モバP「まったく、年増盛は最高だぜ!!」 (192)

・年増園で働くPのおはなし。超短編
・息抜きに書いた。クオリティはお察し

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ガチャッバタン

P「うぷっ」

P「……」

P「今日もまたなんつーか複合的で芳醇な香りが……」

志乃「あら、Pさん…来てたのね。おはよう……」ゴク

P「ちょっ、酒くさっ!」

志乃「ええ、当然よ…飲んでるもの……うふふ」ゴク

P「午前中から当然のようにワインを飲まない! なんべん言ったらわかってくれるんですかっ」

志乃「……うふふ」ゴク

P「こら! もう、没収です!」ブンドリ

志乃「あぁんもう……」シナ

P「そ、そんな声出してもダメです! ワインは冷蔵庫へ!」

志乃「いけずな人……」

P「まったく志乃さんてばいつになったら」

瑞樹「あらプロデューサーくん。おはよう」

P「あ川島さんおはようごzって香水きつっ!」ヒキッ

瑞樹「え」

P「川島さん、ちょっとつけすぎじゃないですかね」

瑞樹「そ、そうかしら? 自分ではあまり感じないんだけどな……」

P「昨日までのと違うのつけてますよね。それで適量を見誤ったんじゃないですか」

瑞樹「! プロデューサーくん、わかるの? わかるわなの?」

P「え、そりゃもちろんわかりますよ。毎日嗅いでましたし」

瑞樹「そ、そっか。そうよね……」テレ

P「? とりあえず、少し臭いがきついので、落としたほうがいいと思います」

P「香水には動物の糞尿の匂いも成分として入ってますからね」

瑞樹「ふ、ふんにょ……! プロデューサーくん、やっぱり一言多いわね……」ハァ

P「酒、香水ときて……だがまだ何か匂う。こっちのほうか」

P「ん? なんか煙たくな焦げくさっ!」

P「火事!? まさか!?」

留美「……」パタパタ

P「和久井さん!? 何してるんですか!? 放火ですか!?」

留美「あら、Pさんおはよう。見ての通りよ。みりん干しを熱してるの」パタパタ

P「だいぶ煙たいですね……つーかこの魚焼き機使えたんだ」

留美「煙たいかしら? おいしそうな匂いだと思うけど」パタパタ

P「まあ正体がわかればね。でもなんでみりん干し焼いてるんですか」

留美「志乃さんに頼まれたの。ワインのあてにするって」パタパタ

P「あの人また飲む気なのか! ……それはさておき」

P「意外にエプロン似合いますよね和久井さん」

留美「意外は余計よ」パタパタ

P「いやー和久井さんはかっこいい女性のイメージですから」

P「でもこういう方向で売るのもいいかもしれませんね」

留美「……」

留美「あまり、誰にでも見せたいってものでもないわ」

P「え?」

留美「……さてと、志乃さんに持っていこうかしらね」ササッ

P「いそいそと立ち去ってしまった。さすがクールだ」

P「しかしまーだ何か匂うんだよな。年増園は伏魔殿やでえ……」

礼子「フンフンフフーン」ヌリヌリ

P「これだ。礼子さん! シンナーなんて吸っちゃだめでしょ!」

礼子「あらPくんじゃない。ふふ、シンナーって手軽に気持ち良くなれていいわよね。低俗だけど」

P「いや、ノらないでくださいよ……」

礼子「私にくだらない冗談で話しかけるほうが悪いのよ」ヌリヌリ

礼子「ペディキュアは結構集中するんだから。気を使ってほしいのよね」ヌリヌリ

P「とか言いつつ全然お手元ノールックなんですけど」

礼子「うふ、Pくんがどこを見ながら話してるのか、ちょっと興味があるもの」ヌリヌリ

P「……」

P(言うものか。胸の谷間とかデルタゾーンとか見えてますなんて言うものか)

礼子「Pくん?」ヌリヌリ

P「とりあえず、窓開けときますね。向かいのビルのサラリーマンから見られても僕は知りません」

礼子「あら、そういうプレイ?」

P「プレイとか言わない」

P「はあ疲れた。年増園担当になってから仕事以外のことで疲れてる気がする。そしてまだにおう」

P「今までのに比べればかすかだけど、このにおいのコラボレーションの中でしっかり良い味を出している……」

P「ここか!」

麻理菜「お、Pくんおっはよー」フリフリ

P「麻理菜さんだ! この磯臭さは麻理菜さんだ!」

麻理菜「い、磯くさ……Pくん、いくらなんでも失礼じゃないかなーレディに向かって」

P「失礼は百も承知。でも今日の麻理菜さんは明らかに磯臭いです」

麻理菜「う。まあその、朝からひと泳ぎしてきたからさー」キラキラ

P「海で?」

麻理菜「もち海で」

P「どこの?」

麻理菜「……ないしょ♪」パチッ

P「はいかわいい。撃ち抜かれました。ですがその磯臭さはいただけません」

麻理菜「う。ちょうどこれからシャワー浴びるとこだったんだよー」

P「そうでしたか。ミーティングにはちゃんといつもの匂いで来てくださいよ」

麻理菜「いつものって? 私、特に香水とかつけてないけど」

P「それでいいんです。素の麻理菜さんの匂い。お姉さんの香りでお願いします」

麻理菜「!? Pくん! お姉さんをからかうなんて、10年早いぞ///」テレ

P「麻理菜さんは丘サーファーじゃなかったのか……さて、だいぶネタがあがってきた」

P「あと1人ってところか」

P「これはなんつーか……薬品系の臭いだな」

菜々「ふぅ~」

P(あれ? 安部菜々ちゃんだ)

菜々「効きますねぇやっぱり」

P(安部さんは年増園メンバーではないんだけど、この臭いの元凶……)

菜々「最近はもうアン○ルツヨコヨコが手放せません」

菜々「1人で介の字貼りも余裕のよっちゃんですし」

P(介の字貼り? 余裕のよっちゃん? 平成生まれだよな?)

P(とりあえず、最後の臭いの元は我が年増園とは無関係者ってことで、そっとしておこう)

はいおしまい。全然疲れなかった。
年増園もっと書きたいけどネタも時間も気力もないのでこのへんで。

ちょっと続けてみるわ

P「さてさてシニアアイドルのみなさんミーティングのお時間ですよ」

志乃「……」ゴク

礼子「……」フーフー

P「お二人はまだやってたのか! ワイン没収!」ブンドリ

志乃「あぁんもう」プク

P「……」

志乃「……」プクー

P(絶対うわキツなはずなんだが……ちょっとかわいいとか思った俺がいる)

礼子「わたしは乾かしてるだけよ。あんまり固いこと言わないの」

礼子「大切なところに固さは必要だけど、頭まで固くしちゃだめよ?」

P「どぎつい……」

礼子「どぎつい? 私は身持ちの固さとかお財布の固さとか、そういうことを言ったつもりだけど?」

P「……」

礼子「何を想像しちゃったのかしら? ねえ美優?」

美優「え、ええええっ! こ、ここで私ですか!?」

P「定石です。礼子さんさすがです」

礼子「ほら美優。言ってごらんなさい」

P「言ってごらんなさいな」

美優「え、え、ええと。それはやっぱり、その……ち、ち……ち」

礼子「あら」

P「……」ゴク

志乃「……」ゴク

P「どさくさにまぎれて飲まない!」ブンドリ

志乃「あぁん」シナ

美優「ち、ち……力こぶ、とか!」ピコン

P「はいじゃあ気を取り直してシニアアイドルのみなさんミーティングのお時間ですー」

礼子「はーいよろしく」

美優「あ、あれ……?」

レナ「Pさん、前から思ってたんだけど」

レナ「そのシニアアイドルって呼び方はもう定着しちゃってるの?」

P「とおっしゃいますと」

瑞樹「シニアって響きは、かなり年配の人を想起させるわ」

瑞樹「私たちはそれについてちょっとご不満なのよ」

P「うーん、小学生たちをジュニアアイドルって呼んだりしてるから」

P「それに対してのシニアアイドルなんですけど。ご本人たちが不満とあらば」

P「では本日のミーティングは議題を変更して、シニアアイドルに代わる呼び方を考えましょう」

留美「はい」キョシュ

P「はやっ! 和久井さんどうぞ」

留美「適齢期アイドル」

P「な、なるほどっ」カキカキ

留美「……」ジー

P(すっげえ真摯な眼差し……適齢期、過ぎてる人がいる気がするのは言わないほうがいいな……)

