【安価】女「新作MMO?」【コンマ】 (42)

『精神直結型ゲーム機』

これの登場によって私達の生活は大きく変わった。

今まで携帯ゲーム機、テレビゲーム機等の多種多様なゲーム機が販売されて来たが、全ては過去の物となった。

このゲーム機はその名の通り、人間の精神、云わば脳に特殊な電気信号を送り、実際に電脳空間へと入り込むことができるのだ。

今まで妄想でしか無かった二次元への接触が遂に現実の物となったのだ。

勿論世界中で爆発的に売れた。それはもう沢山売れた。STG、RPG、育成、スローライフ、全てのジャンルのゲームに入り込み、実体験が出来る。

発売当初は肉体への負担が懸念されていたが、それも心配は不要となった。筋肉の負担は電波でほぐし、食事はゲームで食べた物が実際に身体へと摂取される。

原理は全く分からないが、おかけで廃人になった人はまだいないらしい。...ゲーム中毒者は数え切れないが。

電子の世界なのでお年寄りなんかにも効果的で、第二の人生として遊び始める人も多い。前置きが長くなったが、これはそんな夢の様なゲームが世界的に広まった世界の話って事だ。

「ね!ね!!これ!新作MMOが出るらしいよ!!」

朝、教室で友達が私に話しかけてくる
全く、朝から元気な事だ。昨日も私と夜遅くまでゲームをしていた筈なのに...。

「あー、見た見た。あれでしょ?女プレイヤーしか作れないとかいう」

「そうそう!!」

精神直結型ゲーム機で一番売れ行きがいいゲームのジャンル。それはMMOである。
その人気故に、現在では限られたメーカーしか開発を許されていない。
数を多く作りすぎるとユーザーが分散して過疎るからだ。
さて、何故MMOが人気なのか?
答えは簡単。エッチが出来るからだ。
童貞だろうが処女だろうが気軽に出来る。ゲームのキャラなので顔も気にする事も無い。
誰だって気持ちいい事は大好きなのだ。

「あれ凄く面白そうじゃない!?」

取り敢えず新作で興奮が収まらないのは分かった。

「でもさー、あれ18禁でしょ?」

「大丈夫だって!私達のアカウント生年月日適当に設定してるし!」

「まぁそうだけど....」

今度...と言うか、今日の夜新しく発売されるMMO、その名も『キャットファイトオンライン』何の捻りも無いふざけた名前だと思う。
内容はその名の通り、プレイヤーが作った女キャラクター同士を戦わせる物だ。他のゲームと違う所と言えば、イカされたら負けな所くらいか。

「むー、もしかしてあんまり乗り気じゃない?」

友達が不満そうな顔をしている。

「んー......」

無論、乗り気でない訳が無い。
久しぶりの新作MMO、しかも痛みではなく感じるのは快感が殆ど。こんなゲームやりたくない訳がない。
ただ、私も内心ウキウキしてるのがバレるのはなんか恥ずかしいので平然を装う。

「ま、今日家帰ったらね」

「やたっ!!約束だかんね!!!」

「んー」

この日の学校はずっとゲームの事しか頭になかったからか、全然集中出来なかった。
ま、いっか。

家に帰りゲーム機の電源をつける。
画面には【87%ダウンロード完了】の表示。
よしよし、事前ダウンロードは順調だ。このまま行けば夜の発売開始ぴったりにスタート出来そうだ。

食事と風呂を手早く済ませ、準備は万端だ。

『楽しみだね!!』

発売開始一時間前に友達から通話がかかってきた。どれだけ楽しみなんだ。
.....人の事言えないけど

そして、遂に新作MMO「キャットファイトオンライン」は発売された。

早速精神をゲーム機に繋げる。慣れるまで少しだけ痛いが、まぁ慣れればどうってことは無い。
目の前が部屋からゲームの世界へと変わっていく。

「やっほー!」

隣から声がする。見ると、マネキンが話しかけていた。キャラメイク前の友達だろう。

「あはは、私達まだマネキン状態だね!」

「ほら、さっさとキャラメイクするよ」

「オッケー!!」

私達は【GAME START】の文字を通り抜けた

プロローグはこんな感じです。
キャラメイクに移ります。
性格はプロローグの様な感じです。
まず主人公から

【本名】(現実世界での本名)
【キャラクターネーム】(ゲーム内の名前)
【種族】(人間、吸血鬼、エルフ等)
【服装】(裸は駄目)
【容姿】(髪色、身長、体型は必ず。その他の部分はお好きに)
【その他】(付け足したいことがあればお好きに)

