」ダッ

五十嵐「う、うん」

美希「りつこーっ! メガネ貸して――はぶっ!」

律子「さんをつけなさい、さんを!」

五十嵐「はあ……」

千早「やっといた……」

五十嵐「えっ?」

千早「……」グスッ

五十嵐「どうしたの、如月さん……?」

千早「なんでも、ありません」グスッ

五十嵐「え、でも――」

千早「泣いてなんかいません」」グスッ

 

 ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆
  Good Communication!!
 ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

 ~五十嵐のテンションがちょっぴり上がった~




 ――温泉宿。漢ノ湯。


五十嵐「…………ああ」カポン

ハム蔵「ヂュイ!」

五十嵐「!?」ザバッ

ハム蔵「ヂュッ」

五十嵐「えっと……我那覇くんの……?」

ハム蔵「ヂュッ」ドン

五十嵐「えっ? い、いや、ボク、お酒は……」

ハム蔵「ヂュイィ!? ヂュヂュ! ヂュヂュヂュ~!!」

五十嵐「ご、ごめんなさい、いただきます……」

ハム蔵「ヂュ、ヂュ~、ヂュ~! ヂュイッ! ヂュッヂュッヂュイッ!」

五十嵐「……辛っ」

ハム蔵「ヂュイ~、ヂュイ、ヂュイ」

五十嵐「え、い、いや、もう、ちょっ――」



五十嵐「…………ああ……」

ハム蔵「ヂュイッ」

五十嵐「えっ……? うたですかぁ?」

ハム蔵「ヂュヂュイッ」

五十嵐「いやぁ、ぼくうたはちょっと……」

ハム蔵「ヂュイ! ヂュヂュヂュイィッ!?」

五十嵐「す、すんません、やります、やります」

ハム蔵「ヂュイッ」

五十嵐「えっと……じゃあ、らくだ」



 ――温泉宿。天使ノ湯。


春香「いい湯だねぇ~」

千早「……そうね」ブクブク

春香「千早ちゃん、元気ないみたいだけど……?」

千早「なんでもないわ……なんでも……くっ」グスッ

やよい「わぁ~、伊織ちゃん、こんなところまでまっくろ~」

伊織「ちょ、やよい――!」

亜美「お姫ちんはあんまり変わらないね~」

真美「日焼けで痛いのに~!」

貴音「ふふ、胸焼けはしておりますよ」ケフッ

響「海の家、3つ空っぽにしてたぞ」



あずさ「~♪」

真「あずささん、髪キレイですよね~」

あずさ「えっ?」

真「それだけ長いと大変じゃないですか?」

あずさ「え、えぇ……ねぇ、真ちゃん」

真「なんですか?」

あずさ「私のこの、髪って、どう思うかしら?」

真「えっ? すっごくキレイで、大人っぽいと思いますよ。やっぱりあずささんみたいな大人っぽい女性って憧れます」

あずさ「そうねぇ……」

真「ボクもあずささんみたいに長い髪が似合って、それでフリフリでキュンキュンな女の子に~!」

あずさ「あらあら~……あら?」


 『皮膚感覚は麻痺して 脳細胞は死滅して』



美希「どうしたの、あずさ?」

あずさ「お隣から何か聴こえる、かも」

美希「お隣って、男湯?」

 『ラクダみたいな顔して 欲望は狂犬みたいで』

美希「あ、プロデューサーさんの声っぽいの」

律子「五十嵐さん?」

 『何だかんだ理由繕って 内心じゃほくそ笑んでて』

千早「」ザバッ

春香「あ、千早ちゃん――」

小鳥「黙って」

雪歩「音無さんまで……」

 『解り切った様なこと言って 一人悦入ってたりして ねぇ』

 『いつ髪切んだ いつでもいいんだ どうでもいいんだ 明日また熱出そう 熱出そう 寝不足だっていってんの』

小鳥「」フシューフシュー

美希「小鳥きもいの」



 『アブノーマルな事して 吐き気もよおしたりして』

 『人間嫌いの振りして 本当に嫌いだったりしてんだ ねぇ』

 『いつ髪切んだ いつでもいいんだ どうでもいいんだ 明日また熱出そう 熱出そう 寝不足だっていってんの』

 『いつ髪切んだ いつでもいいんだ どうでもいいんだ 明日また熱出そう 熱出そう 寝不足だっていってんのに』


あずさ「……」クスッ

 

 ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆
  Perfect Nommunication!!
 ☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

 ~五十嵐のアルコール度数が最高になった~


ハム蔵「ヂュイッ!」ドヤッ



 ここまで。

 すごい。温泉回だけでこんなに時間と行数かかってる。

 でもまだ酒飲み回とか介抱回とか残ってるんだぜ。

 前回がアレだったから、すごいイージーモードでやっていきます。

 大筋とかはアニメ本編だけど、

 竜宮とか順番逆になっちゃってるけど、ロングあずささん+竜宮コスの魅力知らない人大杉内。

 呼称とかあんまり間違ってないと思いますけど、村上春樹なんか話しかける相手間違ってますからね。

 



 温泉宿。部屋――


五十嵐「……?」

小鳥「あ、気が付きました、プロデューサーさん?」

五十嵐「……え?」

小鳥「温泉でお酒に酔ってのぼせちゃったんですよ」

五十嵐「……ああ」

律子「わぁかってるんですかぁ、あずささぁん……このあずささんのおっぱいがぁ……ダンスでぷるんぷるんするんですよぉ」

あずさ「あらあら~、そういう律子さんだってぇ~」

律子「あんっ、もう~やりましたねぇあずしゃしゃん!」

あずさ「あ~れ~」

亜美「……」ゴクゴク

伊織「……」ゴクゴク

五十嵐「……えっ?」



小鳥「えっとぉ……プロデューサーさんを介抱しながらミーティングのつもりだったんですけど……」

伊織「このバカがお酒を盛ったのよ」

亜美「……はんせーしてます。えぇ、そりゃもう海よりも深く山よりも高く」

律子「あぁ~みぃぃ~」

亜美「ひぃっ!?」

律子「ぬぁにサボってんのよ、まだレッスンは終わってないでしょうが~!」

亜美「ひぃぃ! もうご堪忍をりっちゃん~!」

律子「とっととやう! 腕立て10セット!」

亜美「これ以上やったら室伏広治みたいになっちゃうよぉ~!」

律子「根性よ根性! 私が上に乗ってあげるから!」

亜美「うげぇぇぇ~!」



伊織「はあ、とりあえず小鳥、水とタオルもってきなさい」

小鳥「はーい」パタパタ

律子「もえるおぉんなのぉ~あぁかいとらくた~!」ブインブイン

亜美「おべぇぇぇ……」

五十嵐(マジ泣きしてる……)

あずさ「うふふ~あらあらうふふ~」グデン

律子「ラーメンマン直伝のキャメルクラッチ~!」グギギ

亜美「ぎゃああああ!」バンバン

伊織「いい加減にしなさーい!」バフ

律子「ふごっ!?」



伊織「ほ~ら、殺人濡れタオルのお味はいかがかしら~?」グググ

律子「もっ! もごっ! ふーっ、ふーっ」バタバタ

亜美「さ、サンキューいおりん……でも、もうちょっと早くきてほしかったぜ……がくっ」

律子「……~~!」バタバタ

伊織「おとなしくしなさ~い!」グイ

律子「……!!?」ガクッ

伊織「さ、さっさと部屋に帰るわよ。亜美、真と響を呼んできて」

亜美「アイアイサー!」ビシッ

あずさ「うふふ~」ノノジノノジ

伊織「ほら、あずさは起きなさい」

あずさ「あらあら~……いつか~みきんだ~いつで~もいんだぁ~……」

五十嵐「!!?」ビクッ

あずさ「えふふふふ~……」

五十嵐(えっ? えっ? なにいまの……? 落堕?)






