女勇者「魔王城というより…館?」 (46)

※初投稿です。

話が上手くまとまらず、中途半端になるかもしれませんが宜しくお願い致します。

かなり投稿に時間かかります。(スマホ)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376488719

女勇者「聞くところによるとこのはず…」

女勇者「日も暮れてきたし…ここでの野営は危険だ…。」

女勇者「あれは館か?」

(かなり古い忘れられたような館がそこにあった。)

女勇者「と、とりあえず外よりはマシか…。」

(女勇者は館の中へと足を踏み入れた)

ギシギシ

女勇者「ボロいがここで一晩過ごそう…。」




?「だ、だれだ!」

(黒髪の肩まで髪のある10後半の女が現れた。)

女勇者「な!(人が住んでいたのか…)」

女勇者「(身なりはいいし、ここの館の者か?)」

?「き、きさまのその身なり…人間の戦士か!」

女勇者「北の国から魔王討伐をしに来た女勇者だ!」

?「ゆ、勇者だと!こ、殺しに来たのだな!」

女勇者「な、何を言う…ここで1泊休ませてはもらえないだろうか…?」


?「き、貴様油断させて背後から斬りつけるつもりか…!」

女勇者「(´・ω・`)」

?「その手にはのらんぞ…愚かな人間め…」

女勇者「(´・_・`)」

?「貴様よう卑怯者の作戦など見え見えだ!」

女勇者「すまない…何を言っているんだ?」

?「なれ馴れしい口をきくな!私は第128代魔王【鮮血の瞳】だ!」

女勇者「´・ω・`)」

魔王「驚いて口も開かないか?勇者よ…?」

女勇者「(外で野営しようかな…)」

女勇者「私はここで1泊したいだけなんだ…悪いが休ませてはくれないだろうか?」

魔王「討伐しに来たんじゃないのか!?」

女勇者「悪いがこんなボロい館に魔王はいないと思うし、魔王はもっと年老いた老人と聞くが…?」

魔王「な…ボ、ボロいだと!」
ピキピキ
女勇者「ああ…早く休みたい…奥の部屋を借りるぞ?」





魔王「こ、ここは由緒正しき魔王家の…てか奥の部屋は待て!」ジタバタ

女勇者「どうしてだ?」

魔王「どうしてもだ!」

魔王「まず、まだ泊めると言ってないぞ!」

女勇者「泊めてくれるか?外は暗いし危険だ。」

魔王「ま、まず私は『魔王』だ!」

女勇者「そうだな…(´・ω・`)」

魔王「私を倒せば泊めても……」

女勇者「悪いが魔王ごっこには付き合うほど体力も残ってない…」

魔王「だから…私は……」(´;ω;`)