今日の夜頃まで募集してます。
>>1が良さそうと思った物を選びます。
ただ、名前はAの案でも服装はBの案を選ぶ場合もあるので、それをご了承の上でご投稿下さい。

【本名】水瀬友里(みずせ ゆり)
【キャラクターネーム】ユリス
【種族】半獣人
【服装】黄緑を主調としたラフな格好
【容姿】頭に獣耳(犬)があって、短髪の黄緑髪の少女、胸はDカップぐらいあり、見た目は幼く見える
【その他】元気があり、ムードメイカー的な存在。何事も一生懸命で守ってあげたい愛らしさがある

七時で主人公は締め切ります
七時から11時まで友のキャラメイクに入ります

>>14
友のキャラメイクはそんなに長くなくてもいいんじゃない?
夜だから人集まるでしょ

確かに言われてみればそうですね。
では八時までの一時間で



【本名】天宮 奏(あまみや かなで)
【キャラクターネーム】マナ
【種族】天族
【服装】白のシスター服
【容姿】黒髪サイトテール、身長160cm。しなやかで整った体躯で、胸はやや大きめ。背中に大きな白い翼があり、出したり消したりすることが可能
【その他】羽は弱点で、すぐイクようなことはないが体に力が全く入らなくなる。運動は得意ではなく、それを反映してかゲーム内でも魔法職。


主人公は奏で決まりました。
服装やその他を多少他の案を取り入れています。
こんな事をするのは主人公だけです。
これ以降の友や他の女の子は募集してコンマが一番高いものを選ぶので、ご了承ください。

では8時半まで友のキャラメイクを募集します

では締め切ります

「ま、こんな感じかな」

友達よりも私の方が先にキャラメイクが終わった様だ。
自分の姿を改めて確認してみる。
髪型と色は現実の私と同じ黒髪のサイドテールにしてある。やっぱりこの髪型が一番落ち着く。
胸は多少盛った、バチは当たらないだろう。
天族とか言う珍しい種族があったので、選んでみた。折角だし羽も付けてみた、多少大きめだが普段は消せる様だし問題は無いだろう。
服は白いシスター服にした。何となく直感で選んでみた。
全体的に黒と白で統一されているので我ながら中々の出来では無いだろうか?

「ごめん!お待たせ!」

やっと友...メイのキャラメイクが終わった様だ。
私と楓はいつもこのキャラクターネームでゲームをしている。
どちらかと言うとこっちの名前の方がしっくり来るまである。

「へへーん、どう?中々可愛いでしょ?」

そう言って、メイがくるっとその場でターンをする。
服装は黒色のキャミソールの上に緑のジャケット、ショートパンツの下にスパッツと、いかにも動き安そうな格好だ。
白髪の短い髪に赤い眼、何より特徴的なのは長い耳だ。

「エルフにしたんだ?」

「うん、ジョブは盗賊ね」

お互いの姿を確認していると、メイが急かすように私の服を引っ張ってきた。

「ね!もうお互いの確認は出来たでしょ?早く行こうよー!」グイッ

「分かった、分かったから引っ張らないで」

メイに引っ張られつつ、キャラメイクのステージを抜け、いよいよゲームの世界へと向かって歩き始めた。

当たりは真っ暗になり始め、少し先の方に光が見える
あそこがロビーか何かなのだろう。
そこでセーブデータを記録、そこから本格的にゲームスタートとなる。

「マナ、あれ見て」

メイが指さす先には木で作られた立て看板が設置してあった。
多分注意書きだろう。


ー初心者用掲示板ー

1.誰とでも戦える
(フィールドにいるNPCや他プレイヤー、全員と対戦できます)
2.負けても大丈夫
(負けても特にペナルティはありません)
3.目指せ最下層
(全部で10階層あるので最下層を目指しましょう)
4.時には凶悪な魔物と
(フィールドには稀に凶悪なボスモンスターも出現します。負けると犯されるので気を付けましょう。倒すと貴重なスキルが...?)
5.レベルをあげよう
(相手が強ければ強いほど強いほどレベルはすぐ上がります)
6.エリアクイーンを倒そう
(レベルが10の倍数になると挑戦できます。倒すと次の階層へ進めます)


「つまりレベル上げてボス倒してを10回繰り返すんだ?」

「成程ねー!」

いや、これシンプルに見えて中々大変では無いだろうか。多分Lv10になるのも難しい筈だし、何より相手を倒した所で二人分の経験値が貰えない。
つまり私とメイで二倍の敵を倒さないといけないのでは?

