【MJP】イズル「巨人?」【進撃の巨人】(892)

イズル「アサギ、質問なんだけど…」

アサギ「…なんだ」

イズル「ここどこ?」

アサギ「…」

アサギ「俺が知っていると思うのか?」ピキピキ

イズル「ごめん」

この作品はザンネン5が進撃の巨人の世界にいったらというトリップものです。

※注意※
・思わぬネタバレが出てしまうかも
・ご都合設定あり
・ペースはゆっくり

スルガ「てか、本当にどこだよここ」

タマキ「なんかかわいい場所だね!」

ケイ「見た感じ、西欧っぽい場所ね。それに、作りが古典的だわ」

イズル「うん。煉瓦作りだしね」

アサギ「ていうか、俺たちはどうしてここに居るんだ?」

イズルケイスルガタマキ「」

イズルケイスルガタマキ「さぁ?」コテン

アサギ「うん、まぁ、分かり切った答えだよな…;」

ケイ「これからどうする?」

イズル「う~ん…」

アサギ「取り敢えず、人を探そう」

スルガタマキ「さんせ~い」

アサギ「じゃあ行く――」

ドシーン

アサギ「――ぞ…」

ドシーン

巨人「」ニタァ

アサギ「」

イズル「あ、ここの住人かな?」

スルガ「いや、これは、違うような…」ダラダラ

タマキ「じゃあ違う街の人なのかな?」

ケイ「…というか、これは人なの?」ダラダラ

巨人「」ニタァ

イズル「あ、ここってどこで――」

巨人「あぁぁぁぁぁぁ!!」ドシーン

アサギ「逃げるぞ!!」

スルガ「賛成だ!行くぞ、タマキ!」ダッ

タマキ「え?え?」

ケイ「ほら!早く!!」グイッ

イズル「え?けど聞かなくていいの?」

アサギ「いいからお前も逃げるんだよ!!」グイッ

イズル「うわっ」

巨人「」ドシンドシンドシン

スルガ「うわぁ!走ってきやがった!!図体の割にはえぇ…」タタタッ

タマキ「迫力あるね!」タタタッ

アサガ「喋ってないで走れ!踏み潰されるぞ!!」タタタッ

巨人「」ドシンドシンドシン

ケイ「ハァ…ハァ…」タタタッ



ケイ「あ!」コケッ

イズル「ケイ!!」ダッ

アサギ「あ、おい!」

巨人「」グググッ

ケイ「ひっ!」

巨人「」ドコーン

アサギ「イズル!ケイ!」

イズル「いたた…ケイ!大丈夫!?」

ケイ「うん。ありがとう、イズル」

アサギ「イズル!ケイ!こっちだ!!」

イズル「アサギ!ケイ、いける?」

ケイ「大丈夫。行けるわ、イズル!」

ダッ

―――…
――…
―…


イズル(き、きつい…)

ケイ(ちょっと!動かないで!)

スルガ(動けないって…)

タマキ(外どうなってんのかなぁ…)

アサギ(お前ら…黙れないのか…)

…ドシーンドシーン

イズルケイアサギタマキスルガ「…」(隠れ中)

ドシーンドシーン…

アサギ「…行ったか?」

スルガ「そうみたいだな…」

ケイ「ふぅ…いったいなんなのあれ?」

タマキ「人じゃないのら?」

アサギ「あんなでっかい人いるか。アッシュぐらいはあったぞ」

ケイ「生殖器も排泄器もなかったわ。あんな人体見たことない…」

スルガ「あ~、確かに。…ってどんなとこ見てんだよ!!」ズザザザ

ケイ「観察よ」

イズル「場所、聞けなかった…」

アサギ「あれを見て、意思疎通できると思うお前の脳内快適だな…」キリキリ

イズル「けど、場所も聞けないとなるとどうする?」

アサギ「う~ん…」

タマキ「あ、人が飛んでるのら」

イズルケイアサギスルガ「…はぁ!?」

スルガ「どこどこどこ!?」ドタバタ

タマキ「ほら」

人「」ピュー

ケイ「…本当だ、飛んでる…」

イズル「凄い…どうやってるんだろう?」

スルガ「見たところ腰についている箱からワイヤーを飛ばして移動してる見てるみ

たいだ。とても原始的な機械――」ペラペラ

アサギ「取り敢えず、声をかけてみるぞ」スタスタ

アサギ「…すみませ~ん」

イズル「すみませ~ん!!」ブンブン

???「!!」

パシュッピューッシュタッ

???「なんでまだ一般市民がここに居るんだ!!」

イズル「え!」

タマキ「かっこい~…」ポワワーン

???「早く避難しないと、俺たちの撤退命令が出ないんだぞ!!」

???「ジャン!落ち着いて!早く避難させないと!!」

ジャン「チッ!ガスももう少ないのに!!」

アサギ「避難って…どこに避難するんですか?」

???「ここはもう巨人に侵略されたんだ。早く壁の中に!」

イズル「巨人?」

ジャン「マルコ!早くしないと巨人が――」

ズシーンズシーン

巨人「」ニタァ

ジャン「!」

マルコ「!」

イズル「あ、さっきの人だ」

タマキ「けど顔違うよ?」

ジャン「お前ら何のんきなこと言ってんだ!食われるぞ!!」

イズルケイアサギタマキスルガ「えぇ!?」

マルコ「ここには僕とジャンしかいない…僕らがここであれを倒さなきゃ…!」

ジャン「マルコ、正気か!?あれは15m級だぞ!!」

マルコ「けど…!!」

ケイ「…」

ケイ「あの様子じゃ、彼らは劣勢のようね」ボソッ

イズル「えぇ!」

アサギ「あぁ。アッシュも武器もない俺たちには何も出来ない…ここは彼らの足手

まといにならないよう立ち回ろう」ボソッ

イズル「…せめて、アッシュがあれば…!」

チュドーン!

RED5「」

イズルケイアサギタマキスルガジャンマルコ「」

イズル「えぇぇ!?RED5!?」

ジャン「なんだこりゃ!新しい巨人か!?」

スルガ「もうなにがなんだか…」

アサギ「胃が…」キリキリ

ケイ「大丈夫?」

ズシーン…ズシーン…

スルガ「!おい!近付いてくるぞ!」

マルコ「まるで鉄の様だ…!?もしかしてこれが“鎧の巨人”!?」

ジャン「動かねぇが…くそ!こんな時に次から次へと!!」シャッ

イズル「これなら戦える!」ヨジヨジ

アサギ「お、おい!イズル!」

マルコ「あ!き、きみ!!危ないよ!!」パシュッ

カキンッ

ジャンマルコ「!?」

ジャン「なんて強度してやがる…」

マルコ「こ、こんなのと戦うのか…!?」

イズル「コックピットは――」

プシュー…

イズル「よし!開いた!!」

アサギ「イズル!どうだ!!」

イズル「待って!!」シュルッ

マルコ「!?乗り込んだ…」

イズル「…よし、起動できる!!」

ウィィィーン

イズル「エネルギーは…満タンだ!搭載している武器は…ソードカウンターだけ…うん!大丈夫そうだ!」

イズル「アサギ!行けそうだ!!」

アサギ「じゃあ退路を開け!!」

ケイ「イズル!エネルギーの消費は抑えて!エネルギーを補給できるかわからない

わ!」

イズル「わかった!」

ジャン「おい、何をしようとしてるんだ!なんなんだあれ!?」ガシッ

アサギ「話は後だ!あいつを倒せばいいんだろ?」グイッ

巨人「」ニタァ

ジャン「そ、そうだが…」

マルコ「倒せるのかい!?」

アサギ「分からない…」

イズル『RED5!出撃します!』

ガシャコン!

イズル『うおぉぉぉぉぉぉぉ!!』

スパーン!

巨人「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」

ジャン「一瞬で…腕を」

アサギ「いや…」

ケイ「…遅い」

スルガ「どうしたんだイズル!RED5はそんな性能じゃないだろ!!」

イズル『クッ…凄く、重いんだ!全然スピードが出ない!!』

ケイ「もしかして…ここ、Gが強い?」

アサギ「そいつはやっかいだぞおい…」

巨人「きゃあああああああああ!!」ズシンズシンズシン

イズル『まだピンピンしてるよ!』カシャッ

ジャン「うなじだ!うなじを狙え!!それがそいつらの弱点だ!!」

イズル『!!』

イズル(うなじ…!後ろに回らなきゃ!)

ドシンドシンドシン!
パシン!
グルン!

イズル『とった!』

ジャキン!

巨人「ああああああああああああああぁぁぁぁ!!」ジュワー…

マルコ「凄い…」

ジャン「…強えぇ」

イズル『大丈夫ですか!?』

ジャンマルコ「!!」

ジャン「そうだ、早く避難を――」

ドン!

ジャン「あれは…撤退命令!?」

マルコ「え!まだここに住民が…!」

ジャン「…!いや、それより何故補給班が来ない!」

マルコ「!」

ジャン「俺たちは…もうほとんどガスがねぇんだぞ…!」

マルコ「…」

ジャン「ガスが無けりゃこいつらはおろか、俺たちも撤退できないぞ!」

イズル『…』

イズル『僕たちが、協力できませんか!?』

ジャンマルコ「!?」

イズル『あまり事情はわかりませんが、僕たちも力になります!』

アサギ「おい、エネルギーの方は大丈夫なのか?」

イズル『…それが、思いのほか燃費が悪い。あまり長く持たないかも』

ケイ「…厳しいわね」

スルガ「けど、ここで立ち往生していたらまた襲われて戦わなくちゃならねぇ。エネルギーの補給手段がなければ、持久戦は無理だ」

アサギ「…手伝うしかないだろうな」

タマキ「イケメンさんの手伝いならいくらでもするのらぁ!」ピョンピョン

イズル『ジャンさん…でいいんですよね?命令をください。僕らはどうすればいいんですか?』

ジャン「…取り敢えず、兵士が貯まっているところがある。そこに移動しよう」

マルコ「わかった」

イズル『了解。手の上に!』

アサギ「振り落すなよ」ヒョイ

ケイ「スピードは出さないでね!」ヒョイ

スルガ「なんだかんだで、アッシュの手の上に初めて乗るな~」ヒョイ

タマキ「意外と楽しいかも~」ヒョイ

ジャンマルコ「…!」ウロ

イズル『ジャンさんもマルコさんも早く!』

ジャン「…~ッ!マルコ!乗るぞ!」ヒョイ

マルコ「う、うん!」ヒョイ

イズル『しっかり捕まっててくださいね!』ヒューーー…

ドゴーン

アッシュ紹介

AHSMB-005 RED FIVE(通称:RED5)
・全高 - 14m
・動力
 主機 - コーディエレフMAA-004F型アイオネス転換機
 副機 - MBA-108B型アイオネス転換機×2
・光学装置
 90式超深度三次元複式立体探査測距機
・主計算機
 J-MX88E標準武装
・標準武装
 88式格闘用護剣ソードカウンターのみ
  両腕に装備する小型の実体剣。
  使用時には刀身が前面に展開されるが、
  待機状態でもトンファーや盾として利用できる。
  任意でパージする事が出来る。

補足
・何故か、Gの影響か、性能が落ちている。
 (※人が入っている巨人の性能並に落ちています)
・燃費も悪い

公式設定はwikiを参照

注意事項追加
・ザンネン5はケレス大戦後をイメージしております。

入れるの忘れてすいません

本日は以上です

>>26の訂正

マルコ「凄い…」

ジャン「…強えぇ」

イズル『大丈夫ですか!?』

ジャンマルコ「!!」

ジャン「そうだ、早く避難を――」

カンカンカン

ジャン「あれは…撤退命令!?」

マルコ「え!まだここに住民が…!」

撤退の合図は鐘でした。すいません

では続きを書きます

???「ライナー…。どうする?」

ライナー「まだだ…。やるなら集まってからだ」

???「!?おい!何か来るぞ!?」

RED5「」ドゴーン

ライナー「なんだこれは!?」

???「奇行種か!?」

ジャン「おい!お前ら!!」ヒョコ

???「お前…ジャンか!?それにマルコも!」

ジャン「おい、ライナー!何人無事だ!?」スタッ

マルコ「」スタッ

ライナー「…俺にもわからん…それより、あれはなんだ?」

RED5「」

ジャン「俺にもわからん。だが、たぶん敵じゃない」

???「わからんって…」

ジャン「話はあとだ!コニー、お前ら、今ガスはどんぐらい残ってる!?」

コニー「それが…」

ジャン「」チラッ

ライナー「」フルフル

ジャン「…くそ!誰も対して残ってないのかよ!」

コニー「け、けど、まだ本部までならガスは残ってる!このままいたずらに逃げ続けても、ガスを使い果たすだけだろ?!イチかバチか本部に本部に群がる巨人を殺ろう!機動力を完全に失えば、本当に終わりだぞ!!」

ジャン「…珍しく頭を使うなコニー。だが、今の俺たちの兵力でそれができると思うか?前衛の先輩方はほぼ全滅だ…。残された俺たち訓練兵の誰に、そんな決死の作戦の指揮が執れる?」

ジャン「まぁ、指揮ができたところで俺らじゃ巨人達をどうにもできない…。おそらくガス補給室には3~4m級が入ってるぜ?当然そんな中での作業は不可能だ」

コニー「…ダメかな?」

ジャン「…あの巨人が居ればどうにかなると思ったが、どうやらあっちも一枚岩ではないらしい」

マルコ「…だめだよ、どう考えても」

ジャン「…」

マルコ「僕らは、この街から出られずに全滅だ。死を覚悟してなかったわけじゃない…でも…」

マルコ「一体、何のために死ぬんだ…」

―――…
――…
―…


アサギ「どうだ?イズル」

イズル「もうすでに1/3もなくなってる…こんな速さで無くなるの、初めて見た」

スルガ「見た限り、故障はしてなさそうだけど…。燃料漏れもしてなかったし…。もっと内部がいかれてんのか?そうなると分解しないとわかんねぇぞ」

イズル「ここには道具もないから分解は無理だ」

ケイ「こんなにエネルギーが減るなら、下手に動けないわね」

イズル「けど、みんな困ってる。ほっとけないよ!」

ケイ「だけど、まずは私たちの安全を――」

イズル「ケイ!」

ケイ「――ッ!…わかったわ」シュン

アサギ「けど、下手に動けないのは事実だ。協力するにしろ何にしろ、道中でエネルギー切れでも起こしたら逆に足手まといになるだけだ」

イズル「それは…そうだけど…」

スルガ「ま、救いは巨人?っていうのか?の力はRED5の装甲をどうこう出来ないってことだな」

タマキ「これからどうするのら~?」

ケイ「向こうは向こうでトラブルがあるようね…。あの表情は、あまり先行きは明るくなさそう…」

タマキ「うぅ、ROSE3があればあたしもなにか出来るのにぃ…」

アサギ「ここにはRED5しかないんだ。我慢しろ」

タマキ「は~い…」

ガキンッ

イズルケイアサギタマキスルガ「!?」

アサギ「な、なんだ!?」

イズル「くっ!みんな!!屋根に避難を!!」プシュー

パシュッピューッガシャン

???「みんな、無事?」シャキン

ジャン「ミカサ!?お前、後衛の筈じゃ…!?」

ミカサ「…何となく状況はわかってる…。撤退の支援をしに来た。それより、こいつはなに?」ジリ…

イズル(ジャンさんの仲間の人…!?)

イズル『ぼ、僕らは敵じゃありません!!』

一同「!?」

ミカサ「…喋った…」ギリッ

イズル『上手く説明できませんが、僕らもあなた達に協力したいんです!どうか武器を収めてください!!』

ミカサ「…」

ガシッ

ジャン「本当だ。今のところそいつらに敵意はない。今のところは…な」

ミカサ「…わかった」カチャッ

ミカサ「ジャン。大変な時に私情を挟んで申し訳ないけど、エレンの班を見かけなかった…?」

ジャン「いや、俺も今ここに合流したばかりなんだ…」

ミカサ「そう…」

ライナー「そういや、あっちに同じ班のアルミンがいたぞ」

ミカサ「!」ダッ

アサギ「…彼女は誰なんですか?ジャン…さん」

ジャン「あ?あいつはミカサって言うんだ。この中じゃ、一番強い兵士だ」

ライナー「俺はお前らの方が気になるね。お前らは誰なんだ?」

アサギ「あ、俺らは――」

???「僕達…訓練兵…34班――」

アサギ「?」

―――…
――…
―…


ミカサ「アルミン!」ダッ

アルミン「!!」

ミカサ「アルミン…。ケガは無い?大丈夫なの?」

アルミン「」コクン

ミカサ「エレンはどこ?」

アルミン「」ガバッ

ミカサ「」

アルミン「僕達…訓練兵…34班――」

アルミン「トーマス・ワグナー、ナック・ティアス、ミリウス・ゼルムスキー、ミーナ・カロライナ、エレン・イェーガー」

アルミン「以上5名は自分の使命を全うし…壮絶な戦死を遂げました…」

イズル「」

アサギ「」

ジャン「」

ライナー「」

<34班はほぼ全滅か…
<俺たちもまともに巨人とぶつかればそうなる…

アサギ(…こいつは、思った以上にきついぞ…。道理でみんな暗い顔だ…)

イズル「…」

アルミン「ごめん、ミカサ…エレンは僕の身代わりに…。僕は…何も…できなかった。すまない…」

ミカサ「アルミン」

ミカサ「落ち着いて。今は感傷的になってる場合じゃない」

ミカサ「さぁ、立って…」スッ

アルミン「…」

ミカサ「マルコ。本部に群がる巨人を排除すればガスの補給ができてみんなは壁が登れる。違わない?」

マルコ「あ、あぁ。そうだ…。し、しかし…いくらお前がいても、あれだけの数は――」

ミカサ「できる」スッ

マルコ「え…!?」

ミカサ「私は…強い…あなた達より強い…すごく強い!…ので私は…あそこの巨人共を蹴散らせることができる…例えば…一人でも」

イズル「…」

ミカサ「あなた達は…腕が立たないばかりか…億行で腰抜けだ…。とても…残念だ。ここで…指をくわえたりしてればいい…くわえてみてろ」

ジャン「…」

<ちょっとミカサ?いきなり何を言い出すの!?
<あの数の巨人を一人で相手する気か?そんなことできるわけが…

ミカサ「できなければ…死ぬだけ。でも…勝てば生きる」

ミカサ「戦わなければ勝てない…」

アルミン「…!」

イズル『やろう』

アサギ「イズル?」

イズル『もしかしたら、その本部にエネルギーになるものがあるかもしれないだろ!ここに居たら何も出来ない!』

アサギ「ッ!あ~、もうわかったよ、ちくしょう!」

ケイ「…しょうがないわね」

イズル『ミカサさん!先導してください!僕が巨人を受け持ちます!』

ミカサ「…」タッタッタッパシュッ

RED5「」ドゴーン

ジャン「…残念なのはお前の言語力だ。あれで発破かけたつもりでいやがる…」

ジャン「てめぇのせいだぞ…エレン…」ボソッ

ジャン「オイ!!俺達は仲間に一人で戦わせろと学んだか!?お前ら!!本当に腰抜けになっちまうぞ!!」ダッ

ライナー「そいつは心外だな…」ダッ

マルコ「…はぁーーー」ダッ

???「や、やい!腰抜けー!弱虫ー!あ、アホー!」ダッ

<あいつら…ちくしょう…やってやるよ…

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

本日は以上です

続き書きます

ジャン「急げ!ミカサとあのデカブツに続け!」パシュッシャー

ジャン「とにかく短期決戦だ!!俺達のガスが無くなる前に本部に突っ込め!!」パシュッシャー

アルミン「あの巨人の様な奴はなんなんだ…動きが尋常じゃない」パシュッシャー

マルコ「わからない。けど、あの中には人がいる。人が乗り込んだのを、僕もジャンも見たんだ」パシュッシャー

アルミン「人が、乗り込んだ?」パシュッシャー

コニー「あの巨人もすげぇけど、ミカサもすげぇな…。あの巨人にも追いつけないスピードで飛んでやがる。どうやったらあんなに速く動けるんだ…」パシュッシャー

アルミン「…ミカサ!?」パシュッシャー

アルミン(スピードが速い?いや、あれはガスを蒸かしすぎてる!あれじゃすぐに無くなる!いくら腕があっても機動力がなくちゃ僕らは無力だ…)パシュッシャー

アルミン(やはり…いつもみたいに冷静じゃない。動揺を行動で消そうとしている…このままじゃいずれ――)パシュッシャー

ミカサ「」プシュ

アルミン「!!」パシュッシャー

ミカサ「」ガン!

アルミン「ミカサ!!」パシュッシャー

イズル『ミカサさん!!』クルッ

ジャン「くそ!」パシュッシャー

コニー「ジャン!俺が行く!ミカサが居なくなったんだ!!誰が先導する!?」パシュッシャー

ジャン「~ッ!デカブツ!ついてこい!!」パシュッシャー

イズル『けど――』

アサギ「イズル!従え!!」

イズル『アサギ!?』

アサギ「燃料に余分がない。寄り道なんかしてたら、他のやつ守れずに共倒れするぞ」

イズル『――ッ!』

アサギ「ミカサさんはあの小さい奴に任せろ。お前はお前の役割やれ」

イズル『…わかった』ドコーン

ジャン「もうすぐ、もうすぐ本部が見える。あの建物を超えれば――!!」パシュッシャー

巨人「」   巨人「」 巨人「」 巨人「」
  巨人「」  巨人「」   巨人「」  巨人「」
 巨人「」 巨人「」   巨人「」 巨人「」 巨人「」
   巨人「」  巨人「」 巨人「」  巨人「」
巨人「」 巨人「」  巨人「」 巨人「」  巨人「」

ジャン「」

ガシャンッ!

イズル『ジャンさん!どうしたんですか!?』ガシャン!

ジャン「おい、こいつは厳しいぞ。甘かったのか?認識が、甘かった?」

イズル『?…!!』

ケイ「巨人が…」

スルガ「こんな!大量に!!」

ジャン(だめだ…本部に近付くことさえできない。犠牲を覚悟しない限りは…)

<うわああああああ!

ジャン「!」

<くそ!くそ!!

ジャン(まずい!あいつ…ガス切れだ!!)

イズル『今助けます!』スクッ!

<うわ!

ガタガタブルブル

イズル『大丈夫ですか?』ソー

<う…あ…

ガタガタ

スルガ「やばいんじゃないか?どんどんガス欠の奴が出てるぞ」

ケイ「それにこの巨人の数…この人数守りながら進むのは、さすがのRED5でも厳しいわ」

タマキ「そんなに厳しい?」

ケイ「RED5がやられるとは思ってないわ。けど、守れるか守れないかじゃ話は別。近接武器しかない今、四方八方から来られたら、打つ手はないわ」

イズル『…ガスが切れた人をRED5に乗せて突撃しよう』

アサギ「無理だ。そもそもアッシュは外に人を乗せる設計をしていない。機動力を高めるためにジェットも関節も多いんだ。俺達だけでも、かなり動きが制限されてるだろ」

イズル『なら動かさないで走る!』

アサギ「いや、そもそも――」

イズル『皆さん!聞いてください!!ガスが切れた人はRED5の上に乗ってください!皆さんを背負って本部に突撃します!!』

ジャン(!?)

アサギ「人の話を聞け!」

<あの、巨人にだと!?
<巨人に、乗るの…?

ジャン(いや、たぶん一番安全な方法だ…。けど――)

???「私は、信用できないから乗りたくないね」

イズル『!?』

ジャン「アニ…」

アニ「巨人は私たちの敵。今回だって目の前で何人も人が食われた。今、口でいい子ぶっていても、油断しているときに食べられたりでもしたらたまったもんじゃないよ」

イズル『僕はそんな――』

アニ「口を利くものは嘘をつく。あんたは嘘をつかないなんて保障…どこにもないんだよ」

イズル『――ッ!』

<そ、そうだ。相手は巨人なんだ…いつ食われるかわからない…
<そんなのに乗れるわけないじゃない!

アサギ(やっぱり、信用されていない…。まぁ、あいつらが敵視しているものに似てるんだ。俺だって、もし相手がウルガル軍に似ていたら信用しないだろ…)ギリッ

アサギ(もし、RED5に乗るように指示できる人間が居るとするなら――)チラッ

ジャン(…俺も、信用なんかしていない。ここまで先導してるときだって、後ろから襲われたらと考えなかった訳じゃない…)

ジャン(けど、より多くの仲間が生き残ることを考えれば、最善の策に変わりはない。どうする…どうするんだ…)ドッドッドッ

ジャン「」ドッドッドッ

ジャン「…いいから乗れ」

アニ「ジャン?」

ジャン「いいから乗れって言ってんだよ!足手まとい共が!!」

<!?おい、ジャン!どうしたんだよ!!
<こいつらは俺らの敵なんだぞ!?

アニ「…あんたも言っていたじゃないか。“今のところそいつらに敵意はない”って。それはつまり、いずれは敵意が向けられる可能性があるとあんたも考えてるんだろ?そんな風に考えてる奴を、信用するのかい?」

ジャン「あぁ!信用でもなんでもしてやる!!」

アニ「…」

ジャン「俺達には時間も物資もないんだ!使えるものはなんでも使ってやる!!どうせガスが切れりゃあそこまでだ!!なら俺は、出来るだけ進められる可能性に賭ける!!」

イズル『ジャンさん…』

ジャン「こいつが信用ならねぇなら俺を信用しろ!!この方法が、一番の最善策だ!!お前ら、俺の言うことが信用ならないのか?」

アニ「…」

イズル『…』

ジャン「…」ギリッ…

マルコ「…どこに乗ればいいんだい?」

ジャン「!?」

イズル『!?』

ジャン「マルコ…お前」

マルコ「僕は一度乗ったことあるしね、皆よりは抵抗ないよ。…確かに、僕はまだこれを信用はしてないけど…ジャン、君を信じるよ」

<…俺も…
<ここで死ぬのは嫌だ…

マルコ「で、どこに乗ればいいんだい?」

イズル『あ、アサギ!』

アサギ「あ、あぁ。ここと…あとあそこも平気だ」

マルコ「…わかった」

スルガ「滑りやすいから、気をつけろよな」

ケイ「スピードも出るから、飛ばされないようにしっかり捕まって」

タマキ「こっちこっち。こっちも平気なのらぁ!」ピョコピョコ

ジャン「…」

アニ「…悪かったよ、つっかかって」

ジャン「いや、実際信用しろっていうのは無理だ。俺だってまだ信用していない。けど、これ以上犠牲を出したくないんだ」

アニ「…」

本日は以上です。

投下します

―――…
――…
―…


アサギ「…これ以上は無理だな。他にガスが切れた人は居ますか!」

ジャン「俺はまだ平気だ」

ライナー「俺も」

<あぁ
<一応

アサギ「よし…イズル」

イズル『うん』

イズル『これから、目的地――本部ですか?に突撃します。ご覧の通り、人を乗せているので巨人を攻撃しつ

つ移動が出来なくなっております。なので、僕にぴったりくっついてきてください。それが一番安全です』

ジャン「…」

ライナー「…」

ケイ「…見える位置の巨人の場所は把握したわ。ナビゲートするわ」

イズル『ケイ、頼んだ』

ケイ「突撃開始、10秒前!…5、4、3、2、1、GO!!」

RED5「」ドゴーン

ジャンライナー他「」パシュッ!!

ケイ「…前方左45°ターン!!4秒後、前方10時の方角から巨人!体当たりをして吹き飛ばして!!」

イズル『了解!!』ギュィー

グルン

巨人「」ドスーンドスーン

キュィーン
ドン!!

巨人「」フワ…

ドシーン!!

ジャン「…よし!」パシュッシャー

ケイ「次は右90°ターン!」

グルン!
ガシャン!

アサギ「道が狭いんだ!もっと慎重にやれ!!」

イズル『ごめん!』ギュィー

ライナー「クッ!」パシュッシャー

ケイ「次!左30°!!その後は直進!!」

タマキ「わぁ!いっぱいでっかい人がいる!」

スルガ「喋るな!舌噛むぞ!!」

グルン!
ドゴーン!!

アサギ「建物の横に着いたら飛び移れ!!」グッ

<な!?
<え!

マルコ「」グッ

ジャン「――つっこめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」シャァァァア――

RED5「」ダン!!クルッズザザザザ――

ジャン「」ガシャン!!

ズザザザ!ドサッ!

ジャン「うっ!!」

ジャン「はぁ…はぁ…」

ガシャン!ガシャン!!

<ハァ…ハァ…
<ついた…生きてる!

ジャン「…デカブツに乗った奴らは――!?」

ガシャンガシャン!!

マルコ「ジャン!!」

ジャン「マルコ!他の奴は!?デカブツは?」

マルコ「僕らは無事だ!あの巨人は僕らを降ろした後群がってる巨人の中に――」

ジャン「!」バッ

RED5「」ザシュッ!ガン!

ケイ「大丈夫…よね?」

アサギ「どんどん巨人が集まってくるぞ。RED5だけで持つか?」

ジャン「…人が集中しすぎたんだ…」

アサギ「?」

ジャン「巨人は人に引き寄せられる習性がある!だから――」

ドオオオォォォォォォ!!

ジャン「――ッ!?」

アサギ「壁が!!」

巨人「」ニヤァ

イズル『しまった!!』クルッ

イズル(間に合え!間に合え間に合え!!)

ジャン(やっぱり無理だったんだ…あのデカブツが居ても、捌ききれないんだ)

ジャン(…いや、俺は知ってたはずだ。現実ってやつを…こいつらに勝てねぇってことを――)

グォン!

イズル『!?』

ゴン!

ジャン「」

ドオオォォォォォ!

巨人´「」ス…

巨人´「アアアアアアァァァァァァアアァアァ!!」

ジャン「――…は…!?…今度はなんなんだ…?」

ガシャンガシャン!

ジャン「ッ――!?」

ジャン「ミカサ…!??」

コニー「危ねぇ…もう空だ…やったぞ…ギリギリ着いた!」カンカン

ジャン「お、お前…生きてるじゃねぇか!!」

コニー「やったぞアルミン!!お前の作戦成功だ!!」バシバシ

アルミン「痛い!痛い!!」

コニー「みんな!!あの巨人は巨人を殺しまくる奇行種だ!!しかも俺達には興味がねぇんだってよ!!」

コニー「あいつの周りの巨人を俺とミカサで排除して補給所(ここ)に群がる巨人の元まで誘導してきた!!」

アルミン「あいつも上手いこと利用すれば、俺たちはここから脱出できる可能性が高まる。問題は、もう一つの巨人と対立しなければ――」

巨人´「」ギロッ

イズル『!!』

巨人´「」ブォン!!

イズル『クッ!』ガッ

アルミン「――やっぱり、駄目なのか…」

アサギ「いや、大丈夫だ」

アルミン「え?」

アサギ「イズル!!その巨人は巨人を殺しまくるそうだ!!上手く利用しろ!!」

イズル『了解!』ガシッ

巨人「あ…?」

イズル『ふっ!』ブォン!

巨人´「」カッ

ブシャッ!

アルミン「巨人を投げて…あの奇行種が止めを刺した!?」

アサギ「俺らも戦うために訓練している。ここはあいつに任せてくれないか」

アルミン「…わかりました。…補給班の人はいますか!?」

<あ、あぁ…俺達だ。

ジャン「お前ら…」ギリッ

マルコ「ジャン、落ち着いて」スッ

ジャン「くっ」

アルミン「補給室の様子はどうなってますか?」

<さ、3~4m級の7体に…占拠されてる…

アルミン「やっぱり…」

<おい、俺達もうガス残ってないぞ…
<せっかくここまでたどり着けたのに!
<もう、おしまいだ…

ジャン「…なにか、ないのか…方法は」

アルミン「…」

ドッドッドッ

アサギ「…」

ドッドッドッ

ライナー「…」

ドッドッドッ

ケイ「…」

ドッドッドッ

ミカサ「…」

ドッドッドッ

スルガ「…」

ドッドッドッ

マルコ「…」

ドッドッドッ

タマキ「?」

アルミン「…方法は、ある…」

「!?」

アルミン「僕なんかが思いついた作戦だから、最善とは…言い難いかもしれないけど…」

ミカサ「…私はアルミンを信じる」

ジャン「ーっ!他に方法が思いつかない今、乗るしかないだろ!」

<…わかった
<何も思いつかないし…
<みんなが乗るなら…

ミカサ「アルミン、どうすればいい?」

アルミン「…」グッ

アルミン「わかった。けど時間がない。準備をしつつ説明しよう!たしか、補給室まで直に降りられるリフトがあったよね。まずはそこに移動しよう!」ダッ

バタバタ

アルミン「本部の設計図はある?」タッタッタッ

<設計図の場所は俺が知ってる。持ってこようか?

アルミン「お願い」タッタッタッ

<わかった

ダッ

アルミン「ここは憲兵団管轄の品も保管されていたよね?鉄砲のある場所、分かる人は?」タッタッタッ

<鉄砲なら、たしかあそこにあったよな?
<うん

ジャン「場所が案内しろ」ダッ

スルガ「あ、俺も手伝う!」ダッ

タマキ「あたしも!」ダッ

バタバタ

ライナー「たしか、ここだな。リフトは」

アルミン「うん。誰か、リフトの準備をお願い」

<俺がやろう
<私も
<あ、俺も

バタバタ

<アルレルト!これ設計図!

アルミン「ありがとう」バサ

マルコ「…どうだい?出来そう?」

アルミン「ここが補給室で…ここのリフトを使えば…」ブツブツ

アサギ「…」

ライナー「コニー、お前らあの巨人についてどこまで知っているんだ?」

アサギ「…?」

コニー「?…助かってからでいいだろ。そんなこと」

ライナー「…そうだな…。まずは助かってからだ。それにしても、結構奇行種も多いもんなんだな」

アサギ「…俺たちの奴は巨人じゃないぞ」

ライナー「はぁ?じゃあなに――」

ジャン「あったぞ!憲兵団管轄の品だ!埃をかぶっていやがるが…」ゾロゾロ

アサギ「…こっちも説明すると長くなる。この状況が落ち着いたらな。俺達もいろいろ説明してほしいし…」ダッ

ライナー「?」

カチャカチャ

スルガ「…こいつはまたレトロな銃だな…」

タマキ「初めて見る銃なのらぁ」

ケイ「ずっと思っていたけど、まるで過去にタイムスリップしたみたいね」

アサギ「こんな歴史なんてないけどな…」

カチャカチャ

ジャン「弾は本当に散弾でいいのか…?そもそも、この鉄砲は――」

ジャン「巨人相手に役に立つのか…?」

ミカサ「…」チラッ

アルミン「…」

アルミン「無いよりはずっとマシだと思う…。補給室を占拠してる3~4m級が7体のままなら、この程度の火力でも7体同時に視覚を奪うことは不可能じゃない」

アルミン「まず、リフトを使って中央の天井から大勢の人間を投下。あの7体が“通常種”であればより大勢に反応するはずだから、中央に引き寄せられる」

アサギ(…“通常種”?そういえば、さっきから“奇行種”とかも言っていたな…)

ケイ(ジャンさんも“人に引き寄せられる習性がある”って言っていたわね…不思議な習性…なにか意味があるのかしら)

アルミン「次にリフト上の人間が7体の巨人それぞれの顔に向けて同時に発砲…視覚を奪う」

スルガ(この銃の貫通力でも視覚を奪うだけの破壊力はあるんだな…)

タマキ(痛そう…)

アルミン「そして、次の瞬間すべてが決まる…」

アルミン「天井に隠れてた7人が、発砲のタイミングに合わせて、巨人の急所に切りかかる…つまり、この作戦では

一回のみの攻撃にすべてを…全員の命を懸けることになる」

アルミン「7人が7体の巨人を一撃で同時に仕留めるための作戦なんだ」

アルミン「運動能力的にも最も成功率が高そうな7人にやってもらうけど…全員の命を背負わせてしまって…その、

ごめん」

ライナー「問題ないね」

アニ「誰がやっても失敗すれば全員死ぬ。リスクは同じだ」

アルミン「でも…僕なんかの案が…本当にこれが最善策なんだろうか…」

マルコ「これで行くしかない。時間もないし…もうこれ以上の案はでないよ。あとは全力を尽くすだけだ!」

ミカサ「…」

アサギ「マルコ…さん」

マルコ「?」

アサギ「あの7人に託して、本当に大丈夫なのでしょうか?」

マルコ「…」

マルコ「ミカサ・アッカーマン」

ミカサ「――…」

マルコ「ライナー・ブラウン」

ライナー「―…、――」

マルコ「ベルトルト・フーバー」

ベルトルト「…」

マルコ「アニ・レオンハート」

アニ「…」

マルコ「ジャン・キルシュタイン」

ジャン「…、…―」

マルコ「コニー・スプリンガー」

コニー「!!…――」

マルコ「サシャ・ブラウス」

サシャ「――!…、―」

マルコ「あの7人は、僕ら同期の中でずば抜けて運動神経のいい奴らなんだ。たぶん、彼らが出来なかったら僕らの誰も出来ないと思うよ」

アサギ「…」

マルコ「本当は、もう一人居たんだけどね…」ボソッ

アサギ「?」


―――…
――…
―…

アルミン「…」

ミカサ「大丈夫、自信を持って。アルミンには正解を導く力がある」

アルミン「?」

ミカサ「私もエレンも、以前はその力に命を救われた」

アルミン「そんなことが…?いつ?」

<リフトの用意ができたぞ!!
<鉄砲もだ!すべて装填した!

