【ミリオン】亜利沙が写真を撮る理由 (53)

みなさんこんにちわ。

今回は、松田亜利沙ちゃんのSSを書きました。
時系列は、リコッタの初公演直後を想定しています。
桃子が出てきます。桃子が泣きます。


誤字脱字・キャラ崩壊・知識の誤り・設定違ってんよ!
などはご容赦ください。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1562461707



カタ…カタカタ…カタカタ…

部屋にキーボードを叩く音がまばらに響く。

松田亜利沙は、ブルーライトカット眼鏡を付けて
自室のパソコンモニターとにらめっこしている。

部屋にはアイドルのグッズが所狭しと並んでいる。ここは彼女の要塞だ。

亜利沙は765プロダクションという事務所に所属する16歳のアイドルだ。
それと同時に、重度のアイドルオタクでもある。
今は撮影した写真の編集と印刷という亜利沙にとっては大事な作業をしている。

パソコン近くに設置しているプリンターから甲高い機械音とともに、
写真が複数枚吐き出される。
亜利沙はさっそくまだほんのり熱を感じる写真をチェックする。



「ムフフぅ…!いい出来ですよ!」

眼鏡をキラリと光らせ、写真の出来に満足そうに独りつぶやく。
写真をチェックしていくと、写真に写り込んでいるある存在に気がつく。


「あれ、これも…これも。なんか……多い?」


そのことに付いて深く考える前に、どんよりとした疲労感が先に立つ。
亜利沙は写真を一度置いて眼鏡を外し目を揉む。
時計を見ると、深夜2時を指していた。



亜利沙は学校を終えたあと、765プロライブシアターへ足を運ぶ。
いわば亜利沙の第二の家であり、抑制された欲望が爆発する場所でもある。


一緒にライブをする人、一緒にレッスンする人、一緒に休憩する人…
全員がアイドルなのだ。
亜利沙にとっての桃源郷へむかうその足取りは軽い。


今日は亜利沙の所属するユニット、リコッタのCDリリースの宣伝のため、
夕方からラジオ番組へのゲスト出演を予定している。


「遅いよ!亜利沙さん!時間ピッタリは遅刻だよって何度も言ったよね!?」

「ご、ごめんなさい桃子ちゃんセンパイィー!」


腰に手を当てそう注意するのは11歳の少女、周防桃子。
亜利沙はリコッタの公演前の練習でもたびたび遅刻し、注意を受けていた。

桃子のほうが芸歴が長く、芸能界のルールにはシビアだ。
今日は事務所で待ち合わせて一緒に現場入りする約束をしていた。



「今日はお兄ちゃんが他の子の付き添いで来れないから、
リコッタの指導係の桃子がしっかり亜利沙さんを監督するんだから!
桃子と亜利沙さんで現場の大人の人に挨拶しないといけないんだから、ちゃんとしてよね!」


5つも離れている桃子に言われるも、亜利沙はどこか嬉しそうにしている。


「ムフフゥ!すいません桃子ちゃん!…でも、今日はこれを買っていたんですぅ!」
そういって大きな紙袋を取り出す。

「なに?これ…」

「リコッタの宣伝ピンナップが載ってる雑誌ですぅ!ムフフゥー!
桃子ちゃん先輩のかわいい写真もいっぱいありますよー!
まさに!永久保存版です!
亜利沙の、新しい宝物ですぅ!」

「保存って…おんなじ雑誌5冊も……」


桃子はあきれたように亜利沙を見つめる。
そんな目線も亜利沙にとってはご褒美だ。



そんなとき、部屋へ人が入ってくる。

「お、亜利沙と桃子やん!おつかれサーン!」

「おつかれ!ふたりとも!」
アイドル仲間の横山奈緒と福田のり子がレッスン着で挨拶をする。
ふたりともリコッタのメンバーだ。

「お疲れ様ですぅ!おふたりとも、今日もレッスン着すてきですぅ!!ダンスレッスンですか?」

亜利沙は出し抜けにパシャパシャと愛用のカメラで2人を撮りながら、聞く。
2人は慣れたもので、撮られることを気にしない。



「うん!そうなんだ!リコッタのMV撮影も近いし、クオリティー上げていきたいからね!」
そう快活に応えるのり子。

「ふたりは今日は…ラジオの収録やったな?ふたりで打ち合わせしとったん?」


「まぁ……そんなところ!」
夢中でシャッターを切る亜利沙を、ジトっとした目で見ながら答える桃子。



ふと亜利沙は桃子の手元のテーブルにハサミとカラフルな台帳が置かれているのを見つける。
「ところで桃子ちゃん、それって…」

「亜利沙さんならわかるでしょ?桃子のシールコレクションだよ!」

桃子は、亜利沙を待ってる間にコレクションの編集をしていたようだ。


「いつ見ても、シールをシートからバラバラに切っちゃうのはもったいなく見えちゃうなぁ」

のり子が苦笑しながら話す。

「こういうのって、シールをもらって終わりじゃなくて、
コレクションに入れるまでがセットなんだよ、のり子さん!
それに選りすぐりを選ばなきゃ、コレクションじゃないよね♪」