「あ、はい……五十嵐です。あ、どうも……」

「はい……えっ、あ、え、取材……?」

「インタビュー? いや、あの……ちょっと……」

「あ……え、いや、ちょっと……あ……」

「えと……受けます……はい」

「はい、それじゃ……」


「……はあ…………やらないと」





 翌日。事務所――


あずさ「おはようございますぅ~」

律子「わぁ~! あずささん、髪切ったんですね!」

あずさ「はい、切ってみました~」

律子「切ろうかなという話は聞いてましたけど、よく思い切りましたね」

あずさ「はい。このほうが三人並んだ時、バランスがいいかなって~」

律子「すごく似合ってますよ~!」

あずさ「ありがとうございます~」

律子「そうそう、昨日、結婚情報誌のアポイントとれたんですよ。これから挨拶にいくところで――」

美希「あ~! あずさも髪切ったんだね!」



律子「わっ、美希! アンタどうしたのよ!?」

あずさ「あら~、美希ちゃんかわいいわね~……ふわふわしてるわ~」

美希「えへへ、ミキも最初はショートにしようかなって思ったんだけど、ちょっともったいないかなって」

あずさ「うふふ、海に行って心機一転って感じね」

律子「そうですね」

美希「ねぇねぇ、プロデューサーさんは?」

律子「今日はまだ来てないわよ」

美希「えっ、そうなの?」

あずさ「あら、美希ちゃん、プロデューサーさんに見せたかったの?」

美希「うん、ミキ、ちょっとマジメだよって」

小鳥「えっと、プロデューサーさんなら、今朝早く来ましたよ」



律子「えっ? 私よりも早くですか?」

小鳥「は、はい。スーツ着て、オーディション用の宣材もってすぐ出て行っちゃいましたけど……」

律子「宣材って……もしかして、営業に出たってことですか……?」

小鳥「たぶん……」



 「五十嵐さん、インタビューやってくれるってホントですか?」

「あ、はい……あ、ちょっと待ってください」

 「なんですか?」

「たしかここ、アイドルの雑誌ありましたよね」

 「えぇ、ありますよ。ウチは週間のアイドルブレスと月刊ヴィジョンズを持ってます。なんだかんだアイドル業界は強いですからね~」

「えっと、紹介とか……してもらえますか?」

 「え、どうしたんですか? 五十嵐さん、アイドルにでもなるんですか?」

「ち、ちがう、ちがいます。えっと……プロデューサーになって……」



 「プロデューサー? 五十嵐さんがですか?」

「はい」コクコク

 「あ、でもたしか……なんでしたっけ、ちょっと前に噂になりましたね。アイドルのデュオの曲に五十嵐さんが関わったんじゃないかって」

「あ、そうっす、それです」

 「えっ、ホントだったんですか?」

「あ、えっと……秘密で……」

 「了解です。言ってよくなったときは真っ先にウチにお願いしますよ」

「……はい」

 「じゃあ、ちょっとこっちお願いします。アイドル系の編集長に通してもらうので」

「あ、はい」

 「部署間のアレですからね。編集長同士の話が必要なんですよ」

「はあ」



 「765プロ、ねぇ……たしか、竜宮小町のところだよね?」

「あ、はい……」

 「じゃあ、それが条件で」

「えっ?」

 「こっちもやっぱり目玉が欲しいんですよ。765プロって言ったら今はやっぱり竜宮小町ですからね。その取材させてくれるなら、OK出しますよ」

「でも、竜宮はボクの担当じゃ……」

 「お願いしますよ。ヴィジョンズでもいいんで」

「わ、わかりました。とにかく聞いてみます」