早苗「はいはーい」バタバタ

P「早苗さん暴れないで。挙手でいいです」

早苗「もっとストレートでよくない? アラサーアイドルとか」

P「うんうん」カキカキ

P(早苗さんらしいわかりやすい発想だな)

瑞樹「はい!」ピシッ

P「川島さん挙手もきれいですね。どうぞ」

瑞樹「売れっ子と熟れるをかけて、熟れっ子アイドルとかどうかしら? あ、子は娘にする感じで」

P「なるほど、熟れっ娘アイドル、と」カキカキ

P(ちょっとした言葉遊びか。さすがは元アナウンサーだな)

礼子「あら素敵ね。悪くないわ瑞樹」

瑞樹「でしょう?」

礼子「そこはかとないエロスも感じさせるもの。ねえ美優?」

美優「ええっ!? また私ですかっ!?」

P「キラーパス、恐れ入ります」

礼子「どうかしら? 感じるわよね?」

P「感じるんですか三船さん」

美優「え、えっとその……そ、そうですね。か、感じます。うん」

礼子「美優は何を感じるのかしら」

P「何を感じるんですか」

美優「ええっ? それは、その……え、えろすを///」

礼子「ただの文字からエロスを感じられるなんて。美優も大したものね」

P「まったくです」

美優「うぅ///」

志乃「……いいかしら」スッ

P「お、志乃さん。その中学生女子みたいな肘の曲がった中途半端な挙手、らしくていいですよ。どうぞ」

志乃「食べ頃アイドルはどうかしら」

P「なるほど食べ頃アイドル、ね」カキカキ

P(直接的すぎる上に食べ頃を過ぎてる人がいる気がするのは言わないでおくか……)

P「しかしここまでですね、適齢期アイドル、アラサーアイドル、熟れっ娘アイドル、食べ頃アイドルと出ましたが」

P「僕はこれをことあるごとに口にしなければいけません。ミーティングの始まりとかに」

P「はい適齢期アイドルのみなさんミーティング始めまーす」

留美「……」

P「はいアラサ―アイドルのみなさん体力の限りレッスンがんばってくださーい」

早苗「……」

P「はい熟れっ娘アイドルのみなさん今日はジュニアアイドルと一緒にお仕事でーす」

瑞樹「……」

P「はい食べ頃アイドルのみなさん今日は食べ頃になった瑞々しい桃狩りレポートのお仕事でーす」

志乃「……」

P「どうでしょうか? どれが一番心に響きましたかね」

麻理菜「ぶっちゃけ……どれも響くかな。ズシンとね……うん」ズーン

レナ「あんまり気にしたことはなかったけど……自分ってそういう年齢なのね」ハァ

瑞樹「藪蛇だったわ……私としたことが」ハァ

P「あのー、じゃあもうシニアアイドルに逆戻りってことでいいんでしょうか」

美優「あの……」オズオズ

P「っとここで三船さんキター!」

美優「あ、えっと……」

P「はい! なんですか!」

美優「普通に、お姉さんアイドルじゃだめなんでしょうか……」

みんな「!?」

P「はいそれじゃお姉さんアイドルのみなさん改めてミーティング始めまーす」

みんな「はーいよろしくー」

終わり。なんか思いついたら書いていこう

楓さんはなんか自分が書かなくてもみんな書いてくれるしとか、そもそも年増ってイメージでもないし、みたいな
単にネタも言わせるギャグも思いつかないだけだけど

みんな楓さん好きなんだなあ
じゃあちょっと投下するよ

ガチャッバタン

P「ふー、お疲れさまで……」

P「……」スンスン

P「この匂いは……」

P「まーた事務所で酒盛りしてやがるなお姉さまたちめが」

留美「……あら? Pさん帰って来ていたのね。お疲れさま」パタパタ

P「あ、和久井さんお疲れ様です……っておい! その熱燗とよっちゃんいかはなんですか!」

留美「プチ女子会中なのよ」

P「あのねえ……和久井さんは止めてくれる側でしょう」

留美「そういうイメージ先行の期待は裏切っていくことにしているわ」フンス

P「はあ……いいですいいです。後片付けさえちゃんとしてくれたら」

留美「せっかくだから、Pさんも参加するといいわ。あ、それともまだお仕事かしら?」

P「いえ、大した仕事は残ってないです。でも女子会でしょ? 俺混ざっていいんですか」

留美「いいに決まっているじゃない。ほらこっち」イソイソ

P「あ、ああちょっと……あ」

??「モシャモシャ」ハッ

P「……」

??「モシャモシャモシャ」ジー

P(こっちを凝視しながらするめいかもさもさ食ってるこの人は)

P「ど、どうも楓さん。お疲れ様です」

楓「ふぉふふぁへふぁまへふふおゆーふぁー」モシャモシャ

P「あ、喋らなくていいんで。よく噛んでてください」

楓「ふぁい」モシャモシャ

美優「Pさん、お疲れさまです」

P「三船さん! 三船さんが酒盛りに参加してるなんて珍しいですね」

留美「女子会」

美優「あ、はい……たまにはお酒もいいかなあって……」

美優「あんまり強くないので、普段は飲まないんですけど」

P(若干紅潮している……これはなんというか、いいね)

P「ところでこの酒盛りの酒とかつまみって」

留美「女子会ね」

P「押しますね和久井さん」

留美「譲れないものは誰にでもあるでしょう。お酒は楓が持参。つまみは棚にあったものを適当に開けたわ」

P「ああそうか。この前のアイドルサバイバルの景品のやつだ。結構高級なするめいからしいです」

美優「そ、そうなんですか。ありがたみも感じずぱくぱく食べてました……」

楓「モシャモシャ」コクコク

P「まあみなさんの力で手に入れた景品なので、みなさんに消費してもらうのが筋ですね」

P「じゃ、僕もおこぼれに預かろうかな」

留美「じゃあPさん、お酌をするわね」

美優「あ、留美さん。ここは私が……」ズイッ

留美「いいのよ。美優は軽く酔ってるし」

美優「そ、そんなことありませんよ。まだまだいけます」

留美「向かいの席からお酒をつぐのは手間でしょう。隣の私がやるわ」

美優「じゃ、じゃあ留美さん、場所を換わりましょう」ガタッ

留美「……」

美優「……」

P「な、何を唐突にバトってらっしゃるんですかねお二人は……」

楓「ふおゆーふぁー」サッ

P「え? あ、ああ」スッ

楓「ふぉーふぉ♪」トクトク

留美「あ」

美優「う」

P「おっととっと……じゃ、いただきまーす」チビ

P「んー! 仕事のあと、美女に囲まれて飲む酒! 美味くないわけがない!」

楓「ふふ」

美優「Pさん///」

留美「まったく、調子いいわね」フフ

楓「モシャモシャ」

P「しかし楓さんはいつまで口からするめいかをはみ出させておけば気が済むんですか」

楓「モシャモシャ」フルフル

P「好きでこうしてるわけじゃないって?」

楓「(喜)」コクッコクッ

P(一回で通じて嬉しい♪ みたいな顔すんなよ25歳……)