そういって桃子はシート台紙からシールを切り抜き、ペタリとコレクション台帳へ貼る。
へー器用なもんだねぇとのり子は感心したようにつぶやく。



「あ、そうや桃子!あれ、亜利沙にもあげたらどうなん?」
奈緒とのり子はニコニコ笑ってお互いケータイを取り出す。

桃子は急にしどろもどろになる。

「べ、べつに余ってたからあげただけだもん!」

「へへへー!照れんでもええやん!桃子からシールをもらったんや!」

そういって桃子からもらったであろうシールがついているケータイを、亜利沙へ見せる。
それぞれに丸っこいデフォルメされた絵柄の動物が描かれており、

のり子は、ゴリラが描かれており、絵の下には、『おとうさん』
奈緒は同じ絵柄でチーターが描かれていて、『おねえちゃん』

とそれぞれ描かれている。


動物ファミリーシールというもので、
各種役割が描かれている動物のシールがひとまとめになっている。
桃子はリコッタのメンバーを家族に見立ててシールを配っているようだ。



「これ、家族なのにみんな種族がバラバラなんが面白いんなー♪
春香はたしかイヌの『おかあさん』で、桃子は白いウサギの『いもうと』やっけ?」


「リコッタのみんなにあげるんだ、って桃子言ってたし、亜利沙は何がもらえるのかな?」

それを聞いた亜利沙は、あまりの嬉しさにひときわ大きい声で叫ぶように話す。


「え、えええええ!!ありさにもいただけるんですかぁ!?光栄ですぅ!
桃子ちゃんセンパイから貰えるものなら、家宝!家宝にしますぅーーー!!」



「あ、亜利沙さん声大きいから!!
もう!のり子さんも余ったからあげただけなんだから、あんまり余計なこと言わないで!」


そう言ってプイッとそっぽを向いてしまう桃子。

「はうぅ…す、すみません!桃子ちゃん ありさつい嬉しくなってしまって!
ありさを…ありさを嫌いにならないでくださぃーー!」

そう桃子へすがるように懇願する亜利沙。



「あ……ふ、ふんっ!今日も遅刻した亜利沙さんには、これで十分なんだから!!」


言い過ぎたかな、というバツの悪さを隠すように、
桃子は机に置いてある亜利沙の愛用のカメラへ、
向きなど確認もせずに雑にシールを貼り付ける。



「…さあ、分かったらはやく収録に行くよ!亜利沙さん!
ほら、桃子の踏み台、持ってきてよね!!」


「ま、待ってくださいぃー!桃子ちゃんセンパーーイ!」


そう言って、亜利沙を急かす桃子。
カメラへ貼られたシールは、ナマケモノの『となりのおじさん』だ。




「ということで、今日はゲストで765プロダクションさんの新ユニット・リコッタから、
松田亜利沙ちゃんと、周防桃子ちゃんに来てもらいました、どうぞー!!」

ラジオのパーソナリティの女性から明朗な声で紹介される。


「松田ありさですぅー!この度リコッタのCDの宣伝大使として番組にお邪魔させていただきますぅー!
短い時間ですが、よろしくお願いしますね♪ムフフゥ♪」


「桃子だよ!みんな今回のリコッタのCD、すっごく上手に歌えたから、ぜったい聴いてよね!
今日はラジオだけど、桃子頑張るからよろしくね♪」



そう自己紹介をして、
オープニングナンバーでショートサイズのHOME, SWEET FRIENDSHIPが流される。
番組は続く。




「では、ここでリスナーからのメッセージを紹介するおたよりコーナーです!
今日はかわいいアイドルがゲストということでたくさん頂いてますよぉ!
SNSからもじゃんじゃんメッセージお待ちしてますよぉー!

まず1通目ラジオネーム 亜蘭・墨士さんからいただきました!」


ラジオネームを聞いた亜利沙はハッした表情をする。

「『皆さんこんばんわ!いつも番組聴いてます!
今日はゲストに亜利沙さんが来るということで初めてメッセージ送ります!
私は亜利沙さんのファンで、デビュー間もない頃ファンレターを送ったことがあります。
何週間かたったころ、なんと亜利沙さんから直筆でお返事をいただきました!
今はご多忙でなかなかこういったことはできないかもしれませんが、
未だにお手紙に元気をもらえますし、我が家の家宝です!
これからも全力推しでいくので、頑張ってください!』

だそうです!いやー、いい話じゃないですかぁ亜利沙ちゃん!」


そう感極まったように亜利沙にかぶりを振るパーソナリティ。




「えへへ…ありさもアイドルちゃんのファンの端くれのつもりですから!
たくさんいるアイドルちゃんの中からありさを選んでくれた、
ありさのファンの方々には自分がされたら嬉しいことをしたいなって思ってます。
全員には無理かもしれませんが、お返事も書いていきたいなって思います!
これからもありさを応援してくれると嬉しいですぅ!」


そう少し照れたように話す亜利沙。
隣の桃子もへぇ…と感心している。
松田亜利沙のアイドルへの情熱はファンとしても、アイドルとしても健在だ。



「亜利沙ちゃんはファン想いなんですねー!
あ、でもお返事がもらえてないファンも落ち込まずに!
推しへのあつ~~い気持ちは、絶対伝わってますからね!」


そうフォローするパーソナリティへ、亜利沙はマイクが音を拾わぬよう
ウィンクで謝意を伝える。



「えー、では2通目のお便り ラジオネームジョン・須美須さんからいただきました!

