エレン「ミカサ、髪切れよ」(53)

※一応エレミカ
※キャラ崩壊注意
※携帯からなので遅い

ミカサ「髪、は、訓練兵になった初日にエレンに言われて切った。あれから月に一度は切るようにしている。けど、もっと切った方がいい?」

エレン「ちげーよ。前髪だよ。」

ミカサ「え?」

エレン「前髪を切れっつってんだよ。その目と目の真ん中でちょろっと一筋長いやつだよ。」

ミカサ「こ、これを?」

エレン「そうだよ。前から気になってたんだ。なんで前髪一筋だけそんなに長いんだよ。訓練中どっちかの目にかかったら危ないだろーが」

ミカサ「でも、これは、私のトレードマークというか」

エレン「は?」

ミカサ「」

エレン「どうしたんだよ、いつも即決即断のお前が。嫌なのか?」

ミカサ「嫌というか、この前髪で2年以上訓練をしてきて、特に危なかったことは、ない」

エレン「今までそうたがらといって、これからもそうだとは限らないだろ?」

ミカサ(どうしよう、いつになくエレンがしつこい。私にかまってくれるのは嬉しいことなのだけれど、でも、前髪を切るのは正直言って、嫌だ。でもでも、エレンは私のためを思って言ってくれている。その気持ちをふみにじりたくは、ない。でもでもでも‥)

エレン「どうなんだよ」イライラ

ミカサ(!エレンが苛立っている。うう‥エレンは、短気。そんなエレンに嫌われたくないから私は即断するようこころがけてきた。でも、今は)

エレン「はあ、だんまりかよ。もう、いいよ」

ミカサ「ま、待って!」

エレン「うん?」

ミカサ「わかった、切ろう」

エレン「ああ、そうしろ」

ミカサ(目にかからないくらいまでで、ちょっとだけ切ろう)

エレン「」ジー

ミカサ「何、エレン?」

エレン「『どのくらいまで切ればいいと思う?』って聞かないのか?」

ミカサ「えっ!?」

エレン「適当にちょっとだけ切ろうとか思ってただろ」

ミカサ「そんなことは」

エレン「わかるんだからな、俺は。お前はいつも俺のことはお見通しって顔してるけど、俺だってお前がなに考えてるかくらい、わかるんだからな」ドヤ

ミカサ(なんかドヤ顔ですごい嬉しいことを言われてる気がする‥けど、今の私にはそれをゆっくり喜ぶ心の余裕がない‥)

ミカサ「じゃあ聞くけど、どのくらい切ればいいと思う?」

エレン「そうだな‥」キョロキョロ

エレン「あー、あいつくらいかな」

ミカサ「誰?」

エレン「ジャンくらい」

ミカサ(ジャン?ジャンの前髪なんて気にしたことがない‥)ジー

エレン「あのくらい切れば大丈夫だろ」

ミカサ「あの、エレン?」

エレン「ん?」

ミカサ「ジャンに前髪は無いように思うの」

エレン「あるだろ、生え際から2、3センチくらい、ちょろちょろと」

ミカサ「」

エレン「まあ、分かりやすく言えば、おでこの真ん中より上のラインで切り揃える感じかな」

ミカサ「エレン、エレンみたいな前髪では、ダメ?」

エレン「俺は顔に髪がかかるのが嫌だから真ん中で分けてるんだ。お前は前髪を作るのにこだわってるんだろ?」

ミカサ「別にそういうことではなくて‥あっ、じゃあアルミン!アルミンみたいな」

エレン「ダメだ」

ミカサ「どうして」

エレン「キャラが被る。俺の身内二人が同じような前髪なのは俺が嫌だ」

ミカサ「意味がわからない。どうしてそんな意地悪言うの」

エレン「意地悪じゃねえ。お前のために言っている」

ミカサ(どうしよう、いつになくエレンが攻めてくる。私はエレンの攻めには弱い。このままではへんてこな髪型にさせられて、アニあたりに鼻で笑われてしまう‥!!はっ、アニ、そうだ!)

