シュトロハイム「進撃の巨人?」 (41)

どうも皆様こんばんは。

・初SS投稿
・ジョジョ(第二部)のシュトロハイム×進撃の巨人です
・素人なのでキャラ崩壊があるかも...
・ナチスの科学は世界一チィィィ!

それでも読んでくださる心の広い方はどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372250471

時は1941年!ナチスが全世界へ宣戦布告し、西へ東へ戦線を拡大していた時代!
ドイツ本国のとある場所で身の毛がよだつような恐ろしい実験がある人物によって行われようとしていた!

ドイツ兵A「シュトロハイム大佐!捕虜の準備が出来ました!何時でも実験を始められます!」


縛られた捕虜「う〜!う〜!(た、助けてくれぇ!)」


シュトロハイム「うむ、ご苦労!では新型光線照射装置の実験を開始する!」ウィ〜ン、ピピピィカァァッ!

ドイツ兵A「...」


ドイツ兵B「...」


縛られた捕虜「...」


シュトロハイム「...」


照射装置 ピピピィカァァッ〜


ドイツ兵A「...(何も起きないな...)」


ドイツ兵B「...(何も起きないな...)」


縛られた捕虜「...(何も起きないな...)」


シュトロハイム「...どうしたぁ!何もおこらんでは...」シュゥゥゥゥ


シュトロハイム「ん?」


ドイツ兵B「シュトロハイム大佐!背中の照射装置より煙がッ!」


シュトロハイム「な、なにぃぃ〜!!」


ドカーン!


モクモク....

シュトロハイム「う...うん...ここは一体...?」キョロキョロ


シュトロハイム「見たところ家々があるから町のようだが...まさか外まで俺は吹き飛.....?」


その時、シュトロハイムは目撃したっ!なんと、高さは50mはあろうかと壁がまるで町を囲うように建っているではないかっ!


シュトロハイム「な、なんだ、あの壁は...」


シュトロハイム(研究所の周辺にはあのような高い壁はなかった...するとあれは一体...?)


ドォォ!


シュトロハイム「!?(あの壁の外から煙がッ!...)」


ズガァァァン!


町人達「「「うわぁ!」」」


シュトロハイム「瓦礫が飛んできただとぉぉーー!今度は何が起き...」


超大型巨人「...」ズゴゴゴゴ


シュトロハイム「」


シュトロハイム(何だあれは...あの50mはあろう高い壁から顔を覗かせている人体模型のような奴は...もしや、瓦礫が飛んできたのも奴やったというのかッ!)


町人1「壁が、壊された!?」


町人2「大変だぁ!壁が壊されたぞ!巨人が入ってくるから早く逃げろー!」


シュトロハイム「巨人?(巨人とは一体?さては新手の屍人のことかッ!?)」

???「ハァハァ...」ダダダッ、ドン


シュトロハイム「いでェでェ!!おい小僧、大佐である私にぶつかっ...っおいッ!このシュトロハイムを無視するなッ!」


シュトロハイム(あの小僧...チラッと顔を見たが、何か焦っていたな。小僧が向かった先には何かあるのか?
...道は分からんが取り敢えず追ってみるか)ダダダダッ

取り敢えず今日はここまでです。
明日、また再開します。

起きましたので再開します。

起きましたので再開します。

エレン「あの角、あの角を曲がれば普段通り家が…!!」ザッ


エレン「そんな...家が...」


カルラ「う、うぅ...」


エレン「か、母さん!」


カルラ「エレン!何でここにいるのッ!今すぐ逃げなさいッ!」


ミカサ「母さん!」ザッ


カルラ「ミカサまで...!エレンと一緒に早く逃げなさい!」


エレン「何言っているんだよ母さん!母さんも一緒だ!」


ミカサ「イヤ...イヤだ...」

ズシーンズシーン


「「「!!!」」」


巨人「...」ニタニタ


ミカサ「もう近くまで来てる...!」


エレン「分かってるよ!(ダメだ...柱が重たすぎて持ち上がらない)」


エレン(チクショウ...俺に力が無いばかりに...自分の母さんまで助けられないのかよ)


巨人「...」ニタニタ


エレン(誰でもいい、母さんを...大事な母さんを助けてくれ...)

「突っ立っとる場合かーッ!!」バシュ!


巨人「...」バギャァ!


「「「!?!?」」」


その時、エレンは、その場にいた者たちには何が起きたか理解できなかった!
今まさに自分達を喰らおうと近づいてくる巨人が、何処からともなく飛んできた拳で後ろへ大きく吹き飛ばされたのだッ!


エレン「えっ...」


ミカサ「い、今のは何...?」

シュトロハイム「おい小僧ッ、呑気に突っ立っとらんで、さっさと逃げんかッ!?(今のが巨人か?吸血鬼共より遥かに不気味だな...)」タッタッタッ ガチャ


エレン「えっ、あ、あの...誰ですか...(この人飛んできた拳をつけ直した...)」


シュトロハイム「...先ほど貴様がぶつかった男だ。
そんなことより、もたもたしとらんで行くぞ!」


エレン「で、でも、母さんがまだ...!」


シュトロハイム「なにぃ!?(そうか...母親を助けようとあの巨人が間近に来ても逃げなかったのか。このシュトロハイム、人種は違えどおまえに敬意を表す!)」


シュトロハイム「...この柱だな?」ヒョイ ズズーン


シュトロハイム「これでいいか?」

エレン「」


ミカサ「」


カルラ「」


ハンネス「カルラ大丈...おい、どうなっているんだ一体?」タッタッタッ


シュトロハイム(ん、この男は...シュトロハイムが判断する限り、正真正銘兵士だな。
見たことのない軍服に武器を付けておるが何処の部隊だ?
まぁいい、子供を運ぶのを手伝ってもらおう)


シュトロハイム「ちょうど良い所にk...