女勇者「わ、悪かった…『まおう』なんだな。」ヨシヨシ

魔王「…そ、そうだ…恐れ入ったか!勇者!」ニヤニヤ

女勇者「(早く休みたい…)」

女勇者「お前の両親や家族は?」

魔王「両親…いない!この世に生を受けてからずっと側近と2人だ。」

女勇者「じゃあその私は『側近』に挨拶した方がいいじゃないのか?」

魔王「あと1ヶ月は戻らん。休暇中だ」ドヤァ

女勇者「(なぜどや顔をしたんだ…)」

女勇者「そ、そうか…」

魔王「それでは私と戦ってもらおう…」

女勇者「何でだ?オセロか?将棋か?…」

魔王「生死をかけた戦いに決まっているだろう!…」

女勇者「な、…何を言う?殺し合いなどやるわけ無いだろう!」

女勇者「第一、貴様は人間だろう?」

魔王「何を言う?この角を見てみろ」ポロ

女勇者「本物か…?」ツル

魔王「キャ…安易に…触れるでない///」

女勇者「(か、可愛い…)」

女勇者「分かった…魔族だという事は分かったぞ…」

魔族「ま、魔王だ…!」

一応、受験生なので寝ます。

見て下さってる皆様、意見や指摘があればどうぞ…

ssを夜少しの時間書く事が私の勉強のエネルギーです。

どうかお許し下さい。

2年間頑張ったバンドを辞め、ギター全てを売り払ってしまったので…。

何か気晴らしの物がないと逆に勉強出来ない人間なんです。

勉強も出来るだけやっております。

朝昼は基本予備校に篭って、夜に即興で話を組み立て投下しております。

今月中にこれを終わらせて勉強一筋で頑張ります。

今日の部を投下していきます。

女勇者「魔王ねぇ…」ニヤニヤ

魔王「う、嘘じゃないもん!//」

女勇者「そうだ…すまないが飲める物を頂けないだろうか?」

魔王「は、話をそらすな!」オコオコ

魔王「と、とりあえず食堂に行ってくる…」

-食堂-

女勇者「うわ…暗いな…」

魔王「私はエコな魔王なのでな…」ドヤァ

女勇者
「そうだな…(お陰で物が見えないけどな)」

魔王「…」

女勇者「ど、どうした?」

魔王「兵糧が底を尽きたようだ…」

女勇者「な…(駄目だ…コイツ)」

女勇者「とりあえず…何か無いか?」

魔王「井戸まで行かなくては…で、でも外は暗いし…」ゴニョゴニョ

女勇者「井戸まで案内しろ…私が『まおう』を守ってやるさ」

魔王「ありがたい…」

女勇者「(泊まめてもらうんだ…仕方ないな)」

魔王「別に剣はいらないぞ?」

女勇者「念のためだ…第一剣無しで魔界の土を歩くなど考えられない」

魔王「ここらに魔物はいない…皆私を恐れているんだ…」

女勇者「(本当かは分からんが…仕方あるまい)」

女勇者「(短剣は念のため仕込んでおこう…)」ガサガサ

魔王「準備できたか?」

女勇者「ああ…ってなんだその格好は!」

魔王「魔王の正装だ」ドヤァ

女勇者「あ、ああ…すごいかっこいいぞ(めんどくさい奴だなぁ…)」

魔王「さあ、行こう!久々の外だ!」

女勇者「そ、そうか…」

-魔王城?外-

女勇者「ここからどのくらいだ?」

魔王「分からない」

女勇者「な、場所は分かるんじゃ無かったのか!?」

魔王「そう騒ぐでない…【地図】だ!」ドヤァ

女勇者「…」

魔王「さあ、行くぞ?♪」ルンルン

女勇者「ま、待て!」

魔王「早くついてこーい♪」

女勇者「(ヘトヘトなのに…クソッ…)」

-井戸前-

女勇者「館の裏までまわるのに何分かけるんだ!」オコオコ

魔王「すまん…は、はしゃぎすぎて…」ゼェゼェ

女勇者「とりあえず水を汲むか…」ゴトゴト

魔王「み、水ぅ…」ゼェゼェ

女勇者「少し待ってろ…」

女勇者「つ、冷たい…」ゴクゴク

魔王「わ、私にも分けろ!」

女勇者「ほらよ」

魔王「つ、冷たいじゃないか!//」ビシャ

魔王「仕返しだ!」

女勇者「アッ-!///」ビシャビシャ

女勇者「な、何を…//」

(ヤッタナーコノー キャキャ)

ガサガサ

女勇者&魔王「「誰だ!」」

女勇者「ここにいろ!」シャキーン

魔王「な、独りにするな…」(´;ω;`)

