【安価】主人公「The Last of Usの世界を生き抜く」【耐えて生き抜け】 (277)

ゲーム「The Last of Us」の世界を舞台とした安価SSです

安価SSは初めてです。アドバイス等頂けたら幸いです
残酷描写を含みます
未プレイでも参加できるよう補足説明を入れるつもりです。疑問があればどんどんぶつけてください
しかし、ゲームの展開のネタバレを含む可能性がありますので、ご注意ください

物語としてのラストは一応想定していますので、何スレにも及ぶということはないかと思われます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376146555

ゲームを知らない方のために、簡単な説明

・謎の感染菌の突如とした蔓延により、文明が崩壊したアメリカが舞台

・感染者は正気を失い、他の人間に襲い掛かかる。
感染状態には段階があり、最終的には菌を撒き散らすだけの存在となり、自然へと還る

・抗体や免疫を持つ者の存在は確認されていない(免疫を持つ者がいるという噂は存在する)

・霊長類を除いた動植物は感染しない

・政府は存在せず、実権は軍が握っている。軍は現状維持を望んでいる

・運良く感染を免れた地域は隔離され、軍によって厳しく統治されている

・その他の地域や施設は基本的にならず者や感染者が蔓延る無法地帯となっている

・軍に抵抗し、感染の治療法を模索する「ファイアフライ」という組織が存在する

以降も必要な時に説明が入ります

このSSでは、主人公を動かし、自由に行動させます
どのように行動し、生きるかは安価次第です
ゲームで登場したキャラと接触することも、ジョエルたちが訪れた場所へ行くこともできます

時間軸としてはゲームのエンディング後とします

まずは、主人公の設定から決めましょう

見てる人いますかね?

まずは主人公の性別

安価↓+1で

次は人種

安価↓+2で

【性別】男
【人種】日本人とアメリカ人のハーフ

次は年齢です

21歳以上なら文明崩壊前に生まれています
30歳以上なら文明崩壊前の世界についてハッキリと覚えています

安価↓+2

【性別】男
【人種】日本人とアメリカ人のハーフ
【年齢】20 文明崩壊直後に誕生

次は所属です

かなり重要で、これによって行動指針が大きく変わっていきます

1 一般市民
 隔離地域で生活している人々。軍からの少ない配給で生活している
 感染が発覚すれば、兵士によって即射殺される

2 密売人
 普段は市民と同じく隔離地域で生活をするが、仕事のためによく軍の目を盗んで抜け出す
 物資・食料・武器・麻薬・人と何でも運ぶ。人脈が広い
 ゲームの主人公ジョエルもこの仕事

3 兵士
 軍に属し、市民を管理・統率する。武装しており、感染者や反逆者への発砲が許可されている
 物資の配給は豊富で困ることはないが、任務があるため行動の自由度は低い

4 ファイアフライ
 反乱軍。各地に仲間がおり、軍と戦いつつ感染症の治療法を模索している
 自由度は高いが、軍に見つかると即射殺される

5 ハンター(ならず者)
 徒党を組み、拠点を構えて通りかかる兵士や密売人などを襲って物資を集めている
 行動に制限はない。しかし物資は豊富とは言えず、時には襲った人々の肉を食べることも……

安価↓+7 までで一番多いものを


 

そういや兵士って序盤しか出てきませんでしたね

【性別】男
【人種】日本人とアメリカ人のハーフ
【年齢】20 文明崩壊直後に誕生
【所属】兵士

ある程度は決まりました
主義主張などの細かい性格や設定は進めていくうちに決まっていくでしょう

ここで最後に決めるのは名前です

安価↓+2 が名前、+4が苗字で

ちゃんとそれっぽい名前にしてくださいよ?

女の子っぽい名前ですねえ

【名前】沙鳥・グラハム
【性別】男
【人種】日本人とアメリカ人のハーフ
【年齢】20 文明崩壊直後に誕生
【所属】兵士

これで基本設定は決定です。いよいよ物語の始まりとなります
夕方ごろから開始となります。では

やべっ連投気付きませんでした。まあここではありにしますが、以降は禁止です

じゃあ始めていきます

≪装甲車の中≫

沙鳥「……」

ガタガタと揺れる車内には、自分の他にも何人かの兵士が座っている
どれも見知らぬ顔だ。年はバラバラ、おそらく自分が最年少だろう

この装甲車は、首都(といってもほとんど機能していないが)ワシントンから出発し、地方の隔離都市へと向けて走っている

厳しい訓練を終え、遂に任務に就くこととなった俺
名前は沙鳥・グラハム。軍に所属する兵士だ

その隔離都市が俺の初の仕事場所となるわけだ

???「おい」

沙鳥「…?」

???「お前だよお前」

前に座っている男が話しかけてきた。見たところ歳は俺の2つか3つ上ほどだろうか
どうする?

1 「あんた誰です?」
2 「何でしょうか?」
3 無視する

安価↓+1

沙鳥「何でしょうか?」

???「いやあ、歳が近そうだったからさ」

沙鳥「はあ」

???「まあ、お互い新兵で同僚なんだ、仲良くしようぜ」

???「俺は???ってんだ」

男の名前は?
安価↓+2

男の見た目は? (服は軍服です)
安価↓+4

功信の読みがわからん……日本人でいいんですよね?


藤木「俺は藤木功信ってんだ」

沙鳥「俺は沙鳥・グラハム。日本人とのハーフです」

藤木「へえ。俺も日本人なんだぜ。珍しいだろ? 親の都合でこっちで生活してたところに、あんな事になっちまってさ」

沙鳥「あんな事……って言われても俺はまだ生まれてなかったんですけどね」

藤木「そうなのか」

藤木と名乗ったその男は、顔に似合わぬボサボサの白髪頭に、眠そうな目をしている
本人が言うには、これで25歳だという。まあ、無理もないが……

その後、藤木や他の兵士たちと簡単に自己紹介を済ませた
皆いい人そうで、少しホッとする

俺は最年少だから、他の人は文明崩壊前の世界を知っているということだ
俺は生まれたときから荒れた世界を見ているので、美しかった世界というものが未だに信じられない
いったい、どれほどのものなのだろう……

その時だ、俺は微かな異変を察知した
幼いころから怯え、逃げ、隠れて生活してきたために、こういうのには敏感だ

コンマ2桁

奇数 装甲車が強く揺れ、横転
偶数 何だ気のせいか

安価↓+1

……

無いも起こらないな
思い過ごしだったのだろうか。それならいいんだが……



結局何も起こることはなく、俺たちは無事に隔離都市へ着くことができた
陽は落ちかけており、空は赤く染まっていた

ここがこれから俺たちが管理することになる街だ



街の状況は?