巨人「...」ブゥン


ハンネス「そこのアンタ、危ないっ!」


シュトロハイム「ぬわぁっ!」ガシィッ



ミカサ「左腕で巨人の腕を受け止めた!」


エレン「けど、あのままだと右手が使えても意味が...」

シュトロハイム「そうかい?」ウィィィン!


「「「「!!!!」」」」


エレン「う、腕が異様な角度に曲がったぞ...」


シュトロハイム「そしてぇぇ!」ブォォォン


エレン「きょ、巨人を..!」


ハンネス「投げた、だと...!?」


巨人「...」バコォォン


シュトロハイムの指の力1950kg/c?!巨人の力の約数倍!

シュトロハイム「ブァカ者がァアアアア!!ナチスの科学は世界一チィィィィ!!サンタナのパワーを基準にィィィィィィ....このシュトロハイムの腕の力は作られておるのだぁぁ!!」


巨人「...」ガラガラ


シュトロハイム「むっ?何処ぞの家に叩きつけられても生きておるか。案外しぶといな」


ハンネス「そこのあんた!うなじを狙え!」


シュトロハイム「うなじだと?(なぜうなじなどという場所を狙わねばならんのだ?
だが、ここで逆らっても仕方あるまい)」スタスタ


シュトロハイム「どぅおりゃ!」ガシィィ


ベキベキベキ...ブチチィィ!


巨人「...」シュゥゥゥ


ハンネス(うなじを片手でもぎ取るなんて...ありえねぇ...)

シュトロハイム(うなじを引き千切ったら、蒸発した...少なくとも吸血鬼や、その類いのものではないな)


エレン・ミカサ「「母さんッ!!」」ダキッ!


カルラ「エレンッ!ミカサ」ダキッ!


ハンネス(アルミンから聞いた時は驚いたが...助かってよかったな...)


ハンネス「ところでア、アンタは一体...?」


シュトロハイム「なぁに、俺はそこの小僧と小娘の勇気ある行動に敬意を評してほんのちょっぴり手伝っただけよ。
それより一刻も早く、ここから脱出するぞ!」

船着場

ワーワー!
オネガイダァー!ノセテクレェー!
セメテコノコダケデモッ!
ダメダ!フネニハモウノレン!モウイクゾ!


アルミン「エレン、ミカサ、それにカルラおばさんも大丈夫!?」


エレン「あぁ!この人が母さんを助けてくれてーーー


シュトロハイム「おい、怪我人と子供だぁ!どけぇい!」ガンッ


憲兵「うげぇっ!」


エレン(ひどっ!?)


ミカサ(理不尽...)


アルミン(何気に酷い...)

ズドォン...ズドォン...


シュトロハイム(壁の外より砲撃音が...!巨人はそこまで来ているというのか...)


ズガァァァン!


鎧の巨人「グゥォォォ!」


「「「「!!!」」」」


町人1「門が...きょ、巨人がウォール・マリアまでも...」


町人2「また、人類は...」


シュトロハイム(先ほど、壁の外から砲撃の音がした...
それと石で出来ていると思われる門があの化け物によって破壊された時の時間差を考えると砲撃は恐らくこの突破してきた巨人への攻撃な筈ッ!
つまり、奴は砲撃にも岩に体当たりしても耐えうる程の硬質化した皮膚を持っているということッ!
こんな奴が今後も現れたりしたら我が祖国にとっても柱の男以来の大きな敵になるッ!
こいつは抹殺しなくてはならんッ!)

シュトロハイム「...」クルリ


カルラ「シュトロハイムさん...?まさか...!?」


アルミン「あれと戦うつもりですかっ!?」


シュトロハイム「...俺はこれでも誇り高きドイツ軍人!
女子供や民衆を守るためなら、体の一つや二つ、簡単にくれてやるわァァァ!」


アルミン「す、すごい...」


エレン「シュトロハイムさん...一つ聞いてもいいですか?」


シュトロハイム「何だ?」


エレン「その...あんな化け物が恐い、とか、恐ろしいとか感じたりはしないんですか?」


シュトロハイム「...人間の偉大さは恐怖に耐える誇り高き姿にある、ギリシャの歴史家、プルタルコスの言葉だ」

エレン「...(すげぇ、俺もこんなに強く思えたら)」


シュトロハイム「さて、もうそろそろ行かねばなるまい...それではまた会おう!」タッタッタッ


「「「シュトロハイムさぁぁん!!!」」」


シュトロハイム「さぁ来い巨人どもぉ!我がナチスの科学力はァァァ世界一チィィィィーーーー



ズドォォォン...
ガガガガッ...

???「......さ.....シュト....ム....」


シュトロハイム「う...うん?」


ドイツ兵A「大佐ッ!おい、大佐殿が目覚めたぞっ!」


シュトロハイム「...ここは何処だ?(あの後、硬い皮膚を持った巨人には逃げられたが...巨人共を数えきれないほど始末した所で...うぅむ思い出せん)」


ドイツ兵A「研究所の郊外であります。恐らく照射装置の不備による爆発で、ここまで飛ばされたと推測されます」


シュトロハイム「...そうか(あれは一体何だったのだ...?夢にしては鮮明だったような...)」


ドイツ兵B「大佐殿、今日はもうお疲れでしょう。兵舎までお連れし...あれ?」


シュトロハイム「どうした?」


ドイツ兵B「シュトロハイム大佐、左腕の拳がありませんが、いかがなさいました?」

書き終わりました。初めてSSを書いてみたので短くなってしまい、あらためてSSの難しさを痛感しました..
需要があったかどうかは分かりませんが、読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

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