シンジ「カヲル君のニコポが強力すぎる」 (147)

カヲル「なんだい? ニコポって」


ニコポ
:笑顔を見せるだけで、見せられた相手の恋愛好感度が跳ね上がる特技

まあカヲル君は超絶美少年だからな

カヲル無双、実は好きです ///

あーインスピレーション湧いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが

カヲル「僕にそんな特技はないと思うけど。僕に言わせればシンジ君、君の笑顔のほうが」

ウエイトレス「お冷、お注ぎしますか?」

シンジ「あ。よろしくお願いします」

カヲル「ありがとうございます」ニコ

ウエイトレス「ひぁっ ///」

ガシャン

シンジ「うあぁ!?」

ウエイトレス「きゃ! も、申し訳ございません!」

シンジ「―――ね? 迂闊にニコポすると、さっきみたいな事故に繋がるんだ」

カヲル「シャツ大丈夫かい?」

シンジ「平気。水がちょっとこぼれただけだから」

カヲル「良かった。そろそろ店を出よう」

シンジ「うん」


ウエイトレス「先程は申し訳ありませんでした!」

シンジ「いえ……って」

シンジ(かけられたの僕なのに、カヲル君しか見てないや)

ウエイトレス「本日のお代は結構ですから」

カヲル「へえ。災い転じて、とはこういう場合も言うのかな」

シンジ(水かけちゃっただけで普通タダにはしないよ、カヲル君)

ウエイトレス「そ、それと……これ、私の電話番号です…… ///」

シンジ「…」

カヲル「…」

テクテク

シンジ「とにかく、何が起こるか予測できないから、なるべくニコポは控えたほうがいいと思う」

カヲル「シンジ君がそう言うなら。できるだけ笑わないよう心がけるよ」

シンジ「うん…カヲル君が学校に来るのって、明日から?」

カヲル「そうだよ」

シンジ「じゃあ、また明日、学校でね」

~翌日~

カヲル「本日からお世話になる、渚カヲルです」ギン!

女子A(かっこいーーーーーーーーーーーーーー!!)

女子B(カッコいいけど)

女子C(なんで睨んでるんだろ…?)

カヲル「皆さん、仲良くしてください」ギン!

勃起してますよ

ざわ…ざわ…ざわ…

女子D「ちょっとE、転校生に話しかけてみなさいよ」ヒソヒソ

女子E「なんで私が」ヒソヒソ

女子F「あんたイケメン大好きでしょ?」ヒソヒソ

女子E「それはそうだけど……なんか怖いもん……」ヒソヒソ

ヒカリ「あ、あの~。渚君」

女子達(((((委員長いったー!)))))

カヲル「なんだい?」ギラリ!

ヒカリ「ひっ。え、えっと。私、このクラスの委員長やってるの」
ヒカリ「も、もし分からない事とかあったらいつでも聞いて」

カヲル「わざわざありがとう。何かあったら頼らせてももらうよ」ギン!

ヒカリ(コワイよお、鈴原ぁ)

シンジ「…」

アスカ「ちょっとシンジ。あれが、あんたの言ってたフィフスチルドレン?」

シンジ「決まってるだろ。そうだよ」

アスカ「話と随分違うじゃない。優しそうどころか殺気振りまいてんじゃない」

シンジ「う~ん……」

みてます

はよ

つまんね
土下座して謝れ

カヲルくんキッキッキ

シンジ「カヲル君、カヲル君。少しいいかな」

カヲル「どうしたの?」ギョロ

シンジ(う。確かに怖いや……整いまくってるから余計に)

シンジ「あの、いくらなんでも表情がキツすぎないかなって」

カヲル「笑顔が友好の証なら、その逆を示したほうが効果的かと思ったんだ」
カヲル「ダメなのかい?」ギン!

シンジ(お、脅されてるみたいだ…)

シンジ「クラスの皆が怖がってるみたいだから……表情少なめくらいにしといたほうが無難かも」

カヲル「綾波レイのように?」

シンジ「あ、うん、綾波が参考になるかな?」

カヲル「分かったよ」

今どんな顔でこれ書いてるの?