ミカサアルミン「!?」

ミカサ「自覚が無いだけ。また後で話そう」ダッ

アルミン「うん」ガチャ

コニー「けどよ…立体機動装置も無しで巨人を仕留めきれるか?」

ライナー「いけるさ!相手は3~4m級だ。的となる急所は狙いやすい」

ジャン「あぁ。大きさに拘わらず頭より下、うなじにかけての――」

サシャ「縦1m、幅10cm!!」

ライナー「もしくはこいつを奴らのケツにブチ込む!!弱点はこの2つのみ!!」

コニー「知らなかった!!その手があったのか!!」

サシャ「私も今、初めて知りました…」

ジャン「ライナー…それがお前の最後の言葉になるかもしれねぇぞ」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
まだまだ先は長い

投下します

ガコ…ガコ…ガコッ

ガチャッ

アルミン(大丈夫…数は増えていない)

アルミン(作戦を続行する!!)

巨人「…」

巨人「」グルン

<ひっ!!

マルコ「落ち着け!まだ十分引き付けるんだ!!」

アサギ(胃が痛い…)キリキリ

ケイ(不細工ね)

スルガ(こいつはなかなか強烈な顔だな…)

タマキ(イケメンがいない…)

マルコ「待て」

ドクン

マルコ「待て」

ドクン

マルコ「待て」

ドクン

マルコ「――用意…」

マルコ「撃て!!!」

ドドドドドドドドドドドドド

アルミン(不利な戦闘は避けるんだ。一人も死なせたくないなら――)

(((((((この一撃で決めるんだ)))))))

ビュッ

ダンッ!!

ミカサ(捉えた…!!)

ミカサ(皆は…!?)

ドォッ ドォッ

ダン ダン

コニー「ウッ!!」

巨人「」ギロ

サシャ「あ…」

マルコ「サシャとコニーだ!!」

スルガ「巨人の弱点はうなじ。かなり古い鉄砲で軌道は安定しないが大丈夫――」スチャ

アサギ「?」

ジャン「急げ!!」

「援護を!!」

ドゥンッ

マルコ「!?」

巨人「」バタン

スルガ「っいって!!」ゴロン

コニー「なんだ!?」

アルミン「…サシャの方がまだ!」

サシャ「あ、あの…う、後ろから突然…た、大変…失礼しました…」

ズン ズン ズン

サシャ「ひっ…」

サシャ「すいませんでしたぁ!!」

ドザァァ

サシャ「ひっ!」

ザシュ

ミカサ「…」

ズシン――

サシャ「ミカサぁぁぁ!助かりました!!」ダキッ

ミカサ「ケガはない?」

サシャ「おかげさまで!!」

ミカサ「なら、すぐに立つ!!」

コニー「なにやったんだ…?」

アサギ「スルガ大丈夫か?」

スルガ「てて…。あぁ、あの距離ならこんな鉄砲でも俺が外すはずないからな!火薬も多く入れといたのも功をなしたぜ、ぶっとばされたけど。…あっちゃぁ、もうこの鉄砲使えねえや…」

アサギ「お前…一斉射撃の時撃ってなかったのかよ」フッ

スルガ「最後の一撃は取っとくもんだぜ?」ニヤ

ジャン「全体、仕留めたぞ!!補給作業に移行してくれ!!」

「「「「「やった!!」」」」」

<いいぞ!一気に運べ!!
<巨人が入ってこない!!
<あの巨人共が暴れてるおかげだ!!

アサギ「俺達はイズルに知らせるぞ」ダッ

スルガ「おう!」ダッ

タマキ「了解なのら!」ダッ

ケイ「イズル…無事でいて」ダッ


―――…
――…
―…

短いですが、今日は以上です。
スルガのシーン入れるか入れないか迷ってたらこんな遅れました。
たぶんまたこんなことあります。
支援等もありがとうございます。
あまりレス返しというものに慣れてなく、ひたすら書いてますが、反応があるたびに小躍りするほどうれしいです。
遅ればせながら、ここで感謝させていただきます。
最低でもトロスト区奪還まではやろうとは思っているので、長くなると思いますが、お付き合い頂けると嬉しいです。

応援の言葉、ありがとうございます。
では、投下します。

RED5「」ザンッ

イズル(本部についてから結構時間がたった…。皆は大丈夫かな…)ズシズシズシ

イズル(…うん、みんな一緒に居るから大丈夫だよね)シャキーン

イズル(それにしても――)チラッ

巨人´「ああああああ!」ブォン

グシャッ

イズル(――どういうことだろう…。あの巨人が来てから、僕があまり狙われなくなった…)

巨人´「っあああああああああ!!」シュ――

イズル(おかげでうなじは切りやすいけど…)ズシズシズシ

ジャシュッ

イズル(それに、あの巨人自体もなんなんだろう…)

イズル(中にあんなに人が居るのに狙おうとしていない…)

巨人「」シュ――

イズル(けど、意思があるとも思えない。さっきっから殴る度に手が損傷してる。体より力の方が強いんだ。構え方はしっかりしているのに…加減を覚えていないのか?)ブォン

イズル(…あれ?)

巨人´「」シュ――

イズル(こんなに治るの遅かったっけ…?)

――…ル…

イズル「?」

アサギ「イズル!」ダッ

イズル『みんな!!』

スルガ「スゲー、もうほとんどここに巨人が居ねぇ」

アサギ「けど、長居してたらまた集まってくるぞ」

タマキ「なんで?」キョトン

アサギ「…さっきの話聞いてなかったのか?」ハァ

ケイ「もうすぐガスの補給をし終えるわ!だから――」

シュ――…

イズル『あれは…』

<これで脱出できるぞ!
<急げ!!早く壁の中に行くんだ!!

シャ―――…

イズル『よかった…これでみんな無事なんだ!』

アサギ「あと燃料はどれくらいある?」

イズル『もう1/4しかない』

アサギ「みんなが言う壁までは持つか…イズル!撤退するぞ!!」

イズル『!待って!ミカサさん、そこでなにをしているんですか!?』

アサギ「!?」ガバッ

ミカサ「…」

アルミン「ミカサ!早く逃げないと!」シュタッ

ミカサ「…アルミン。どうにかしてあの巨人の謎を解明できれば、この絶望的な現状を打開するきっかけにならない?」

アルミン「!?」

ライナー「同感だ!」シュタッ

ジャン「おい!正気かライナー!!やっと、この窮地から脱出できるんだぞ!!」シュタッ

アニ「たとえば、あの巨人が味方になる可能性があるとしたら、どう?」

ジャン「味方…だと?」

アニ「さっきジャンは“使えるものはなんでも使ってやる”と言った。この巨人も、使えると思わない?」

ジャン「…!だが、あれは意思疎通も出来ないんだぞ…?」

アニ「確かに…。けど――」

アルミン「あの、イズル…さん。あの巨人を捕らえることは出来ますか?」

ジャン「アルミン?!」

アニ「…」

イズル『…やってみます』

ケイ「イズル!?」

アサギ「おい、こっちもそんなに燃料ねぇんだぞ!!」

イズル『これがみんなの助けになるなら、誰かがやらないと!!』

アサギ「それでも、お前がやる必要は――」

イズル『それに、何故か知らないけど治るスピードがどんどん落ちてるんだ。大丈夫、この燃料でもいける!』

アルミン(修復のスピードが…落ちてる?)

アサギ「…勝手にしろ!!」

イズル『ありがとう』カチャ…

巨人´「…」グッ

イズル(…対峙してみると、まるで格闘家の様だ…やっぱり他の奴と全然違う…)

巨人´「」ヒュッ

イズル(けど――)

巨人´「」ブォン

イズル(――とても衝動的だ!!)ズシン!

ザン!!

イズル「片腕!」

巨人´「ああああああああああああああ!!」グルン

イズル「もう片方!!」グルン

ジャシュッ!!

巨人´「あああああ」ガバッ

イズル「腕を無くしても噛みついてくる!なら――」

ズザザザザ――

イズル「――後ろだ!」

シュ――

イズル(治り始めてる…早く動きを止めないと!)

イズル「ごめん!足も貰うよ!!」

シュパッ!!

巨人´「ああああああああ―――」ドサッ

イズル「今だ!!」

ザシュッザシュッ

巨人´「ああああああああああああああああ!!」バタバタ

イズル「くっ…!」

イズル(羽交い絞めして肩をソードカウンターで縫い付けたはいいものの…すごい暴れる!このままじゃ…)

イズル『…ッ!もう戦わなくていいんだ!!』

ジャン「…あいつ、何言ってるんだ?」

???(…)

イズル『君が倒していた巨人はもういない!!』

ライナー「普通、巨人には言葉は通じないぞ」

イズル『君がなぜ巨人しか狙わないのは知らない!けどその巨人はもういないんだ!!』

???(…モウ、イナイ…)

巨人´「あああ…あ…」

アルミン「!?…大人しく…なった?」

巨人´「あ…――」

イズル「…」グッ

ジュワー…

「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」

ブチッ

???「」ガバッ

イズル「人…?」

RED5「」ガシッ

RED5「」ズシンズシン

イズル『アサギ、これは――』ソッ…

???「…」

ミカサ「」シュタッ

アサギ「わっ!」ガバッ

イズル『ミカサさん!?』

ミカサ「」ギュッ

ミカサ「」バッ

トクン トクン トクン

ミカサ「う…うわああああああああん!!」

アルミン「…エレン?」シュタッ

アサギ「!?…エレンって…さっき殉職したって言ったたんじゃ…」

アルミン「あの時…僕は確かに巨人に飲み込まれていく彼を見た…」コツ…コツ…

アサギ「…」

アルミン「あの時…僕は確かに腕と足を切断されるのを見た…」コツ…コツ…

ジャン「…」シュタッ

アルミン「それなのに…今彼はここに居る」コツ…コツ…

ライナー「…」シュタッ

アルミン「切断された腕と足がある…」コツ…コツ…ストン

ベルトルト「…」シュタッ

アルミン(あの時…)

アルミン「あの時…一体何が…」ギュッ

アニ「…」シュタッ

ジャン「…」

ジャン「…エレンが…巨人を倒していたってことか…?」

本日は以上です。

次回から以下の言葉を変更します。
エネルギー → 燃料
ジェット → ブースター
間違えてるとこもまだ多いと思いますが、すいません。

乙ありがとうございます。
好きだと言っていただきうれしく思います

以下から、まだ名前の出ていない進撃キャラの名前を、
“???”だったのを、名前に合わせます。
統一性がなく申し訳ありません

では、投下します

―――…
――…
―…


エレン(チクショウ…)



エレン(チクショウ…)

バクッ

ズルズルズル…ベチャ!

エレン「う…!」

エレン「う…あ…」

エレン「ああああ!?」

エレン「こんな…」

エレン(こんなハズじゃ…)

エレン(俺達は、5年前とは違うんだ…)

エレン(必死に訓練した)

エレン(必死に考えた)

エレン(こいつらに勝つために…こいつらから奪われないために…)

<お母さん…熱い…熱いよ…

ブクブクブク

エレン(どうしてこうなる…)

ブク…

エレン(どうして俺達は奪われる…)

エレン(命も――)

エレン(夢も――)

エレン「うっ…あぁぁ…」ポタポタポタ

エレン「ウッ…」ズブズブ――

エレン「チクショウ…」――ズブ

エレン「チクショウ!!」

エレン「あ…諦めて…たまるか…」グググ――

エレン「駆逐してやる」――グ

エレン「この世から…一匹残らず――」

エレン「――俺が――」

――この手で――

ゴォッ

ドォッ ドオォッ

ドォォサァッ

バキバキバキ――メキッ

巨人´「…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ――

巨人´「」スッ――

巨人´「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ズズズ

巨人「」ズシン…ズシン…

巨人´「…」

バキバキバキゴシャッ

巨人´「」ズシン…ズシン…

ズシン…ズシン…

巨人「」ドォッ

巨人´「」グッ

――駆逐…してやる――

巨人´「」ブォン

――この世カラ…――

巨人´「」ゴシャッ

――一匹残ラズ…――

巨人´「」ブオン!

巨人「」ベチャッ

巨人´「」バコッ

――モットダ…――

グシャッ グシャッ

――モットコロス――

ブシャッ ブチッ

――モットコロシタイ――

ブチッ グシャッ

――モット…イッパイ――

エレン「――殺シテヤル」

アルミン「…エレン?」

エレン「」

エレン「」

エレン「は…!?」バッ

兵士「」 兵士「」  兵士「」 兵士「」  兵士「」
 兵士「」  兵士「」 兵士「」  兵士「」 兵士「」
兵士「」 兵士「」  兵士「」 兵士「」  兵士「」

ドッドッドッドッドッドッドッドッドッ

ミカサ「…エレン!!」

エレン「…!?」

アルミン「エレン!ちゃんと体は動くか?意識は正確か!?」

アルミン「知ってることを全部話すんだ!きっと分かってもらえる!!」

エレン「アルミン…!?」

<オイ…聞いたか…

エレン「!?」

<“殺してやる”て言ったんだ…
<ああ…確かに聞こえた…俺たちの事だ!

<アイツは俺達を食い殺す気だ…!!

エレン「…!?…待って…」

エレン(何言ってんだみんなは…?何で――)

…ジャキ

エレン(――俺達は囲まれて、剣を向けられているのか)

エレン(そいつは巨人を殺すための武器だろうが…)

エレン(何で――)

エレン(――そんな目で俺を見る…!?)

エレン(まさか…さっき見たものは、夢…だよな?)

エレン(腕だってちゃんとついて――)

エレン「」

ツツツ――

エレン(――なんで…袖が破けてるんだ…?)

???「イェーガー訓練兵!!意識が戻ったようだな!」

???「今、貴様らがやっている行為は人類に対する反逆行為だ!!貴様らの命の処遇を問わせてもらう!!」

???「下手にごまかしたりそこから動こうとした場合はそこに榴弾をブチ込む!躊躇うつもりもない!!」

エレン「…は?」

???「率直に問う」

ドクン

???「貴様の正体は何だ?」

ドクン

???「人か?巨人か?」

エレン「」

ドクン

エレン(何だ…その質問は…何なんだ…その目は…!)

エレン(まるで、化け物を見ているような目だ…)

エレン(俺がそうだというのか…!?)

エレン「し、質問の意味が分かりません!!」

???「…シラを切る気か!?化け物め!!」

???「もう一度やってみろ!!貴様を粉々にしてやる!!一瞬だ!!正体を現すヒマなど与えん!!」

???「大勢の者が見たんだ!!お前が巨人の体内から姿を現した瞬間をな!!」

???「我々人類はお前のような得体の知れない者をウォール・ローゼ内に侵入させてしまっているのだ!!
たとえ貴様らが王より授かりし訓練兵の一人であっても、リスクの早期排除は妥当だ!!私は間違っていない!!」

???「今にもウォール・マリアを破壊した、あの“鎧の巨人”が姿を現すかもしれない!!
今、我々は人類存亡の危機の現場に居るのだ!!もう5年前の失態は許されない!!」

???「分かったか!?これ以上貴様ら相手に兵力も時間も割くわけにはいかん!!それは貴様らとて同じだ!!」

アサギ「…」キリキリ

スルガ「…」プルプル

ケイ「…」ムス…

タマキ「…」キョトン

???「貴様らは、あの鉄の巨人と親しげに話をしていた!!それに、その見覚えない格好は何だ!!
あれは一体なんだ!?貴様らは何者だ!!」

アサギ「そんなの俺らが知りたいよ…」キリキリ

スルガ「壁の中に入ったらこの仕打ちとはな…。なんなんだよ本当に」ガクガクブルブル

ケイ「それにしれも、あの人本当に上官?怯え過ぎだわ。あの人…なんて言ったかしら?」

アサギ「たしかキッツって言ってなかったか?」

タマキ「う~ん…」

キッツ「貴様ら!何をそこでごちゃごちゃ言ってる!!」

アサギ「ケイ、頼む」

ケイ「無理」

スルガ「じゃ、俺が――」

アサギケイ「やめろ(て)」

スルガ「…なんで今回は遮るんだよ…」

アサギ「お前の話は長過ぎんだよ」

ケイ「話がマニアック。通じないわ」

スルガ「お前らひどい…」シクシク

アサギ「それにしても…イズルはアッシュに置いてきて正解だったな…」

ケイ「そうね。今の状況だと、一番安全なのはアッシュだからね」

スルガ「あと不幸中の幸いは、ジャンさん達を巻き込まなかったことだな…。
あそこまで世話になったんだ。さすがにここまで迷惑をかけられねぇよな。アサギ、見事なファインプレー」

アサギ「おかげでRED5の説明しなきゃならねぇけどな…どこから話せばいいのやら…」

ケイ「ここは、知識量もだいぶ違うわ。かなり噛み砕いて説明しないと、きっと通じないわよ」

スルガ「そうなると、実物があった方が説明しやすいんだけどな…」

アサギ「燃料切れで、壁の内側まで持ってくるのは無理だ」

アサギケイスルガ「…はぁ」

タマキ「…あ!!」

ケイ「どうしたの?タマキ」

スルガ「そういや、お前さっきっからなんか考えてたな。なんかいい案思いついたのか?」

タマキ「あの人!コミネ大佐に似てる!!」ビシッ

アサギケイスルガ「…」


コミネ「」キラーン


アサギケイスルガ「」ブフォッ

アサギ「お、おま…!!」プルプル

スルガ「いきなり、何言いだすかと思えば…!」プルプル

ケイ「ちょっと!笑かさないでよ!!」プルプル

タマキ「あ、あたしは真面目なのら!!」ムキー

キッツ「…き~さ~ま~ら~…!!」プルプル

キッツ「馬鹿にするのもいい加減にしろ!!これ以上は時間も兵力も無駄だ!!」

??「もうすでに兵と時間の無駄です」

<今なら簡単です!!
<奴が人に化けてる内にバラしちまえば!!

ミカサ「私の特技は――」ザッ

ミカサ「――肉を、削ぎ落とすことです」

ミカサ「必要に迫られればいつでも披露します」カチッ

ミカサ「私の特技を体験したい方がいれば…どうぞ一番先に近付いてきてください」ギロッ

ゾワッ

???「隊長…彼女がミカサ・アッカーマンです。私達精鋭と共に後衛に就きました」

???「彼女の働きは並の兵士100と等価です。失えば、人類にとって大損害です」

キッツ「…!」

エレン「オイ…お前らは何を…?何でここにいるんだ!?」

アルミン「ミカサ、人と戦ってどうするんだ?この狭い壁の中のどこに逃げようっていうんだ!」

ミカサ「どこの誰が相手であろうと、エレンが殺されるのは阻止する。これ以外に理由は必要ない」ザッ

アルミン「話し合うんだよ!誰にも…何にも状況が分からないから恐怖だけが伝染してるんだ!」

エレン「…」

アサギ(…向こうも向こうで手一杯のようだな…。頼れそうもない…)チラッ

エレン(俺が巨人じゃないと思っているのは俺だけか…!?
クソッ!…ここに至るまでの記憶がない。体がダルくて立てねぇし、下手に喋っても殺されそうだ…)

エレン(人間に殺される?そんなバカなことが――)

エレン(そもそも、何だって?巨人の体内から俺が出てきた?何言ってんだ!?どういうことなんだ、そりゃ!?)

エレン(もしあれが夢じゃなかったとしたら…。この服のない部分は腕が生えたってことだぞ!?そりゃまるで――)

エレン(――巨人じゃねぇか…)

キッツ「もう一度問う!!貴様らの正体は何だ!?」

エレン(!!…とにかく、答えを間違えるな――)

エレン「じ、自分は…!!」

エレン(――死ぬのは俺だけじゃないぞ…!!)

エレン(…そうだ。俺は昔からお前らと同じ――)

エレン「人間です」

ヒュオォォォォォォォォォ…

キッツ「…そうか…。悪く、思うな…」スス――

キッツ「仕方ないことだ…誰も自分が悪魔じゃないことを…証明できないのだから…」ススス――

エレン(何やってんだ俺は…?自分の願望を言っただけじゃねぇか…)

――スッ

アサギ「おい!俺らの弁明も無しに巻き込まれるのはごめんだぞ!スルガ!あの大砲の軌道計算できるか!?一番被害の少ないところに飛び込むぞ!!」バッ

スルガ「わかってる!今計算してんだよ!!」バッ

ミカサ「エレン!アルミン!上に逃げる!!」ガシッ

エレン「よせ!俺に構うな!!お前ら!!俺から離れろ!!」

アルミン「マズい…このままじゃ!」

アサギ「早くしろ!スルガ!!」

スルガ「だから待てって!!」

ミカサ「!?上にも…!?」

アルミン「き、聞いてください!!巨人に関して知ってることを話します!!」

エレン「…!」

エレン(嘘だろ…こんなことが――)

チャリン――

エレン「…!?」

    エレン…

    帰ったら、ずっと秘密にしていた地下室を見せてやろう

ズキン

    エレン。この鍵を、ずっと…肌身離さずに持っているんだ

ズキン

    そして、この鍵を見るたびに思い出せ

ズキン

    お前が地下室に行かなくてはならないことを

ズキン

    この注射のせいで、今からお前に記憶障害がおこる

ズキン

    だから今説明してもダメなんだ…

    だが、地下室に行けば真実が分かる。

    辛く厳しい道のりだが、お前はウォール・マリアを奪還して地下室に辿り着かなければならない

    この“力”はその時に役に立つはずだ

    使い方は彼らの記憶が教えてくれるだろう…

ガバッ

    ミカサやアルミン…みんなを救いたいなら――

グイッ

    お前はこの力を…

ドォッ


    支配しなくてはならない!


ガリッ

ドッ!!

グリュングリュングリュン――

ドオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ―――

ヒュ――

<ひっ!!

ミカサ「」

アルミン「」

アサギケイスルガタマキ「」

うわああああああああああああああああああああああああああああ

巨人´「…」シュ―――


―――…
――…
―…

本日は以上です。
今回、長くなってしまい申し訳ありません。

乙ありがとうございます。
しばらくイズルが空気です。すいません。
では投下します。

????「しっかりと銛に張り付いてやがる。巨人自体で肉の防護壁を作るとは、技術班も考えたな…」

????「しかし、俺達に油断は許されん。一切の常識を捨て、いつ何が起きようとも、柔軟に対応するんだ」

????「巨人が突っ込んでくるかもしれん…」

????「超大型がいきなり出現するかもしれん…」

????「ここが人類と巨人の最前線であり、崖っぷちなのだからな…」

<…

????「…どうした?」

<…いえ、任務に支障はありません…。しかし、前衛を務めた仲間の安否が気になります

????「ああ。…今、俺達は知らない方がいいだろう。当初の訓練通り、迎撃のみに専念すべきだからな」

<ハンネス隊長と共に、5年前に逃げ延びた3人の子供たちが訓練兵をしていると聞きました…。彼らも前線に…

ハンネス「ああ…」

<…

ハンネス「…」

<申し訳ありません。無駄話が過ぎました…

ハンネス「無事だ」

<え…?

ハンネス「強い子達だ。それぞれが生き抜くすべを持っている」

ハンネス「一人は高い戦闘技術を――」

ハンネス「一人は強靱な精神力を――」

ハンネス「そして、もう一人はとても賢い頭を持っている」

ハンネス「無事だ、必ず。…生きている」

―――…
――…
―…


イズル(…僕だけRED5の中に残っちゃった)ショボン

イズル(僕も内側行きたかったけど、アサギにここに残れって言われちゃったからな…)

イズル(壁際までは来れたけど、燃料切れちゃったから、RED5をここに置くしかなっちゃったからな…
無防備に放置、は流石に危険だし…)

イズル(…漫画を描きたいな。せっかくこんなところに来たんだし…大きい人間になれるヒーロー…いい設定かもしれない!)

イズル(…今度からRED5の中にスケッチブックと鉛筆置いておこうかな…)

ドオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ―――

イズル「!?なんだ!?」バッ

イズル(…皆…)

―――…
――…
―…


<訓練兵!!装備を万全にして、次の指令まで班編成で待機だ!!

コニー「――…そんで、何とかガスが手に入ったんだ…」

????「そんなことが…」

????「ごめんなさい。何度も皆の補給の救援を志願したんだけど…」

???「せっかく私たちはガスを補給できたのにな。みんなに知らせる!つって飛び出したのはコイツだ」

????「じゃ、じゃあ…今ここに居ない人たちは全員…」

???「…」

コニー「…ああ、けど変な鉄の巨人のおかげで、これでも被害は少ないんだぜ?
本部までの道中も、巨人が群がってたらしいから。あれがなければ、きっともっと…」

???「変な鉄の巨人?鎧の巨人じゃなくて?」

コニー「さあな。ジャンとマルコが連れてきたから、俺にもよくわかんねぇ。
本部まで行くとき、俺はミカサとアルミンを追うために別れたからな。ジャンの方が詳しいんじゃないか?」

???「ジャン、なんか知ってるのか」

ジャン「…」

???「…ダメだな、ありゃぁ」

コニー「…そういえば、“巨人じゃない”って言ってたな…」

???「…?」

コニー「じゃああれは…なんなんだ?」

???「…あ~、他の奴は…!…あのミカサがいねぇじゃねぇか?ミカサもやられたっていうのか?」

コニー「ん?…いや、ミカサはジャン達と一緒に遅れて来たと思ったんだが…」

コニー「ジャン、まさかミカサは負傷でもしたのか?」

ジャン「…」


―――…
――…
―…

キッツ「貴様ら、そこで止まれ!!」

ミカサアルミンジャンライナーベルトルトアニ「!?」

アサギケイスルガタマキ「!?」

アルミン「これは…!」

ミカサ「…」ギリッ

スルガ「何だこの兵力…」

アサギ「俺が知るか」

キッツ「そこの訓練兵と貴様らは何者だ!!貴様らは巨人か!?巨人共となんの関係がある!?」

ジャン(…“そこの訓練兵と貴様ら”っていうのは、エレンとアサギとかなんとかいう奴らか…。何者だって?俺らも知りてぇよ)

キッツ「そして貴様たち!!貴様らも巨人の仲間か!!」

ミカサアルミンジャンライナーベルトルトアニ「!?」

アサギケイスルガタマキ「!?」

ジャン(!?しまった!あんなに会話していたら仲間だと思われても当然だ!!くそ…!)

ミカサ「…私は、エレンの…彼の家族です!もし彼に何かすると言うのなら、私が許しません…」

アルミン「僕も、彼の友人です!せ、せめて…彼の弁明の余地をください!!」

ジャン「!?」

ジャン(こいつら…エレンと共に死ぬつもりか!?…俺は――)

ジャン「…お、俺は…」

アサギ「待ってください」

ジャン「!?」

アサギ「あ、えっと…彼らは、俺達の頼みを聞いていただいただけです。我々とは、関係ありません」

キッツ「な!巨人共に加担したのか!!」

アサギ「ち、違!…います。その…せ、責任者と話をしたくて、責任者の元への案内を頼みました」

キッツ「なに?」

アサギ「見たところ、彼らは一等兵…つまり、彼らに判断能力が低いと判断し、上官に話が出来ないかと、頼みました。
…貴方が、上官でよろしいのでしょうか?」

キッツ「…いかにも、私はここの指揮を任されているキッツ・ヴェールマンである」

アサギ「ならば、指揮官であるキッツ・ヴェールマン氏に、我々の話をお伺いしたい。その上で、我々の処遇を、判断を願いたい…」

キッツ「…」

アサギ「…一等兵である彼らが、誤った判断をした場合、その責任を負うのは指揮をしている貴方であるはず…。
それならば、貴方が判断した方が、我々としても、より正確な判断を下せるのではないでしょうか」

キッツ「…貴様ら、この話は本当か?」

ジャン「あ…」

アサギ「…」

ジャン「…本当、です…」

キッツ「…」

キッツ「よかろう。この者たちの処遇は私が判断する!ただし、一歩でも動いてみろ!!貴様らに砲弾を浴びせる!!」

アサギ「…ッ!」

キッツ「他の者は下がれ」

ジャン「ッ!はっ!!」バッ

キッツ「ただし貴様らには――」

―…
――…
―――…


ジャン「――…俺達には守秘義務が課せられた…言えない。もっとも、どれ程の効果があるのかわからんが…」

コニー「守秘命令?」

???「何だそりゃ?」

ジャン「隠し通せるような話じゃねぇ…。すぐに人類全体に知れ渡るだろう…。…それまでに人類があればな…」

??「うぅ…マルコ、俺、もう駄目だ…」

マルコ「ダズ…」

ダズ「もう、巨人と戦えない。…仲間が目の前で食われた…。仲間が食い殺されたのに、俺は悲しみも憎しみも感じなかった…」

ダズ「ただ、心底俺じゃなくてよかったって思った…」

ダズ「でも、次は俺の番だ。気付いたんだ。俺たちの仕事ってのは、つまりは――」

ダズ「巨人に食われるまで、戦い続けることなんだろう?」

サシャ「…」

ダズ「食い殺されるくらいなら、いっそ今…!!」カシャ!

マルコ「やめろ!!」ガシッ

マルコ「しっかりしろよ!!お前だけじゃないんだぞ!?みんな恐怖と戦っているんだ!!」

マルコ「サシャを見ろ!!」

サシャ「!!」ビクッ

マルコ「あんな目にあってもなお気高き兵士のままだ!!」

サシャ「ぐああああ!」ガクッ

マルコダズ「!!」

サシャ「あの…お腹…!痛いんで…負傷者に、してもらって、いいですか!?」

マルコダズ「…」

ダズ「もう駄目だ!!」カシャ!

マルコ「よせ!!」ガシッ

ドオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ―――

ライナー「砲声!?」

<なぜ一発だけ!?
<オイ!!
<壁の中だ!!
<水門が突破されたのか!?
<一番頑丈な個所だ、ありえない…榴弾を落としただけだろう…
<にしても、あの煙の量は何だ!?
<まさか!?巨人の蒸気!?

ライナー「…!!!」

バシュッ カッ シュー

<ライナー!?


ジャン「…!!」

バシュッ バシュッ

<オイ!?お前ら!!

ゴオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォ―――

ジャン「…」

ライナー「どうなってんだ…これは!?」

巨人´「…」シュ―――

ミカサ「…」

アルミン「…」

キッツ「…」

スルガ「どうなったんだ…」

アサギ「わからん…。…ミカサさん達のところに行こう。もしかしたら協力し合えるかも」ダッ

スルガ「あ、おい!」ダッ

ケイ「…」ダッ

タマキ「待って~!」ダッ


―――…
――…
―…

本日は以上です。
昨日のMJP見ました。アサギスペシャルが輝いてましたね。
あとBLACK6が仲良く喋っているところに感動しました。
今回ザンネン5にしたのを少し後悔。
取り入れたい、あの笑顔 ( ゚∀゚)<ザマァミヤガレ!!
もしかしたらいずれ閑話を挟むかもしれません。
それでは。

乙、支援ありがとうございます。
楽しみにしていると言っていただけて、うれしいです!
最後まで出来るよう頑張ります。
では、投下します

―――…
――…
―…


巨人´「…」シュ―――

巨人´「…」グググ――

エレン「」

エレン「!」パチッ

証言者、アルミン

アルミン「エレンがそう言った瞬間でした」

アルミン「僕達の後方で、何かが倒れる音が聞こえたんです」

アルミン「振り向いたら見えたのは、倒れたイスと、空中を滑空するミカサでした」

アルミン「状況を考えれば、椅子を踏み台にしたんだと思います」

アルミン「でも、それを加味しても。食堂の天井ギリギリまで飛び上がるミカサの姿は」

アルミン「その……恐怖すら感じました」

エレン「…――!―――…!?」グググ――

ブシュゥゥゥゥゥゥ――

エレン「うあぁああああ!!」ブチッ

エレン「…!」

ブチブチブチ

エレン「ふんっ!!」ブチッ

ごめんなさい、スレ立と間違えた

あ、はい

エレン「」ハァ…ハァ…

エレン「あ、熱い!何なんだこりゃ…!」


―――…
――…
―…

巨人´「…」シュ―――

アルミン「…砲声が聞こえたところまでは覚えてる…。その跡すさまじい音と衝撃と――熱!!」

アルミン「今、僕達は巨大な骨格の内側に!?」

ミカサ「エレンが…私たちを守った。今はそれだけ理解できればいい」

エレン「オイ!?大丈夫か!?お前ら!」

アルミン「エレン!?」

アルミン「これは――」

エレン「わからん!!ただこいつはもう蒸発する!!巨人の死体と同じだ!少し離れるぞ!!」

アサギ「おい」

エレン「!?」バッ

アサギ「うわ!」

スルガ「待て待て!落ち着け!!俺らは何もしねぇ!!」アタフタ

アルミン「アサギ…さん…」

エレン「…」ギロッ

アサギ「…ッ!…ここで喋ってる場合か。あいつらは、いずれまた攻撃してくるぞ?」

エレン「…ッ!ミカサ、アルミン」

エレン「…俺は行かなきゃいけない場所がある…」

アルミン「え?」

エレン「一つだけ、思い出したんだ…!!」チャリン

アルミン「!?」

エレン「地下室だ!俺ん家の地下室!!そこに行けばすべてがわかるって親父が言ってたんだ!!」

エレン「…」グッ

巨人´「…」ボォォォォォ――

エレン「俺がこうなっちまった原因も親父だ!!地下に行けば、おそらく巨人の正体もわかるんだ」

アサギ(…やっぱりこいつらは巨人について、何も知っていないんだな…)

エレン「クソッ!!」ガン!

アルミン「!?」

アサギケイスルガタマキ「!?」

ミカサ「エレン!?」

エレン「…だとしたら何で隠した…?」

エレン「その情報は、何千人もの調査兵団が、命を落としても求め続けた、人類の希望って奴なんじゃないのか…?
それを俺ん家の地下室に大事にしまっていたっていうのか!?何考えてんだ…!!」

アサギ「…」

エレン「そもそも俺達を5年もほっといてどこで何やってんだよ…」

ミカサ「エレン!今は他にすべきことがある」ダッ

エレン「!…あぁ」ダッ

ズズン!

<!!

エレン「…」

エレン「俺は、ここを離れる」

アルミン「どにに?どうやって?」

エレン「とりあえず、どこでもいい。そこから壁を越えて地下室を目指す。もう一度巨人になってからな…」

アルミン「そんなことが?できるのか!?」

エレン「自分でもどうやってやってるのかわからん。…でも出来ると思うんだ。
どうやって自分の腕を動かしているか説明できないようにな…」

エレン「さっきは無意識に俺達を砲弾から防ぐことだけを考えた。
だから、それ以上の機能も持続力も無く朽ちたんだ」

スルガ(そうか。あの砲弾、こいつが受け止めていたのか…。
すげぇな…少し巨人に対しての硬度を改めねぇといけねぇな…)

アルミン(…エレンが巨人なのか、エレンが巨人を出現させて操っているのか…。
それは今エレン自身にもわからないだろう…)

エレン「今度はもっと強力な奴を――」ハァ…ハァ…

エレン「さっき巨人共を蹴散らしたような15m級になってやる!」ツー…

ミカサ「エレン!鼻血が…」

エレン「!?」

アルミン「顔色もひどい、呼吸も荒い。明らかに体に異常を来している…!」

エレン「今は、体調不良なんかどうでもいい…。とにかく、オレに考えが2つある」

エレン「俺を庇ったりなんかしなければ、お前らは命まで奪われない。もうすでに迷惑かけちまったが、俺はここから単独で動こうと思う」

アルミン「!?…そんな…!!」

アサギ「…俺達も同行していいか?」

エレン「…は?」

アサギ「壁の外にはアッシュが…あ~、鉄の巨人がある…正確には違うけど。あれの装甲は頑丈だ。
ちょっとやそっと壊れない。ほとぼりが冷めるまで匿うのは可能だろう」

エレン「鉄の…巨人」ギリッ

アサギ「だから正確には違うって!そう睨むな!」

アルミン「…」

エレン「巨人だ巨人じゃないって、なんなんだよ…」

スルガ「巨人みたいに見えるから巨人って言ってるだけで、あれは全くの別物だ!人も襲わねぇし、今は燃料もねぇから動けねぇよ!」

アサギ「時間も少ねえから、説明はあとだ。
俺達は一度、アッシュの元に戻りたいし、燃料も探したい。そのためには、まず壁を越えなきゃならない。
だけど俺達には壁を登る術がない。そこで、お前らと協力したい」

ケイ「協力してくれれば、こっちも最大限協力するわ。
アッシュが動かせれば、一番安全に行動も出来るはず。悪い話じゃないと思うんだけど?」

エレン「…」チラッ

アルミン「」

ミカサ「」

エレン「…いいだろう。その代り、下手に動けば――」

ミカサ「もし裏切れば私が削ぐ。エレンは私が守る」

エレン「!?おい!お前は置いていくぞ!!」

ミカサ「私が邪魔なら捨て置いて構わない。けど、私は勝手について行く」

エレン「いい加減にしろって言ってんだろうが…!俺はお前の弟でも子供でもねぇぞ…!」

アサギ「おい、お前ら。喧嘩してる場合じゃねぇだろ!」

アルミン「…」

「――…!」「…、…――」「―…。…」

アルミン(…駐屯兵団が白兵戦を仕掛けてくる気配はない…。
そんな気配があれば、ミカサが野良猫よりも早く察知しているだろう…)

アルミン(最短時間で砲弾が装弾されたとして、あと20秒ほどかかるだろうか…。
エレンはそれ以内に行動して、ここから去っていくだろう…)

アルミン(こんな時に、何で昔の事を思い出すんだろう…。もうこれが僕たちの最後だから?)