コンマ下2桁

01~20 治安は良好、街は活気づいている

21~50 治安は比較的良いが、街は静かである

51~80 治安はあまり良くない 浮浪者やごろつきがちらほらと見られる

81~99 治安は悪い ゴミが散らかり、喧嘩の後だろうか、血痕も見られる

00 治安最悪、あちこちで怒号が飛び交い、自分たちに敵意むき出しの視線が向けられている

安価↓+1

街は静かではあるが、住民の姿も見られ、比較的治安は良いようだ。安心した

自分たちが寝泊まりする建物は、街に元々あった警察署のようだ
そこで前任の兵士たちと引き継ぎの手続きを行い、前任者たちは俺たちが乗ってきた装甲車に乗って街から出て行った

警察署の中は綺麗に整っていた
普通、建物は隔離都市内だろうと区域外であろうと埃にまみれ、一部が崩れているものなのだが、中は驚くほど綺麗であった

街の様子といい、前任の兵士たちの仕事ぶりが窺える
これなら毎日の仕事にも精が出そうだ

仕事は明日からだ、頑張っていこう

翌朝

早速仕事が始まった
街での兵士の仕事はたくさんある

まずは「配給カード」の配布とカードと物資の交換だ

「配給カード」は軍から定期的に1人1枚ずつ配られ、カードと引き換えに食料や衣服などの生活用品が受け取れる
住民の間ではこのカードが通貨となっており、市場での買い物や、情報の取引などにも使われている
本当は違法なのだが、軍に不利益があるわけでもないので、基本黙認状態にある。ただしカードの偽造は厳しく取り締まられている

次に「定期健診」

菌に感染していないかを専用の装置で調べる。感染が発覚すれば即射殺する必要があり、少し気が重い
逃亡者も射殺しなければならないため、普通は住民から兵士は恐れられ、非難されるものだが、この街では感染者は出ていないようだ

次に「門番」

街は壁に囲まれており、出入りするためには身分証明書を提示する必要がある
他にもハンターや感染者が接近することもあるので、防衛にあたるのも仕事だ

そして「夜間の見回り」
夜間に住民の外出は禁止である
そのため、街を巡回しておく必要がある。密売人などが街を抜け出すのは夜が多いからだ

今日俺が当たっているのは門番だ
ちなみに藤木も一緒である

今日は出入りが少ない
物資搬入用の軍用トラックと数人が門を通っただけだ

藤木「……暇だねえ」

沙鳥「……そうですね」

何時間も突っ立っているのはさすがに訓練を受けたとはいえ、気が滅入る

そんな時だった

コンマ下2桁

01~40 感染者の襲撃
41~80 ファイアフライの襲撃
81~00 何も起こらなかった

安価↓+1

……

結局何も起こらなかった
まあ、平和が一番なのだろう

夜になって、交代の兵士が来た
今日の仕事は終わり、そのまま警察署に帰るだけだ

『市民の皆さん。夜間外出は禁止です。発見次第、逮捕、起訴されますのでご注意ください』

『繰り返します……』

街宣車が街を走りながら、録音音声を流し呼びかける
そんなことは密売人も分かり切っているし、だからこそ我々の目を盗んで街を抜け出しているんだろう
いまいちこの呼びかけに意味を見い出せない。脅しとしての意味はあるのだろうか

まあ、そんなこんなで俺の初仕事は終わった


数日が立った
今のところ、何も目立った事件は起こっていない

一通りの仕事を経験し、仕事にも慣れてきた

藤木「しっかしよー、こうも平和だと張り合いねーよなあ」

沙鳥「いいじゃないっすか、平和で」

藤木「俺はもっとこう、さあ、華麗なる銃の腕前で敵をなぎ倒していく……みたなのを想像してたのによー」

お前何のために兵士になったんだ?
というか華麗なる銃の腕前って……

今日の仕事は定期健診である

定期健診は普通、見せしめもかねて人の目のある広場で行われる
「お前たちもこうなりたくなかったら、街を抜け出したりせず、平穏に暮らせ」という意味もこめて
ある町では、無理やり跪かせて乱暴に検査することもあるそうだ

だがこの街で感染者が出たことはない、らしい。検査も比較的優しく行っている
だから住民も比較的素直に従ってくれている

今日健診を受けるのは、5名

年老いた老夫婦、その孫と思われる男の子、若い男2人だ

藤木「すいませんねー、それじゃ検査始めますよ」

老爺「お願いします」

子供「お願いしまーす」

そうして検査が始まった

検査方法は至ってシンプル、藤木が手に持つ小型の機械を首筋に当て、スキャンするだけ
俺は藤木が検査する後ろで見張る役目だ
5人ならば、3分とかからずに終わるだろう

何も起こらなければ、だが……

コンマ下2桁

01~60 感染者は無し
61~80 1人感染していた
81~99 2人感染していた
00 全員感染していた……

安価↓+2で 

心配は杞憂に過ぎなかった
感染者はいなかった

5人は検査が終わると、ホッとしたような表情を浮かべ、それぞれ散らばっていった
老夫婦と手をつなぎ、歩いていく子供の背中を見送りながら、俺は安堵する

軍に入り、銃の訓練も受けたが、俺は感染者でない人間を撃ったことがなかった
だから、もしあの老夫婦や子供が感染していたら、躊躇なく撃てたのだろうか



藤木「今日は夜のパトロールまで仕事はなしか」

藤木「なあ沙鳥よ、どうする?」



自由行動
今この街で出来る範囲で、自由に指定してください
別に藤木たちと一緒に行動する必要はありません。
ちなみに、沙鳥と藤木以外に2人、暇な兵士がいます


安価↓+2

自由行動は特訓ですね

一旦ここで中断します。再開は10時ごろになるかと思います

しかし本当に平和だ。何も起こらないですねえ

再開します

兵士たる者、精進を怠ってはならない
仕事の後は、特訓をすることにした。藤木は遊びたかったらしく、文句を言ってきたが強制的に参加させた

警察署内部には電気が通っており、通信設備も使用可能になっている
街の施設も電気が使えるところはそれなりにあるようだ
門を出て北へ数キロのところに水力発電所があり、そばにある大きな川を利用して電気が作られている
月に1度は整備をする必要があるらしいが
そんなわけで電気を使ったトレーニング機器も問題なく使用可能だ