カヲル「…」

女子A(あれ?)

アスカ「殺気が消えてる。シンジ、あんた何話してきたの?」

シンジ「別に。世間話だよ」

女子E(もう怒ってないのかな? よーし)

女子E「……渚君」

カヲル「…」

女子E「渚君?」

カヲル「………なに?」

女子E(無視されたかと思った)

女子E「次、理科だから教室移動だよ。場所知らなかったら一緒に行かない?」

カヲル「こことは別の場所で授業があるの?」

女子E「う、うん。前の学校ではそういうの無かった?」

カヲル「知らないんだ。僕は学校に通うのが初めてだから」

女子E「え」

レイ「…」スタスタ

カヲル「…」

女子E「綾波さんがどうかした? あ、そっか。パイロット仲間だもんね」

カヲル「それもあるし、彼女は同種で、リリンの中で暮らす先輩だからね」
カヲル「表情を参考にもしたいし」

女子E「???」

カヲル「僕らも行こう。道案内はよろしくお願いするよ」

女子E「あ、はい」

スタスタ

女子E(思わずはいとか言っちゃった。渚君って変わってる)

カヲル(無表情でしゃべるのは案外難しいな)
カヲル(初めは、反応まで綾波レイと同じになりかけてしまったし)

スタスタ

女子E(でも、話してみると怖いわけじゃないんだ。良かった)

カヲル(もう少し肩の力を脱いたほうがいいかも知れない)

女子E「ね、ほらもう見えるよ。あそこが理科の第一室」

カヲル「ホントだ。書いてあるね」
カヲル「連れて来てくれてありがとう」ニコ

女子E「ひゃぅ!?」

カヲル「あ。しまった…」

女子E「ふぁ ///」ヘナヘナ、ペタン

ショワワワ・・・
がないぞゴルァ

はよ

女子D「E! E、どうしたの!?」

女子E「こ…腰が、抜け」

カヲル「…」

シンジ「…」



カヲル「ごめん。シンジ君」

シンジ「謝ることじゃないけど。なんでニコポしちゃったの?」

カヲル「無表情のままは、案外難しいみたいなんだ」

シンジ「カヲル君にも難しいこととかあるんだ……」

カヲル「それはそうさ。やっぱり、睨みつけているくらいのほうが確実なんじゃないかな」

シンジ「でもそれだと、いつも怒ってる人だってカヲル君が勘違いされちゃうし」

カヲル「僕はそれでも構わないよ。シンジ君さえいてくれれば」

シンジ「だけど……あ、じゃあ、目が悪いってことにしたらどうかな?」
シンジ「黒板の字は大きいからなんとか見えるけど、視力が低いから睨むような目つきになっちゃう設定で」

カヲル「なるほど」

はよ

シンジ「ただ、先生と話する時とか、怖い顔じゃマズい時もあるから」

カヲル「そこは柔軟性が必要になるんだね」

シンジ「なんだか……注文が多いみたいで、ゴメン」

カヲル「それこそ謝ることはないさ」
カヲル「僕が君達の世界で生きるためには、身につけなければいけない物事があって当然なんだ」

シンジ「カヲル君は凄いや。前向きで」

~放課後~

カヲル「それでは。先生、さようなら」

老教師「ああ。気をつけて帰りなさい」

カヲル「はい。失礼しました」

ガララ

カヲル(残りの手続きもこれで完了。少し遅くなってしまったけど)スタスタ
カヲル(シンジ君と一緒に帰ってみたかったな……)スタスタ

ガララ

ヒカリ「あれ、渚君」

カヲル「洞木委員長。まだ帰ってなかったんだね」

ヒカリ「う、うん。日誌書いたり、プリント作ったりがあったから。渚君は?」

カヲル「僕は転入の手続きさ。君はいつも一人残っているのかい?」

ヒカリ「いつもじゃないけど…たまには」

カヲル(あ。表情を忘れてた)

カヲル「大変だね」ギン!

ヒカリ(なんでそこで怒るのー!?)