『はじめまして!初メールです!僕は桃子ちゃんのファンです!
桃子ちゃんのことはアイドルになる前からファンで、
子役時代に出演していた映画の演技がとても印象的で、すぐファンになりました』

だそうですよー!桃子ちゃん!うれしいお便りですねー?」


桃子はそれを聴いて少しの戸惑いをみせるが、口元は緩み頬は紅潮している。

「ふ、ふーん!桃子のファンの人なら、当然の感想だよね!
女優の桃子は、演技に関してもいつも本気の全力なんだから!」



「お、桃子ちゃん自信満々ですねー!さて、お便りの続きがあります。

『桃子ちゃんがアイドルになって公式HPのプロフィール欄の趣味が、
""かわいいシール集め""とあって、
普段の言動は11歳とは思えないくらい大人びているのに、
年相応のとっても可愛らしい一面が知れて嬉しかったです!

いままであんまりフューチャーされなかった部分なので、
ファンとしてはどんなシールを集めているのか、気になります!
これからも応援しています!』

ですってー!桃子ちゃん、可愛いシール集めが趣味なんですねー♪
子供らしくって、可愛らしいですね♪どんなシールを集めているのかなぁ?」


微笑ましく子供に語りかえるように話すパーソナリティ。
桃子は顔を真っ赤にして顔を少し伏せてプルプル震えている。


「いや、その、シールっていってもその……、あう…」

「(も、桃子ちゃん、大丈夫ですか?)」

様子を伺っていた亜利沙がマイクが拾わない声量で尋ねる。



しかし追い打ちをかけるようにパーソナリティが紡ぐ。

「ほら!桃子ちゃん!SNSでも反応がたくさんきてますよ!

『桃子ちゃんシールかわいい!』
『桃子ちゃんとシール集めしたい』
『女優・周防桃子 趣味は可愛いシール集め(笑)かわええー!』
『これがギャップ萌え…うう…ももこ…』

次々ときてますよ!」


「さぁ、桃子ちゃん!どんなシールを集めているんですか!?」


桃子は恥ずかしさが限界に達したのか、すこし涙声になってささやくように、


「ど、どうぶつさんの……シール……とか…」






「もう桃子、シール集めるのやめる!!」


数日後、劇場に来た桃子が宣言する。
その日は偶然リコッタのメンバーが集まっており、テーブルで茶を囲んでいる。

「なんや桃子、やぶからぼうに。
せや!こないだのラジオの放送、すっごい反響やったらしいなぁ!」

「そうだね!とくに桃子のシール集めが取り上げられて、可愛いって評判みたいだね!」

「ありさのリサーチではあの放送から桃子ちゃんのブログへのアクセス数が急上昇らしいですぅ!」

奈緒、のり子、亜利沙がそう話す。


「あれから桃子へ送られてきたファンの人たちからのメール!
みんな桃子のことを子供扱いするような内容ばっかりなんだよ!?
桃子、すっごい恥ずかしかったんだから!」


あのコーナー中、桃子がまともに喋れなくなったので亜利沙の機転で
おたよりコーナーの時間を巻いてもらったのだった。



「えー、でも桃子ちゃんのシール、私はかわいくて好きなんだけどなぁ? 
もらったシールも、ほら♪」

そうのんきに答えるのは天海春香だ。
桃子からもらったイヌのシールの貼ってあるパスケースを見せる。
その一言も桃子の神経を逆撫でる。

「そういう小さい子どもを扱うような言い方が嫌なの!
桃子は…立派な大人の女性なんだからね!

そもそもかわいいシール集めなんて……桃子のイメージに合わなかったんだよ!」

「桃子のイメージて……じゃあ好きな食べ物はなんや?」

「え? それは……ホットケーキ……かな」

「プッ!あはは!桃子ちゃん、可愛い♪ 今度作ってくるね!」


春香が吹き出すと、釣られたように奈緒ものり子も笑う。
また桃子は顔を赤くしてしまう。




「……っ!!もういい!
桃子、お兄ちゃんに言ってプロフィールの欄消してもらうんだから!」

そう言って勢いよく席を立つ桃子。

「ま、待ってください、桃子ちゃんセンパイぃ!」

心配した亜利沙が桃子へ声をかける。

「…亜利沙さん…。そうだ!桃子のこれ、あげる!もう、桃子にはいらないんだから!」

そういって、桃子は亜利沙へシールのコレクション台帳を亜利沙へぶっきらぼうに渡す。

「え、桃子ちゃん これって……」

「亜利沙さん、アイドルの私物欲しいんじゃない? あげるよ……それ」

口ではそう言いながら、少し名残惜しそうに見つめる。
しかし迷いを振り切るように踵を返してPのもとへ肩を揺らして部屋を出ていく桃子。
亜利沙は渡されたシール台帳を持って立ち尽くすしかなかった。