留美「このするめ、結構噛みごたえあるのよね。ちょっとしつこいくらい」モシャ

P「それをこのごうつく25歳児は欲張ってがっつり頬張ったわけですか」

楓「(怒)」ペシペシ

P「痛い痛い。あ、じゃあ楓さん実は全然酒飲んでないんじゃ……」

楓「(哀)」シュン

留美「おかげでというか、美優が結構飲んでしまってるのよね。美優、大丈夫?」

美優「ちょっと……眠くなってきましたあ……」トローン

留美「酔うと脱ぐタイプではなかったみたい。残念ねPさん」

P「いやさらに酔わせればまだ希望は……いやいやいや」

留美「美優もうちょっといきましょうか」トクトク

美優「は~い」トローン

P「こらこらこら! もう、和久井さんちゃんと面倒みてあげてくださいよ」

留美「はいはい。楓の相手は任せるわね」

P「相手っつわれてもなあ……あ」

P「ほーらほらほら楓さん。酒だぞー」ホレホレ

楓「……」モシャモシャ

P「早くそのするめをなんとかせんと酒が飲めんだろ」ホレホレ

楓「……」モシャモシャ

P「ほらほら、酒がほしいか? 飲みたいか? ほらほら」ホレホレ

楓「……」モシャ

楓「……」グス

P「ええええええええッッッ!!!???」

留美「ちょっとPさん。いじめないであげて」キッ

美優「スピー」

P「そんなつもりじゃ……と、とりあえずもうそのいつまでたってもはみ出たまんまのするめをなんとかしましょう!」

P「そんなものがあるからイジっちゃうんじゃないですか!」

楓「?」

P「どうやって? ですって」

P「決まってるでしょう! こんなもんはこうだーッ!」ガシッ!グイッ!

楓「!?」

メリッババーン!

留美「な、なんて荒っぽい……」

美優「クカー」

P「ふっ……引きちぎってやったわ」

楓「……」

楓「前歯が痛いです……プロデューサー」ウル

P「前に進むためには多少の痛みはつきものですよ楓さん……」

楓「でも、これでやっと……お酒が飲めますね。ふふ」

楓「ありがとうございます。プロデューサー」ニコ

P(するめいかを引きちぎっただけなんだが……女神の微笑みで労われてしまった)

楓「これに懲りて、するめいか一気食いなんてもう二度とするめいか……なんて♪」

P「はーいいただきましたー……あ、この引きちぎったやつ。これ最後のひと切れか。じゃあ食べようかな」

楓「……え?」

P「ぱく。お。おいひ」モシャモシャ

楓「プロデューサーそれ……私が長いこと頬張ってたやつ……」

P「……あ」

楓「……もう///」

終わり。さて次はどんな年増を書こうかな……

はじめの注意書きに入れ忘れたけど、このSSは「ロウきゅーぶ!」とは何の関係もありません
では投下

P「うーん」キョロキョロ

P「久しぶりにロリ組のフロアに来てみたが」

P「匂いが違う。さわやかなシトラス系の匂いがする」

ロリP「ようP。久々」

P「お、ロリP」

天の声『ロリPとはロリコンPの略であり、Pとは対極をなす存在のことである』

ガチャ

薫「せんせぇー! こんにちわーっ!」テテテテ

ロリP「おう薫! 今日もあっついのに元気だなー!」

薫「えへへー汗びっしょりー! でも全然へーき!」ニッコリ

ロリP「そっかーえらいなー薫は。でもレッスンの前にちゃんと汗ふいとかないとな?」ナデナデ

薫「はーい!」キャッキャッ

薫「じゃあ、レッスン行ってきまー!」テテテテ

P「さわやかだな……」

ロリP「ん?」

ガチャ

雪美「…………」トテトテ

ロリP「お、雪美も来たか」

雪美「……ロリP…………おはよう…………」

ロリP「おはよう雪美。暑くなかったか?」

雪美「…………暑くない……わけない…………」フルフル

ロリP「だよなあ。でも顔に全然汗かいてないよな雪美」

雪美「……服の中…………びっしょり濡れてる…………」

ロリP「!」

P(うわあ……)

雪美「……ロリP…………確かめて……みる…………?」

P「……」

ロリP「……」チラミ

P「あ、まあ好きにしたらいいぞ」メソラシ

雪美「……ロリP…………?」

ロリP「ゆ、雪美。今はちょっと、な? ほら、よく知らないお兄さんもいるだろ?」

P「……」

雪美「……そう…………」シュン

P(なんでシュンとするんだろうか……)

ロリP「レッスンの前にちゃんと汗ふいておくんだよ。もう薫も来てるから」

雪美「……」コクン

雪美「……じゃあ…………また後で…………」トテトテ

ロリP「ふう」

P「なあ。お前さ」

ロリP「な、なんだよ」

P「……やめとくわ」

ロリP「なんだよお!」

P「せっかくだしレッスン見せてもらうな。なんか参考になるかもしれんし」

トレ「はいワンツーワンツー!」

薫「わーんつっわーんつっ!」シュビシュバ

雪美「……っ……」テキパキ

トレ「はいステップステップワンツーワンツーターン!」

薫「たーん!」クルッ

雪美「……っ」クルッ

P「……大したもんだな」

ロリP「ふふん、すごいだろ」

トレ「よし、ちょっと休憩! ロリPさん来てるわよ」

薫「あ、ほんとだー! せんせぇー!」テテテテ

雪美「……ロリP…………」トテトテ

ロリP「2人ともお疲れさん! がんばったねー! 薫汗びっしょりだな。ほら」フキフキ

薫「んぷ」

P「……」

雪美「…………ロリP……私も…………」

ロリP「雪美は汗かいてないだろ?」

雪美「…………服の中………びっしょり濡れてる…………」

P(また出たぞ)

ロリP「そ、それは自分で拭こうな……うん」

トレ「はーい休憩おしまい! 集まってー!」

P「接し方はさておいて。すごいなあの子たち」

ロリP「だから言ってるだろ。ひたむきさ、吸収力、成長の早さ。まったく小学生は最高だよ」

P「……」

P「城ヶ崎の妹さんはダメってことか」

ロリP「!?」

P「度し難いな」

ガチャッバタン

P「戻りましたー」

麻理菜「あれ、Pくんお帰り。営業じゃなかったの?」

P「麻理菜さんお疲れ様です。ちょっと同僚のところに行ってただけなので」

麻理菜「ふーん?」

P「あれ、麻理菜さんノーメイク。あ、これからレッスンですか」

麻理菜「あ、あんまり見ちゃヤよ。ノーメイクなんて」

P「いや、十分きれいなんで」

麻理菜「そ、そーお?」

P「はい。今度メイク落としのCMでも取ってきましょうかね」

麻理菜「もー/// Pくんはお姉さんをノせるの上手いなあ」

P「ただのお姉さんじゃなく、きれいなお姉さんですからね」

麻理菜「も、もういいから/// レッスン行ってくるし!」

P「あ、僕もついていきます」

ベテ「ワンツーワンツー!」

麻理菜「……」シュタッシュタッ

P(……一生懸命なところ、すごく申し訳ないんだけど)

麻理菜「……」シュタッシュタッ

P(ぷるんぷるんしとる。さすがや……これだからお姉さんは)ゴク

ベテ「ワンツーターンでフィニッシュ!」

麻理菜「!」クルッピタッ

P「……」

ベテ「だいぶよくなってきた。がまだ少し遅れるな……」

麻理菜「はぁ、ふぅっ……」

ベテ「ま、少し休もうか」

麻理菜「はい……」ハァフゥ

P「麻理菜さん」

麻理菜「あ、Pくん。そっか、見てたんだね」ハァフゥ

P「がんばってますね。大変そう」

麻理菜「なかなかうまく……できなくってねー」ハァフゥ

麻理菜「……」ハァフゥ

P(息乱してる麻理菜さん……ストレートに色っぽいな)

P「だいぶ汗かいてますね」

麻理菜「あ! あんまり寄っちゃダメよ? 汗臭いから……」

P「拭きますね」フキフキ

麻理菜「んぷ。あ、汗臭いからぁ」

P(確かに麻理菜さんからは何か匂う。ただこれは単なる汗の匂いじゃなく……汗で増幅されたお姉さんの匂いだ)

P(長く嗅いでいれば間違いなく変な気分になれるシロモノである)