みてる

カヲル「良ければ、少し手伝おうか?」ギロッ

ヒカリ「い……いい、大丈夫、もうそんなかからないから」

カヲル「あと少しなら、尚更終わるまで手を貸すよ」ギン!

ヒカリ「ひぃぃ」

ヒカリ(鈴原、助けて!)

カヲル「―――こっちの文を写せばいいんだね?」

ヒカリ「は、はい」

カヲル「……」カリカリ

ヒカリ「……」

ヒカリ(作業は普通に手伝ってくれるんだ)

ヒカリ「あのぉ」

カヲル「なに?」ギラリ

ヒカリ「ひっ。な、な、渚君って。怒ってるわけじゃ……ないの?」

カヲル「ああ、やっぱりそう受け取られてしまうんだね。シンジ君が心配していた通りだ」

ヒカリ「え?」

カヲル「さすがシンジきゅ……君。リリンの王の息子の王子様」

ヒカリ「あの、碇君のことは置いといて。どういうこと?」

はよ

カヲル「僕は視力が低くてね。特殊な病気で、メガネで矯正もできない」ギン!

ヒカリ「あ……そうなんだ……えっ、じゃあ席あそこで大丈夫? もっと前のほうが」

カヲル「黒板の字は大きいし、色彩の関係で見えやすいから心配いらないよ」ギギン!

ヒカリ(うぅ。分かっててもコワイよお)

ヒカリ「だ、だから目つきがその、睨む感じになっちゃうのね」

カヲル「うん。目を細めずに、顔をはっきり見ようとすると―――」ズイッ

ヒカリ「!!?」

カヲル「ほら。こんな距離まで顔を近づけないといけないんだ」

ヒカリ「あ……」ドキドキ

どう転んでもたらしか

早く全員メス犬に変えてくれカヲル君

カヲル「こうしてれば睨まずに済むけど。いつもこんな風に近づかれたら、皆の迷惑になってしまう」

ヒカリ「……」ドキドキ

ヒカリ(確かに、特に女の子は…みんな参っちゃうかも)

カヲル「分かってくれたかい? 洞木ヒカリさん」

ヒカリ「……そんな、呼び捨てでいいのにぃ」

ヒカリ(あれ? 私なに言ってんだろ)

ヒカリ「それじゃ、き、嫌われてるわけじゃ、ないの?」

カヲル(ここは友好を示すべきなのかな。柔軟に―――)

カヲル「君みたいな素敵な子を嫌ったりしないよ。ヒカリちゃん」ニコ

ヒカリ「んぁっ!? ああ~~~~~~~~っっっ ///」ビクンビクン



シンジ「はい、もしもし」

カヲル『シンジ君! 助けて欲しいんだ!』

シンジ「はっ、はっ、はっ」

シンジ「はぁ、はぁ……カヲル君!!」

ガラッ

カヲル「シンジ君…………来てくれたんだね…………」

ヒカリ「ぁぁ、好き、好きなのぉ」

カヲル「僕には、どうしたらいいのか……」

シンジ「…」

ヒカリ「なぎさくぅん」スリスリ

シンジ「ニコポしちゃったんだね。カヲル君」

ワシはこんな展開認めへんぞ!!?

ジャージさん、ちぃーっす

シンジ「あれほど言ったじゃないか!? カヲル君のニコポは危険なんだって!」

カヲル「ごめん……あくまでクラスメートとしての好意を示したかったんだ」
カヲル「柔軟に対処しようとして」

シンジ「それは無表情と使い分けしないとって意味だよ! 笑顔だけはダメなんだよっっ」

カヲル「…」

シンジ「…………ごめん、怒鳴ったりして。カヲル君のせいじゃないのに」

カヲル「シンジ君?」

シンジ「僕が、僕がきちんと説明しなかったんだ。僕のミスだ」

ヒカリ「ああ……素敵ぃ」

シンジ「委員長…」

いゃーんな感じ

シンジ「怖がらせてから、違うって教えて優しくして、間近で呼び捨て&ギャップ付きニコポ……?」

カヲル「僕にはよく分からないけど、行為を並べていくとそうなると思う」

シンジ「…」

カヲル「もう、ダメなのかい?」

シンジ「……委員長が正気を取り戻すことは……きっともう、二度と無い。と思う」

ヒカリ「ねぇ。またヒカリって呼んで。声、渚くんのイケボ聴きたいのぉ」

シンジ「委員長」

ヒカリ「イケボ、イケボぉぉ」

シンジ(僕の存在に気づいてすらいないんだ)