アルミン(結局僕は…最後まで、臆病者以外の何かにはなれなかった…)

アルミン(僕は、何度も二人に助けられたけど、僕が2人を助けたことは、とうとう一度もないままだ…)

アルミン(これでどうやって対等な友人だと言えるだろうか…。
どうやって僕も一緒に行くなんてことが言えるんだ…。付いて行ける自信も無いのに…)

アルミン(もう、これで…3人が揃うこともないだろう…)

ミカサ「しかし――」

エレン「待てよ。俺は考えは2つあるって言っただろ」

アサギ「もう一つ…何があるんだ?」

エレン「これはオレ程度が思いついた最終手段を判断材料として話したまでだ。あとは、アルミンの判断に任せる」

アルミン「」

アルミン「え?」

エレン「俺だって、今の話が現実性を欠いてることはわかってる。
この巨人の力は、兵団の元で計画的に機能させるのが有効なはずなんだ」

エレン「…無茶を言うが――」

エレン「アルミンがもしここで、俺が脅威じゃないってい駐屯兵団を説得できると言うなら、俺はそれを信じてそれに従う」

エレン「それができないと言えば、俺はさっきの最終手段をとる。お前らもそれでいいか?」

アサギ「…わかったよ」

スルガ「どうせ俺らだけじゃ壁越えられないしな」

ケイ「」コクン

タマキ「は~い」

エレン「…」

エレン「あと15秒以内に決めてくれ」

エレン「できるか…できないか」

エレン「俺はどっちでもお前の意見を尊重する」

アルミン「…」

アルミン「…エレン、どうして僕にそんな決断を託すの?」

エレン「お前って、やばい時ほどどの行動が正解か、当てることが出来るだろ?それに頼りたいと思ったからだ」

アルミン「いつ、そんなことが?」

エレン「色々あっただろ?5年前なんか――」

エレン「お前がハンネスさんを呼んでくれなかったら、俺もミカサも巨人に食われて死んでた」

アルミン「」

ミカサ「アルミン…。考えがあるなら、私もそれを信じる」

アルミン(僕が勝手に、思い込んでただけだ)

アルミン(勝手に、自分が無力で足手まといだと)

アルミン(2人はそんなこと、思ってなかったのに…)

アルミン(これ以上の説得力がどこにある…)

アルミン(僕に命を任せると言っている二人は…)

アルミン(僕がこの世で最も信頼している人間だ…)

エレン「…アルミン」

アルミン「必ず説得してみせる!!二人は極力、抵抗の意思がないことを示してくれ!」ダッ

アルミン(エレンが巨人になって戦ってた時から、ずっと引っかかってたことがある――)ガシャンガシャン

<!?

アルミン(まだ考えがまとまっていない…けど、やってやる!喋りながらでも考えろ!!)

キッツ「貴様!!そこで止まれ!!」

アルミン「彼は人類の敵ではありません!!私たちは、知り得た情報をすべて開示する意思があります!!」

キッツ「命乞いに貸す耳は無い!!目の前で正体を現しておいて、今さら何を言う!!」

キッツ「奴が巨人でないというなら、証拠を出せ!!それが出来なければ危険を排除するまでだ!!」

アルミン「証拠は必要ありません!!」

アルミン(そうだ…必要ない!!)

アルミン「そもそも、我々が彼をどう認識するかは問題ではないのです!!」

キッツ「何だと!?」

アルミン「大勢の者が見たと聞きました!ならば、彼と巨人が闘う姿を見たハズです!!」

アルミン「周囲の巨人が彼に群がって行く姿も!」

<!!

アルミン「つまり、巨人は彼のことを我々人類と同じ、捕食対象として認識しました!!
我々がいくら知恵を絞ろうともこの事実だけは動きません!!」

キッツ「…!!」

<…確かにそうだ…
<…奴は味方かもしれんぞ…

キッツ「迎撃態勢をとれ!!奴らの巧妙な罠に惑わされるな!!」バッ

キッツ「奴らの行動は常に我々の理解を超える!!」

アルミン「な!!」

キッツ「人間に化けることも可能というわけだ!!これ以上、奴らの好きにさせてはならん!!」

アルミン「…ッ!!」

アルミン(駄目だ…考えることを放棄してる…)

アルミン(…考えることが怖いんだ!)

アルミン「…エレン…ミカサ…!」バッ

エレン「」

ミカサ「」

アルミン「」

アルミン「っ!」ギュッ

アルミン「私はとうに人類復興の為なら心臓を捧げると誓った兵士!!」ドンッ

アルミン「その信念に従った末に命が果てるなら本望!!」

アルミン「彼の持つ“巨人の力”と残存する兵力が組合わせれば!!この街の奪還も不可能ではありません!!」

アルミン「人類の栄光を願い!!これから死に行くせめてもの間に!!――」

アルミン「彼の戦術価値を説きます!!」

キッツ「…」

キッツ(どう命乞いしようと、私は規則に従うまで…)

キッツ(規則に反する者は排除する――)スッ

????「よさんか」ガシッ

キッツ「!?」

????「相変わらず…図体の割には小鹿のように繊細な男じゃ。お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか」

キッツ「!」バッ

キッツ「ピクシス司令…!!」

ピクシス「今着いたところだが、状況は早馬で伝わっておる。お前は増援の指揮に就け」

ピクシス「ワシは――」

ピクシス「あの者らの話を聞いた方がええ気がするのぅ」

アルミン「…」ハァ…ハァ…

エレンミカサ「…」

アサギケイスルガタマキ「…」

ピクシス「…」フッ

本日は以上です。
両作品共にもうすぐ終了ですね。
二つとも、どのように最終回を迎えるか想像がつきません。
だからこそ、毎週毎週アニメを見るのが楽しみです。
それでは

昨日のマジェプリを見て、燃料が“エネルギー”でよかったことに気づきました…。
申し訳ありません。次回からまたエネルギー呼びに戻します…。

では、投下します。

アルミン「皮算用ですらない思い付きなのに…いきなり実用するなんて…!」

エレン「俺もそう思ったが、多分作戦を実行する以前に、根本的な問題があるんだ…ピクシス司令はその現状を正しく認識してる」

アルミン「…」

エレン「敵は…巨人だけじゃない」

アルミン「え…」

ピクシス「時は一行を争う」

ピクシス「活躍してもらうぞ。若き兵士達よ」


―――…
――…
―…

うわ!間違えた。次からまた…

―――…
――…
―…


ピクシス「今回は超絶美女の巨人はいるかの?」スタスタ

エレンアルミンミカサ「…」

アサギケイスルガタマキ「…」

アサギ「…誰なんだ?あの人は…」

アルミン「…本当に知らないのか?」

アサギ「あぁ、悪いがまったく…」

アルミン「…」

アルミン「ドット・ピクシス…。このトロスト区を含む南側領土を束ねる最高責任者であり、駐屯兵団司令官…」

アサギ(…てことはつまりここは――)

タマキ「とろすとく?ちゅうとんへいだん?」

アサギ「あ、おい!」

スルガ「空気読まないとイズルみたいになるぞ」

タマキ「えぇ~!」ガーン

アルミン「…」

タマキ「ショック…」

ケイ「」ヨシヨシ

アルミン「…君たちはいったい――」

ピクシス「何者なのかの?」

アルミン「!?」

エレンミカサ「!?」

アサギケイスルガタマキ「!?」

ピクシス「すごく気にはなるのう。話を聞かせてもらってもよいか?」

アサギ「…」

アサギ「命の恩人です。話さないわけにはいきません。しかし、30分や1時間で説明出来る物ではありません。
申し訳ありませんが、後程、説明させてください。ただ、我々は敵じゃありません」

ピクシス「…ふむ、よかろう。しかし、見張りはつけさせてもらう」

アサギケイスルガタマキ「!?」

ピクシス「説明をろくにせず、ただ“敵ではない”という主達を、野放しには出来ん。
しかし、説明してもらうにも時間がない。だから、それまで見張りをつけさせてもらう。よいな?」

アサギ「はい…わかりました」

ピクシス「はて…あの巨人はどうするかのう…」

アサギ「あ、あれはしばらく動きません」

ピクシス「ん?」

アサギ「エネルギーが――立体機動?でいうガスが切れてるんです。動かしたくても動かせません」

ピクシス「ふむ、わかった。それを考慮して考えよう」

アサギケイスルガタマキ「」ホッ

ピクシス「さて、巨人から出てきた訓練兵。名はなんと?」

エレン「…エレン…。エレン・イェーガーです」

ピクシス「お主の方はどうじゃ?」

エレン「…正直、俺にもよくわかっておりません…。なんでこうなったのか、わからないんです。…申し訳、ありません…」

ピクシス「…」

エレン「し、しかし、俺の家…シガンシナ区にある俺の家の地下室に行けば、全てわかると父から聞きました」

ピクシス「そうか…その地下室に行けば全てがわかると…」

エレン「はい…」

ピクシス「…」

エレン「信じて、もらえませんか?」

ピクシス「お主自身が確証を得られん以上は、取り敢えず頭に入れておくと言ったところかの…」

エレン「…」

ピクシス「安心せい」

エレンアルミンミカサ「!」

アサギケイスルガタマキ「!」

ピクシス「物事の真意を見極める程度の事は、できるつもりじゃ。お主らの命は、ワシが保証しよう」

エレンアルミンミカサ「」ホッ

アサギケイスルガタマキ「…」

ピクシス「アルミン訓練兵…じゃったかの?」

アルミン「ハッ!!」バッ

ピクシス「お主は先ほど、“巨人の力”とやらを使えばトロスト区の奪還も可能だと申したな」

アルミン「…」

ピクシス「あれは本当にそう思ったのか?それとも、苦し紛れの命乞いか?

アルミン「それは――」

ピクシス「…」

アルミン「――…両方です」

アルミン「あの時、僕が言おうとしたことは、巨人になったエレンが破壊された扉まであの大岩を運んで扉をふさぐことでした」

アルミン「…ただ、単純に思いついただけですが…。
せめて、エレンの持った力に…現状を打開できる可能性を、感じてもらえないかと…」

アルミン「もちろん、助かりたい一心でですが…」

ピクシス「」スッ

アルミン「!?」

ピクシス「エレン訓練兵よ…穴を塞ぐことができるのか?」

エレン「…」

エレン「」グッ

エレン「塞いでみせます!何があっても…!!」

ピクシス「よう言ったの!主は男じゃ!!」バンバン

ピクシス「参謀を呼ぼう!!作戦を立てようぞ!!」バッ

アルミン「え…!?そんな…いくらなんでも…!」

アルミン「皮算用ですらない思い付きなのに…いきなり実用するなんて…!」

エレン「俺もそう思ったが、多分作戦を実行する以前に、根本的な問題があるんだ…ピクシス司令はその現状を正しく認識してる」

アルミン「…」

エレン「敵は…巨人だけじゃない」

アルミン「え…」

ピクシス「時は一行を争う」

ピクシス「活躍してもらうぞ。若き兵士達よ」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
しばらく進撃の展開通りにいくので、少し退屈かもしれません。
が、まだまだやりたい場面もあるので、お付き合いいただけたら幸いです

乙ありがとうございます。
では、投下します。

ザワザワ

<トロスト区奪還作戦だと!?
<これからか!?
<嘘だろ!?扉に空いた穴を塞ぐ技術なんか、無いのに…!?
<上は何考えてんだ!?もうトロスト区に入ったって、無駄死にだろ!?
<穴を塞げない以上…ウォール・ローゼの扉を死守するしかないのに…
<チクショウ…そんなに手柄がほしいかよ…

ザワザワ

ダズ「また、あの地獄に…?」

ダズ「いやだ!!死にたくねぇ!!家族に似合わせてくれ!!」ガバッ

マルコ「ダズ!!声が大きいぞ!!」

<そこのお前!!聞こえたぞ!!

マルコダズ「!?」

<任務を放棄する気か!?お前ら…

ダズ「ええ!そうです!!この無意味な集団自殺には何の価値も成果もありません!!」

<お前…人類を…規律を、なんだと思っている…。私にはこの場で死刑を下す権限があるのだぞ!

ダズ「…いいですよ…」シャッ

<!?

ダズ「巨人に食い殺されるより100倍いい…」

ザワザワ

<オイ…聞いたかアレ…
<こんな状況じゃ、無理もないだろう…
<ねぇ…こっちにも反逆者が出ないかな…
<私だって…死に方くらい選びたい…

ジャン「…」

<オイ、貴様ら
<!!あ…い、今のは冗談で…
<やれ!

<え!?

<派手にやれ!!出来るだけ大勢で!!
<我々、駐屯兵団の中にも不満を持った者は多い。騒ぎに便乗してここを去る!

ジャン「…ここを去って…どこに行くんですか?」

<娘に会いに行くんだよ!どうせ、この扉も破られるのだから!

ジャン「…」


―――…
――…
―…

ピクシス「巨人に地上を支配される前…。
人類は種族や理の違う者同士で果てのない殺し合いを続けていた…と言われておる」コツ コツ

ピクシス「その時に誰かが言ったそうな。
もし、人類以外の巨大な敵が現れたら、人類は一丸となり争い事をやめるだろうと…」コツ コツ

ピクシス「お主はどう思うかの?」コツ コツ

エレン「…」コツ コツ

エレン「そんな言い伝えが、あるんですか…」コツ コツ

エレン「…それは、ずいぶんと呑気ですね…。欠伸が出ます」コツ コツ

ピクシス「ハッハッハ!お主もワシと同じで、品性がひん曲がっておる!」コツ コツ

エレン「その巨大な敵に、ここまで追い詰められた今でも、一つになったとは…言い難い状況だと思いますので…」コツ コツ

ピクシス「あぁ、そろそろ一つにならんとな…。戦うことも難しいじゃろうて」コツ コツ

ハンネス「…!」

エレン「!」コツ コツ

ハンネス(エレン!?)

ハンネス(無事だったか!)

エレン「…」クイックイッ

ハンネス(ん?任務に集中しろだと!?)

ハンネス(あいつめ…上官に向かって何っつー態度だ。あの調子じゃ、ミカサもアルミンも無事だろうな…)クルッ

ハンネス(…?)

ハンネス(なぜ…?)バッ

ハンネス(エレンが司令の横に!?)

ピクシス「え~…オホン」

ピクシス「」スッ…

ピクシス「

       注!!もおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉく!!

                                                     」

ピクシス「これより、トロスト区奪還作戦について説明する!!」

ピクシス「この作戦の成功目標は、破壊された扉の穴を――」

ピクシス「――塞ぐ!!」

ピクシス「ことである!!」

<え…!

マルコ「塞ぐって…一体――」

マルコ「――どうやって…?」

ピクシス「穴を塞ぐ手段じゃが…まず彼から紹介しよう!!」

エレン「」バッ

ピクシス「訓練兵所属!!エレン・イェーガーじゃ!!」

コニー「え!?エ、エレン!?」

ジャン「!?」

ピクシス「彼は!我々が極秘に研究してきた巨人か生体実験の成功者である!!
彼は巨人の体を精製し!意のままに操ることが可能である!!」

コニー「…んん!?
なぁ!今司令が何言ってんのかわかんなかったんだが、それは俺が馬鹿だからじゃねぇよな!?なぁ!?」

???「ちょっと黙っててくれ、馬鹿」

ピクシス「巨人と化した彼は!前門付近にある例の大岩を持ち上げ!!破壊された扉まで運び穴を塞ぐ!!」

ピクシス「諸君らの任務は!彼が運ぶまでの間、彼を他の巨人から守ることだある!!」

ジャン「…」

―――…
――…
―…


    ―――、…!!…!―…!!

アサギ「作戦の説明が始まったか…」

スルガ「あっちも、作戦の詳細を練ってるな」クイッ

アルミン「――…。―、―…」

アサギ「…俺らはここで待機だな…」

タマキ「んー…何もお手伝いも出来ないのかな…」

アサギ「無理だろ」

スルガ「俺達には、街を縦横無尽に飛び回る術を持ってないしな」

タマキ「む~…」ムスー

スルガ「ケイはイズルんとこ行ったけど、大丈夫か?」

アサギ「大丈夫だろ。見張りの兵士もいるし。最悪、襲われてもRED5を盾に出来る」

タマキ「あの兵士さん、かっこよかったのら~」ピョコピョコ

アサギスルガ「」ウヘ…

アサギ「…それに、イズルには誰か見張りがいた方がいいだろ」

スルガ「あ~…確かに。イズルは一人で突っ走る事がよくあるからな…」

アサギ「…イズル、変なことするなよ…」

―――…
――…
―…



イズル「外はどうなってんだろうな…」ンー…

コンコン

イズル「?外から?」ヨイショッ

ガシャン シュー…

イズル「!ケイ!!」

ケイ「イズル!平気だった?」

イズル「僕は平気。ケイ達は?さっきすごい音がしていたけど…」

ケイ「大丈夫、全員無事よ」

イズル「よかった…」ホッ…

<ほ、本当に人が入ってた…

ギリッ

イズル「あ、えっと…」

ケイ「大丈夫よ、手は出してこないわ。さっき最高責任者と話を通したの。一応、しばらくは安全だわ」

イズル「う、うん…」

ケイ「けど、代わりに動くなって言われたけど…RED5のエネルギーももうないから、動くのも無理よね」

イズル「…うん」

―――…
――…
―…


    ―――、…!!…!―…!!

<巨人と戦う必要がない?

アルミン「す、すみません…一介の訓練兵が口を挟んで…」

<構わん。話を続けたまえ

アルミン「…」

アルミン「巨人は通常、より多数の人間に反応して追ってくるので、それを利用して、
大勢でおびき寄せて壁際に集めることが出来れば、大部分は巨人と接触せずにエレンから遠ざけることが出来ると思います。
倒すのは、あとで大砲を利用して損害を出さずにできると思いますし…」

アルミン「ただし、エレンを無防備にするわけにもいかないので、少数精鋭の班で彼を守るべきだと思います。
それに、穴から入ってくる巨人との戦闘も避けられません。そこは、精鋭班の技量にかかっています」

<…よし、わかった。そこを踏まえて練り直そう

アルミン「…ただ、この作戦は…。エレンが確実に岩を運んで穴を塞ぐことが前提です。
その確証が乏しいまま、この作戦をやることに疑問を感じるのですが…」

<確かに根幹の部分が不確かなまま、大勢を死地に向かわせることに何も感じないわけではないが、ピクシス司令の考えも理解できる

<一つは時間の問題。今現在も巨人が街に入り続けている。
<街に巨人が充満するほど、奪還作戦の成功確率は絶望的になるわ
<それに加え、ウォール・ローゼが突破される確率も高くなっていくしな

アルミン「…」

<そしてもう一つ…人が恐怖を原動力にして進むには、限界がある――


―――…
――…
―…

<あの巨大な岩を持ち上げる…?そんなことが…
<人類発意に巨人を支配したのか!?

ダズ「嘘だ!!」ガバッ

ダズ「そんなわけのわからない理由で命を預けてたまるか!!俺達をなんだと思っているんだ!?俺達は――」

ダズ「使い捨ての刃じゃないぞ!!」

<人間兵器だとよ…
<そんなまやかし…真に受ける奴が、何割いるって見積もってんだろうな…馬鹿にしやがって…!

ジャン「…」

<オイ!!待て!!死罪だぞ!?

ダズ「人類最後の時を家族と過ごします!!」ダッ

<今日ここで死ねってよ!!俺は降りるぞ!!
<お、俺も!!
<私も…

ドタバタ

<オイ…このままじゃ…
<やばいぞ…!
<秩序がなくなる!!

キッツ「クッ…!」

キッツ「覚悟はいいな反逆者共!!」カシャン!

キッツ「今!!この場で叩き切る!!」カチ…

ピクシス「…」スー…

ピクシス「

       ワシが命ずる!!今!この場から去る者の罪を免除する!!

                                                    」

キッツ「な…!?」

エレン「司令…」

ピクシス「一度巨人の恐怖に屈した者は!二度と巨人に立ち向かえん!!
巨人の恐ろしさを知ったものはここから去るがいい!!」

サシャ「…」

ピクシス「そして――!!」




ピクシス「その巨人の恐ろしさを自分の親や兄弟!愛する者にも味わわせたいものも!!ここから去るがいい!!」



.





<…ダメだ…

<それだけは、ダメだ…

<それだけはさせない…娘は…私の最後の――

ザッ

    ――希望なのだから

エレン「…」

エレン(あの“巨人の力”で、岩を持ち上げられるかどうかわからない…でも、俺の役割は理解している…)

エレン(偽物かもしれない…けど、それでも、成功させなければならない…)

エレン(俺は…ならなきゃいけないんだ――)

エレン(――皆の希望に)

ピクシス「――4年前の話をしよう!!4年前のウォール・マリア奪還作戦の話じゃ!!」

ピクシス「あえてワシが言わんでもわかっておると思うがの――」

ピクシス「奪還作戦と言えば聞こえはいいが!要は、政府が抱えきれんかった大量の失業者の口減らしじゃった!!」

ピクシス「皆がそのことに関して口をつぐんでおるのは!彼らを壁の外に追いやったおかげで!我々はこの狭い壁の中を生き抜くことが出来たからじゃ!!
ワシを含め人類すべてに罪がある!!」

ピクシス「ウォール・マリアの住人が少数派であったがため、争いは表面化しなかった!!
しかし!今度はどうじゃ!?」

ピクシス「このウォール・ローゼが破られれば!人類の2割を口減らしするだけじゃ済まんぞ!!
最後のウォール・シーナの中だけでは残された人類の半分も養えん!!」

ピクシス「人類が滅ぶのなら、巨人に食いつくされるのが原因ではない!!」

ピクシス「人間同士の殺し合いで滅ぶ!!」

エレン「…」

アルミン「…」

ミカサ「…」

ピクシス「我々はここより奥の壁で死んではならん!!どうかここで――」


ピクシス「

       こ こ で 死 ん で く れ ! !

                                    」

本日は以上です

では、投下します

―――…
――…
―…


ピクシス「そろったようじゃの…」

ピクシス「諸君らの任務は一つじゃ。エレン・イェーガーの護衛に就き、作戦過程で起きるあらゆるリスクを排除すること。
本作戦中最も危険かつ、難度の高い任務じゃろう。諸君らの働き如何によって、人類の命運が決まると言っても過言でもない」

??「司令、一つよろしいでしょうか」

ピクシス「なんじゃ」

??「人間兵器とやらは、本当に機能するのですか?」

???「よせ、リコ」

リコ「あなただって疑念を抱いてるんでしょ?」

???「…司令。この作戦は、エレン・イェーガーという恐ろしく曖昧な根拠の上に成り立っています。
もし、奴が機能しなければ多くの兵が無駄に死ぬことに…」

ピクシス「う~む…困ったのう…。お主らそんなに巨人に負けるのが好きかぁ。
ワシは嫌いじゃぞ?ワシは負けることが何よりも嫌いじゃ。だがあにはからんや、生まれてこの方、負け続けておる」

リコ??????「…」

ピクシス「ワシは巨人に勝ちたい。あのでくの坊どもに、何としても勝ちたいんじゃ」

リコ「そ、それは…私たちも同じです!」

ピクシス「ならば彼に賭けるしかなかろう。
お主らの言う、恐ろしく曖昧な根拠だけが、巨人に勝ちうる唯一の可能性なんじゃからな」

<司令、そろそろおとり作戦開始時刻です

ピクシス「うむ」ザッ

ピクシス「イアン・ディートリッヒ」

イアン「…」

ピクシス「リコ・プレツェンスカ」

リコ「…」

ピクシス「ミタビ・アルナッハ」

ミタビ「…」

ピクシス「お主らは駐屯兵団の中でも、精鋭中の精鋭じゃ。人類の命運は託したぞ…」

イアンリコミタビ「ハッ!」バッ

ピクシス「イアン、お主が部隊の指揮をとれ。現場の判断はすべて委ねよう」

イアン「え…わたしが、ですか?」

リコ「異論はないよ」

ミタビ「俺もだ」

イアン「…しかし、私の力量では――」

ピクシス「案ずるな。お主は酒の味がわかる」

イアン「…は?」

ピクシス「美酒も悪酒も、どちらの味ものう。…任せたぞ」

イアン「…ハッ!」バッ


―――…
――…
―…

【現在のそれぞれの配置、及び作戦についての簡略図】

http://uproda.2ch-library.com/706127Aeb/lib706127.jpg

短いですが、本日は以上です。

確認したのにやってしまった!!!
スルガですスルガ!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…
スルガ好きです、ホント、一番最初に私のハートを射抜いたアッシュはゴールド4の首スライドでした…
ガッシャンかっこいいよガッシャン!!

かわいいと言っていただきありがとうございます。…誤字があって申し訳ありませんでした!
誤字脱字は注意しておりますが、きっとまた出てくると思うので、生暖かい目で見てください…。
また、SSだけでは配置とかがあまり伝わらない状態になってしまったら、図解入れます。
もし「ここの図解がほしい」というのがございましたら、レスください。
漫画片手に書いているので、気付かないこともあるので…。急ごしらえの図解でよければ、書いていこうと思います。

長く続いて欲しいと言われ、うれしいです!
まだまだ長いので、マイペースにお付き合い下さいw

それでは、投下します

―――…
――…
―…


タッタッタッタッタッタッタッ…

エレン「…」

ミカサ「…」

イアン「…」

リコ「…」

ミタビ「…」

タッタッタッタッタッタッタッ…

エレン「…!?」タッタッタッ

RED5「」

イズル「…――。―」

ケイ「―。…」

エレン(…あれが、奴らが言っていた鉄の巨人…あんな巨人…初めて見た。…奴らが言うには、巨人じゃないらしいが…)タッタッタッ

ミカサ「エレン」タッタッタッ

エレン「!…なんだ?」タッタッタッ

ミカサ「体は大丈夫!?」タッタッタッ

エレン「あぁ…。囲まれてたよりはだいぶマシだ」タッタッタッ

イアン「極秘人間兵器と言ったが、穴を塞げるのなら何でもいい。お前を最優先で守る。頼んだぞ!」タッタッタッ

エレン「は、はい!」タッタッタッ

イアン「もうすぐ岩までの最短ルート地点だ。今見える限りでは、巨人はいない。皆が上手く囮をやっているんだろう」タッタッタッ

エレン「…っ」タッタッタッ

    巨人が出現して以来、人類が巨人に勝ったことは一度もない

ミタビ「…」タッタッタッ

    巨人が進んだ分だけ、人類は後退を繰り返し、領土を奪われ続けてきた

リコ「…」タッタッタッ

    しかし、この作戦が成功した時、人類は初めて巨人から領土を奪い返すことに成功する

イアン「…!ここだ!!行くぞ!!」ダンッ

    人類が初めて、巨人に勝利する瞬間であろう…

パシュッ ヒュンヒュン ブォォン!

ミカサ「…」シャーッ パシュッ

    それは人類が奪われてきたものに比べれば、小さいものかもしれん

イアン「岩だ!エレン!!」パシュッ

エレン「はいっ!」ブォ…

    しかしその一歩は我々人類にとっての――

エレン「」ガリッ

    大きな進撃になる

ドッ!!

エレン「」グリュングリュングリュン――

ドォォォォォォォッ!!

シュ――――――――

ミカサ「…」

イアン「…」

リコ「…」

ミタビ「…」

ドォッ!!

エレン´「アアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!」

ミカサ(人間の比率で考えれば、あの岩を持ち上げられるとは思えないけど…)

ズシン ズシン

ミカサ(きっとエレンには、私たちを導く強い力がある)

エレン´「…」

ミカサ「…?エレン?」

エレン´「」クルッ

ミカサ「!?」

ブォン ゴッ!!

イアンリコミタビ「!?」

リコ「アッカーマンを…」

ミタビ「攻撃した…!?」

イアン「…っ!」グッ

※追記事項※

ここから先、“巨人´”と表記していたものを“エレン´”と表記します。
つまり巨人化エレンを“エレン´”と表記します。

―――…
――…
―…


<何とか大部分の巨人を街の隅に集めることに成功しましたが…

ピクシス「…」

<極力、戦闘を避けたのにも拘らず、約2割の兵を…失いました…

ピクシス「…失ったのではないぞ」

<!

ピクシス「兵は勝手に死んだわけではない。ワシの命により、死なせたのじゃ」

ピクシス「今こそが人類存亡の瀬戸際じゃ。人類が生きながらえるためなら、ワシは――」

ピクシス「――殺戮者と呼ばれよう」


―――…
――…
―…

スルガ「…取り敢えず、今のところ順調そうだな…」

アサギ「あぁ…」

タマキ「…」

スルガ「…ここも、戦争をやってるんだな…」

アサギ「あぁ…」

タマキ「…」

スルガ「…俺達の戦争は、どうなってんだろうな…」

アサギ「…さぁな…」

タマキ「…」ギュッ

スルガ「…最近は、俺らもアッシュに乗ってさぁ、大戦に出動して、戦って、死ぬ思いして…。
いろいろ辛い状況もあったけど――」

アサギ「…」

タマキ「…」

スルガ「――何も出来ないのも、辛いな」

アサギ「…そうだな」


―――…
――…
―…

ゴッ!!

ドサッ!!

ミカサ「ッ!!」

イアン「ミカサ!!」

ブォン!!

ミカサ「!」

ドゴッ!!

ミカサ「」パシュッ

ギィィィィィィィィ パシッ

イアン「オイ!?ミカサ!止せ!!そいつの顔から離れろ!!」

ミカサ「っ!エレン!!」

ミカサ「私が分からないの!?私はミカサ!!あなたの、家族!!あなたはこの岩で、穴を塞がなくてはならない!!」

リコ「…作戦失敗だ!」カチャ…

リコ「分かってたよ…秘密兵器なんか、存在しないって」グッ

    パ ン ッ

ミカサ「!?」

ミカサ「エレン!!あなたは人間!!あなたは――」

イアン「避けろミカサ!!」

ブォンッ

ミカサ「くっ!」タンッ

ドゴッ

ミカサ「!?」

ミタビ「自分で頭を殴りやがって…なんだこいつ…。頭の悪い、普通の巨人じゃないか…!」

ミカサ「エレン!」

<イアン班長!前扉から2体接近!!10m級と6m級です!!

イアン「!?」

<後方からも1体!12m級、こちらに向かってきます!!

ミタビ「イアン!撤退するぞ!!あのガキ!扉を塞ぐどころじゃねーよ!!」

リコ「あぁ…仕方ないが、ここに置いていこう」

ミカサ「!?」バッ

イアン「」ジリ…

ミカサ「」ギリ…

―――…
――…
―…


ピュゥ――――――…

<精鋭班からの赤い煙弾を確認…封鎖作戦に深刻な問題が、発生したようです…

<く…
<無駄死にだ…
<仲間が…無駄じゃないですか…

ピクシス「…」

ピクシス「引き続き、街の隅に巨人を引き付けよ。精鋭班に関しては、現場に権限を委任しておる」

ピクシス「ただ腕が立つだけではない。人類の命運を託した清栄の中の精鋭じゃ」

<…

ピクシス「そう簡単に負けを認めることは許されんぞ。死んでくれた兵を無駄死ににせんために、ワシらが出来ることは――」

ピクシス「――生ある限り、足掻き通すことじゃ」

―――…
――…
―…


ピュゥ――――――…

アルミン「赤い煙弾…」

マルコ「…失敗、したのか?」

アルミン「どうして…」

アルミン(エレン…ミカサ…一体何が…!)

<ピクシス司令、早急に扉の防衛形態に戻すべきです。…よろしいですか?

ピクシス「ならん」

<!?

<精鋭班に撤退命令を――

ピクシス「いらん」

<…

あれ!?順番が入れ替わってる!?
すいません…。>>356からやりなおします…。

―――…
――…
―…


ピュゥ――――――…

<精鋭班からの赤い煙弾を確認…封鎖作戦に深刻な問題が、発生したようです…

<く…
<無駄死にだ…
<仲間が…無駄じゃないですか…

ピクシス「…」

<ピクシス司令、早急に扉の防衛形態に戻すべきです。…よろしいですか?

ピクシス「ならん」

<!?
<精鋭班に撤退命令を――

ピクシス「いらん」

<…

ピクシス「引き続き、街の隅に巨人を引き付けよ。精鋭班に関しては、現場に権限を委任しておる」

ピクシス「ただ腕が立つだけではない。人類の命運を託した清栄の中の精鋭じゃ」

<…

ピクシス「そう簡単に負けを認めることは許されんぞ。死んでくれた兵を無駄死ににせんために、ワシらが出来ることは――」

ピクシス「――生ある限り、足掻き通すことじゃ」

―――…
――…
―…


ピュゥ――――――…

アルミン「赤い煙弾…」

マルコ「…失敗、したのか?」

アルミン「どうして…」

アルミン(エレン…ミカサ…一体何が…!)

アルミン「…っ!」ゴトッ

マルコ「え?」

アルミン「ごめん、補給お願い!」ダッ

マルコ「アルミン!!」

―――…
――…
―…


ピュゥ――――――…

アサギ「!?なんだあれは…」

タマキ「あかい…けむり?」

スルガ「ありゃぁ煙弾だ。どういうことだ?」

アサギ「…ん?」

ザワザワ…

アサギ「…」

アサギ「なんか、皆動揺してないか?」

スルガ「あの煙弾で何か連絡があったんだ。多分、あれが撃たれた場所で、何かが起きた」

タマキ「なにがって、なにが?」

スルガ「さぁな…赤い煙弾ってのに意味があるんだろうけど…。――あ!あいつ…」

アルミン「」タッタッタッタッ―――

アサギ「――…アルミン…さん?」

タマキ「なんか、慌ててるみたい」

スルガ「あっちって、確か穴塞ぐ奴らが言った方向じゃねぇか?」

アサギ「…もしかして、この煙弾の意味って…!」バッ

スルガ「あ、おいアサギ!!」バッ

タマキ「あ!待ってぇ!」バッ

<き、君たち!!

アサギ「」ガバッ

スルガ「どうしたんだよ、アサギ。そんな慌ててRED5を見に行って」タッタッタッ

アサギ「…いや…――」

RED5「」

イズル「…?――」

ケイ「――…」

アサギ「――よかった…まだイズルは勘付いてない…」ホッ

スルガ「は?なんでそんなこと――」

アサギ「あの煙弾が放たれてから、周りの様子から明らかにおかしい。つまり、あの煙弾は問題が起きたか、失敗を知らせる奴だったんだ」

スルガ「まぁ、そうだろうな…」

アサギ「それをイズルが知ったらどうなる?あいつ、無理にでも飛び出すぞ」

スルガ「あ~…否定できない」

タマキ「イズルだからやりそうなのら~…。けど、エネルギー切れでしょ?」

アサギ「あぁ…だから、大丈夫だと思うんだが…」

―――…
――…
―…


ピュゥ――――――…

イズル「!なんだろう…あれ…」

ケイ「…さぁ、私にはわからないわ」

イズル「あ、あの――」

<!?あ、あれは…

イズル「あれって…何かわかりますか?」

<い、いや!俺は知らん!!

イズル「そうですか…」シュン

ケイ「…」

<…

ケイ(…この人、知ってそうね)

ケイ「…」クイッ

ケイ(上の様子は…動揺してる…?)

ケイ「…」チラッ

ケイ(この人も同じ様子…ってことはこの煙弾は――)

イズル「ケイ」

ケイ「!?な、なに?」

イズル「さっき、この街から巨人を奪還するための作戦を実行してるって言ってたよね。どんな作戦?」

ケイ「…さっき言った通り、あの巨人から出た子の力を使って、巨人が入ってくる穴を塞ぐそうよ。私もそれしか、分からないわ」

イズル「そう…」シュンッ

イズル「僕は…このまま何も出来ないのか」ギリッ

ケイ「…イズル…」

イズル「…っ!」ストン

ケイ「イズル!何をしようとしているの!?」

イズル「もしかしたら、もう少しエネルギーが残っているかもしれない!」

ケイ「もうエネルギーはないわ!さっき確認を――」

ウィィィーン…

ケイ「――したじゃ…え?」

<!?な、なんだ!?

イズル「え?」

イズル「これは――」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
失敗して無駄にスレ消費してすみません…。
もっと気を付けなければ!