ミカサ「でも、アニだって」

エレン「アニ?」

ミカサ「前髪が長い」

エレン「そういやそうだな」

ミカサ「そう!どっちかの目にかかるかも、どころじゃない。常に片方の目が隠れるくらい、長い」

エレン「ああ、そのとおりだ」

ミカサ「クリスタだって」

エレン「クリスタ?」

ミカサ「片目どころじゃない。顔が半分隠れてる」

エレン「」

ミカサ「エレンが私を気遣ってくれてるのはわかる。でもこのことからも、前髪が訓練とはあまり関係がないということがわかってもらえたのてはないか」

書き込んでくれた人、サンクス。
続ける。る


エレン「お前の言うとおりだな」

ミカサ「わかってくれたの」

エレン「どうやら俺はお前の事しか見えていなかったみたいだ」

ミカサ「!!」(オマエノコトシカミエテイナイ)

エレン「お前の前髪を心配するなら他のやつらの前髪も平等に心配するべきだった‥皆同期だもんな」

ミカサ (オマエノコトシカ‥ )ハッ「違う、エレン、そうじゃない、そういう意味で言ったのではなくて」

エレン「よし、アニとクリスタにも前髪を切るよう言いに行くぞ!」

ミカサ「ちょっと待ってエレン!」ミシッ

エレン「痛っ、なんだよ 」

ミカサ(どうしよう、エレンが他の女子と話す機会なんて作りたくない。
でもジャンみたいな髪になるのは嫌だ。ここはアニに冷たくあしらわれ、クリスタに優しく諭してもらった方がいいかもしれない)

エレン「なにぶつぶつ言ってるんだ?」

ミカサ(いやしかし、エレンはどこでフラグを立てるかわからない。髪の話題なんて急にふられたらアニやクリスタだってキュンキュンくるかも)

エレン「なあ、何も言わないならもう行くから腕離せよ」

書き込んでくれた人、サンクス。
続ける。


エレン「お前の言うとおりだな」

ミカサ「わかってくれたの」

エレン「どうやら俺はお前の事しか見えていなかったみたいだ」

ミカサ「!!」(オマエノコトシカミエテイナイ)

エレン「お前の前髪を心配するなら他のやつらの前髪も平等に心配するべきだった‥皆同期だもんな」

ミカサ (オマエノコトシカ‥ )ハッ「違う、エレン、そうじゃない、そういう意味で言ったのではなくて」

エレン「よし、アニとクリスタにも前髪を切るよう言いに行くぞ!」

ミカサ「ちょっと待ってエレン!」ミシッ

エレン「痛っ、なんだよ 」

ミカサ(どうしよう、エレンが他の女子と話す機会なんて作りたくない。
でもジャンみたいな髪になるのは嫌だ。ここはアニに冷たくあしらわれ、クリスタに優しく諭してもらった方がいいかもしれない)

エレン「なにぶつぶつ言ってるんだ?」

ミカサ(いやしかし、エレンはどこでフラグを立てるかわからない。髪の話題なんて急にふられたらアニやクリスタだってキュンキュンくるかも)

エレン「なあ、何も言わないならもう行くから腕離せよ」

連投した。
>>25>>26とも>>1です。

ミカサ(仕方がない。こんなときは、対エレン最終兵器を発動する!)