 「よっしゃ! 交渉成立ですね! あ、五十嵐さんのほうはブレスで組むんで。売り出しでいいんですよね?」

「あ、はい。えっと……写真とか、これで……」



 「ふんふん、ウチってねー、基本ヴィジュアルで売ってるから、ナイスバディーなのが欲しいんですよね。こう、ボンッ、キュッ、ボンッなね」

「はあ」

 「竜宮のあずささん良いよねー。抱き枕にしてほしいよねー」

「はあ」

 「近いうちにデビューする子とかいます?」

「あ、たしか来週にこの四条貴音って子がCD出します」

 「えっと、四条貴音ちゃんね……ウッソ! あずささん級……これ、ウソついてないよね?」

「ついてないと思いますけど……」

 「決まり決まり。オレ貴音ちゃん気にいっちゃったよ~! 貴音ちゃんと、あと適当に2、3人連れてきて、オレが直に撮るから、おっぱい大きい子連れてきてね」

「え、あ、はい」

 「校了前までにね。時間はいつでもいいから。とにかく絶対、貴音ちゃん連れてきてね!」

「は、はい……」



 「お疲れ様です」

「あ、ありがとうございます」

 「いいですよ、この後、ウチのインタビューお願いしますね」

「あ、わかりました」

 「竜宮の件、だいじょうぶなんですか?」

「たぶん……」

 「たぶんじゃまずいっすよ。今もう電話して予定押さえたほうがいいですよ」

「わ、わかりました……」

 「……」

「あ、もしもし……秋月さん?」

 「あ~、これは独り言なんだが……」

「……?」

 「東テレのミュージックカウントダウンのディレクターが、たしかSyrup好きだったなぁ……」



 事務所――


律子「もー、しょうがないですね。五十嵐さんは……」

小鳥「り、律子さん。すごい顔がにやけてますよ……」

律子「えー、五十嵐さんが、アイドルヴィジョンズで竜宮の取材受けちゃったんですよー」

小鳥「えぇ!? ヴィジョンズって今売上3位ですよね!?」

律子「ヴィジュアルイメージで言えばトップですよ。本当にカワイイ子しか載せないって評判のー、もー、本当にしょうがないんだからー」

小鳥「でも、そんな大きな雑誌の取材、どうやって取ってきたのかしら……?」


 とりあえず、スタジオコーストおめでとう。

 8/21だから、みんなチケットとろうね。

 


 ――事務所。


五十嵐「……」キュリキュリ

真美「おっはよーん!」ガチャ

五十嵐「」ビクッ

小鳥「おはよう、真美ちゃん」

真美「やっほー、ピヨちゃん! がっちゃんもおはよー!」

五十嵐「うん、おはよう」

真美「おっ、がっちゃん、どうしたのそれ、ギターじゃん! カッコイー!」

小鳥「真美ちゃん、チューニングの邪魔しちゃダメよ」

真美「えっ? チューすんの?」

小鳥「違うのよ、ギターのメンテナンスしてるの」

真美「へぇ~、がっちゃんギター弾けるんだ」

五十嵐「……」ティーンティーン



五十嵐「あ、双海さん」

真美「まーみ」

五十嵐「えっ?」

真美「事務所には亜美と真美の二人の双海がいるんだよ」

五十嵐「えっと……真美さん」

真美「うーん、まあいっか。で、なに?」

五十嵐「仕事、いる?」

真美「仕事!? ほしいほしーい!」

小鳥「あの、五十嵐さん……」

五十嵐「ん?」

小鳥「真美ちゃん、まだCD出してませんから……その……」

五十嵐「え、あ、そっか……」

真美「え、なに? どゆこと?」



真美「ブー」

五十嵐「……ごめんね」

真美「ふーんだ。真美のCDがナウなヤングにバカウケしたってがっちゃんのおかげですって言ってあげないもーんだ」

五十嵐(別に言わなくてもいいんだけど)