「なんや、桃子えらい怒ってしまったなぁ…」

「趣味のシール集めを馬鹿にされたように感じちゃったんだね…
笑っちゃって悪かったな…」

奈緒と春香が顔を見合わせて考え込む。

「あの桃子がこの後のレッスンの予定を忘れるくらいだからよっぽど恥ずかしかったんだね…。
でも、大事にしていたシールのコレクションを投げ出しちゃうなんて…」

「……」

手渡されたシール台帳をジッと眺めながら亜利沙はなにかを考えている。

「やっぱりほっとけないよ!私、桃子ちゃんのところ行ってくる!」

春香が意を決したように腰を浮かす。

「待ってください!」

亜利沙が珍しく声を荒げて席を立つーーー




「もう!なんで今日に限ってお兄ちゃんいないの!」

Pは他のアイドルの引率で夕方まで帰ってこない。
桃子は事務員の青羽美咲に出してもらったジュースをストローでブクブクしてむくれている。

そんな前で美咲はチクチクと衣装を縫っている。
ふと気になって桃子は聞いてみる。

「ねぇ、美咲さん…美咲さんの趣味ってなに?やっぱり服を作ること?」

「えー、なぁに桃子ちゃんいきなり。 ……そうだなぁ」

美咲は服を縫っている手を緩めるが、それでも手を止めずに応える。

「たしかに衣装を作ることは好きだし、やりがいもあるんだけど。
でも趣味だったら、サーフィンかな」

サーフィン…なんか大人っぽくてかっこいいなと桃子は感じる。
桃子も、サーフィンって書いたら笑われたりされないのかな?と考える。




美咲は、あっそうだ!と思い出したように
自身の机の中のものを取り出して桃子へ手渡す。

「これ、実家から送られてきた荷物の中に入ってたシール!
種子島限定のシールだよ!桃子ちゃんにあげるね」


JAXAと大きく書かれた台紙にはロケットや宇宙服のデフォルメされたシールがたくさんある。

桃子はパッと見て、あ、かっこいい!と嬉しさがこみ上げてくる。
反射的に桃子はコレクション台帳をカバンを開けるが、
あるのはぽっかりと空いたカバンのスペース。
それを見てシール集めはやめたんだったと思い出し、気落ちする。



桃子は、これ返さないといけないな……とシールを目に焼き付けるように眺めていると、
美咲が思い出したように言う。

「桃子ちゃん、そういえば今日はボイストレーニングの日じゃなかった?」

「あっ…!」

不覚にも我を忘れて飛び出してしまった自分を桃子は呪う。


「もう始まっちゃってる!いかないと!」


勢いよく席を立ち、急いでレッスンルームへ向かう桃子。
美咲からもらったシールを大事に抱えていることに桃子は気づかない。



桃子が走っていったあと、ほぼ入れ違いで亜利沙が事務所へ顔を出す。
亜利沙は事務員の青羽美咲に出してもらったジュースを
ストローでブクブクして、ガックリ肩を落としている。


あのときリコッタのみんなに、
”桃子ちゃんのことはありさにまかせていただけませんか!?”
と言った亜利沙。

なぜあんなことを言ったのか。
どう言えば解決するのか。
そもそも何を解決とするのか。
桃子からシール台帳を手渡されたときのもやもやした感情は何だったのか。

そんなことを悶々と考えながら亜利沙はため息をつく。
そんな亜利沙の前で美咲はチクチクと衣装を縫っている。
ふと気になって亜利沙は聞いてみる。

「あのぅ美咲さん、美咲さんの趣味ってなんですか?服を作ったりすることですか?」


「えっ? あはは! なぁに? 今趣味を聞くことが流行ってるの?」
ころころと笑いながら美咲はさっき桃子に言ったように話して聞かせる。


「なるほど、サーフィンですか!
サーフィン女子のアイドルちゃんなんか新しそうですね…
波に乗りながらライブとか…
…妄想がとまりません!…ムフフゥ!」



やはり悩んでいてもアイドルのことが頭から離れない。
しかしすぐ今の問題のことが頭をよぎり、気分が沈む。
そんな亜利沙の様子に衣装に夢中の美咲は気づかず、のんびりと口を開く。


