【アイマス 】P「今日からの宿泊ロケ、律子はつけないからな」 (110)

春香「な!?」

真「なん…」

響「…だと…」

P「そんなBLEACHみたいな驚き方されても…」

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伊織「ど、どうして律子がいないのよ!?」

P「たまたま研修と被っちゃったんだよ。心配しなくても俺は行くから仕事に支障は…」

やよい「そうじゃなくて…」

P「そうじゃなくて?」

貴音「貴方様、皆は夜のことを心配しているのです…」

P「夜?」

あずさ「そういえば、プロデューサーさんは部屋が離れているから知らないのよね…」

P「夜に何かあるんですか?」

雪歩「何かというか…」

千早「その…寝られないんです、律子がいないと…」

P「は?どういう意味だ?」

響「亜美と真美だぞ!あの2人夜になったら…」

以前の泊り仕事の際…

亜美「よっしゃー!『第一回、双海の使いやあらへんで!チキチキ!枕投げ大会』ぃぃぃい!」

真美「はるるん覚悟ぉぉぉお!」ブンッ

春香「ちょっ!?へぶ!?」

真「春香ぁぁぁぁあ!?」

亜美「喰らえぇぇぇえ!!」

真美「これでもか!これでもか!」

春香「ちょ!?へっ!?あぶ!?」

伊織「何で枕投げで集中砲火喰らってんのよ!?」

亜美「兄ちゃんがいたらできないよ!セクハラターイム!」

真美「ひびき~ん、ええ身体しとるやんけぇい」モミモミ

響「うひゃあ!?」

亜美「お姫ちんも中々のムチムチボデェですなぁ」モミモミ

貴音「な、なんと…!?」

真美「やよいっちの髪の毛モフモフ~」

やよい「ま、真美ぃ、くすぐたいよ~」

亜美「千早お姉ちゃんは脚ですよ!脚!」ナデナデ

千早「くっ…」

伊織「…あんただけなんか違うわね…」

真美「こちょこちょターイム!」

亜美真美「「ゆーきぴょん!」」

雪歩「ひぃ!?」

亜美「ほーら、ここか?ここがええんか?」コチョコチョ

雪歩「いやぁぁぁあ!?あははははは!?」

真美「口では嫌がっても、身体は正直だYO!」コチョコチョ

伊織「おっさんかあんたらは!」

真美「次はあずさお姉ちゃんだ!」

あずさ「あ、あらあら~…」

亜美「大丈夫、大丈夫」

真美「先っちょだけ、先っちょだけ」

伊織「どこで覚えてくんのよ!そんな言葉!」

亜美真美「「どりゃぁぁあ!」」コチョコチョコチョコチョ

あずさ「あっ…くっ…んっ…あはぁん…そこぉ…だ、ダメぇ…」

亜美「…あっ…その…」

真美「ごめんなさい…」

響「あまりの色気に亜美真美が辞めたぞ!?」

伊織「なら最初からやめときなさいよ!」

伊織「全く…12時回ってるじゃない!明日も早いんだから寝るわよ!」

亜美「はーい!」

真美「おやすみー!」

伊織「…やけに素直ね」

亜美真美((んっふっふっ~))