いい汗をかいた
シャワーを浴び、食事をとって夜のパトロールの準備をしよう

藤木「くっそ、これからパトロールだってのに、お前らよくあんなに動けるな」

沙鳥「藤木さんが体力なさすぎるんじゃないですか?」

藤木「畜生、これじゃ休む暇もなくなって髪が余計白くなるじゃねーか」

沙鳥「もう十分真っ白だと思いますが」

藤木「うるせーぞ!」

そんな他愛のない話をしていた瞬間―――――

コンマ下2桁

01~40 サイレンが鳴り響く。街で何かあったみたいだ
41~80 突如として停電発生。あたりは真っ暗に
81~00 何も起こらない。パトロールに行こう

ブツッ

警察署から光が消えた

突然の出来事に驚いたが、すぐに落ち着きを取り戻し、冷静に状況を判断する
停電だ

暗闇に目が慣れるのを待ってから、装備の中にある軍用ライトを取り出し、明かりを確保する


そのあとすぐに俺たちは警察署のロビーに集められた
上官から話があるそうだ

ロビーでは小さいランプの明かりの下に、兵士が集まっている

上官「では、この件の対策について、話すことがある」

上官の話が始まった
みんな黙って上官の話に耳を傾けている

上官の話を纏めると、こうだ

どうやら問題は発電所の方にあるらしく、発電所の復旧作業に向かわなければならない
ただそうなると街の警備が手薄になってしまう
もしかするとこの停電は人為的なもので、ハンターやファイアフライが混乱に乗じてせめてくる可能性も否定できない、そうだ

そのため、復旧作業に向かうのは必要最低限の人数となるだろう、ということだった


これから上官が復旧作業へ向かうメンバーを発表し、すぐ出発するそうだ

さて、俺は発電所へ向かうメンバーに

1 選ばれた
2 選ばれなかった

安価↓+2

・・・・・選ばれた

メンバーは合計で5人、残りは街の警備にあたることになる
ちなみに藤木は選ばれなかった

俺たちは準備を済ませると、直ぐにトラックへと乗り込む
発電所まではこのトラックで進むこととなる

何事もなくことを済ませられればいいのだが、懸念事項が存在する

まず、当然ながらメンバーが少ないということ
そして、トラックは装甲車に比べて耐久性が低い
5人だけでは、感染者やハンター、ファイアフライの得意とする集団戦法への対処が難しい
しかも1人は運転手だから、実質手が空いているのは4人だけとなる
装甲車ならば無視して突っ切ることが出来るが、トラックだとそうもいかないだろう

まあ、考えても仕方がない
何もないことを祈ろう




だが、無情にも俺の予想は、当たってしまった

突然の出来事だった
トラックは突然横転し、当然俺たちは地面に叩きつけられる

全身に痛みが走り、上手く状況の把握ができない
何とか体を起こすものの、頭を打ったせいか足元がおぼつかない

他の仲間も同様らしく、皆起き上がるのに手間取っている

だが幸いにも、皆一応は無事のようだ

ようやく周囲の状況を把握できた時、すでに自分たちがピンチであることにようやく気付く

囲まれていたのだ……それも大勢に

何に囲まれていた?

1 ハンター
2 ファイアフライ
3 感染者

安価↓+2

ハンター1「ククク……」

ハンター2「兵隊さんよォ……こんな時間にどこ行く気だァ?」

ハンターだ……
モラルや人としての誇りを捨て、他者を襲い生きる野蛮なケダモノ……俺はそう認識している
実際、人を解体しその肉を喰らうようなグループも存在する

それはともかくとして、この状況は不味い

ハンター達は各々が銃火器を構え、こちらを威嚇している
装備をすべて渡そうが、こいつらは確実にそれだけでは済まさないだろう

どうするか……

見たところ敵の数は15……ショットガン5人にハンドガン5人……鉄パイプが5人

俺の所持品を確認しよう

・武器
 アサルトライフル1丁 弾薬多数
 ハンドガン 弾薬20
 コンバットナイフ1本
 グレネード 2個

・道具
 煙幕2個
 治療キット2個
 

トラックはもう使えない
発電所までは1キロほどだ

……逃げ切れるか?

1 戦う
2 走って逃げる
3 煙幕を使って逃げる

安価↓+1

沙鳥「俺が煙幕を使います……その隙に逃げましょう」

兵士1「そうだな……これだけの数を相手にするのは無謀だ」

兵士2「私が合図を出す……十分に引きつけてからやるぞ」

沙鳥「はい」

ハンター3「ひひひ……コソコソ何喋ってんだぁ?」ザッ

ハンター4「もうあきらめちまいな」ジリジリ

沙鳥「……」

兵士2「今だ!!」



どうなる?
コンマ下2桁

01~40 無事に逃走成功
41~80 逃走には成功するも、負傷。治療キッドを1つ消費
81~00 逃走失敗、戦闘へ

安価↓+1

ハンター1「逃がすと思ってんのかァ!」バッ

しまった! 回り込まれた!!

とっさにハンドガンを取り出し、目の前のハンターの頭を撃ち抜く
だが、その発砲音が同時に戦いのゴングとなってしまった

ハンター2「野郎ども! ぶっ殺せぇぇぇぇぇ!!」

ハンター共「ウオオオオオオオオオオオオ」

雄叫びとともに、ハンターが一斉に襲い掛かってくる
仲間たちも銃を構え、戦闘態勢へと入る

だが、数の上では圧倒的不利
厳しい訓練を積んできた俺たちと、実戦慣れしているハンター、果たしてどちらがつよいのだろうか

どうなる?コンマ下2桁

奇数 無事に鎮圧
偶数 犠牲が出るも、なんとか鎮圧
ゾロ目 自分以外は全滅、自分も拘束され、連れ去られる

安価↓+2

兵士1「うおおおおお」

兵士2「負けるかあッ」

兵士3「はああああああああッ」

兵士4「クズどもめッ」

ハンター「くそっ、こいつら……ッ」

意外にも、優勢なのは俺たちであった

奴らは上手くコンビネーションが取れていない
実戦を積んでいると踏んでいたが、こいつらどうやら徒党を組んで日が浅いらしい

パイプを持って突撃してくるものの、動きは単調で見切りやすい
おまけに密集しているおかげでショットガンの妨げになっており、なかなか発砲できないでいるようだ

だが、だからといって数の差は大きい

沙鳥「クソッ」バンッ

ハンター1「オラオラどうしたァ!」ブンッ

ハンター2「吹っ飛びやがれ!」バァンッ

兵士1「怯むな!」バンッ

兵士2「行けるぞ!」バババッ

こちらの損害は最小限に抑えることは出来なかった
犠牲が出てしまった……!