真美「てか真美のCD出すの遅すぎっしょー! 事務所で一番最後になっちゃってるんだよ!」

小鳥「ごめんね、そういうプロモーション方法になっちゃってるから……」

真美「お姫ちんの次っしょ? まあ、真打ちは最後に登場ってね!」

五十嵐「……」チャランジャッジャ



律子「――はい、じゃ確認するわよー。まず、ヴィジョンズのグラビアは竜宮で、できれば全員出られるように交渉するわ」

伊織「今度はちゃんとウェイト管理しなさいよね」ツン

あずさ「やん、もう」

亜美「ホントだよー、亜美たちまで一緒にダイエットさせられたんだからー」

律子「それで、同じ出版社さんの、週刊誌ですね。アイドルブレスのほうで貴音と一緒に二人、ナイスバディな子がお望みのようです」

春香「ナイスバディ……」

千早「……くっ」

美希「はいっ」

律子「あら美希? 珍しいわね」



美希「ミキならいいでしょ?」

律子「まー、貴音に負けないって言ったらあずささんか美希くらいよね」

貴音「それなら律子嬢、響もなかなかにないすばでぇですよ」

響「うがっ!?」

春香「あ、たしかに」

伊織「亜美真美よりちびっこいのに出るとこ出てるわよね」

亜美「うむうむ、ポンッ、チュッ、ポンッ! って感じだねぃ」

響「な、なんだぞその言い方っ!」

律子「そうねぇ……響はCD出したばかりだから、イメージアップにはちょうどいいかもしれないわね」

美希「じゃ、決まりだね。ミキと貴音と響なの」



律子「それじゃあ、テレビ――ミュージックカウントダウンに出たい人」

千早「はい」

真「うわ、はやっ」

伊織「ま、千早は即答よね。ところでやよい、アンタ今月だいじょうぶなの?」

やよい「あ、あぅ、その、うぅー……」

律子「いいのよ、こっちも少ない仕事でも平等に割り振りたいしね」

春香「そうだよーやよいー、私と真はアイドルパイ投げ選手権に出るから、だいじょうぶだよ」

やよい「あ、ありがとうございますっ!」

五十嵐(あ、ガルウィング)