P「そんなことないですって。はい、上手に拭けましたー」

麻理菜「んん。なんだか今日のPくんは優しいね」

P「いつもでしょう」

麻理菜「それはないなあ。だからなんだか、お姉さん調子狂っちゃうよ」

P「……わかりました」

麻理菜「え? わかった?」

P「麻理菜さんがそんなことを言うので、厳しくしましょう」

麻理菜「厳しく……?」

P「麻理菜」

麻理菜「えっ」ドキ

P「これからも俺にお姉さん風吹かせたいなら、もっとがんばれよ」フン

麻理菜「Pくん……?」

P「と、こんな感じはどうでしょうかっ」

麻理菜「……」ドキドキ

P「あのー」

麻理菜「Pくん! お姉さんがんばっちゃうから! 見ててね!」フンス

P「えっとー……」

ベテ「ワンツーワンツー!」

麻理菜「……」シュタッシュタッ

P(……やっぱりすごく申し訳ないんだけど)

麻理菜「……」シュタッシュタッ

P(さっきよりもぷるんぷるんしとる。さすがや……)ゴク

ベテ「ワンツーターンでフィニッシュ!」

麻理菜「!」クルッピタッ

P(飛び散る汗。汗ばむ肌。貼りつく髪)

ベテ「よーし、バッチリだ! ぴったり合ったな」

麻理菜「はぁっ、ふぅっ」

P(すぐに上がる息)プフ

麻理菜「Pくん! 見てたかな? お姉さん、ばっちりできたでしょ?」パァァ

P(笑顔のきれいさに年は関係ない。そしてこの……匂い立つ芳醇なお姉さんの香り)

P「まったく、年増盛は最高だぜ!」サワヤカ

麻理菜「……Pくん。今なんて?」ピキ

P「……女ざかりは最高だぜ!」サワヤカ

投下以上

ロリP自身はロリじゃないよ。ロリコン兄さんだよ
ミドルPはそのうち出るかも
せっかくユニットで年増が出てたので書いてみたけど、結局遅くなっちった上に
イベ関係なくなっちった。とりあえず投下

モバP「はーい緊急ミーティング始めまーす」

モバP「つってもお二人だけですがね」

志乃「ええ…」

留美「よろしく」

モバP「あれ、志乃さんワインはどうしたんですか」

志乃「切れてたの……」シュン

モバP「あちゃー」

留美「あのワイン、いつもいつの間にか補充されているのだけど。切れることもあるのね……」

志乃「ええ……ワインの妖精は気まぐれなのよ……」

モバP(あ、これは流したほうがよさそうだな)

モバP「さて、今日のミーティングですけど。ズバリ本題行きましょう」

志乃「話が早い男性は素敵よ…」

留美「無駄口を叩かない男性っていいわよね」

モバP「何を企んでそんなヨイショしてるんだかわかりませんが、本題行きますよ」

モバP「今度ドリフが開催されるんですが」

志乃「……ドリフ、って……留美、やっぱりあれかしら……」ヒソヒソ

留美「あれ以外考えられないけど」ヒソヒソ

モバP「あの、お姉さんたちたぶん勘違いしてますよ」

モバP「通じると思っていきなり省略した僕も悪かったですけど」

志乃「勘違い……?」

P「ええ」

留美「……」

留美「ド・ド・ドリフの大ばk」

モバP「わー! わー! 歌うなー!」

留美「……騒がしいわね」

モバP「イメージってやつをもっと大切にしてください……」

モバP「ドリームLIVEフェスティバルってイベントがありまして。略してドリフです」

志乃「ああ…聞いたことあるような気もするわね」

モバP「はい。あのイベントに志乃さんと和久井さんの2人でユニットとして出てもらうことになりました」

志乃「えー」

留美「えー」

モバP「面倒くさそうな声出してもダメです。もうユニット名も決まりましたから」

留美「段取りいいわね」

モバP「志乃さんと和久井さん。2人は[クリミナルセクシー]です! いよッ! はい拍手ー!」パチパチパチ-!

志乃「まあ……」パチパチパチ

留美「……」

留美「Pさん」

P「なんですか和久井さん」

留美「人選を間違えてないかしら」

P「とおっしゃいますと」

留美「……クリミナルセクシーなんて」

留美「荷が重いわ」シュン

志乃「留美……」

留美「礼子さんあたりがやるべきよ」

P「……きっとそう言うと思ってはいました」

P「でもさっきも言いました。これはもう決定事項です。ドリフ運営にももうエントリー出しましたから」

留美「……強引なのね」

志乃「力強い男性は素敵だけど、強引すぎるのはマイナスね……」

P「ただもちろん、今のままで行けとは言いませんよ」

P「和久井さんの不安を解消するため、犯罪的なセクシーを学ぶ特別レッスンをします」

留美「!」

志乃「ちゃんとフォローしてくれる男性は素敵よ……わかってるわねPさんは」

P「さっきからなぜやたらとヨイショしてくるんですかね……さておき」

P「早速特別レッスンのトレーナーをお招きしましょう! 先s」

ガチャ

??「ここだったかな……あら?」

P「……」

志乃「美優じゃないの……」

留美「美優が犯罪的なセクシーのトレーナーということ?」

美優「あ、あら……?」

P「うおっほん」

P「……えー、三船さんはまったく無関係ですが、面白くなりそうなのでこのままゲストとしてお迎えしましょう」

美優「え? え?」

P「三船さんどうぞ空いている席へ」

美優「あ、えっと……わ、わかりました」イソイソ

P「では気を取り直して、特別トレーナーどうぞ!」

ガチャ

??「失礼するわ」

志乃「レナじゃないの……」

留美「レナさんが犯罪的なセクシーのトレーナーということ?」

P「YES SHE IS!」ビシッ

レナ「なんかそういうことみたいね」

留美「てっきり礼子さんあたりが来ると思っていたけど」

P「礼子さんはスケジュールが合いませんでした。それに……」ジー

レナ「?」

P「兵藤レナ。上から92-56-84」

レナ「ちょ、ちょっと。Pさん?」

P「おっぱい92に対しておなか56とか。おかしいでしょ。女神すぎるでしょ」

レナ「そ、そんなこと言われても……正確な数値よ?」

P「だから余計にタチが悪いんですよ!」

レナ「正直に申告してるのに怒られてるわ……」

P「そしてまた、そのスタイルがちゃんと生きるような服着てるでしょう」

レナ「ん……あんまり考えてないんだけどな」

P「今日の格好もなんですか! 暑いからってそんな薄着して! 谷間見えるわブラ透けるわ、お祭り騒ぎじゃないですか!」

レナ「ボタン留まらないのよね。出したくて出してるわけじゃないの。ブラについては……失敗しちゃったわ///」

志乃「ねえ留美……これどういう時間なのかしら……」ヒソヒソ

留美「不毛な時間……かしらね」ヒソヒソ

P「お腹はぴったりタイトでくびれがくっきり出てるし……そんな格好で街を歩いたら襲われますよ」

P「さて三船さん」

美優「ええっ! いきなり私ですか!?」ビク

P「こんなレナさんを見て、三船さんはどう思うんですか」

留美(あ。これがやりたかっただけなのね)

美優「ええっ! え、ええっとその……すごく、その」

P「すごく?」

レナ「……」ゴク

志乃「……」ゴク

留美「……」ゴク

美優「その……いやらしいと、思います///」

P「あー! そこは「犯罪的にセクシーだと思います」って言ってほしかったあ!」

レナ「い、いやらしいって……」ズーン

留美「美優らしい言い回しだわ」

志乃「納得ね……」

美優「うぅ///」

P「というわけで前ふりが長くなりましたが、レナさんよろしくお願いします」

P「和久井さんにセクシーとはなんぞやってやつを見せてあげてください」

レナ「難しい仕事よね」

留美「レナさん、よろしくお願いするわ」ペコ

レナ「留美さん……」

留美「自分自身、他のみんなと比べて色気が足りていないことは自覚しているの」

留美「そういうタイプじゃないから、なんて思っていたけど……やっぱり女として、ね」

レナ「……わかったわ。私も先生なんて慣れないけど、できるだけのことをさせてもらうわね」

志乃「私は見学していようかしら……ワインが欲しいわね」ハァ

美優(私もこっそり勉強させてもらおうかな……)