MJP、最終回を迎えましたね!最後まで目が離せぬ展開でした!!
けれどやっぱり二期は欲しいですねw
最終回を終えて、後日談的なものをチマチマ書いております。
出来たら投下するかも…?その時もよろしくお願いします。
…みんな、もっとMJPSS書いていいのよ(チラッチラッ

>>373
巨人から街を奪還の間違いじゃ…
無粋なツッコミですまんが

>>376
はい、誤字ですorz


>>373
×イズル「さっき、この街から巨人を奪還するための作戦を実行してるって言ってたよね。どんな作戦?」

○イズル「さっき、この街を巨人から奪還するための作戦を実行してるって言ってたよね。どんな作戦?」

投下します

ミタビ「オイ!?何迷ってんだ!?指揮してくれよ!」

ミタビ「イアン!お前のせいじゃない!!ハナッから根拠の希薄な作戦だったんだ!みんな分かってる!!」

イアン「…」

ミタビ「試す価値は確かにあったし、もう十分試し終えた!!」

ミタビ「いいか?俺達の班は壁を登るぞ!!」バッ

ミカサ「…フ―――ッ」ドクン ドクン

ミカサ「」カチッ

イアン「待て!!」バッ

ミカサ「!…」

イアン「待て…落ち着け、ミカサ…」

ミカサ「…」

イアン「…リコ班!後方の12m級をやれ!ミタビ班と俺の班は前の2体をやる!!」

リコミタビ「!?」

リコ「何だって!?」

イアン「指揮権を託されたのは俺だ!黙って命令に従え!!」

イアン「エレンを無防備な状態のまま、置いては行けない!!」

ミカサ「」

リコミタビ「」

イアン「作戦を変える…。エレンを回収するまで、彼を巨人から守る。
下手に近付けない以上、エレンが自力で出てくるのを待つしかないが…」

ミカサ「…」

イアン「彼は人類にとって、貴重な可能性だ。簡単に放棄出来る物ではない。俺らと違って、彼の代役は存在しないからな…」

リコ「…!」

リコ「この出来そこないの人間兵器様のために、今回だけで数百人は死んだだろうに…。
こいつを回収して、また似たようなことを繰り返すっての?」

イアン「そうだ。何人死のうと何度だって挑戦すべきだ!」

リコミタビ「な…」

イアン「…」

リコ「イアン!正気なの!?」

イアン「では!どうやって!!人類は巨人に勝つというのだ!!」

リコ「!?」

イアン「リコ!教えてくれ!!
他にどうやったらこの状況を打開できるのか!!
人間性を保ったまま!人を死なせずに!
巨人の圧倒的な力に打ち勝つにはどうすればいいのか!!」

リコ「…ッ!巨人に勝つ方法なんて、私が知ってるわけない…!」

イアン「ああ。そんな方法知ってたら、こんなことにはなっていない。だから、俺達がやるべきことはこれしかないんだ」

ミカサ「…」

イアン「あのよくわからない人間兵器とやらのために、命を投げ打って、健気に尽くすことだ」

リコ「」

ミタビ「」

イアン「悲惨だろ?俺たち人間に唯一出来ることなんて、そんなもんだ…。
報われる保証のないもののために、虫ケラのように死んでいくだろう…」

ミカサ「…」

リコ「…」

ミタビ「…」

イアン「さぁ、どうする?」

イアン「これが俺達にできる戦いだ。俺達に許された、足掻きだ」

リコ「」ギリッ

リコ「そんなの…納得できない」スッ

イアン「リコ!」

リコ「作戦には従うよ。あなたの言ってることは、正しいと思う」

イアン「!」

リコ「必死に足掻いて、人間様の恐ろしさを思い知らせてやる!犬死なんて、納得できないからね。
後ろの12m級は、私の班に任せて」パシュッ

イアン「…」

ミタビ「立ち話が過ぎたな、イアン。行くぞ!俺達は前方の2体だ!」ダッ

イアン「…あ、あぁ!」

ミカサ「ありがとうございます…イアン班長」

イアン「ミカサ…」

イアン「礼には及ばない。お前が何かやりだすか分かったもんじゃないから、肝を冷やしたが――」

イアン「――当初の作戦通りに、自由に動くんだ。その方がお前の力も発揮されるだろう」

ミカサ「はい!」

イアン「恋人を守るためだからな」

ミカサ「…家族です///」

イアン「…行くぞ!」ダッ

ミカサ「…」ダッ

ミカサ「…え?」

エレン´「」

ミカサ(破損した部分が修復されてない?)ドクン

ミカサ(以前の損傷が原因?)ドクン

ミカサ(エレンへの影響は?)ドクン

ミカサ(そもそも、エレンが再び元の姿に戻れる保証は…?)ドクン

ミカサ「…」

ミカサ(イヤ…)

ミカサ(止そう…私が考えても分かるわけがない…。今は、私にできることをやる)

トクン

トクン トクン

トクン トクン トクン

エレン「…」

エレン(あれ?俺は今…何をしてるんだ…座っているのか…?)

エレン(何も見えないな…今日は何日だ?ここは?)

エレン「ん…?」パチッ

エレン「…」

エレン(父さん…?母さん…?ミカサ…?)

父「…」

母「…」

ミカサ「…」

エレン「…なんだ…家か…」

エレン「」ファー…

エレン「…寝よ」ゴソッ


―――…
――…
―…

ヒュ――…

アルミン「」ハァ…ハァ…ハァ…

アルミン「っエレン…」

アルミン「何をしているんだ!?エレン…!」

エレン´「…」

短いですが、本日は以上です。

前回言っていた後日談は昨日書きあげました。
タマキ「イズルのお見舞い行こう!」
タマキ「イズルのお見舞いに行こう!」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1379854337/)
こちらもよろしくお願いします

投下します

―――…
――…
―…


巨人「」ドサッ

イアン「…!マズイぞ…後ろだ!!」

<13m級1体!!
<建物を横断してエレンに向かって接近しています!!

ミカサ「ッ!!」バッ

<扉から新たに巨人が入ってきます!!
<およそ10m級4対出現!!

イアン「ミカサ!後ろを頼む!!」

ミカサ「了解!!」ダッ

イアン「エレンの所に向かわせるな!ここで食い止めるぞ!!」

パシュッ シャ―――…

ミカサ(いくら精鋭班でも2班で4対同時は――)パシュッ

巨人「」

ミカサ「」ギィィィィィィィィ―――

ドォ!

巨人「」ジュワ―…

ミカサ「…!!」

ミカサ(そんな…なぜこんなに巨人がこっちに!?)

ミカサ(人間の数は少ないのに!…まさか!?)バッ

ミカサ(エレンに引き寄せられている!?)

????「ミカサ!?」

ミカサ「!?」

アルミン「作戦はどうなった!?」

ミカサ「アルミン!?」

アルミン「エレンはどうなっているんだ!?」

ミカサ「危険だから離れて!!」

アルミン「!?」

ミカサ「その巨人にはエレンの意思が反映されてない!私が話しかけても反応がなかった!!もう誰がやっても意味がない!!」

アルミン「!!作戦は!?」

ミカサ「失敗した!!エレンを置いては行けないから、みんな戦ってる!
そして、このままじゃ!!巨人が多くて全滅してしまう!!」

アルミン「…!」

アルミン(…――)

アルミン「――…後頭部からうなじんかけて…」

アルミン「縦1m――」カチッ

アルミン「――横10cm」シャッ

ミカサ「…!?アルミン!?」

アルミン「僕がエレンをここから出す!!ミカサは、ここを巨人から守ってくれ!!」

ミカサ「え…?何を…?」

アルミン「」プシュン プシュン

アルミン「…巨人の弱点部分からエレンは出てきた。これは、巨人の本質的な謎と、恐らく無関係じゃない」カチャ…

ミカサ「…」

アルミン「大丈夫…真ん中さえ避ければ!――」グググ――

ミカサ「な…!?」

アルミン「――痛いだけだっ!!」

ミカサ「アルミン!!」バッ

ドスッ

エレン´「」

エレン「」

エレン「オオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォ――」バタンバタン

ミカサ「!?」

アルミン「っ!!」グッ

ミカサ「アルミン!!無茶は止めて!!」

アルミン「ミカサ!!今自分にできることをやるんだ!!ミカサが行けば、助かる命あるだろ!!」

ミカサ「!?」

アルミン「エレンは僕に任せろ!行くんだ!!」

ミカサ「…!」ダッ

アルミン「…っ!エレン!!聞こえるか!?」

アルミン「しっかりしろ!!ここから出ないと僕らみんな死ぬぞ!!」

エレン「…」

アルミン「巨人の体なんかに負けるな!!とにかく早く!!この肉の塊から出てくるんだ!!」

エレン「…」

エレン(…ここから出るだって?何で…?俺今…眠いんだ…)

アルミン「エレン…!っエレン!!」

アルミン「」ハァ…ハァ…

アルミン「」グッ

アルミン「お母さんの仇はどうした!!」ドンドン

アルミン「巨人を駆逐してやるんだろ!?お母さんを殺した奴が、憎いんだろ!!」

エレン「?」

アルミン「」ガンガン

エレン「…何言ってんだ、アルミン?」

エレン「母さんなら――」

エレン「――ここにいるぞ?」


―――…
――…
―…

アサギ「RED5が…」

スルガ「起動してる…?」

タマキ「え?なんでなんで!?」

アサギ「わからない!とにかく、確認しに行くぞ!!」バッ

スルガ「賛成だ!!」バッ

アサギ「すみません!俺らを降ろしてください!!」

<な、なに!?ダメだダメだ!

アサギ「俺らが下に行かなければ、あれが動き出しますよ!?」

<なっ!

ピクシス「どうしたんじゃ?」

<ピクシス司令!

アサギ「…さっき言っていた鉄の巨人…正確には違うんですが、それが動き出したんです」

ピクシス「む?先程はもう動かせないと…」

スルガ「エネルギーが切れているので、その筈だったんです。けど実際に起動している…。
なんで起動しているかを確認したいので、あれの元に行きたいんです!」

タマキ「…故障かな?」ンー…

スルガ「どういう故障だよ」

タマキ「わかんない」コテン

アサギ「とにかく、俺達はあれの元に行きたいんです!どうか許可を…!」

<ピクシス司令、こいつらは危険です!

ピクシス「…あの巨人の下に行けば、今どんな状態かわかるんじゃな?」

アサギ「…わかります」

ピクシス「…よかろう」

<司令!?

ピクシス「ただし、ワシも降りよう。あの巨人の主とも、話を聞きたいしのう」

アサギ「あ、ありがとうございます!」


―――…
――…
―…

短いですが、本日は以上です

いきなりですが、アンケートを募集します!
トロスト区奪還作戦が終わったら、MJPザンネンラジオを模倣した閑話を作りたいと思っております。
その際、ザンネンオペレーションの指令書で
「もし進撃の巨人のキャラが、アッシュに乗るとしたらどれに乗るか」
というお題をやりたいと思っており、自分以外の意見も聞きたいのでアンケートさせてください!
今回の進撃キャラはこちらです!

○エレン・イェーガー
○アルミン・アルレルト
○ミカサ・アッカーマン

アッシュはこの中から選んでください。

○BULE1
http://www.youtube.com/watch?v=EOlLeVmkCc8
○PURPLE2
http://www.youtube.com/watch?v=nW-iVc3XauA
○ROSE3
http://www.youtube.com/watch?v=Vdd_Wel5HH4
○GOLD4
http://www.youtube.com/watch?v=iznaqrEju5Q
○RED5
http://www.youtube.com/watch?v=5chhe6ftUs0
○BLACK6
http://www.youtube.com/watch?v=2GKAvlij9ew

動画は公式の物を転載させてもらいます。
MJPを知らない方も、是非参考にして参加してみてください。
期間は、次回の投下までとします。

遅くなりました!
…某動画サイトで永遠とMJPリピートしてて、遅れたなんて言えない…(ボソッ
アンケートにも応えていただき、ありがとうございます。
もし、ご意見に添えられない形になってしまったなら申し訳ございません。
けど、アンケートのおかげでとても視野が広がったので、ちゃんと反映させていきたいとは思っております。
両方ともアニメが終わり、とても寂しいですが、
両方とも二期発表(あわよくば劇場版)を期待しつつ、投下を続けさせてもらいます!

では、投下します

イズル「さっき、確かにエネルギーが切れていたのに…」

ケイ「起動した…?」

イズル「…ケイ、確認するからコックピットから離れて」

ケイ「え、イズル!?」ギョッ

イズル「ケイ、頼む!」

ケイ「…わかったわ」

ガシャン ウィィィィィーーーン

<な、なんだ!?

ケイ「…」

イズル(RED5…どうなってるんだ…!?)ポチポチ

イズル『…!…エネルギーが…補充されてる!?』

ケイ「なんですって!?」

イズル「…」カチカチ ピコン

イズル『機体に、異常はない…どういうことだ…』

アサギ「ケイ!」シャー

ケイ「皆!」

<ピクシス司令!?

スルガ「どうしてRED5が起動してるんだ!さっきちゃんとエネルギー確認したじゃねぇか!?」

ケイ「私も分からない…今、イズルがコックピットから確認してるけど…イズルが言うには、補給されているって…」

アサギ「な!?ありえない!」

ピクシス「なにが起きている?」

アサギ「…これは、動力となるエネルギーを外部から補給することで動かせます。しかし…エネルギーが切れていた筈なんです。
…RED5を動かせるほどのエネルギーが、自然と発生するなんてありえない…しかもこんな短時間で…」

スルガ「…どれくらい補給されてるんだ?」

イズル「…1/5、ぐらい…」

スルガ「それでも早いな…宇宙太陽光からか?」

アサギ「こんなとこにそれがあると思うか?」

スルガ「そうだよな…。それに受信準備もしてなかったし、やっぱりこんな早く貯まらないし…」

ケイ「地熱とかは…」

スルガ「ダメだ。エネルギーを変換しなきゃいけないし、そもそも変換機は搭載されていない」

アサギ「…一体何が起きているんだ…?」

タマキ「…まるでRED5がエネルギーを作ったみたいなのら」

アサギ「…」

ケイ「…」

スルガ「…」

タマキ「…」

イズル『…動けるなら、それでいい』

アサギ「!?おい、イズル!!」

イズル『ピクシス…司令。僕も、作戦に参加させてください』

ケイスルガタマキ「!?」

ピクシス「…」

ケイ「イズル!何を言っているか分かっているの!?」

スルガ「RED5は確実に異常が発生してるんだぞ!!」

タマキ「そんなこともわからないのら!?ばかあほおたんなす!!」

アサギ「今の俺達には、わからないことだらけだ。そもそも――」

アサギ「――それは本当にRED5か?」

スルガ「…」

タマキ「…」

ケイ「…」

イズル『…確かに、僕も今の状況を理解できてない。
RED5だって、今行ったのもアッシュに搭載されている簡易的な点検システムだから、
本当に異常がないともいえないし…正直、僕もこれがRED5だと断言できないよ。
けど、ここで動けるのに止まっていたら、助けられる人達も助けられなくなる。
それだけはいやだ!』

アサギ「イズル…」

イズル『アサギ!皆!お願いだ!RED5を動かさせてくれ!!』

アサギ「っ!…それを許可するのは俺達じゃない…」チラッ

ピクシス「…」

イズル『…お願いします…許可を』

ピクシス「…ふむ、そうじゃの。…ワシはお主を知らぬ。そんなお主に、重要な作戦に加わらせると思うか?」

イズル『…』

ピクシス「何故か?それは、今のワシにはお主を信用できるか信用できないか、判断できんからじゃ。なら、今お主がやるべきことは一つ――」

イズル『…』

ピクシス「――ワシを信用させてみせい」

イズル『!?』

ピクシス「お主にとっては、今ここに残ってることが一番安全じゃ。
作戦に参加すれば、死なない保証はない。なのになぜお主は参加したがる?そこに何があるというのじゃ。利益か?目的か?」

イズル『…』

ピクシス「ワシにはわからぬ。…何故そこまでお主は必死になる?」

イズル『…なんていえばいいのか…わかりません。僕は、今、この状況もいまいちよくわかってないですし…。
けど…このまま…ここに居たら――』

イズル『――ヒーローになれないと思うのです!!』

アサギ「言うと思った…」ハァ
タマキ「本当にあんぽんたんなのら…」ハァ
スルガ「まぁいつものことだしな…」ハァ

ケイ「…イズル…」

ピクシス「…ヒーロー?」

イズル『あ、えっと、ヒーローっていうのは…その、困ってる人を助けたり、悪をやっつけたり…。
と、とにかく、とってもかっこいいんです!!』

アサギ「説明になってねぇよ」ムスッ
タマキ「漫画と同じで説明下手なのらぁ」ムスッ
スルガ「イズルに説明を求めるのも酷だろ」ムスッ

イズル『え?…う~ん…スケッチがあればもっと上手く――』

アサギタマキスルガ「スケッチあっても無理だ(なのら)!!」

イズル『』ショボーン

アサギ「だいたいお前は――」

ピクシス「くっくっ…」

アサギケイスルガタマキ「?」

ピクシス「はっはっはっはっ!」

イズル『…』

ピクシス「なるほど!つまりそのヒーローになるために、参加したいと?」

イズル『は、はい!僕、ずっとヒーローになるのが夢なんです!!』

ピクシス「…お主、面白い奴じゃのう。気に入ったぞ!!」

<し、司令?

アサギケイスルガタマキ「?」

ピクシス「…よかろう。作戦参加を許可する」

<司令!?

アサギケイスルガタマキ「!?」

イズル『あ、ありがとうございます!』

ピクシス「…しかし、この作戦には、人類の存亡がかかっておる。
ここで戦っている兵士だけではない。ここに住んでいた住民、壁の中の住民、全ての者の命を背負わなければならない。
お主に、その覚悟はあるかの?」

イズル『…あります』

ピクシス「…うむ。では、作戦を説明しよう。この作戦の概要は知っておるか?」

イズル『はい。巨人から出てきた人…えっと、エレン…さんが、街にある岩で壁にある穴を塞ぐということは、ケイから聞きました』

ピクシス「その通りじゃ。
岩はこの川を辿れば反対側にある。穴は壁沿いに奥に進めば到達するじゃろう。
その道中に、エレン訓練兵が居る筈じゃ。お主はエレン訓練兵の援護にまわれ」

イズル『了解』

アサギ「…イズル」

イズル『?』

アサギ「絶対にコックピットから出るなよ」

イズル『…うん、分かってる』

イズル『RED5を動かします!RED5から離れてください!!』

アサギケイスルガタマキ「…」スッ

ピクシス「…」スッ

イズル『RED5!出撃します!!』

ドゴォォォォォォォ……

ケイ「…イズル、無事でいて」


―――…
――…
―…

アルミン「起きてくれよエレン!?ここにいるんだろ!?エレン!!」

アルミン「このままここにいたら巨人に殺される!!ここで終わってしまう!!」

エレン「…」

エレン「だから何言ってんのかわかんねぇよ、アルミン」

エレン「何で外に出なきゃいけないんだ…」

エレン「…そうだよ。どうして外なんかに――」

エレン「――調査兵団なんかに…」

すみません、一つ抜けました。
>>432の前からやらせてもらいます

ザシュ

巨人「」ドシーン

イアン「…捉えた…」シュタッ

<やっとくたばったか!クソ野郎!!

イアン「!?下からもう1体来る!避けろ!!」ダッ

ドコッ

イアン「いったん距離を取れ!!ミタビ班!組み直せ!!」バッ

ミカサ「ミカサ戻りました!ミタビ班に合流します!!」ダッ

―――…
――…
―…

アルミン「起きてくれよエレン!?ここにいるんだろ!?エレン!!」

アルミン「このままここにいたら巨人に殺される!!ここで終わってしまう!!」

エレン「…」

エレン「だから何言ってんのかわかんねぇよ、アルミン」

エレン「何で外に出なきゃいけないんだ…」

エレン「…そうだよ。どうして外なんかに――」

エレン「――調査兵団なんかに…」

アルミン「」ハァ…ハァ…

    なぁ…アルミン――

ドッ

    お前が――

ドッ

    お前が教えてくれたから――

ドッ

    俺は――

ドッ

    外の世界に――

アルミン「」ドッ

アルミン「エレン…僕たちはいつか…外の世界を探検するんだろ?」

エレン「」

アルミン「この壁の外の、ずっと遠くには…炎の水や、氷の大地、砂の節減が広がっている」

エレン「…」

アルミン「忘れたのかと思ってたけど、この話をしなくなったのは…僕を調査兵団に行かせたくなかったからだろ?」

エレン「…外の…世界…?」

アルミン「…エレン、教えてくれ」

エレン「…」

アルミン「壁から一歩外に出れば、そこは地獄の世界なのに――」

エレン「」

アルミン「――どうしてエレンは、外の世界に行きたいと思ったの?」

エレン「…どうしてだって…?」

エレン「そんなの――」

エレン「――決まってるだろ…」

エレン「俺が!!この世に生まれたからだ!!」

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――――――

アルミン「!…エレンが…治っていく…」

エレン´「」シュゥゥゥゥゥ――

アルミン「…エレン!」

巨人「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

アルミン「!?」

アルミン(くそ!ミカサ達からすり抜けて来たのか!?…僕がやらないと!)

アルミン「…エレンに…絶対近付けさせない!」カチッ

ドォォォォォォォ―――――

アルミン「!?」

RED5「」ジャキッ

ザシュッ

巨人「」ドシーン

アルミン「鉄の…巨人?」

イズル『アルミンさん!僕が援護します!!だから、エレンさんと共に岩を!!』

アルミン「…っ!エレン!!」クルッ

エレン´「…」ザッ

アルミン「岩を!持ち上げろおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」

エレン´「ああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


    ド   ッ

本日は以上です。

乙ありがとうございます
それでは、投下します

―――…
――…
―…


<班長!ここまでです!もう私達しか残ってない!!

リコ「~~~…!!いったん岩まで退く!!」クルッ

リコ「!?」

ズシン   ズシン

―――…
――…
―…


<巨人が5体!扉から来ます!!

イアン「一旦下がるぞ!!エレンの状況に応じて判断する!!」バッ

ズシン   ズシン

イアン「!?」

ズシン   ズシン

ミカサ「…」

ズシン   ズシン

エレン´「」ズシン!

ミカサ「…エレン!」

アルミン「ミカサ!!」シャー…スタッ

ミカサ「アルミン!!」

アルミン「エレンが勝ったんだ!!今、自分の責任を果たそうとしている!!」

アルミン「――エレンを扉まで援護すれば!僕らの勝ちだ!!」

イアン「…っ!死守せよ!!
我々の命と引き換えにしてでも!エレンを扉まで守れ!!」

イズル『僕も援護します!!』ドシン!

イアン「!?この巨人は!?」

イズル『ピクシス司令から作戦参加の許可を貰いました!
エネルギーがもう僅かで長く持ちませんが、僕もエレンの護衛に廻ります!』

イアン「ピクシス司令…から?」

アルミン「イアン班長!今は彼を信じてください!!」

イアン「…わかった」

イアン「お前たち二人はエレンの元へ向かえ!!」

アルミンミカサ「!?」

イアン「巨人はエレンの援護を!!絶対に死守せよ!!これは命令だ!!」

イズル『了解!!』ドゴォォォ――

アルミンミカサ「…了解!!」

イアン「」バッ

RED5「」ズザザザッザシュ!ザシュ!!

イアン「…凄い」

巨人「」ドシーン

イズル「っまだまだぁぁぁぁ!!」

RED5『』ビーッビーッビーッ

イズル「くそ!エネルギーが!!」

イズル『エネルギーがもうない!早く!!』ガシッ

巨人「ああああああああああああぁ!!」

イアン「!?急げ!!」

ミタビ「イアン!」ダッ

イアン「ミタビ!?何故地上に!?」

ミタビ「巨人共が俺らに食いつかないんだ!!食いつかれるまで接近するしかない!!」

イアン「!?」

イズル「!?」

<こっち向けコラッ!!

ミタビ「こっち向かねぇとそのくせぇケツに刃ブチ込んで殺すぞ!!」

巨人「あ…」クルッ

ミタビ「…っ!」

巨人「」ズシンズシン

ミタビ「来た!!二対かかった!!」

ミタビ「走れ!建物まで走れ!!」

アルミン「そんな…!!地上に降りるなんて自殺行為だ!!馬も建物もないんじゃ戦えない!!」

イアン「いや…もう…――」ドクン ドクン

イアン「――俺達にできるのは、あれしかない」ドクンッ

イアン「ミタビ班に続け!!無理矢理接近してでも目標を俺達に引き付けろ!!」

イズル(このままこの巨人を抑え続けても、皆を守れない…!けど、もうエネルギーが…!!)ビーッビーッ

イズル(どうすれば…どうすれば…!!)ビーッビーッ

    戦え…

    戦え…

イズル「っ戦え…!!」

RED5「」キュィィィィ―――

エレン´「」ズシン ズシン

エレン(体が――)

ビキビキ!

エレン(――グチャグチャに潰れそうだ…)

ズシン ズシン

エレン(!?)

エレン(ミカサ…)

ミカサ「…」

エレン(アルミン…)

アルミン「…」

エレン(何してる…そんな、地上歩いていたら…)

エレン(巨人の餌食に――)

    どうしてエレンは…外の世界に行きたいと思ったの?

エレン「…」

    俺達は皆、生まれた時から自由だ

「うわあああああああああああ!!たすけった!」グシャッ
「ああああああああ!!」パシュッ

    それを拒む者がどれだけ強くても、関係ない

    炎の水でも、氷の大地でもなんでもいい

    それを見た者は、この世界で一番の自由を手に入れた者だ

    戦え!!

「うおおおおぉぉぉぉぉ!!」ザシュッ
ドシーンッ
「よ――」グシャッ

    その為なら、命なんか惜しくない

「班長!!」
「行け!エレンの援護を――」

    どれだけ世界が恐ろしくても、関係ない

「班長ぉぉ!!」
『うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!』ザシュッ

    どれだけ世界が残酷でも、関係ない

    戦え!!

「ああああああああああああああああああ!!」ザシュッ

    戦え!!

「!!」パシュッギュィィィィィィッザシュッ

ズ シ ン !

「い、――」

アルミン「――いけえええぇぇぇぇぇぇぇエレン!!」

    戦え!!

エレン´「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォォォォォォ―――――ン

ピシッ

アルミン「」

ミカサ「」

イズル「」

イアン「」

リコ「」

リコ「…皆、死んだ甲斐があったな…」

リコ「人類は今日――」

リコ「――初めて、勝ったよ…」

    パ ン ッ

―――…
――…
―…


ピュゥ――――――…

<黄色の煙弾を確認…作戦が…成功したようです!!

ピクシス「直ちに増援を送れ!!精鋭班を救出せよ!!」

ケイ「イズル…」


―――…
――…
―…

イアン「残った巨人が来る!壁を登れ!!」ダッ

ミカサ「エレンを回収した後、離脱します!!」ダッ

イズル「…っ!」

RED5「」ガバッ

イズル『RED5をエレンさんの盾にします!その間にエレンさんを回収してください!!』

ミカサ「!?」

アルミン「エレン!」シュタッ

エレン「…」クタ…

アルミン「くっ!」ガシッ

アルミン「熱っ!!」ブチブチッ

ミカサ「アルミン!エレンは!?」シュタッ

アルミン「信じられないくらいの高熱だ!急いで壁を登らないと!!」

イアン「どうなってる!?」シュタッ

アルミン「それが、体の一部が一体化して――!?」

リコ「イアン!その腕は!」シュタッ

イアン「…まだ命がある。片腕なぞ、安い物だ」ドクドク

イズル『僕が、間に合わなかったから…――』

イアン「その話は後だ!!どうにかしてエレンを引き剥がさないと、こっちの巨人は――」

イズル『まだ大丈夫です!RED5は重いので、相当の力でないと動かせませんから!!』

イアン「…頼もしいな…!」

アルミン「エレン!」グイッ

ミカサ「エレン!」グイッ

エレン(アルミン…ミカサ…?)スッ

「――!!」「…―!!」

エレン(…他は…どうなってる…?)

エレン(…なんだ…こいつは…)

R――5「」

エレン(翼の生えた…人…?)

アルミン「エレン!!」

イズル(くそ…他に僕に出来ることは――)

ガキンッ!!

イズル『!?』

????「…なんだこいつ…刃が通らねぇ…」

イアン「あ…」

????「チッ!おい、そこの駐屯兵…――」

イアン「調査兵団…リヴァイ、兵士長…」

リヴァイ「――これはどういう状況だ?」

その後、急遽駆け付けた調査兵団と駐屯兵団工兵部の活躍により、ウォール・ローゼは再び巨人の新入を阻んだ

人類が初めて、巨人の進行を阻止した快挙であったが、それは歓喜するには失った人々の数があまりにも多すぎた



--To be continued--






……

追加事項……―

アッシュ補足情報
・時間が経つと、エネルギーが補充されていく…・ ・ ?

以上です。
次回はザンネンラジオもどきを投下します

乙ありがとうございます。
今回は宣言した通り、ザンネンラジオ(もどき)となっております。
特に本編と関係ないので、飛ばしてもらっても構いません…
が、最後の方にご連絡…といいますか、このSSの方針を書いております。
投下が終わりましたら、方針を話しているレス番を書きますので、
そこだけザッと読んでいただけると幸いです。

それでは、投下します

アサギ「マジェスティックタイタン広報部提供!」

MJP ザンネンラジオ!!(もどき)

アサギ「皆さんこんにちは。チームラビッツ、BLUE1パイロットのアサギ・トシカズです」

スルガ「同じく!GOLD4パイロットのスルガ・アタルでっす!」

タマキ「同じく!チームラビッツ、ROSE3パイロットのイリエ・タマキなのら!」

ケイ「チームラビッツ、PURPLE2パイロット、クギミヤ・ケイです」

アンジュ「チームラビッツ、BLACX6パイロットのクロキ・アンジュです」

イズル「そして!チームラビッツリーダーで、RED5パイロットのヒタチ・イズルです!」

アサギ「この番組は、MJPザンネンラジオを模倣した閑話になっております。
あまり深く考えずに、流し読みしてください」

イズルスルガタマキ「イエェェェェェイ!!」ドンドンパフパフー

アサギ「テンション高いな、お前ら…」

スルガ「いいじゃねぇか!いままでがシリアス続きだったんだから。こんぐらいはじけても罰当たんないぜ?」

イズル「そうそう!元気にいこう!!」

タマキ「なのら~!」

アサギ「まったく…」

アンジュ「あの、すみません」

アサギ「?」

アンジュ「…私本編に出てないんですけど、ここにいてもいいんでしょうか?」

アサギ「気にするな。アンジュも喋らしたいからこの企画持ってきたもんだしな。というわけで、パーソナリティーよろしく!」グッ

アンジュ「えぇ!?」

スルガ「大丈夫大丈夫!アサギもだから!!」バシバシ

アサギ「俺もかよ!?」

スルガ「元ネタもアサギがパーソナリティーだったじゃん」
※アサギ役の浅沼晋太郎さんとナトリ・シオン役のブリドカットセーラ恵美さんがパーソナリティーでした

アサギ「お前もだろ!」

スルガ「俺は前半で卒業したもーん!!」
※1回~11回までパーソナリティーでした

アサギ「…ふ。まぁそのせいで、お前東地さんに会えなかったもんな」
※24回のゲストがシモン・ガトゥ役の東地宏樹さんでした

スルガ「ホントだよ!会いたかった!!」
※浅沼さん曰く、池田さんは東地さん押し

アンジュ「まぁまぁ、話を本題に戻しましょう」

アンジュ「このSSは、進撃の巨人とのクロスオーバーです。なので、もちろん進撃の巨人からも人をお呼びしました。この方々です」

エレン「訓練兵団所属、エレン・イェーガーです」

アルミン「同じく、アルミン・アルレルトです」

ミカサ「…ミカサ・アッカーマンです」

エレンアルミンミカサ「よろしくお願いします」

イズルアサギケイスルガタマキアンジュ「よろしくお願いします!」

アサギ「今回この9人と人数が多いですが、進めていこうと思います」

アンジュ「皆さん、最後までお付き合い下さい」

エレンアルミンミカサ「はい」

イズルケイスルガタマキ「はい」

アンジュ「それでは、MJPザンネンラジオ、オペレーション01――」


ブ ラ ス ト  オ フ ! !

.

アサギ「改めましてよろしくお願いします。さっそく、このコーナーからスタートです」

アンジュ「ザンネン オペレーション!」

アサギ「ザンネンオペレーションとは、
毎回GDF広報室から出される指令に、我々が期待以上の成果を挙げていくなんとも無茶ぶりなコーナー。
今回の指令はこれだ!!」

アンジュ「MJPザンネンラジオ、オペレーション01、指令書!