20分後

伊織「すー…すー…」

亜美 ムクッ

真美 ムクッ

亜美 キュポッ

真美 カキカキ

翌朝

伊織「ふわぁ、おはよう…」

春香「うーん、伊織、おはよ…ぶはぁ!」

伊織「え?な、なによ…?」

真「うーん…どうしたの、春香…って、はははははは!」

伊織「ま、真まで…何なのよ!?」

春香「か、か鏡…」スッ

伊織「は?鏡…ってこれ…」

真「伊織…お、おでこに…太陽拳って…ぷくくく…」

伊織「亜美ぃ!真美ぃ!」

伊織「ってことがあったのよ…」

P「なるほど…律子がいないとツッコミが伊織のワンオペになると…」

伊織「そんな話してないでしょうが!?」

響「そうやってツッコむからだぞ…」

あずさ「でも、たしかにその日はみんな寝不足で…」

春香「次の日から、律子さんが2人と一緒の部屋で寝てくれてたんです」

美希「ミキ的にはあんまり気にならないけど」

伊織「あんただけよ、あの騒動の中で平然と寝られるのは…」

P「ふむ…しかし、律子はいないし…俺がどうこうもできないしなぁ…」

響「そんな…」

やよい「どうしましょう…」

真「こうなったらみんなで協力して寝かしつけるしかないんじゃないか?」

あずさ「そうね…実際律子さんはできてるみたいだし、私たちでも何とかなるかもしれないわ」

貴音「万全の状態でロケを行うためにも、そうするしかありませんね…」

春香「よーし、頑張りましょう!765プロ…ファイトぉ!」

全員「おー!」

こうして、早く寝るための亜美真美寝かしつけ作戦は始まった

1日目
作戦一、体力使い果たし作戦

真「要するに、体力が有り余ってるから眠らずに余計なことをするわけだ」

響「自分たち2人であの双子の体力を根こそぎ奪ってやるぞ!」

春香「おぉ…確かに…」

伊織「流石にあの2人が響と真以上に体力があるとは考えにくいし…このふたりにしては中々の作戦ね…」

真「どういう意味だよ!?」

響「おっと…そんなこと言ってる間に2人が帰って来たぞ!」

スッ

亜美「たっだいまー!」

真美「泊りの大部屋ってワクワクするよね!」

真「あのさ、亜美、真美」

亜美「ん?どったの?まこちん?」

響「夕飯まで時間あるし、自分たちと遊ばないか?」

真美「ホントに!?」

亜美「遊ぶ遊ぶ!」

真(よし、食いついた…)

真美「何して遊ぶの?」

響「そうだな…自分たちでやるってなったらダンスとかどうだ?」

真「そうだね、亜美と真美も事務所なら得意な方だろ?」

亜美「うん!」

真美「ダンスするー!」

響(よし、ダンスなら自分と真が亜美と真美より先にバテることはほぼない…)

真(今日の安眠は約束されたようなものだね!)

亜美「ダンスと言えばさ、ひびきん」

響「どうしたんだ?」

亜美「こないだのステップで、亜美たちてきないところがあってさ…」

響「ん?どこだ?」

真美「ほら、サビの前の…」

響「あぁ…このステップのところか?」タンタンスタ-ン

亜美「それ!」

真美「凄い!ひびきん!」

響「ここはな、その前のフレーズの時に脚を振りすぎないようにしたら…ほら!」タンタンスタ-ン

真美「さっすがひびきん!」

亜美「完璧!天才!はいさい!」

響「へへ~、ま、まぁそれほどでも…」

真(流石だな、響…あの2人が憧れの眼差しで見ている…でも、僕だって…)

真「あ、あのさ…」

亜美「ん?どしたの?まこちん」

真「こっちのステップはできる?」タンスタンスタ-ン

真美「あ!そう!そこも難しくってできなかったの!」

亜美「何でわかったの?」

真「いや、基本のステップは一緒だからさ…ここは、ほら腰をしっかり捻ると…はい!」タンスタンスタ-ン

亜美「すっごーい!まこちん!」

真美「イケメン!絶険!エージェント!」

真「ま、まぁね…これくらいなら…」

響(流石真…あの2人も羨望の眼差しだぞ…でも自分だって…)