シンジ「カヲル君。洞木さんの注意を僕に向けさせて」

カヲル「洞木ヒカリさん……シンジ君の話を聞いて」

ヒカリ「ふぇ? いか…り君? あ……いたんだ……」

シンジ「ねえ。委員長は、トウジのことがずっと好きだったんじゃないの? 僕はそう思ってた」

ヒカリ「…」

シンジ「トウジだよ。ぶっきらぼうに見えるけど、ホントは優しくて楽しくて、妹思いのすごく良いやつで」

ヒカリ「あんなの、もういいの。私…渚君さえいれば」

シンジ「洞木さん! 洞木さんがお弁当作ってくれなきゃ、トウジ餓死しちゃうよ!?」

ヒカリ「?」
ヒカリ「なら死ねば?」

シンジ(…………やっぱり、ダメだ)

シンジ「ネルフに連絡しよう。管理病棟に委員長の部屋を用意してもらわなくちゃ」

壊れたった

サクラ「ニヤリ」

カヲル「―――制御の方向を変えられないかな」

シンジ「方向?」

カヲル「例えば、僕のそのニコポとやらの効力を消失させることはできないのかい?」

シンジ「自分の容姿にあまり自覚がないんだね、カヲル君」
シンジ「整形でもしない限り無理だよ……カヲル君がそこまでするのもおかしいし」

カヲル「じゃあ、皆の感性や価値観を変質させることは?」

シンジ「う~ん……性別が♀である限りカヲル君のニコポには抗えないんじゃないかな……あっ」

カヲル「なにか思いついた?」

シンジ「うん。そっか、さすがカヲル君!」

あーこれは次はケンスケが被害者ですね

~体育~

アハハッ
キャッキャッ
ヤッ、ツメターイ

ケンスケ「女子はいいなあ。またプールで」

トウジ「そやなぁ…」

ケンスケ「元気だせよ、トウジ。重い病気とかじゃないんだし、委員長もまたすぐ学校来るって」

トウジ「だっ誰がいいんちょのことで落ち込んでるっちゅうんや。そんな大げさに心配しとらんわ」

ケンスケ「はいはい」

シンジ(重い病気ではないけど、トウジのとこには絶対帰ってこないよ……トウジごめん……)

ヒデコーガンバレー
イケー

カヲル「シンジ君、まだかい?」ヒソヒソ

シンジ「合図送るから、待ってて」ヒソヒソ

……

シンジ『ニコポ自体の威力は変えられなくても、状況によって違いはあるはずなんだ。距離とか』

カヲル『それはそうだろうね』

シンジ『実際、近距離だと破壊力上がっちゃうんだし、逆に遠ければ―――』
シンジ『遠距離からたまにニコポして、女の子達の耐性を上げていくんだ!』

カヲル『…いつか僕も、学校で自由に笑える日が来るかな?』

シンジ『きっと来るよ。一緒に頑張ろう、カヲル君!』

あかん

シンジ(距離があるって言ったって、教室内じゃ端から端でも近すぎる)
シンジ(カヲル君のイケメンパワーを舐めちゃダメだ)
シンジ(だから初めは、ここから!!)

アスカ「おーい、シンジー!」ブンブン

ケンスケ「お。旦那さん、手を振り返してあげないと」

シンジ「はは…」ヒラヒラ

トウジ「相変わらず夫婦やのう」

「碇くーん!」
「こっちはキモチいーよー」

シンジ(女子がプールサイドに集まってきた!)

シンジ「今だっ! カヲル君っ」

はよはよ

カヲル「みんな、楽しそうだね」

シンジ「カヲル君!」

カヲル「…」ニコッ

ビシューーーーーーーーーンン

アスカ「!?」

女子達「「「「「!!!」」」」」

アスカ(なに。今の。一瞬、頭が真っ白に……)

アスカ「ん…」モゾ

アスカ(や、やだ。濡れてる? なんで?)



