P「やる気スイッチ美希のはどこにあるんだろ~」 (25)

P「…ほら、美希そろそろ仕事だぞー、起きろー」

美希「外はあ~つ~い~の~」

P「なんとやる気のない姿…」

美希「はにゃ~んなの」

小鳥「ソファってなんだか寝心地いいのよね、わかるわぁ…」

美希「そうなの、だから動けないの~」

P「むむむ…」

TV<やる気スイッチ君のはどこにあるんだろ~♪

P「…こんな感じでスイッチがあればなぁ…」

小鳥「プロデューサーさん?」

美希「ん~…まだ大丈夫なの、あと5分だけ…」

P「…やる気スイッチ美希のはどこにあるんだろ~…なんて…ん?」

P「(…美希の首元にスイッチが見える…まさかこれは)」

P「(…押すしかないな)」

P「…美希、髪にゴミがついてるぞ、取ってやる」

美希「ほんと?ん~後ろ髪についてるとよくわからないの」

P「いいって、俺が取るよ」

美希「よろしくなの!」

P「………」

美希「………ハニー?」

P「ポチッとな」

美希「!?!?」ビクビクンッ

P「うおおっ!!………大丈夫か?美希…」

美希「……う…ううーん…」

小鳥「どうかしたんですか!?」

P「いえ、それが…」

美希「お仕事…なの」

P「ん?」

美希「お仕事の時間なのー!!ハニー!!車!!」

P「お、おう?」

美希「なにぼさっとしてるの!!次のお仕事に行くの!!」

小鳥「な、なんだか急にやる気ね美希ちゃん」

美希「なんだかよくわからないけど、すんごいやる気に満ち溢れてる感じなの!」

P「(あのスイッチ…本物だったんだ)」

美希「ほら早く!!レッツゴー!」

P「おう!じゃあ行ってきます音無さん!」

小鳥「あ、はーい」

<ガチャッ!!

<ハヤクハヤクッ!ウワオスナカイダンダカラッッテアッー

小鳥「…なにがあったのかしら?」

P「美希、枕営業の仕事だぞ」

美希「!?い、いやなの、いやなの!!いくらハニーのお願いでも、それだけは…」

P「仕方ないなぁやる気スイッチ押してあげる」

美希「ひっ…い、いや!いやあっ!それ駄目なの…美希が美希でなくなっちゃ」

ポチッ

美希「…仕事!仕事するの!ハニー、次の仕事は枕営業!美希一所懸命頑張ってくるから応援してほしいの!」

P「頑張れよー」

その日より、星井美希は己のポテンシャルを最大限に生かした仕事振りと

満ち溢れたやる気が相まって次々と仕事を獲得して言ったのだった

響「なにブツブツつぶやいてるんだ?プロデューサー」

P「ん?いやちょっとな、説明」

響「なんだかよくわからないぞ…」

P「(しかし…美希があそこまでやる気になるとは…なんだか恐ろしいな、いろんな意味で)」

P「(…待てよ、もしかして他の子にもスイッチがあるんじゃないか?)」

P「(美希があれだけやる気をだしたんだ…他の子もああなれば一気にトップアイドルへの道が開けるに違いない)」

P「…よし、スイッチを探そう」

響「スイッチ?」

P「なんでもないよ響~」ワシャワシャ

響「うわぁ!!頭わしゃわしゃするのやめてってば!髪型が~!」

P「(響の首にスイッチはなしか…)」

P「よし、今日の響分は補充した。ほかのアイドルを探しに行こう」

P「…そういえばソファに千早が居たな」

千早「…♪」

P「なにやらイヤホンで音楽を聴きながら雑誌を見ているらしい、状況説明終わり」

P「…髪が邪魔で上手くスイッチが確認できないな…」

P「どれ近づいてみるか」

千早「…♪」ペラッ

P「………」スススッ

千早「………」ペラッ

P「………ん~…」

千早「………」ペラッ

P「…あ、スイッチあった」

千早「………」

P「…よし、押してみるか」

千早「………っ」

P「美希、今度はAV撮影の仕事が入ったぞ、今回はもっと頑張ろうな」

美希「ち…近づかないで!もう嫌…嫌なの…もう、ここ辞める…辞めるから…だから…」ガクガク

P「大丈夫!やる気スイッチオン!」

ポチッ

美希「はいっ!AV撮影頑張りますなの!どんな変態プレイだって真剣にやり切ってみせるの!」

P「それ終わったら風俗嬢の仕事入ってるからな、時給520円で」

美希「大切なのはお金じゃなくてみんなの笑顔だから大丈夫なの!お客様一人一人を大切な恋人だと思って誠心誠意ご奉仕するから!」

美希「美希もっともっといっぱい頑張ってキラキラしたいな!ハニーも手伝って欲しいの!」

P「これじゃやる気スイッチじゃなくてヤる気スイッチだな」ハハハ


P「ポチッとな」

千早「ンアーーーー!!!!」ビクビクンッ

P「うおっ!!!」

響「うわぁ!!爆発か!?なにか爆発したのか!?」

千早「…んはっ…」

P「ひ、響…なんでもない、ちょっとゴキブリがでて千早が叫んだだけだ…悪いけど、玄関にある殺虫剤もってきてくれないか?」

響「わ、わかったぞ!!」ダッ

P「…ち、千早さーん?」

千早「………はっ、ここは」

P「大丈夫か?」

千早「え、ええ…特に問題は………ん?」

P「千早?」

千早「………」スンスンッ

P「…え?なにか臭うか俺?」

千早「………ええ、とっても臭います」

P「に…臭うって汗くs」

千早「…他の女の匂いがしますね、春香…違うわね…美希?ううん違う…」

P「(………あ、あれー?)」

千早「…なるほど、我那覇さんの匂いね」

P「あ、ああ…さっきまで響と居たから」

千早「なぜですか?」

P「ん?」

千早「なぜ我那覇さんと一緒に居たんですか?私がここに居たのに」

P「(あれあれあれ?)」

千早「なんで私のプロデューサーであるあなたが私がここに居るのに他のアイドルを構っているんですか
   ああいいです言わなくてわかりますあれですよねプロデューサーさんは優しいから他のアイドルもつい気になってしまって
   ついつい構ってしまうんですよねわかりますじゃなければ他のアイドルに話しかけたりしませんよねプロデューサーさんまさかとは
   思いますが私以外のアイドルの面倒を見たいなんていいませんよねだってプロデューサーは私のプロデューサーなんですから」

千早「どうなんですか?プロデューサー?」

P「そ、そうだよ…たまたま用事があっただけさ、ははっ」

千早「そうですよねではその用事とはなんですかもしかして浮気ですかプロデューサーそんなこと」

P「(押しちゃいけないスイッチ押しちゃったー!!)」

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