女勇者「わ、分かった…離れるな」

女勇者「誰だ!姿を見せろ!」

魔王「」ガタブルガタブル

?「お、驚かないで下さい…」

女勇者「貴様!名を名乗れ!」

?「け、剣なんて物騒な物はしまって下さい!」ビクビク

女勇者「分かったから…名を名乗れ」

?「ここの近くにある村の吸血鬼と申します…」

女勇者「きゅ、吸血鬼だと…!」

吸血鬼「血なんて取りません!」

女勇者「では私達に何の用だ?」

吸血鬼「そ、側近様からこれを定期的に届けるようにとの…」

魔王「側近がか?」

吸血鬼「あ、貴女様は『魔王』様…!」

女勇者「(ま、まさか本当に魔王なのか?コイツ…)」

魔王「た、大義でった…今日はここで一晩過ごすが良い…」カミカミ

女勇者「(あ、…噛んでる)」

女勇者「いきなり剣を向けて悪かったな…」

吸血鬼「い、いえ…いいんですよ…」

魔王「腹も減っているだろう…我が城には、入るが良い」

吸血鬼「じゃ、じゃあお言葉にあまえて…」

女勇者「じゃあ食料も水も手に入ったし…戻ろう」ドコイショ

-魔王城?-

女勇者「夕食は誰がつくるんだ?」

魔王「わ、私は作ったことないぞ…!」

吸血鬼「よければ私が…」

女勇者&魔王「「(´・ω・`)b」」

女勇者「魔王は側近がいない間何を食べていた?」

魔王「私が魔王とやっと分かったか…」

女勇者「ああ…もう魔王でいい…」

魔王「乾し肉だ!」ドヤァ

女勇者「そ、そうか…(乾し肉以外無かったのか…?)」

魔王「確か人間の勇者なんだろう?」

女勇者「そうだが…?」

魔王「人間界はどんな感じなんだ?」キラキラ

女勇者「魔王の都市と変わらないよ…」

魔王「そうか…」

女勇者「魔王はどうしてこんな辺境の地に城?を建てたんだ?」

魔王「分からない…両親にきいてくれ…」

女勇者「な、なんか…すまん」

魔王「気にするな…」

吸血鬼「出来ましたよ?♪」

女勇者「ああ…カレーか…久々だ」

魔王「グリンピースは入ってないだろうな?」

吸血鬼「問題ありませんから…怖いです」ビクビク

女勇者「吸血鬼の主食は血か?…わ、私が主食なのか…?」

吸血鬼「それも悪くはないですけど…まだ人間の味を味わったことがなくて…」

女勇者「豚とかはあるのか…?」

吸血鬼「人間以外は受けつけません」(キリッ

魔王「か、かっこいい…」

女勇者「(どこらへんがかっこいいんだ…?)」

女勇者「さて…あとは湯を浴びて寝るだけだ!」

魔王「そうだな♪」

-浴場-

女勇者「普通の風呂だな…」

女勇者「と、とりあえず湯に浸かろう…」

女勇者「(魔王は本当に魔王なんだろうか?)」

女勇者「(魔王だったら戦わないといけないのか…)」

女勇者「(クソ…考えるな!)」

女勇者「(魔王なら斬るだけだ…)」

魔王「ゆ、勇者?//」

女勇者「何だ?」

魔王「一緒に入っていいか…//」

女勇者「な、な…(魔王と風呂だと…//だ、駄目だ!しかし…断わる理由が…)」

魔王「は、入るぞ…//」ガタッ

女勇者「こ、こら…//」

女勇者「(なぜ…ビキニなんだ…)」

魔王「同性といえどもあくまで敵…裸で入るわけないだろう」ドヤァ

女勇者「出る…」

魔王「こ、こらっ…せっかく背中を流しに…」

魔王「(初めてこの館を訪れたのが勇者か…)」

魔王「(私が本当に魔王だと分かれば[ピーーー]のだろうか…)」

魔王「(わ、私は魔王だぞ…躊躇うな…)

女勇者&魔王「「(戦いたくない…)」」

-居間-

吸血鬼「あ、あれ勇者さん魔王様とのお風呂は?」

女勇者「ああ…のぼせてしまって…」

吸血鬼「大丈夫ですか?」

女勇者「ああ…うむ」

女勇者「林檎でも切るよ…」

吸血鬼「そ、そんな…申し訳ないし…」

女勇者「カレーのお礼だよ」

吸血鬼「じゃ、じゃあお言葉に甘えて♪」

女勇者「(私は魔王の事は会ったばかりなのに…)」シャリシャリ

女勇者「(どうして…戦いたくないと思ってしまう…)」シャリシャリ

女勇者「(私は…アイツのことが…)」ザク

女勇者「しまった…血が」ドバァ

女勇者「絆創膏あるか…?吸血鬼」

吸血鬼「」

女勇者「吸血鬼?」

吸血鬼「血…吸いたい…」

女勇者「な、ヤバイ!」シャキーン

吸血鬼「す、少しだけ…なら?」

女勇者「だ、だめだ!くるな!」ガタガタ

女勇者「(相手は魔族…しかし…)」

吸血鬼「と、とりあえず…いただきマース♪」バッ

女勇者「(ゆ、許せ…)」

バタリ

女勇者「な…」

?「ふぅ…危なかったね…人間」

女勇者「だ、誰だ?」

?「安心して…気絶してるだけよ」

女勇者「貴様…何者だ!」

?「ちょっと…命の恩人にそれはないんじゃないの?」



女勇者「誰なんだ…?」

?「さすらいの…『サキュバス』よ」

女勇者「サキュバスだと…!