「じゃあ、流行ってるみたいだし、わたしも聞いちゃおうかな?亜利沙ちゃんの趣味はなぁに?」
ニコニコと手を動かしながら尋ねる美咲。

「ありさの趣味は…アイドルちゃんのデータ集めと、コレですね!」

愛用のバッグからカメラを取り出し、美咲に見せる。

「カメラかぁ!いつも皆をパシャパシャ撮ってるもんねぇ」

「そうです!アイドルちゃんの一瞬の輝き!
ありさアンテナからは誰も逃げられませんよ!ムフフぅ!」

……あ、そうだ!と言って亜利沙はバッグから写真アルバムを取り出し、テーブルに広げる。

「まだ編集の途中ですが……ありさの宝物の最新版、特別に見せてあげますね♪」

美咲は衣装を縫う手を止め、アルバムにかじりつく。



「わぁ、すごぉーい!全部きれいに印刷されて…
日付やその時の出来事なんかしっかり書いてある!
 あはは!『ジェットコースターに乗って涙目!』だって!
桃子ちゃん、かわいいー!」

「ムフフぅ!そうなんです!デジカメだと、撮ってしまって満足する人が多いですけど、
こうして印刷してアルバムにするまでが大切なんです!」

そう亜利沙はムフーっと誇らしげに語る。

「わーすごいなぁ、見てるだけで雰囲気が伝わるみたい…。
…けど、まとめるのにすっごく時間かかるんじゃない?」

「うぅ、分かっていただけますか?特にアイドルちゃんの写真は毎日増えていくので、
夜な夜な編集作業に追われる日々なんですぅ…」

事実、昨晩も遅くまでアルバムの編集をしていた。
相当な手間暇を亜利沙はかけている。



「……でも、ありさは思うんです。
画面越しに見るアイドルちゃんの写真は、
どれだけ丁寧に写真を撮っても、結局それはデータでしかないんです」

ありさの口からごく自然と言葉が漏れ出す。

「でも、ありさはやっぱり自分で選んだ選りすぐりの写真を、
いつでも手で触れられる形でちゃんとアルバムにしたいんです!

だって、そうしないと……」



すぐに忘れちゃいそうだからーーーー



そう口に出る前に、亜利沙はハッとする。
桃子から渡されたシール台帳を見る。

「桃子ちゃんにとっての、これも……」
桃子からに貼ってもらったカメラのシールをひと撫でする。
亜利沙は当たり前過ぎて忘れていたことを思い出す。




「……っ、美咲さん!桃子ちゃんを見ませんでしたか!?」

「桃子ちゃん?さっきわたしとお話してから、ボイストレーニングに行っちゃったよ」


なら、更衣室で待っていれば会えますね!
そう考え、席を立つとき美咲がのんびりした口で話す。

「そういえば亜利沙ちゃん、シールいる?
さっき桃子ちゃんにもあげたんだけど、まだ余ってて~」

そう言って、桃子とおそろいの種子島限定シールを取り出す。

「……美咲さん。そのシール、桃子ちゃんは受け取ったんですか?」

「うん!嬉しそうにしてくれてたと思うんだけどなぁ~…なにかあったの?」

亜利沙はやっぱり、とつぶやく。

「美咲さん…本当にありがとうございました!」

そう言って深々と礼をして今度こそ本当に事務所を飛び出す亜利沙。


美咲は今日はみんな飛び出して行っちゃうなぁ~、
なんて考えながらまたチクチクと衣装を縫い始める。




桃子はボイストレーニングに遅刻したことをトレーナーから叱られてしまった。
桃子、かっこわるかったな。
桃子、プロなのにな。
なんてへこんでいる。

トレーニングが終わったあと、
これどうしようかと美咲からもらったシールを眺めながらため息をつく。

「やっぱり亜利沙さんに言って、桃子のコレクション返してもらおうかな…」

とぼそりとつぶやくも、そんなのかっこ悪すぎる!とブンブンと頭を振る。
まとまらない思考のまま、更衣室へ入る。


更衣室には亜利沙がひとり椅子に座っていた。


「亜利沙さん…? まだ、いたんだ」

美咲からもらったシールを後ろ手に隠しながら桃子は話しかける。



「あ、桃子ちゃん先輩!お疲れ様ですぅ! これ、見てました!」
そう言って、笑顔で桃子のシールコレクションを眺めている。
桃子は亜利沙の隣に座り、一緒に眺める。


「動物さんや虫さんのシールも可愛いですが、
劇場のイベントやユニット名のロゴシールもラインナップされてます!」


劇場の物販コーナーで売っている限定シールを買い揃えているらしく、
公演順にきれいに整列されて台紙に貼られている。
手に入れた日付や、誰にもらったのか、その時の気分や思い出が、
色ペンを使ってカラフルに書かれている。