ミカサ「あ」

エレン「あ?」

ミカサ「アルミーーン!!」

エレン「! 急に大声出すなよ!びっくりするだろーが!!しかもなんでアルミン」

アルミン「ミカサ?!」

ミカサ「ああ、アルミン」

アルミン「ど、どうしたの、めったに大声なんて出さないミカサが。驚くじゃないか」

ミカサ「さすがアルミン。すぐに来てくれた」

アルミン「すぐも何もぼくは隣のテーブルで食事してたじゃないか。気付いてなかったの?」

ミカサ「隣‥。どうして今日に限って一緒のテーブルにいてくれなかったの。」

アルミン「え?ああ、ごめん。マルコと各兵団の離職率について話し合ってたらもりあがっちゃって。で、なにがあったの?」

ミカサ「エレンが、訓練中危険かもしれないと私を気遣って前髪を切るようにすすめてくれた」

エレン「ああ」

アルミン「へえ」

ミカサ「エレンが言うなら目にかからないくらいまで切るのはやぶさかではない、と思った。でもエレンはまるで前髪に恨みでもあるみたいで」

エレン「ねーよ。どんな恨みだよ」

ミカサ「だってジャンくらい短い前髪にしろって言う」

アルミン「えっ?ジャン?」



短いけど今日はここまで

遅くなったけど、再開。

アルミン「エレン、何言ってるの、ミカサは女の子だよ?」

エレン「んなこた知ってるよ」

アルミン「じゃあどうしてあんな髪形にしろとか言うの?おかしいよ」

ミカサ「アルミン、その、あまり怒らないで」

アルミン「怒るよ!だって心配するにしたって言うことがおかしいじゃないか!」

ミカサ 「」シュン

アルミン「」プンスカ

エレン「」

エレン(こいつら…冗談が通じねえ…)

エレン(今更言えねえ、あれはちょっとからかっただけだって。前髪が長いのが気になったのは事実だが、すんなり言うとおりにすると思ってたミカサが抵抗したからついつい意地悪を言ってしまった…なんてアルミンもいる出今、言えるわけがねえ)

エレン(しかし、この事態をどう収拾付ければ…)

ミカサ(エレンが黙り込んでしまった…アルミンに相談すれば何とかなると思ったけどアルミンも怒ってしまったし、もう私が髪を切るしかないのか…)

アルミン (この空気‥。僕が悪化させてしまったのかな。ミカサは僕に仲介してほしかったんだろうけど、逆にぎくしゃくさせてしまってはもとも子もない。けど今回はどう考えてもエレンが悪い。大体この二人は何だってこんな子供じみたくだらない夫婦喧嘩しかできないんだ!!エレンもエレンだけどミカサもミカサだ。放っといてと一言いえば済む話じゃないか)

エレン「もう、いい。この話は終わりにしよう。」

ミカサ「待って。わかった、私がエレンの言うとおりにする」

エレン「!もう、いいって、言ってるだろ‥」

アルミン「何言ってるのミカサ、嫌なら嫌って言わなきゃだめだよ」

ミカサ「いいの、アルミン、巻き込んでごめんなさい。エレン」

エレン「な、なんだよ」

ミカサ「髪を切った私を見ても、笑わないで欲しい」

エレン「!」

ミカサ ダッ

エレン「待てよ、ミカサ!」

エレン「目にもとまらぬスピードで行っちまった‥。どうしよう、アルミン」

アルミン「どうしようもこうしようもないよ、すぐに追いかけて謝って髪を切るのを阻止するんだ。ミカサはやると言ったら本当にやるよ。そして変わり果てたミカサの髪型を見るたびに、エレンは自分の浅はかさを責めることになる」

エレン「あーもう!わかってる、俺が悪かったよ!でもどう言えば」

アルミン「髪を誉めるんだ!」

エレン「誉める?」

アルミン「エレンに誉められればミカサも思い止まる。とにかく誉めて切らせないようにするんだ!」

女子寮
エレン「ミカサをよんでくれ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー

ミカサ「エレン、どうしたの?」

エレン「どうしたのじゃねーよ。よかった、まだ切ってなかった‥」

ミカサ「?入浴前に切ろうと思って」

エレン「‥。ちょっといいか?話がある」

エレン「さっきのことは、俺が悪かった。謝るから、許してくれ。そして髪を切るなんて言うな」

ミカサ「今日のエレンは言ってることが支離滅裂。さっきまで切れと言って、今度は切るなと言う。髪を切れと言ったのは、私を心配してくれたのでしょう?」

エレン「それは本当だ。この前髪、邪魔だとは思ってた」

ミカサ「なら、切る」

エレン「いや切らなくていいって」

ミカサ「なぜ??」

エレン「うっ‥。」

エレン(アルミンは、髪を誉めろと言った)

エレン「お前の髪が綺麗だからだ!」

ミカサ「」

エレン(は、恥ずかしい‥)

ミカサ クイッ

エレン(ミカサがうつむいて頭をつきだしてきた。なにやってんだこいつ)

ミカサ クイックイッ

エレン「な、なあ。お前なにしてんだ?」

ミカサ「私の髪が綺麗だと言った」

エレン「お、おう」(うつむいたまましゃべるから表情がわからん)

ミカサ「ので、髪を撫でてもいい」

エレン「は?」

ミカサ クイックイックイッ

エレン(これはつまり、撫でてほしいのか?)

