ミカサ「ありがとう、エレン」 (15)

サシャ「皆さん!おはようございまーす!」シャッ!


クリスタ「…ん?っ、おはようサシャ…」ムニャムニャ


ユミル「オイ芋女!朝からうっせーぞ!」ガバッ!


アニ「……」スヤスヤ


ニーナ「…あ、良い天気…」ゴシゴシ

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クリスタ「本当だ…雲ひとつない空なんて、何だか久しぶりに見た気がする…」ガラッ


サシャ「私、お腹がすいて目が覚めてしまって…ふとカーテンの隙間から覗いたらこんなに良い天気で、皆さんに知らせたくて…騒がしくてすみませんでした…」ペコ


ニーナ「気にしなくていいよ!でも、こんな日に訓練が休みなんてラッキーだね!あ、街にでも出てみない?」


ユミル「街ねえ…私はパスだな。こんな日だぞ?絶対に混み合ってるはずだ…」ポリポリ


ニーナ「まあ、確かにねえ…でも屋内にいるのはもったいないよ!」


サシャ「私は街に出ておいしい物を沢山食べたいですねえ…」ジュルリ

あああミーナ好きなのに何故ニーナ!この家畜をお許しくださいいいい!

ニーナ×
ミーナ○

ユミル「…おい?そう言えばミカサはどうした?」ベッドノゾキ


アニ「」ピクッ


クリスタ「あれ、いない…もう起きて食堂にでも行ったのかな?」キョロキョロ


サシャ「あ、ミカサならエレンとアルミンと待ち合わせだとか何とか…」


ミーナ「またそのメンバーかあ…本当に仲良しだよね、羨ましいくらいに」クス


アニ「」カリカリカリカリ


ミーナ「アニおはよう。柱で爪研ぎは止めようね」

ユミル「あいつらなんであんなに仲良いんだっけ?」ポリポリ


クリスタ「ほら…同郷だし、幼馴染みだし、ミカサとエレンは一緒に暮らしてたんだっけ」


サシャ「…今日のミカサ、なんだか嬉しそうでしたよ」


クリスタ「嬉しそう?」


ミーナ「ミカサって、いつも落ち着いてるから感情がよく読み取れないんだけど…」


サシャ「私も普段はそうなんですけど…今日は何だか優しい顔をしていました」

アニ「…」


ミーナ「アニ、気になっちゃう?」ヒソヒソ


アニ「べ、別に…あいつらが何しようがあたしには関係ないね」プイッ


ミーナ「ふーん」ニヤニヤ


アニ「…あんたのその顔、殴りたくなるね」ポキ


ミーナ「さあーて!顔でも洗いに行こうかなっ!」ダダダダッ


アニ「逃がさないよ」シュッ



………………………


ユミル「なんだあいつら」


サシャ「何でしょうね」


クリスタ「仲良しだよね!」ニコニコ



ユミル「でもよ、なんか気になるよなー」


クリスタ「気になるって、ミカサ達のこと?」


ユミル「休日のこんな朝から集まってさ、何をやるってんだよ?」


クリスタ「まあ、確かにそうだよね…う?…ユミルのせいで私まで気になってきちゃった!」ウズウズ


ユミル「それじゃあさ、今日はミカサ達が何をやるのか私たちで探ってやろうぜ?」ニヤ


サシャ「えっ!?…でも、人目につかない朝早くから待ち合わせるなんて、知られたくないことではないのでは…?」


ユミル「何だよ、お前は気にならないのか?」


サシャ「えーっと…気になるは気になりますけど、秘密にしたいことであれば…」アセアセ


ユミル「…3人でとびきりうまいモン食ってたりしてな!」


サシャ「さあお二人とも!急いでミカサ達を探しましょう!!!」ガバッ


クリスタ「…サシャ、食べ物には弱いよね…」

サシャ「さて、とりあえず食堂から見に行ってみますか?」グーギュルルル


ユミル「お前腹減ってるだけだろ」


クリスタ「でも、ミカサ達も食事をしてから何処かに行くかも」


ミーナ「しっ…食堂には…3人はっ…いなかったよ…」ガクガク


ユミクリサシャ「「「!?」」」ガタッ


ミーナ「アニに追われて…食堂に、駆け込んだんだけどね…いなかった…」ハアハア


クリスタ「みっ…ミーナ!とりあえずお水!」グイッ


ミーナ「!ありがとう女神様…!」グビグビグビ


ユミル「じゃああいつらは今どこにいるんだよ?」


クリスタ「しらみ潰しに探してみる?」


ユミル「お前なあ…当てもなく探し歩いてたら1日が即終わるぞ?」


クリスタ「そ…それもそうだね…」


アニ「ミカサ達なら街に出たみたいだよ」

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