キーンコーン

アスカ「は~ぁ。プールもヒカリがいないとイマイチね。早く戻ってこないかなぁ」

女子A「…」

女子B「…」

アスカ「……なにこれ。トイレ待ち?」

女子A「う、うん」モジモジ

アスカ「プールのトイレっていつも空いてるのに……何かあったわけ?」

女子C「分かんないけど、授業が終わってみんな来てて……」モジモジ

女子F「それに、先に入った人が中々出てこないから…ぅぅ」モジモジ

アスカ「どうなってんのよ」

~トイレ内~

女子E「ハァ…ハァ…ハァ」

女子E(やだ、指がとまんない、とまんないよぉぉ)

女子E「ん、ぅ…ハァ、ハァ」

女子G「ハァ、ハァ、ハァ、ぁぁっぁ」

女子H「ぃ、ぁ、ぃぃ、ンン」

女子I「ぁぁ、ン…ぅ……ふぁ」

カヲル「上手くいったね」

シンジ「うん。さっきのくらい離れてれば、多分どうってことないんじゃないかな」

カヲル「これを毎日、少しずつ続けていけばいいんだね」

シンジ「継続は力なり、なんて言うもんね」

カヲル「協力ありがとう。シンジ君…」

シンジ「カヲル君…」

だめじゃん(´・ω・`;)

はよ

追い抜いた

光のはやさでおいぬいた保守

愛されるギアス

見てるからはよ

たのむはよたのむ

もはや洗脳兵器である

待ち

はよ

よよ

あげ

ちんこ!


ちんこ!

もう使徒も親父も人類保管委員会もまとめておとせばいいよ

てす

>>55から

はよ

~それから~

カヲル(リリンがギリギリで顔を識別できる程度の距離を保って―――)

カヲル「…」ニコ

女子A「いひゃぅン!!」



カヲル(……よし、今なら)

カヲル「…」ニコ

女子B「ふぁ……あ~~~~…… ///」



カヲル「…」ニッコリ

女子C「あっひぃぃうン!」

女子D「ンッ、やん…んっ、ああっン!!」ビクビク

シンジ「―――どう? あれから」

カヲル「予定していた通りだよ。毎日、少しずつさ」

シンジ「早く慣れてもられるといいね」

カヲル「うん」

シンジ「ただ、委員長の時みたいな接近ニコポだけは、今後も避けたほうがいいと思う」

シンジ「今日の放課後はカヲル君、ネルフ行くの?」

カヲル「勿論。シンジ君は違うのかい?」

シンジ「うん。僕は今日、シンクロテストも無いしお休みなんだ」
シンジ「この本……マヤさんに頼まれてたレシピ本なんだけど、渡しといて貰えないかな?」

カヲル「お安い御用さ」

シンジ「…ネルフだとカヲル君、怖い人だと思われたままだね」

カヲル「学校のように打ち解ける機会も、遠距離で慣らしていく機会も中々ないからね。仕方ないよ」

マヤ落ちターンきたか

女子F「も…もしもし。どうだった!?」

女子G『どうだったと思う?』

女子F「勿体ぶらないで早く教えてよ!」

女子G『うん。ビンゴ。やっぱり相田のやつが持ってた』

女子F「ホントに!?? う、嘘じゃないよね!?」

女子G『こんな嘘ついたりしないって。すぐPCのほうに画像送るから、待ってて』

女子F「うん! うん!」

みつを

女子F(Eちゃんの予想通りだったんだ! 相田のことだから絶対撮ってるって)

女子F(たまに、碇君と二人で話してる時だけ見せてる……渚君の―――)

カタカタ
カチッカチッ

女子F(優しい顔の、写真…………っ!)

ピッ

女子F「あ、あ、やっぱりすてき……ぃ」
女子F「…ン、ぁ、ん……ハァ、ぁぁ、ン……ぁ、ぁ」

~ネルフ~

スタスタ

カヲル「…」ギン!

