サシャ「眠れません」(62)

※現パロです
※キャラ崩壊注意

深夜。その時間帯はほとんどの人が眠る時間だった。

サシャ「zzzzz」

サシャ「……」

サシャ「眠れません」<・><・>

サシャ「全然寝れないです。毛程も眠くありません」バサッ

サシャ「寝よう寝ようと思う程頭が冴えてきます」

サシャ「全然眠くありません」

そう言うとサシャは布団から出て部屋を抜け出した。

エレンの部屋

エレン「zzzzz」

ドン ドン

サシャ「エレーン」

エレン「ん…?」

ドアを叩く音に気付きエレンは起きた。

サシャ「開けてくださーい」

ガチャ

エレン「どうした?こんな夜遅くに」

サシャ「眠れません」

エレン「……そうか」

エレン「夜更かしも程々にな。隣の部屋でミカサが寝てるし俺も明日部活あるから」

ドアを閉め再び寝付いた。

ドン ドン

ガチャ

エレン「……何だよ」

サシャ「眠れません」

エレン「それさっき聞いた」

エレン「眠れないなら眠くなるまで寝なければいいだろ。静かにしろ」

エレン「頼むから寝かせてくれよ。部活あるって言ってるだろ」

サシャ「眠れません~」ゴロゴロ

エレン「何してんだァァお前はァァ!!」

サシャ「全然全くまんじりとも眠れません~」

エレン「知らねーよ!お前の胸が当たって恥ずかしいからやめろよ!」

サシャ「寝かせてくださいよ。私を」

エレン「は?」

サシャ「エレンの持てる力全てで私を眠らせてくださいよ」

エレン「勝手に寝てろよ!!それが人にもの頼むたいどか!!」

サシャ「その布団寝やすそうですね。寝させてくださいよ」

エレン「は!?」

サシャ「私もエレンと同じ布団で寝させてくださいよ」

エレン「何言ってんだよ。布団なんてどれも同じだろーが」

エレン「お前が入ると狭くて寝れないだろ」

サシャ「いいから寝させんかい!!」

エレン「ちょっ、おい!」

サシャ「あー、なんか寝られる気がします。コレだったらイケる気がします」

エレン(おいおい!勘弁してくれよ!)

エレン(狭くて眠れないどころの問題じゃねーよ!これは)

小さい頃にミカサと一緒に寝ていても他人で一つ上の女子と寝るのは思春期な自分でも耐えられなかった。

徐々に心臓が高鳴っていった。

エレン(落ち着け!落ち着け俺!)

エレン(そういえば何でこうなったんだっけな)

エレン(たしか部活終わって帰る時にアルミンとクリスタとユミルとサシャで一緒に帰って)

エレン(それで各自別れて帰る時にサシャが「お腹空いたのでエレンの家で食べさせてもらっていいですか?」と言われて)

エレン(それで夕飯食べてって帰る時に雷雨になって帰れなくなったから泊まっていくことになったんだよな)

エレン(にしても…)

エレンはサシャの寝顔を見つめた。

エレン(こいつこんな美人だったっけ!?俺の知っているこいつは食べ物に貪欲で屁をこいたりする芋女だぞ!)