レナ「まず、留美さんには「お姉さんっぽさ」が足りないかなって思うの」

留美「お姉さんっぽさ?」

レナ「そ。男性を子どもみたいに扱って可愛がるような感じの」

P「男ってのはね、きれいなお姉さんに手玉に取られたいもんなんですよ!」フンス

レナ「Pさん」

レナ「しーっ、よ。わかった?」ウインク

P「はうあ! これや! ザ・お姉さんや!」ズキュゥン

留美「なるほど……」メモメモ

留美「確かに麻理菜さんもよく言ってるわね。「お姉さんに任せなさい」とか」

レナ「そこだけちょっと意識すれば後は簡単ね」

レナ「ちょっとPさんを使って練習しましょうか」

P「え、僕ですか」

レナ「そう、僕よ。ボ・ク♪」ウインク

P「はうう! なんでもやりますよお!」ヘロヘロ

留美「てきめんね……」

レナ「今から私がPさんを誘惑するわ」

P・留「えっ」

志乃「まあ……」

美優「ゆ、ゆうわく……///」

レナ「耐えきったらごホウビをあげる。誘惑に負けたら……みんなでお仕置きしましょ♪」

P「うわあー! なんかどっちも甘美な響きですよー!?」

P「わかりました! 喜んで誘惑されます!」ウキウキ

レナ「留美さん、後でやってもらうわよ。ちゃんと見ていて?」

留美「え、ええ」

P「……」

レナ「……Pさん」

P「……」

レナ「Pさんの視線はわかりやすいわね」クス

P「っ」

レナ「ふふ、動揺しちゃって。かわいいんだから」

P「……」ゴク

レナ「……見るだけで満足なの?」

P「!?」

レナ「いいのよ? 触っても」ズイッ

P「!!?」

留美(……これは無理ね)

美優(///)

レナ「ただ見られてるだけじゃ、こっちもつまらないの」

P「……」ブンブン

レナ「あら、そう……つれないな。やっぱり年上の女には興味ないか……」シュン

P「なっ何を言ってそんなわけないでしょう!」ズイッ

留美(押して、引いて……さすがね)

美優(////)

P「そりゃ触りたいですよええそうですとも。でも迂闊なことしたら社長に何言われるか……」

レナ「Pさん……マジメなのね」クス

留美(……なんだか私が変な気分になってきたわ)

美優(微笑みいやらしい////)

レナ「マジメな子ほど辛い世の中よね。疲れてるでしょう? 溜まってるでしょう?」

レナ「たまにはイイ思いしたって、罰なんか当たらないわよ」クス

P「レナさん……」クラクラ

レナ「それに、ちょっとくらいワルいことする男性のほうが」ペロ

レナ「お姉さんは好きよ♪」ウインク

P「……」

留美(Pさん勝てるのかしら。私ならたぶん負けるわね)

志乃(下品さを感じさせずにあの攻めかぁ……上手ねえ)

P「ふ」

レナ「?」

P「ふおおおおおおおおおお!」

レナ「!?」

P「煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散ッ」ガンッガンッ!

レナ「ちょ、Pさん! 頭割れちゃうわよ!?」

P「はぁ、ふぅ……」

レナ「おでこ! 血が出てるじゃない!」

美優「私、救急セット取ってきますっ!」バタバタ

留美「レナさん、やりすぎたんじゃないかしら」

レナ「ちょ、ちょっと楽しくなっちゃって……」テヘ

P「レナさん……」

P「耐えきったんで……ご褒美くださいよ」

レナ「おでこから血を流しながら言うことじゃなくないかしら。そうねー、じゃあ……」

レナ「……」ズイッ

P「? な、なんですか」

レナ「さ、触る?」テレ

P「ごはっ!」ブシャッ

レナ「きゃあ! おでこの出血が!」アワワ

留美「これは早めに救急車呼びましょう」シレッ

志乃「私、119番してくるわ……」トテトテ

以上

よし、年増の布教は順調のようだな
レナはCuに属してるし、徹底して攻めてくるわけではないと思うんだ
じゃ投下します

P「はーい年mもといお姉さんアイドルのみなさんミーティングの時間ですよ」

お姉さんズ「……よろしくー」

P「えー今回はね、次のイベントの話ですね」

P「なんでも新イベントの企画らしいです」

礼子「また企画倒れになるんじゃないの? アイドルセッションみたいに」

瑞樹「ああ、あったわねそんなの。どんなのだったかしら」

P「どんなのでしたっけ三船さん」

美優「ええっ!? どうしていきなり私……って……あれ?」

P「どうかしましたか」

美優「いえ、普通な話題で私に振られたので……」

P「なんですかその「急にボールが来たので」みたいな言い草は……もしかして三船さんは」

P「Hな話題しか振られないとでも思っていたんですか」

美優「え、えええっ!? そ、そんなことは、ないんですけど////」アセアセ

P「そうでしたか……」

礼子「プロデューサー、無粋ね。まったくなってないわ。察してあげてよ」

P「面目ありません。今後三船さんにはHな話題しか振らないことにします」

美優「えええ……」

P「つかセッションとかどうでもいいんです。ムダに尺を使ってしまった」

P「次に企画されてるイベントですが、そのまま読み上げますので……耳の穴かっぽじってしかと聞けお姉さんたち!」

早苗「そういうノリいらないから」ブーブー

P「あれ小学生がいる。間違って入って来ちゃったのかなー?」

早苗「成人よ! オトナよ! おうおうこの胸が目に入らぬかー!」ユサユサ

P「あららメロンでも入れてるのかなー? 食べ物で遊んじゃダメだぞー?」

早苗「きー! もう、脱ぐ! 本物だと認めさせるー!」

P「はーい尺がないので勘弁してくださーい。次のイベントですけど」

P「『アイドル! テヘペロリストチャンピオンシップ!』だそうです」

志乃「……最近耳が遠くて困るわ。Pさん、もう一回……」

P「『アイドル! テヘペロリストチャンピオンシップ!』だそうです」

瑞樹「最近ちょっと耳鳴りが酷くて。Pくん、もう一回お願い♪」ウインク

P「……」

瑞樹「お・ね・がい♪」

P「よっしゃ! 『アイドル! テヘペロリストチャンピオンシップ!』だそうです!」

レナ「ごめんなさいPさん。楓さんとポーカーしてたら聞き逃したわ」

楓「あ、またブタだ……もう。負けばかりで、ブー垂れちゃいます。ぶぅ」

P「……」

P「ねえ。きれいなお姉さんたち?」

お姉さんズ「……」

P「わざとだろ」

P「このいたいけなプロデューサーにおかしなイベントの名前連呼させて楽しんでるな!」

留美「さすがに酷過ぎるものねそのネーミング」

P「僕が考えたんじゃないし! 上から来た企画書に書いてあるし! ほら!」

礼子「わかったわかった。プロデューサーは悪くないわ」

P「うううう……」

礼子「泣いてもいいわよ? よしよしってしてあげるわ」

P「う、うわあああん! 礼子さああああん!」

礼子「冗談よ。本気で泣かれても困るわ」シレッ

P「もう何も信じられねえ……」

早苗「で? なんなのそのテヘペロリンガって」

P「早苗さん! 早苗さんが天使に見えます! やっと話が進む! 早苗さんマジ天使!」

早苗「え、そそーお? そんなストレートに言われると照れちゃうわね、へへ」テレ

P(意外にチョロい)

