【デレマス】美穂と茜のとある日の一幕 (14)

みほあかっぽいSSです


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茜「おっはようごさいまーっす!!」

美穂「おはよう茜ちゃん♪」

茜「おはようございます美穂ちゃんっ!」

美穂「今日は一緒の基礎レッスンだからよろしくね?」

茜「はいっ!」

美穂(茜ちゃん、なんだか小型犬みたいで可愛いなぁ)ピコピコ

茜「……」

美穂「ど、どうしたの? 顔に何か付いてた?」

茜「いえっ! 美穂ちゃんのそのピョンと伸びた髪がピョコピョコ動いているのが可愛くて見入ってしまいましたっ!!」

美穂「か、可愛っ!?」

茜「はいっ! 前から気になってたんですが、どうして美穂ちゃんはそんなに可愛いんですかっ!?」

美穂「え、えぇっ!? ……あ、茜ちゃんも可愛いよ!」

茜「……へ? いやいや、美穂ちゃんの方がずっっと可愛いです!!」

美穂「そ、そんなこと無いよ!」

茜「大丈夫です! 美穂ちゃんの可愛さは私、日野茜が保証しますっ!!!」

美穂「も、もう~茜ちゃんったら!」

茜「照れて赤くなってる姿もさくらんぼみたいで可愛いですね!!」

美穂「わ、分かったからもう言わないで!」

茜「し、失礼しましたっ!」

美穂「……ふぅ。茜ちゃん、じゃあ着替えてレッスンに行こっか」

茜「はいっ!!」




茜「ではまずはストレッチ代わりにジョギングへ行きましょう!」

美穂「い、いきなり!?」

茜「はいっ! いいですか、ジョギングは動的ストレッチと言って運動前のウォームアップとして有効なんです!!」

美穂「そ、そうなんだ……」

茜「逆に、アキレス腱伸ばしなどのストレッチは静的ストレッチと言って運動後のクールダウンに最適なんですよ!」

美穂「詳しいんだね、茜ちゃん」

茜「これでも元ラグビー部のマネージャーですから!! さぁ、行きましょうっ!!」

美穂「お、お手柔らかにね?」

茜「いいですか美穂ちゃん、先ずは軽く肩を回したりしながらウォーキングをします!」

茜「そうして固まった筋肉を適度にほぐす事でトレーニングの効果アップと怪我の防止になるんです!」

美穂「そうなんだー」

茜「少しほぐてれきたら徐々にスピードを上げてジョギングに移行します!」

美穂「うんっ!」

茜「いやぁ、走ることで肌に感じる風が気持ちいいですねぇ!!」

美穂「そうだね!」

茜「さぁ、もう少しスピードアップしましょうっ!!」

美穂「えぇ、もっと?」

茜「はいっ!! なんだか盛り上がって来ましたね!!」

美穂「ま、待ってよ茜ちゃん!」

茜「ボンバァァァァアアアア!!!!」

美穂「あ、茜ちゃーんっ!! 置いていかないでぇー!!」





茜「いやぁ、ついつい熱が入っちゃいましたね美穂ちゃん! ……美穂ちゃん?」

美穂「ひ、ひぃ、はぁ……」

茜「あぁっ!? 大丈夫ですか美穂ちゃん!! すみません、つい興奮してしまって」

美穂「ら、らいじょーぶだよ……」

茜「日野茜一生の不覚ですっ! どうお詫びをしたら良いのか……っ!!」

美穂「お、大袈裟だよ……。ちょっと休めばすぐに戻れる、から……」

茜「そうですかっ? ではあそこの木陰で休憩しましょうっ!」

美穂「う、うん……」

30分後

茜「美穂ちゃん、ではそろそろ戻りましょうか!」

美穂「……くぅ」

茜「美穂ちゃん、起きてくださいっ!」

美穂「うぅん……まだダメ………」

茜「美穂ちゃん! こんなところで寝たら風邪を引きますよっ!!」

美穂「えへへ……。ふにゅう」

茜「どうしましょうか……。こうなったら、私が美穂ちゃんを運びましょうっ!!」

茜「まずはうつ伏せにして、っと!」

美穂「くぅ……」

茜「脇の下に私の首を差し入れて、担ぎ上げ、るっ!!」

美穂「むにゃ……」

茜「行きますよぉ! 迷わず行けよ、行けば分かるさっ!! ボンバァァァァアアアア!!!!」





美穂「……プロデューサーさんに怒られちゃったね」

茜「本当にすみませんでしたっ!! まさか私自身ではなくネットで炎上してしまうだなんてっ!!」

美穂「わ、話題にはなっちゃったけど炎上ではないよ? 『日野茜、小日向美穂をファイヤーマンズキャリーで爆走!』とかネットのニュースにはなっちゃったけど」

茜「お姫様抱っこの方が良かったですかね!?」

美穂「走った方が問題じゃないかな? でも、起きなかった私も悪かったし……」

茜「いえ、美穂ちゃんに無理をさせた私が悪いんですっ!! どうかお詫びをさせて下さいっ!!」

美穂「うぅん、じゃあ今度一緒にお買い物行こう? その時荷物持ちをしてもらおうかな?」

茜「はいっ! そんなことで宜しければ喜んでっ!!」

美穂「じゃあ決まり♪ ……ところで、ファイヤーマンズキャリーってどんなの? おんぶとは違うの?」

茜「では今ここで実践してみましょう! 先ずはうつ伏せになってください!」

美穂「う、うん……」

茜「いいですか、美穂ちゃんの脇の下に私の頭を差し入れて……こうです!!」

美穂「こ、こんな格好だったのぉ~!?」

茜「はいっ! 自衛隊や消防で使われる運搬方法です!!」

美穂「は、恥ずかしいから降ろして!」

茜「了解です!!」

美穂「こ、これじゃあネットニュースにもなるよね……」

茜「いい運動になりました!」

美穂「私も今後は寝ないようにするから、茜ちゃんももうあの運び方は止めてね?」

茜「はいっ!」




おまけ

恋鐘『うち、あんたの事……ばり好いとーよ!』

茜「283プロの月岡さん、素敵ですね!」

美穂「そうだねー」

茜「美穂ちゃんは方言を使ったりしないんですかっ!?」

美穂「うーん、私はそんなに使わないかな? お婆ちゃん世代の人はそれこそ方言で喋るけど、私たち世代だと環境によるかな?」

茜「なるほど! では美穂ちゃんは『好いとーよ』は言わないんですか?」

美穂「えぇっ!? き、九州の方言って言っても県や地域で微妙に違うし……つ、使わない、かな?」

茜「そうですか……」シュン

美穂「そ、そんなに落ち込まないで?」

茜「美穂ちゃんの『好いとーよ』、聞いてみたかったです!」

美穂「うーん……1回だけだよ?」

茜「言ってくれるんですか!?」

美穂「1回だけだからねっ! う、うぅん…!」

美穂「うち、あんたのこと……ばり好いとーよ♪」

茜「~~~~っっ!!!」

美穂「ど、どうだった?」

茜「優勝ですっ!!!!」

美穂「へ?」

茜「美穂ちゃんの好いとーよはCMの月岡さんのより素晴らしかったですっ!! つまり優勝なんですっ!!!!」

美穂「そ、そうかな?」

茜「はいっ! おめでとうございますっ!!」

美穂「あ、ありがとうございます?」 


以上となります。
拙い作品ですが、読んで頂いた方がいらっしゃったら、ありがとうございます。
それでは失礼します。

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