“進撃の巨人のキャラクターがアッシュに乗るとしたらどれに乗るか調査せよ”

進撃の巨人の皆様に、乗ってみたい、動かしてみたい機体を選んでもらいます。
実際に乗るわけではないので、自由に選んでみてください」ニコッ

エレンアルミンミカサ「はい」

アンジュ「…裏話ですが、このSSではRED5しかアッシュがでないので、この様な形でアッシュを出すことにしたようです」

アサギ「流石に全機出したら、チートになるからなぁ」

アンジュ「RED5ですら、泣く泣く装備を減らし、制限を付けての登場ですからね。
本当は、トロスト区ラストはRED5さんになってほしかったものの、止めたようです」

アサギ「よかった…。あんな奴がまた出てきたら俺の胃が持たない…」キリキリ

アンジュ「お疲れ様です」アハハ

アルミン「…あの、すみません。質問いいですか?」

アサギ「あ、はい。どんどんどうぞ」

アルミン「前から気になっていたんですが、アッシュ――あの鉄の巨人、ですよね?あれってなんなんですか?」

アサギ「そうですね。まずそこから説明しましょう。スルガ、頼んだ」

スルガ「お、俺の出番か!任せとけ!!
俺達が乗っているのは新世代高規格汎用戦闘デバイス、AHSMB=Advanced-High-Standard-Multipurpose-BattleDevice、通称アッシュだ。
来るウルガルとの決戦の為、人類が英知を結集させて産み出した次世代汎用戦闘デバイスである。
外宇宙科学の最終応用形である「JURIA-SYSTEM」を搭載しており、
戦闘デバイスでありながら、生物が元来持つ生存防衛本能を究極にまで高めている。
俺達のアッシュは――」ペラペラ

エレン「よ、よくわからん…」

アサギ「つまり、俺達の敵に対抗するために作られた兵器ってことだ」

エレン「俺らにとっては立体機動みたいなもんか」

アサギ「そう。それで、俺達はそのパイロットなんだ」

アルミン「あ、自己紹介の時、~パイロットって言ってましたね。アッシュって、一つではないんですか?」

アンジュ「我々にはそれぞれ、専用のアッシュが用意されてます。各アッシュには、特性・機能がバラバラなのです。
特性は…前回添付した動画を見るのが、分かりやすいですね。もう一度添付しますので、どうぞご覧ください」

○BULE1
http://www.youtube.com/watch?v=EOlLeVmkCc8
○PURPLE2
http://www.youtube.com/watch?v=nW-iVc3XauA
○ROSE3
http://www.youtube.com/watch?v=Vdd_Wel5HH4
○GOLD4
http://www.youtube.com/watch?v=iznaqrEju5Q
○RED5
http://www.youtube.com/watch?v=5chhe6ftUs0
○BLACK6
http://www.youtube.com/watch?v=2GKAvlij9ew

エレン「へ~…どれもかっこいいな!」キラキラ

イズル「エヘヘ、そうかな~…///」

スルガ「褒めてんのはアッシュだからなw」

イズル「分かってるよ」プクー

アンジュ「アッシュについては、大体これぐらいですね。わかりましたでしょうか?」

アルミン「大体は、わかりました」

アサギ「どれか気になる機体、ありますか?」

エレン「俺はやっぱりRED5が気になるな…」

イズル「え?僕の?///」

エレン「やっぱり、リーダー機だし、デザインもかっこいいし。俺、あの翼のデザインが好きだな」

イズル「…やっぱり機体が褒められると嬉しいな!///」

ケイ「よかったわね」

イズル「うん」ニコニコ

アサギ「RED5は、あのデザインでも直しやすいんですよ。徹底的なモジュール構造なので」

スルガ「一番壊れてるのはROSE3置いといて、RED5だよな」

イズル「え?」

アサギ「無茶な操縦も多いしな」

イズル「え?」

アルミン「それなら安心だね」ニコッ

エレン「え?」

アンジュ「ミカサさんはどうですか?」

ミカサ「私ですか?私は…ROSE3か、BLACK6が…気になります」

タマキ「あたしの!あたしの!」ピョコピョコ

エレン「あ~、俺もROSE3気になった。一番速いし、あんな速さで動けたら気持ちいだろうな…」

タマキ「ばびゅーん!って行って、ドカーン!って行って、すっごく気持ちいのら~!」

スルガ「…俺は絶対酔うけどな」ボソッ

アサギ「…俺も、あそこまでの速さは勘弁してもらいたい」ボソッ

エレン「ん?ROSE3は不評なのか?」

アサギ「あ~…いや、そんな訳ではないんです。俺達は実際乗ってるんで、乗った時のリアルな想像をしてしまって…」

エレン「?」

アンジュ「ROSE3は、20Gの加速が可能なんです。その分、パイロットの負担も大きいんです」

エレン「20G?」

アサギ「G…重力加速度。エレンさん達の立体機動でもかかると思うのですが…。
よく立体機動中に酔ったり…最悪、気を失ったりする人とかいませんでした?」

アルミン「確かに、居ました。その人たちは、立体機動の適性がないとして開拓地送りになりましたが…」

アサギ「多分、ほんっとうに、一握り以外がROSE3に乗ったらそうなります」

エレンアルミン「えぇ!?」

アサギ「俺らは一応、訓練の一環で体験したことありますが、正直もう体験したくありませんね」

スルガ「長時間ケロッとしてんのは、タマキぐらいだ」

タマキ「えっへん!!」

アサギ「どうしても俺達はパイロットなんで、操縦の間隔を想像してしまうんです」ハハ

ミカサ「…私は大丈夫。絶対に乗りこなすことが出来る」

アサギ「?」

ミカサ「私は、自分を完璧に支配することが出来る。だから、私はなんでも出来る。ROSE3を乗りこなすことも、出来る」

アサギスルガアンジュ「」ポカーン

ミカサ「」ドヤァ…

スルガ「もしかして、ミカサさんって天然なんスか?」

アルミン「アハハ…;」

エレン「そうなのか…」ショボーン

アサギ「あ、けどこのコーナーは自分が乗ってみたいものを選ぶコーナーなので、自分の乗りたい奴を選べばいいと思いますよ」

スルガ「そうそう!実際は乗れないんだし、どれ選ぼうが自由なんだしさ!!」

エレン「!そうだよな!!う~ん…どっちにしよう…」

アンジュ「そういえば、ミカサさんは何故BLACK6も選んだんですか?」

ミカサ「BLACK6は武器も多数搭載し、攻撃力が高いところに興味がわいた」

アンジュ「確かに搭載されている武器は多いですが、その為に長時間使っているとオーバーヒートを起こしやすいので、
制限しつつの操縦になりますが大丈夫でしょうか?」

ミカサ「短時間でも、それだけ火力があればエレンを守ることが出来ると判断した」

エレン「いや、頼んでねぇって」

ミカサ「エレン達が来る前に、私が敵を蹴散らす。ROSE3とBLACK6ではそれが可能だと判断し、選んだ」

エレン「いや、だから頼んでねぇって言ってるだろ!」

スルガ「やっぱり、ミカサさんって濃いっスね」

アルミン「ミカサはエレンに対して過保護だから…」アハハ

アサギ「アルミンさんはどうですか?」

アルミン「僕…ですか?…僕の適性から見ると、PURPLE2でしょうか。僕は、どちらかというと、座学が得意だったので…」

アサギ「だそうだ。どう思う?ケイ」

ケイ「え…そうね。莫大な情報を処理できるなら、いいと思うわ」

イズル「ケイが偵察してくれるから、僕らは前衛に集中できるんだ」

エレン「そうなのか?」

イズル「うん。僕らが見えない敵もPURPLE2は見つけられるから、とても助かるんだ」

アサギ「それに計算処理能力も高いから、ルートの割り出しも早いしな」

スルガ「GOLD4も、PURPLE2の情報を基に射撃をするしな。ホント、頭上がらないぜ」

エレン「なるほどな…。アルミンは頭もいいし、正解を導く力もあるし、PURPLE2に乗ってくれれば安心だな」

アルミン「うん、僕もとてもいいアッシュだと思う。…ただ、その…」モジモジ

アサギ「どうしたんですか?」

アルミン「…やっぱりBULE1も、気になります」

アサギ「BULE1ですか?」

アルミン「…エレンとミカサは、前戦で戦うアッシュを選ぶと思ってたので…僕も、一緒に前戦で戦いたいな…って…」モジモジ

エレン「アルミン…」

アルミン「も、もちろん!僕は前戦で戦うのは、向いてないのは分かってるんですけど…」

イズル「…アサギ」クイッ

アサギ「う…。そうだな…さっきも言った通り、自分が乗りたいものを選べばいいと思いますよ。それに――」

アルミン「?」

アサギ「――…向いてない…とは思いませんよ」

アルミン「!」

アサギ「PURPLE2から指示や情報をもらいますが、それを処理するのは前衛に出ている俺達です。
アルミンさんは、指示力と判断力をしっかり持ってるので、操縦方法を覚えれば前衛でも戦えると思いますよ」

アルミン「本当ですか?」

アサギ「一応、リーダー機のRED5が指示を出すはずなんだけど…」チラッ

スルガ「イズルは指示が大雑把だしな」

タマキ「ザンネンなのら」

イズル「アサギの方が分かりやすいんだよね」

アサギ「お前は開き直るな!」

イズル「」ショボーン

アサギ「BULE1は汎用機で互換性も高いので、どこのポジションでも装備さえ変えれば可能なんです。
俺は近距離から中距離までが得意ですし、超遠距離や後方支援はGOLD4やPURPLE2で足りてるので前衛に出てるようなものです」

エレン「へ~…」

アサギ「だから、向いてないってことはないと思いますよ」

アルミン「そっか…そっか…」ウンウン

スルガ「結局、GOLD4は選ばれずじまいか…」ガーン

エレン「あんまり、鉄砲が強いとは思えないんだよな」

スルガ「俺のは鉄砲じゃねぇ!!」ブワッ

エレン「わ、悪い!」アセアセ

アサギ「…そうですね…もう一つ、アルミンさんに進めるならGOLD4ですかね」

アルミン「え?僕ですか?」

アサギ「GOLD4を操縦する上で、射撃の腕はもちろん必要ですけどもう一つ必要なのは正確な計算力。
少しでも間違えれば的を外し、最悪味方に当たる可能性もあります。
アルミンさんは頭がいいとのことなので、十分適正あると思いますよ」

アルミン「う~ん…」

アサギ「そちらでは、銃火器の重要性がないかもしれませんが、こっちは結構重要なんですよ」

スルガ「前衛の背中を守ってるのは俺だからな!なにより、前衛に持っていけない光学兵器も使える!!
特に!都市学園防衛戦で使われた超大型光学兵器、90式超長距離狙撃用重集束ビーム砲フライシュッツは――」ペラペラ

アサギ「俺達は主に、実弾と光学兵器を使用しています。
実弾でも鉄砲なんかより、桁違いな破壊力ですよ。光学兵器なんか、もっと強いのもあります」

エレン「どれぐらいなんだ?」

アサギ「今スルガが説明してる奴は長距離射撃でも地を抉ることが出来ます。当たったら、確実に巨人が消えます」

アルミン「え?」

アサギ「蒸発します」

エレン「鎧の巨人もか?」

アサギ「鎧の巨人がなんなのか知りませんが、塵と化すでしょうね」

エレン「…すさまじいな」

アルミン「恐ろしいね…」

アサギ「まぁこの兵器は、特別火力高い奴ってのもあるんですがね」

アンジュ「けど、我々では使えませんから。
どうしても前衛に出ているので武器がコンパクトにならざる負えないので、威力が落ちてしまうのです。
ただ、威力が高ければ高いほど、扱いが難しいのでそれを扱えるのはGOLD4でしょうね」

イズル「スルガから射撃があると、前衛も心強いよね」

スルガ「もっと俺を褒めろ!」

アサギ「これ以上やめとけ。こいつが調子乗り出す」

エレン「銃火器って大切だったんだな…」

アサギ「むしろ、何故あそこまで銃火器が蔑にされてるのか俺達にはわかんなかったんですよ。
大砲でも、もっと精度を上げれば巨人を倒せると思いますよ?」

エレン「想像できない…」

アルミン「なんか、未知の領域です」

アンジュ「まぁ技術力が全然違いますから」

アルミン「そうですね」アハハ

アンジュ「それでは、大体意見が出たところで、皆さんは最終的になにに乗りたいですか?」

エレン「う~ん、俺はやっぱりRED5かな」

ミカサ「…私はROSE3」

アルミン「う~ん…迷うな…」

アサギ「どれでも好きなものを選んでいいんですよ」

アルミン「それじゃあ…BULE1がいいです」

アサギ「アッシュが決まりましたね!
ということで、今回いろいろとお話しをしてきましたが、今回の指令はこれで完遂でいいと思いますか?」

エレンアルミンミカサ「いいと思います!」
イズルケイスルガタマキアンジュ「いいと思います!」

アンジュ「今回のラジオは以上です。お疲れ様でした」

エレンアルミンミカサ「お疲れ様です」

アンジュ「アッシュを見てみて、どうだったでしょうか?」

エレン「すごくかっこよかったな!」

アルミン「うん!どれも特性がしっかりしていて見ていて飽きないね。どれを選ぶか、本当に迷ってしまいました」

ミカサ「アルミンは頭がいいから、きっとどれも乗りこなすことが出来るだろう」

アルミン「…ありがとう」ニコッ

アサギ「では、ラジオもどきはこの辺にしておきまして…いろいろご連絡があります。
まぁ、本編の最後を見ればわかると思いますが…」

アンジュ「To be continuedです」

アサギ「…」

アンジュ「…続く…そうですよ」

アサギ「マジか…」ウワァ…

アンジュ「頑張ってください」アハハ

アサギ「胃が痛い…」

アンジュ「まぁ、一番最初は壁外調査までをやるつもりでしたから。
書いている途中、さすがに長いだろと思い、最低トロスト区までって宣言したそうです。
しかし…絡まない絡まない。主人公同士が一切絡まないので、さすがに寂しくなり壁外調査まで頑張ろうと思ったようです」

イズル「僕ら、ここがほぼ初対面だよね」アハハ

エレン「声は、なんとなく聞いた気がするんだけどな~」ハハ

イズル「ほとんど、別行動だったから仕方ないよね」

エレン「漸く合流したと思ったら、俺また気を失うし、終わりだし」

エレン「ホント、絡まねぇな」
イズル「ホント、絡まないね」

アサギ「ザンネンだな…」

アンジュ「後、RED5以外はザンネン5の活躍が全然ないのも寂しいみたいです」

アサギ「俺、一番喋ったからもういいよ…」ハァ

ケイ「私はもともと人見知りなのよ…」ハァ

スルガ「俺はもっとあの鉄砲とか改良したかったなw」

タマキ「あたしの活躍が全然なかったのら~」ムスー

アンジュ「と、まぁいろいろ思うところがあったので、続けていくそうです。
続けて上で、いろいろ設定を固めたいと思い、このような場を作りました」

イズル「設定を?」

アンジュ「はい。まずイズルさん達の時間軸を。
最初はケレス大戦後と言いましたが、後々のことを考えて13話後ということになりました」

アサギ「13話ってことは、俺達はアンジュを知ってるのか」

アンジュ「はい。もし私が登場するとき、交流があった方がいいと思ったからだそうです」

イズル「え?アンジュも出るの?」

アンジュ「さぁ?どうなるんでしょう」ニコッ

アサギ「あ、決まってないんだな…」ボソッ

アンジュ「もう一つの理由は、14話まで行ってしまうとRED5の覚醒が出てきてしまうので、“13話後”に決定しました」

イズル「なるほど」

アンジュ「あと、投下のスピードも今以上に落ちると思います。一応、週に1~2回を目安にしてますがもっと遅くなる可能性もあります」

タマキ「なんでなのら?」

アンジュ「大きい理由は、改変部分が多くなるからです。
どこを残してどこを改変するかの吟味等は、大体は決まっているものの細かくはまだ決まってない状態です。
また、ザンネン5と進撃の巨人の方々との会話もこれから多くなっていくので、それの調整とかでやはり時間が掛かってしまいます」

アサギ「書くの遅いしな…」

タマキ「ザンネンなのら…」

アンジュ「次の目標は、壁外調査とします。
余裕があれば、もっと続けたいそうなのですが…きっと途中でリタイアすると思います。
ただ、途中で終わらす場合でも、区切りがいいところで終わらすつもりです。
…正直に話しますと、ラストは強制夢落ちになる可能性も高いです」

アサギ「ぶっちゃけたな」

アンジュ「というのも、進撃の巨人がどのようにすればいいのか、よくわからないからです。
もちろん、良い締めが思いつけばそのラストにするつもりですが…多分そこまで行くと死ぬほど長くなるので強制夢落ちが有力候補です。
…なにかいいラスト案がある方はどんどんレス下さい!募集しております」

アサギ「他人任せだな…」

ケイ「最低ね」

アンジュ「一応弁明があるようです。
SS書いてる本人自体、進撃の巨人の“この殺伐とした謎が謎を呼び謎が解明されたら新たな謎が増えるという世界観と話”が好きだそうです。
その中で、ザンネン5がどのように関わっていき、生き抜いていくのか、想像しながら書きあげているようです。
なので、なるべくそこを崩壊しないように書くことを目的としております。
その際、必ずしも救える人間ばかりではありません。イアンさんの様に救える人もいますが、ミタビさんの様に救えない人も出てきます。
名前がついてるキャラを全員助けてハッピーエンド…には絶対にならないので、そこら辺はご了承ください」

エレン「そうなのか…」

アンジュ「すみません…」

アルミン「仕方ないさ、エレン。確かにRED5は強力な助っ人だけど、それだけじゃ捌けないほど巨人はいっぱいいるんだ」

エレン「…そうだな」

アンジュ「ということで、まだまだ長くなりそうですが、お付き合い下さいとのことです。
皆さん、頑張ってください!」

アサギ「他人事だと思って…」

イズル「頑張ろうアサギっち!」

アサギ「その呼び方やめろっていっただろ!」

アンジュ「それでは次回…があるかわかりませんが、まだまだよろしくお願いします」

イズル「お相手は、チームラビッツのメンバーと…」

エレン「エレン・イェーガーと…」

アルミン「アルミン・アルレルトと…」

ミカサ「ミカサ・アッカーマン…」

アサギ「でした!!」

というわけで、
エレン→RED5
ミカサ→ROSE3
アルミン→BULE1
になりました!
最終結果は違くしましたが、アンケート結果は、話し合いの部分で存分に取り入らせてもらいました!
アンケートご協力いただき、ありがとうございます!

今後の方針についてのレスは

>>499-505

になります。
まだまだ長く続くと思いますが、お付き合いいただければ幸いです

それでは、本日は以上になります。

乙ありがとうございます!
はい、落ちないようには気を付けます。
それでは投下します

スルガ「これ…どういう状況…」

アサギ「牢屋に閉じ込められた」

タマキ「ジメジメしててやなのら~」

ケイ「…」

ピクシス「すまんのう。牢に入れなければ、憲兵の奴がうるさいからのう」

アサギ「いえ、善処していただけているのは、分かっております。
僕達は、すぐに殺されても可笑しくない状況というのは、理解しているので…」

ピクシス「うむ」

アサギ「えっと…先程約束した通り、僕達の説明を、した方が、いい…ですよね…?」

ピクシス「まぁ待て」

アサギケイスルガタマキ「?」

ピクシス「2人ほど、人を呼んでおるんじゃ。もう少し待ってくれんかの?」

アサギケイスルガタマキ「…はぁ…」

ガチャ キィ…―

?????「申し訳ありません。少し遅れてしまいました」

アサギケイスルガ「?」

タマキ「!?」

ピクシス「いや、遠征で疲れておる主を呼んだワシも悪い。しかし、お主もこの者達の話を聞きたいと思ってのう」

?????「ええ。お呼びいただき、感謝しております」

タマキ「イケメン…」ポー…

ケイ「ちょっと、タマキ!」

アサギ「…えっと…どちら様でしょうか…?」

ピクシス「彼の名は、エルヴィン・スミス。調査兵団の率いる団長をしておる者じゃ」

エルヴィン「よろしく頼む」

ケイ「兵団を率いるって…」

スルガ「とっても偉い人じゃ…」

アサギ「あ!トシカズ・アサギです!」バッ

スルガ「アタル・スルガです!」バッ

ケイ「ケイ・クギミヤです!」バッ

タマキ「タマキ・イリエです!」バッ

エルヴィン「楽にしていい。…それは君達の敬礼か何かかい?」

アサギ「あ…はい、そうです…。申し訳ありません、つい…」

エルヴィン「いや、いい。…君達はとても規律正しいようだね。…まるで、兵士の様だ」

アサギ「あ、えっと…どこから話していいのやら…」

エルヴィン「すまない、もう少し待ってくれないか?もう一人来る予定なんだ。
バラバラに来てしまってすまない」

アサギ「いえ、だい、じょうぶです…」

タマキ「あの!あの!彼女とかもが!」ガバッ

ケイ「申し訳ありません。彼女は気にしないでください」グイッ

タマキ「もがもが」ジタバタ

エルヴィン「…」ニコニコ

ガチャ キィ…―

???「ごめんね!待たせちゃった?ちょっとこっちも手こずっちゃって!ほら!入って入って!!」

リヴァイ「…」ス…

タマキ「はっ!イケメン…」

リヴァイ「…」コツコツ

イズル「…あ!」コツコツ

イズル「皆!無事でよかった!」カチャカチャ

アサギケイスルガタマキ「」

イズル「あれ?」カチ…

スルガ「あれ?じゃねぇよ!」

アサギ「なんでお前捕まってるだよ!RED5から出るなって言っただろ!出なければ拘束されずに済んだだろ!」

イズル「だって、皆が居るし…」

スルガ「だからって自ら投降することねぇだろ…」

アサギ「最悪、アッシュで向かいに来ればどうにかなっただろ…」

イズル「あ」

アサギスルガ「」ガクッ

ケイ「しかも手錠までされているし…」

イズル「あ、これ?暴れないようにだって。RED5から出ちゃったら何も出来ないとは言ったんだけど、一応だって」カチャリ

アサギ「素直にそれを受けるな…」

タマキ「どこまでばかなのら…」プクー

イズル「」ショボーン

???「ごめんね~。壁内の住民の声や、憲兵団、貴族の声とかがうるさいんだ。
だから、手錠もさせてもらったし、彼だけ隣の牢に入れさせてもらうよ」

イズル「え?一緒じゃないんですか?」

???「出来うる限りの善処した結果が、隣の牢なんだ。我慢してね?」

イズル「…分かりました」

???「それじゃあ、こちらの牢にどうぞ~」ガチャ

イズル「あ、ありがとうございます」ペコッ

スルガ「いや、そこお礼言うところか?」

アサギ「なんか違う気がする…」

???「では、自己紹介が遅れたね。私はハンジ・ゾエ。調査兵団で分隊長をやっている。
私は巨人の研究もしているんだ。今回、あの鉄の巨人の話が聞けるってことで参加させて貰うよ。よろしくね!
彼がリヴァイ。調査兵団で兵士長をやっている。こんななりでも、人類最強と言われるほどの実力の持ち主だ」

リヴァイ「…俺はその餓鬼の見張りで来ただけだ。俺はもう行くぞ」

ハンジ「付き合ってくれてありがとう、リヴァイ。壁内の巨人は、よろしく頼むね」

リヴァイ「ふん…」

キィ… バタン

ハンジ「それで君達は…えっと…」

エルヴィン「彼らの名前はトシカズ・アサギ、アタル・スルガ、ケイ・クギミヤ、タマキ・イリエだ。…君は?」

イズル「あ、イズル・ヒタチです」カチャリ

エルヴィン「私はエルヴィン・スミス」

ピクシス「ワシはさっきも会ったから分かると思うが、ドット・ピクシスじゃ」

アサギ「2人とも偉い人だから気を付けろよ」ボソッ

イズル「えぇ!?アサギ胃大丈夫!?」

アサギ「なんでまずそこなんだよ!」

スルガ「ここに胃薬ないんだからな」

タマキ「胃に穴あかないように気を付けるのらぁ」

アサギ「お前らもなぁ!!」

ケイ「…ちょっとぐらい真面目に出来ないの貴方達…」ハァ…

ハンジ「こいつらくっそおもしれぇ!」ギャハハハ

ピクシス「元気じゃのう」ホッホッ

エルヴィン「そうですね」フフ

ピクシス「盛り上がっているところ悪いのじゃが、メンバーも集まったことじゃし、そろそろ話を聞かせて貰おうかのう」

アサギ「!?申し訳ありません!」

ハンジ「はぁ…どんなことが聞けるんだろう…」ジュルリ

アサギ「えっと…」ズサ…

エルヴィン「すまない。ハンジは巨人の事に関すると、この様に興奮し始めるんだ。
大丈夫、実力は確かだ。安心してくれたまえ」

アサギ「はぁ…」

ハンジ「」グヘヘヘ…

イズルアサギケイスルガタマキ(…怖い)ズサ…

イズル「えっと…」チラッ

アサギ「…」コクン

イズル「…僕達はGDF所属、
MJP機関・特殊宇宙戦闘大隊・第十二作戦中隊・戦闘母艦ゴディニオン・第5分隊機動…チームラビッツでして――」

エルヴィンピクシス「…」

ハンジ「GDF?MJP?ちょっと待って。全然なに言ってるのか解らない」

ケイ「…知らない、んですね…。やっぱり、ここ変だわ」

タマキ「?知らないだけじゃないのら?」

スルガ「普通、よっぽどのことがない限り殆どの人でもGDFとMJPは知ってるはずなんだよ。
あんだけテレビやニュース、インターネットとかで知名度を上げてたからな。お前も広告活動とかしてただろ」

タマキ「あ、そっか」

ケイ「それに、彼らは地位の高い人間。その人たちが知らないのは、おかしすぎる」

イズル「…」

アサギ「…お前ら、ここに来る前の最後の記憶はなんだ?」

イズルケイスルガタマキ「…アサギの部屋」

アサギ「だからなんで俺の部屋に居たんだよ…」ガクリ

スルガ「暇だったからな」ヘラヘラ

タマキ「皆もいるし~」ニヘラ

アサギ「…ハァ…今はもういい…」

ケイ「…私の記憶では、皆でいつも通りアサギの部屋に居たのに、いつ間にかここに移動したわ…」

アサギ「俺もだ。…いつの間にかボーっとしていて、気が付いたらここにいた…気がする」

スルガ「俺も~」

タマキ「あたしも~」

アサギ「…説明するよりも先に、俺達に何が起こったのか把握しきれていない。
…一体俺達に何が起こったんだ?」

イズル「…まるで、漫画の世界に入ったみたいだ?」ボソッ

アサギケイスルガタマキ「!?」

スルガ「お前、突拍子のないこと言うなぁ」

イズル「けど、それしか思いつかないよ」

ハンジ「ちょっとごめんね。漫画ってなんだい?」

イズル「あ、えっと…」アタフタ

アサギ「…娯楽の一種です。小説や童話は、分かりますか?」

ハンジ「それなら分かるよ」

アサギ「漫画は小説や童話の様なストーリーを、絵で表現しております」

ハンジ「絵本みたいなものかい?」

アサギ「はい、それに近いですね」

ハンジ「なるほど…話を続けて」

アサギ「あ、はい」

イズル「きっと、不思議の国のアリスみたいに異世界に来ちゃったんだよ!」グッ

アサギ「俺達はウサギを追ってないぞ」

スルガ「ていうか、俺達がラビッツ(ウサギ)だし…」

ケイ「…私はイズルの意見に同意するわ」

アサギ「!?ケイまで…」

ケイ「他に説明できる?私は出来ないわ」

アサギ「…」ウーン…

スルガ「取り敢えずさ、こっちには俺達の用語は通用しないってことを前提にして説明すればよくね?」

ケイ「そうね」

タマキ「誰が説明するのら?」

イズルケイスルガタマキ「」ジー…

アサギ「俺を見るな!」

スルガ「頼りにしてるぜ」グッ

イズル「ファイト!」カチャリ

アサギ「」ピキピキ

ケイ「…フォローはするから」

タマキ「頑張るのら!」グッ

アサギ「」ハァ…

エルヴィン「話はまとまったかい?」

アサギ「あ、はい。えっと…一応、説明していきますが、分からないことがあれば聞き返してください。
その部分を、なるべく噛み砕いて説明しますので…」

エルヴィン「わかった」

アサギ「…先程、僕達を兵士の様だとおっしゃっておりましたが、その通りです。
僕達はGDFという軍隊に所属している軍人…所謂兵士でもあります。
その中で、我々は戦線に出る実行部隊の一つです。
第5分隊…チーム名はラビッツ。アッシュという…あの鉄の巨人の操縦者で組み立てられたチームです」

ピクシス「GDFと言うのは?」

アサギ「GLOBAL DEFENSE FORCE。略してGDF。
国際連合が立ち上げた軍なのですが…恐らくここにはない軍だと、我々は予想しております」

エルヴィン「それは何故?」

アサギ「僕達がこの地を知らないからです。我々は、海底はまだしも、地上の開拓は既に終えております」

エルヴィン「カイテイ?」

アサギ「…海をご存じないと?」

エルヴィン「…いや。海なら昔、何処かの文献で目にしたことがある」

アサギ「…海底は海の底です。
海底の開拓は様々の問題もあり、今尚研究中ではありますが、開拓を終えているとはまだ言えませんので…」

エルヴィン「…海に関しても気になるが、今は止そう。話を続けてくれ」

アサギ「はい、えっと…。
そう、地上において、僕達が知りえない土地は、ないんです。けれど、この地は知らない…。
だからこそ、僕達が先程話していた“異世界に来たのではないか”と言う説が出ました」

ピクシス「うむ…」

エルヴィン「…どう思いますか?」

ピクシス「なんとも信じがたい話じゃ」

エルヴィン「えぇ。
…我々は、未だに壁外の周りを開拓している最中。しかし、彼らは既に開拓を終えたと言っている…。
なんとも信じがたい話ですね」

ピクシス「…しかし、彼らが嘘をついているようには見えぬ。話を作ってきたにしては設定がしっかりし過ぎておる」

エルヴィン「…本当に異世界から来たのでしょうか…」

ハンジ「ねぇエルヴィン!私も質問していいかな!?」

エルヴィン「どうぞ」

ハンジ「ひゃっほーい!!」ピョンピョン

ハンジ「あの鉄の巨人…君たちが言っているアッシュってなんなんだい!?
操縦者で組み立てられたチームって言ってたけど、全員あれを操縦出来るの!?私にも出来るかな!?」ガバッ

アサギ「…俺、この人苦手だ…」ボソッ

スルガ「けど、よく見れば美女じゃね?」ボソッ

タマキ「え?美青年じゃないのら?」ボソッ

ケイ「どっちよ…」ボソッ

イズル「アンジュ…さんみたいに、よく分からないね」ボソッ

アサギ「…今まで、アッシュを鉄の巨人と言ってきましたが、全くの別物です。
Advanced High Standard Multipurpose BattleDevice…通称アッシュ。
アッシュは僕達の敵、ウルガルに対抗するために造られた兵器です。
我々は、そのパイロット…操縦者として養成されました。
あれ…イズルが操縦していたアッシュを、全員が操縦できるか、他の人が操縦できるかと言えば、答えはNOです。
アッシュには、それぞれDNA…遺伝子情報…えっと、DNAとは、人間一人一人違うものを持っていまして…
そのDNAの情報が、それぞれのアッシュには組み込まれております。
アッシュは、その組み込まれたDNAと操縦者のDNAが一致しなければ動かないようになっています。
あのアッシュはイズル専用機なので、イズルしか操縦出来ません。
もちろん、僕達にも専用機を持っています。
が、ここにあるのはイズル専用機…RED5しかありませんので、実質、イズルしか操縦出来ないことになりますね…」

ハンジ「なんだ…操縦できないのか…」ショボーン

アサギ「えっと…出来るだけ、噛み砕いて説明してみましたが、僕達の説明は大体はこの通りです。
細かい所は、省略しましたが…何か分からないこと、ありますか?」

ピクシス「ウルガルとはなんじゃ?我々の敵と言っておったが…」

アサギ「…えっと、我々は地上の開拓が終えたと言いましたよね?」

エルヴィン「ああ」

アサギ「地上の開拓を終えた我々は、新たな地を求め、宇宙の開拓を始めました」

ピクシスエルヴィンハンジ「!?」

アサギ「そんな時、突然――」

エルヴィン「待ってくれ、今なんて言った?」

アサギ「え?」

イズル「そんな時?」

タマキ「突然?」

ケイ「そんな訳ないでしょ…」

スルガ「こんな時ボケなくていいから…」

アサギ「宇宙開拓…ですか?」

イズルタマキ「あぁ~」ポン

スルガケイ「」ガックリ

エルヴィン「宇宙開拓…。
先ほどの特殊宇宙大隊と聞いていた時から気になっていたんだが、君たちはすでに宇宙に行く技術を有しているのか?」

アサギ「えっと…一応は――」

ピクシス「あのアッシュとやらで宇宙に行けるのか?あれで宇宙に居られるのか?」

アサギ「アッシュで宇宙に居ることは可能ですが、あれ単体では流石に宇宙までは…――」

ハンジ「じゃあどうやって宇宙に行ってるんだい?」

アサギ「基本的に宇宙にあるステーションで…――」

エルヴィン「宇宙にステーションだと?」

ハンジ「…凄い…」

ピクシス「文献や学者による理論では、宇宙という物が存在するとされていたのは知っている。
しかし、本当に存在していたと言うのか…」

エルヴィン「いや、そもそも我々が認識している宇宙と同じなのか?…君たちは…何処に居たんだ?」

イズル「えっと…――」

イズルアサギケイスルガタマキ「――…空の上」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
今回はMJPの説明回なので、無駄にセリフも長ったらしくなってしくなってしまいました…。
暫く、説明回が続きます。

乙ありがとうございます。
それでは、投下します。

エルヴィン「ピクシス司令」シャーッ シュタッ

ピクシス「エルヴィンか。どうじゃ、トロスト区内に彷徨っていた巨人は」

エルヴィン「大方の巨人は壁に集中していたので、もうすぐこちらも討伐し終えるでしょう。
明日には、街の清掃に掛かれそうです」

ピクシス「そうか…」

エルヴィン「…先程の彼らの話、どう思いますか」

ピクシス「なかなか、信じがたい話じゃの…。まさか、空の上から来たとは…」

エルヴィン「ええ、彼らの話は驚かされるばかりでした」

ピクシス「どうじゃ?実際、あのアッシュとやらは」

エルヴィン「彼らが言う通り、ピクリともしません。
見た目相応、相当な重さで運ぶこともままならない状態ですね。
しかしそれで、ハンジは“あれは巨人とは別の何か”と言う事に納得したようです」

ピクシス「巨人は、あの巨体に対して意外なほど軽いからの。
巨人研究の第一人者であるハンジがそう判断したのならば、変な誤解が生まれる心配はしなくてよかろう」

エルヴィン「ええ。ただハンジはさらに興奮していました。
後、彼らが“傷も付かないのでは”と言っていた通りのようです。
試しにリヴァイが立体機動で攻撃させてみましたが、駄目でした」

ピクシス「リヴァイですら傷がつけられない…か。
立体機動が通用しない…という判断でよいじゃろう。
…あやつらは“砲弾も凹みはするだろうが、操作に支障は起きないじゃないか”とも言っておったが、
きっとそれも事実じゃろうな…」

エルヴィン「…恐らくは」

ピクシス「我々では太刀打ち出来ない相手…か。敵なら、恐ろしい敵じゃの」

エルヴィン「しかし、仲間にすれば、頼もしい味方になるでしょう」

ピクシス「…エルヴィン。主は、あやつらの信用すると?」

エルヴィン「…司令。我々は、もっと力が必要なのです。…巨人に勝利するために。
それは司令もわかっているっでしょう」

ピクシス「…ふっ…確かにそうじゃの。しかし――」

エルヴィン「…」

ピクシス「――憲兵団(奴ら)はそう思うかのう?」

エルヴィン「…」


―――…
――…
―…

今回はこれで以上です。
短くて申し訳ありません…。
もう少し先まで一気にやろうと思ったのですが、
どうしても詰まってしまったので区切りのいいここまでになってしまいました…。
次は、長くできるように頑張ります。
それでは、ありがとうございました。

間に合った…。
乙ありがとうございます!
両方とも二期欲しいですね!
しかし、何年後になることやら…いつまでも待っております!
では、投下します

イズル「僕達、いつまでここに居るんだろうね」

アサギ「さぁな…」

スルガ「そういえば、エルヴィン…団長?が言ってた選択肢、どう思うよ」

アサギ「…――」

    エルヴィン「――君達には、三つの選択肢がある。

    一つは、君達だけで生きていくこと。
    この場合、君達はこの牢から自力で出てあのアッシュまで行かなければならない。
    それが出来るのであれば、我々は止めることが出来ないだろう。
    我々には、あのアッシュに対抗する手段を持ち得ていないからな。

    一つは、このまま兵団の意のままに閉じ込められること。
    この場合、そのまま放置されるか、実験台にされるか…。
    最悪、殺されることを覚悟しておいた方がいい。
    確かに、君達はトロスト区奪還の協力者ではあるが、恐怖の対象であることも変わらない。

    そしてもう一つは、兵団と協力し合うこと。
    この場合、巨人の討伐に参加させる事になり、巨人に殺される可能性もあるだろう。
    が、ここに閉じ込められるよりかはマジだ。君達の実力次第では、十分生きていけるだろう。
    ある程度制限はされるが、この牢を出て自由も獲得できる。
    これを選択をした暁には、我々、調査兵団が君達を受け入れよう。

    …考えておいてくれたまえ。君達は、どれがいいのか――」

アサギ「――…どうだろうな…」

タマキ「あたし達じゃ、牢屋も出れないのらぁ…」グデン

スルガ「このまま、放置されて殺されるのも嫌だしなぁ…」

ケイ「正直、あの選択肢は卑怯だわ。絶対、最後の選択肢しかさせないつもりよ」ムスッ

アサギスルガ「だよなぁ~」

イズル「?皆は最後の選択肢が嫌なの?」

アサギ「う~ん…嫌ではない、が…」

ケイ「あの人達が欲しいのは、RED5の力…つまりイズル、貴方よ」

イズル「僕?」

アサギ「即戦力になるのは、お前しかいないからな。
最後の選択肢をした場合、激戦区に送り出されることは覚悟しておいた方がいい」

イズル「けど、RED5の中が一番安全じゃないか。巨人の攻撃は届かないんだし」

スルガ「そのRED5も、信用できねぇって話なんだよ。
RED5だけここにあるし、謎の不具合もあるし…」

イズル「けど、自動でエネルギー補給してくれるし…」

アサギ「俺達がまだ把握していないだけで、まだ不具合があるかもしれないだろ。
俺達は確かに、アッシュについて学んで、ある程度は自分たちで修理する技術を持ち合わせてはいる。
けど、ピットクルーの人たちみたいな専門家ではない。
ましてや、ここには十二分にアッシュを点検できる道具もない。
RED5を信用し過ぎるのはどうかと思うぞ」

スルガ「ま、それを調べる為には、この牢を出なきゃいけないんだけどな…」

イズル「そうなると、やっぱり最後の選択肢しかないんじゃない?」

アサギスルガ「…うーん…」

ケイ「…」

タマキ「あたしは最後の選択肢がいいと思ってるのら」

イズル「タマキ…」

タマキ「この牢屋から出れるし、何よりイケメンさんがいっぱいなのらぁ」メロメロ

イズル「いや、最後のはタマキだけだよ」

スルガ「ホント、お前ってイケメンが居ればなんでもいいんだな」

アサギ「お前いずれイケメンに騙されるぞ」

ケイ「タマキはもう少し警戒を覚えなさい」ハァ…

タマキ「ぶーっ!」プクー

ケイ「全く…この子は――」

グゥ――――…

イズルアサギケイスルガタマキ「…」

スルガ「…俺、腹減ったぜ…」

アサギ「そういえば、こっちに来て何も食べてないからな…」

イズル「小食の僕らも、さすがにお腹すいてきたね」

タマキ「しおからぁ…」

スルガ「かれぇ…」

ケイ「…私も、甘い物食べたいわ…」

イズルアサギスルガタマキ「…」アハハ…

キィ…

イズル「?」

イアン「失礼する」ガチャン

イズル「あ!えっと…」アタフタ

イアン「私はイアンだ。食事を持ってきたんだ。食べるだろ?」

スルガタマキ「ご飯!!」ガバッ

ケイ「貴方達…」ハァ…

イアン「…悪いが、“ゴハン”と言うものではない。パンとスープだが…大丈夫か?