響「そ、それならこのステップはどうだ?」タンタタンタタン

亜美「おお!?」

真「このステップは?」タンタンスタタン

真美「すごい!?」

響「流石にバク宙は出来ないだろ?」クルンッ

亜美「どひゃあ!?」

真「いやいや、ロンダートからの3回転捻りくらいはいれないと…」グルングルンシュパッ

真美「えぇ!?」

響「いやいやいや、壁キックからの空中前転くらいは…」タッタッタックルクルシュパッ

真「いやいやいやいや、ステップを織り混ぜて残像が見えるくらいにしないと…」シュバババババ

亜美真美「「凄い凄い!」」

亜美「流石まこちんとひびきんだ!」

真美「もっと見せて!もっと見せて!」

響「え?しょ、しょうがないなぁ…」

真「ちょっとだけだよ?」

一時間後

真「はぁ…はぁ…はぁ…」

響「はぁ…はぁ…はぁ…」

春香「それで、2人の勝負に熱くなって…」

伊織「あいつらは全く運動してないじゃない!?」

亜美真美 キャッキャッキャッキャッ

響「め、めんぼくない…」

真「くっ…どうしてこんなことに…」

伊織「あんたらが最上級のバカだからよ!?」

1日目
作戦一、体力使い果たし作戦 失敗

2日目
作戦二、怖い話作戦

春香「お泊りと言えば怪談ですよ!怪談!」

雪歩「正直怖い話は苦手ですけど…みんなのために頑張りますぅ!」

伊織「まぁ確かに、『恐怖』っていうのは人間を大人しく、慎重にさせるわね…」

千早「それに、部屋を暗くすればそうそう暴れたりもしない…案外いい考えかもしれないわね」

やよい「でも、大丈夫かな?亜美と真美、どっちかと言えばそういう話好きな方だもんね?」

春香「そうだろうと思って…今回は…」

雪歩「四条さんに読んでもらうことにしましたぁ!」

貴音「役者不足ながら、頑張らせていただきます」

あずさ「たしかに、貴音ちゃんが読むと雰囲気が出そうね~」

春香「これで今日の夜はバッチリ眠れるよ!」

スッ

真美「たっだいまー!」

亜美「さあて、今日は何して遊ぶ?」

雪歩「あ、あの…」

真美「ん?どうしたの?ゆきぴょん」

雪歩「良かったら、今日は…明かりを消して怖い話でもしない?」

亜美「え!?ゆきぴょんが珍しいね?」

春香雪歩貴音 ギクッ

真美「そーだね、いっつも真美たちに聞かされて怖がってる方なのに…」

春香雪歩貴音 ギクギクッ

亜美「あやちぃ…」

雪歩「あ、怪しくない!怪しくない!」

春香「ほ、ほら、雪歩は2人に仕返ししたいんだって!」

真美「仕返し?」

雪歩「そ、そうですぅ!歳上として、このままでは終われません!」

亜美「ほほう?」

真美「そこまで言われたらしょうがないですなぁ」

春香(よし、喰いついた…)

雪歩(後はお願いしますぅ!)

一時間後

貴音「…そうして、男は霊を退けました。『これで一安心』そう思いました…しかし、何かが引っかかるのです…」

亜美真美 フムフム

貴音「…しかし、おかしなことに寒気が止まらないのです…男はそこで気がつきました…あの満月の夜に見つけたバラバラの腕…脚…胴体…それらを自然に彼は『一人分』だと思っていました…」

亜美真美 ブルブル

貴音「しかし、見つけた手帳には殺された彼女に『双子の姉』がいたと書かれていた…その『姉』はどこに行ったのでしょうか?」

亜美「あっ…」

真美「そんな…」

貴音「そこまで考えが至った時、不意に後ろから気配がしました…」

亜美「ダメ!」

貴音「慌てて振り向いた男。しかし、そこには何もありませんでした。『なんだ、気のせいか…そう思い、前に向き直すと…」





『あら?またあの子は片付けるのを忘れたのね』



貴音「…とある双子の姉妹のお話でした」

亜美真美 ガクガクブルブル

春香(こ、これは…)

雪歩(き、効いてますぅ!)

春香(そりゃそうだよね!?無茶苦茶怖かったもん!)

雪歩(それも、亜美ちゃんたちと同じ双子の姉妹のお話なんて…)