サキュバス「そう…サキュバス」ニヤニヤ

魔王「どうした!?」ダダダ

サキュバス「あ…魔王」

魔王「サキュバス?」

サキュバス「そうそう…サキュバスだよ」

魔王「ひ、久しぶりじゃないか!」ダキィ

サキュバス「大袈裟だよ…」

女勇者「知り合いか?」

魔王「ああ!幼なじみだ!」ドヤァ

女勇者「とりあえず吸血鬼を寝台まで運ぼう…」

魔王「きゅ、吸血鬼!?」

魔王「一体何が…?」

サキュバス「この娘の血で興奮しちゃったんだね…」

魔王「勇者!怪我無いか!?」

女勇者「私が切った切り傷だけだ…」

魔王「今治す!」

女勇者「す、すまない…」

-魔王?の部屋-

女勇者「これで良し」

吸血鬼「zzzz」スゥスゥ

サキュバス「だからアンデットは苦手なんだよ…」

魔王「吸血鬼はとってもいい娘なんだからな!」

サキュバス「はいはい…」

女勇者「(もしサキュバスが現れてなければ死んでいた…)」

女勇者「(勇者なのに魔族に助けられてばかりでどうする…)」

サキュバス「人間…」

女勇者「勇者だ…」

サキュバス「じゃあ勇者…」

女勇者「なんだ?」

サキュバス「どうして応戦しなかった?」

女勇者「そ、それは…」

サキュバス「もし私が助けなかったら死んでいたよ…?」

女勇者「そうだ…」

サキュバス「まあいいか…」

サキュバス「あとここにいるって事は魔王を討伐しに来たんでしょ?」

女勇者「そ、それは…」

魔王「勇者…私を討伐しに来たんだよね…?」

女勇者「そ、そうだ…」

魔王「最初は普通に『討伐してやるっ』って言ってたじゃん…」

このくらいで中断

応援ありがとうございます。

ここでキャラ設定

女勇者…18,19歳位…情に厚く頼れる。

魔王…女勇者と同じ位…頼りない、可愛いです。

サキュバス…ボーイッシュ、魔王の幼なじみ

吸血鬼…モブにしようか迷った…天使

側近…詳細不明、魔王の世話役。

それでは続きです。

女勇者「私は…小国ではあるが国の維新、名誉を背負った『勇者』だ!」

サキュバス「なら言うが…貴女のような甘い考えで戦っている人間に『勇者』の資格なんてないんじゃないの?」

サキュバス「現に少し会話しただけのアンデットにやられかけたわけだし…」

魔王「そ、そこまで言う必要…」ボソボソ

女勇者「分かった…なら今から魔族全て『敵』だ!」

魔王「まだ少ししか一緒にいないけど…やっと…『友達』になれると思ったのに…」ウルウル

女勇者「と、友達?笑わせるな…」

魔王「え?」

女勇者「お前の『魔王ごっこ』に一晩休む為に付き合ってただけだ…!」

女勇者「魔族と『友達』…?ふざけるな!」

女勇者「そんな角の生えた得体の知れない『獣』話すだけでも反吐が出る…!」

魔王「…」ウルウル

サキュバス「出ていけ…人間」

サキュバス「次会ったら必ずお前を…」

女勇者「こんな所二度と来るか…!」ダン

魔王「ゆ、勇者…」ポロポロ

-魔王?外-

女勇者「(最低だ…私は…)」

女勇者「(魔王を泣かせ…サキュバスを怒らせ…全ては自分が悪いのに…)」ウルウル

?「あの…どうかなされた?」

女勇者「だ、誰だ!」

?「いきなり怒鳴らないでください…せっかくの美人が台無しですよ?」
クスクス
女勇者「貴様…魔族か…?」

?「魔族…?まあ、魔族で構いませんよ?」

女勇者「な、ならば…斬る!」シャキーン

?「剣なんてしまってください…私は貴女のことなんて襲いませんよ?」

女勇者「だ、黙れ!死にたいのか…!」ガタガタ

?「はぁ…だから人間は嫌いなんですよ…」

?「一瞬でおわらせます…『#@ %』」

女勇者「うっ…意識が…」バタリ

?「どうしますかね…この娘」

-魔王城?-

吸血鬼「あ、あれ…ここは?」

サキュバス「起きたかい?アンデット」

吸血鬼「だ、誰ですか…!」

サキュバス「魔王の幼なじみだ…」

吸血鬼「ああ…って勇者さんは?」

サキュバス「あの人間は…忘れろ」ギロ

吸血鬼「ひゃ、なんですか…?」ビクビク

サキュバス「あいつはもう…『敵』だ…次会ったら…逃げるか…ヤレ!」

吸血鬼「そ、そんな…」

吸血鬼「ま、魔王様は?」

サキュバス「自室で篭ってる…」

-魔王?の部屋-

魔王「…」シクシク

魔王「い、嫌だよ…勇者…」

