【安価有り】ぐだ男「僕が殺される夢?」 (23)

サーヴァントがぐだ男が殺される悪夢を見たら、の妄想スレです
そういうシチュエーションが大好きなので、グロくなるかもしれません。お気をつけください

例としてまずマシュを書きます
その後↓1で安価を取ります
安価は1次のサーヴァントと、2何に殺されるか? で取ります
サーヴァントによっては真名バレがあることを御了承ください
何に殺されるか? は、雑魚なら「雑魚」と書いてください
サーヴァントならそのサーヴァントの名前をお願いします

例「1ジャンヌ 2ジャルタ」

同じ人の連続安価については30分以内に誰も安価を取らなかった場合許可ということにします

暇な日、暇な時間に進めていきます
リアルの事情で来れずに失踪してしまう可能性もありますがなるべくそうはならないように頑張ります

以上のルールを確認した上でご参加ください、よろしくお願いいたします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1541730389

【1マシュ 2雑魚】

 敵の数が減らない! 既に一時間以上も戦闘が続き、先輩の顔色がとてと悪くなっている。
 私でなくモードレッドさんなら、ガウェイン卿なら、お父さんなら!
 ……自分の非力さが嫌になる。

「先輩! 敵の数が多すぎます!」

「ここで逃げたら皆が危ない! マシュ、力を貸してくれ!」

「く……っ! 分かりました、戦闘続行します!」

 先輩はとても優しくて暖かくていつも誰かの為に戦っている。自分が傷ついても笑顔で、私たちを安心させようとしてくれる。
 私が頑張らないと……先輩を失う訳には……!

「マシュ! 危ない!」

「え?」

 先輩が私に抱き付いて来て……。
 ジ、ジュッ!
 嫌な音が聞こえてきた。聞き慣れた音だ。肉に何かが刺さる音。
 そして赤い液体が辺りに散った。

「あ、ぐ……ま、マシュ……」

「あ……あぁ……! せ、先輩……!」

 先輩の背中から……長い棒が突きたっている。
 先輩の口から血が溢れた。
 信じられない。信じたくない。
 先輩が、私を庇って、槍に刺されている。

「う、ぁぁぁああああ!!!」

 先輩と盾を無我夢中で持ち上げて、私は走った。
 後ろに守るべき人達がいる筈なのに、私は逃げた。
 失いたくない。彼だけは失う訳にはいかない。
 もうそうなってしまったら、私にはもう何も残らなくなってしまう。

「先輩!」

 私は何度も声をかけ続けた。
 呼吸の音が小さい。傷口から血がダクダクとあふれでてくる。
 嫌だ! 嫌! こんな事……私のせい……!

 どこまで走ったのかも分からない。
 もう背後に敵の気配は感じられなかった。
 私は……私は冷たくなった先輩を地面に下ろす。

「…………先輩……お願いです、死なないでください……」

「…………」

 いつも私に笑顔で応えてくれる先輩は、目を閉じたままなんの反応もない。
 息をしていない。守らなければいけない人に守られて、大切な人を失ってしまった。
 視界に映る全てが歪んでいく。
 私には、もう、何も――

マシュ「…………ッ!!!」

マシュ「……あ、れ? 私の、部屋……?」

マシュ「…………夢……うっ! げほっ! ごほっ!」

マシュ「先輩……先輩!」バッ

ウィーン……
タッタッタ!
ウィーン……

マシュ「先輩!」

ぐだ男「………………」スースー

マシュ「……先輩……良かった……」ギュッ

ぐだ男「んぇ……? 清姫……? 静謐……? ……ってマシュ!? え、どうしたの!?」

マシュ「あ……先輩……私……」グスッ

ぐだ男「ちょっと待って、腹切る五秒前? また僕なにかやらかした?」

マシュ「違うんです……ごめんなさい、こんな夜遅くに……」

ぐだ男「何があったの?」


ぐだ男「僕が殺される夢を見た?」

マシュ「はい……とてもリアルな夢でした。それでいてもたってもいられなくなってしまい……」

ぐだ男「そうだったんだ……うん、事情は分かった。僕はほら、元気元気!」ニコッ

マシュ「は、はい。どこにも異常は無いかと! ……本当に安眠を妨げてしまって申し訳ありませんでした」

ぐだ男「なに言ってるのさ。マシュが不安なまま夜を明かすくらいなら殴ってでも起こしてよ」

マシュ「そ、そう言うわけには」

ぐだ男「うーん、でも僕が死んじゃう夢かぁ。こう言うのも悪いけど、マシュにあんな顔させちゃうほど僕の存在がマシュの中で大きくなってるって思うと、少しだけ嬉しいな」

マシュ「あ、あんな顔ですか!? どんな顔でしょう!」

ぐだ男「心から安心したような表情? みたいな感じだったね」

マシュ「はい! 心から安堵しました!」

ぐだ男「でも夢の中の僕かっこいいね、マシュを庇って刺されるなんて」

マシュ「もし仮にそんな状況になっても絶対にしないでください! 絶対にですよ!?」

ぐだ男「約束は出来ないかな。マシュのこと信用してない訳じゃないけど、身体が勝手に動いちゃうかも」

マシュ「駄目です!」グッ!