律子「よし、これで決まりね。そういえば、美希は結婚雑誌の撮影と連日になるけど、だいじょうぶなの?」

美希「うん、へーきだよ。充電はたっぷりなの」

律子「へー」

美希「あ、しんよーしてない目なの。それを言うなら貴音だってたいへんそーなのっ」

伊織「貴音とアンタを一緒にすんじゃないわよ」

美希「デコちゃんひどいのー!」

春香「あっはははは!」


五十嵐「……じゃあ、ボクは出ますんで」

小鳥「え、あ、行ってらっしゃい……ませ?」

真美「がっちゃん、どこ行くのー!?」

五十嵐「あ、うん、ちょっと……」



 アイドルブレス。撮影スタジオ――


 「あー、すっげ、マジすっげ。ちょっと、これ、これ持ってちょうだい!」パシャーパシャー

貴音「? ばなな、ですか」

響「こんなのどうすんだ?」

 「持ってるだけでいいよ。食べてもいいよ」パシャーパシャー

美希「ふーん」

 「あ! ちょっちょ、待って! 食べる前に、ちょっとさきっちょだけくわえる感じで!」パシャーパシャー

貴音「こふでふか?」

 「あー! いい! いいです! そこ! それ! あー! あー! 美希ちゃんも響ちゃんも!」パシャーパシャー

美希「こう?」

響「うぅ、なんか恥ずかしいぞ……」

 「あー! いいっすいいっす! マジでいいっす! あー! 食べさせあってみて!」パシャーパシャー

美希「あはっ☆ 貴音、あーんなの」

貴音「面妖な……」パク

 「ストップストップ! そのままそのまま! あーいきそ! いきそ!」パシャーパシャー

響「ちょっと怖いぞ……」

 「笑顔で! アイドルは笑顔だよー! バナナ食べてー! 上から撮るよ、ちょっとかがんで!」パシャーパシャー

貴音「ふむ」モグモグ

 「ちょっと、美希ちゃんと響ちゃん、抱き合って」

美希「こう?」ギュッ

響「ぎゃっ」

 「あぁぁー! 二人の間に、これ、入れるよ!」

響「なっ、ちょっと! なにするんだ!?」

 「バナナだから! バナナだから大丈夫! 一本だけ! 一本だけ! さきっちょだけでいいから!」

響「う、うぅ……なんか硬いぞ……」

貴音「面妖な……」モグモグ



 ミュージックカウントダウン。収録スタジオ――


 「やー、よく来てくれました五十嵐さん!」

五十嵐「あ、よろしくお願いします」

 「先日の、今すっごい苦労してますよ!」

五十嵐「あ、あれは、ごめんなさい」

 「いやいや! いいですって! で、今日は後ろの彼女たち?」

五十嵐「あ、はい」

千早「よろしくお願いします」

雪歩「お、お願いします……っ」

貴音「よろしくお願いします」

やよい「よろしくお願いしまーっす!」

 「元気いいですね~。ところで、五十嵐さんは今日は?」

五十嵐「いや、ボクは……」

 「あぁ、いいですいいです。前回のでばっちりなんで! それじゃ準備お願いしまーす!」

 「「「はーい!!」」」

千早「五十嵐さん、何かあったんですか?」

五十嵐「え、いや、特に……」

千早「……そう、ですか?」



 「はい、オッケーでーす。次いかせていただきますので、ちょっと休憩入ってていいですよー!」

千早「ありがとうございます」

雪歩「あ、ありがとうございますっ」

やよい「千早さん、すっごく綺麗でしたー!」

貴音「萩原雪歩も、まこと良い演奏でした」


 prrrr……


五十嵐「あ、すんません、ちょっと……もしもし」

律子『あ、五十嵐さん!? 今ってまだ撮影中ですか!?』

五十嵐「え、あ、うん。この後本番で――」

律子『あー、そうですよねー……あずささんがまた行方不明になってしまって……』

五十嵐「……ああ」チラ

やよい「貴音さん、いきますよー、せっせっせーのよいよいよい!」

律子『しかも、まだ撮影中で、たぶんウェディングドレス着たままなんですよ……』

五十嵐「……」

律子『えーっと、とりあえず撮影終わってからでいいので、お願いできますか?』

五十嵐「は、はい……」チラ

あずさ「ここで、こうして、くるっとすると、はい、ハシゴ」

やよい「わぁ~! あずささんすごいです~!」

貴音「面妖な……」

五十嵐「……」

律子『もしもし? もしもーし?』



 朝。765プロダクション――


真「ただいまこちー!」マッコマッコリーン

亜美「たっだいまー!」

雪歩「ただいま戻りましたぁー」

小鳥「おかえりなさい、みんな」

真美「ピヨちゃーん! ジュース飲みたーい!」

小鳥「ふふ、冷蔵庫に買ってあるわよ」

響「ホントかー!? 自分喉カラッカラだぞー!」

伊織「あら、100%オレンジあるじゃない。にひひ☆」

千早「……くっ」

あずさ「千早ちゃん、もう事務所についたわよ」

貴音「あまり気にしてはいけませんよ、千早」

美希「千早さん、ミキのメロンソーダわけてあげるの」

律子「ただいま戻りましたー、小鳥さん、小包来てましたよ」

小鳥「あら、ごめんなさい。お買いものした時に入れ違っちゃったのかしら」

律子「あっ、これ東京テレビですね。たぶん、ミュージックカウントダウンのサンプルですよ」

やよい「えぇ、ホントですかー!?」

春香「千早ちゃんたちが出たやつですよね。見ましょう見ましょう!」

律子「あら、五十嵐さんは?」