P「えーこの企画ですが。アイドルたちにてへぺろエピソードを披露してもらい」

P「テヘペロptを集めます。獲得ptが多いアイドルが優勝。シンプルですね」

留美「てへぺろエピソードとは?」

P「んーそうですね。例えば」

P「僕においフェチなんですけどね」

お姉さんズ「メモメモ」

P「いやメモるとこじゃないんですけどね。なので」

P「お姉さんたちが脱いでクリーニングに出す前の衣装のにおい、嗅いだりしてるんですよね」

お姉さんズ「……」

P「いやー悪いとはわかってるんですけど、やめられなくってついー……てへぺろ(・ω<)」

P「ま、手堅くこんなエピソードですかね」

お姉さんズ「……」

留美「つまりは」

留美「他人をドン引きないし気持ち悪がらせるような話をしろということ?」

P「あー、ちょっと違うのかな」

レナ「今のだと絶対そう思うわよ……ちょっと寒気がするわ」

P「あの、ほんとたまーに、ちょっとだけですからね? 軽くですよ?」

早苗「今後やったら、即タイホね♪ じっけー判決待ったなしよ」ジャラ

P「しまった……と、とりあえず、何かしら失敗しちゃった♪ とか、ちょっと悪いことしちゃった♪ とかあるでしょ」

P「そういうの話してくれればいいんです。極論最後にてへぺろ(・ω<)っつっとけばなんとかなります!」

礼子「この企画絶対ダメね……」ハァ

レナ「どっちか賭ける気にもならないくらい明らかね」ヤレヤレ

P「例えダメとわかっていてもやらなければなりません。それが私たち業界人の義務です」キリッ

P「このミーティングでは、我々お姉さんズからエントリーするメンバーを決めようと思います」

P「ちなみにロリ組とミドルエイジはすでに決まっているそうです」

瑞樹「へえ、誰が来るの?」

P「ロリ組からは橘ありすちゃん、赤城みりあちゃん、櫻井桃華ちゃま」

瑞樹「きょ、強力ね」タジ

P「ミドルエイジは神谷奈緒さん、城ヶ崎美嘉さん、緒方智絵里さん」

瑞樹「どちらも勝つ気満々ね、わかるわ」

P「我々お姉さんズからも三人選出します。そのためのてへぺろエピソードを披露してもらいます」

レナ「え、今?」

P「モチのロンです。それでは早速いきましょうかあ! まずは、早苗さん!」ビシィ

早苗「おう、任せなさい! やらかしエピソードなら腐るほど持ってるんだから!」エッヘン

P(そんなんが警官やってたのか……)

早苗「じゃお話しまーす! えっと、私、こんなセクシーな体してるにも関わらず、小学生に間違われたりするのよね」

礼子「最近の小学生は発育いいしねえ。何食べてるのかしらほんと」

早苗「それで、警官の頃の話なんだけど」

早苗「ちょっとダサめの私服で歩いてたら、知らないオジさんに声かけられたのよ」

P「……」

早苗「結論から言うと不審者だったわけ。で常套句使ってさ、私を車に乗せようとするのね」

P「あ、早苗さんもういいです」

早苗「ちょ、えええっ!? なんでよ!?」

P「クリミナルな話はギルティなので。はい席に戻ってくださーい」

早苗「意味わかんない! こんな話お子ちゃまには絶対できないんだから! ウケるでしょ! 一部の人には!」バタバタ

留美「正論ね」

麻理菜「お姉さんにはお姉さんの強みがあるからね。ちょっと興味あるけどな続き」

P「一応、小学生アイドルが同席しているというところも考慮してほしいんです」

P「時代が時代だし、そういうのには敏感になっておいて損はしないはずです」

留美「Pさん……」

礼子「言うわねえ、ボウヤの癖に。ふふ」

P「ごめんなさい早苗さん。なんか別の話、後で聞きますから」ニコ

早苗「……もう、わかったわよう」

P「では次、礼子さんお願いしまーす」

礼子「わかったわ。と言っても、何がいいかしらね……うーん」

礼子「あ、あれがいいかしらね。何年か前の話」

礼子「私、パーティに出席するのが趣味なんだけど」

P(改めて考えるとすげえっつうか謎い趣味だよな)

礼子「まあ、ハイソサイエティな男性と知り合いになる機会もあるわけ」

礼子「それで、あるパーティで若い……そうね、プロデューサーくらいの年の自称社長さんと知り合いになって」

P(絶対ヤバいほうに転がる気がする)

礼子「その人、私に何かとプレゼントをくれたのね。まあありきたりだけど、カバンとかお財布とか」

礼子「保身のために言っておくけど、プレゼントに手はつけなかったわよ?」

礼子「わかっちゃったしね。その人が「自称」社長で、嘘と見栄で背伸びしたボウヤだってこと」

P「社長の肩書は嘘だった? じゃあそのブランド品はどうやって……?」

礼子「……彼、会社で経理を担当していたみたい。だから……言わなくてもわかるかしら」

早苗「業務上おーりょー! 立派な犯罪よ!」

礼子「ええ。私への貢物で金遣いが荒くなったのか、彼の横領は発覚して、検挙された」

礼子「日常的に横領していたみたいだけど……私と出会わなければ彼の横領はバレなかったかもしれない」

P「……なるほど。ではそろそろ、締めの一言お願いします」

礼子「結果として私は、一人の男性の人生を破滅させてしまったわ。少し、悪いと思ってる……てへぺろ(・ω<)」

P「……」

お姉さんズ「……」

礼子「絶対ダメよこの企画……」

投下以上!

深夜のテンションで書きあげてそのまま投下いきます

P「アイドルプロダクションには男がいない。女の園である」

P「ゆえにそこで繰り広げられる女同士の話は、自然とガールズトークへと……もとい」

P「俺の担当は年増だらけだからレディーストークとでもいうのだろうか。いや井戸端会議か」

P「繰り広げられる井戸端会議は、毎回毎回聞いていてそれはもうくだらないものである」

P「今だってこんな具合だ」

美優「激おこぷんぷん丸、ですか」

瑞樹「小娘たちのあいだではやってるそうよ」

レナ「どういう意味なのかしら」

瑞樹「とっても怒ってるってことみたいよ」

志乃「……」ゴク

留美「まあなんとなく字面からわかるのだけど……」

美優「「激」は「激しく」……「おこ」は「怒る」でしょうか」

レナ「ぷんぷんは?」

留美「楓。あなたの秘蔵のお酒、こないだPさんが高笑いしながらトイレに流してたわよ」

P(和久井! もうちょっと真面目に嘘を考えろ! そんなん小学生でも信じないだろ!)

楓「……プロデューサーめ(怒)」プンプン

P(高垣! 小学生以下か!)

留美「こういうのじゃない? ぷんぷんって」

レナ「納得したわ」

P(レナさん物わかりよすぎ)

楓「プロデューサーとはもう絶交です(怒)」プンプン

P(絶交って。小学生か)

志乃「……「丸」は?」ゴク

瑞樹「……そこには触れずにいきたかったわね」

P(そもそも若い子の言葉分解して研究とかしてる時点で不毛なんですよ)

美優「でも、ここまできたら突きとめておきたいですよね……」

瑞樹「うーん。四角とか三角じゃダメなのよね」

留美「激おこぷんぷん四角」

P(wwww真顔www)

レナ「落ち着かないわね。もやっとボール投げたいわ」

P(もやっとボールwww年がバレるwwwwレナさんの口からは聞きたくなかったwww)

留美「森蘭丸の「丸」みたいなものかしら」

P(蘭丸が出てきた)

美優「じゃじゃ丸の「丸」みたいなものでしょうか……」

P(じゃじゃ丸も出てきたwwww)

志乃「そもそもその蘭丸とじゃじゃ丸の「丸」って何なのかしらね……」ゴク

P(蘭丸もじゃじゃ丸も全否定w)

お姉さんズ「……」

P(年増たちの沈黙)

美優「あの、ちょっと思ったんですけど」

留美「どうしたの美優」

美優「この「丸」って……これじゃないでしょうか」カキカキ

『激おこぷんぷん。』


レナ「ん? ごめんなさい、ちょっとわからないかも」

美優「えっとだから……これです」カキカキ


『激おこぷんぷん。←コレ』


お姉さんズ「!!」パリーン

P(志乃さんグラス落とした)