エレン ナデナデ

ミカサ「どう?」

エレン「ハイ、トテモサラサラデス」

ミカサ「」

エレン「」ナデナデ

ミカサ「」

エレン(なんだこの沈黙は‥。どうすりゃいいんだ‥)

ミカサ(エレンが頭を撫でてくれている‥。エレンの顔を見たいけど、今顔を上げたら真っ赤なのがばれてしまう)

エレン(髪を撫でて欲しがるなんて、こいつも結構子供っぽいところがあるんだな‥)

ミカサ(エレンの手、暖かい。やっぱりエレンのぬくもりは私を安心させてくれる‥)

エレン「なんか、俺の家で、一緒に暮らしてた頃を思い出すな」

ミカサ「一緒に暮らしてた頃?」

エレン「あの頃はお前、母さんや俺に甘えたりしてたよな」

ミカサ「」

エレン「‥。しんみりすんなよ」

ミカサ「そうじゃない」

エレン「じゃあなんだよ」

ミカサ「正直言って、エレンに甘やかされた記憶は、ない」

エレン「悪かったな」

ミカサ「悪くない。エレンは甘やかしてはくれない。でも優しい、私はそれを知っている、だから、いいの」

エレン「優しい?なんでそう思う?」

ミカサ「だってこのマフラーをくれた」

エレン「それだけだろ。こんな使い古しのマフラー1枚で‥」

ミカサ「エレンは知らない。このマフラーがどれたけのぬくもりを私に与えてくれたか。今だって、ずっと、そう」

エレン(ぬくもりか。こいつにとって家族ってぬくもりは俺だけなんだ。たまには甘えさせてやってもいいよな)

エレン「ミカサ」

ミカサ「なに?」

エレン「俺は別に優しくもないけどよ‥、たまには甘やかしてやるよ」

ミカサ「甘やかす?」

エレン「ああ」

ミカサ「じゃあまた、髪を誉めて、頭を撫でてくれる?」

エレン「たまには、だぞ」

ミカサ「うん」ニッコリ

エレン「!」

ミカサ「とうしたの、顔が赤い、エレン」

エレン「な、なんでもねーよ。もう寮に戻ろう」

ミカサ「?うん」

エレン(ミカサを、か、かわいいと思ってしまった)

エレン(頭に血が上って、体中が熱い。落ち着け、俺、ミカサは、家族だ。いつもは口うるさい姉みたいで、たまには、甘えてくる妹みたいで)

ミカサ「エレン、何をぶつぶつ言っているの」ニュッ

エレン「おまっ!顔が近い!」

ミカサ「驚きすぎ」フフ

エレン(また笑った)

ミカサ「?やっぱり顔が赤い。もしかして熱でも」

エレン「お前、笑うの禁止な」

ミカサ「え?」

エレン「笑うな、って 言ってるんだ」

ミカサ「‥またエレンの意味がわからない意地悪が始まった。アルミンに叱ってもらわないといけない」

エレン「うっ‥。じ、冗談だって」

ミカサ「ううん。わかった、エレンの言う通りにする。もう私は、二度と笑わない」

エレン「冗談だって言っただろーが!」

ミカサ「じゃあ今度は、なんて誉めてくれるの」

エレン「へ?」

ミカサ「最初笑うなと言った。次にそれは冗談だと言った。なぜ?」

エレン「」

ミカサ「それは、私の笑顔が?」

エレン「」

ミカサ「エレン?」

エレン (笑顔が‥かわいい、なんて言えるわけねえっ、!)

ーおわりー

エレミカにできなかったことを激しく反省している。
支援くれたひと、ありがとう。

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