P「765プロ愛の懺悔室」 (35)

P「…懺悔室ですか?」

高木「うむ、ここ最近アイドルの諸君が妙にこう…元気が無いというか、なにかに苦しんでいるというかだね」

P「心当たりはないわけではないですけど…」

高木「うむ、だから君に懺悔室をやってほしいのだよ」

P「…といいますと」

高木「懺悔室とは自分の隠していることや、悩みを打ち明けるにはもってこいだと思うのだよ私は」

P「はぁ…」

高木「もちろん、彼女たちには懺悔室に居る…神父が君だということは黙っておくがね」

P「プライバシーとかもう無視ですね社長」

高木「なに、そのほうがよい結果になると私の直感がティンッと来ているからね」

P「まぁ…なんとなく気になってたしいいですよ、やりましょう懺悔室」

高木「うむ、では会議室の一角に設置してみるとしよう」

P「わかりました」

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数日後

P「結構立派な懺悔室だ…左側に俺が入ればいいのかな?」

P「それで薄い…壁?を挟んで相手が座ると、確かに相手の顔は見えないな」

\うっうー!メールですよー!/

P「おっとメールか、社長からだな…アイドルの諸君には伝えたから、今日1日はそこに居てくれたまえ?」

P「ふむふむ…俺は出張してることになってるのか」

P「なら入って待ってようかな、飲み物とかもあるし」

P「最近なんかみんな悩んでたようだし、ここでうまく話を聞いてあげれればいいけど」

<コンコンッ

P「おっと、だれか来たようだ」

P「…えっと、声でばれないようにちょっと高めで………はい、どうぞー!」

P「………変声機付きなんだ、ここ」

???「失礼しまーす!」

P「この声は…春香か」

春香「えっと、社長からカウンセラー?さんが来てるから行って見なさいって言われたんですけど…」

P「ああ、私のことですよ、カウンセラーというより神父ですが」

P「(こんな感じか?)」

春香「え!?神父さんですか!なるほど…だからここ懺悔室?みたいだったんですね!」

P「はい、なにか話したいことがあったらどうぞ遠慮なく」

春香「…えっと、ここで話したことって…その」

P「もちろん、口外しませんよ、安心してください」

P「(すまん、春香)」

春香「そ、それならその…聞いて欲しいことがあるんですけど…」

P「はい、どうぞ」

春香「私、たまに事務所にお菓子を作って持ってきてるんですよ」

P「はい」

春香「それで…、その…ぷ、プロデューサーさんはちょっと…その、個別に包装したりしてあげてるんですね?」

P「(そういえばいつも可愛いラッピングとかしてくれるなぁ)」

春香「ちょっとはその、意識してほしかったりなんかして…えへへ、まぁそんな感じでお菓子を持ってきてるんですけど…その」

春香「私…プロデューサーさんに謝らなくちゃいけなくて…あの、いいですか?こんなお話でも?」

P「ええ、どんな話でも大丈夫です、話したいことを話してください」

春香「よ、よかったぁ…最近罪悪感に押しつぶされそうで…」

P「ざ、罪悪感?」

春香「はい…その、本当はプロデューサーさんに謝らなくちゃいけないんですけど…こんなこといえなくて…」

P「…どんなことですか?」

春香「…結構前に作ったクッキーの話なんですけど…その、出来心!出来心ですよ!?」

P「はい」

春香「出来心でその…混ぜちゃったんです」

P「…ま、混ぜたとは?」

春香「…あ、あの!絶対内緒ですからね!……その、混ぜたって言うのは…あの………バ、バイ○グラです」

P「」

春香「で、出来心だったんです!だっていつもプロデューサーさんおいしいおいしいって食べてくれるし!」

春香「でもちょっとハートの形が多いのとか!毎回ラッピングが違うのとかは気がついてくれないしこう…ちょっとイタズラしちゃおうかなーって…」

P「な、なるほど…」

春香「それですね!そのときも美味しい美味しいって食べてくれたんですけどやっぱり効果があったみたいでですね!!」

春香「なんか妙に立たないんですよ!立っても中腰っていうかくの字というですかね!」

春香「もうそれを見たら私すっごい興奮しちゃって!だってプロデューサーさん必死に隠そうとしてるんです!!」

春香「みんなはわからなくても私はわかってるんですよ!?もう癖になっちゃって…それから毎回…混ぜてるんです、バ○アグラ」

P「(そういえば…春香のお菓子食べるといつも…バッキバキになるんだよなぁ…)」

春香「あ、あの…でも最近私…こんなことしてていいのかなって思い始めて…」

春香「その、最初は我慢できなくなって襲ってくれないかな、とか…ちょっとですよ?思ってたんですけど」

春香「必死に我慢して、みんなにばれないように頑張るプロデューサーさんを見てたら…なんだか申し訳なくなっちゃって…」

P「…そうですか」

春香「…私、いけない子なんです…そうは思っているのに…今日も作ってきたクッキーに混ぜちゃいましたし…」

春香「プロデューサーさんは居なかったんですけどね、あはは」

春香「その、私…どうしたらいいんでしょうか?」

P「…バイア○ラを混ぜるのを辞めたらどうでしょうか?」

春香「そうなんですけど…あっ!って感じでまわりをきょろきょろ見るプロデューサーさんが可愛くて可愛くて…」

P「…その、春香…さんはプロデューサーが…好きなんですか?」

春香「………はい、とっても」

P「…なるほど」

春香「でも…抜け駆けなんてできないし…こういうことでしか…えへへ、なんでしょうか?ちょっとした優越感っていうかですね」

春香「…私、嫌な子ですよね…あはは、好きな人はいじめたくなるみたいな…知られたら嫌われちゃうかなー…」

春香「…神父さん、もしあなたを好きな人が居て、その人が作ってくれるお菓子のなかにバイアグラ入ってたら…嫌いになります?」

P「…普通は」

春香「やっぱりかー!!…ですよねぇ…はぁ、どうしてこんなことしちゃったんだろう………なーんて、わかってますけど…」

春香「…ごめんなさい、なにがいいたいのかわからなくなってきちゃいました」

P「…その、提案なのですが、いいですか?」

春香「はい」

P「…まず、お菓子になにか混ぜるのは…やめましょう、プロデューサーさんに迷惑をかけては元も子もありませんよ」

春香「はい…」

P「ですから、お菓子になにかまぜるのではなく…そうですね、なにか一言、お疲れ様ですとか…そういったあなたの言葉を書いた手紙とか」

P「そういったものを添えてみましょう、きっと嬉しいはずですよ」

春香「…なるほど!なんだか…秘密の手紙っぽくていいですね!」

P「はい、二人だけの秘密のやりとりを持つ…これでどうでしょうか?」

春香「はい!ぜんぜん思いつきませんでしたぁ…私、バイ○グラを入れることに夢中で…」

P「と!とにかく…今後はそういった方向で…」

春香「はい!そうしてみます!…話してよかったぁ…」

春香「じゃあ、私戻りますね!ありがとうございました!」

P「はい、こちらこそ」

<ガチャッ

P「………はぁぁああっぁぁぁ…すまん春香、聞いてはならないことを聞いてしまった…」

P「俺が懺悔したい、これ…本当にいいんですかね社長…」

P「…あ、春香クッキー忘れてる…」

P「………」ポリポリ

P「………」バッキバキ

P「…はぁ、次の人が来るまでちょっと反省してよう…」

ごめんなさい、ちょっと用事ができてしまったのでここで今日は…
明日また書きます、ごめんなさい

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