魔王「初めて私の所に訪ねてくれた最初のお客さんのなのに…」シクシク

魔王「側近…どうすれば仲直りできるの…?」

魔王「(私が人間を襲えば…勇者なら来てくれるかな…?)」

魔王「(いや…最低だ…私)」

魔王「(…)」

-小さな小屋-

女勇者「う…ここは?」

?「動いちゃダメですよ?」

女勇者「き、貴様…!何者だ?目的はなんだ!」

?「魔王様直属の部活の側近です」


女勇者「側近…貴様が?」

側近「ええ…魔王様とお話をしたのですか?」

女勇者「自称『魔王』とだがな…」

側近「フフッ…あの方はあれでも『魔王』なんですよ?」

女勇者「ま、まさか…本当に…」

側近「まあ…あんな感じですからね…」クスクス

女勇者「アイツが魔界を統治しているのか?」

側近「名目上ですがね」

女勇者「名目上…形だけか…」

側近「あの娘はちゃんと喋れてましたか?」

女勇者「無論だが…なぜ?」

側近「あの娘…私と幼なじみのサキュバスちゃん以外と会話したことないんです…」クスクス

女勇者「な…」

側近「まあ昔から本が大好きで…その中でも『勇者の話』が好きなんです」

女勇者「アイツがか?」

側近「ええ…奥の部屋…見ました?」

女勇者「いや…なぜ?」

側近「あそこ…勇者用のゲストルームなんですよ!」

側近「『いつか勇者が来たらもてなそう…』って」クスクス

女勇者「そうだったのか…」ウルウル

側近「えーっと…大丈夫ですか?」

女勇者「ああ…」

女勇者「それより…どうしてここに?」

側近「決まってるじゃないですか!」

側近「貴女と魔王様の為にわざわざ小屋まで建てて邪魔しないようにしてたんですよ?」

女勇者「えーっと…すまない…」

側近「でも…2日前貴女があの様子じゃ…」

女勇者「2日前!?」

側近「ええ…ずっと寝ていたんですよ…貴女?」

女勇者「すまない…少し用ができた。ありがとう!」

側近「気を…つけてくださいね…勇者」

-魔王城-

サキュバス「あの小国に攻め込むのか!?」

魔王「うん…決めたんだ」

吸血鬼「や、やめましょうよ…魔王様」

魔王「私は…『魔王』だから」ドヤァ

魔王「(止めてよ…勇者)」

サキュバス「伝令を伝えたのか?」

魔王「私の合図で攻め込ませる…」

サキュバス「本気…なのか?」

魔王「本気だよ…」

サキュバス「あの人間はとは…?」

魔王「所詮は『人間』だから…」

ダダダダダ

サキュバス「な、なんだ?」

女勇者「魔王!」

魔王「ゆ、勇者…」

女勇者「その…悪かった…」

サキュバス「祖国に帰れ…祖国の家族がやられないうちに…」

女勇者「な、何を!?」

魔王「私を倒さないと…勇者の祖国…消えちゃうよ?」

女勇者「何を…言っているんだ?」

魔王「は、早く…止めてよ?」

女勇者「…」
女勇者「訳が分からないな」ハハハ

魔王「本気だよ…勇者」

女勇者「嘘だろ?魔王…」

魔王「」私…『魔王』

ミスしました…

魔王「私…『魔王』だよ?」

女勇者「イヤだ…魔王」

魔王「敵に甘くなるな!」

魔王「戦争だよ…これは」

女勇者「…討伐すれば…いいのか?お前を!」

魔王「そうだよ…(勇者…イヤだよ…助けてよ…)」

女勇者「なら…参る…!」

女勇者「うおおおおおおおおおお」ダダダダダ

魔王「イヤ…」ウルウル

ザクッ…

サキュバス「あ…」

吸血鬼「…」ポロポロ


魔王「え…どうして…」ウルウル

女勇者「その…水晶玉で魔王軍を操ってるのかな…って」

魔王「ゆ、勇者…」ポロポロ

女勇者「魔王…」ウルウル

魔王「ゆうしゃー」ダキ

女勇者「魔王ッ…ごめん…ごめん…」ポロポロ

魔王「魔王…は死にました…」

女勇者「何を訳のわからないことを…」

魔王「今日からは…『勇者の親友のまおう』です」!

女勇者「ああ…友達だ…!」ダキ

サキュバス「私たちも…友達になるか…?」

吸血鬼「あ、あの…もちろんです!」

側近「魔王様をお願いしますよ…『魔王様の勇者さん』」

急ぎ足で終わらせちゃいました…

王様とも魔王には友達になってもらう予定デシタ

短編ながら…ありがとうございました。

次回作を書けたら書きます。

その時はまた宜しくお願い致します。

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