【俺ガイル】いろは「今夜は、寝かせませんよ」(6)


・せんぱいの料理

いろは「ねえ、わたしがつくってもいいんですよ」

八幡「いや、今日はなんか作りたい気分なんだ」

金曜の夜、わたしはいつものようにせんぱいの家にお泊まりに来ていました。

いつもお泊まりのときには、わたしが夕ご飯を作っているんですけど、今日は珍しくせんぱいが作るといってきかないのです。

いろは「じゃあ、何か手伝います」

八幡「いいや、一色はくつろいでおいてくれ」

いろは「えー、なんかきょうはへんですよせんぱい」

八幡「じゃあ、もうすぐできるから机の上のもの、片しておいてくれ」

いろは「はーい」

いろは×八幡です。高校卒業後付き合った2人が大学4年(3年)になった設定です。

八幡「よし、じゃあいただきます」

いろは「いただきます」

せんぱいが作ったのは、麻婆茄子とポテトサラダ、そしてオクラのみそ汁でした。

いろは「ん、おいしいですよこれ」

八幡「おおそうか、よかった」

いろは「ポテサラとか、意外に上手に作るの難しいのに、ジャガイモの食感とかしっかり残ってていいですね」

八幡「これで主夫に一歩近づいたな」

いろは「いや何言ってるんですかせんぱい、せんぱいにはちゃんと働いてもらいますからね。ただでさえ、いまどき二馬力じゃなきゃ子供育てるのだって大変なんですから」

八幡「いいや、一色が働いた金を元手に、俺がFXを極めて三倍くらいに増やせば問題はない」

いろは「は? 何馬鹿言ってるんですか同棲解消しますよ」

八幡「いやまず同棲してないし」

いろは「じゃあせんぱいはわたしと同棲したくないんですか」

八幡「それはしたいものはしたいが、現実問題、まだここもお前の家の家賃も親に出してもらってるわけだしな……」

いろは「じゃあ、大学出たらしてくれるんですか」

八幡「それはわからないが、第一、結婚の前に同棲するのって色々と賛否両論あるっていうだろ……」

いろは「じゃあ、結婚しましょ」

八幡「お前決断軽すぎだろ……」

いろは「だって、せんぱい以外、考えられませんし」

八幡「いやこの先何があるかなんてわからないからな……」

いろは「は? せんぱい浮気する気ですか殺しますよ」

八幡「しねえよ……」

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