志乃「美優、あなた……天才かもしれない」

留美「まさか、句点を発音するなんて発想は」

瑞樹「言われてみれば、わかるわ。もうそうとしか思えない」

レナ「これならすっきりおさまるものね……」

楓「プロデューサーめ(怒)」プンプン

P「こうして、お姉さんたちの間で『激おこぷんぷん丸』という言葉は」

P「『激おこぷんぷん。』というのが正式な形と結論づけられた」

P「そしてお姉さんたちの会話を盗み聞きした俺が学んだことといえば」

P「お姉さんたちは我々ボウヤどもが思っているほどクールでも大人でも色気の塊でもなく」

P「なかなかに残念なほどおバカ丸出しで、稚気に溢れた存在だということである」

P「……なおこの激おこぷんぷん丸トークはこの後も延々と続き」

P「実践編なるものに入っていったのだが、それはまたいつかのお話」

投下おわり

http://i.imgur.com/JkVJwE8.jpg
http://i.imgur.com/VpphNgS.jpg
龍崎薫(9)

http://i.imgur.com/0tA3Vqx.jpg
http://i.imgur.com/SJNK0Zp.jpg
佐城雪美(10)

http://i.imgur.com/BcYzCst.jpg
http://i.imgur.com/mawhjLm.jpg
トレーナー(23)

http://i.imgur.com/MTdBoBK.jpg
http://i.imgur.com/YuXsAx0.jpg
ベテラントレーナー(26)

私の美優さんアルバム勝手に漁ってもらっちゃ困りますよ!

うほおおお画像先輩! ありがとうございます!
さてとこのSS、ちゃんと収拾をつけてちゃんと終わりたいと思い始めたから、一応軸になる
話を展開していくことにした。急ごしらえだからいろいろアレだと思うけど

ちゅーわけで投下

P「はいお姉さんアイドルのみなさん、緊急ミーティング始めますよ」

志乃「今日はずいぶんと急な招集だったわね……」ゴク

P「緊急ミーティングですからね。そりゃ急ですとも」

礼子「それで? 多忙なお姉さんたちを緊急で呼びだしたんだから。よっぽどのことなんでしょうね?」

P「はい。次に開催されるイベントのことで」

早苗「なんかちょっと前にも聞いた気がするんだけどー」

礼子「……もうテヘペロリストは勘弁よ」

P「あれはあれで概ね好評だったみたいです。ですが今回はそれじゃありません」

留美「今度はどんな酷いのが来るのかしらね。レナさん、どう思う?」

レナ「あー、そうね……反動ですごくマトモなイベントが来るほうに、手持ち全部でいこうかしら」

瑞樹「あら、さすが豪快ね。外れた場合はどうなるの?」

レナ「外れないわよ。でも万が一外れたら……Pさんの言うことなんでも聞いてあげるわ」

P「!?」

志乃「まあ魅力的……」ゴク

美優(なんでも、って……////)

早苗「こりゃ楽しみね! で、どうなのPくん! どうなのよ!」

P「……」

P「ちくしょおおおおお!」ダンッ

お姉さんズ「」

P「ちくしょお、ちくしょおおおおおおお…………!」ダンダンッ!

留美「勝負あったみたいね」

麻理菜「わかりやすいねPくんは。かわいいなあもう」

P「なんでこういう時に限ってこんなまっとうっぽいイベントなんだよお」

P「うう……」グスン

P「はあ、レナさんで女体盛りしたかったなあ……」トオイメ

レナ「!?」

留美「レナさん危機一髪だったわね」

早苗「ってか女体盛りって……おっさんか! 普通にキモいわ!」

P「……さて、ショックから立ち直りきれていませんが。イベント発表しまーす」

瑞樹「投げやりだわ」

P「次のイベント、その名も! 『アイドルトライアスロン2013』!! ばばーん!」ドンドンパフパフ

お姉さんズ「……」

P「……」

P(年増たちの沈黙)

P「いやいやいや! なんで誰も何も言わないんですか! 「おおおお!」とかあるでしょ!」

楓「おおおお」

P「オウムか!」

麻理菜「ごめんねPくん。ちょっと予想外にマトモすぎて何も言うことなかったよ」

留美「テヘペロリストチャンピオンシップの負のインパクトが強かったわね」

志乃「まあでも、掴みは悪くないわ……面白そうじゃない?」ゴク

早苗「と見せかけて、内容はトンデモな糞イベかもしれない!」

P「はい。世間に揉まれてすっかりスレてしまったお姉さんたちはきっとそういうこと言うと思ってました」

P「さっそく中身の説明に移ります」

P「お姉さんたちはトライアスロンは知ってますか」

早苗「はい! はいはーい!」バタバタ

P「早苗さん暴れないで。そんなにおっぱいを揺らしたいんですか」

早苗「み、見てんじゃないわよ! タダじゃないのよ!」

P「はいじゃあ別の人誰か」

早苗「ちょっと待てーい!」

P「なんなんですかもう」

早苗「……」ジワ

P「あ」

早苗「なんでPくんはそんなにあたしに冷たいのよう!」バタバタ

美優「さ、早苗さん……」アワアワ

P「何を言ってるんですか。そんなの決まってるでしょう」

P「ムキになる早苗さんがかわいいからです」ニコ

早苗「!?」

志乃「まあ……Pさんったら」ゴク

礼子(たまーにこういうタラシっぽい笑い方するのよね彼)

早苗「ば、馬鹿にしてえ……かわいいなんて、お姉さんに向かっていうことじゃないのよ////」

P「はいはい。じゃあ改めて早苗さん。トライアスロンって何か知ってますか」

早苗「おう、あたぼうよ! えーっとね……ほらあれ、すごくしんどそうなヤツ!」ドヤ

P「はーい誰か他の人ー」

早苗「こらー! 扱い変わってないだろー!」バタバタ

麻理菜「水泳・自転車・マラソンの3つを組み合わせた競技よね。オリンピックでもやってる」

P「はい、さすが麻理菜さん。その通りです。まあ早苗さんが言った通り、しんどそうな競技ですよね」

早苗「ほらほら、あたし間違ってない!」ドヤ

礼子「まさか、私たちにそれをやれっていうの?」

志乃「自慢じゃないけど、体力ないのよ……」ゴク

P「それはわかってます。でもご安心を。これは"アイドル"トライアスロンですから」

レナ「話が見えないわね……」

P「アイドルとして日夜あなたたちが磨いているものがありますよね」

麻理菜「ボディライン?」

留美「料理の腕」

礼子「房中術かしら」

P「アイドルが房中術とか言わない。もう、ふざけてるんですかお姉さん達は」

P「歌! ダンス! そして演技! あなた達はそのプロのはずだ!」ビシィッ

お姉さんズ「!」

P「アイドルトライアスロンは、この三技能をスイム・バイシクル・ランに見立てて競うんです」

留美「なるほど……でもどうやって?」

P「チーム分けから説明します。まあ定番ですが、ジュニア、ミドル、そしてお姉さんに分かれます」

P「まずは『歌』から、各チーム同時スタート。ここからはLIVEバトルと似た流れです」

礼子「観客の子たちからptを稼げばいいのね?」

P「はい。アスリートpt(仮)となってます。このptを時間内にできるだけ多く稼ぎ、次の『ダンス』にバトンタッチします」

瑞樹「ふんふん」

P「次の『ダンス』は、『歌』のpt上位順に制限時間が加算されます。アピールできる時間が延びるってことですね」

留美「なかなかのゲーム性ね」

P「次に『ダンス』→『演技』の流れでは、pt上位順に演技のテーマを選べます。ドンケツだと残り物になります」

P「この『歌→ダンス→演技』の流れを2周した後、最終演者の『フリーアピール』を経て、一番ptの高いチームが優勝です」

早苗「2周なんだ」

P「1周だと味気ないって意見が出たみたいですね」

麻理菜「フリーアピールって?」

P「その名の通りの自由なアピールです。まあ大体は歌って踊るになると思います」

礼子「なんだか……ほんとにマトモね」

志乃「やればできるのね企画部……」ゴク

早苗「アホの集まりかと思ってたけどね」

P「新イベントでしかもなんとなく真面目っぽいってことで、ジュニアもミドルも気合入ってたっぽいです」

P「なので我々も気合入れざるを得ません。お姉さんたち、がんばりましょうね!」

お姉さんズ「おー」

投下おわり。このすごく適当に考えたイベントを終えるまでをスポ根風に書こうかなーと
まだ出てない人は礼さん木場さん相馬さんかなーって思ってたら実は服部さんも25歳だったんだね
年増はできる限りみんな出したいとは思ってる