「当然だよ!桃子のコレクションだもん!それに劇場のみんなのユニットだからね」

そう得意げに話す桃子はやはり楽しそうで。
コレクションの末尾には、リコッタのユニットロゴのシールがキラリと輝く。



亜利沙は意を決して桃子へ話しかける。


「桃子ちゃん……このシールコレクションですけど、やっぱりありさには受け取れません」

そう言ってコレクション台帳をテーブルの上にそっと置く亜利沙。


「…え?なんで?」
桃子は予期せぬカタチで手元に戻ってきたコレクションに、少し困惑する。


あのとき、亜利沙がシール台帳を乱暴に渡されたとき感じたもやもやの感情
それは…



少しだけ、ありさのおはなしを聞いてくださいと言うと
いつになく言葉を選んでゆっくり、思い出すように語りだす。






幼い頃の亜利沙には好きなアイドルがいた。
きっかけはアイドル好きの父親にコンサートに連れて行ってもらったときだった。

そのアイドルは可愛くて、キラキラしていて。
見ていると元気が出て、一生懸命で応援したくなる、そんなアイドルだった。

小さな亜利沙は夢中でそのアイドルの口調やマネをした。
そんな様子を両親は微笑ましく見守ってくれた。
下手な字でファンレターも送った。
返事が帰ってきたときはそれは1日狂喜乱舞だった。

彼女のもたらしてくれるすべてのことのまわりにはいつも笑顔があった。
この楽しい日々がずっと続くと、幼い亜利沙は信じて疑わなかった。





しかしある日、そのアイドルが卒業することを発表する。





幼い亜利沙にとっては、一方的に突きつけられる突然の別れに動揺し、絶望した。
亜利沙は何日も泣きはらした。
あれだけ好きだった彼女のブロマイドやCDやサイン色紙が、
彼女との別れを思い出させるものに変わってしまった。


こんなにつらい思いをするのなら、


こんなにつらい別れをするのなら、


アイドルなんて好きにならなければよかった、とも思った。








「……そんなことが、あったんだ…」

それまでおとなしく聞いていた桃子はボソリと呟く。
状況が違えども、すこし似た何かを感じて自分のことのように聞いていた。
桃子は続きを促すように目線で訴える。
亜利沙はそれに応える。





「それからありさはまた別のアイドルちゃんの追っかけを始めました!」


そうあっけらかんと話す亜利沙。
ズルっと崩れ落ちる桃子。


「ええぇ!? もうアイドルを追うのを辞めたんじゃなかったの?」


「えぇ!そのときはそれはそれは落ち込みましたよ!

……ただ、何気なしに見ていたテレビ番組で、違うアイドルちゃんが出てきました。
その歌と踊りを見ているうちに、ムクムクと元気が出てきて…
またいつものありさに戻っちゃったんですね!」

ムフフゥ!と鼻を鳴らす。



それを聞いた桃子は呆れた顔をする。
「なんだ、亜利沙さんは結局アイドルなら誰でも良かったんじゃない!」


「……でも、それを経験して、ありさは2つ分かったことがありました」

「分かったこと?」


「はい♪ひとつは、
ありさはほんとうにアイドルちゃんのことが、心から大好きなんだってことが、です!
どんなに落ち込んでいても、嫌なことがあっても、アイドルちゃんをひと目見るだけでやっぱり元気を貰えて。
アイドルちゃんをもっと知りたい、もっと見ていたい、って思っちゃうんです♪
だから、その時からありさは誰に何を言われても、胸を張って、
アイドルちゃんが大好きだ!って言うようにしたんです!」


たとえ学校で友達が出来なくても、誰かに後ろ指さされても、関係ない。
好きなものに素直で、正直で、我慢は絶対にしない。
亜利沙が唯一ワガママに自分をさらけ出せる存在。
それが彼女にとってのアイドル。



言ったあと、亜利沙は目線を桃子から外し、首から下げたカメラをひと撫でする。
「……もうひとつは?」

すこし様子の変わった亜利沙に桃子は先を促す。
寂しそうに目を細めながら口元に僅かな笑みを浮かべて、亜利沙は語る。




「アイドルちゃんは、永遠じゃないってことです」





その後もたくさんのアイドルがデビューしてはひときわ輝きを放ち、そして卒業していった。
数々のアイドルとの出会いと別れを見届けていくうちに、
亜利沙はアイドルが放つ、一瞬の輝きを絶対に忘れたくないと思うようになった。
そして、自身に記憶として刻みつけるように、カメラでアイドルの写真を撮るようになっていった。



「アイドルちゃんは、ずっとは活動できません。
卒業は、アイドルちゃんの宿命です。
だからこそ、卒業してしまう最後の一瞬まで、亜利沙は記録に残さないとけないんです。
アイドルちゃんがたしかに輝いていた、その証を残しておきたいんです。
だからありさは、アルバムを作るんです。
思い出を…アイドルちゃんとの思い出が消えないように、手に取れるカタチで残したいんです」




亜利沙は隣の桃子へ向き直り、桃子の目を見つめる。
桃子は、普段見ることのない亜利沙の雰囲気に少し気圧される。




「……桃子ちゃん。
本当にシール集めをやめてしまうって決めたのなら、仕方のないことだとありさは思います。
ありさは応援します。


でも、桃子ちゃんが集めたこのコレクションは、
ありさにとってのアルバムとおんなじな気がしてならないんです。

コレは、思い出です。
桃子ちゃんのいままでの"スキ!"の気持ちの結晶です。


そんな素敵な思い出を…


すこし…

ほんの少しだけでいいんです

大事にしてあげてほしいんです…!」




そう語り終わると、
亜利沙は座っている桃子の手を取り、シール台帳をやさしく手渡す。
桃子の手を握ったまま、しばし祈るように目を閉じる。
その様子を桃子はジッと見つめている。