「ほらほら!立ち止まってないで早くセーブデータ作ろっ!!」グイッ

「あっ、ちょっ」

私の考えなんてまるで知らないメイは無邪気に笑いながら私を引っ張る。

ロビーには沢山の女の子キャラクターが集まっていた。分かってはいたが、これ程までに多いとは。
数十分並んでやっと私達の記録の版が来た。

『セーブデータを作成します』

「はーい!」

『一人用で作成しますか?二人用で作成しますか?』

「んん??良くわかんないから二人用で!」

ん?ちょっと待て?なんか勝手に話を進めているぞこのエルフ。
二人用?二人用のセーブデータって何だ??

「ま、待って、二人用のセーブデータって何?」

『二人用セーブデータは二人でログインしないとゲームが出来ない代わりに経験値が二人に同じだけ貰えるデータです』

つまりさっき私が散々悩んでいた問題は解決されたって事か。よかった。

セーブデータを作り終わると、メッセージが表示された

『では今から第一階層【はじまりの森】へ転送します』

『良いバトルライフを』











ゲームを開始した私たちはまず状況を確認した。
周りはゲームでよくある平和そうな森が広がっていた。そこら中に女の子達が喘ぎながら闘ってる事以外はよくある風景だ。

このゲームでレベルを上げるには女の子と戦わないといけない。
それを改めて理解した私達は、対戦相手を探していたのだった。

「マナー、誰と戦ってもらう??」

「んー、誰とって言われてもねー」

しかしいきなり見ず知らずの人とエッチな事をすると言うのは難しい物で、まだ一戦も出来ないでいた。

そこで、私は一つ案を出した。

「もうさ、私達で戦わない?」

「あ、練習試合みたいな?」

「そうそう」

お互い知り合いの私達ならまだ幾分かは気が楽に戦えると思っての提案だった。
メイも結構乗り気だったので初戦は彼女とする事にした。


戦闘のルール説明をします

マナの行動
メイの行動

この二つの安価を募集します
そして、コンマ2桁が大きい方が相手にダメージを与える事が出来ます。

(マナ90、メイ70ならメイに20ダメージ)

今回は練習も兼ねてメイとの戦闘です



では早速

マナの行動↓1
メイの行動↓2

書き忘れました。体力は100とします

(ま、ひとまず様子を見た方がいいかな)

マナは翼を出現させると、大きく羽ばたかせ宙に浮いた。相手は盗賊、空中にるマナへの攻撃手段は限られてくる。そう思っての行動だった。

(やっぱりそうするよねー)

(さて、どう攻撃しよっかな)

メイも、マナが空中に逃げるのは想定の範囲内だった。しかしレベルが低い事もあり、有効な攻撃手段は持ち合わせていない。

対するマナも一向に手を出してこないメイに深読みをしてしまう。

(メイ...なんで何もしてこないの?)

(もしかして、私の攻撃がトリガーになって発動する技....とか?)

両者硬直のまま、10分が経過した時にそれは起こった。マナが落下したのだ。

鈍い音が辺りに響く。頭から落ちたのだ、絶対痛い。

「痛っ.....~~~~っ!!!」

思わず涙目になり、両手で頭を抑える。
対戦相手である筈のメイも思わず駆け寄り、声をかける

「ま、マナ!?大丈夫!?凄い音したよ!!?」

「だ......だいじょぶ........」

マナ【61/100】
メイ【100/100】

マナの攻撃↓1
メイの攻撃↓2

とりあえず殴る

(ふふ、かかったな)

(その油断が命取りだよ、メイ)

マナは卑怯にも本気で心配しているメイに殴りかかろうとしていた。流石にゼロ距離ならば運動が苦手なマナでも当てる事が出来るだろう。

「ふっ!」

マナの拳はメイの腹部を確実に捉えていた。
しかし、その拳が届く事は無かった。

「マナ、見え見えだよ??」

メイはマナの拳を軽く躱すと、逆にマナにカウンターを食らわせた。マナが狙っていた腹部に。

「ぁが...っ......」

「全く、マナ、流石にそれは卑怯だよ!?」

余裕のメイに対して、マナは今にも吐きそうだった。頭を打ったせいで軽く脳震盪を起こし、腹を殴られ立つことすらままならなかった

マナ【39/100】
メイ【100/100】

マナの攻撃↓1
メイの攻撃↓2

冷静にこちらからカウンターを仕掛ける

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