犠牲は何人?

コンマ下1桁÷2 小数点以下切り捨て
ただし1の場合の犠牲は1人となる

安価↓+2



兵士1「クソッ……」

沙鳥「……」

3人だ。3人の犠牲が出てしまった
残るは俺たち2人だけ……

沙鳥「……どうします」

兵士1「……行くしかあるまい。彼らの死を無駄にするわけにはいかない」

沙鳥「わかりました……」

兵士1「彼らはここに置いていく。戻ってきたら連れて帰って、埋葬してやろう」

沙鳥「……はい」

兵士たちの体を脇道へ運び、ハンター達から弾薬や物資を調達し、俺たちは先へ進むことに決めた

そこから先、ハンターに遭遇することはなく発電所前までたどり着くことができた

川を渡り、発電所の門を開けたところで、俺たちは異変に気付く

兵士1「……聞こえたか?」

沙鳥「銃声……? それにあの音……いや、あの声は」

発電所の内部から聞こえてきたのは、銃声と怒号、そして、奇声
重要なのは銃声や怒号ではなく、奇声
聞き覚えのあるその声は、まさしく感染者のものだ

沙鳥「まさか……」

兵士1「そのまさかだろうな」

恐らく、発電所で待機していたハンター達のもとに、感染者が現れ、交戦状態になったのだろう

沙鳥「どうします……?」

兵士「様子を見よう……共倒れしてくれるかもしれん」

数十分後

しばらく聞き耳を立てていると、銃声と怒号と奇声が響いていた発電所に、変化が訪れた
どうやら、決着がついたようだ

勝敗は?

コンマ下2桁

奇数 感染者の勝利
偶数 ハンターの勝利
ゾロ目 共倒れ

安価↓+3

奇数ということで、感染者の勝利ですね

今日はここまでにします。お付き合いいただきありがとうございました
明日は夕方ごろから開始したいと思いますので、宜しければまたご参加ください

では

こんにちは

始めたいと思います

銃声が止んだ

それはつまり、ハンターが全滅、あるいはそれに近い状態になったということだろう
奇声は相変わらず聞こえてくる。この声は「インフェクテッド」の初期段階である「ランナー」のものだろう

「インフェクテッド」
感染者の総称。感染の進行具合によってさまざまな形態が見られる

「ランナー」
感染者の初期段階。感染から1日ほどで発症する
見た目は人間と変わらず、身体能力や感知能力も人間と変わらない
人間を見つけるか、大きな音を聞くと一斉に暴れだす
周囲を徘徊するタイプと、その場に留まり続けるタイプがある

発電所の入り口までは近づくことが出来たが、復旧作業にはどうしても大きな音が伴う
当然ランナーがいる中で作業を行うのは不可能だ

つまり、全滅させる必要がある

気付かれないように背後から接近して暗殺していくのが安全だが……

建物は2階建てとなっており、ランナーたちはバラバラに散らばって「食事中」だ
数はおよそ10……

どうする?

1 全員の暗殺を試みる
2 正面から突撃、銃で蹴散らす
3 一か所に誘導してグレネードでまとめて吹っ飛ばす 

上から順に成功率が高いが、失敗したときのリスクが大きいです
安価↓+2

決めた

沙鳥「……こうしましょう」

作戦はこうだ。奴らは大きな音が鳴るとそこに集まる習性がある
それを利用して、一か所に集めてグレネードを投げ込む

上手く誘導できる可能性はあまり高くはないが、リスクが小さいうえに、成功すれば一網打尽だ

もうひとりの兵士と相談して作戦を決め、いざ決行だ

コンマ下2桁

01~40 成功 全滅させる
41~70 失敗 3体仕留め損ねる
71~00 失敗 6体仕留め損ねる

安価↓+1

落ちていた空き瓶や瓦礫を投げ、慎重に1か所に誘導する

順調だ。あと少しで……

兵士1「しまった! 見つかった!」

ランナー「カァァァァァッ」

クソ、まだ全員の誘導が終わっていない!!
あと少しのところで……!

こちらの姿を捉えたランナーが、腕を振り回しこちらに接近せんとする

今グレネードを投げざるを得ない!

ぼん、と小さな爆発が起こり、細かい破片が投げ込まれたグレネードの周囲にいたランナーに突き刺さり、まとめて吹っ飛ばす
グレネードは爆発自体は小規模なものの、爆風で飛び散る破片によって広い範囲への攻撃を可能とする

喰らったランナーどもは当たりに肉片を飛び散らせ、やがて動かなくなる

さて、残りは取りこぼしたランナーの対処だ
幸い、あと少しで誘導が完了するところだったので、まとまってこちらへ向かってきている

落ち着いて対処すれば問題はない

コンマ下2桁

01~60 無事に全滅させる
61~00 もう1人の兵士が掴み掛られる
ゾロ目 自分が掴み掛られる

安価↓+1 

良し、なんとか無事に殲滅できた
仕留め損ねたときは少しだけ肝を冷やしたが、3体くらいなら慌てず対処すればいいだけの話だ

さて、さっそく作業に取り掛かろう

2人だけでは時間がかかるが、仕方ない

コンマ下2桁

奇数 復旧に成功
偶数 復旧に失敗

安価↓+2

けたたましい音をあげて、タービンが動き出す
どうやら復旧に成功したようだ
直に街にも電気が戻るだろう

この発電所に長居する必要はない
ハンターや感染者が寄ってくる前に、街に戻ろう

時計はないが、あたりはもう真っ暗だ。おそらく深夜2時ごろだろうか?
慎重に、周囲を警戒しながら戻る必要があるな

途中で亡くなった兵士たちを回収し、街へ戻る
移動手段が無くなったため、行きよりも大分時間がかかってしまった

街の入り口で検査を受け、街へ入る

どうやら、街に異変はなかったようだ
ということは、あのハンター達は偶然俺たちを襲ったのだろうか?

翌日

亡くなった兵士たちは街の南にある墓地へと埋葬された
安らかに眠ることを祈ろう

ちなみに今日は休みだ
昨日あんなことがあったんで、疲れているからだとさ

これといってやらなければならないことはないな、どうしようか?

