モバP「安価でいろいろ何とかする」 (30)

安価進行スレです

一応全アイドル、トレーナー一族、ちひろさんを対象とします

まず安価を受けたならば、そのアイドルのセリフ集、口調を確認した後に書き始めますので遅筆になります

そして何より、低クオリティになりますのでUターンを

地の文アリなので、注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371991620

——


当プロ単独イベント、アニバーサリーライブが終わりを告げる。
アンコールも全員しっかり最後までこなし、きっと誰もが満足のいく結果であったはず。
1stアニバーサリーとしては、文句の付けようもない出来だ。
今頃アイドル達は余韻に浸りながら、帰り支度をしているんだろう。

会場内喫煙ルーム。
社長に話を持掛けられてここに居る。
俺は煙草を吸わないのだが、何せ社長がヘビースモーカーだ。
文句を言うなど恐ろしい上、そもそも大して気にしちゃいない。

「……一年、か」

社長の口からぽつりと出た言葉。
俺は重役という訳ではない。社長のその一言には俺には到底出せないであろう重みがあった。

一年……一年経ったのだ。

「君には本当に感謝しているよ。よくぞ、ここまでプロダクションを大きくしてくれた」

「それは、私の力だけではありませんよ」

また謙遜を、と社長はにやりと笑う。
しかし実際俺は裏方。アイドル達の頑張りがあってこそのプロダクションだ。
社長、ちひろさん、トレーナーさん達も居てくれて、ようやくここまで来れた。
勿論俺も頑張ってない訳じゃない。ただ自分の出来ることをやっただけなんだよ。

「そろそろ戻ろうか。アイドル達は、何よりも君の言葉を待っているんだよ」

煙草を押し潰し、社長は立ち上がる。
なんだか顔がにやけてないか?

「今日は君も疲れたろう? 倒れたりしないようゆっくり休むことだ」

そういえば……明日は全員がオフか。
正確さのみ自慢の脳内スケジュール帳をパラパラとめくる。

「仕事の事を考えているね? 君は本当に真面目な人間だ」

「ありがとうございます。そういう性格ですから」

別に皮肉じゃない。
この仕事には遣り甲斐を感じているんだから。
アイドル達も、きっとそうであると俺は信じてる。

しっかりとノックをしてから扉を開ける。そこはちゃんとしとかないとな。
誰か1人がこちらに気付いた瞬間、全員がわっと押し寄せた。
社長はいつの間にか俺の背後に避難し、そのまま廊下へと逃げる。

「改めてお疲れ様。皆、よく頑張ったよ」

センスが無いと十分自覚している言葉をアイドル達に告げていく。
しかしそれでも彼女達ははにかんだように表情を緩ませていた。
充実感に満ち溢れた顔が目の前に並び、思わず俺の表情も緩んでしまいそうだった。

本当によく、誰一人欠けずにここまでやってこれたよ。
泣き出している者まで居るじゃないか。

あぁ、充実しているのは俺も同じさ。
このまま皆、アイドルとして頑張ってトップになるんだ。
そして笑顔でアイドルを引退する。
その横に、プロデューサーとして居られたら……それがきっと俺の幸せなんだと思う。

——

「お疲れ様です、プロデューサーさん」

「ちひろさんも、お疲れ様です」

どうぞ、と差し出された缶コーヒー。
いつも頂いている、ちひろさんが淹れてくれたお茶が良かったんだが……
場所が場所だ、文句など言えるはずもなく。

「終わってしまいましたね……ライブ」

ふぅ、と色っぽい溜息をつく当プロの事務員さん。
正直言うと、初めて彼女に会った時はアイドル志望の人かと思ったくらいだ。
それほどに彼女のビジュアルはレベルが高く、もしもアイドルなら……と考えたことは決して少なくない。
歌やダンスは、どうなんだろうか。今度一緒にカラオケにでも行きたい。