ぐだ男「いたっ! 分かった善処する!」

マシュ「本当に……先輩を失ったら私は……」グスッ

ぐだ男「わー! 泣かないで! 大丈夫だから!」

マシュ「約束ですよ……?」

ぐだ男「約束、ね」

マシュ「…………あの、ところで」

ぐだ男「なに?」

マシュ「先ほど清姫さんと静謐さんの名前を呼んでいましたが、お二人は先輩の寝室によくいらっしゃるのですか?」

ぐだ男「ああ。そうなんだよねぇ……寝ぼけて入ってきちゃうみたいで。いきなり横で寝てたりするからビックリするんだよね」

マシュ「……そのあとどうするんですか?」

ぐだ男「声をかけても起きないから、ちょっと狭いけどそのまま寝ちゃうかな」

マシュ「マスター。一部のサーヴァントにだけ特別扱いするのはいけませんよね?」

ぐだ男「特別扱い? そんなことしてない、と思うけど」

マシュ「今日はマスターと一緒に寝ます。また悪夢を見ないとも限りませんから」

ぐだ男「え!? ちょ、マシュ!?」

マシュ「はい! マシュはマスターの護衛も兼ねて一緒に寝ます!」グイッ!

ぐだ男「わー!」

             完

↓1 次のサーヴァント

殺しかた
静謐の毒が突如有効になってしまう

鯖が↑の不採用になるならオケキャスで

>>7
状況の安価もあると書きやすくなりますね
でも静謐ちゃんは毒ですよねやっぱり
書けるだけ書いていきます、リクエストありがとう

1に質問、[ピーーー]側の役の人はfateキャラクターなら誰でも良いの?
例えば、1ジャンヌダルク、2六導 玲霞
内容は、子供を人質に取られ抵抗できないジャンヌを六導玲霞が拷問
こんな感じでFGO以外のキャラクターも安価に入れて良いですか?

>>9
それを許可すると自分の知らないキャラクターを一々調べないといけなくなるので、申し訳ありませんが不許可とします

それではインフェルノから続き書いていきます
遅くなると思いますので、適当にお待ちください

 初めて彼を見たとき、私は運命の残酷さを嘆いた。
 私のマスターは、とても優しいだけの少年だった。
 何も知らず何もできない。
 それでも周りを励まし、非力なまま一歩でも前へと足を進める。
 絶望的な戦いだと理解しているのに挫けない、倒れることだけはしまいと胸を張っている。
 私は彼の助けになりたいと心から思った。少しだけ……彼の影に義仲様を感じてしまったのもあった。
 私は迫り来る敵を全て討ち倒し、マスターと共に多くの戦場を駆けた。
 そして……マスターはどんな英雄にもなし得ないであろう偉業を、多くの英雄との縁を以て達成してしまった。
 全てが終わっても彼はまったく変わる事なく、笑顔であり続けた。
 私はマスターの笑顔を守る為にカルデアに残ることを誓った。

 ポトッ……

 マスターの守ったこの世界を共に守っていこうと……そう思って……。
 マスターの頭が地面を転がる。
 …………これは?
 身体が動かない。私はそれを見ている事しかできない。
 頭部の無いマスターの身体が力無く崩れ落ちる。
 そこに立っているのは黒い靄に覆われた……私だ。シャドウサーヴァント?
 何故? 私はまた……またなにもできなかった?
 あの時のように……?

「う……ぐ……っ!」

 金縛りにあったかのように動かない身体を無理矢理動かそうとする。
 だがどれだけ力を込めてもピクリとも動かない。
 黒い私がゆっくりと近付いてくる。
 目の前に立ち、薙刀を振り上げた。

巴「……っ!」バッ!

巴「……夢……?」

巴「…………なんで、今さらこんな夢を……」

巴「……マスター……」

~翌朝~

ぐだ男「んー……眠い……」

巴「……マスター」

ぐだ男「あ、巴さんおはよ」

タタッ! ギュッ

ぐだ男「うえ? と、巴さん?」

巴「……ごめんなさい、いきなりこんな事……」

ぐだ男「あ、いえ。個人的にはとても嬉しいんですけど。何かありました?」

巴「いえ、何でもないんです。ごめんなさい」スッ

ぐだ男「ならいいんですけど……んん! 巴さん、今日は暇ですか?」

巴「え? は、はい。特に用事はありませんが……」

ぐだ男「だったらこのあと付き合ってくれませんか?」

巴「……あの……マスター?」ポチポチ

ぐだ男「…………」ポチポチ

巴「マスター?」ポチポチ

ぐだ男「…………ぐ」ポチポチ!!

巴「はい、終わりです」ポチポチ

ドォーン!