イズル「あ、はい!大丈夫です。ありがとうございます!」

アサギ「ありがとうございます。…!その腕は…」

イアン「あぁ、これか。これは、先程、巨人に食われたんだ」

イズル「…僕が、間に合わなかったから…」

アサギ「…」

イアン「いや、君が来ていなければ死んでいた。えっと…」

イズル「あ、イズルです!イズル・ヒタチ!」

イアン「…イズル、ありがとう。感謝する」

イズル「…」

イアン「…君達は?」

アサギ「あ、えっと、僕はアサギです。こっちからスルガ、タマキ、ケイです。
…あの、その腕で動いても大丈夫なのでしょうか?」

イアン「確かに治療班には止められたのだが、一度あの巨人に乗っていた君…イズルと、話をしたかったのだ。
それに、誰も君達の食事を運ぶ係りをやりたがらなかったのでな。俺が名乗り出たんだ」

アサギ「…ありがとうございます」

イアン「なに。俺はこの通り、腕を無くした。だから暫く暇になってしまったのだよ。
これぐらいは働かせてくれ」

アサギ「…」

イズル「あの、街は、大丈夫なのでしょうか」

イアン「今は、街に残された巨人を駆逐している。時期に終わるだろう。
それが終われば、巨人の残骸を片付けや、死んでいった仲間を回収が始まる」

イズルアサギケイスルガタマキ「…」

アサギ「…あの、ずっと気になっていたのですが、ここの戦況はどうなってるんですか?」

イアン「…」

アサギ「…申し訳ありません。答え辛い、質問をしてしまい…」

イアン「いや、いい。
…もしかしたら聞いたかもしれないが、戦況は最悪と言ってもいい。今まで、巨人に負け続けてきた。
今回のトロスト区奪還作戦が、我々にとって初の勝利といってもいい。
しかし、勝利したにも関わらず、多くの兵士は死に、街もご覧の有り様だ。
…正直、あまり喜べる勝利とは言えないな…」

アサギ「そう…ですか」

イアン「…だが、今回の勝利は、我々の第一歩になったと断言できる勝利だ。
放棄する筈であったトロスト区を奪還した。これは我々にとってなにものにも代え難い事実。
我々は、巨人に勝利することが出来る…。今まで、そう考えたことはなかったんだ。
これだけの被害が出たのにも関わらず、そう考えられることが喜ばしい。
…悲惨だろ?」

アサギ「…いえ、わかります。僕達も似たようなものですし…」

イアン「君達も?あんな強い巨人を自在に操れるのにか?」

アサギ「…えぇ、まぁ」

タマキ「あたしたちの敵も強くて硬いのらぁ…」

スルガ「ようやくアッシュ…あの巨人で対抗できるようになったんですけどね。
それでも、量産化が間に合ってないんでズタボロですけどね」

イアン「そうだったのか…君達の敵は、俺には想像できないほど強いんだな…」

イズル「…」

イアン「…君達はそんなに大変な中、こんなこと頼むのは烏滸がましいことは分かっている。
けれど、どうしても頼まなざるを得ないんだ。
我々に、手を貸してほしい」

イズルアサギケイスルガタマキ「…」

イアン「先程、多大な被害が出たと言った。だが、君達が居なければもっと出ていた。
君達が居たから、これだけの被害で済んだ。それは間違いない」

イズル「…」

イアン「情けない話だ。我々、大人が君達の様な子供の力に縋っている。
子供を、危険な場所に送ろうとしている…。これほど情けない話はない。
だが、縋るしか今の俺には出来ないんだ…すまない」

イズル「…」

イアン「…頼む。俺達はどうしても、勝ちたいんだ、巨人に。
だから、この通りだ…」ザッ

アサギケイスルガタマキ「…」

イズル「…アサギ、やっぱり僕は…――」

アサギ「?」

イズル「――…やっぱり、僕は協力したい」

アサギ「イズル!お前な――」

イズル「皆が僕の心配してくれてることは分かってる。
けど、ここから出るにはこれしかないし…何より僕は力になりたい」

ケイ「イズル…」

イズル「大丈夫!僕はヒーローになるんだ!!そう簡単に死なないよ!」

アサギ「…わかったよ。従うよ、リーダー」

イズル「…ありがとう」

アサギ「ただし――」

イズル「?」

アサギ「――俺は立体機動を教わる」

イズルケイスルガタマキ「!?」

イアン「…」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
少ししつこい会話になってしまいました…反省
次回は一度進撃組に戻ります
それでは

乙ありがとうございます。
確かに私もそう思いますwww
一応戦闘力の大体の比較は考えております。
予定では壁外調査の前に簡単に書こうと思います。
では、投下します。

<昨日、街の中の巨人が全て討伐されたとの報告が入った。今日から仲間の死体の回収作業に入る。
訓令兵にはこれから、先輩の兵士と組み、指定された場所の死体の確認、回収をしてもらう。
仲間の死体を見るのは辛いだろう。しかし、なるべく素早く作業してもらいたい。
時間が経てば経つほど、伝染病が蔓延する恐れがある。
今の我々に出来ることは、二次災害を阻止すること。そのために尽力してほしい。
なお、どの先輩と組み何処を担当するかは――

ジャン「…」

ジャン(…静かだ…)

ジャン「…」

サシャ「…」

コニー「…」

ジャン(…あのサシャもコニーも、黙ってやがる…。
そりゃそうか…。俺も、喋る気力もねぇ…)

<…―――。…、…。
<―――。…、………。

ジャン(…俺達は、どうやって喋ってたっけ…何、喋ってたっけ…)

ジャン「…」

ジャン(…そうだ、ついこの間まで、あんなに喋ってたじゃないか。
皆で、馬鹿やって、怒られて、語って、笑って…笑って…――)

<ジャン・キルシュタイン。お前はこっちだ。

ジャン「…はい」

ジャン(――…ついこの間まではそうだったのに…まるで、遠い昔の様だ…――)

    ジャン「――…汚ねぇぞ、お前ら」

    サシャコニー「?」

    ジャン「俺が先に目標見つけたのに…」

    サシャ「…汚い?」ニヤッ

    サシャ「意外と鈍いことを言いますね、ジャン。
    獲物を奪うのに作法が必要ですか?」

    コニー「そうだ!取られたお前が悪い!」ビシッ

    ジャン「ちっ。狩猟で食ってきた奴らの理屈はわからん!」

    マルコ「まぁ、皆ケガも無く試験を終えられて、よかったじゃないか」

    ジャン「――…汚ねぇぞ、お前ら」

    サシャコニー「?」

    ジャン「俺が先に目標見つけたのに…」

    サシャ「…汚い?」ニヤッ

    サシャ「意外と鈍いことを言いますね、ジャン。
    獲物を奪うのに作法が必要ですか?」

    コニー「そうだ!取られたお前が悪い!」ビシッ

    ジャン「ちっ。狩猟で食ってきた奴らの理屈はわからん!」

    マルコ「まぁ、皆ケガも無く試験を終えられて、よかったじゃないか」

    エレン「…なぁ、マルコ」

    マルコ「?」

    エレン「お前は一番に目標を見つけても、他に譲ってるように見えたんだが、
    憲兵団になりたいんだろう?得点が欲しくないのか?」

    マルコ「…うーん…。
    技術を高め合うために技術は必要だと思うけど、
    どうしても、実践の事を考えてしまうんだ」

    ジャンエレンサシャコニー「…」

    マルコ「一番遅い僕が注意を引いて、他の皆に巨人の後ろをとらせるべきとかね。
    …今回の殺傷能力を見る試験じゃ意味ないのに…」

    ジャン「…」

    マルコ「憲兵団にはなりたいのにな。ずっと、憧れてたから…」

    ジャン「…」

    エレン「…なるほどな。つまりお前は根っからの指揮役なんだよ」

    マルコ「え?」

    エレン「適役だと思うぞ?そういう効率的な考えとか、よく気が回るとか。
    俺ならお前が指揮する班に入りたいね」

    サシャ「私も、マルコの班がいいです。生き残れそうな気がします!」

    マルコ「そ、そうかな…///」

    ジャン「トロスト区の襲撃想定訓練の班か?
    それなら俺もマルコにあやかりたいな。
    間違っても死に急ぎ野郎の班には入れられたくないな。
    10秒も生きていられる気がしねぇ…」

    エレン「ちょっと待て。それは誰のことを言ってんだ」イラッ

    ジャン「心当たりがあったらそれで当たってるよ」

    マルコ「まぁまぁ、二人とも!」

    コニー「?」

    サシャ「また始まっちゃいましたよ、ジャンの遠回しな愛情表現が」

    ジャン「黙ってろよ、芋女」

    サシャ「!?もうみんな忘れたと思ったのに!」

    コニー「なぁジャン?“死に急ぎ野郎”なんて名前の奴はいないと思うんだが…」

    ジャン「…お前も黙ってろ、コニー」

    コニー「?」

    ジャン「あぁ、疲れた…」ザッザッ

    マルコ「…僕は、ジャンの方が指揮役に向いてると思うな…」ザッザッ

    ジャン「…俺が?冗談だろ?勇ましくなんかねぇぞ
    何でそう思うんだ?」ザッザッ

    マルコ「うーん…怒らずに聞いて欲しいんだけど…ジャンは…――」

    ジャン「…――」

ジャン「――…マルコ?」

ジャン「…オイ…お前…マルコ、か…?」

マルコ「」

<訓練兵、彼の名前がわかるのか?

ジャン「…見ねぇと思ったら…でも…コイツに限って…ありえねぇ…マルコ…何があった…?」

<…

ジャン「だ…誰か…誰か…コイツの最後を、見た奴は…」

<彼の名前は?知ってたら早く答えなさい。

ジャン「」ギリッ

<…わかるか訓練兵。岩で穴を塞いでからもう二日が経っている。

ジャン「…」

<それなのにまだ死体の回収が済んでいない。
初日にも言ったが、我々は迅速にこの死体達を処理し、二次災害を阻止しなければならないのだよ。
仲間の死を嘆く時間はまだないんだ。わかったか?

ジャン「…」

マルコ「」

ジャン「…104期、訓練兵団所属…19班、班長…マルコ・ボット…」

カリカリ

<マルコか…名前が分かってよかった。作業を続けよう。

ジャン「…」

ジャン(…ついこの間まではそうだったのに…――)


―――…
――…
―…

パチッ…パチッ…

コニー「…なぁ…」

サシャ「…」

アニ「…」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

コニー「…俺達の3年間って、なんだったんだろうな…」

ジャン「…」

ボオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…

コニー「兵站行進…馬術…格闘術…兵法講義…技巧術…立体機動…」

ジャン「…」

コニー「あんなに、頑張ったのに…あんなに、やったのに…」

バキッ

アニ「…」

コニー「全部、無駄だったのか…?」

ボオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ…

ジャン「…」

ジャン(…皆、後悔してる)

ジャン「…」ザッ

ジャン(こんなに地獄だと知ってりゃ、兵士なんか選ばなかった…。
精根尽き果てた今…頭にあることは、そればかりだ…)

ジャン「…」グイ

ジャン(なぁ…マルコ…。もう、どれがお前の骨だか、わかんなくなったよ…)

ジャン(兵士になんかならなければ…お前等なんかに会わなければ…
次は誰の番かなんて、考えずに済んだのに…)

    エレン「お前は戦術の発達を放棄してまで、大人しく巨人の飯になりたいのか!?」

ジャン(…てめぇに教えてもらわなくてもわかってんだよ…戦わなきゃいけねぇってことぐらい…)

ジャン(でも、わかっていても、てめぇみたいな馬鹿にはなれねぇ…誰しも、お前みたいに…――)

ジャン(――…強くないんだ)


    ――…怒らずに聞いて欲しいんだけど…ジャンは…――

ジャン「」

    マルコ「――強い人ではないから、弱い人の気持ちがよく理解できる」

ジャン「…――」

    ジャン「――…何だそりゃ」

    マルコ「それでいて、現状を正しく認識することに長けているから、
    今、何をすべきかが明確にわかるだろ?」

ジャン「」

    マルコ「まぁ、僕もそうだし、大半の人間は弱いと言えるけどさ。
    それと同じ目線から放たれた指示なら、どんなに困難であっても――」

ジャン「」

    マルコ「――切実に届くと思うんだ」

ジャン「――…今…何を…するべきか…」…ギュッ

ジャン「」スクッ!

ジャン「…おい…お前等…」ザッ…ザッ…ザッ…

コニー「」

サシャ「」

アニ「」

ライナー「」

ベルトルト「」

ジャン「所属兵科は…何にするか、決めたか?」ザッ…ザッ…ザッ…

ジャン「俺は、決めたぞ…」

ジャン「俺は…」グググ…

ジャン「俺は…」

俺は…――

ジャン「――調査兵団に、なるっ…!」

本日は以上です。
削ったところは後々補完…していくよう努力します。
今回、原作通りの所をSS用に大幅アレンジを効かせてしまいました。
今までもちょこちょこと台詞の追加をしていたりしましたが…。
今回、アレンジを効かせたにも拘らず、解り辛い所も多く、申し訳ありません。
それでも、楽しんでいただければ幸いです。
それでは

ジャンはかっこいいですね!
なんとなく、アサギとジャンは仲良くなれるような気がしますw
それでは、本日の分を投下します。

スルガ「…んで、どうすんの?」

アサギ「取り敢えず、イズルとタマキは絶対に質問以外応えるなよ」

スルガ「それには同意」

イズル「えぇ!?」

タマキ「なんで!?」

アサギスルガ「お前等こういうのむいてないから」

タマキ「ぶーっ!」プクー

アサギ「…とにかく、時間ぎりぎりまで話会うぞ」

イズルケイスルガタマキ「りょうかーい」


―――…
――…
―…

またやってしまった…ここから投下します…

―――…
――…
―…


ハンジ「やっほー!元気にしてる!?」バタン!

イズルアサギケイスルガタマキ「」

ハンジ「なんだい?その顔は。もっと嬉しそうな顔してもいいんだよ?」

イズルアサギケイスルガタマキ(やっぱり苦手だ…)

アサギ「あの、僕らに何か用ですか?」

ハンジ「そうそう!実は君達に聞きたいことがあって来たんだ!今大丈夫?」

アサギ「…僕達のこれからの方針ですか?」

ハンジ「!?もしかして決めてくれたのかい!?」ガバッ

アサギ「あ、はい…ですが、もしかしてって事は、用件は…」

ハンジ「うん、実は違うんだ。だけど、先に君達の方針について聞かせてくれないかい?」

アサギ「わかりました」

イズル「僕達は…レッド5の力を使って、兵団と協力します」

ハンジ「本当に!?いやぁ、助かるよ!!」

アサギ「それで、僕達はここから出るにはどうすればいいんですか?」

タマキ「?すぐ出してもらえないのら?」コテン

スルガ「だといいんだがな」

ケイ「そんなに簡単に決まるほど、甘くないと思うわ」

イズルタマキ「?」

ハンジ「…そこの三人の察しがいいね。
その通り、出来ない。と、いうより実際協力関係になれるかも分からない」

イズルタマキ「?」

ハンジ「私達にはその権限がないんだ。ごめんね、私としてはすぐにでも出したいのに」

イズルタマキ「!?」

アサギケイスルガ「…」

ハンジ「貴方達は異例中の異例。
今、貴方達をどうするか…いろんな意見がいろんなところで飛び交っているわ」

イズル「…」

ハンジ「その中で、声を上げている団体が3つ。
貴方達と協力関係を結びたい私達、調査兵団。
貴方達を研究し、秩序の為と殺したい憲兵団。
そして、貴方達を穢れとし、今すぐ殺したいウォール教…。
この3つのどれかに、君達は委ねられる…と考えていい」

アサギ「…それを決めるのは、誰ですか?」

ハンジ「…3つの兵団…駐屯兵団、調査兵団、憲兵団トップ…ダリス・ザックレー総統。
彼が、貴方達をどこに委ねるか判断する」

イズル「…ダリス・ザックレー…」

ハンジ「私たちが出来ることは、
なるべく貴方達の意向に沿うように、ダリス総統に口添えするだけ…。
けど、もし貴方達の意向と食い違ってしまったらそれも意味を成さなくなってしまう。
その為に、貴方達のしっかりとした意向を知りたかったんだ」

イズル「…」

ハンジ「…大丈夫!幸いなことに、駐屯兵団も私達に協力的だ。
勝算は、あるよ」

アサギ「それを決めるのは、いつですか?」

ハンジ「ダリス総統がこちらに到着したら直ちに行う予定だよ。
貴方達は、審議所に通され、そこで審問を行い、判断が下される」

アサギ「なるほど…分かりました」

スルガ「何か作戦を立てるか?」

ケイ「その方がいいと思うわ。5人の意見が食い違っていたらまずいと思うし」

スルガ「だよな…」

イズルタマキ「…う~ん」

アサギ「…それは後で考えよう。
それで、ハンジ分隊長。用事とはなんだったんですか?」

ハンジ「あぁ、私の用事はレッド5を動かす方法を聞きに来たんだ」

イズル「レッド5をですか?」

ハンジ「あれすっごく重いね。全然動かせないんだよ。
しかも、保管場所として決まったのが、もう一つ壁の内側なんだよね~。
あの大きさだから門も通らないし、何か方法ないかな?」

スルガ「あれかなりの重機がないと動かすのは無理だよなぁ」

イズル「…壁の高さはどれぐらいなんですか?」

ハンジ「約50mだね」

イズル「なら、多分僕が操縦すれば飛び越えられますよ」

ハンジ「え?」

イズル「あれ…大丈夫だよね?」

アサギ「そこまで出力は落ちてないだろ」

イズル「だよね」

ハンジ「飛び越えられるって…そんな高くまで飛べるの!?」

イズル「え!?」

アサギ(…50mがここでは高いのか…)

ケイ(壁の上から見た感じ、平地が多かった…それだと、50mは確かに高いわね…)

ハンジ「低空飛行していたのは、報告で見ていたけど…まさかそんなに高く飛べるとは…
早く見たいな…早く…」ブツブツ

イズルアサギケイスルガタマキ「…」

ハンジ「…と言うことは、君達が出るまで保留ってことか。これは気合入るね…。
…よし、わかった。他の人にもそう伝えておくよ」

イズルアサギケイスルガタマキ「よろしくお願いします」

ハンジ「じゃあ、そっちもよろしくね」

…バタン

スルガ「…んで、どうすんの?」

アサギ「取り敢えず、イズルとタマキは絶対に質問以外応えるなよ」

スルガ「それには同意」

イズル「えぇ!?」

タマキ「なんで!?」

アサギスルガ「お前等こういうのむいてないから」

タマキ「ぶーっ!」プクー

アサギ「…とにかく、時間ぎりぎりまで話会うぞ」

イズルケイスルガタマキ「りょうかーい」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
今週はMJPのイベントがあるので、楽しんできます!
何か新しい情報があるといいですね!
それでは

1週間経ちましたが、全く手をつけてません。
すみません新しいゲームに夢中になってましたGE2楽しいです。
ようやくGE2が一段落ついたので、多分今週から来週中には投下出来る…はず。
保守がてらにイベントの簡易レポと言う名の感想を上げます。

新しい情報はなかったのですが、とても楽しい時間でした。
昆さんの「私は想像する」から始まり、キャストトーク、

途中書き込みしました。申し訳ありませんorz

新しい情報はなかったのですが、とても楽しい時間でした。
昆さんの「私は想像する」から始まり、キャストトーク、ラビッツドルチェ、石川さんさんの歌、朗読劇、
どれも素晴らしかったです。
朗読劇は最終回から1週間後の設定で繰り広げられ、
アサギが皆のお兄ちゃんになったり、
受け入れよ(仮名)さんがラダ様相談室で甥との関係性を相談したりと
まさにいつも通りのMJPでした。
そして何より、アンジュちゃんが可愛かった…。
本当に何故入れなかった、アンジュ…。
けど、もし入れるとしたら、既にタイミングも決まっているので今更入れられず、グヌヌ…
詳しい出来事は、本スレや公式でも呟いていたりするので、是非見てみてください!

次回、また書き貯めてから来ます。
それでは

乙ありがとうございます。
それでは投下します。

エレン(…体が…重い…)

エレン(…暗い…ここ…どこだ…)

エレン(…光…?)

エレン「…」スッ

エレン「…ど、こ…」

?????「地下牢だ」

エレン「!?」ガバッ

エルヴィン「目が覚めた様だね」

エレン「!?…エルヴィン…スミス、団長?」

エルヴィン「いかにも。そして彼が――」

エレン「リヴァイ…兵士長…」

リヴァイ「…」

エルヴィン「…紹介は、大丈夫なようだね」

エレン「…あの」ジャラ

エレン「!?」

エルヴィン「すまない。一応、鎖で拘束をさせてもらっている」

エレン「…」

エレン「…ここは…どこですか?」

エルヴィン「先程も言った通り、地下牢だ。今、君の身柄は憲兵団が受け持っている。
ようやく、我々に接触の許可が下りた。その時に目覚めてくれてよかった」

エレン「…俺は…そうだ!街は!?穴は大丈夫ですか!?」

エルヴィン「…そうだな。まずは君が気を失っていた3日間の事を話そう」

エルヴィン「君はどこまで覚えている?」

エレン「穴を、俺が巨人になって塞いだところまでは、覚えております」

エルヴィン「そうか。その後、君はその場にいた訓練兵と駐屯兵に救出された。
丁度その時、我々調査兵団も壁外調査から引き換えし、トロスト区に帰還したんだ。
帰還した時、門が岩で塞がれたので我々も驚いたよ」

エレン「…」

エルヴィン「その後は、調査兵団と駐屯兵団によってトロスト区内に閉じ込められていた巨人は掃討された。
…まぁ殆どの巨人は壁に群がっていた為、掃討するのはそう時間は掛からなかったがな。
その際、我々は2体の巨人を生け捕りに成功した。
以上が、君が昏睡状態だった3日間に起きたことだ。
何か質問はあるかね?」

エレン「…これから俺はどうなるんですか?それに俺と一緒に居た訓練兵は?どうしているんですか?」

エルヴィン「君と共にいた訓練兵からは話を聞いているよ。
あの二人以外にも、君の過去を知る者すべてにね」

エレン「…」

エルヴィン「これから我々がすることは、あまり今までと変わらない」スッ

エレン「あ!その鍵は――!」ガバッ

エルヴィン「あぁ、君が持っていた鍵だ。後で返すよ」

エルヴィン「君の生家、シガンシナ区にあるイェーガー医師の家の地下室。
そこに巨人の謎がある。…そうだね?」

エレン「はい、おそらくは…。父がそう言ってました」

リヴァイ「お前は記憶喪失で、親父は行方知れずか…。随分、都合のいい話だな」

エルヴィン「リヴァイ。彼が嘘をつく理由はないとの結論に至ったはずだ」

リヴァイ「…」

エルヴィン「まだまだ分からないことだらけだが…今すべきことは君の意思を聞くことだと思う」

エレン「!…俺の、意思ですか?」

エルヴィン「君の生家を調べるためには、シガンシナ区ウォール・マリアの奪還が必要となる。
破壊されたあの扉(ウォール・マリア)を速やかに塞ぐには、飛躍的手段…君の“巨人の力”が必要になる」

エレン「…」

エルヴィン「やはり、我々の命運を左右するのは巨人だ。
“超大型巨人”も“鎧の巨人”も、恐らくは君と同じ原理だろう」

エレン「…俺と…同じ…」

エルヴィン「…君の意思が“鍵”だ。
この絶望から人類を救いだす“鍵”なんだ」

エレン「…お、俺が…――」

    ――…く、…やる…――

リヴァイ「オイ、さっさと答えろクズ野郎。お前がしたいことは何だ?」

エレン「」ググググ…

    ――…一匹残らず…――

エレン「――調査兵団に入って…とにかく巨人をぶっ殺したいです」

    ――駆逐してやる――

リヴァイ「…ほう…悪くない」

エレン「…」フーッ…フーッ…

リヴァイ「エルヴィン、こいつの世話は俺が責任を持つ。上にもそう言っておけ」コツコツ

エルヴィン「…」

リヴァイ「俺はコイツを信用したわけじゃない。コイツが裏切ったり暴れたりすれば、すぐに俺が殺す。
上も、文句はいえんはずだ。オレ以外に適役は居ないからな」

エレン「…」

リヴァイ「認めてやるよ。お前の調査兵団入団を」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
次回、チームラビッツの審議会を書く予定ですが、
如何せん交渉等をあまり知らない人間なので、ご都合展開炸裂すると思いますが、ご了承くださいorz
それでは

間に合った…
乙ありがとうございます!
無駄に長いので、最後に産業でまとめた物を書き込みます。
では、投下します

タマキ「塩辛食べたいのら…」

スルガ「カレー食べたい…銃に触りたい…」

イズル「スケッチしたい…」

ケイ「糖分が足りないわ…」

イズルケイタマキスルガ「はぁ…」

アサギ「お前らよくそんな気楽にいられるな!!」ガタン!

タマキ「だって~、この3日間な~んにもないんだもん~…」

スルガ「あるのは、イアンさんが持ってくる食事だけだしな」

ケイ「その食事も偏りがあるし…たまらないわ」

スルガ「ケイに偏りがあるとか言われたらおしまいだな」ボソッ

ケイ「どういう意味よ」キッ

スルガ「ナンデモアリマセン」

タマキ「イズルは相変わらずスケッチなのらね」

イズル「折角ネタを思いついたのに、なかなか描けないから忘れちゃいそうだよ…」ガックリ

アサギ「はぁ…全く…少しは捕まってるって自覚はないのか…」

イズルケイタマキスルガ「暇なもんは暇なんだもん」

アサギ「…こっちはいつ審議会が始まるか悩んでんのに…うっ、胃が…」

イズル「アサギ、大丈夫?」

アサギ「…正直、やばい」キリキリ

スルガ「お前、本番大丈夫かよ」

ケイ「心配になってきたわ…」

タマキ「アサギは本番に弱いのはいつものことなのら」

ケイ「…余計心配になったわ」

イズル「だ、大丈夫だよ!ね!アサギ!!」

アサギ「やめてくれ…余計プレッシャーが…」

イズル「えぇ~…」ショボーン

バタンッ

ハンジ「お待たせー!!」

アサギ「」ビクッ

イズル「あ、ハンジさん、こんにちは」

ハンジ「こんにちはー!漸く審議会の準備が整ったから、迎えに来たんだ」

イズルアサギケイスルガタマキ「…」ピクリ

ハンジ「…準備はいいかい?」

イズルアサギケイスルガタマキ「…」コクリ

スルガ「俺らもっスか?」

ハンジ「うん。悪いけど、こうしないと周りが安心しないんだ。
はい、後ろ向いて~」

アサギ(…?)

アサギ「あの、5人同時に行うんですか?」

ハンジ「?」

アサギ「その手錠、連結されてるんで」

ハンジ「あぁ、これね。その方が貴方達もやりやすいと思って。私たちも、色々動いたのよ?これでも、ね」カチカチ

アサギ「…ありがとうございます」

ハンジ「私たちはこれぐらいしか出来ないからね。ほら、並んで並んで」

ゾロゾロ

タマキ「りょうかーい」

アサギ「スルガ、早くそっちよれよ」グイッ

スルガ「推すなって」

ケイ「タマキ、大人しくしなさい」

タマキ「はーい」

イズル「あ、僕の手錠はどうすればいいですか?」

ハンジ「こっちにつけかえるから、ちょっと待ってね~」

ガチャガチャガチャ

ハンジ「よし、それじゃあ審議所まで案内しようか」

イズルアサギケイスルガタマキ「よろしくお願いします」


―――…
――…
―…

ザワザワ

イズル「ここが審議所…」

スルガ「うわ~ぉ…」

タマキ「人がいっぱいなのら…」オォー

アサギ「緊張してきた…」

ケイ「大丈夫?」

スルガ「俺の横で吐くなよ」

アサギ「…努力する」

アサギ(俺達の拘束は後ろ手にされた手錠だけか…。左右に銃兵か…。
並ぶ順番まで指定されなかったから、さりげなく俺とイズルを左右に置くようにしたけど、正解だったかな)

※順番※
イズル―タマキ―ケイ―スルガ―アサギ

ザワザワ

<あいつらが…
<子供じゃないか…

ザワザワ

キィ…

イズルアサギケイスルガタマキ「…」

???「」コツコツコツ

アサギ「…?」

アサギ(静かになった…っということは…)

ガタ

???「それでは、審議会を始める」

???「私の名はダリス・ザックレー。3つの兵団を統率している。
今回、異例の事態ということで、この兵法会議で君達の処遇を決めさせてもらう」

イズルアサギケイスルガタマキ「…」

ダリス「君達の決定権はすべて私に委ねられている。君達の生死もだ。
…理解したかね」

イズルアサギケイスルガタマキ「はい」

ダリス「よろしい。ならば――」

アサギ「――…ですが、僕らは審議されに来たわけではありません」

ダリス「?」

アサギ「…商談に来ました」

エルヴィン「…」

ピクシス「…」

???「…商談…だと?」

イズルアサギケイスルガタマキ「…」

???「ふざけているのか?今の状況を見ろ。商談なぞ、出来るはずがない」

アサギ「僕らはふざけていません」

???「なんだと?」

アサギ「そもそも、大人しく捕まっていたのは事を荒立てない為。
僕らだって、無意味な争いは避けたい」

???「貴様ら…」

ダリス「ナイル、静粛に」

ナイル「…」グッ…

ダリス「…商談とは?」

アサギ「その言った通り、取り引きです。
僕達は巨人の討伐に力を貸します。その代り、自由に動ける権利を貰いたい」

ダリス「…よかろう。まずは君達の話を聞いてみよう」

ナイル「総統!?」

ダリス「ただし、実際に取引するかは別だ。まずは、彼らの言い分を聞こうではないか」

ナイル「…」

アサギ「ありがとうございます」

アサギ「先ほど言った通り、僕達は自由に動き回りたいのです。
それを保証していただけるのであれば、あのアッシュを使い、貴方達に協力します」

ダリス「アッシュとは、あの鉄の巨人のことでいいのだな?」

アサギ「はい。先の戦いで、アッシュが並の巨人の力より勝っていることは証明されたはず。
あの力があれば、戦力も格段に上がるでしょう」

ナイル「本当にそんな戦力があるのか?」

イアン「それは我々、駐屯兵団が保証します。
実際、あのアッシュは私の目の前で何体もの巨人を葬り去りました。
他にも、多くの駐屯兵が目撃してます。保証は、それだけでは足りませんか?」

スルガ「それに、巨人の攻撃を物ともしない硬度も誇ります。
ちょっとやそっとじゃ壊れはしませんよ。もちろん、それは貴方達にも言えること。
アッシュを分解して解析しようなんて、思わない方がいいですよ。
ここの技術じゃ、途方もない年月が必要ですし、下手に壊してしまったら修復は不可能ですし。
まぁもっと詳しく言うなら、あの外装の素材は――」

アサギ「」ゲシッ

スルガ「――いてっ!…お前な…」

エルヴィン「アッシュの硬度については、調査兵団が確認済みです。
試しにリヴァイに攻撃させてみましたが、傷一つ尽きませんでした。
重さもあり、よっぽどの衝撃がなければピクリとも動かせないでしょう」

ナイル「…な、ならば、あれを我々が使えば――」

ケイ「残念ながら、不可能です。
あのアッシュはイズル・ヒタチしか扱えないように、分かりやすく言えば鍵が付いております。
その鍵を解除出来る者は、この場にはいません。つまり、貴方達が使えるようになることはありません。
もし、イズル・ヒタチを痛めつけるようなことをすれば、
あの技術を放棄することと同意義になることを、ご理解してください」

ナイル「お前たちを人質に、そのイズルとやらに操縦させればいいだろ。
わざわざ取り引きに応じる必要は――」

アサギ「言ってませんでしたが、僕達は軍人です」

ナイル「なに?」

アサギ「安心してください。僕らは敵国の軍人ではありません。が、軍人としての訓練は受けてきました。
僕達も容易に仲間を売ると、思わないでください。
それに、アッシュに乗ってしまえば、貴方達は手を出せないと言ったはず。
僕達を人質し、イズルをアッシュに乗せたのなら、その瞬間に民衆全員が人質になることになりますよ」

ナイル「…っ」グッ

???「何を躊躇している。彼らは穢れそのものだ。今ここで全員を殺すべきである」

スルガ「…誰だあいつ。軍服着てないし」ボソッ

アサギ「…宗教師っぽい服着てるから、あれがウォール教じゃないか?」ボソッ

スルガ「あ~、確かに」ボソッ

アサギ「…宗教相手が一番面倒なんだよな…」ボソッ

ケイ「もうやるしかないでしょ」ボソッ

ダリス「ニック司祭。先程から申しておりますが、静粛にお願いします」

ニック「我々は、神から授かりし壁を穢した不届き者に、裁きを受けさせるべきであると申しているのです」

ケイ(…ウォール教。その名の通り、壁狂ね…)

ケイ「…その神様から守られていた筈なのに、何故巨人に攻められたのかしら」

ニック「なに?」

ケイ「完全に見放されたんじゃないかしら」

ニック「それは壁の中に不届き者が現れた為、神が裁きを施したのだ」

スルガ「ちょwww俺ら居た時から巨人に街襲われてたじゃんwww」

ニック「なっ」

スルガ「そういえば、どんぐらいの規模なんスか?ウォール教って。
すいませんね~、俺ら宗教に興味なくてwww」ニヤニヤ

ニック「我々、ウォール教は――」

ハンジ「そうですね~。昔はここまで大規模じゃなかったけど、5年前から急激に支持者が増えたんですよ」ニヤニヤ

スルガ「支持者w増えたのにwwwこの仕打ちwww」ゲラゲラ

アサギ「お前、マジ笑いしてるだろ」

スルガ「流石にここまでとは思わなかったwww」ゲラゲラ

ケイ「スルガ、流石に失礼よ。
確かに信者が増えたのにも関わらず、壁が壊され、巨人に攻撃され、多大な被害を出して、
あの人たちが言う穢れが全員、五体満足で生き残っていて、神が無能ということが証明されたけど、笑い過ぎよ」

スルガ「…すっげ~。とどめ刺した」

ケイ「私は事実を言ったまでよ」

スルガ「ま、確かにそうだけど…」

ニック「…貴様らっ!」プルプル

ナイル「っ!いいのですか!ダリス総統!!この者たちは、我々を侮辱している!!
私も、ニック司祭と同じ意見です!ここで彼らを殺すべきです!」

ダリス「静粛に!!」

ナイル「っ!」

ニック「っ!」

ダリス「…憲兵団とウォール教の意見は理解した。調査兵団の意見は、どうなっている」

エルヴィン「…一つ確認したい事があります。質問してもよろしいでしょうか?」

ダリス「許可する」

エルヴィン「ありがとうございます。
では…君達は協力すると言っていたが、どこまで協力できるのか、教えてくれないか?」

アサギ「分かりました。
一つは、あのアッシュの力を使って巨人の殲滅に協力すること。これは先ほど、いいましたね。
そしてもう一つ、提供できることがあります。我々の知りうる限りの技術提供をします」

エルヴィン「それで何が出来るのかね?」

ケイ「ここの資源がどうなっているか、把握出来ていないので断言は出来ませんが、
我々の技術を使えば、巨人を長距離ら駆逐することは可能になるかもしれません」

ニック「!?」
ナイル「…な!?」

ダリス「…」

スルガ「ここの銃器を触ってみましたけど、少し弄るだけでも変わると思いますよ。
命中率は確実に上がります。後は、銃器の扱い方にも問題がありました。
この現状から察するに、巨人に効かないからと早々に銃器を捨てたっということでしょう。
が、僕らからしたら宝の持ち腐れにしか見えないですね。そもそも、銃器というのは――」

アサギ「」ゲシッ
ケイ「」ゲシッ

スルガ「…今度はケイまで~…」ウゥ…

アサギ「後は単純に人が5人分増えます。
まぁ、得意分野は別れているので、全員が全員、戦闘要員になるとは限りませんが」

エルヴィン「…なるほど」

アサギ「最初に言った通り、これらは僕達の条件が飲めた時に開示します。
これは、貴方達にも利益になる取り引きになると思っていたのですが…。
憲兵団とウォール教(そちら)の方々はそうは思ってないようで、残念です」

エルヴィン「…分かりました。我々は彼らと取り引きすることを提案します」

ナイル「な!エルヴィン!!お前――」

エルヴィン「ただし、こちらも条件がある。君達を監視させてもらう」

アサギスルガケイ「…」

エルヴィン「そう警戒しないでほしい。決して拘束をする訳ではない。
君達が自由に動くことを許可しよう。
しかし、その場合監視役として兵士が最低2人以上付き添わせてもらう。
君達が、もしかしたら巨人のスパイかもしれないからね」

アサギ「…一応、僕達は巨人とはなんの関係も無いと言っておきます」

エルヴィン「それだけでは、こちらも信用できないのでね。それを理解してほしい」

アサギ「…分かりました」

エルヴィン「監視役は我々、調査兵団が適任でしょう。
我々、調査兵団は何度も壁外に赴き巨人と対峙してきた身。
彼らが何かしでかそうとしたとき、我々なら瞬時に、柔軟に対応出来ると自負します」

ナイル「いや、もし監視役が必要なら、憲兵団が受け持ちます。
街の治安を守るのは、我々憲兵団です。彼らが街を歩く以上、それは我々の管轄の筈です」

エルヴィン「…では聞くが――」

ナイル「?」

エルヴィン「――君はあのアッシュに立ち向かう覚悟があるのか?」

ナイル「!?」

エルヴィン「彼らを監視するということは、あのアッシュとも対峙する可能性があるということ。
我々、調査兵団にはあります。我々は常に、民衆の安全の為に命を捧げる覚悟をしております。
どの脅威からも、です。あのアッシュが、脅威と判断した瞬間、我々は命に代えても殲滅します」