そして亜利沙はパッと手を離し、いつもの様子で
「さぁーて!ありさはいまから自主トレですよー!ストレッチストレッチィー!」

と言って長いツインテールをなびかせ、休憩所から飛び出していく。





言ってしまった。ありさは言ってしまいました!
コレを言ってしまったらきっと桃子ちゃんには嫌われてしまうだろうな、と考えていた。
でも、堰を切ったように思いは溢れて、言葉を抑えることが出来なかった。


人はいつまでも砂場では遊べない。
好きなものや興味のあることは成長や年月とともに変わっていくもの。
桃子にとってのそれがシール集めだとしたら、仕方のないことだと亜利沙はわかっていた。


だからせめて、桃子にはこれまでの思い出を大事にしてほしかったのだ。
まして、思い出を他人の手に委ねるなど、亜利沙は一番してほしくなかったことだった。


亜利沙の感じたもやもやした感情。
それは誰よりも思い出を大事にしている亜利沙の、


静かな怒りだったのかもしれない。





「………」
桃子は、亜利沙から受け取ったシール台帳を眺めている。
手渡されたときに握ってくれた亜利沙の手はつめたくて、すこし震えていたのを桃子は知っている。


亜利沙から言われたことを思い出す。


「……亜利沙さんのくせに、なまいきだよ…。

桃子はリコッタの……亜利沙さんの指導係なのに…」


そう桃子はひとり呟く。

「でも……」



桃子は自分で考える。
考えて、答えを出す。
桃子は "大人の女性" だから。




「ちょっと亜利沙さん!衣装合わせ、早くしてよね!」

数日後、リコッタのCD特典のMV撮影のためにメンバー5人が集まる。
「すみませんー!桃子ちゃんセンパーイ!」


試着室のカーテン越しにいつものようにどこか嬉しそうに桃子の叱責を受ける亜利沙。
あれから、亜利沙と桃子はお互い何事もなかったかのように接している。
桃子に嫌われてしまっただろうと思っていた亜利沙は、
この桃子の小言でさえも途端に嬉しいご褒美に変わる。


他のメンバーの衣装姿を撮影していたら、亜利沙が最後になってしまった。
衣装の着込みにコツがいるようで、苦戦中の亜利沙。
少し開いているカーテンの端からツインテールがピョコピョコと跳ね回っているのが見える。



「まぁまぁ桃子、今日は遅刻しなかったんだしいいじゃん!」

「せやで桃子、あんまり怒っとるとスタミナ持たんで!
ほな、先にカメラテスト行っとるでー!」

「桃子ちゃん、亜利沙ちゃん、先に現場にいってるね!」


すでに着替え終わってるのり子と奈緒と春香は先に現場へ向かった。


亜利沙は桃子以外のリコッタのみんなに、
趣味の話は桃子ちゃんが自分で決めることだから、
桃子ちゃんがどんな選択をしても茶化さずに応援してあげてほしいと
伝えてある。