自由行動
安価↓+2

暇な兵士は昨日行動を共にした兵士1だけです

……街を散歩でもしてみるか

相変わらず静かではあるが治安は良い、住民も好意的だ
やはりこの街はこの世界においては異質なものだと感じる

住民と話をしてみて、意外と得られる情報もあったりする

依然は別の地区に住んでいたという男性と話をしてみたが、どうやらその町はなかなかに治安が悪かったそうだ
兵士は横暴で、住民もそれに反発するために常に緊張状態にあったそうだ

街では様々な噂が広まっていることがある
中には突拍子もないような噂を聞くこともある

その中で特に俺の興味を引く噂があった
ファイアフライのリーダーが死んだという噂だ

ファイアフライのリーダーは「マーリーン」という女性だ
ファイアフライを立ち上げたのも彼女だという
指名手配中であり、街のいたるところでWANTEDの文字と共に彼女の顔を見ることが出来る

その彼女が死んだ……いや、殺されたという

確かにここ最近ファイアフライの活動は減少してきている
自首するメンバーもいたという
リーダーが死んで組織がバラバラに分裂した為といえば辻褄が合う

そう考えれば、免疫を持つ人間がいるだとか悪魔のような狂人が各地を旅しているだとかに比べれば遥かに現実的な噂だろう

短いですが、今日はここまでということで
明日も同じ時間帯で、今日よりは長くいけそうです

では、ありがとうございました

始めます

ところで最近遅ればせながらマルチ始めたんですけど、ヘタクソすぎてチームの足を引っ張ってばかりです
冗談抜きでキルレート0.1もないんじゃないかってレベルで

なのでできればアドバイス貰えたら嬉しいかなーなんて思います

警察署に戻り、食事をとって明日の準備をする
その時にマーリーンの噂についてみんなに聞いてみたが、どうやら皆噂を耳にしたらしい
だが、意外と信じている者は少なく、マーリーンは死んでおらず、今も反撃の機会を窺っているのだろうという意見が多数だ

さて、1日が終わる
明日からまた仕事だ

明日は何の仕事?

1 定期健診と夜の巡回
2 門番
3 配給係

安価↓+2

翌日

今日は配給係だ
配給カードを配るのと、カードと引き換えに物資を配る

常に周囲を警戒する必要のある門番や、感染者を射殺しなければならない健診に比べればずっと気が楽だ
幸いにもこの地区は物資が不足することもなく、住民から不満の声を聞くこともない

配給カードは定期的に1人1枚ずつ配られるものだが、住民間ではカードのやり取りが行われる
つまり配給が受けられない者も、逆に一度に2枚以上のカードを出してくる者もいる

配給は人1人に対してではなく、カード1枚に対してだ

女性「あの……」

そしてそのルールに、例外はない

女性「この子が……病気で」

1人の女性がやってきた
そしてその手の中には、小さな子供がいる
子供は衰弱しているように見える
どうやら病気にかかったそうだが、配給カードで薬を買ったために、カードは持っていないという

女性「このまま何も食べられなかったら、この子は……」

なるほどそれは確かに大変だ

だが、物資の量は決まっている
カードを持っていないこの親子に物資を与えれば、当然物資をもらえない者も出てくる

それだけえはない
あまり言いたくはないが、こういう可能性もある
それは、実は子供は衰弱などしておらず、演技であるという可能性
つまり、この親子は我々を騙して物資を受け取ろうと画策しているかもしれない、ということだ

この世界では珍しいことではない
少しの食料のために争いが起こり、街が滅ぶこともある
それほどまでに、物資は貴重なものなのだ

見たところでは、子供は苦しそうにしている
本当に衰弱しているのでなければ、よっぽどの演技派だな

俺はまだこの街に来て日が浅いので、この親子についてもよく知らない

判断を誤ってはいけないな……

1 物資を与える
2 物資は与えない

さらにコンマ下2桁が
奇数 子供は本当に弱っている
偶数 子供は元気である

安価↓+2

物資は与えない

それが俺の判断だ
女性は渋々引き下がり、帰っていった
女性の後ろに並んでいた人に話を聞くと、どうやらあの親子は常習犯らしい

次やれば逮捕されるところまでいったらしいが、どうやら新人の俺ならカモれると思ったのだろう
今頃あの親子は俺の悪口を言っているに違いない

しかし、平和な街でもああいう人間がいるという事実は、少しだけ俺の気を暗くさせる

今日の仕事は終了だ

警察署に戻ると、上官から伝達があった
どうやら一昨日の一件を本部へ報告したところ、新たに3名の兵士が補充されるという
明日の朝には到着するそうだ

この街は平和なため、比較的人員が少ない
そのため少しでも兵が欠けると俺たちの負担が大きくなるので、ありがたい

変な人が来なければいいのだが

とにかく、今日は寝てしまおう

翌朝

今日は新たに配属される3人が到着するので、彼らを迎え入れてから仕事が入る
のだが、時間になっても現れない

俺たちがこの街へ来た時と同様に、彼らも装甲車で来るそうだ
だが、隔離区域外は無法地帯
一応安全なルートを開拓してはいるのだが、いつまでも安全だとは限らない

もしかしたら、何者かに襲われた可能性も否定はできない

俺たちは、もう少し待つことにした


それから1時間待った

到着予定時刻より2時間も遅れている
これは、本当に襲われたのだろうか?

しばらくして、上官から、命令が下された
前回同様、少数で確認へ向かい、異常事態であれば救援するそうだ

俺はメンバーに……

コンマ下2桁
奇数 選ばれた
偶数 選ばれなかった

安価↓+2

選ばれた

何故上官は俺を選ぶのだろうか?
前回の実績があるからか?