小鳥「今日は見えてないですね」

律子「あら、へぇ……」

亜美「りっちゃーん! はやく見ようよー!」

律子「あー、はいはい」



 同時刻。五十嵐自宅――


「…………」ガサガサ

「……NGあったら、言ってください」

「……いやだなぁ」ジョーン

「……」シュィィィ


 『ミュージックカウントダウンをご覧の皆様、こんばんわ。765プロダクションです』

 『こんばんわーっ!』

 『こ、こんばんわー……』

 『こんばんわ』


「……あれ?」


 『まだテレビに出られる数は少なかったですけれど、今回のような機会をいただいてありがとうございます』

 『このたび、わたくしのしぃでぃが発売されるということで取り上げていた――』ピッ

「……」カチカチ

「……入って、ない? 間違えられた?」



 同時刻。765プロダクション――


 『いつまでも子供のままで あの時の言葉を今日も噛み砕いて』

 『眠る』

 『いつまでも子供のままで あの時の笑顔をずっと忘れないで』

 『She was beautiful』




 『いつまでも子供のままで あの時の言葉を今日も噛み砕いて』

 『眠る』

 『いつまでも子供のままで あの時の笑顔をずっと忘れないで』

 『She was beautiful』


 『She was beautiful』


 『She was beautiful』


 『She was beautiful』



 『いつまでも子供のままで あの時の言葉を今日も噛み砕いて』

 『眠る』

 『いつまでも子供のままで あの時の笑顔をずっと忘れないで』

 『She was beautiful』


 『She was beautiful』


 『She was beautiful』



 ――She was beautiful So:Takashi Igarashi


 『……ありがとうございます』



 『なんか、こう、ね。違うものを売るために、こう、まずね、自分を売っていくのが、っていうまあ、やり方を、した。今、してる感じです』

 『CDとか、DVDとかを今さら買ってっていう訳でもなくて』

 『あ、そうですね、そうでしたね、武道館のDVDも、うん、出るんで』

 『うん、なんか、あまり、あまり言えないんだけど、自分を切り売りして、別のものを買ってもらう必要があるんだなって思って』

 『曲は、あります。発表する機会も、あればって、あります』

 『うん、ふふ。プロデューションって、たいへんなんだなって』

 『あ、えっと、プロモーション、ですね。ん、混ざっちゃった』



 『本気出してないままで終了です 後はほうきで掃いて捨てる』

 『それをどうして悲しいという』

 『信じたくないけど本当です 君の心の価値は薄い』

 『それをどうして悲しいというの』


 『開けて』


 『その部屋の窓から見えるのは すべてはもう 無効の日』



 『言った記憶ない程度の重症で 道に迷って君は逃げる』

 『それをどうして悲しいという』

 『空気中の酸素量は減っちゃって 苦しそうにね 口笛吹く』

 『それをどうして悲しいというの』


 『開けて』


 『その部屋の窓から見えるのは すべてはもう 無効の日』


 『どこかで』

 『繋いだあの手は』

 『遠くなる』



 『太陽するり抜けずらかって』

 『帰ろう すぐに布団にくるまって』

 『猿の交尾中だ』




 『本気出してないままで終了です 後はほうきで掃いて捨てる』

 『それをどうして悲しいというの』




 『開けて』


 『その部屋の窓から見えるのは すべてはもう 無効の日』


 『開けて』


 『その部屋の窓から見えるのは すべてはもう 無効の日』


 『どこかで』

 『繋いだあの手は』

 『遠くなる だけ』



 『どこかで』

 『繋いだあの手は』

 『遠くなる』



 ――無効の日 So:Takashi Igarashi


 『……ありがとうございます』


 961プロダクション。深夜――


 『――ミュージックカウントダウン。待望の元Syrup16g五十嵐隆のスタジオライブの後は、765プロダクション期待の新人メドレー!!』



黒井「……」

冬馬「アンタが見せたいとか言うから何かと思ったら、名前も知らねぇ弱小アイドルじゃねぇか」

黒井「黙っていろ」

冬馬「……!」

北斗「クロちゃん、いつになく真剣っぽいね」

翔太「要注意ってことなのかな、765プロが」



 第二部 完






 次回予告


 テテテテン


 「「「「来週のアイドルマスターは!?」」」」



 「あ、五十嵐です」

 「四条さんのデビューシングルが、すごく売れました」

 「あと、ライブ、決まりました。765プロオールスターの」

 「全体練習とか、いろいろあるんですけど、思いのほか、大変らしいです。秋月さんが」

 「次、やると思います」

 「第三部は〝丸めてアイドル〟です。お楽しみに」


 よし、依頼出してきます。

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