亜美「ね、ねぇ、お姫ちん…そ、その話は作り話なんだよね!?」

貴音「さて?どうでしょうか…」

真美「うあうあー!?めっちゃ怖いYO!」

貴音「…あっ、そういえば…」

真美「ど、どうしたの?」

貴音「いえ、大したことではないのですが…」

亜美「な、なんなのさ!早く言ってYO!」

貴音「いえ…あるいは言わぬ方が良いことやもしれません…」

真美「気になるじゃんか!そんなの無しだYO!」

亜美「そうだYO!このままじゃ亜美たち夜トイレに行けないじゃん!」

貴音「…それでは申します…いえ、本当に大したことではないのですが…




今宵も、満月の夜…ですね…」

亜美真美「「い…いやぁぁぁぁぁぁあ!?」」

亜美「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」

真美「うえぇぇぇぇえん!?うえぇぇぇえん!?」

伊織「やりすぎでしょ!」

亜美「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」

真美「びえぇぇぇぇぇぇぇえん!?」

春香「めちゃくちゃ泣いてる…」

雪歩「すごい罪悪感が…」

亜美「うわぁぁん!?はるるぅん!?」ダキッ

春香「え!?」

真美「びえぇぇん!?ゆきぴょぉん!?」ダキッ

雪歩「ほぁ!?」

亜美「うぅぅ…」ギュゥゥウ

春香「ぜ、全然…」

真美「えっぐ…えっぐ…」ギュゥゥウ

雪歩「は、離れてくれない…」

伊織「ま、まぁそれくらいならいいでしょ…」

春香「ちょっと!?」

雪歩「他人事ですぅ!?」

真「いや、でも作戦考えたのは春香たちだし…」

春香「うぐっ…」

あずさ「流石にちょっとかわいそうというか…」

雪歩「そ、それを言われると…」

亜美「はるるぅん…一緒に居てよぉ…」ウルウル

春香「はぅ!?」ズキュゥウウン

真美「ゆきぴょぉん…一緒に寝よ?ね?」ウルウル

雪歩「はぐぅぅう!?」ズキュゥウウン

春香雪歩((か、可愛いぃぃい!?))

真「作戦成功…」

貴音「…なのでしょうか?」

しかし、そう簡単にはいかなかった…

まず春香と雪歩は…

亜美「うぅ…はるるん…はるるぅん…」ギュウッ

春香「うん、ここにいるよ?ね?」

真美「うぅ…ゆきぴょん…ゆきぴょぉん…」ギュウッ

雪歩「大丈夫、一緒だから。ね?」

春香(可愛いけど…)

雪歩(同じ布団で抱きつかれてるから…)

春香雪歩((暑い!))

亜美真美の体温は、年齢から考えて765プロの中でもトップクラスに高い。その上、就寝時は体温が上昇するため寝苦しいなどというものではなかった…

更に…

亜美「は、はるるん…」

真美「ゆきぴょぉん…」

亜美真美「「トイレについてきて…」」

春香「うん…」

雪歩「いいよ…」

春香(これで5回目…)

雪歩(眠れません!)

その他の面々も

亜美「うぅ…怖い…怖いよぉ…」

真美「みんな…いるよね?大丈夫だよね?」

あずさ(うっ…)

やよい(す、すごく…)

千早(罪悪感が…)

まさかここまで怖がるとは思っておらず、罪悪感に苛まれていた。

響「うぅ…貴音ぇ…じ、自分…自分…こ、怖…」ガタガタ

貴音「大丈夫です!私がついています!」

伊織(いや、あんたもビビってどうすんのよ!?)

そんなこんなで、結局眠れぬ夜を過ごした…

2日目
作戦二、怖い話作戦 失敗

3日目
作戦三、子守唄作戦

春香「子守唄かぁ…」

伊織「正直もうこれしかないでしょ?」

真「でも流石に亜美真美も中学生だよ?中学生に子守唄ってどうなのさ?」

伊織「そんなの言い出したらそもそも中学生を寝かしつけなきゃいけないってなんなのよ!?あいつらは小二の男子か!」

雪歩「い、伊織ちゃん…荒れてますぅ…」

響「無理もないぞ…結局二日続けて寝不足なんだから…」

あずさ「そうねぇ…」

やよい(響さん…もう大丈夫なのかな…)

伊織「ともかく、今日はこの作戦で行くわよ!」

貴音「因みに歌うのは…」

伊織「私と…」

千早「私がいくわ…」

美希「あふぅ…千早さんはともかくとして、デコちゃんは大丈夫なの?」

伊織「あんたずっと寝てたくせに失礼ね!?大丈夫よ、私だって考え無しでやってるわけじゃないんだから!」

スッ

亜美「ただいまぁ…」

真美「…」

春香「昨日の影響でめっちゃくちゃ元気ない!?」

雪歩「胸が痛いですぅ…」

亜美「うぅ…」

真美「まだ怖いよぉ…」

貴音(…大人しくさせるだけならば、もうこのままでも良いのでは?)