まあともかく命令には従わなければならない

前回と同じくメンバーは5名だ
ちなみに藤木は今回も選ばれなかった
ドンパチやりたいと言っていた藤木はさぞ不満だろうな
まあまだ襲われたとは確定していないが

前回と同じくトラックに乗り込み、ルートを辿っていく
無事だといいが……

トラックがルートを辿って暫く走っていると、数キロ進んだところで遠方に煙を確認
やはり異常事態が起こっていたのか

煙が昇っていると思われる場所の手前でトラックから降り、慎重に前へと進む

岩陰に隠れて様子を窺うと、どうやら装甲車が横転してしまったようだ
一体どうしてそうなったのか……

考えていると、銃声が耳へと入ってくる
戦闘が起こっているのだ

また前回と同じパターンかと若干うんざりしつつ、相手の様子を窺う

相手は……

1 感染者
2 ハンター
3 ファイアフライ

安価↓+3

ファイアフライだ

装甲車のそばで、倒れたトラックが炎上している
無謀にもトラックで装甲車に突撃したということか

だが銃声が聞こえるということは、どちらも生きているということか

さて、持ち物を確認しよう

・武器
アサルトライフル 25発
ハンドガン 10発
コンバットナイフ
グレネード 1個

・道具
煙幕 1個
治療キット 2個

両陣営共に俺たちに気付いてないだろう
これはメリットでもありデメリットでもある

敵に気を取られていて、暗殺しやすいというメリット
味方の兵士に俺たちまで敵と間違われるというデメリット
こそこそしていては、両方に敵と認識されてもおかしくない

場所自体は開けているが、ごつごつとした岩で隠れる場は十分にある
さて……

1 隠れて敵の後ろに回り、暗殺  
2 味方と合流して事情を説明、協力して戦う

安価↓+1

仲間と相談した結果、背後に回って暗殺することにした

どうやら仲間の3人とやらは優秀らしく、もうファイアフライのメンバーは残り少ない
1人が1人を始末すれば、それで終わりだ

息を潜め、慎重に回り込む
敵の背中が見えた。頼むから気付かないでくれよ……?

コンマ下2桁
奇数 気付かれる
偶数 暗殺に成功

安価↓+1

周囲から、悲鳴があがる
どうやら、他の仲間は成功したようだ

あとは俺だけだが……

ファイアフライ「! 誰だ貴様!」

しまった、気付かれた!

どうする!?

距離は短い、5mほど
相手の武器は猟銃だ!

1 そのまま飛び込んでナイフで刺す
2 ハンドガンを取り出してその場で撃つ

安価↓+1

接近戦では銃よりナイフの方が速い!

そのままナイフで突撃だ!

敵の喉元を狙い、右腕を一気に突き出す

……命中だ

これで、敵は全滅
あとは仲間に事情を伝え、トラックに乗せて帰るだけだ
仲間はどうやら3人とも無事らしい

若干中途半端ですがとりあえず今日はここまで

ちょっと一気に3人の設定を決めるために安価します

それぞれの性別 >>169 >>170 >>171
それぞれの名前 >>173 >>174 >>175

それぞれの見た目と性格も決めたいのですが、さすがに多いので残りは明日にします

この後もマルチ潜るつもりなので、もし当たったら(分からないだろうけど)お手柔らかにお願いします
では

 


 
   

じゃあ女


エクレア

アナスタシア

アーノルド

エクレアが20歳で金髪ポニテグラマーで即断即決なツンデレ
アナスタシアが18歳でお人形のように可憐で冷静沈着な皮肉屋
アーノルドが48歳でおかまさんで温和にして諂わず広い視点を持って仲間思い

こんな感じか

ナイフキルが決まると最高に気持ちいいですねえ
まだ数回しか成功してませんが

ということで、遅くなってすいません
始めていきたいと思います

とりあえず、新キャラまとめ
結構ずれちゃってるんで、>>194のようにします

【名前】エクレア
【性別】女
【年齢】20
【容姿】 金髪ポニテグラマー
【性格】 即断即決のツンデレ

【名前】アナスタシア
【性別】女
【年齢】18
【容姿】お人形のように可憐
【性格】冷静沈着な皮肉屋

【名前】アーノルド
【性別】男
【年齢】48
【容姿】おかま
【性格】温和にして諂わず広い視点を持って仲間思い



「なかなかの腕前ね」

3人のうちの1人、金髪でスタイルのいい女がまず話しかけてくる

「でもまだまだ甘いわね。全然なってないわ」

「私はエクレア、あんた達も私を見習って精進しなさい」

何で上から目線なんだ、こいつ?
まあでも、まだまだ甘いというのは事実だ。一応胸に刻んでおこう

ふと右に目をやると、別の兵士が3人のうちの1人に絡まれている

何と言ったらいいのだろう、こう……表現しようがない
オカマというやつか
聞いたことはあったが、本当に実在したとは思わなかった

「私アーノルドっていうの。よろしくねぇ」

兵士「え、ええ……」

アーノルド「それにしても素晴らしかったわよ、さっきの一撃!」

アーノルド「結構苦戦していたから、助かったわぁ」

苦戦? よく言うよ
俺たちが到着したとき、残っていたファイアフライは5人だけだった
だが、周りに倒れていたファイアフライのメンバーは、20人ほどもいた
奇襲をかけられたにもかかわらず、この結果だ

この人たちは、強い

沙鳥「いやー、君たちすごいね。何倍もの数の敵を相手にするなんて」

もう1人の年下であろう女の子に話しかける
ハッキリ言って、めちゃくちゃかわいい
ありきたりな表現ではあるが、「お人形のよう」とはまさにこのことだ
だが、返ってきた言葉は意外なものだった

「あなたたちがもっと早く来ていればもっと楽だったんですけれどね」

沙鳥「へっ?」

思わず情けない言葉が出てしまった

「私たちが2時間も遅れているようやく動き出すようでは遅すぎると言ってるんです」

この子、見た目に似合わず辛辣だな……!
っていうかもっともな意見だが下っ端の俺に言ってどうするんだって話だよ

≪隔離都市≫

その後、無事に街へ戻ってくることが出来た
ちなみに彼女らが乗ってきた装甲車は本部の部隊が回収するそうだ

彼女らと話して分かったことは、皆個性が強いということだ。奇抜な性格をしているとも言う

エクレアは何故かみんなに対して冷たいというか、刺々しい態度だ
他の2人に対しては別みたいだけど
そんなに俺たちが気に食わないのだろうか?

もう一人の女の子(アナスタシアというそうだ)は、エクレアほど刺々しくはないく、口数も少なく落ち着いている
だが時々皮肉めいた言葉を投げかけてくる
毒舌というわけではないんだが……

アーノルドさんは話してみると、案外いい人だった
この中でも特に強烈な個性を持ってはいるが……

個性が強いほど、この世界では生きる術に長けているのだろうか?

翌日

昨日の一件があったので、今日もまた休みを言い渡された
……こんなにホイホイ休みをくれていいんだろうか
これが普通なのか?

