【ミリマス】田中琴葉「結婚かぁ…」 (12)

こんばんは。

アイドルマスターミリオンライブ! のssです。

初心に戻ってみました。短いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1542471618

P「結婚がなんだって?」

琴葉「あ、プロデューサー。お疲れ様です」

P「お疲れ。なんだ琴葉、結婚したいのか?」

琴葉「違いますよ。昨日、両親が結婚記念日でして」

P「そうだったのか。それはおめでとうございます」

琴葉「いえ。って、私が返事するのも変な話ですけど」

P「確かに」ハハ

琴葉「両親はホントに仲がよくて。私もいつかあんな風に誰かと幸せに過ごすのかなぁって考えちゃいました」

P「琴葉の夫になる男はきっと、背が高くて洋楽好きな男なんだろうなぁ」

琴葉「もうっ、そんな適当なこと言って。私は花子さんじゃありませんよ?」

P「ファンからしたら高嶺の花どころか手の届かない存在には違いないぞ?」

琴葉「握手会は開いてるので、手は届きますよ」

P「お、言うようになったな」

琴葉「どこかのプロデューサーが軽口ばっかり叩くので」フフッ

P「琴葉は結婚の条件とかあるのか?」

琴葉「どうなんでしょう…考えたことなかったです」

P「まぁ、今の年齢からそんな真剣に結婚を考えてる奴も少ないと思うけど」

琴葉「そうですね…あ、1つ思いつきました」

P「なんだ?」

琴葉「私を愛してくれることです」

P「…うん?」

琴葉「あ、そんなの当たり前だろって思いました?」

P「そりゃそうだろ」

琴葉「私はよく『愛が重そう』って言われるので」

P「恵美とエレナからか」

琴葉「そうですね。なので、私と同じくらいの愛を持って接してくれる人がいいです」

P「…」

P(もう既にちょっと重い…とは言わないでおこう)

琴葉「プロデューサーは」

P「ん?」

琴葉「プロデューサーは、条件とかあるんですか?」

P「んー、俺を愛してくれること」

琴葉「もうっ。ちゃんと考えてください」

P「雑談にちゃんととかあるのか?」

琴葉「あるんじゃないですか?」

P「んーーーー。あ、思いついた」

琴葉「なんですか?」

P「子どもが好きなこと」

琴葉「プロデューサー、子ども好きですもんね」

P「まぁな。できれば子どもがいる幸せな家庭を築きたい」

琴葉「じゃあ、奥さんが『子どもは欲しくない』って言ったらどうするんですか?」

P「どうもしないよ。奥さんの意思を尊重する」

琴葉「プロデューサーは優しいですね」

P「そうでもないだろ」

琴葉「私も子どもは欲しいですね。出来たら男の子」

P「それはまたなんで?」

琴葉「女の子だと、旦那さんの愛が半分こになっちゃうから。」

P「!」ゾクッ
 
琴葉「……冗談ですよ?」

P「ホントに冗談だよな?」

琴葉「プロデューサーは私をなんだと思ってるんですか?」

P「他には?」

琴葉「他とは?」

P「ほら、愛してくれる以外に」

琴葉「うーん、そうですね」

P「よく聞くのだと、年収がいくら以上とか」

琴葉「年収とかお金の面で人を見たくないです。お互い助け合っていきたいですし」

P「理想だけじゃ生きていけないぞ?」

琴葉「理想や夢はいつまでも持っていたいです。アイドルは夢を魅せるものですから」フフッ

P「…強かだなぁ」

琴葉「この業界を生きていく上で強かさは必要ですよ?」

P「間違いないな」

琴葉「プロデューサーは」

P「うん?」

琴葉「子ども好き以外に条件ないんですか?」

P「あるよ」

琴葉「あるんじゃないですか」

P「真面目で、責任感があって、みんなから頼られてて」

琴葉「……」

P「ちょっと愛が重いかもしれないけど、俺の軽口にも付き合ってくれる。そんな女の子と結婚したいかな」

琴葉「……そんな女の子います?」

P「さぁ、どうなんだろうな」

琴葉「…」

P「…」

琴葉「…不束者ですが、よろしくお願いします」

P「こちらこそ。喜んで」

これにて完結です。

結婚するなら琴葉、妹にするなら杏奈です。

ではまた。

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