伊織「ほら、亜美、今日は私と一緒に寝ましょう?」

千早「真美は私とよ」

亜美「いおりぃん…」

真美「大好き!千早お姉ちゃん!」

伊織「ほら、布団に入りなさい」

千早「ふふふ、真美はこっちよ」

亜美「はーい!」

真美「それじゃあ失礼して…」

春香(これで、怖いのはもう大丈夫みたいだね…)

亜美「んっふっふっ~♪いおりん!いおりん!あのね!あのね!」

真美「千早お姉ちゃん!真美ね!真美ね!」

響(復活した途端にこれだ…)

千早「お話なら明日聞いてあげるから…」

伊織「そうよ、今日はもう遅いから寝なさい」

亜美「えぇ!?」

真美「やだ!お話する!じゃないと怖いもん!」

千早「大丈夫よ…怖くないようにしてあげるから…」

真美「そんなのどうやって…」

千早「…静かにただ~♪見つめ~てたぁ…」

真美「!?」

伊織「…あなたと出会えて~♪」

亜美「!?」


https://youtu.be/nmoTAyDtNWs


https://youtu.be/f9AZSYQM0Ok

響「おぉ…」

あずさ「これは…」

雪歩「凄いですぅ!」

貴音「なるほど、考えましたね…確かに子守唄になる曲を、カバーとは言えあの2人は持っています…」

春香「それに、声質…っていうのかな?2人の声が優しくて…」

やよい「子守唄にぴったりですね!ほら、美希さんもぐっすりです!」

美希 ス-ス-

響「いや、それは元から…」

貴音「しかし、こと子守唄に関して、声質、持ち歌の両面から考えたときに、あの2人はもしや最高の組み合わせやもしれません…」

千早「声がぁ♪聞こえるぅ♪」(どうやら成功のようね…)

真美「…」ジ-

伊織「あぁ♪よかったなぁ♪あなーたといてぇ♪」(にひひ、あまりの上手さに声も出ずに凝視してるわ♪)

亜美「…」ジ-

千早「~♪」(歌い終わった…これで…)

伊織「~♪」(後腐れなく寝れる…)

亜美真美「「…」」キラキラ

伊織(ほら見なさい、あんなに目を輝かせて…って!?)

千早(…輝かせて?)

