結衣「いいから京子は何時でも窓から出られるように気構えておいて」

京子「わ、わかった！結衣がそう言うなら頑張る！」


犯人Ａ「警察に要求は伝えてけど……返事が来るまで暇ね」

犯人Ｂ「せっかく学生たちを捕えてあるんだし、何か暇つぶしでもしましょうか」

犯人Ｃ「けど、ちゃんと見張ってないと怒られるよ」

犯人Ｂ「そんなの適当で良いんじゃないですか」


結衣（そらきた……）

結衣（連中が何か遊びでも始めれば窓から逃げだせるはず……）

結衣（そのチャンスを決して逃さず勇気を持って実行してやる……！）


犯人Ａ「じゃあ、学生達にレズセックスしてもらおっか」


結衣「……！？」

京子「結衣！今がチャンスじゃない！？テロリストたち、話に夢中になってるし！」

結衣「……」


犯人Ｂ「ああ、いいですね、親友同士が無理矢理セックスさせられたりする展開とか見てて楽しそうです」

犯人Ａ「普段はあまり喋らないクラスメイト同士を交尾させるってのもいいわよね」

犯人Ｃ「///」


京子「結衣！カーテンを結んでロープ作ったからこのまま窓から垂らせば１階まで下りれるよ！」

結衣「ちょっと待って」

京子「結衣！校舎下で見張りしてたテロリスト達もこの暑さを避けるために日陰に入ってて私達の様子が見えてないみたいだよ！」

結衣「……」


犯人Ａ「じゃあ、取りあえず親友同士をセックスさせて、そこにくじ引き抽選したクラスメイトの子を乱入させるって事で」

犯人Ｂ「それなら親友同士＆普段親しくないクラスメイトが両立出来て素敵ですね」



京子「今なら確実に誰にも見つからず脱出できるよ！」

結衣「ちょっと京子うるさい」

京子「！？」

結衣「花子ちゃんとアナルセックス」

花子「近寄るなし」

結衣（このクラスで一番有名な親友同士と言えば私と京子……）

結衣（となればレズセックスの対象として指定される可能性が高い）

結衣（そんな状況で私達が脱出してしまっていたら、テロリスト達は怒り狂うだろうな）

結衣（その怒りは残されたクラスメイト達に向いてしまう……）

結衣（彼らを犠牲にするわけにはいかないし……ここは私達が残って犯人の要求を受け入れるべきなんじゃないか）

結衣（犯人の要求を受け入れて京子とレズセックスすべきなんじゃないか）

結衣（無理矢理させられるとか超興奮しそうだし）

結衣（そうと決まれば今から挙手して……）


綾乃「そんな無法は許されないわ！」


結衣「……！？」

綾乃「クラスの子達を怖がらせるだけに飽き足らず、レ、レズセックスを強要しようだなんて！」

綾乃「そんな事はこの生徒会副会長杉浦綾乃が許さないわよ！」

京子「あ、綾乃……？」

犯人Ａ「へえ、貴女、生徒会副会長なの」

綾乃「そ、そうよ！」

結衣（綾乃、馬鹿だなあ……この状況を利用しようとしないなんて）

結衣（そんなんだから綾乃は副会長止まりなんだよ）

犯人Ｂ「……責任感溢れる副生徒会長が親友と乱れるって何かいいですよね」

犯人Ａ「そうね、じゃあこの副会長さんと親友さんにレズセックスしてもらいましょう」

綾乃「なっ……！？」

結衣「えっ……！？」

結衣（し、しまった、まさか綾乃、これを計算して……！？）

結衣（さすが生徒会副会長にまで登りつめた女……侮れない……！）

綾乃「そ、そんな、私がレズセックスだなんて……」

犯人Ａ「けど、貴女がレズセックスすれば他の生徒は助かるのよ？」

犯人Ａ「それとも生徒を守るために犠牲になるのは嫌かしら」

綾乃「わ、わかったわ……私が、私が犠牲になるから、他の生徒には手を出さないで……」

犯人Ａ「判ればいいのよ」

犯人Ｂ「じゃあ、この子と親友の子を探さないと行けませんよね」

結衣「……！」

結衣（こ、ここは京子が選べれるのだけは避けないと……）

結衣（綾乃の一番の親友と言えば、千歳だよな、絶対千歳だよな）

犯人Ａ「じゃあ、そこの人」

モブ「え、わ、わたしですか？」

犯人Ａ「そう、副会長さんと一番の親友って誰か教えて？」

モブ「そ、それは……」

結衣（ちーとーせ！ちーとーせ！ちーとーせ！）

モブ（杉浦さんと何時も一緒にいるのは池田さんだけど）

モブ（最近は歳納さんや船見さんと一緒の時も多いのよね）

モブ（誰が一番の親友なのかな）

モブ（やっぱり池田さん？）

結衣（ちーとーせ！ちーとーせ！）

モブ（そうよね、少し前にこんな事があったし……）


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綾乃「ふー、今日も生徒会疲れたわ」

千歳「あはは、綾乃ちゃんお疲れ様、はい、プリン取ってきたげたよ」

綾乃「何時もありがとね、千歳、やっぱり貴女は最高の親友よ」

千歳「ありがとうなあ」

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