サシャ「zzzzz」

サシャ「……」

サシャ「眠れません」<・><・>

エレン「結局眠れないのかよ!!」

サシャ「やっぱり全然ダメです。全然眠くありません」

サシャ「今度は狭くて眠れません」

エレン「お前が寝させろと言ったんだろうが!!」

サシャ「…なんか全然眠れませんからどうやったら眠れるか色々とずっと考えてみました」

エレン「狭いとか言っときながら結局俺の布団で寝るんだな」

サシャ「そしたら段々今迄どうやって寝たのか分からなくなってきました」

エレン「おい、無視するな」

サシャ「寝方を忘れてしまいました。どうやったら眠れますか?どうやったら眠りの中に入っていけるのですか?」

エレン「取り敢えず黙ってくれ。そして目をつぶってじっとしてろ」

エレン「いつの間にか寝てるから」

サシャ「だってよくよく考えてみてくださいよ。エレン」

サシャ「寝るって一体何ですか?」

サシャ「目瞑っても結局私達瞼閉じているだけで眼球は中でゴロゴロしているだけですよ」

エレン「…やめろ」

サシャ「真っ暗ですけど結局それは瞼の裏側見てるだけで眠ってるわけじゃないんですよ」

エレン「…やめてくれ」

サシャ「こっから眼球どうすれば眠れるんですか?」

サシャ「まっすぐ瞼の裏見てればいいのですか?それとも上の方見てればいいのですか?」

サシャ「どうすれば眼球は休んだ状態になるのですか?どうすれば…」

エレン「やめろよォォォ!!」

エレン「こっちまで眠れなくなってきただろーが!!」

エレン「どうしてくれるんだよ!意識してたら俺もわけ分からなくなってきただろーが!!」

エレン「上のほうか?下の方か?」

エレン「眼球の置き場が分からねぇよ!!」

サシャ「あと寝る時って息、口でするのでしたっけ?鼻でするのでしたっけ?」

サシャ「口から吸って鼻から出すのでしたっけ?鼻から吸って口からでしたっけ?」

エレン「やめろっ」

サシャ「手って組んだ方がいいのでしたっけ?横に置いてればいいのでしたっけ?枕の位置ってどの辺でしたっけ?仰向けでしたっけ?うつ伏せでしたっけ?人ってどこから生まれて何処に向かって行くのでしたっけ?宇宙の向こう側ってどんなになっているのでしたっけ?」

エレン「やめてくれよォォォォ!!」

エレン「眠れねェェ!!もう全然眠れる気がしネェ!!」

エレン「眠るのってこんな難しかったか!?俺今迄こんな高度な事毎日やっていたのか!?」

エレン「大体そんなややこしい事考えてて眠れるわけねーだろ!!どれだけ不器用なんだよ!!」

サシャ「どんどん頭が冴えていきます。どうすればいいのですか?」

サシャ「このままでは私一生眠れません」

エレン(少しでも意識した俺が馬鹿だった!!)

エレン「勘弁してくれよ。明日部活だって言ってるだろ」

エレン「もう夜中の二時半だぞ。明日は六時半起きだ」

エレン「もう四時間しか寝れねーよ。絶対明日の部活でクリスタに心配かけさせられるだろうが」

サシャ「どうすればいいですか?先に寝ないでくださいよ。エレン」

エレン「取り敢えずそのゴチャゴチャ物考えるのをやめろ。頭を使うな」

エレン「お前も明日俺と一緒に部活あるだろ」

エレン「そもそも睡眠なんて意識してとるものじゃないんだよ。人間規則正しく生活してれば夜には自然に眠れるんだよ」

エレン「一生懸命汗水垂らして一生懸命働いて心地よい疲れと共に眠る」

エレン「これが正しい睡眠というものなんだよ」

エレン(大体何で立体機動部という体を酷使するスポーツと勉強を両方やっているのに疲れて眠くならないんだよ)

エレン(おかしいだろうが)

サシャ「そういうことですか…」

サシャ「それなら私外でちょっと一走り行ってきます!」

エレン「はぁ!?」

エレン「どうやったらそんな考え方になるんだよ!?」

サシャ「エレン。先に寝たらダメですよ!ちゃんと起きていてくださいよ!」ガチャ

エレン「ちょっ、おい!」

エレン「本当に行きやがった…」

エレン「あいつ本当に馬鹿か…」

エレン「まぁ、いいや。先に寝てるか」

ーーー

AM3:00

エレン「zzzzz」

サシャ「エレン。エレンってば」

エレン「zzzzz」

サシャ「起きてくださいよ。エレン」ユサユサ

サシャ「先に寝るなんて酷いじゃないですか」

サシャ「こうなったら…」ニヤリ

サシャは頬を膨らませると悪巧みしながらパジャマの上着を脱いで半裸になった。

サシャ「エレーン」

サシャ「起きてくださいよ」

そしてエレンの顔に豊満な胸を押し付けた。

エレン「ん…?」

エレン「んー!んー!」

サシャ「起きたみたいですね」

エレン「ぷはっ!」

サシャは呼吸を出来なくて起きたエレンを確認すると解放した。

エレン「な、な、何するんだよ!?」

サシャ「エレンが悪いんですよ。先に寝るのですから」

エレン「だからって何でこんなことやったんだよ!?」

サシャ「えー?だって男子にはやられると嬉しいことだと聞きましたよ」

恥ずかしくなり顔を紅潮させているエレンに対して何事もないように平然と答えた。

エレン「てか汗くさ!そんなベタベタの身体で布団に入ってくるなよ!」

サシャ「すいませんね。出来るだけ疲れてすぐに眠れるように町内を30周してきました」

サシャ「しかし眠れるどころか暑くて全ての細胞が活性化するのを感じて眠れません」

エレン「当たり前だろうが。てか感じるじゃねーよ。脳細胞は著しく死滅していってるだろ」

エレン「全く…散々身体動かしていきなり眠れるわけないだろ」

エレン「一旦シャワー浴びて汗流してさっぱりしてきてくれよ。俺の布団がベタベタになるだろ」

エレン「あと、いい加減パジャマ着ろ」

サシャ「嫌です。そんなことをする暇があるならさっさと眠れるようにしたいです」グー

サシャ「……」

サシャ「……」

エレン「……どれだけ忙しい奴なんだよ。眠りたいって言ったり腹減ったって言ったり」

エレン「羨ましいよ。楽しそうだな。いっぱいやることがあって」

サシャ「お腹じゃありません。屁です」

エレン「屁でも腹でもどちらでもいいか静かにしてくれよ。どれだけ鳴っているんだよ」

グー グー

エレン「…」プチッ

エレン「あー、うるせぇ!」

エレン「分かった。じゃあ俺がご飯炊いておくからその間にシャワー浴びてきてくれ」

サシャ「!!」

エレン「飯食ったら誰でも眠くなるだろ。本当は身体に良くないがこれしか方法はねぇ」

エレン「このままじゃ俺が眠れない」

サシャ「エレンンンンン!!」ダキッ

エレン「やめろォ!汗臭いし胸が当たって恥ずかしいんだよ!」

エレン「いいから早く入ってこい!着替えは用意するから」

サシャ「はい!!ありがとうございますエレン」ガチャ

エレン「ハァ…いつになったら寝られるんだろ」

ファブリーズを布団にかけながらそう思うエレンだった。

ーーー


AM3:50

エレン「…」うとうと

サシャ「エレン」

サシャ「エレンてば」

エレン「ん?」

サシャ「全っ然眠れません」

サシャ「シャワー浴びたのに寝苦しくて全然ダメです。…なんででしょうか?」ヒッヒッフー

エレン「誰が腹式呼吸するまで食べてこいと言ったんだよ!!眠れるわけないだろそんな腹で!!」

サシャ「だって一杯ご飯炊いてありましたから」

エレン「明日の朝の分も入っていたんだよ!何俺とミカサの分まで食ってるんだよ芋女!」

サシャ「ダメです。暑くて狭いうえに苦しいです」

サシャ「もう一回走ってきます」

エレン「やめろォォォォ!!またフリダシに戻るだろーが!!」

エレン「負の循環が延々と終わらねーよ!!」

エレン「もう分かった。お前明日部活休んでくれ」

エレン「ライナーにちゃんと理由を伝えとくから。だから無理して寝なくていいから」

エレン「頼むから俺を寝させてくれ」

サシャ「嫌です!夜更かしは美容の大敵です」

サシャ「だから一刻も早く眠らなければならないんです!」

エレン「そんな腹をしているやつに美容のことを言われても説得力ねぇよ!」

エレン「おい!勘弁してくれよ!もう四時だぞ!」

エレン「明日の部活動中にぶっ倒れるじゃねーか!」

サシャ「分かりました、もう騒ぎません。エレンにはもう迷惑をかけません」

サシャ「エレンにはご飯を食べさせて頂きましたし」

エレン(最初からそうしてくれよ)

サシャ「ですがあまり静かだと色々考え事して眠れないので机の上にあるラジオ使ってもいいですか?」

エレン「…音量を小さくして使えよ」

カチ

『ーということで早速いきましょうか。DJエルヴィンがお送りする三分で泣ける話!!』

『最初のお便り紹介します。ラジオネームハンジさんのお便りですね』

『ごめんね。ソニーとビーン』

まだ終わってませんよ。12時頃投稿します。

『今からおよそ二千年前にパンジーという女性が居ました』

『パンジーは調査兵団に所属しており分隊長を務めていました』

エレン「……」

サシャ「……」

『850年のある日人類は巨人に領土を奪われそうになりましたがある少年のおかげで多くの犠牲が出ながらも阻止出来ました』

『人類は領土を奪いそうだった巨人を屠り初めて勝ちました』

『そんな時に実験のために捕獲された巨人が居ました』

『それがソニーとビーンでした』

『パンジーは意思の疎通をするために4m級をソニー、7m級をビーンと名付けました』

『パンジーはソニーとビーンと意思の疎通を出来るようにしましたが近づくと喰われそうになりました』

『パンジーは部下のブモリットに止められながらも諦めずに続けました』

『パンジーは気付いたら巨人との交流は日々の疲れを忘れるほど充実していました』

『その次にパンジーはソニーとビーンに日光の遮断の実験をしました』

『巨人は夜が深まると活動力が落ちることから日光により何かしらの活動力を得ていることを裏付け実験でした』

『この実験は巨人によって個体差が大きく出ました』

『ソニーは遮断後一時間で活動が鈍くなったのに対しビーンは三時間は元気なままでした』

『日光の遮断の裏付けは成功しました』

『次に巨人の痛覚の実験へと移行しました』

『パンジーは泣き叫びながらビーンの目に棒で抉りました』

『実験が終わるまでビーンの悲鳴とパンジーの泣き叫ぶ声が響き渡りました』

『ソニーはパンジーに心臓を抉られながらもソニーとは内向的な性格であまり反応を示しませんでした』

『しかしソニーは心配して近づいたパンジーに噛み付いてきました』

『パンジーは喰われそうになったのにも関わらず部下のブモリットに引っ張られながらも笑い続けました』

『パンジーはソニーとビーンの実験を続けて行くうちに彼らを自分の家族に近くなっていくのを感じました』

『しかし彼らと一緒にいるのは長く続きませんでした』

『ある日のことでした』

『その日パンジーは巨人化が出来る少年と夜明けまで熱中して話をしていました』

『ですがパンジーの部下ブモリットが駆けつけてきました』

『彼から出された言葉はソニー達が何者かに殺されたことでした』

『パンジーは酷く悲しみました』

『パンジーは実験対象の巨人が殺されたからではなく自分の家族同然の者達が殺されたことにより塞ぎこみました』

『そんな夜パンジーはソニー達と過ごしていたことを忘れられず実験場に来てました』

ーーー

パンジー「…」

リバイ「こんな所にいやがったのか」

ブモリット「捜していましたよ。分隊長」

パンジー「…リバイ達か」

リバイ「まだ奴らが死んだことを引きずっているのか」

ブモリット「分隊長。ソニー達を殺した犯人は見つかりませんでした」

パンジー「…そうか」

パンジー「ごめんよソニー、ビーン」

パンジー「君達が殺される前に助けられなくて…」

リバイ「お前の変人ぷりには呆れるな」

リバイ「確かに被験体が殺されたのは人類にとっての損害だがあんな奴らを家族みたいに思うなんてな」

パンジー「あんな奴らとは何だ!?」

パンジー「私にとっては初めて家族同然に思えたんだぞ!!」

パンジー「ソニー、ビーン!!」

パンジー「私はお前達に何て謝ればいいんだ!!何度謝ればいいんだ!!」

パンジー「お前達は私には無いものをあたえてくれた」

パンジー「人類にとって敵同士の私に初めて家族同然になってくれた」

パンジー「なのに…私は…」

ブモリット「分隊長。詫びる必要はありません」

ブモリット「分隊長は彼らに対して嫌がらずに接してくれました」

ブモリット「僕には上手いことを言えませんがソニー達は分隊長と接している時は…幸せだったと思いますよ」

パンジー「そんなことないきっと恨んでいるはずだ!実験の責任者の私が管理出来なかったせいで彼らは…」

リバイ「何言ってやがる」

リバイ「ソニーとビーンは死んでいない。ちゃんと生きている」

パンジー「どこだよ。どこにいるんだよ!」

ブモリット「それは勿論」

リバイ「お前の…」

ソニー・ビーン「「お前の後ろにだァァァァ!!!」」

ーーー

エレン「ぎぃやあああああああ!!?」

カチ!

エレン「何だこりゃああああ!!」

エレン「何て話だァァァァいい話がなんで最終的に怪談になってるんだよ!!」

エレン「どこが泣ける話なんだよ。泣き叫ぶ話じゃねーか」

エレン「眠れるわけねーだろこんなイカれた話聞きながら!!」

エレン「ああービックリした!!別にビビってないがビックリしたー!!」

エレン「…ハンジ先生の話だったから興味が湧いて聞いたが聞くんじゃなかったな」

エレン「オイ、サシャ。ラジオはもう無しだ」

エレン「聞いてられねぇよ。こんな…」

サシャ「zzzzz」

エレン「…サシャ?」

エレン「あ、寝たのか」

エレン「ようやく寝たか。迷惑なやつだな」

エレン「それじゃあ狭いが俺も…」

ソニー・ビーン「「お前の後ろにだァァァァ」」

エレン「!」

エレンは後ろから誰かに呼ばれた声を聞こえた気がした。

エレン「……」

エレン「…な、なんてな」

エレン「そんな流石に俺もあんなハンジ先生のメチャクチャな怪談でビビんねーよ」

エレン「ちょっとビックリしたがあの先生の話なら全然大丈…」

ソニー・ビーン「「お前の後ろにだ!!」」

エレン「!」

エレン「……」

エレン「や、やばいな。睡眠不足でなんか…幻聴が」

エレン「あれ…?」

エレン「今度は俺が眠れなくなってしまったのか…?」

エレン「……」

エレンはサシャが入っている狭い自分の布団に入る前にiPhone5とイヤホンを取ってから入った。

『踏まれた花の名前も知らずに~♪』

エレン「サシャ…起きているんだよな…?」

サシャ「むにゃ…むにゃ…あぁ!あそこにたくさんのパァンが!」

サシャは幸せそうな顔で涎を垂らし寝言をしながら寝ていた。

『地に落ちた鳥は風を待ちわびる~♪』

エレン「……」ピクピク

青筋を立てながらもエレンは必死にサシャに当たりたくなる気持ちを抑えた。

当たっても現状は何も変わらないことを分かっていたからだ。

エレン「……」

エレンは考えることをやめてそのまま時間になるまで目を瞑った。

サシャ「あー!待ってくださいよ!エレンー!」ダキッ ギュウ

エレン(~~~~~~!!)

エレン(誰か俺を眠らせてくれェェェ!!)

ーーー

AM6:30

ピピピピ!

カチ

エレン「…結局ろくに眠れなかった」

あの後サシャに抱きつかれたエレンは目を開けてしまい目の前に映ったサシャの寝顔を見ながら胸の感触を直に味わい自分の理性を抑えなければいけない状態になってしまった。

エレン「取り敢えず起きて支度しなきゃ…」

サシャ「zzzzz」

エレンは未だに抱きついているサシャを振りほどいた。

エレン「……」

エレンは昨晩の出来事を思い出していた。

しかし思い出せたことはサシャの豊満な胸の感触ばかりだった。

エレン「~~~何考えてんだ!?俺は」

パチン!

自分の頬を叩き目を覚まさせる。

エレン「よし!」

ここまでにします。

学園編(一日だけ)まで続けます。

激しい眠気がしながらもシャキッとさせた。

エレン「朝食はサシャがご飯全部食べちまったからトーストとハムエッグとサラダでいいか」

エレンとミカサの両親は一年前に一緒に旅行をしている時に車の事故で死んだ。

幼馴染のミカサはエレンと一緒に居たいということから同居。

それからは両親の祖父母の仕送りで生活をしている。

朝食を作り食べ終えたエレンはメモ書きを残し急ぐように家を出た。

ーーー

AM7:20

私立進撃高校

クリスタ「おはようエレン」

エレン「あぁ、おはよう」

部室に着いたエレンはマネージャーのクリスタの笑顔で迎えた。

クリスタ「どうしたの?目元に凄い隈が出来てるよ」

エレン「あー…ちょっと夜遅くまで勉強していてな」

エレン(本当はサシャに睡眠を妨害されたなんて言えねぇ)

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