カヲル(この向こうか。無意味に広いな、この建設物は)

女性職員A「………こわ」

女性職員B「いっつも殺す目付きで歩いてますよね、あの子」

なんかワロタwwwwwwwwwwwwww

コンコン

マヤ「はい」

カヲル「失礼します」

マヤ「!」ビクッ

カヲル「少しよろしいですか? 伊吹二尉」ギラリ

マヤ「な、な、なに……かな?」

マヤ(うう……男の人ってただでも苦手なのに。この渚って子、常に殺気立ってて苦手だな)
マヤ(チルドレンみんな女の子だったら気が楽だったのに……)

カヲル「シンジ君から、伊吹二尉に渡すものを頼まれてるんです」

マヤ「シンジ君から…?」

カヲル「あった。これです。料理のレシピ本だと言ってました」

マヤ「あ……ああ、うん、私が頼んでたの。持ってきてくれたのね。ありがとう」

カヲル「どういたしまして」ギン!

マヤ「ひぃぃぃ」

~ケージ~

アスカ「新しい計器の動作テストねえ。これくらい、技術部のほうで完結させてくれればいいのに」

リツコ「愚痴ってもすることに変わりはないわよ、アスカ」

ミサト「そうそ。エヴァなんて不安定な機体、念には念を入れて整備しても足りないくらいなんだから」

アスカ「はーい」

カヲル「…」

アスカ「渚。今のところだけ、あんたも弐号機のパイロットに数えられてることを許してあげるけど」
アスカ「調子に乗らないでよ。シンクロ率だってすぐ抜いてやるし、近いうちに用済みにしてやるから」

カヲル「ふっ。お手柔らかに頼むよ」ギョロッ

アスカ「く…っ」

レイ『…』

リツコ「次は、ごく小さくでいいから機体を左右に振ってみてちょうだい」

レイ『はい』

リツコ「どう? マヤ」

マヤ「全ての計器、正常に作動しています。問題ありません」

リツコ「そう。では次、渚君」

カヲル『はい』

リツコ「さっきの零号機と同じ動作を」

カヲル『了解』

マヤ(相変わらず怖い顔……)

マヤ「渚君って、なんでずっと怒ってるんですかね」

ミサト「さあ?」

リツコ「怒っているわけではなく、視力のせいだと本人は言ってるようだけど」

マヤ「でも検査では問題ないんですよね?」

リツコ「ええ。だから、目つきが悪くても、私達が気にする必要はないということよ。マヤ」

マヤ「それはそうですけど」

カヲル君のフェラチオ

カヲル「…」

カヲル(ネルフでは恐れられたまま、か)
カヲル(シンジ君にとっても気がかりのようだし、ここでも学校同様、改善を目指すべきかも知れない)

カヲル「…」

カヲル(例えば―――こうしたモニタ越しの小さな映像なら。ニコポの効力を抑えてくれそうな気がする)

カヲル「……」ニコリ


マヤ「!!」ビクン

リツコ「どうしたの?」

ミサト「マヤちゃん?」

マヤ「な…なんでもありません。失礼しました」

マヤ(何? なんだったの……さっき、渚君が笑った……?)