亜美真美「「す…」」

千早「す?」

亜美真美「「すごい!すごい!すごいやいおりん!すごいや千早お姉ちゃん!」」

千早「え?ちょ、は?」

伊織「こ、これって…」

春香「あちゃぁ…」

響「『上手すぎた』んだぞ…」

亜美「すごいすごい!いおりん、次は亜美と歌って!」

伊織「いや、ちょっ…え?」

真美「千早お姉ちゃん!真美こんな綺麗な子守唄聴いたことない!」

千早「そ、そう?」

亜美「うん!亜美も!」

真美「いや、でも千早お姉ちゃんの方が…」

亜美「いやいや、いおりんも中々…」

亜美真美「「うーん…」」

伊織「…どっちでもいいから寝なさいよ」

お姫ちんに怪談語らせるとか鬼畜の所業

亜美「うあうあー!?どっちでも良くはないっしょ!?」

真美「そーだYO!今765プロの中で1番の子守唄シンガーが決まるんだよ!?」

伊織「いや、それより寝たいんだけど…」

亜美「ねーねー、いおりん!もっかい歌って?」

伊織「は?嫌よ」

真美「もっかい歌ってくれたら、どっちが1番かはっきりするのになぁ…」

千早「…泣くことぉなら容易いけーれどぉ♪」

伊織「ちょ!?千早!?」

春香「あちゃぁ…千早ちゃんの悪い癖だよ…」

真「わかりづらいけど…歌を褒められて嬉しくなっちゃったの?」

春香「うん、それで歌で一番取りにいっちゃった…」

雪歩「ええ…」

伊織「ちょっと!千早!辞めなさいよ!」

千早「あら?水瀬さん、負けるのが怖いの?」

伊織「は?」カチンッ

響「あっ…」

やよい「だ、ダメだよ!伊織ちゃん!」

伊織「誰が誰に負けるですって!?」

千早「…それが嫌なら歌で勝負すればいいじゃない」

伊織「上等よ!…知らぬが仏♪ほっとけない♪…」

あずさ「あ、あらあら~」

春香「伊織ったら…煽られるとすぐに熱くなっちゃうんだから…」

真「千早には煽ってる自覚ないんだろうけどね…」

響「余計に厄介だぞ…」

貴音「これは…最高の組み合わせかと思いきや…」

雪歩「最悪の組み合わせですぅ!」

千早「Just be my self♪信じたい♪」

伊織「君がくれたから♪七彩ボタン~♪」

響「とうとう子守唄でも何でもない選曲だぞ…」

亜美「すごいすごい!」

真美「もっともっと!」

雪歩「上手すぎるっていうのも考えものだね…」

真「くそっ…春香にしておけば…」

春香「え?それどういう意味?」

3日目
作戦三、子守唄作戦 失敗

4日目

伊織「どうすんのよ!?全然寝れなかったじゃない!」

雪歩「いや、でも昨日は伊織ちゃんが…」

伊織「あぁん!?」

雪歩「ひぃぃ!?な、なんでもないですぅ!」

響「めちゃくちゃとばっちりだぞ…」

春香「伊織も気が立ってるんだよ…なんせ三日もまともに寝てないから…」

亜美「さあ!今日は何する?」

真美「うーん、そーだねー…」

響「…同じくらい寝てないはずなのに、なんであの2人は元気なままなんだ?」

貴音「…子供の体力とは恐ろしいものですね」

やよい「うーん…でも私でもそろそろ眠たいかなーって…」

千早「あの2人…実はもっと幼いんじゃないかしら?」

伊織「それで!?今日は誰の作戦でいくの!?」ガルル

響「というかもう案がないんじゃ…」

あずさ「あの~、実は今日は私が…」

雪歩「あずささんが?」

伊織「…いいわね、『あずさと散歩に連れて行って見知らぬ土地に置き去りにして帰る作戦』ね」

響「物騒すぎるだろ!?」

春香「よくわかんないけど多分犯罪だよ!」

伊織「何!?じゃあどうするっていうのよ!」

ピロリンッ

あずさ「あら?…ふんふん…もう大丈夫よ、伊織ちゃん」

伊織「は?携帯見ただけで何がわかるってのよ?」

あずさ「あのね、実は昨日『思ったより早く終わりそうです』ってメッセージが届いてたから、来てもらうことにしたの」

春香「来てもらう…って」

真「もしかして…」

あずさ「そう…」

真美「よーし!今日は24時間耐久ひびきんこちょこちょ祭りじゃー!」

亜美「夜の響チャレンジ!」

響「うぎゃぁぁぁあ!?恐ろしい企画考え出したぞ!?」

真美「さぁ…」

亜美「ひびきん…」

亜美真美「「覚悟し…」」

ガララララララ.....ピシャッ

亜美真美「「ん?」」

律子「…」ゴゴゴゴゴゴゴ

あずさ「律子さんに♪」

律子「…」ゴゴゴゴゴゴゴ

亜美「あっ…あっ…」

千早「そんな…話せなくなるほどなの?」

真美「かひゅ!?あひゅ!?」

春香「呼吸すら!?」

律子「…」ゴゴゴゴゴゴゴ

亜美「あばばばば…」ガタガタガタガタ

真美「ち、違っ!違う!違っ!がぁ!?」ガタガタガタガタ

雪歩「一言も喋ってないのに…」

真「なんて重圧だ…」

亜美「り、りっちゃん…こ、これはね…」

真美「違うの!違うの!りっちゃん!」

律子「…寝なさい」

亜美真美「「ひゃい!」」

やよい「2人とも同じ噛み方を…」

律子「付いてきなさい…」

亜美真美「「…」」

響「力なく付いて行ったぞ…」

伊織「ま、まぁ何にせよ今夜はゆっくり眠れそうね…」