「プロデューサーさん……?」

不意に顔を覗き込まれ、つい顔を伏せてしまう。
いかん、今はそんなことを考えている場合じゃないだろうに。

「な、なんでしょう?」

「いえ……プロデューサーさんは、楽しかったですか?」

楽しかったか、というのは勿論ライブのことだろう。
答えは当然イエス。まるで客の一員になったかのように俺もヒートアップしてしまっていた。

「楽しかったですよ。自分のプロデュースの集大成が大成功に終わったんですから」

「……はい、私も自分のことのように喜びましたからね」

ちひろさんはそう言って、俺の前に来てからは一度も口に付けていないであろう缶にじっと目を落とす。
どちらかと言えばちひろさんは明るい人だ。
俺との会話はよく弾むし、笑顔を見せてくれることも多い。
……ちひろさんも、余韻に浸っているということなんだろうか。

ここは、



1、ちょっと深く聞いてみようか
2、このままで居よう。あまり空気を盛り上げるのは良くなさそうだ
3、忘れてた。会場へ行ってスタッフさんへ挨拶に行こう

ミス失礼
>>9

「何か、あったんですか?」

どこがどうかは上手く説明出来ない。
しかし今のちひろさんは、少なくとも俺の知っているちひろさんでは無かった。
勿論俺の考え通り、ライブの余韻に浸っているだけならそれで何の問題も無い。
ただ、別の答えが帰ってきた時は……

「……っ」

顔を上げ、こちらを見るちひろさん。
その瞳は心なしか潤んでいるようにも見えた。
そして小さく微笑み……

「心配して下さるんですか? ありがとうございます」

いつものちひろさんになった。

「いえ、別に悪い事があったわけじゃないんです。
 ただアイドルの皆、立派になったなぁって。
 一年間見てきましたからね。まぁ……ただ感動しちゃっただけなんです」

照れ隠しか、缶に口を付け一気に中身を飲み干したちひろさん。
少なくとも女性がやるのはみっともない行為ではある。

「わ、私は先に戻っていますね!」

そう言ってゴミ箱に空き缶を放り込み、走り出す。
確信した、照れ隠しだなあれは。何も照れることはないのに。
ちひろさんなら、正しい意味であのアイドルの輪の中に入っていけるだろうに。

「さて……俺も行くか」

会場へ行こう。お世話になったスタッフさん達に挨拶をしなければ。
何せ今回のライブは特別だ。
勿論毎回お世話になっている身として、感謝の意を忘れたことなど当然無いが。

「Pさんっ」

入口を潜った所で声を掛けられる。
五十嵐響子、高森藍子、北条加蓮の三名に。

「どうしたんだ、こんなトコで」

「スタッフさんの片付けの手伝いだよ。まぁ気を遣うな、って断られちゃったんだけど」

当然だ。むしろ場合によっちゃ迷惑になるんだが……
相手はアイドル、怪我でもしたら大問題だ。
厄介ごとは誰だって避けたいだろう。しかもそれが回避出来る問題なら俺もそうする。

「お前らホントに真面目だな。さっさと戻って休憩するんだぞ」

はーい、と軽く返事を返され、俺は会場内へ足を踏み入れる。
未だ熱気が残っている会場内。ライブの光景が再び蘇った。


「あー、響子ちゃん達ですか。まぁ我々も内心喜んでいるんですよ。アイドルに気を遣われてね」

「すみません、いつも」

「今度は簡単の仕事でも残しておきましょうかね」

話をするのはこれで何度目か。随分仲良くなった気もする。
一通り挨拶を済ませ、会場を後にした。

さて、


1、そろそろアイドル達の控室に戻るか
2、少し外の空気を吸ってくるか

>>14

2

「暑……」

スーツ姿で会場、は正直暑い。
ちょっと風に当たってくるか……
少し動いただけで額は汗ばみ、スーツも体に貼り付いているような気さえする。
不快感を払うべく、外へ足を向けた。