ぐだ男「だぁぁ! 十連敗!」ガチャン

巴「基本の動きは良くなっていますけどコンボの精度が悪いですね。復帰も単調……ではなくて! 何故ゲームをしているんですか!」

ぐだ男「ん? 巴さんの元気が無かったからかな?」

巴「えぇ!?」

ぐだ男「言いにくそうだったから、なら遊んで忘れてもらおうかなーって思いました。というわけでもう一戦」

巴「……マスター」ポチポチ

ぐだ男「…………巴さん。無理しないでくださいね。俺なら大丈夫ですから」ニコッ

巴「無理なんてしてません! マスターの守った日常を守る事が私の!」

ぐだ男「そうなんですか? でも巴さんが辛い思いをしないと守れないなら、僕はどうにかしないといけませんから。だから困ったらいつでも言ってくださいね」

巴「…………はい」

ドォーン!

ぐだ男「また負けたー! 隙ありかととおもったんだけどなぁ」

巴「……ふふ、まだまだ実力が足りませんよ、マスター」

ぐだ男「まだまだ教えてもらわないといけませんね」ニコッ

巴「はい、私でよければいつでも。……心配おかけしてごめんなさい、マスター」

ぐだ男「気にしないで。いつも皆に心配かけてるから、たまにはね」

巴「(あんな夢に惑わされるなんて、私もまだ未熟……あんな結末にしないためにも、私がしっかりしないと!)」

大分遅くなりましてごめんなさいね
どう書こうか悩んでました
次は静謐ちゃん書きますが、一応安価も出しておきます

↓1 次のサーヴァント

「嫌……嫌! マスター!」
「あ……ぐ、ぅ……!」

 こんな事、おかしい。
 マスターには私の毒が効かない筈なのに、こんなこと、マスターが、私の毒で……!

「マスター! あ……っ!」

 マスターに触れようとして、寸前で止まることが出来た。
 今触れれば、マスターはもっと苦しんでしまう。
 どうすれば? 私は、どうすれば……?

「……静、謐……大丈夫、僕は、大丈夫……だから」ニコッ

 どうして、どうして!? なんでマスターは、こんなときも笑って……!
 こんなの! なんで私はこんな!

「……ぐっ……静謐……そんなに、責めないで……静謐は、悪くない……悪いのは、僕、だか………………」
「マス……た……?」

 マスターの、動きが、止まった。
 苦しかった筈なのに、微笑んだまま、マスターは、私の、毒で――

「あ……――」

静謐「んぅ!」ガバッ!

静謐「……マスター! ……あ……」キョロキョロ

静謐「……夢……夢! マスター」バッ!

―マイルーム―

ウィーン

静謐「……いる。息は……してる……」ホッ

ぐだ男「…………ん……? 誰……?」

静謐「ッ!」サッ

ぐだ男「静謐……? んん……2時……どうしたの、こんな遅くに?」モゾモゾ

静謐「あ……あ……ぅ……」

ぐだ男「静謐? どうしたの?」タッ

静謐「来ないで! ……ください……私が触れてしまえば、マスターは……」

ぐだ男「えー、と……今さらじゃないかな?」ハハ

静謐「……怖いです。マスターも、私の毒で死なせてしまうのでは、と」

ぐだ男「もしかして、嫌な夢でも見た? 僕は大丈夫、静謐の毒では死なないよ」キュッ

静謐「あ……!」

ぐだ男「ね? 大丈夫でしょ?」ニコッ

静謐「マスター……私……マスター!」ガバッ!

ぐだ男「わっ」

ボスッ

ぐだ男「……あはは。静謐、安心した?」

静謐「貴方を、私の毒で死なせてしまう夢を、見ました」

ぐだ男「それはごめん。夢の中の僕は軟弱ものだなぁ」ナデナデ

静謐「……マスターは最期の時まで、私を励ましてくれました。悪いのは、自分だって」

ぐだ男「撤回、根性あるね僕」

静謐「……マスター。私は、怖いです。あの夢が、いつか現実になるかもしれない、と思うと」

ぐだ男「大丈夫だよ、安心して」ナデナデ

静謐「……はい」

ぐだ男「そろそろ大丈夫そう?」ナデナデ

静謐「いえ……できればこのまま、マスターの胸のなかで、一緒に眠らせてください。一人になると、またあの夢を……」

ぐだ男「そっか。うん、いいよ」

静謐「……ありがとう、ございます。迷惑をかけてしまって、ごめんなさい」ギュー

ぐだ男「迷惑なんて思ってないよ。ちょっと恥ずかしいけどね」

静謐「……もし」

ぐだ男「ん?」

静謐「もしも……マスターを、私の毒で苦しめる事があったら……すぐに私との契約を、解除してください」

ぐだ男「……それで静謐を苦しめるなら、そうするよ」

静謐「ありがとう、ございます。……んっ」キュ

ぐだ男「おやすみ、静謐」

静謐「……おやすみなさい、マスター」

静謐「(……いつか、こうして触れ合えなくなることがあっても……今は、今だけは……マスターと、触れ合って……)」

           完

寝落ちしました
次回アストルフォ書いていきます

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