やよい「だけどあの2人は…」

真「地獄なんだろうね…」

あずさ「なんだか少し可哀想な気が…」

伊織「何よ、あいつらの自業自得じゃない」

春香「でも悪気はなかったわけだし…」

雪歩「なんだか罪悪感が…」

伊織「何よあんたたち!?まるで私が人でなしみたいじゃない!」

貴音「そこまでは言っておりませんが…」

ガチャッ

律子「…」スッ

雪歩「ひぃ!?」

真「雪歩、『ひぃ!?』って…」

響「流石に失礼だぞ…」

律子「ごめんね、まさか少し居ない間にこんなことになってたなんて…」

伊織「いやまぁ…」

春香「半分は私たちの自滅だし…」

律子「でももう大丈夫よ。あの2人は私が責任を持って寝かしつけるから」

真「流石だ…」

響「でも、あの2人をどうやって寝かしつけるんだ?自分たち色々やったけど無理だったぞ…」

律子「どうやってって…別に普通だけど…」

あずさ「普通って…」

伊織「殴って気絶させるとか?」

律子「そんなことスラムの家庭でもしないわよ!」

貴音「ではどのように?」

律子「どのようにって言われても、普通は普通としか言いようがないわよ…」

春香「薬品とか使うんですか?」

律子「使わないわよ!その危ない思考どうにかならないの!?」

雪歩「で、でも、あれだけ怒ってたら…」

律子「そこまで怒ってたかしら?」

春香「あ、あれで…」

律子「大体なんだかんだであんたたちはあの双子には甘いのよ。時には厳しく!ダメなものはダメ!」

貴音「そう言われると…」

あずさ「そうかもしれないわ…」

律子「そうしないとあの子たちのためにならないじゃない。ただでさえ、芸能界みたいなところにいるとそういう感覚ってズレやすいんだから…」

やよい「うぅ…」

春香「確かに…」

律子「それじゃあみんなもゆっくり休んでね、おやすみ」

バタンッ

やよい「行っちゃいました…」

伊織「私たちって、そんなに甘かったのかしら…」

響「納得できないぞ!自分たちがあれだけやったのに全然寝なかったんだぞ!?」

真「確かにそうなんだよね…」

雪歩「本当は何か特別なやり方があるんじゃ…」

貴音「それでは…確かめてみますか?」

千早「確かめるって…」

春香「覗き見ですよ!覗き見!」

律子の部屋

亜美真美「「…」」セイザ-

春香「あ、あの亜美真美が…」ヒソヒソ

雪歩「無言で正座を…」ヒソヒソ

真「いや、律子に怒られてる時はよくしてるよね?」ヒソヒソ

律子「いつまでそうしてるのよ?」

亜美「いや、だって…」

真美「りっちゃん怒ってるっしょ?」

律子「…もう怒ったでしょ?その話はそれでお終い」

亜美「もう怒ってない?」

律子「あら?怒ってほしいの?」

亜美真美「「いえ!」」

律子「ふふふ、ほら、来なさい。今日も一緒に寝るんでしょ?」

亜美「わーい!」ダキッ

真美「りっちゃぁん!」ダキッ

律子「全く、甘えん坊なんだから…」

亜美「すー…すー…」

真美「りっちゃぁん…むにゃむにゃ…」

律子「おやすみ…」

春香「うーん…結局添い寝しただけか…」

伊織「何よ…あいつだって甘やかしてるじゃない」

真「まぁ、要はメリハリってことかな?」

貴音「…いえ、やはり律子にしかできないことがありました」

響「え?一緒に寝てただけじゃないのか?」

貴音「そうですね、確かに一緒に寝ただけです…しかし、それが眠る時に一番大切な『安心』に繋がっているのです」

雪歩「『安心』…かぁ」

あずさ「確かに、ぐっすり眠るためには必要なのかもしれないわね~」

伊織「ま、これで私たちも安心して眠れるってわけね…」

しかし…翌朝

亜美「おはおはー!」

真美「おっはよー!」

律子「はい、おはよう」

亜美「今日もめっちゃ気持ちいい朝だね!」

真美「でもみんなきてないね…」

律子「まさか…」

大部屋

伊織「すー…すー…」

春香「ぐう…ぐう…」

真「うーん…」

雪歩「むにゃむにゃ…」

響「すぴー…」

やよい「えへへへ…もう食べれません~…」

貴音「…めんようなぁ…」

あずさ「あらあら~…すぅ…すぅ…」

美希「zzzz…」

亜美「ありゃりゃ?」

真美「みんな寝坊してるっぽいよ?」

律子「はぁ…もう…」

律子(まあ、三日寝れてなかったからしょうがないか…)

亜美「もうみんなったら!」

真美「どうせ夜遅くまで遊んでたんだろーね」

亜美「もう!夜は早く寝ないとダメなのにね!」

真美「みんなったらちかたないね!」

亜美真美「「ねー!」」

終わり

>>70
貴音はホンマにすまん…
忘れてた…

おつ

まあ仕方ない
今度からりっちゃんがいないときは俺が寝かし付けてやろうフヒヒ

役者不足って言葉は造語だから使うときは気をつけたほうがいいよ

今回の場合は別に良くね?

造語略語が飛び交う芸能畑の人が使う分には良いんじゃないの
一般人なら気取った言葉使おうとせず普通に力不足でええやんと思うが

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