ナイル「…っ!」

憲兵団「…っ」ゴクリ…

調査兵団「…」

エルヴィン「調査兵団からは、以上です」

ダリス「うむ…」

ナイル「ダリス総統!この者たちは危険です!即刻死刑するべきです!」

エルヴィン「危険は承知の上です。しかし、それを犯す価値があると判断しました」

ナイル「お前たちは身勝手すぎるぞ!」

アサギ「」イライラ

スルガ「アサギ、キレるなよ?」ボソッ

アサギ「分かってる」イライラ

ニック「この者達の肩を持つ貴様らも、反逆者だぞ!今に神の裁きが下されるだろう!」

リヴァイ「ほう、神の裁きとやらは巨人より恐ろしいのか?まぁ、俺の敵ではないが」

ニック「貴様!」

ナイル「調査兵団は、なんでもかんでも鵜呑みにする無能兵団と化したか?!」

エルヴィン「鵜呑みになぞしていない。
今回のトロスト区の報告と、アッシュの独自調査の結果、その価値があると判断した」

ナイル「…っ!大体、本当にこいつらが長距離から巨人を確実に殺す方法を知っているかも怪しいんだぞ!」

アサギ「」ブチッ

アサギ「さっきっから黙って聞いてれば!俺達はな――!」ガバッ

ニック「ヒッ!」ビクッ

ナイル「!?」ビクッ

????「あのっ」ガタッ

アサギ「――!…?」

エルヴィン「…」

ナイル「…」

ニック「…」

ダリス「…君は?」

????「ハッ!訓練兵団所属、アルミン・アルレルトです」バッ

ダリス「楽にしていい。それで、なんだね?」

アルミン「発言の許可を頂き、ありがとうございます。
僕は、実際に彼らが鉄砲を扱っている姿を見ました。
鉄砲は兵士や猟師には出回ってますが、一般には出回ってない品物です。
彼らの容姿を見るからに、決して兵士や猟師ではないはず。
しかし彼らは手慣れているようでした。いや、実際手慣れていたんだと思います。
事実、金髪の彼は3~4m級ですが、その銃器で巨人を1体倒しております」

ナイル「なん、だと…?」

ニック「…っ」

スルガ「ふふ~ん!その通り!
因みに、あれは俺の銃の知識とスナイパーの腕があってこその結果であって――」ペラペラ

アサギ「あ~、こいつの言うことは無視してくださって構いません。
けれど、鉄砲の改良と腕を磨けば、多くの人が可能になるはずです」

アルミン「巨人は基本、接近攻撃です。
遠距離から殺せることが可能ならば、死亡率もガクンと下がる筈です」

エルヴィン「これは、我々が口から手が出るほど欲しい技術です。
それを素早く手に入れるには、取り引きを飲む他ありません」

ナイル「なら、その情報だけでも、拷問して吐かせればいいだろ!」

アサギ「その拷問している間に、何人巨人の犠牲者が出るんでしょうね。
ここで取り引きが成立していれば、その犠牲者が何人も減るというのに…」

ナイル「くっ…」

アサギ「…ここで、この取り引きを放棄するならば、商談の話はなかったことになります。
アッシュの力も、技術も、手に入れることが不可能になります。
ダリス総統、ご判断を願います」

エルヴィン「…」

ナイル「…」

ニック「…」

アルミン「…」

ダリス「…よかろう。その取り引きを受けよう」

ナイル「!?ダリス総統!」

ダリス「ただし、常に調査兵団の監視を付けさせてもらう。いいな?」

アサギ「…商談、成立ということですね」


―――…
――…
―…

イズル「よかったー!お疲れ様!アサギ、ケイ、スルガ!」

タマキ「三人ともかっこよかったのらぁ!」

スルガ「いやぁ、緊張したぜ」ヘラヘラ

ケイ「いっぱい喋ったから、喉渇いたわ」

アサギ「」ズーン

イズル「…アサギ、大丈夫?」

アサギ「よかった失敗しなかった何とかなった死ぬかと思った胃が痛い胃が――」ブツブツ

スルガ「…ほっとけ。緊張が一気に来たんだろ」

イズル「凄かったもんね」

タマキ「シモン司令を前にした時並に緊張したのら」

スルガ「お前等何もしなかっただろ」

タマキ「だって喋るなって言われたから、そうしただけだもん。ねー?」

イズル「うん」

スルガ「まぁそうなんだけど…」

ハンジ「いやー!でもホント、スムーズに終わってよかった!お疲れ様!はい、お水」スッ

ケイ「ありがとうございます」

アサギ「…ありがとうございます」

エルヴィン「君達の審議のおかげで、君達を調査兵団へ招くことが出来た。ありがとう」

アサギ「いえ、こちらこそ取り引き出来る様に進めていただき、ありがとうございます」

スルガ「後でイアンさんとアルミンさんにも感謝しなくちゃな」

ケイ「そうね。2人の証言もあったからこそ、信用も得られたし」

タマキ「2人とも、かっこよかったのらぁ」ポワァー

アサギ「これから、どう動けばいいんでしょうか?
こちらとしても、早く巨人についてやこの街の現状などをご教授願いたいのですが…」

エルヴィン「それなら、既に予定を建てている。
明日、アッシュを保管する場所に移動してもらう。
これについては、街中も通るので多くの護衛をつけさせてもらう。
場所については、候補地は上がっているのだが、まだ決定していないんだ。
連絡は明日になると思う」

イズル「分かりました」

スルガ「移動し終わったら、RED5のメンテナンスしないとなぁ」

アサギ「既に4日間外に放置してんだ。総出でやらないと、終わんないだろうな」

タマキ「うげーっ!苦手なのに~…」

ケイ「仕方ないでしょ?我慢して、ね?」

タマキ「はーい…」

アサギ「あの、保管する場所って言うのは、雨風を凌げる場所なのでしょうか?」

ハンジ「悪いんだけど、あの大きさだからどの場所も外に置きことになると思う。
気休めにしかならないかもしれないけど、大きな布を用意しようか?」

アサギ「お願いします」

ハンジ「分かった。こっちで用意しとくよ」

エルヴィン「これから、忙しくなるだろう。よろしく頼む」スッ

アサギ「…イズル」

イズル「あ、えっと…こちらこそ、よろしくお願いします」ガシッ


―――…
――…
―…

本日は以上です。
今回の話を三行にすると

審議会が無事終わり
調査兵団の監視の下
自由に動けるようになった

です。
今回、長かったのでお付き合いいただきありがとうございます。
それでは

乙ありがとうございます。
では、投下します。

次の日


スルガ「RED5すっげぇ汚れてるぅ!!」

RED5「」

スルガ「最新鋭のアッシュが…砂埃ですっげぇ汚れてるぅ…」ウゥ…

タマキ「これメンテナンスするのら?うげ~…」ガックリ

ケイ「それよりも、こんなとこに放置されていて、衛生面が心配だわ。
ウイルスが付着してなければいいけれど…」
※全員防護マスク着用済み

ハンジ「付着しているだろうね。だからトロスト区出た後、直ぐに除染させてもらうよ」

ケイ「やっぱり、そうですよね」

ハンジ「既に除染の準備を終えているから、安心してちょうだい」

ケイ「そうですか」ホッ

イズル「う~ん…一番怖いのは熱暴走だよね。排熱板は、大丈夫かな」

アサギ「どうだろうな…ちゃんと排熱されるかは、起動してみなきゃ分からないだろ。
それによっては、ここで軽く洗わなきゃいけなくなるぞ」

タマキ「えぇー!?」ガビーン

イズル「そうだね。取り敢えず、起動してみよう。…どうやって登ろう」

ハンジ「あ、それなら私が立体機動で持ち上げてあげるよ」

イズル「ありがとうございます」

ハンジ「その代り、お願いなんだけど――」

イズル「?」

アサギ「それで、保管場所は決まったんでしょうか?」

エルヴィン「ああ、旧調査兵団本部に決まったよ。
場所は…この地図のここなんだけど、行けるかい?」

アサギ「今僕らは何処に居るんですか?」

エルヴィン「ここ、トロスト区はこの南の街だ」

ケイ「結構距離がありますね」

アサギ「う~ん…1回で行けるか…?
エネルギーの消費次第では、1度休憩を挟んだ方がいいかもしれません。時間は大丈夫でしょうか?」

エルヴィン「今日は、移動だけで1日潰れても大丈夫なようにしてある。
不確定要素が多いからね。出来るだけ余裕が出来る様に、予定を建てているよ」

アサギ「それなら大丈夫…だよな?」

ケイ「そうね…後は、移動速度によると思うわ」

エルヴィン「移動速度は、馬の歩く速度に合わせてもらうことになる。
通常だと、今から出発すれば日が暮れる前には着く筈なのだが…」

ケイ「それなら、大丈夫だと思います」

エルヴィン「警護は、我々調査兵団と一部の憲兵団が行う。
君達…イズル君を除いて4人は、調査兵団の精鋭…と言っても私とリヴァイとハンジなんだが、
私たちと同じ同じ馬車に乗っての移動だ。大丈夫かい?」

ケイ「…イズルが暴走しないように、人質ですか」

エルヴィン「察しがいいね、君は。
まぁ、君達も憲兵相手じゃ息も詰まるだろう。そういう配慮でもあったんだが…余計なお世話だったかい?」

アサギ「いえ、その通りです」

エルヴィン「…そして意外と正直だね」

アサギ「すいません」

エルヴィン「いや、気にしなくていいよ。
後は、そうだな…注意事項としては、イズル君には出来るだけ――」

?????「ぶんたいちょぉぉぉ!!」

ハンジ「すっげ!たっけぇ!!めっちゃたっけぇ!!!」
※RED5の肩の上

エルヴィンアサギケイ「…」

ハンジ「やばいよモブリット!!」ヒャッハー!

モブリット「分隊長!危険です!!早くそのアッシュとかいう奴の肩から降りてください!!」

タマキ「いいなぁ、楽しそう…イズル!あたしもあたしも!!」

スルガ「お前の場合、いつももっとデカい機体乗ってるじゃねぇか」

ハンジ「はぁ…これが15m級の巨人の視点なのか…」ウルウル

イズル『…あの、申し訳ありませんが、RED5の全長は14mです…』

ハンジ「え…」

イズル『14m…』

ハンジ「くっそ!!1m足りないということかぁぁぁぁぁぁ!!!」∑orzダン

イズル『す、すいません!』ビクッ

ハンジ「…ん?いや待てよ?」

ハンジ「これでどうだ!!」ドーン!
※頭の上

モブリット「ぶんたいちょぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

アサギ「賑やかですね」

エルヴィン「それがハンジのいいところだよ」HAHAHA

エルヴィン「それで、さっきの話の続きなんだが――」

イズル「」ポチポチ

イズル(うん、オールクリア…異常なし、だ…エネルギーも満タンになってるし、移動だけなら大丈夫かな?)

ハンジ「」ア、コレスワッタホウガチカイノカナ?

イズル『あの、RED5に問題はないです。いつでも動けます』

エルヴィン「了解した。こちらの準備が整うまで、少し待っていてくれないか?
概要はハンジも把握しているから、それを聞きながら待っていてくれ」

イズル『了解しました。ハンジさん、よろしくお願いします』

ハンジ「はいは~い。まぁ概要とは言っても、基本君は君の前を歩く馬車について行けばいいよ。
ただ、会話は極力しない様に。特に居住区を横断する際はね。みんな、びっくりしちゃうから」

イズル『わかりました』

ハンジ「…そういえば、その声どこから出しているの?
あらかじめ、調べた時はその口みたいな所からだと思ってたのに、そうでもないようだし…。
というか、動いてないし…」

イズル『?スピーカーから、普通に音出してますよ?』

ハンジ「すぴーかー…?」

イズル『えっと…アサギ…は忙しそうだしスルガ~!』アタフタ

スルガ「いや、それぐらい自分で説明しろよ」

イズル『えっと、えっと…』アタフタ

スルガ「…たく…。スピーカーは、簡単に言うと音を生み出す機械です。
コックピット…今イズルの居る場所は完全防音になっております。
イズルの声を、マイクと言うものが電気信号…う~ん…記録…に近いのかな?
その記録を読み解き、スピーカーが音を出している…って感じでいいのか?」

イズル『そ、そうですそうです!』

ハンジ「ふ~ん…なんとなくはわかった」

スルガ「ちなみに、俺達の声も本来ならイズルには届かないので、
マイクで拾って、スピーカーでイズルに届けてるって事になります」

ハンジ「なるほどね…なんだか魔法みたいだ…!」

イズル『まぁ僕達は外の音を拾うことはあっても、中の音を外に出すのは滅多にしませんけどね』

スルガ「あ、あほ」

イズル『え?』

ハンジ「ねぇねぇ!それはどういうこと?なんでなんだい!?」キラキラキラ

イズル『あ、えっと…――』ウェッ

エルヴィン「ハンジ、こちらの準備も整った。そろそろ出発しよう」

ハンジ「チェッ!時間切れか。それじゃあ、移動作業よろしくね」

イズル『あ、はい。よろしくお願いします!』

イズル(助かった…)ホッ


―――…
――…
―…

ズシンズシン

ガタガタ

タマキ「椅子が固いのら…」

エルヴィン「すまない。手配できる馬車は、これぐらいしかないもんでね」

アサギ「タマキ、我慢しろ」

ケイ(…お尻痛い…)

リヴァイ「…」

ハンジ「イズルには、悪いことしちゃったな…。一人にしちゃって、会話もさせてあげられないし」

アサギ「会話は極力避ける様にってことですから、仕方ありませんよ」

スルガ「っていうか、周りに会話が聞こえなければいいんっスよね?あいつ、あの機能使えばいいのに…」

ハンジ「あの機能?」

アサギ「あ?…あぁ、そういやあれがあったか。まぁ滅多に使わないし、忘れてんじゃないか?
イズル!聞こえてんだろ」

ハンジ「?こんなところで呼びかけても、聞こえるのかい?結構遠いよ?」

スルガ「アッシュのマイクは高性能なので、これくらいの距離なら大丈夫っスよ」

―――…
――…
―…


ズシンズシン…

イズル(なんか、緊張するな…静かに…静かに…)ドキドキ

アサギ『イズル!』

イズル「?アサギ?どうしたんだろう…」

アサギ『おい、パラメトリック・スピーカー使えよ。そうすりゃ喋れるだろ』

イズル「ぱらめ…ああ!」ポチポチ


―――…
――…
―…

ハンジ「ぱらめとりっくすぴーかー?」

アサギ「あ~、パラメトリック・スピーカーは――」

イズル『あー、あー…聞こえる?』

エルヴィンハンジリヴァイ「!?」

アサギ「あぁ、大丈夫だ」

イズル『よし、ちょっと待って。今オートにする』

ハンジ「駄目じゃないか!喋っちゃ!」

スルガ「大丈夫っスよ。ここしか聞こえてないんで」ケラケラ

エルヴィン「…ん?」チラッ

リヴァイ「どうした、エルヴィン」

エルヴィン「…なるほど、確かにそうらしい」

リヴァイ「?」

エルヴィン「周りを見てみろ。彼は先程と同様に喋っているのがのに、誰も反応していない。
憲兵団なら、驚いて動揺ぐらいするはずなのに…だ。彼らには聞こえていなかったんだ」

アサギ「通常のスピーカーは、直進せず段々広がって行ってしまいます。
まぁそのおかげで、比較的広範囲で聞くことが出来るんですがね。
しかし、今は特定の場所にしか音声を届けたくない。そこでパラメトリック・スピーカーです。
パラメトリック・スピーカーから発せられた音は、広がらずに直進します。
なので、特定の場所にのみ聞こえる様にすることが可能なのです」

エルヴィン「つまりここしか聞こえない…と」

アサギ「そうなります」

※よく分かる(?)解説
http://uproda.2ch-library.com/741417THF/lib741417.jpg
http://uproda.2ch-library.com/741419hSG/lib741419.jpg

イズル『よし、これで大丈夫だと思う。はー!すっごい緊張したー!』

スルガ「座って操縦するだけだろ?アサギだったら胃に穴が開いてたかもしれないけど」ニシシ

アサギ「ほっとけ」

ハンジ「さっきっから話を聞いてるけど、凄い技術だらけだ…。
この技術が、少しでも取り入れることが出来るなら、巨人の調査は絶対に楽になる!」ブツブツ

エルヴィン「…」

リヴァイ「…」

タマキ「…あ、壁が見えてきたのら!」

ズシンズシン…ピタッ

ハンジ「?動きが止まった。どうしたんだろう」

アサギ「あー、それはきっと――」

<壁だ。越えられるんだろ?
<早くしろ

イズル『…あの、そこに居たら危ないですよ?』

<はぁ?
<そんなこと言って、俺達を離す魂胆だな?お見通しだぞ

イズル『いえ、そうではなく実際に危険なんです!』

<だから――

エルヴィン「何をしている。警護班は早く門をくぐりたまえ」

<エルヴィン団長!

アサギ「早くしないと、風圧でぶっ飛ばされますよ。それで死んでも知りませんからね?忠告はしましたよ」

<…っ!早く門をくぐるぞ!!

アサギ「あの、ハンジさんは大丈夫なんですか?
アッシュが飛ぶ瞬間をこの目で見るって言って、飛び出しちゃいましたが…」

エルヴィン「ハンジなら心配ない。自衛ぐらい、ハンジも出来るさ」

アサギ「あ、着地点も危ないので避難させてください」

エルヴィン「了解した」

イズル(よし…これぐらい離れていたら平気かな?)

イズル「頼むよ、RED5!」

RED5「」キュイィィィィィィィィ

イズル「よし、飛べる!」グイッ

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォ―――

ハンジ「うっひゃー!飛んだぁー!風圧すっげぇぇぇぇー!!」

タマキ「イズルはいいな~。RED5があって…」

スルガ「取り敢えず、50mの壁を超えるだけど力はあるか」

ケイ「いざとなれば、壁を越えて逃亡も出来そうね…」

アサギ「けど、壁の外は巨人でいっぱいなんだろ。無暗に外に行くのは、得策ではないな…」

アサギケイスルガ「う~ん…」

エルヴィン「そう心配しないでほしい。
我々に協力さえしてくれれば、君達を悪いようにはしない…とは言っても、まだ信用されてないんだね」

アサギ「…すいません。正直に言うと、信用できません。
僕達はここについて何一つ分かっていないので、その状態で信用も信頼も出来ません。
ただ、あなた方は自由に動き回れるように権利を僕達に与えてくれました。
なので、その見返りにそれ相応の働きをしようとは思っております。
…そこで、相談があります」

エルヴィン「…ほう?」

アサギ「…僕に、立体機動を教えてください」

リヴァイ「…」

アサギ「そうすれば、貴方達の戦力となり、戦うことが出来ます。悪いことじゃないと思いますよ」

エルヴィン「…それだけじゃないんだろう?」

アサギ「…そうですね。僕は貴方達を信用していないので、イズルを預けるわけにはいかない。
せめて、ある程度目の届く範囲に居てもらいたい。
その場合、一番いいのはイズルの傍で戦うこと…つまり貴方達のようになることです。
なので、立体機動を教えてほしいんです」

エルヴィン「…君は、仲間が大切なんだね」

アサギ「…僕は――」

タマキ「アサギだけずるいのら。あたしも立体機動習いたい!」

アサギ「!お前な、危険なことだって分かってるのか!」

タマキ「あたしだって皆を守りたいのら!それに、立体機動楽しそうだし~」エヘヘ

スルガ「アサギだけじゃ心配だしな。大事な場面で、失敗とかよくするし~」ニシシ

アサギ「…お前らな…」

タマキ「私達、5人でザンネン5でしょ~?ね、ケイ」

ケイ「そうね。二人だけじゃ、戦力不足でしょ」

アサギ「…」

エルヴィン「…いいだろう。君達に立体機動を教えよう」

アサギ「!?」

エルヴィン「しかし、立体機動を学び兵士となるなら、私は容赦なく君達を作戦に加える。
私達には戦場で守る戦力も無い。ここに居るより遥かに危険な場所だ。
…それでも、学ぶと言うのなら私は止めない」

アサギケイスルガタマキ「…」

イズル『あの!』

エルヴィン「?」

イズル『僕にも教えてください!』

アサギケイスルガタマキ「イズル!?」

イズル『皆が学ぶなら僕も学ぶ。皆だけ危険な場所に、行かせないよ!』

ケイ「…イズル…」

イズル『それにさ、エネルギーが切れたらRED5じゃ戦えないしさ!
もしもの時、生身で戦場に出なければならないかもしれないし…!』

エルヴィン「…フッ…いいだろう」

イズル『!?ありがとうございます!』

エルヴィン「知り合いに訓練兵の教官が居る。その人に頼んでみよう」

アサギケイスルガタマキ「…」

イズル『…』

エルヴィン「教えるからには、容赦はしない。皆、心してかかるように」

ゴォォォォォォォォォォォォ――

ズシン!


―――…
――…
―…

本日は以上です。
MJPはアーカイブでましたね!
ボリューム満点で、満足でした。
アーカイブを読むまでは、逆クロスオーバーとか無理だよなとか思っていたのですが、
読んでいると、出来そうじゃないかと思えてきました。
流石に二つ同時は無理なので、こちらが原作に追いついたり終わったりしたら、挑戦してみたいですね!…誰かがしてもいいのよ?
進撃の方も新刊が出ましたね。
話は一段落つきましたが、まだまだ謎が多く残りましたね。
毎度のことながら、弄って伏線を消していないかビクビクしてますw
次回が楽しみですね!
それでは

こんばんは。
楽しいと言っていただけて、光栄です!ありがとうございます!!
それでは、投下します。

ハンジ「ついたよ。これからは基本、アッシュをここに置くことになったから」

イズル『分かりました』プシュー…

スルガ「どうにか、日が暮れる前についたか~」ノビー

アサギ「さて…雑巾とか掃除道具ありますか?」

タマキ「えー!」ウゲー

スルガ「今からやるのかよ!」ヒー

アサギ「こういうのは、早くに終わらせるに限るだろ」

リヴァイ「これで大丈夫か」スッ

アサギ「あ、大丈夫ぅう!?」ビクッ

リヴァイ「どうした?」

アサギ「…なんでもありません」

アサギ(びっくりしたびっくりしたびっくりした)ダラダラ

ハンジ「私は布アッシュにかける布を持ってくるね。リヴァイ、ちょっとお願いね~」スタコラサッサ

イズル『あ!…お礼、言いそびれちゃった…』ショボーン

リヴァイ「クソメガネの事を気にするなら、たったと掃除終わらせろ」ギロッ

イズル『了解!!』ビクッ

イズル(怖い…)ビクビク

ケイ「取り敢えず、早く済ませるわよ」スタスタ

タマキ「はーい…」トボトボ

スルガ「イズル、持ち上げてくれ」

イズル『うん、わかった』グイッ

ケイ「システムの方は本当に大丈夫なの?」フキフキ

イズル『うん、オールクリアだった。他にも動作テストしたけど、大丈夫だった。
一応もう一度、今度はもっと詳細にやってみようと思ってるけど…』ポチポチ

スルガ「機体の損傷も無いな…もしかしたら、動作が遅いから機体が無事なのかな」ゴシゴシ

タマキ「どういうこと?」ゴシゴシ

スルガ「いつもと違ってスペック限界まで出力を出してないから、パーツがすり減ったりしなかったのかもって話」ゴシゴシ

アサギ「そこは救われたな。
ここには換えのパーツもないし、パーツを換える為の道具もないし」フキフキ

リヴァイ「…そんなに壊れやすいものなのか?俺が切っても傷一つ付きやしなかったが」

スルガ「う~ん…この場合、この機体が機体を壊しちゃうんスよ。
アッシュ自体、アッシュを壊すほどのパワーがあるんで…つまりは機体の出力が最大の敵なんです。
ただ、ここでは最大出力が出ないので、壊す心配がない…って感じっスかね?」ゴシゴシ

リヴァイ「ほう…」

アサギ「まぁ推測に過ぎないんですがね…。あ、イズル。そこに持ち上げてくれ」

イズル『ここ?』

アサギ「あぁ、ここでいい。…ところで、この建物結構古いですね。ここ、寝れるんですか?」フキフキ

リヴァイ「寝室は既に軽い掃除と換気はしてある。それに、今日は無理だが近いうちに大掃除するつもりだ。
…だが、アッシュの中に居るガキ以外は違う場所に寝泊まりしてもらうつもりだ」

イズルアサギケイスルガタマキ「…はい?」

ハンジ「流石にリヴァイでも、この人数を監視するのは難しいからね」ヒョコッ

イズル『ハンジさん!』

リヴァイ「遅かったじゃねぇか」

ハンジ「ごめんね~!こんなので平気かな?というか、これしか用意できなかったんだけど…」バサッ

アサギ「あ、はい、大丈夫です。無いよりはましなので…」

ハンジ「そう、よかった!
話は戻すけど、ここにはリヴァイを含む精鋭班とイズル君が寝泊まりする予定になってるんだ。
こっちもちょっと立て込んでいて、少人数しか割けられないんだよ。だから、監視出来るのは一人か二人が限界」

ケイ「それなら、イズル以外にも一人ここに寝泊まりは出来ないんですか?」

タマキ「あたしもこっちに暮らしてみたい!お城みたいなのら!!」

アサギ「タマキ…」

スルガ「お気楽だな…」

ハンジ「それが出来ないんだ。ごめんね」

タマキ「え~…」ショボーン

ハンジ「実は明日、もう一人審問が行われる。
彼が上手く調査兵団に引き込めたら、彼もここに監視しなくちゃならないからね」

ケイ「…」

ハンジ「…そう心配しないで。昼間はちゃんと会えるから。
元々、昼間は全員を集めて技術の相談や意見など聞こうと話し合っていたんだ。5人共、情報提供者だからね。
ただ、君達は立体機動の訓練を希望したから、多分昼間は訓練に回されると思う。全員一緒に、ね。
さっきも言った通り、ちょっと立て込んでいて訓練にも人員を割くことが出来ないんだ。
でも安心して。こっちも出来るだけ早く、君達を戦力にしたいから精鋭を割くつもりだ。
イズル君がここに居てほしいのは、もちろん監視役の一人であるリヴァイから離せられないのもあるけど、
一番は、アッシュをここに置くことになったからだね。
もし急に移動させるとか出た場合、動かせる人は近くに居た方がいいだろ?
だから、イズル君を旧調査兵団本部で寝泊まりしてもらうことに決定したんだ」

ケイ「…」

アサギ「…昼間は本当に一緒に行動できるんですよね」

ハンジ「それは私が保証するよ」

アサギ「…分かりました。そちらの判断に従います」

ハンジ「ありがとう」

イズル『…あの、もう一人審問が行われるとおっしゃってましたが、誰なんですか?』

ハンジ「あぁ…もう一人っていうのは――」


―――…
――…
―…

エレン「…」ジャラ…

<…
<…

エレン「…すいません、便所に…」

<さっき言ったばかりだろ

エレン「…水を下さい」

<オイ、立場を弁えろ。化け物め…

エレン「…」

エレン(化け物か…確かにそれは、間違いじゃないんだろうな…)

エレン「」カチャリ

エレン(ここまで拘束するほど怖いのか…俺が…。
まぁ無理もないか…俺にも訳がわからないんだから…。殺されていないだけ、マシなのかもしれない…)

エレン「…ハァ…」

エレン(…そういえば、あいつらは一切、俺を怖がったりしなかったな…)

エレン「」ギュッ

エレン(今…何してる。他の奴らはどうなった…?こうなった俺を見て…――)

エレン(――みんなはどう思うだろうか?)

    エルヴィン「もう少しの間だけ、ここで辛抱してくれ。我々が何とか話をつけてみる」

エレン(あれからもう何日経った?外はどうなっているんだ?まさか…俺、一生ここでこのままなんじゃ――)

ガチャ

エレン「!?」

ハンジ「ごめんね、エレン。待たせてしまって」コツコツ…

??「…」コツコツ…

ハンジ「でも、やっとここから出られそうなんだ!」

エレン「…」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
次回は少し間が空くと思いますが、審議会2回目をします。
それでは、遅いですがメリークリスマス!

では、投下します

コツコツコツ…

ハンジ「エレンにはまだ自己紹介していなかったね。
私は調査兵団で分隊長をやってるハンジ・ゾエ。そっちの彼は…――」

??「」スンスンスン

エレン「あ、あの…」

ハンジ「――…彼も同じ、分隊長のミケ・ザカリアス。
そうやって、初対面の人のにおいを嗅いでは――」

ミケ「」スッ

エレン「?」

ミケ「」フンッ

エレン「!?」

ハンジ「――鼻で笑う癖がある」

エレン「…」

ハンジ「多分深い意味はないと思うね。
まぁこんなんでも、分隊長を務めるほどの実力者ではあるんだ…」

コツコツコツ…ピタッ

ハンジ「あ!」

エレン「?」

ハンジ「ごめん、無駄話し過ぎた。もう着いちゃったけど…大丈夫!
むしろ説明なんかない方がいい」

エレン「え?」

ハンジ「エレンが思っていることをそのまま言えばいいよ」

エレン「…」

ハンジ「勝手だけど私たちは――」キィィィ――

ハンジ「――君を盲信するしかないんだ」

エレン「…っ」

エレン(ここは…審議所!?
俺は審議所の地下牢にずっといたのか…)

ガチャッ

エレン「!?」バッ

ハンジ「頑張って!」ボソッ

エレン「…」

<そのままゆっくり進め!

エレン「…」…コツコツコツ

<そこにひざまずけ

エレン「」ストン

ガチャン

エレン(…手枷が柱に繋がれた…これで逃げることが出来なくなったか…)

エレン「」チラッ

エレン(憲兵団のトップ…ピクシス司令に…エルヴィン団長、リヴァイ兵長…ん!?)

アルミンミカサ「…」

エレン(お前等…)

ダリス「では、始めようか」ガタッ

エレン(…ダリス・ザックレー総統…)

ダリス「エレン・イェーガー君だね?君は公のために命を捧げると誓った兵士である。…違わないかい?」

エレン「はい…」

エレン(そういえばこれは、一体何を裁くんだ?)

ダリス「こちらも異例の事態だ。通常の方が適用されない兵法会議とする。
決定権は、すべて私に委ねられている。君の生死も、今一度改めさせていただく。異論はあるかね?」

エレン「…ありません!」

ダリス「察しがよくて助かるな。この事態は異例を極め相反する感情論がこの壁の中にひしめいておる。
ある者は君の事を破滅に導く悪魔と呼び、またある者は希望へと導く救世主と呼ぶ」

エレン「…」

ダリス「やはり、民衆に君の存在を隠すことは不可能だった。
君の存在をいずれかの形で公表せねば、巨人とは別の脅威が発生しかねない。ここまではいいかね?」

エレン「…はい」

ダリス「今回決めるのは、君の動向をどちらの兵団に委ねるか、だ。
その兵団次第で君の処遇も決定する」

エレン「」ゴクリッ

ダリス「憲兵団か、――」

ナイル「…」

ダリス「――調査兵団か…」

エルヴィン「…」

ダリス「では、憲兵団より案を聞かせてくれ」

ナイル「憲兵団師団長、ナイル・ドークより提案させていただきます。
我々は、エレンの人体を徹底的に調べ上げた後、速やかに処分すべきと考えております」

エレン「…」

ナイル「彼の存在を肯定することの実害の大きさを考慮した結果、この結論に至りました」

エルヴィン「…」

ナイル「中央で実権を握る有力者たちは、彼を脅威と認識しています。
王族を含める有力者たちは、5年前や今回の事態を受けてもなお、壁外への不干渉を貫いています」

ピクシス「…」

ナイル「しかし今回の襲撃を受け、エレンを英雄視する民衆…
主にウォール・ローゼ内の民や商会関係者の反発が高まりました。
その結果、我々に残された領土をめぐる内乱が生じかねない状況です」

エレン(!?英雄視!?いったい世間はどんな状況なんだ!)

ナイル「彼の巨人の力が、今回の襲撃を退けた功績は事実です。
しかし、その存在が実害を招いたのも事実。彼は高度に政治的な存在になり過ぎました。
なので、せめて出来る限りの情報を残してもらった後に、我々人類の英霊になっていただきます」

エレン「…」

ナイル(…本当なら、あの鉄の巨人の奴らもしたかったが出来なかった…。今度は渡さないぞ、エルヴィン)ギリッ

エルヴィン「…」

ニック「その必要はない」

ナイル「!」

ニック「奴は神の英知である壁を欺き、侵入した害虫だ。今すぐに殺すべきだ」

エレン(…あの恰好は確か、5年前から急に支持を集めだした組織の…確か、宗教とか言ったっけ?)

ニック「…」ギロッ

エレン「…」ジッ

ダリス「ニック司祭殿、静粛に願います。次に、調査兵団の案を伺おう」

エルヴィン「はい、調査兵団13代団長、エルヴィン・スミスより提案させていただきます。
我々、調査兵団はエレンを正式な団員として迎え入れ、巨人の力を利用し、ウォール・マリアを奪還します。
以上です」

エレン「!」

ダリス「ん?もういいのか?」

エルヴィン「はい。
彼の力と、先日審議したアッシュの力を借りれば、ウォール・マリアは奪還できます。
何を優先するべきかは、明確だと思われます」

ニック「…」

ナイル「…」

ダリス「…そうか。
因みに、今後の壁外調査は何処から出発するつもりだ?
ピクシス、トロスト区の壁は完全に封鎖してしまったのだろう?」

ピクシス「あぁ、もう二度と開閉は出来んじゃろう」

エルヴィン「東のカラネス区からの出発を希望します。
シガンシナ区までのルートは、また一から模索しなければなりません」

<ちょっと待ってくれ!今度こそ、全ての扉を完全封鎖するのではないのか!?
“超大型巨人”が破壊できるのは壁のうち扉の部分だけだ!
そこさえ頑丈にすればこれ以上攻められることはないと言うのに、そこまでして土地が欲しいのか!?商会の犬共め!!

エレン(…保守派もいるのか…)

<先日もそうだ!お前等は出来もしない理想ばかり言って、我々を破滅に陥れるだけだ!
これ以上お前らの英雄ごっこには付き合ってられない!!

リヴァイ「…よく喋るな、豚野郎。扉を埋め固めている間に、巨人が待ってくれる保証がどこにある?
てめぇらの言う我々ってのは、てめぇらが肥える為に守ってる友達の話だろ?
土地が足りずに食うのに困ってる人間は、てめぇら豚共の視界に入らねぇと?」

<…わ、我々は扉さえ封鎖されれば助かると…そう話しただけだ…!

ニック「止さぬか!この不届き者め!!」ガバッ

エレン「え…」

ニック「神より授かりしローゼの壁に、人間風情が手を加えると言うのか!!
貴様らはあの壁を…人知の及ばぬ神の偉業を見てもまだわからないのか!!」

エレン(…そうだ!奴らのせいで壁上を武装することさえ時間がかかったんだ。
言うことは滅茶苦茶でも、多くの支持と権力鵜を持っているから質が悪いって、アルミンが言っていたな…)

ガヤガヤ

エレン(くそ…さっきから何なんだ?この状況でも自分の利益が一番心配なのか…。
俺達が命を懸けるって言ってるのに、どうしてそれを信じてくれないんだ…!)

ダリス「話を進めよう。次に…エレン、君に質問がある」

エレン「ハイ」

ダリス「調査兵団への入団を希望しているようだが、
君はこれまで通り兵士として人類に貢献し、“巨人の力”を行使できるか?」

エレン「…は、はい。できます!」

ダリス「ほう…!」

エレン「?」

ダリス「今回の奪還作戦の報告書にこう書いてある」バサッ

ダリス「巨人化の直後、ミカサ・アッカーマンめがけて3度、拳を振りぬいたと」

エレン「!?」バッ

アルミン「…」

アルミン(やっぱり…制御できなかった時のことは、覚えてないんだ)

ミカサ「」チッ

リコ「報告書にウソを書けっていうのか!?この事実を隠すことは、人類の為にならないんだよ」ボソッ

ミカサ「…くっ」

ダリス「ミカサ・アッカーマンは?」

ミカサ「!…はい、私です」

ダリス「君がミカサか。エレンが襲い掛かったのは事実か?」

ミカサ「…」

エレン「…」

リコ「…ごまかさずに答えないと、エレンの為にならんぞ」ボソッ

ミカサ「…はい、事実です…」

エレン「!?」

<おお…
<なんということだ…

エレン(…俺が…ミカサを殺そうとした?…俺がか…?)

