オーク「ピザの配達に伺いましたー」 (8)

姫騎士「庶民の味はどういったものかしら、って、あなたはオーク!」

オーク「熱いうちにお召し上がりくださーい」

姫騎士「なんでピザの宅配やってんの?」

オーク「親が働けってうるさくて。どこかで会いました?」

姫騎士「オークは等しく人類の敵でしょ! 出てきたらぶっ潰さないと!」

オーク「代金」

姫騎士「へ?」

オーク「まず代金支払ってくださいよ。その後でご注文伺いますんで」

姫騎士「わ、わかったわよ。財布財布・・・」

オーク「また寄り道したって怒られるな、これは・・・」

姫騎士「さぁ、支払ったわ! 早速勝負よ!」

オーク「ピザ、冷めますよ」

姫騎士「冷めても味は変わらないでしょ、食べてる間に逃げるつもりね!」

オーク「今すぐ食べてくださいよ、出来立ての方がうまいんスから」

姫騎士「逃げない?」

オーク「ハァ、待ってますから、早く食べてくださいよ」

姫騎士「そう、じゃあ食べてくるわ! ・・・けっこう熱いわね。んー、チーズがとろけるー!」

オーク「電話かけとくか・・・もしもし、オー太です。少し遅れます。申し訳ありません・・・」

(五分後)

姫騎士「食べきれなかったからアンタ食べていいわよ。万全の状態で叩きのめしてこそだし」

オーク「口の周り汚いなぁ、はいウェットティッシュ」

姫騎士「ありがと。礼は言うけど手心は加えないわよ!」

オーク「で、どこで戦うんです?」

姫騎士「近くに公園があるわ。寂れていて誰も近づかないはず」

オーク「じゃあ行きますか」

姫騎士「待って! 支度するから」

オーク「えー、待たせてるんですから早くしてくださいよ」

姫騎士「うっさい! 生きる時間が長くなったと感謝なさい!」

オーク「理不尽すぎる・・・」

(10分後、寂れた公園)

オーク「うわー、斧持つの久々だわ」

姫騎士「私なんて毎朝稽古を欠かしていないから! 勝負あったわね!」

オーク「そこで張り合わなくても・・・じゃあいきますよ」

姫騎士「うららららっぁあああ!」

オーク「こわっ!」ヒョイ

姫騎士「避けるなぁぁあ! 当たんないでしょ!」

オーク「いやいや死んじゃいますよ。仕事あるのに。殺されたら代わってくれます?」

姫騎士「代わるか! 死ね!」

オーク「なんで女騎士といい血気盛んなんだ・・・」ヒョイヒョイ

姫騎士「避けるなぁぁああ!」

オーク「てい!」

姫騎士「うわっ! 斧を振り回すなんて卑怯よ! 棍棒でしょフツー!」

オーク「親父が斧3つ残して売っちまったんですよ。仕方ないでしょ」

姫騎士「口答えするなぁああ!」

オーク「剣あぶな!」ペシッ

姫騎士「あっ、剣が!」

オーク「ここで壊しとこ」バリーン

姫騎士「いやぁぁぁああ! 悪魔! ひとでなし!」

オーク「いやいやオークですんで」

姫騎士「オークには敗北する運命なの・・・? お父様、お母様・・・」

オーク「剣一本壊しただけなんですけど・・・」

姫騎士「くっ、殺せ! 辱めを受けるくらいなら、殺された方がましだ!」

オーク「ムカつくなー、こっちは精一杯生きてるというのに・・・」

姫騎士「そ、それ以上近づいたら舌を噛み切りますわ!」

オーク「噛んでみるとすごく痛くて途中で止めたくなるけど。。あー。イライラしてきた。イタズラしとくか」

姫騎士「寄るなッ! ひっ!」

オーク「臨場感あるなー。というか凄くイケないことしてる感があるわー」

オーク「どれ、まず股間をまさぐって、と」

姫騎士「あっ、やっ、やめてよ! 誰か―!」

オーク「あ、微妙に濡れてる、、漏らしたのかな」

姫騎士「漏らすわけないでしょ!」

オーク「生理現象か、こういうシチュが好きなのか、ふむふむ」クチュクチュ

姫騎士「~~~! くやしい! オークなんかに辱めをう」

オーク「んー」

姫騎士「ぷはっ、キスするなんて! ペッ」

オーク「気の強い女性は結構好みなんだな。発見だわ」クチュクチュ

姫騎士「アッ、手、手を止めなさいよッ!」

オーク「イクまで続けてみようかと」

姫騎士「オークになんていかされるもんですか・・そこは、ま、待って・・・ひあっ」

オーク「・・・」ペロペロ

姫騎士「うそ、やっ、そ、あっ、あんっ、や、--! あっ!」ビクッ

オーク「・・・あー、疲れた。意外とクンニってツラいな」

姫騎士「・・・ばかあほへんたい!しねっ!」ゲシゲシ

オーク「いたいいたい。復帰速い。とりあえず、ご利用ありがとございましたー」

姫騎士「二度と来るな!」

姫騎士「はー、犬にかまれたとでも思っとこ・・・」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom