エレン「ファフナー?」(101)

アルミン「そう。巨人に対抗するために極秘で開発されたロボットだ」

エレン「これに乗れば巨人を簡単に倒せるのか!」

アルミン「まあ…そうなんだけど…乗るにはこれを…」

エレン「ん?何だそれ」

アルミン「特殊な因子だ。これを体に注入すれば…」

エレン「おお!じゃあ早速やってくれ!」

アルミン「…いいの?」

エレン「なんだよ?副作用でもあるのか?」

アルミン「まあ…ね…」

エレン「巨人を駆逐できるなら何だっていい!頼む!」

アルミン「…わかった」

エレン「これで乗れるようになったんだな!」

アルミン「うん。じゃあ、テストしてみようか」

エレン「よし!」

アルミン「…」スタスタ

エレン「ん?どこ行くんだ?」

アルミン「…僕も準備だ。先に搭乗しておいてくれ」

ファフナー内部

エレン「よいっしょ。これでいいのかな」ガチャ

アルミン「エレン」

エレン「アルミン?どうなってんだ?」

アルミン「これはジークフリードシステムといってね。エレンのジェネティック•コードと連結していて精神状態、負傷の度合いが確認できるんだ」

エレン「? よくわからん」

アルミン「まあ簡単にいうと…サポート役だよ。今の君は凄い興奮している」

エレン「おお、何か凄いな」

アルミン「じゃあ、早速動かしてみようか」

エレン「どうやるんだ?」

アルミン「自分の思ったままにやってごらん」

エレン「そうか…」

エレン(思ったままに…)ガチャ

ファフナー「」ウイ-ン

アルミン「うん。なかなかいいよ」

エレン「よっし!」

アルミン「じゃあ一旦出て。みんなの所へ行くよ」

エレン「? あいつらもファフナーに乗るのか?」

アルミン「承諾していれば…ね」

謎の部屋

エレン「よう!」タタタ

ミカサ「エレン!」

ライナー「よお、エレンは乗る事にしたのか?」

エレン「ああ、勿論だ!みんなは?」

ミカサ「私も…エレンを守るために…」

エレン「守ってもらわなくても大丈夫だよ…」

コニー「俺も乗るぜ!面白そうだしな!」

ベルトルト「僕とライナーも。ね?」

ライナー「おう」

クリスタ「わ…私も!」

エレン「ユミルは?」

ユミル「クリスタが乗るなら私も乗らざるを得ないな」

ジャン「ふん。俺は乗らねえぜ。あんな物動かして巨人と戦うなんてごめんだな。なあマルコ?」

マルコ「う…うん」

エレン「ジャン…マルコ…」

ミカサ「構わない。あなた達などいなくても巨人は私達が倒す」

ジャン「はっ!せいぜい頑張りな。いい報告を期待してるぜ」

マルコ「…」



アルミン「…出現したんですか」

ダリス「…ああ。人類の新たな敵…フェストゥムだ」

アルミン「…勝てるでしょうか?」

ダリス「…君達の活躍にかかっているとしか言えん。すまんな。これが搭乗するメンバーのリストだ。補助を頼んだぞ」

アルミン「はい、命にかえても」

部屋

エレン「フェストゥム?」

アルミン「そう。実は巨人と戦うために造られた訳じゃない。最初からフェストゥムの対策としてなんだ」

ライナー「…どうしてそんな嘘を?」

アルミン「フェストゥムが来るなんて言っても誰も信じないだろう?」

ユミル「まあな」

アルミン「だから表向きは巨人と戦うために造られた兵器としておいたんだ」

エレン「その…フェストゥム?と巨人、両方相手にするのか?」

アルミン「そう。苦しい戦いになるよ」

アルミン「あと…フェストゥムと戦う際に注意してほしい事があるんだ」

ミカサ「なに?」

アルミン「あなたはそこにいますか?」

エレン「? ああ」

アルミン「アウト」

エレン「は?」

アルミン「みんないいかい?フェストゥムに問いかけられても何も答えなくていい。無心で攻撃するんだ」

ベルトルト「はいって言ってしまったらどうなるの?」

アルミン「受け入れたとみなし、同化しようとしてくる」

クリスタ「同化って…?」

アルミン「…説明が難しいんだけど…簡単にいうと…魂が抜けた…何もできない状態っていうかな…」

ユミル「何だよ、ハッキリしねえな」

アルミン「ごめん。まだちゃんとわかっていないんだ」

ライナー「…ふむ」

アルミン「とりあえず…説明はこんなところだ。これから訓練は操縦になる。明日からはここに来てくれ」

アルミン「あと…ジャンとマルコとアニ」

ジャン「あ?」

マルコ「何かな?」

アニ「…」

アルミン「君達は…憲兵団を選んだんだね」

ジャン「当たり前だろうが」

アルミン「じゃあこの目隠しをつけて、そっちの通路から帰ってくれ。
頼みます」

研究員「はっ。さあ」

ジャン「はいはいっと…」

アルミン「これで解散だ。場所を覚えていてくれ」

エレン「何かやる気が出てきたぜ!」

ミカサ「エレン、遊びじゃない」

エレン「わかってるよ!」

ユミル「フェストゥムか、どんな面してんだろうな」

クリスタ「怖いね…」

ライナー「…ベルトルト…」

ベルトルト「うん。調べる必要があるね」

ちょっと休憩
当たり前ですが死にまくります。注意してください

次の日

エレン「ふわぁ…」

ミカサ「エレン、早く」ガチャ

エレン「入ってくんなよ…」

ミカサ「ここはパイロットだけの寮。まったく問題ない」

エレン「大ありだ」

エレン「みんなは?」

ミカサ「外で待っている。急ごう」

エレン「わかった」



ユミル「なあ、飯は向こうでもらえるのか?」

ライナー「知らん」

ユミル「そりゃそうか」

ベルトルト「貰えなかったらさすがにキツいよ」アハハ

エレン「早く訓練したいな…」

コニー「俺も!」

大部屋

アルミン「やあ、みんな集まったようだね」

ユミル「腹が減ってるんだが」

アルミン「あはは、わかってるよ。まずは朝食にしよう」

エレン「やった!」

研究員「」ガラガラ

ライナー「これは…」

ベルトルト「凄いご馳走だね」

エレン「おおお…」

コニー「うまそうだな!」

クリスタ「これ食べていいの?」

アルミン「もちろん。いっぱい食べてくれ」

エレン「じゃ、遠慮なく!」

エレン「」モグモグ

ライナー「うまいな…」

ベルトルト「初めての感覚だよ」モグモグ

アルミン「…」カリカリ

ミカサ「アルミン、何しているの?」

アルミン「ちょっとデータをね」カリカリ

ミカサ「?」

エレン「う…腹一杯だ…」バタ

アルミン「寝ている時間はない。今から格納庫に行くよ」

エレン「う…」

ライナー「まったく。腹八分目って言葉を知らないのか?」

エレン「だってよぉ…」

ミカサ「さあ、立って」

格納庫

アルミン「じゃあ、みんなの搭乗するファフナーを教えるよ。付いてきてくれ」

エレン「」ウキウキ

ミカサ(かわいい)

ライナー「…なあアルミン」

アルミン「ん?」

ライナー「乗るのは周りにある奴じゃないのか?」

アルミン「あれは量産型。君達の乗る機体は奥だ」

アルミン「さぁ、ここだよ」

エレン「お!いっぱいある!」

アルミン「どれも多額の費用を注ぎ込まれて造られたんだ」

クリスタ「かっこいいね」

アルミン「一番機のマークアインはコニー」

コニー「おお、あれか」

アルミン「2番機マークエルフ、エレン」

エレン「前に乗った奴か!」

アルミン「3番機マークドライは…ユミルだ」

ユミル「オレンジは合わねえんだがな」

アルミン「で…4番機のフィアーはベルトルト。5番機のフュンフはライナーだ」

ライナー「ほう。なかなかいいな」

ベルトルト「そうだね」

アルミン「後は…ミカサ、クリスタ、サシャだね」

アルミン「…ってサシャは?」

エレン「え?」

アルミン「…まぁ、先にクリスタとミカサの方を教えておくね。
クリスタは6番機のマークゼクス。ミカサは7番機マークジーベンだ」

クリスタ「わかった!」

ミカサ「マークジーベン…」

アルミン「あと…この2機はちょっと特殊なんだけど…後で説明するよ」

サシャ「すみません~遅れました~」タタタモグモグタタタ

アルミン「…」

エレン「食べ物持ってきてんじゃねえよ」

サシャ「いいじゃないですか!こんな物食べられるなんて幸せです!」モグモグ

アルミン「…まぁ…いいか」

クリスタ「何が?」

アルミン「こっちの話だよ」

アルミン「でもねサシャ、いつまでも兵士気分でいられると困るんだ。気を引き締めてくれ」

サシャ「わかりました!」モグモグ

ライナー(まったくわかってないな)

アルミン「サシャの乗るファフナーはあれだ」

サシャ「黒色ですか!」

アルミン「まだ完成してないんだけどね。マークニヒトっていうんだ」

エレン「へぇ…」

アルミン「さぁ、操縦テストをしようか」

エレン「よし来た!」

コニー「わくわくしてきた!」

サシャ「あの…私はどうすれば?」

アルミン「サシャには一旦ベイバロン•モデルに乗ってもらう」

サシャ「ベイバロン?」

訓練所 マークエルフ内部

エレン「ふぅ…」

アルミン「落ち着いて、精神を集中させるんだ」

エレン(…アルミンもファフナーに乗れるのかな…)

アルミン「余計な事は考えなくていい」

エレン「か…勝手に人の心を見るな!」

アルミン「ミカサは大丈夫?」

ミカサ「ええ…」

アルミン「さすがミカサだよ。空をとぶ感覚をすぐに掴むなんて」

ミカサ「ありがとう」

コニー「ぬはは!いいな!いいな!最高だぜぇ!」

アルミン(人格が変わってしまっているか…)

ユミル「なぁアルミンさんよ」

アルミン「ん?」

ユミル「クリスタがちゃんと飛べてねえんだが」

クリスタ「くっ…」フワフワ ガクッ

アルミン「今は仕方ないよ。ミカサが特別なんだ」

ライナー「ふむ…」ガシャンガシャン

アルミン「調子いいみたいだね」

ライナー「まあな。大体掴めてきた」

ベルトルト「よっ」ブ-ン

アルミン(ミカサ、ベルトルト、ライナーは安定だな)

サシャ「お?お?」ブンブン

アルミン(サシャも大丈夫そうだね)

エレン「なあ、今日は操縦テストだけか?」

アルミン「うん。まずは慣れてもらわないと」

ミカサ「」ドシュ ドシュ

ライナー「おお…」

ユミル「鳥みたいだな」

クリスタ「くっ…」

………

アルミン「みんなお疲れ様」

エレン「案外動かせるな」

ベルトルト「僕はまだきついかな…」

ユミル「何言ってんだよベルトルさん。余裕だっただろ」

コニー「これならいけるぜ!」

クリスタ「…」

サシャ「どうしたんです?」

クリスタ「…何でもないよ」

アルミン「夜ご飯もここで食べてってね」

エレン「寮は駄目なのか?」

アルミン「寮には食べ物持ち込み禁止だ。衛生的にね」

サシャ「えっ!?」

ユミル「ちゃんと毎日食うもん変わるのか?」

アルミン「勿論だよ。同じだと飽きてしまうから」

コニー「腹減ったー」

アルミン「ふふ…こっちだよ」スタスタ



エレン「明日の訓練の内容、ライナーは聞いたか?」

ライナー「武器の扱いらしいぞ」

コニー「武器!」

エレン「武器か…!」


クリスタ「…はぁ」

ユミル「元気ないな」

クリスタ「…」

ミカサ「そんな事では操縦に影響がでる」

クリスタ「わかってるよ…」ガタッ スタスタ

ユミル「…ったく」

訓練所

アルミン「射撃武器の訓練をするよ」

エレン「射撃かぁ…」

アルミン「剣一つで突っ込んでいくなんて馬鹿のする事だ。しっかり頑張ってくれ」

エレン「はーい…」

的「」ウィ-ン

アルミン「一人ずついくよ。まずはエレン」

エレン「よし…」

マークエルフ「」ガチャ

エレン「…」

マークエルフ「」ピ-ピ-

エレン「いけ!」

マークエルフ「」ドキュン

的「」ズガッ

アルミン「真ん中とはいかなかったけど、なかなかいいよ」

エレン「よっしゃ!」

ミカサ「…」

マークジーベン「」ガチャ バキュン!

的「」ドゴン

アルミン「すごい…ピッタリ中央だ…」

ミカサ「当然」

ライナー「いけるか…」

マークヒュンフ「」ピ-ピ- ドゴン!

ライナー「ぐっ!」

的「」ズガッ

アルミン「大丈夫?」

ライナー「はは…ちょっと反動がきただけだ」

ベルトルト「…」

マークフィアー「」ガチャ

ベルトルト「…」

マークフィアー「」ピ-ピ-

ベルトルト「…」

マークフィアー「」ドゴン

的「」スカ

ベルトルト「…あれ」

アルミン(ファフナーは手足の様に動かせる…囮に使えるかな…)

コニー「よっしゃあ!やぁぁぁってやるぜぇぇ!!」

アルミン「…」

マークアイン「」ガチャ バキュン バキュン バキュン

的「」スカッ スカッ ドン

コニー「ちっ…一発かよ」

アルミン「無駄撃ちは控えるんだコニー」

コニー「…ふん」

ユミル「これくらい簡単だ」

マークドライ「」ガチャ ドシュン

的「」ガスッ

アルミン「うん。上出来だ」

ユミル「真ん中はやっぱり難しいな」

クリスタ「私か…」

アルミン「気を楽にするんだ」

クリスタ(できたら苦労しないよ…)

アルミン「…」

クリスタ「」スゥ-

マークゼクス「」ガチャ

クリスタ「…」

的「」ウィ-ン

クリスタ「そこ!」

マークゼクス「」ドゴン

的「」ズガァ

アルミン「真ん中…」

クリスタ「や…やったぁ!」

アルミン(武器の扱いは優秀か…)

エレン「アルミン、サシャは?」

アルミン「ああ、もうすぐ来るよ」

ガシャン ガシャン

エレン「あれは…」

マークニヒト「」ガシャン ガシャン

アルミン「まだちゃんとは完成してないんだけど、データ取りのためにね」

サシャ「これ難しいですね…」

アルミン「慣れてもらうしかない」

サシャ「あれを狙えばいいんですね?」

的「」ウィ-ン

アルミン「そうだ」

サシャ「よし、やっちゃいますよ」

マークニヒト「」ガチャ

サシャ「てぃりゃ!」

マークニヒト「」ズガァァン!!

的「」ドガァァン

エレン「ま…的が…」

ライナー「跡形も無くなった…」

アルミン(すごい威力だ…)

サシャ「やった!やりましたよ!」

………

アルミン「よし…今日は終わりだ。明日は…」

エルヴィン「アルレルト」

アルミン「エルヴィン団長!何でしょうか?」

エルヴィン「重大な報告がある。来てくれ」

アルミン「ハッ!」タタタ

エレン「何だろう」

アルミン「…」

ライナー「何だったんだアルミン?」

アルミン「…近々フェストゥムが襲撃してくるという事がわかった」

「!?」

アルミン「そこで…僕達が迎撃に出る事になった」

ライナー「戦闘か…」

アルミン「どうやら巨人と戦う前に人類を先に取り込もうと思ったんだろうね」

エレン「…ふざけやがって…」

コニー「倒してやる!」

アルミン「いいかい?ファフナーの損傷は君達にも影響がでる。敵の攻撃は出来る限り避けるんだ」

ユミル「わかった」

アルミン「情報から推測するに…明日の夕方頃だ…今日はしっかり休んでくれ」



エレン「遂にフェストゥムと…」

ベルトルト「不安だな…」

コニー「俺の力!見せてやる!」

クリスタ「まだちゃんと動かせないのに…」

ユミル「心配するな。クリスタは私が守ってやるよ」

ミカサ「このメンバーなら何がかかってきても倒せる」

クリスタ「…うん」

エレン「じゃあ、明日に備えて寝るか」

サシャ「そうですね!」

深夜

エレン「むにゅ…もう食べられない…」ゴロゴロ

ブ-ブ-ブ-

エレン「ん…?」

「ファフナーパイロットの皆さんは至急基地に集まってください。繰り返します…」

エレン「な…何だ!?」

基地

アルミン「みんな!早く!」

ミカサ「どうしたの?」

クリスタ「つ…疲れた…」

アルミン「疲れている暇はない。緊急事態だ、ファフナーに乗れ!」

エレン「まさかフェストゥムが!?」

アルミン「そうだ!急げ!」

ユミル「なんだってこんな深夜に…」ダッ

マークエルフ内部

エレン「くっ…眠い…」

アルミン「しっかりするんだ!死んでもいいのか!」

エレン「それは嫌だな…よし」

エレン「」パンパン

エレン「ふぅ…いくぞ!」

マークエルフ「」ヴィ-ン

「ハッチ、開きます!」

「ファフナー各機は出撃してください!」

マークエルフ「」ドシュ-

マークジーベン「」シュ-

マークヒュンフ「」ドシュ

マークフィアー「」ド-

マークアイン「」ズガ-

マークドライ「」ドシュ-

マークゼクス「」シュ-

ベイバロン「」シュ-

壁外近く

エレン「…見えないぞアルミン…」

アルミン「…危険だね」

ユミル「いきなり出てきて全滅なんて御免だぞ」

ミカサ「…」

マークジーベン「」ガチャ

アルミン「ミカサ?」

ミカサ「見つける」

マークジーベン「」ウィ-ン

ミカサ「…」

ミカサ「!」

フェストゥムの大群「」ゾロゾロ

ミカサ「前方から…およそ30体」

エレン「何!?」

ライナー「…」

アルミン「全員!迎撃体制!フェストゥムを撃退せよ!」

エレン「やってやる…やってやるぞ!」

クリスタ「どこまで出来るかわからないけど…」

ベルトルト「こいつらを倒して…故郷に帰る!」

ライナー「ああ!」

アルミン「突撃!」

ウオオオオ

フェストゥム「」シュウウ

エレン「お前が…フェストゥムか!」

フェストゥム「あなたはそこにいますか?」

アルミン「答えるな!」

エレン「うおおお!!」

マークエルフ「」バキュン バキュン

フェストウム「」シュン

エレン「なんだと!?」

アルミン「読まれてるぞ!」

コニー「おらあああ!!!」

マークアイン「」ブン

フェストゥム「」シュン

コニー「くそったれ!」

ライナー「出過ぎるなコニー!」

フェストゥム「あなたはそこにいますか?」シュウウ

ライナー「ぐっ!」

ユミル(集中…集中…)

フェストゥム「あなたはそこにいますか?」

ユミル「うらああ!!」

マークドライ「」ドス-

フェストゥム「」グサッ ズシャ-

ユミル「よし!一体!」

ブイ-ン ブイ-ン

クリスタ「きゃあ!」

アルミン「ワームスフィアーか!」

ベルトルト「はっ!」

フェストゥム「」ズシャァ

ベルトルト「ふぅ…」


フェストゥム「あなたはそこにいますか?」

コニー「ぐぅ…」

フェストゥムb「あなたはそこにいますか?」

アルミン「囲まれた!一旦退くんだ!」

コニー「ふざけんな!こいつら全てぶった斬ってやる!」

アルミン「コニー!」

マークアイン「」ドシュ-

フェストゥム「あなたはそこにいますか?」

シュウウウウ

マークジーベン「」ドキュン

フェストゥム「」ズシャァ

マークジーベン「」ドキュン

フェストゥム「」ズシャァ

ミカサ「…」ハァハァ

アルミン「大丈夫?」

ミカサ「何とか。それよりみんなのサポートを」

アルミン「わかった。頼んだよ」

ミカサ「ここから先は通さない…」

ベイバロン「」グルン ザシュ

フェストゥム「」ズシャァ

サシャ「やっと一体です…」

ライナー「サシャ!無事か!?」

サシャ「正直きついです…」

ライナー「…このままでは…危ないな…」

ベルトルト「くっ…」ガクッ

ユミル「ベルトルさん!そっちにいったぞ!」

ベルトルト「えっ!?」

フェストゥム「あなたはそこにいますか?」シュウウ ドシュ

マークフィアー「」ズガッ

ベルトルト「うわぁぁぁ!!」

一旦終わります

クリスタ「いやぁぁ!」

マークゼクス「」バキュン バキュン

アルミン「落ち着くんだ、クリスタ!」

クリスタ「この!このぉ!」

マークゼクス「」ドシュ- ザシュ

フェストゥム「」ズシャァ

アルミン(底力か…)

フェストゥム「」スゥ-

ユミル「てめえ!どこ行きやがる!相手は私だ!」

フェストゥム「」スゥ-

マークエルフ「」ズガ ズガ バシュ-

エレン「くそ!増えやがった!」

ライナー「エレンの所へ向かっているのか!?」

アルミン「全員!エレンの援護へ!」

フェストゥム「あなたはそこにいますか?」シュゥゥゥ ドシュ

マークエルフ「!」サッ

エレン「攻撃の隙がねえ…」

アルミン「後ろだ!」

フェストゥム「あなたはそこにいますか?」シュゥゥゥ ドシュ

エレン「くそぉ!」

マークエルフ「」サッ

ライナー「エレン!今行くぞ!」

フェストゥム「」ザッ

ライナー「くっ…通しやがれ!」

マークヒュンフ「」ガチャッ

フェストゥム「」シュゥゥゥ

エレン「こうなったら…うおおお!!」

マークエルフ「」シャキッ ズガァァ

エレン「消えろぉぉぉ!!」

フェストゥム「あなたは…そこにいますか?」シュウウウ

ドシュゥゥゥゥ

ミカサ「エレン!?」

アルミン「…」

ライナー「マークエルフが…」

クリスタ「無くなってる…」

フェストゥム「」スゥゥ

ミカサ「き…き…」

ミカサ「貴様ぁぁぁ!!!」

マークジーベン「」ズォォォ

アルミン「駄目だ、ミカサ!」

マークジーベン「」ガチャ バキュン バキュン

フェストゥム「」シュン

ミカサ「ぐっ!」

フェストゥム「」スゥゥ…

サシャ「退いていきます…」

ミカサ「逃がすか!」ガチャ

アルミン「ミカサ!」

ミカサ「アルミン!エレンの仇がすぐそこにいる!殺してやる!」

アルミン「…フェストゥムは退いていく。作戦は完了した」

ミカサ「アルミン!!」

アルミン「…全員、撤退してくれ」

ライナー「…くそ…」

マークフュンフ「」グォォ

ユミル「仕方ねえ…か。疲れた…」

マークドライ「」ガシャ ガシャ

クリスタ「こんなの…」

マークゼクス「」ガシャ

サシャ「なんなんですかあれ…もう…」

ベイバロン「」ガクッ

ミカサ「ぐ…う…」

アルミン「…」

マークフィアー内部

アルミン「ベルトルト?」

ベルトルト「」

アルミン「まさか…同化されてしまったのか…」

アルミン「回収しないと…」

基地

アルミン「くぅ…はぁ…」ガクッ

エルヴィン「大丈夫か?体に大きな負担が掛かるんだろう?」

アルミン「…心配はいりません。戦いが終わる日までは持たせます」

エルヴィン「そうか…これを」ガサッ

アルミン「…ありがとうございます。では」スタスタ

エルヴィン「戦いが終わる日、か…」

部屋

アルミン「…」ガチャッ

ミカサ「…」キッ

アルミン「…集まっているようだね」

ライナー「…」

クリスタ「…」

ユミル「…」

サシャ「…」

アルミン(喋る気力も無い…か。仕方ないにしても…次の戦闘に出られるのか)

アルミン「まずは報告だね…死亡が確認されたのはコニーだ」

クリスタ「コニー…」

ユミル「…」ポン

アルミン「生存が確認されていない行方不明者はエレン。
でも、死体が無いというだけで死亡はほぼ確定だろうね」

ミカサ「どうしてそんなにしれっと言えるの!アルミン!」バン

ライナー「ミカサ」ガッ

アルミン「…僕だって悲しいよ。親友なんだから」

ミカサ「黙れ!今のアルミンには親友を語る資格なんてない!」

アルミン「…ここで騒いだってどうにかなる問題じゃないだろ」

ミカサ「貴様!」ガッ

アルミン「!」

ミカサ「うぁぁ!!」バギッ

アルミン「ぐっ!」バタッ

ライナー「何やってんだ!」ググッ

ミカサ「離せ!」

アルミン「く…」

ミカサ「いつから…いつからアルミンはそんなに薄情になったの!」グスッ

アルミン「……」

ミカサ「そのふざけた頭を叩き直してやる!」ポロポロ

アルミン「ぼ…僕だって…」

ミカサ「!」

アルミン「僕だって悲しいんだよ!!泣きたいし喚きたくなる!でも我慢してるんだ!!」ポロポロ

ミカサ「…」

アルミン「今する事は別れを惜しむことか!?違うだろ!?わかってくれよ…」ポロポロ

ライナー「アルミン…」

ミカサ「…ごめんなさい…」

悲しくなってきたので休憩します

ライナー「座るぞ…」グイッ

ミカサ「…」

アルミン「…明日はいつも通り訓練だ…サシャは後で来てくれ」

サシャ「は、はい」

ユミル「なぁ、アルミン。ベルトルさんはどうなったんだよ」

アルミン「…」

ライナー「…アルミン?」

アルミン「ベルトルトは死んではいない。ただ、今は喋れる状態じゃないんだ」

ユミル「衰弱してんのか?」

アルミン「…まあ、そんな所かな…」

クリスタ「無事でよかった…」

ライナー「ああ…」

アルミン「じゃあ、寮に戻ってくれ。もう3時だけど訓練の時間は変わらないよ」

ユミル「ちっ…」



ユミル「眠い…でも腹減ったな」

クリスタ「給水機ならここにあるけど…」

ユミル「私は飯が食べたいんだー」ギシギシ

ライナー「なら、早く寝る事だな。ミカサはもう自分の部屋に戻ったぞ」

ユミル「…寝られねえんだよ」

クリスタ「…」

ライナー「…すまん」

ユミル「はぁ…」ギシ

サシャ「」ガチャッ

ライナー「ん、サシャか」

サシャ「あ、みなさん集まってどうしたんですか?」

ユミル「どうもしねえよ。あんなの見てすぐ寝られるほど強くない」

サシャ「そう、ですよね…」

クリスタ「あれが続くと思うと…」

ユミル「…」

ライナー「!」

ライナー「サシャ!サシャはどうして呼ばれたんだ!」

サシャ「え、えーとですね…」

基地

アルミン「人数不足…」

ダリス「今回の戦闘で3人失った。補充が必要だ」

アルミン「ですが、誰を…」

ダリス「104期訓練兵の中で優秀な成績を残し、憲兵団にいった者…」

アルミン「ジャン、アニ、マルコですか」

ダリス「そうだ。呼び戻せ」

アルミン「ですが…」

ダリス「異論は認めん」

アルミン「…みんなは所詮使い捨ての道具ですか」

ダリス「そうだ。貴様らの命で人類が助かるなら安いものだ」

アルミン「…!」

ユミル「新しいファフナーだ?」

サシャ「はい、マークザインと聞きました。今は組み立て中みたいですよ」

ライナー「ふむ…」

クリスタ「どうしてサシャだけ?」

サシャ「ザインに乗れるのは今の所、私だけみたいなんです」

ユミル「ニヒトにザインも乗れるってか。羨ましい事だな」

サシャ「一応エレンも乗れたらしいんですが…」

ライナー「…」

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