「……あれ」

どうやら先客が居たらしい。正直一人で佇んでいて、怖いと言えば怖い。
しかしすぐに正体は分かった。
当たり前だ、見間違えるはずがない。

そこに立っている人物に、声を掛けることにした。


人物安価

>>17

まゆ

クラリス

「どうしたんだ、一人で」

「……いえ」

クラリスは特に振り返るでもなく、返事を返す。
その背中からは何も感じることは出来ず、彼女の神秘的なその雰囲気から言葉を発せずにいた。

「何も、仰らないのですね」

「ちょっと、躊躇っちゃってな。悪い」

首を傾げる彼女にライブはどうだったかーだの楽しかったなーだの、何の面白味も無い言葉を掛ける。
クラリスはしっかり答えてはくれたが、どうも空回りしている感じがしてならない。

「……感謝、しております」

そうクラリスがぽつりと言葉を零すまで、しばらく俺の滑りは続いていた。

「P様にスカウトされて、アイドル活動を続け……教会へ沢山の人が訪れるようになりました。
 中には、興味本位の人も……居られましたが、それでも嬉しかったのです」

「それは光栄だな」

実際、俺が初めて教会を訪ねた際、それはもう人っ子一人居なかった。
文化がどんどん無くなっていく。そんな現実に飲まれそうになりながらも、歌う一人の女性。
そんな彼女に惚れ込んで俺はスカウトしたんだからな。
宣伝、と言えば聞こえは悪いが、それでも確かにプラスへと働いたことは俺自身嬉しく思う。

「教会……もう持ち直せたのか?」

「はい、それは十分な程に」

この流れは……マズい気がする。
元より彼女は教会を救う為、歌を届ける機会を得る為にアイドルという仕事に賛同してもらったのだから。
その目的が達成され、一年というキリの良い所に来た彼女は……

「なぁ、クラリス」

「はい?」



1、アイドル、辞めるのか?
2、また一年間よろしくな

>>20

2

1

「一年間、クラリスはよく頑張った。
 来年からまた一年間、よろしくな」

「ぁ……」

らしくない、言葉に詰まるクラリス。
中々貴重な物が見れた。しかしこの反応、どうやらアタリだったらしい。
ガッツポーズをしたくなる心を抑え、続ける。

「まだまだ上に行けるよ。むしろここからが本番なんだからな。
 それに感謝してるのは俺の方だ。
 お前のプロデュース、楽しいからな。どんどん色んな仕事を入れてるから、覚悟しとけよ?」

「……はい」

「貴女との出逢いに、感謝を」

俺は無宗教だ。
だがこの言葉は彼女には通じる。
俺が本気だってことは、きっと分かってくれるだろう。

「クラリス、外は冷える。戻ろうか」

クラリスはここまで来てもまだこちらを向こうとしない。
それが不安を煽り、思わず肩を掴んでその表情を窺いたくなるぐらいなんだが。
が、そんな俺の動きを察知したか、くるりと振り返った彼女は言った。

「はい、これからもどうか永く、お願い致します」

「あぁ」

その表情があまりにも綺麗だったからか、思わずぶっきらぼうに答えてしまう。
恥ずかし過ぎるだろこれは。

「P様……貴方に、心からの感謝を」

頼むから止めてくれ。
単純な事でかき回された心を悟らせまいと、クラリスより前を歩き出した。

——

アイドル達を乗せ、バスで女子寮まで戻る。
何だか静かだと思ったら案の定、バス内では全員が眠りに落ちていた。

しかしその中で唯一。
俺の隣に座る人物はどうやら眠れないようで。

人物安価

>>25


今日はここまで

アニバーサリーライブって言ってるけど、
最近登場したばかりのアイドルでも可

頼子


思ってたのと違ったがこれはこれで

あと、>>25がオールぞろ目ですげぇ

マジで低クオリティじゃねーか
遅い、語彙少ない、何がしたいのかも分からん
なのに地の文ありで安価とか

わざわざスレまで立てて、どんだけ恥知らずなのかと
少しは己の力量を弁えろよ

>>1
おっつ

乙。続きを楽しみにしてる…

乙!
>>1は気楽に頑張ってくれ

>>27
辛辣すぎワロタwwwwww

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