~家~

アスカ「学級閉鎖ぁ??」

シンジ「どうして…」

ミサト「それがね。あなた達の教室を中心に、女子生徒の多くが入院することになっちゃったのよ」

アスカ「ウソ。なによそれ」

ミサト「今のところ、禁やウイルスによる感染症の疑いは無いらしいんだけど……」
ミサト「一応検査するから、あなた達を今から病院に連れて行くわ。準備して」

シンジ「あ、あの、ミサトさん」

ミサト「なに?」

シンジ「その…入院しちゃったみんなは、大丈夫なんですか!?」

アスカ「どんな症状なのよ、ミサト」

ミサト「ん~……それがどうもハッキリしないところがあって言いづらいのよね」

アスカ「はぁ?」

ミサト「誤情報は混乱の元だし、詳しいことが分かり次第伝えるわ」
ミサト「ただ、どうも洞木さんと似たような状態ではあるみたい」

アスカ「ヒカリと…?」

シンジ「委員長……洞木さんと……それって」

しえん

禁→菌

~病院~

ダダダッ

ミサト「あ! シンジ君、走っちゃダメよ!」

ダダダッ

シンジ「カヲル君!」

カヲル「シンジ君…! 待っていたよ」

シンジ「カヲル君……み、みんな、みんながっ」

カヲル「うん。話は聞いてる」

シンジ「僕のせいだ!!!」

シンジ「しちゃいけなかったんだ……! 遠距離でもニコポなんて……っ」

カヲル「シンジ君」

シンジ「あれだけ偉そうに言っといて、僕が甘く考えてたんだ……カヲル君のニコポを……ぅぅ」

カヲル「落ち着いて、シンジ君」
カヲル「確かに、距離を取っていても僕らの想定以上の効果を生んでしまった可能性はある」
カヲル「だけど妙だ」

シンジ「妙……? な、なにが?」

カヲル「いいかい? 遠距離ニコポはほとんどクラスの女子にしか行っていない。これは確実なんだ」

シンジ「…うん」

カヲル「そして、その被対象者となった回数や、距離にはリリンごとにバラつきがあった」
カヲル「なるべく均等を心がけてはいたけどね」

シンジ「それが……どうかしたの……?」

カヲル「なのに、この入院は一斉に起こった。しかも他クラスの女子がかなりの人数が含まれてる」

シンジ「あ……どうして」

カヲル「僕にも分からないよ。でもつまり、彼女達を壊した直接の原因は他にあるのかも知れない」

カヲル「勿論、僕達の行いがこの惨事に関係している可能性は極めて高い」

シンジ「……そうだね。委員長と似た症状だって、ミサトさんが言ってた」

カヲル「どうせ僕らへの検査は問題ないだろう。終わったらすぐ、彼女達の様子を見に行こう」

シンジ「うん」

~管理病棟~

カツカツ

シンジ「多分、この階だと思う」

カヲル「…あそこかな」

看護婦「ちょっと、あなた達! ここは立ち入り禁止病棟よ!」

カヲル「…」ギラッ

看護婦「ひっ。に、睨みつけたって、ダメです。患者の安全が」

シンジ「あ、あの! 僕たち、ここにいる女の子達の友達で」

看護婦「それを証明できる? それに、できたとしても面会謝絶には変わりないの」

シンジ「……パイロットなんです」

看護婦「え?」

シンジ「僕たち二人とも、エヴァのパイロットで……だから、つまり、えっと」

カヲル「ここに収容されているリリン―――少女達の容態は、使徒による精神攻撃の可能性があります」ギン!

カヲル「僕たちほど、それを見極められる者はいません……シンジ君、カードを見せてあげて」

シンジ「あ、うん」ゴソゴソ

看護婦(……! この子、碇司令のご子息!?)

カヲル「規則違反ではありますが、緊急の事態なのでここに来ました」
カヲル「通してください」ドン!

看護婦「う……」

カヲル「ありがとう。このことは、後で赤木博士に報告してもらって構いません」

待て擬音が

ガチャ

シンジ「…」

カヲル「…」

女子E「…………ぁ」

女子A「なぎさ……くん?」

女子B「なぎさくんッッッ!!!」

ナギサクン!ナギサクンダ!!
ナギサクン…
ナギサクゥ~ン!

ぞろぞろぞろぞろ

シンジ「うわ……」

ホラー

イケメンは罪やの

保守

ほーもー

なぜ泣くのー

ギンッでなんかエンジェル伝説思い出した

北野くんは笑顔も怖いけどな

遅っ

こっちもはよ

s

a

まだあったか

日付変わるまでは粘るか

使徒の心理攻撃って凄い威力なんだな

えい

>>134
アスカの時は調べようとしただけで崩壊したもんな

>>138
その威力が恋愛感情と欲情の喚起に向かうわけか

4

 

 

 

まだ

このSSまとめへのコメント

1 :  eva-love    2013年09月12日 (木) 12:11:19   ID: i3TQlgHB

カヲルのニコポ最強ww

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