さて、何をしようか

自由行動

安価↓+3

トレーニングルームに行くと、アーノルドさんがいた
せっかくなのでアーノルドさんと話をしよう。主にあの2人について

アーノルド「あら、沙鳥くんじゃない。今日は休みなんでしょ?」

沙鳥「ええ、まあ。アーノルドさんにちょっと相談したいことが……」

アーノルド「あら、私に? いいわ、何でも言ってちょうだい?」

沙鳥「いや、大したことじゃあないんですけど……俺、あの2人……エクレアとアナスタシアに嫌われてるような気がするんですけど」

沙鳥「俺、何かしましたかね?」

まあ、嫌われてるのは他のみんなも同じなんだけど

アーノルド「あら。沙鳥くん、もしかしてあの2人のこと狙ってるの?」

沙鳥「いや、狙ってるとかじゃないですけど、嫌われた状態で仕事するのっていやじゃないですか」

アーノルド「へぇ……」

アーノルド「そうねえ、2人とも、嫌ってるというわけじゃないわよ。そういう性格なの」

アーノルド「2人とも素直になりきれないってだけ」

アーノルド「あれでも、本人たちもちょっとは気にしてるみたいよ」

アーノルド「まあでも、今の状況に困っているなら、手っ取り早い方法はあるわ。認めさせればいいの。文句の付けようも無いくらいにね」

アーノルド「あなたの仕事っぷりを見せて認めさせれば、2人の態度も柔らかくなるはずよ」

認めさせる……か
あの2人がそう簡単に認めてくれるだろうか

それにしても、本人たちも気にしているとはいっていたが……
素直になるのはそう難しいとは思わないな。こればっかりは性格だから仕方ないのか?

認めさせるのはいいが、問題はそれまでだ
俺は嫌いだから一緒に仕事をしたくないと言うつもりはないし、あいつらもそうだろう
むしろ一緒の方が認めさせる機会があっていい

だが、仕事外ではどうするべきか?
積極的に関わっていく必要は無い気もするが……

1 積極的に関わっていく
2 極力関わるのはやめておこう
3 普通でいいんだ、普通で

安価↓+2

うむ。臆してはいけない
せっかう同じ職場なんだ。どうせなら仲良くやっていきたい
積極的に話しかけていこうじゃないか
始めのうちは適当にあしらわれて厳しい言葉を投げかけられるだろうが、それで尻込みしてちゃ進歩はない
危険を冒してでも突っ走ってこそ、チャンスは訪れるものだ

言っておくが俺はMではない
ついでに下心もない

さて、あいつらが帰ってきてから早速チャレンジだ
どっちに話しかけようか

1 エクレア
2 アナスタシア
3 3人で話そう

安価↓+2

安価ミスっちゃいました
>>215 は無しで

書き直します

普通でいいんだ、普通で
無理に話しかけてもすぐ話題が尽きて終わりだろう
仕事には集中して、普段は他の人と同じように接すればいい

話さないとは言ってない
適切な距離を保てばいいんだ

大丈夫、大丈夫だ
普通に接すればいい
別にあいつらの言葉攻めにビビってるとかじゃないぞ



エクレアとアナスタシアが帰ってきた

……って何を意識してるんだ、俺は
普通でいいんだから、別に気にする必要はないじゃないか
気にしない気にしない

エクレア「さっきから、何? ちらちらこっち見て」

って思ってたら向こうから話しかけてきたよ
つーかそんなに見てたか?俺

おっと、我慢、我慢だ
普通にしてればいい

沙鳥「そうか? そんなつもりは無かったけど……不快にさせたなら謝るよ」



アナスタシア「いえいえ、見られるくらい別に気にしませんよ。全然」

それは皮肉で言ってるのか?
本心で言ってるのか区別しづらいが、まあこれは皮肉だろう

エクレア「ふーん。ま、いいけど」

結局それ以上何かを言われることはなく、2人とは別れた
まあ、無難に回避できただろう
この調子だ

さて、明日は仕事だ
たしか2人のどちらかとだったな……

1 エクレアと
2 アナスタシアと

安価↓+1

アナスタシアとですね

今日はここまでにします
明日は2人(+1人)との交流がメインになりそう

では

↓+1ってのが次のレスなのか次の次のレスなのかよくわからないのですがどうなっているのです

>>222
↓+1 なら次のレスになります
↓+2 なら次の次ですね

わかりにくかったでしょうか

こんばんは
始めていきます

翌日

さて、今日も仕事だ

今日の仕事は……

1 門番
2 配給係
3 定期健診とパトロール

安価↓2
 

門番

これは……不味いな
門番は日によって差はあるが、基本的に突っ立っているだけだ
感染者やハンターが襲ってくるようなこともほぼない。警戒は必要ではあるが

必然的に他の門番との会話が多くなる

だが、今日のその他の門番とは、アナスタシアだ
仕事をしなければ確実に皮肉が飛んでくる
つまり、無言でいろというわけだ

更にいうと、検査といっても
「身分証明書を出せ。用件は?」
  ↓
「よし通っていいぞ」
というだけのハッキリ言ってザル警備

認めさせるも何もない

まあ、逆に言えば黙っていれば皮肉は飛んでこないのだが……

感染者でも近寄ってくれば活躍の出番でもあるんだけどな

……気が重いが、うじうじしててもどうしようもない。仕事に行こう


沙鳥「待たせたな」

門まで行くと、すでにアナスタシアがいた
暫くこちらを見つめて、口を開く

アナスタシア「いいえ。私も今来たばかりなので」

やっぱり皮肉かどうか判断しづらい

沙鳥「……」

アナスタシア「……」

沙鳥「……」

アナスタシア「……」

無言が続くなあ
というか今日はいつにも増して人通りが少ない
流石に気まずい

ふとアナスタシアの方を見てみると、ぴっちりと背筋を伸ばし、じっと前方を見つめている
本当に綺麗だ。この世界でどうしてその綺麗さを保っていられるのだろうか
……何を考えてるんだ俺は

沙鳥「……」

アナスタシア「……」

沙鳥「……」

アナスタシア「……」

また無言が続く

コンマ下2桁

01~20 感染者襲来
21~40 ハンター襲来
41~60 ファイアフライ襲来
61~00 何も起こらない

安価↓2

不意に耳に入ってきた音。それは、この世界に生きる誰もが耳にしたであろう音

カチカチ、カチカチとマウスをクリックしたような(俺はマウスとかいうものにあまり馴染みはないが)音が、小さい呻き声に混じった音

間違いない。「クリッカー」だ

「クリッカー」
インフェクテッドの一種。感染からある程度時間が経過し、感染が進行した姿
上顎から上がキノコのかさのようになっており、目が存在しない
代わりに聴覚が発達し、ランナーと同様音に向かって攻撃を仕掛ける
ランナーと違い攻撃力・耐久性共に人間のそれを逸脱しており、接近されればまず命はない