ミカサ「…しかし、――」

エレン「!」

ミカサ「それ以前に私は二度、巨人化したエレンに命を救われました」

エレン「…」

ミカサ「一度目は、まさに私が巨人の手に落ちる寸前に、巨人に立ちはだかり私を守ってくれました。
二度目は私とアルミンを榴弾から守ってくれました。
これらの事実も、考慮に入れていただきたいと思います」

ダリス「…」

ナイル「…それはどうだろう」

ミカサ「!」

ナイル「君の報告書にもそう書かれていたが、君の願望的見解が多く見受けられたため、
客観的な史料価値にかけると判断した」

ミカサ「…!」

ナイル「それに、君がエレンに肩入れする理由もわかっている。
エレンの素性を調べるうちに、6年前の事件の記録が見つかった」

ナイル「驚くべきことに、この二人は当時9歳にして、強盗である3人の大人を刺殺している」

エレンミカサ「!?」

ナイル「その動機内容は正当防衛として一部理解できる部分もありますが、根本的な人間性に疑問を感じます。
彼に人類の命運・人材・資金・を託すべきか…答えは明白でしょう」

エレン「…っ」

<そうだ…こいつは子供の姿でこっちに紛れ込んだ巨人に違いない!
<凶暴な本性までは隠すことが出来なかったんだ…!
<なぁ…悠長に議論している場合なのか…?
<目の前に居るコイツは、いつ爆発するかわからない火薬庫の様なものだぞ…
<あんな拘束具なんか無意味だ…!

エレン(まずい…何か、何か言わないと…)

スッ

<…あいつもだ…!

エレン「!!」

ミカサ「…私?」

<そうだ!お前も人間かどうか疑わしいぞ!
<念のため、解剖でもした方が…――!

エレン「違う!!」

<!?

エレン「…い、いや…違い、ます。
俺は化け物かもしれませんが、ミカサは無関係ありません。無関係です!」

ミカサ「…」

エレン「それに…
そうやって自分に都合のいい憶測ばかりで話を進めたって、現実と乖離するだけでろくなことにならない…」

<なんだと…

ナイル「…こいつ…」

エレン「大体、あなた方は――」

エレン(…まずいか…?)

エレン「――巨人を見たことも無い癖に難がそんなに怖いんですか?」

エレン(これ以上は黙った方が…――)

エレン(――いや、言ってやる…思ってること全部――!)ドクン

エレン「力を持ってる人が闘わなくてどうするんですか」ドクン

エレン「生きるために戦うのが怖いっていうなら、力を貸してくださいよ」ドクン

エレン(――この腰抜け共に…!)ドクン

エレン「この、腰抜け共め…――」ドクンッ

エレン「いいから黙って!全部おれに投資しろ!!」ガチャンッ

ダリス「…」

アルミン「…」

ミカサ「…」

ニック「…」

ナイル「…」

エルヴィン「…」

エレン「」ハァ…ハァ…

<…ヒッ

エレン(…あ)

ナイル「!構えろ!!」

<ハッ!

カチャッ

エレン(やっちまった…まずい――)

バキッ

リヴァイ「…」

エレン「…」

ナイル「…」

エルヴィン「…」

カツンッ

エレン(…は?今、何か飛んだ…)

カツンッ

エレン(あれは…俺の歯…?)

ドスッ

エレン「!!」ブッ

リヴァイ「」

ガシッ

リヴァイ「」ブォン

バキッ

ミカサ「っ!!」ダッ

アルミン「ミカサ!!待って!!」ガバッ

ミカサ「…!?」

ゴスッゴスッ

リヴァイ「」スッ

ガンッ!

ナイル「…リヴァイ。…何をしている…?」

リヴァイ「…?見てわかんねぇか?エレン(こいつ)を蹴ってんだ」

ナイル「…は?」

リヴァイ「…これは持論だが、躾に一番効くのは痛みだと思う」グググッ

リヴァイ「今お前に一番必要なのは、言葉による“教育”ではなく“教訓”だ。
…しゃがんでるから丁度蹴りやすいしな」

エレン「…っ」

リヴァイ「」グイッ

ドスッドコッゴスッドコッドスッゴスッ――

エレン「フーッ…フーッ…フーッ…――」

ナイルニック「…!」

エレン「――フーッ…フーッ…」ギロッ

ナイル「…待て、リヴァイ」

バキッ!

リヴァイ「…なんだ?」

ナイル「…危険だ。恨みを買って、こいつが巨人化したらどうする…」

リヴァイ「…何言ってる?」グイッ

リヴァイ「お前等はコイツを解剖するんだろ?」

ナイル「…」

リヴァイ「…ハッ。こいつとて前のアッシュとかいう奴となんら変わらない。
こいつらが襲ってきたら対峙しなければならない。それを忘れてんじゃないのか?」

ナイル「…」

ニック「…」ゴクリ…

エルヴィン「総統、ご提案があります。
エレンの“巨人の力”は不確定な要素を多分に含んでおります。
しかも前回のアッシュと違い、エレン本人ですら不確定な要素を把握しきれていない様に思えます。
その分、アッシュよりもさらに大きな危険が潜んでいるでしょう。
そこで、エレンが我々の管理下に置かれた暁には、その対策としてリヴァイ兵士長に行動を共にしてもらいます。
彼ほど腕が経つものなら、いざという時にも対応できます」

ダリス「ほう…できるのか?リヴァイ」

リヴァイ「こいつに限っては立体機動が効く。殺すことに関して言えば間違いなく殺せる。
問題はむしろ、その中間がないことにある。…ん?」

ミカサ「」ギロッ

リヴァイ「」

ダリス「…議論は尽くされたようだな。ここで、決めさせてもらおうか」

ナイル「!お待ちください!
エルヴィン、聞きたい。内地の問題はどうするつもりだ!
アッシュも、その巨人も調査兵団に取り込んで、どう内地に示しをつける!」

エルヴィン「我々の壁外での活動が、人類の安定から成り立っているのも理解している。
決して内地の問題を軽視してはいない。そこで提案があります」

ダリス「?」

エルヴィン「事態の鎮静化を図るために、次の壁外調査でエレンが人類にとって有意義であることを証明します。
その結果で今後を判断していただきたい」

ダリス「ほう…壁外に行くのか」

<(さっさとここから消えてくれれば…)
<(あわよくばそこで死ぬだろうな…)

ナイル「…」

ダリス「決まりだな」

ダリス「エレン・イェーガーは調査兵団に託す。しかし、次の成果次第では再びここに戻ることになる」

エルヴィン「ありがとうございます」

ナイル「…っ!…お待ちください」

ダリス「まだ何かあるのかね?」

ナイル「…エレンを調査兵団に託すのは認めます。
しかし、アッシュもエレンも調査兵団に取り込まれては、こちらとしての示しもつかない…。
なので、一つ条件を付けくわえさせてください」

ダリス「ほう?」

ナイル「アッシュの奴らもエレンと同じ条件にしていただきたい」

エルヴィン「…」

ナイル「アッシュもエレンと同じく不確定な要素も多い。ならば、条件はエレンと同じはず。
今回の壁外調査でちゃんと利用できるか、エレン同様確認するのが筋ではないでしょうか」

ダリス「うむ…」

ナイル「この条件が飲めないというのならば、我々もエレンを諦めるわけにはいかない…」

ダリス「エルヴィン」

エルヴィン「…分かりました。彼らには、私から話を通しておきます」

ダリス「よろしい。ではこれにて兵法会議を終了する」

エレン「…」


―――…
――…
―…

エレン「イテテ…」

エルヴィン「すまなかった、暴力を振るってしまって…。よければそのソファーに座ってくれ」

エレン「ありがとうございます」ストン

エルヴィン「しかし、今回の兵法会議で君の偽りのない本心を、総統や有力者に伝えることができた」

エレン「はい…」

エルヴィン「効果的なタイミングで用意したカードを切れたのも、その痛みの甲斐あってのものだ。
君に敬意を…」スッ

エレン「…」

エルヴィン「エレン、これからよろしくな」

エレン「はい、よろしくお願いします」グッ

リヴァイ「なぁエレン」ドサッ

エレン「は、はい!」ビクッ

リヴァイ「俺を憎んでいるか?」

エレン「い、いえ…。必要な演出として理解してます」

リヴァイ「…ならよかった」

ハンジ「しかし限度があるでしょ。歯が折れちゃったんだよ?ほら」

リヴァイ「解剖されるよりましだと思うが」

ハンジ「全く…エレン、口の中見せてみてよ」

エレン「」アー…

ハンジ「…え?」

ハンジ「歯が、生えてる…」

エレン「え?」バッ

エレン「…本当だ…俺、歯が抜けましたよね?」

ハンジ「うん、だってここにエレンの歯があるもん」

リヴァイ「…どういうことだ?」

ハンジ「わからない…これから、追々調べて行かないと。ふふふ…楽しくなってくた…」

エレン「…」

エルヴィン「しかし、歯が生えていると言っても、まだ体が痛むだろ。
明日、君が住む場所に移動する。それまでゆっくりしていってくれ」

エレン「ありがとうございます」

エルヴィン「それでは、我々は失礼する」クルッ

エレン「あ、あの!」

エルヴィン「?」

エレン「…先程の兵法会議で度々出ていたアッシュっていうのはなんなんですか?」

エルヴィン「あぁ、君はまだ知らなかったね。君はトロスト区での戦いで、鉄の巨人が居たことを覚えているかね?」

エレン「覚えています」

エルヴィン「あの鉄の巨人を、アッシュと言うものらしい。
先日、エレンより先にアッシュの兵法会議が開かれた。
そこで、我々とアッシュの操縦者達は、戦力としての協力と技術の提供を条件に、彼らに自由に行動できる権限を取り引きした」

エレン「!?あいつがまだこの壁の中に居るんですか!?」

エルヴィン「安心してくれたまえ。彼らには敵意はない」

エレン「けど…!」

エルヴィン「不安に思うのは分かる。彼らと取り引きすることに賛成したのは我々だけではない。
駐屯兵団のピクシス司令やイアン、訓練兵のアルミンも、勇気を出して賛同してくれた」

エレン「!アルミンが…?」

エルヴィン「君とアルミンは旧知の仲だったね。…彼の意向も、信じられないかい?」

エレン「…」

エレン「…やつらは…今どこにいるんですか…?」

エルヴィン「気になるかい?そう急かさなくても、すぐに会う」

エレン「え?」

エルヴィン「それでは、ゆっくり休みたまえ」

キィィィィ…バタン

エレン「…」


―――…
――…
―…

本日は以上です。

乙と支援ありがとうございます。
それでは、投下します

???「今日からお前たちを鍛える事になった、キースだ!
俺の名前を覚えなくてもいい!それよりも一刻も早く技術を身につけろ!!」

イズルアサギケイスルガタマキ「よろしくお願いします!」バッ

スルガ(こえ~…)ガクブル

ケイ(耳が痛い…)キーン

???「今日の訓練の補佐をさせてもらう、ナナバだよ。よろしくね」

タマキ(イケメン…)ポワワーン

イズル(この人も性別わかんないや)ウーン

アサギ(ここ、性別がよく分かんない人多くね?)ウーン

キース「まずは貴様らの適性を見る!両側の腰にロープを繋いで、ぶら下がるだけだ!!
全身のベルトで体のバランスをとれ!これが出来ない奴は囮にも使えん!!分かったな!?」

イズルアサギケイタマキスルガ「ハッ!」バッ

アサギ(このベルト、毎回巻き付けるのか…。着替えるの大変だな)

タマキ(胸がキツイのら…)ムニ

ナナバ「じゃあさっそく、腰にロープを繋げるね」

イズル「お願いします」

※順番※
イズル タマキ アサギ スルガ ケイ で横並び

<それでは、ロープを上げます

キリキリキリキリ…――

アサギ「おっと!…これは…――」ギシッ

タマキ「簡単なのら」プラーン

アサギ「は!?」

イズル「ちょっと難しいけど…なんとかなりそう!」ギシギシ

スルガ「…余裕だな…」プルプル

ケイ「」←必死

アサギ「まぁ…一応何とかなりそうな気もするが…」ギシギシ

ナナバ「あ、ちなみにこれ、適性試験も含んでるから」

アサギ「!っうわ!!」グルン

イズル「…あちゃ~…」

タマキ「ひっくり返って、なにしてるのら?」

アサギ「…不覚…」プラーン

スルガ「あいっかわらず本番弱いよな!」ゲラゲラゲラ

アサギ「」カチーン

アサギ「…んだと!!」ガバッ

スルガ「!っとっとっと…うわ!」グルン

スルガ「」プラーン

スルガ「…ア~サ~ギ~…お前がいきなり持ち上がるから、今度は俺が逆さになっちまったじゃねぇか!!」プラーン

アサギ「ふん!自業自得だ」ギシギシ

スルガ「んだと!」プラーン

ガヤガヤガミガミ

タマキ「む~…アサギとスルガだけ盛り上がって、退屈なのら…」プラーン

イズル「この後どうすればいいんだろうね」

タマキ「む~…」プラーン

タマキ「…ん?」グルン

タマキ「…んん?」グルングルン

タマキ「おお~!」グルングルングルン

スルガ「何してんだタマキ!」プラーン

タマキ「回ってる~!楽しいのら~!!」グルングルン

アサギ「待てタマキ!そんなことしてたら適性試験落ちるぞ!!…ん?落ちるのか?」ギシギシ

スルガ「そこ真剣に悩むのか!?」プラーン

イズル「」キラキラ

アサギ「イズル!やりたそうな目をしてるけどやるなよ!絶対やるなよ!!」ギシギシ

イズル「えぇ!?」ガーン

スルガ「えぇ!?じゃねぇよ!!」プラーン

ケイ「ちょっと貴方達うるさいわよ!もっと静かに出来ないの!!」←必死

ワイワイガヤガヤ

ナナバ「賑やかね」

キース「そうだな」

ナナバ「けど素質は悪くない」

キース「そうだな」

キース「タマキは、遊ぶ余裕すらある。この中で一番素質があるだろう。イズルも、特に問題ないようだ。
アサギはひっくり返ったためどうなるかと思ったが、自分で体勢を整えた。
恐らく、スルガが“本番に弱い”言った通り、“試験”と言う言葉を聞いて、思わずバランスを崩したんだろう。
この3人は特に問題ないだろう。
スルガに関しては驚いてバランスを崩したに過ぎない。ケイは、余裕はないにしろ体勢の維持が出来ている。
3人に比べれば劣るが、訓練兵と比べれば悪くはない」

ナナバ「うん。どれぐらいのスピードで成長するか、楽しみだね」

キース「あぁ」

―――…
――…
―…


イズル「ふぅ…」

ナナバ「お疲れ様」

イズル「送って頂きありがとうございます」

ナナバ「どういたしまして」

イズル「久しぶりに新しい事して、疲れました」

ナナバ「けど、すごく上手だったよ。予定より早く習得できそうだよ」

イズル「本当ですか!」

ナナバ「えぇ」ニコッ

イズル「よかった…」

パカパカ…

イズル「あ、リヴァイ兵士長。お疲れ様です」

リヴァイ「あぁ、少し遅くなった。ナナバ、悪かったな」

ナナバ「私は大丈夫だよ。それより、そっちは上手く言ったの?」

リヴァイ「あぁ…だが、少し問題が…」

ナナバ「問題?」

イズル「…?」


―――…
――…
―…

アサギ「1ヶ月後の壁外調査で成果を出さなければ、憲兵団に僕らの全権が渡される…ですか?」

エルヴィン「こちらで勝手に決めてしまって、本当に申し訳ない。
しかし、条件を飲まなければエレンは憲兵団に渡ってしまっていた」

ケイ「…そんなにエレンって人は重要なんですか?」

エルヴィン「エレンは、巨人を解明していく上で、必要不可欠だ。
もちろん君達も欠かせないが、君達からいくら情報を提供されようが、巨人を解明することは出来ない。
巨人を解明しなければ、いつまでたっても我々に安泰は来ないだろう」

ケイ「…」

スルガ「えっと、僕達も壁外に行くんスか?」

タマキ「いやなのら?」

スルガ「巨人がいっぱいいるんだぞ」

タマキ「立体機動は楽しそうなのら」ニコニコ

スルガ「お前な…」

エルヴィン「いや、我々とも立体機動を出来ない人材を、壁外に出すほど外道ではない。
しかし最低でも、RED5だけでも動かさせてもらう事になると思う。
本当の事を言うと、君達全員参加すれば、彼らもより高く評価するだろうから、参加して欲しいがね…。
キース教官、彼らは1ヶ月以内に立体機動を習得出来るだろうか?」

キース「立体機動だけ、なら可能だろう。
今日見た限りでは、剣術までは行かないと思うが、囮になれるぐらいは習得できる筈だ。
しかし壁外に行くのならば、その上馬術を習得してもらう必要がある。まだ馬術を見ていないので、何とも言えん。
また、ある程度の座学も必要だ。
こいつらはどれぐらいの知識を持っているかは知らんが、
最低でも巨人と立体機動に関しての基礎知識は頭に入れなければならん」

エルヴィン「座学を教える適任者はいますか?」

キース「今探してるところだ」

エルヴィン「そうですか…」

エルヴィン「作戦まで残り1週間になった時の状態を見て、作戦に参加するか参加しないかを判断しよう。
その後、1週間で作戦を頭に叩き込んで貰うことになるだろうが…。
これで大丈夫だろうか?」

アサギ(参加しなければ全負担をイズルが背負うのか…)

アサギ「」チラッ

ケイスルガ「」コクリ

アサギ「…分かりました」

エルヴィン「ありがとう。君達には感謝してもし足りない」

アサギ「いえ、こちらが今こうしていられるのも、調査兵団のおかげなので」

キース「うむ…では、明日から予定以上に厳しくせねばなるまい」キラーン

アサギケイスルガタマキ「」ビクッ

アサギケイスルガタマキ「…お手柔らかに頼みます…」ダラダラ


―――…
――…
―…

本日は以上です。
漸く次回か、その次ぐらいにエレンと再会できそうです。
このスレ内で会えないかもと一瞬思ったことがありましたが、どうにかなりそうです。
それでは

乙ありがとうございます。
それでは、投下します

パカパカ…――

???「旧調査兵団本部。
古城を改装した施設ってだけあって、趣とやらだけは一人前だが、
こんなに壁と川から離れた所にある本部なんて、調査兵団には無用な長物だった。
まだ志だけは高かった結成当初の話だ」

エレン「…」

???「しかし、このでかいお飾りがお前を囲っておくには最適な物件になるとはな…」

エレン「…」チラッ

リヴァイ「…」ギロッ

エレン「!」バッ

エレン「…」

???「…」

???「…」

???「…」

エレン「…」ゴクリッ

エレン(…この人たちが、今日から俺を監視する人達…なのか…。
オルオ・ボザドさん…ペトラ・ラルさん…エルド・ジンさん…グンダ・シュルツさん…。
皆、リヴァイ兵長に指名された調査兵団特別作戦班…通称“リヴァイ班”。
俺の所属班であり、俺が“巨人の力”を行使した際の抑止力…。
俺が暴走した時は…この人たちに殺される…)

オルオ「調子に乗るなよ、新兵」ズイッ

エレン「はい!?」ビクッ

オルオ「巨人化なんだか知らんが、お前の様な小便臭い餓鬼にリヴァイ兵長が付きっきりになるなd」ガリッ

エレン「」

―――…
――…
―…


ペトラ「乗馬中にペラペラ喋ってれば舌も噛むわよ」

オルオ「さ、最初が肝心だ…あの新兵、ビビッていやがったぜ」

ペトラ「オルオがあんまりマヌケだからびっくりしたんだと思うよ」

オルオ「何にせよ、俺の思惑通りだな」

ペトラ「…ねぇ、昔はそんな喋り方じゃ無かったよね?
もし…それが仮にもし、リヴァイ兵長の真似しているつもりなら、本当に、止めてくれない?
イヤ、まったく共通点とか感じられないけど」

オルオ「!?…フッ…俺を束縛するつもりか、ペトラ?俺の女房を気取るには、まだ必要な手順こなしてないぜ?」

ペトラ「兵長に指名されたからって浮かれすぎじゃない?…舌噛み切って死ねばよかったのに」

オルオ「戦友へ向ける冗談にしては笑えないな…」

エレン「…」

エレン「?」

布の被ったRED5「」

エレン「…あれってなんですか?」

ペトラ「あれはたしか、鉄の巨人…じゃなくてアッシュだったかしら?」

エレン「え…?ここに置いてあるんですか?」

ペトラ「置く場所がここしかないし、ここにはリヴァイ兵長も私たちも居るからね。
もしもの暴れはじめたら、すぐに私たちが闘うことが出来るわ」

エレン「…俺、みたいにですか?」

ペトラ「そう…ね」

エレン「…」

グンダ「最近使われ始めたとはいえ、まだ荒れてますね」

リヴァイ「あぁ…ようやく取り掛かれる」


―――…
――…
―…

バターン!

リヴァイ「…」

エレン「あ、リヴァイ兵長。上の階の清掃、完了しました」ピョコ

リヴァイ「そうか」

エレン「…俺はこの施設のどこで寝るべきでしょうか?」

リヴァイ「お前の部屋は地下室だ」

エレン「また…地下室ですか?」

リヴァイ「当然だ。
お前は自分自身を掌握できていない。お前が寝ぼけて巨人になったとして、そこが地下ならその場で拘束できる。
これは、お前の身柄を手にする際に提示された条件の一つ…守るべきルールだ」

エレン「…」

リヴァイ「…お前が掃除した部屋を見てくる。
ここをやれ」

エレン「…はい」

リヴァイ「」カツカツ…――

エレン「…」

ペトラ「失望したって顔だね」ピョコ

エレン「はい!?」ビクッ

ペトラ「珍しい反応じゃないよ。
世間の言うような完全無欠の英雄には、見えないでしょう?
現物のリヴァイ兵長は、思いの外小柄だし、神経質で、粗暴で、近寄りがたい」

エレン「いえ…俺が意外だと思ったのは、上の取り決めに対する従順な姿勢にです」

ペトラ「強力な実力者だから、序列や型にはまらないような人だと?」

エレン「はい…誰の指図も意に介さない人だと…」

ペトラ「私も詳しくは知らないけど、以前はそのイメージに近い人だったのかもね。
リヴァイ兵長は、調査兵団に入る前…都の地下街で有名なゴロツキだったって聞いたわ。
そして何があったのか下ないけど、エルヴィン団長の元に下る形で、調査兵団に連れてこられたと」

エレン「団長に!?」

リヴァイ「オイ、エレン」

エレンペトラ「」ビクッ

エレン「は、はい!!」

ペトラ「」サッサッサッ

リヴァイ「全然なってない。すべてやり直せ」ゴゴゴゴ…

エレン「」


―――…
――…
―…

エレン「お疲れ様です」

ペトラ「お疲れ様。もうすぐ、夕飯の準備が出来るから座ってて」

エレン「ありがとうございます。
…あれ?兵長は何処に?」キョロキョロ

エルド「兵長なら――」

バタン

イズル「あ…」

エレン「!」

エレン(こいつは確か、あの巨人の上にいた…!)

リヴァイ「イズル」ピョコ

イズル「リヴァイ兵士長」

リヴァイ「こいつらがさっき話していた奴らだ。今日からこいつらもここに住む。いいな?」

イズル「そうだったんですね。僕はイズル・ヒタチです。よろしくお願いします」ペコッ

エルド「兵長、そいつが鉄の巨人の奴ですか?」

エレン「!」

リヴァイ「そうだ」

オルオ「こんな餓鬼がね…」

エレン(こいつが…)

イズル「え~っと…巨人じゃないんだけどな…」ウーン…

グンタ「ならばなんだというのだ…」

イズル「…兵士長。アッシュの情報って、どこまで共有されているんですか?」

リヴァイ「まだ対して共有はされていない。
お前とエレンで、立て続けに忙しかったからな。そんな暇は正直なかった。
もうすぐ新兵勧誘式がある。その時に新兵がどの兵団に所属するか決める。
恐らく、情報共有するのはその後になるだろう」

イズル「そうなんですか…あ、情報を開示してはまずいことってあったりします?」

リヴァイ「とくにエルヴィンから制限はされていない」

イズル「よかった…そういうの、苦手なので…」ホッ

エルド「イズル…だったか。ずっと見かけなかったが今まで何をしていたんだ?」

イズル「立体機動をご教授頂いてました。難しいですね!」

エレン「立体機動を!?いいんですか?」

リヴァイ「エルヴィンの判断だ」

エレン「…」

リヴァイ「納得いかないか?」

エレン「…」

イズル「えっと…」

ペトラ「と、取り敢えず、夕食の準備も終わったことだし、食事が冷める前に食べましょう!」

イズル「そうですね!」ストン

イズル(た、助かった…)

イズル「美味しそうですね!頂きます!」

オルオ「…それは呪文か?」

イズル「?」

エルド「で、なんでまた立体機動を覚えようとしているんだ?」

イズル「RED5も、立体機動と同じくエネルギーが無くなってしまうと立ち往生をしてしまうんです。
時間が経てばエネルギーが補充されるんですが、補充されるまでは立体機動で動き回れた方がいいかと…」

グンダ「…ん?RED5?俺はあの巨人の事をアッシュって聞いたぞ」

イズル「アッシュは総称です。
アサギ…僕と一緒に居た皆もそれぞれ持っているんで…。
僕のアッシュの名称がAHSMB-005 RED FIVE…通称RED5です。
だから僕らは基本、あのアッシュの事をRED5って呼んでます」

オルオ「他にもあるのか!?どこにあるんだ!」

イズル「えっと、ここにはない…のかな?
というより、何故ここにRED5があるのか不思議なんですよね~…」エヘヘー

ペトラ「…なんとういう、拍子抜けするほど普通の子ね」ボソッ

エルド「俺達と同じ、兵士と聞いたが…」ボソッ

エレン「…兵士…」

エレン(…こんな奴が…?)

イズル「あ、僕もずっと疑問に思ってたのですが、巨人って何なんですか?」

グンダ「本当に知らないのか?」

イズル「牢屋に入っているとき、少し説明されましたが…」

エレン「あいつらは、人類の天敵だ。
あいつらが居るせいで、いろんな人が泣き、俺達は壁から出ることも出来ない」

ペトラ「…エレン?」

エレン「…巨人は、駆逐しなければならない。絶対に…」

ペトラ「…そう言えば、エレンは巨人に母親を殺されたって…」

エレン「…はい」

ペトラ「それは…辛かったでしょうね…」

イズル「…ごめんなさい。辛いことを聞いてしまって…」

エレン「…別にいい」

イズル「けどそんな奴らなら、僕も頑張らないと!」

エレン「…」

エレン(…なんなんだよ、こいつは…)


―――…
――…
―…

本日は以上です。
ついに会わせることが出来ました。
まだ絡みは少ないですが、どんどん絡ませるつもりですので、お付き合い下さい
それでは

乙ありがとうございます。
今回はエレンとハンジさんがメインです。
それでは、投下します。

エルド「我々への待機命令はあと数日続くだろうが、30日後には大規模な壁外遠征を考えてると聞いた。
それも、今期卒業の新兵を早々に交えるとか…」

グンダ「エルド、そりゃ本当か?
随分急な話じゃないか。ただでさえ今回の巨人襲撃藩屏には答えただろうによ」

オルオ「ガキ共はすっかり腰を抜かしただろうな」

エルド「それに、鉄の巨人…じゃなかったな。RED5も参加すると聞いた」

イズル「はい、昨日リヴァイ兵士長に話を聞きました。
もしかしたら、アサギ達…僕と一緒に居た皆も参加するそうです」

エレン「!?」

グンダ「な!平気なのか!?」

イズル「どうなんでしょう…すいません、僕にはなんとも…」

ペトラ「彼らを本当に作戦に参加させるんですか、兵長?」

リヴァイ「作戦立案は俺の担当じゃない。
奴の事だ。俺達よりずっと多くの事を考えてるだろう」

エルド「…確かに、これまでとは状況が異なりますからな…。
多大な犠牲を払ってきたマリア奪還ルートが、一瞬に白紙になったと思えば、突然まったく別の希望が降って湧いた」

エレン「…」

エルド「そして、巨人とは全く別の奴らも現れた」

イズル「…」

エルド「…なぁ、エレン」

エレン「なんでしょうか?」

エルド「未だに信じられないんだが、“巨人になる”って言うのはどういうことなんだ?」

エレン「…その時の記憶は定かではないんですが、とにかく無我夢中で…。
でもきっかけになるのは自傷行為です。こうやって手を…――」

エレン(――あれ?
そういえば、俺は何でこれだけは知ってるんだっけ…?)

リヴァイ「お前等も知ってるだろ。報告書以上の話は聞き出せねぇよ。
まぁ、エレンについては、あいつも黙ってないだろうが…。
ヘタにいじくり回されて、死ぬかもな…エレンよ」

エレン「え…?あいつとは…?」

???「こんばんはー、リヴァイ班の皆さん!お城の住み心地はどうかな?」バタン!

リヴァイ「あいつだ」

エレン「!ハンジ分隊長」

ハンジ「やぁ!」

イズル「あ、そういえば巨人の研究をしているって言ってましたね、ハンジ分隊長」

ハンジ「酷いな~、私の自己紹介を取らないでよ~」ヘラヘラ

イズル「す、すいません!」

ハンジ「まぁそんなに畏まらないでいいよ。
さて、エレン。今回ここに来たのは君に用があるからだ」

エレン「俺、ですか?」

ハンジ「そう。今回も、エレンやトロスト区で捕らえた2体の巨人の調査を担当することになってね~。
明日の実験にはエレンにも協力してもらいたい。その許可を貰いに来た」

エレン「実験…ですか?俺が何を…?」

ハンジ「それはもう…最高に滾る奴をだよ!」

ハンジ「」フーッフーッ

エレン「?」

エレン「あの、許可については自分では下せません。自分の権限を持っているのは、自分ではないので…」チラ

リヴァイ「…」

ハンジ「リヴァイ?明日のエレンの予定は?」

リヴァイ「…庭の掃除だ」

ハンジ「ならよかった!決定!!エレン!明日はよろしく!!」ガッ

エレン「あ、はい…」

エレン「しかし、巨人の実験とはどういうものですか?」

ハンジ「!」

オルオ(オイ!やめろ!!聞くな!!)ドン

エレン「?」

イズル「僕も聞いてみたいです!」ワクワク

ペトラ(あちゃ~…)

ハンジ「あぁ…やっぱり、聞きたそうな顔していると思った…」

ペトラエルドオルオグンダ「」ガタッ

イズル「」ワクワク

リヴァイ「お前はアッシュの整備が残ってるだろ」グイッ

イズル「あ、そうだった!えっと、おやすみなさい、ハンジ分隊長」ガタッ

ギィ…バタン

ハンジ「…イズルは残念だったね。けど、仕事が残っているなら仕方がない。
エレン、君にはちゃんと聞かせてあげよう…今回捕まえた巨人(あの子)達について」

エレン「…」

 * * *


巨人を捕まえたと言ったが、何も今回が初めての巨人の捕獲じゃない。
今までも何体か捕獲しては、巨人の生態を知るために実験をしてきた。
今回も、同じく実験をする為に巨人を2体捕獲した。
…因みに、4m級が“ソニー”、7m級が“ビーン”って名前ね。
名前は私が名付けた。可愛いだろ?
まぁそこは置いといて、まず最初に過去5回の捕獲時に行った実験の反復から始める。
最初は“意思の疎通”の検証。

ハンジ「こんにちは!」

ソニー「ハッハッハッ」ギシッ

ハンジ「調子はどう?名前は?体は痛くない?」

モブリット「分隊長!近すぎます」

ソニー「ハッハッハッ」

ハンジ「ビーンはどうだい?」カツカツ

モブリット「分隊長!!」

ビーン「あー!」バクッ

ハンジ「うはっ!あぶなっ!!あぶねぇぇ!!」ヒョイ

残念ながら、今回も意思を通わせることは不可能との結論に至る。
しかし、私にとって巨人との交流は日々の疲れを忘れるほど、充実した時間だった。

次に“日光の遮断”を試してみた。
夜が深まると巨人の活動力が落ちることから、日光により何かしらの活動力を得ていることを、裏付ける実験だ。
これは個体差が大きく出た。ソニーは遮断後、1時間で活動が鈍くなったのに対し、ビーンは3時間元気なままだった。


 * * *

ハンジ「改めて驚かされたよ…。
彼らは水も食料も摂らない。発声器官は合っても、呼吸を必要としていない。
唯一、活動に必要なのは“日光”なんだ。
ずっと日光を立つとどうなるのか…。興味はあるけど、死んでしまったら困るからね…」

エレン「…」

ハンジ「そして!!」グワッ

エレン「!」ビクッ

ハンジ「次の段階からは直接巨人の体と接触する“痛覚の確認”へと移行した!!」

 * * *


ハンジ「あああああああああああああああああああああ――!!!!」グサッ

ビーン「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――!!!!」

モブリット「分隊長!あなたが叫ぶ必要はないでしょ!!」

ハンジ「これが叫ばずにいられるか!!ビーンはこんなに痛がっているんだぞ!!
ビーン!頑張れ!!耐えるんだ!!!」ヒュッ

ドスッ

ビーン「アアアアアアアアアアアアアアアアアアア――!!!」


 * * *

ハンジ「巨人に“うなじ”以外の弱点がないか、確認する必要があるからね…とても、辛い作業だったよ…」

エレン「…」

 * * *


ハンジ「ほら、心臓に刺さってるよ。痛くない?どんな感じ?」ズブブ――

ソニー「…」

ビーンに比べて、ソニーは内向的な性格でね。あまり反応は示さなかった。

ソニー「う~…う~…」

ハンジ「ん?何!?どうしたの!?」

ソニー「」ガチン!!

ハンジ「わッ!!」ガバッ

ハンジ「あはは!今のは惜しかったよ!ソニー!!」

モブリット「分隊長!下がってください!!あんた本当に死にますよ!!」


 * * *

ハンジ「こんな感じで、頭かかじろうとするばっかりでさ。ソニーは自己表現が苦手なんだよ!」

エレン「…何で、巨人を前にしてそんなに陽気で居られるんですか…?」

ハンジ「…え?」

エレン「その、巨人は俺ら人類を絶滅寸前まで追い込んだ天敵で…ハンジさんだって、その脅威を数多く体験してる筈なのに…」

ハンジ「…」

エレン「あのイズルとかいう奴とも…親しそうに喋って…」

ハンジ「…エレンはまだ彼らを敵と認識しているのかい?」

エレン「…正直、わかりません…あいつらを、どう認識すればいいのか…」

ハンジ「…そうだね…まず、巨人についてから話そう」

ハンジ「エレンは“巨人の脅威を数多く体験している筈なのに”って聞いたね?その通りだよ。
私は巨人に、仲間を何度も何度も目の前で殺された。調査兵団になった当初は憎しみを頼りに巨人と戦ってた」

エレン「…」

ハンジ「そんなある日にね、気付いたんだ。あれは、切断した3m級の生首を蹴っ飛ばした時だった」

ハンジ「軽かったんだ。異常に。巨人の体が」

エレン「…え?」

ハンジ「そもそも、本来ならあの巨体が2本足で立ち、歩くなんてことは出来ないはずなんだ。
どの巨人もそう…切断した腕は、その質量にあるべき重量には到底達していなかった」

エレン「…」

ハンジ「それに、エレンが巨人になった時も、何もなかったところから巨人の体が現れたと聞いた」

エレン「…」

ハンジ「…私は思うんだ。本当は、私達に見えている物と存在する物の本質は、全然違うんじゃないかってね…」

エレン「全然…違う…?」

ハンジ「憎しみを糧にして攻勢に出る試みは、もう何十年も試された。私は、既存の味方と違う視点から巨人を見て見たいんだ」

エレン「…」

ハンジ「イズル達についても、同じ思いなんだ。彼らも、我々に知らない何かを知っている。
それを知れば、もしかしたら巨人についても何か分かるかもしれない。だから、私は彼らと親しくなろうと思った」

エレン「…」

ハンジ「まぁ、全部空回りで終わるかもしれないんだけどね!」


ハンジ「でも、私はやる」

エレン「…」

エレン(…調査兵団に入ってから、驚かされてばかりだ。
ハンジさんだけじゃない、変わり者だらけだ…。これじゃあまるで、変人の巣窟…。
変革を求める人間の集団…それこそが調査兵団なんだ)

ハンジ「エレンも加わることで、新しい何かが分かるかもしれない。それによって一歩前に進めるかもしれない。
エレンも、ここに居ないイズルも、期待ばかり掛けるし不快にさせるかもしれないけど、私は今楽しい。
こんな変化、今までなかったからね…」グッ

エレン「…ハンジさん。よかったら、実験の話をもっと聞かせていただけませんか?」

ハンジ「…え?…いいの?」

エレン「明日の実験の為にも、詳しく知っておいた方がいいかと思いますし」

ハンジ「…そ、そうだね」

エレン(…それに、なんとなくあいつらとの向き合い方がわかった気がするし)

ハンジ「うん…今の話じゃ省力した部分も多かったし、もっと詳細に話すとしよう!
ちょっと長くなるけど…―――」


―――…
――…
―…

本日は以上です。
まだイズルとエレンが再開して間もないですが、このスレも残りわずかになってきました。
残りのレス数的に、1~2回程投下したら新スレを建てるかもしれません。
あと、所属兵団決定した後、トロスト区の戦いが終わった後の時系列をさらっとおさらいするつもりです。
それでは

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