リコッタのみんなはそれを笑顔で迎えると約束してくれた。



一番に着替え終わっている桃子は、更衣室に残り、最後の亜利沙を待っている。


「……亜利沙さん」


「んー……なんですか?桃子ちゃん」



ゴソゴソと衣装と格闘している亜利沙へカーテン越しに桃子は話しかける。


「シール集めの話だけど、さ」

「……!」



ガサゴソと動いていた亜利沙がピタッと停まり、桃子の返事を待っている。
短い沈黙のあと、桃子が切り出す。



「……やっぱりもうちょっとプロフィールに残しておくことにしたよ。
『かわいいシール集め』♪」


「そ、そうですか!それは…それは良かったです!」


「……そうだよ! 当然だよね!
誰かに何かを言われたからって、桃子の"スキ!"は誰にも変えられないんだから!」


いつもの桃子ちゃんだ!と嬉しさが込み上げてくる。


人を叱ることの勇気と恐怖。
亜利沙はずっと考えていた。
あとになってから、もっとああすればああ言っていればと後悔ばかりが先に立つ。

でも、言わざるを得なかった。
そうしないと、桃子ちゃんは後悔してしまう、と思ったから。


亜利沙は目尻に少し滲んだ涙を拭う。
その様子はカーテンに隠れて、桃子にはみえない。



ふたたびゴソゴソと着替えを再開する。

桃子は、カーテンを見つめもじもじしている。




「うん…その…、亜利沙さん…!あ…ありが……」

「え?なんですか?桃子ちゃん!もう少しで終わりますので!」

カーテン越しの桃子の消え入りそうな声は亜利沙の大きな声に遮られてしまう。
桃子は、もう!と小さく叫ぶ。



ふとカーテンから目を離すと、
テーブルの上に亜利沙のカメラが無造作に置かれているのを桃子は見つける。






「………できました!桃子ちゃん!開けますよ!」

ザッ、とカーテンを勢いよく開ける亜利沙。
桃子は亜利沙のカメラの前で慌てたように何かを後ろ手に隠す。



「あわわわ………ふ、ふん!亜利沙さんいつも遅いんだから! 
じゃあ桃子、先に行くから!」



逃げるようにして桃子は、駆けていく。
ありさも行かないと、と机のカメラを手に取る。



桃子ちゃん、よかったな……と
つかの間、桃子が貼ってくれたカメラのシールがついている部分をそっと撫でる。









「あれ?」




そこには亜利沙の見慣れない真新しいシールが貼られている。
デフォルメされた黒ウサギが描かれており、その下には






『おねえちゃん』






とあった。
それを見た亜利沙はーーーーー





「ほら、この写真!ジェットコースターに乗ってるやつ!桃子、泣いてない?」

「な、泣いてないもん!」

「どれもよく撮れとるなぁ!
しかし、たまに構図がすごすぎてどう撮ったんか気になる写真もあるわ…」

リコッタのMV撮影は無事終わって、事務所の休憩室でメンバーが集まってお茶を囲んでいる。
話の肴はリコッタの公演の打ち上げで行った遊園地での亜利沙の写真アルバムだ。

「あはは!この写真、亜利沙ちゃんと桃子ちゃん、
おんなじ場所にケチャップついてるよ!」

春香がコロコロと笑う。





「ムフフー!ありさ渾身の1枚です!自撮りですが、よく撮れました!



……そ、そのぉー、桃子ちゃん?

………こ、こうしてみると…な、なな……なんだか姉妹みたいですねぇ?

………ム、ムフフ…っ!

……ね? 桃子ちゃん?」



そう言ってから感極まった様子で、やーーーーーん!!!と叫びながら
カメラを頬ずりする亜利沙。




「も、もう!亜利沙さん、きもちわるいから!ほんと、そういうところだよ!」

赤面した桃子が亜利沙へ言葉を投げかける。




劇場の休憩室から、リコッタの賑やかな笑い声がこだまする。





亜利沙が写真を撮る理由。


最初は、アイドルの一瞬の輝きを記録に刻むためだった。
生まれてはひときわ輝きを放ち、儚く消えていく。
そんなアイドル達をずっと忘れないためだった。


亜利沙ひとりだけの、コレクション。
誰にも見せることのない、コレクション。





それが今は、亜利沙が撮った写真でみんなが笑っている。

最近、亜利沙の写真はすこし変わった。
今も昔も、被写体は変わらない。アイドル。


その写真には今まで写っていなかった、あるアイドルが写り込むことが多くなった。
そのアイドルは写真を撮られ慣れていないのか、どこかぎこちなくて、
すこし緊張している様子で写っていることが多い。
自分がどう撮られれば良く見えるのか、分かっていないのだろう。


それでも撮った亜利沙も驚くくらい、
その写真の中のアイドルは見たこともないような楽しそうな笑顔で。
そして、ひときわキラキラ輝いて見えた。




亜利沙は知っている。
この楽しい時間がいつか終わってしまうと。



それでも亜利沙は、これからもシャッターを切り続ける。
自分とアイドルとの思い出がこれからもずっと消えないように、と
祈りを込めながらーー










以上です。お目汚しを失礼しました。

いつもどこか3枚目な役割の多いキャラクターの松田亜利沙。
アイドルへの愛情が誰よりも強い半面、それ故にアイドルが行き着く先もちょっぴり見えていると
邪推してみれば、1本のお話になるのかなって考えました。
長い作品となってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。


皆様のお暇つぶしになれたのであれば幸いです。



また、わたしの過去作です。
掲示板に貼ったものを加筆・修正しております。お暇があれば、ぜひ。

https://www.pixiv.net/member.php?id=4208213
【ミリオン】 紬 「エミリーさんにトイレを教えるのですか!?」
【ミリオン】志保「Pさん、ヒゲはやしたんですか!?」
【ミリオン】のり子「願いが叶うお守り!?」

いつか終わることを受け入れてる亜利沙すごいな
乙です

>>2
松田亜利沙(16) Vo/Pr
http://i.imgur.com/NV5zOUM.png
http://i.imgur.com/N7EyoGm.jpg

>>4
周防桃子(11) Vi/Fa
http://i.imgur.com/1xeGWiA.png
http://i.imgur.com/s0804VA.jpg

>>6
横山奈緒(17) Da/Pr
http://i.imgur.com/HaHGdPr.png
http://i.imgur.com/WpGEGBP.png

福田のり子(18) Da/Pr
http://i.imgur.com/6T0ZmJ4.jpg
http://i.imgur.com/PoveMyF.png

>>18
天海春香(17) Vo/Pr
http://i.imgur.com/aYbLl6y.png
http://i.imgur.com/XT5uMBF.jpg

>>21
青羽美咲(20) Ex
http://i.imgur.com/N78dpoq.png

>>11
「HOME, SWEET FRIENDSHIP」
http://www.youtube.com/watch?v=ZdgBjjN99zw


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