クリッカーが街の近くに現れるとは珍しいな
基本的に隔離都市の付近にいた感染者は一掃されているのだが

カチカチと音を鳴らしながら、フラフラとあたりを彷徨うクリッカーども
どうやら街に近づいてきたのは偶然のようだ

まあ、何にせよこいつの侵入を許すわけにはいかない
もし侵入されれば、この街は終わりだ

幸い俺たちには気づいていないようだし、今がチャンスだ

クリッカーの数は6体。多いな

銃を撃てば確実にこっちへ寄ってくる。消音器があれば話は別だが、あいにく持ち合わせてない
となると方法は1体ずつ暗殺していくか、一か所に集めてまとめて爆殺するかだ

ここは開けた場所だから、後者の方が容易かつ安全だ

アナスタシアも同じ考えらしく、グレネードを取り出している
つまり、俺に誘導をしろということだ

やることは単純、ただ瓦礫を適当な場所に放り投げるだけ
それだけで奴らは音に引き寄せられて一か所に集まっていく

よし、やってやるぜ
適当な大きさの瓦礫を拾い上げ、構える

瓦礫が地面に接触し砕ける音に反応し、クリッカーが一斉に声を荒げる
両手をわしゃわしゃと振り回し、音のなった方へと走り出した

すかさずアナスタシアがグレネードを投げ込み、数秒後炸裂したグレネードによってクリッカーはまとめて吹き飛ぶ
全員やったようだ

その後は、瓦礫の音には反応せずグレネードに反応した感染者が襲ってくる可能性もあるので、周囲を警戒する
が、どうやらもう感染者はいないようだ

1 アナスタシアに話しかけてみる
2 感染者の死体を調べる
3 その他 自由に指定してください

安価↓2

感染者の死体を調べてみよう
多少嫌悪感はあるが、何か有用な情報があるかもしれない

6体のうちの1体の死体に近づく
グレネードによって両足と右手が無くなっている
服のポケットを漁ってみると、中に何かが入っていた

これは……タグか
ファイアフライのメンバーはメンバーであることを証明するために、自身の名が刻まれたタグを身に着けている

つまりこの集団はファイアフライだったというわけか
大方、アジトに侵入を許してしまいそのまま全滅、といったところか

そしてもう1つ見つけたもの、それは2枚の写真だ
結構新しい写真だ。この世界で写真とはなかなか珍しい

1枚は少女の写真。13歳ほどだろうか?
髪を一つ結びにし、右の眉に傷が入っている
写真の裏には「絶対に見つけ出せ。ただし、殺してはいけない」と書かれている

もう1枚は男。歳は50代ほどか?
髭を生やし、鋭い目をしている

「殺してはいけない」というのが気になるが、それよりも気になったのは男の方だ
この男、見たことがある
たしか指名手配中の密売屋の1人だ

名前は確か、「ジョエル・ミラー」

ファイアフライがなぜ密売屋を追っているのか?
写真の少女を殺してはいけない理由
この少女と密売屋の関係

疑問は尽きないが、どうやら死体から得られる情報はこれくらいのようだ

アナスタシアの方は、死体に触りたくないのか、門の警備に戻っている
あとで意見を伺ってみてもいいかもしれない

ちなみに、感染者が出没したために軍の車両以外は少なくとも今日は門を通ることは出来ない

結局その後は特に目立った出来事はなく、仕事は終了した
後のことはパトロール組に任せ、警察署に戻ろう

帰り道でも、やはり無言だ
並んで帰ってくれているだけでもマシか? 3人分くらい間を開けられているのは地味に傷つくが

さすがに帰り道くらい話しかけても問題ないだろう
写真のことについて、もしかしたら何か知っているかもしれない
聞いてみよう

沙鳥「なあ、さっきの奴らが持ってたんだけど、こいつらについて何か知らないか?」

アナスタシア「男の方は指名手配中の密売屋ですね」

沙鳥「ジョエルとか言ったっけ。なんでファイアフライが密売屋を追ってるんだろうな」

アナスタシア「彼の持つ武器でも狙ってたのでは?」

沙鳥「んー。そうなのかな」



アナスタシア「私にはそれ以上のことはわかりません」

沙鳥「ふーん……」




エクレアとアーノルドさんにも聞いてみたが、2人とも知らないそうだ
まあ、気にしてても仕方がないか? 関係のないことだし

明日はエクレアとアーノルドさんと仕事だ
あーおるどさんがいる分少しはましかな?

>>252
×あーおるど ○アーノルド



明日の仕事は?

1 門番
2 配給係
3 定期健診とパトロール

安価↓2

翌日

今日の仕事は定期健診とパトロールだ

定期健診はすぐに終わるし、パトロールは耳を済ませ、目を凝らして周囲を警戒する必要がある
つまり話す機会は間に挟まる休み時間くらいだ

まあ、あまり話をすることはないだろうな

ちゃっちゃと終わらせてしまおう
今回の健診は6名

おそらく20代の男が2人、女が1人
それに50代の男が1人に……

この前の親子だ
子供の病気は回復したみたいだ。いやあよかったよかった(棒)

……俺も人のこと言えないか?

今回も俺は後ろで待機。銃を構え、もしもの時に備える
エクレアは前に出て他の人間が近づかないように見張っている
アーノルドさんが検査機を持ち、1人1人スキャンしていく

できれば無事に終わってほしいが……

コンマ下2桁

01~60 感染者は無し
61~80 1人感染していた
81~99 2人感染していた
ゾロ目 3人感染していた
00 全員感染していた……

安価↓3

アーノルドさんの動きが止まる

まさか……

アーノルドさんが俺に近づき、周りに聞こえないように告げる

アーノルド(感染者よ……それも2人)

アーノルド(片方は私がやるわ……片方をお願い)

感染していたのは?

コンマ下2桁

01~15 男1
16~30 男2
31~45 女
46~60 中年男
61~75 母親
76~90 子供

安価↓2、4
ただし91以上か、かぶった場合はその次のレスで

告げられたのは、残酷な現実

感染していたのは、20代の女と子供だ

アーノルドさんが俺を気遣ってか、子供の方を引き受けてくれるという
つまり俺は女の方を撃つ役目だ

感染が発覚した以上、発症は避けれない
今のうちに対処しておかねば、後々厄介なことになる

…………

1 躊躇なく射殺する
2 躊躇いながらも、射殺する
3 撃てない

安価↓2

3の撃てない、ですね

今日はここまでにします
本当は作中の1日を済ませてエクレアちゃんとの交流を書きたかったのですが、なにぶん遅筆なもので……
精進します

ではまた明日

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