>>168
ベテトレ(26)「……」
マストレ(28)「……」

年増って言葉は女性だけのものだから安心していいさ。男は25過ぎてからが本番だと思う
トレさん姉妹は普通に忘れてたな。でもベテさんはもう出したよ。ちょっとだけだけど

で投下

P「花散る~♪ とーしーま~~たちは~♪」

P「事務所の~♪ ソーファーァ~で~♪」

P「いどーばーたーかいーーぎ♪ ムダばーなーしー♪」

P「いつもの~♪ よーお~ぉ~に~♪」

P「Oh! さーけもー飲むぞー♪ つまみーするめーいーかー♪」

P「わったっしーはそれーをー♪ なっがっめってーるだーけー♪」

P「……やっぱ名曲だなー『花の首飾り』は」シミジミ

美優「夏の思い出、ですか……」

瑞樹「うん。ほら、見目麗しいオトナの女たちがこれだけ揃ってるんだから」

瑞樹「それはそれは素敵なエピソードがぽこぽこ出てきてもおかしくないでしょう?」

礼子「酒の肴にはもってこいの話ね。さすがよ瑞樹」

レナ「確かに私たち、あまりそれぞれの過去って知らないのね」

留美「そうね。Pさんの口八丁に乗せられてアイドルになる前の話とか話したことないわね」

瑞樹「でしょう? こういうのはせいぜい10年そこらしか生きてない小娘にはできない楽しみよね」

志乃「うふふ……楽しそうね」グビ

麻理菜「いいね! じゃあ誰から話する?」

レナ「その前にいい? 結局、夏の思い出の話ってことでいいの?」

礼子「いいんじゃない? 夏って一番イロイロある季節だし。ねえ美優?」

美優「そ、そうですね//// イロイロと////」

麻理菜「あ。じゃあさ、名前に『夏』って入ってるし、夏美がトップバッターでいいんじゃない?」

夏美「え? わ、私?」

瑞樹「あ、ほんとね。いいわいいわ」

留美「『夏』に『美しい』で夏美だものね。適任だわ」

夏美「えっとー、夏の思い出なんて……私の若いころなんて大したことなかったんだけどー……」

早苗「ほら夏美ちゃん! 恥ずかしがらずに行ってみよー! ドン!」

夏美「あー、うーん……」

お姉さんズ「ドン!」

夏美「うう……仕方ないなあ。ちょっと暗い話になっちゃうよ?」

早苗「どんと来いよ!」

志乃「人の不幸は蜜の味よ……」ゴク

夏美「……」

夏美「私はね。今はみんなに負けないくらいスリムになったし、綺麗になれたって自負してる」

麻理菜「夏美、どんどん綺麗になってるからね」

礼子「いやらしい腰してるものね」

夏美「////」

夏美「で、でもね、昔は全然違ったのよ。本当に残念な、残念としか言いようがない体型だったの」

レナ「意外だわ。昔って、いつぐらい?」

夏美「うーん……青春時代全般にかけて、かなあ。食べてばっかりいて、炭酸とかよく飲んで、でも運動は嫌いで」

留美「今の夏美からすると信じられないわね……」

夏美「へへ、だよね。でもね、そんなのでもやっぱり女の子だったから。いっちょ前に好きな人とかいたりしたの」

瑞樹「来たわね!」キラキラ

早苗「来たよー!」キラキラ

夏美「高校3年の夏だったかな。その頃が一番残念極まってる頃だったんだけど」

夏美「好きな人ができたの」

瑞樹「どんな人!? どんな人よ!?」イキイキ

留美「瑞樹さん鼻息荒いわよ。突進直前の猪みたい」ヒキッ

夏美「……一言で言うなら、モテ男だった。残念な私にもみんなと同じように接してくれる。好青年な人」

早苗「あーいたよねーそういう奴学年に一人は絶対!」

レナ「ええいたわね。私はああいうタイプちょっと苦手だったのよね」

麻理菜「そうなの? なんで?」

レナ「なんでかしらね……改めて思いだすとよくわからないけど」

夏美「彼は本当にいい人だったのよ。爽やかで笑顔がかわいくて」

夏美「今思い返せば、私にとってはあれが初恋だったのね。だからその気持ちをどうすればいいのかわからなくて」

礼子「懐かしい感覚ね……」トオイメ

志乃「……なんだかワインが甘酸っぱいわ」グビ

夏美「でね。当時から私は行動力だけはあるコだったみたい」

瑞樹「ま、まさか……」

早苗「コクったか! コクったのか!」

夏美「夏休みのことね。私の地元には、大きなひまわり畑があるの。とてもきれいなのよ」

瑞樹「そこに彼を呼び付けたのね!?」キラキラ

早苗「ロケーションは最高じゃないの!」キラキラ

留美「誰かこの2人を黙らせてくれないかしら……」

夏美「そこに彼を呼び出して……見渡す限りのひまわりの花の中で……気持ちを伝えたわ」

瑞・早「告白キターーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!」

夏美「でもはじめに言った通り、これ暗い話なの。まあ当然というか、フラれちゃったわ」

瑞・早「」

夏美「ううん、フラれたっていうか……彼はとにかく困惑していたの」

レナ「困ってた? そういう人って、告白とか慣れたものじゃないの?」

夏美「……これは私の想像でしかないけど」

夏美「彼にとって私はまったくそういう対象じゃなかったんだと思う」

夏美「向かいに住んでるオバさんに告白されるような、そういう不意打ち的な」

早苗「いや、それ酷くない?」

瑞樹「冷たくするくらいなら、最初から優しくするなって話よね……わかる、わかるわ……」シミジミ

夏美「ふふ、ほんとにそう。だから私、自分から言っちゃったもん。ごめんなさいって」

志乃「何も悪いことしてないじゃない……」

夏美「こんな残念なのが、告白なんてしてごめんなさい、って意味」

楓「それは何かおかしいです……」モシャモシャ

留美「楓初めて喋ったわね。静かすぎて失踪したのかと思ったわ」

楓「一生懸命するめ噛んでたから」モシャモシャ

夏美「あの夏の告白が、私の人生で最初で最後の告白だった」

夏美「とてもショックだったけど、今ではもうこうして笑って話せるようになったわ。だって」

夏美「あのことがあって、私は綺麗になるための努力を始めたから」

麻理菜「そうだったんだ……」

夏美「うん。母は美人だし、父もダンディだったから、もともといい遺伝子はもらってたはずなの」

夏美「それを怠惰さで台無しにしちゃってたのね。だから悪かったのはやっぱり私」

夏美「色気も何もない夏の出来事だったけど、間違いなくあれが私の人生を変えてくれた。そう思うの」

志乃「その彼とは、もう会う機会はないの……?」

夏美「ああ、うん。会ってない。たぶん彼は私の名前も覚えてないだろうから」

夏美「7年前の夏、無謀にも自分に告白してきたおデブさんが」

夏美「"アイドル相馬夏美"になったなんて、夢にも思ってないでしょうね」フフ

夏美「私のお話はこんなところかな。しょっぱなから辛気くさくてごめんね」

瑞樹「いえ……いいわ。こういうのを期待してたの。楽しい話ばかりじゃないわよね」

早苗「夏美ちゃん! 飲むわよ! 男なんてアリの数ほどいるんだから! ほら、グラス出しなさい!」

夏美「は、はい」

早苗「よくやった! 7年前の夏美ちゃんはよくやった! 褒美をとらすわ! グイッといきなグイッと!」トクトク

レナ「めんどくさい酔い方ねえもう」

瑞樹「さて次は誰いこうかしらね」キラキラ

礼子「しんみりする話だったから、次はやっぱり……アブない話が聞きたいわね」

投下おわり。関係ない話も随時適宜織り交ぜていく

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