魔法使い「おかえりー」 俺「誰だよお前」 (48)

魔法使い「おじゃましてます 魔法使いです」

俺「本当に邪魔だからとりあえず警察呼ぶわ」

魔法使い「いやいや魔法使いですよ そこはもっと興奮するところでしょ
       うわーすげー!魔法使いだー!憧れてたんですサイン下さい!みたいな」

俺「・・・」

魔法使い「ちょっと!スマホいじるのやめて下さいよ!あ 魔法使いって信じてませんね貴方」

俺「・・・」

魔法使い「110って番号入力するのやめて下さいよ!分かりましたよ 魔法使えばいいんでしょ!」

魔法使い「いきますよー いちにのさんー・・・はい!」


俺「姿消えただけじゃん」

俺「あれ?体が勝手に・・・」

魔法使い「どうですか!これぞ憑依魔法ですよ!私、貴方の体に憑依してますよ!」

俺「魔法使いの姿が見えないのに声が聞こえる・・・俺の口から」

魔法使い「まあ貴方の体に憑依してるんで貴方の口から声でますよね 普通」

俺「なんか気持ち悪いな とりあえず魔法使いって信じたから解いてくれ」

魔法使い「なんかリアクションが微妙ですね・・・」

俺「だからとりあえず解けよ」

魔法使い「あー 大体一週間ぐらいは解けないんですよね」

俺「」

魔法使い「人それぞれなんですけど大体一週間ですね」

俺「」

俺「何してくれちゃってんの?」

魔法使い「てへぺろ」

俺「俺の体でてへぺろとか言うのやめて」

魔法使い「まあ良いじゃないですか 一週間気長に待ちましょう
       一人暮らしで女の子と一つ屋根の下・・・素敵じゃないですか」

俺「んな勝手な・・・」

魔法使い「あ 貴方幼馴染がいるんですね エロゲの主人公みたい」

俺「なんでそんなの知ってんだよ」

魔法使い「少しだけなら頭の中を探れるんですよ」

俺「迷惑だなぁ」

魔法使い「まあまあ 幼馴染の話でもしましょうよ」

俺「最近 私の近くに居ると不幸がうつるって言って引きこもってるよ」

魔法使い「中二病ですか」

俺「たぶん」

魔法使いはかわいいのか?

俺「まあ一週間だけなら周りにバレないか・・・」

魔法使い「そうですよポジティブにいきましょう」

俺「お前のせいなんだが反省はしてないのな」

魔法使い「よくあることです」

俺「よくあったら困るんだが ・・・とりあえず変な汗かいたから風呂に入りたい」

魔法使い「キャー!お風呂!?そんなモノに入ったら色々見えちゃうじゃないですか!キャー!」

俺「だから俺の声でキャー!とか言うのやめろって!」

魔法使い「私は絶対に風呂に入りませんよ」

俺「あれ?体が動かん」

魔法使い「憑依してますからね 私が力を入れればこの通りですよ」

俺「ぬぅ ここまで来たら何が何でも風呂に入りたくなってきたぞ」

魔法使い「じゃあ目隠しして入りましょう」

俺「それじゃ俺が体洗えないだろ!」

>>8
可愛いですよたぶん

魔法使い「じゃあ風呂はいいです諦めます 心の中で目を閉じてます」

俺「それが出来るなら最初から言えよ・・・」


~風呂~

俺「ふー 疲れた」

俺「体洗ってる時、少し体がビクビクしてたけど・・・アイツ絶対見てたな」

~風呂終了~


魔法使い「意外と大きいんですね」

俺「お前やっぱり見てたのか」

魔法使い「少し勃ってましたね」

俺「女の子に見られてるって思うと・・・」

魔法使い「変態」

誰も見て無くてもとりあえず続ける



俺「それは置いといて、風呂場で何回もこけそうになったんだがお前関係あるのか?」

魔法使い「し、知らないよ・・・」

俺「同じ体だからなのか お前が嘘ついてるって分かるわ」

魔法使い「ぐぬぬ・・・迂闊だった」

俺「んで どういうことなの」

魔法使い「そうですねお話しましょう」

魔法使い「まず 私が魔法使いっていうのは嘘です」

俺「知ってた」

魔法使い「私は魔法使いじゃなくて不幸なんです」

俺「ごめん意味分からん」

魔法使い「不幸そのものなんですよ 誰かを不幸にするのが仕事なんです」

俺「イミワカラン」

魔法使い「私は不幸の中では下の方なんで憑依しないと誰かを不幸にできないんですよ」

俺「??????」

魔法使い「私たち不幸っていうのは誰かを不幸にするために生まれてくるんです」

俺「何それ迷惑」

魔法使い「不幸にとって生きるための一部なんですよ」

俺「人間で言う睡眠的な?」

魔法使い「睡眠とはちょっと違うんですけどね・・・不幸っていうのは誰かを不幸にすると消滅するんです」

俺「お前消えるの?」

魔法使い「そうですね 不幸が誰かに憑いて消えるまで一週間前後です」

みてるよ

魔法使いの名前変えた


俺「何それ お前は消えたいの?」

不幸「まあ人を不幸にするために生まれて来たわけですから 寿命みたいなものです」

俺「そういうものか」

不幸「そういうものです」

俺「じゃあ幸運っているの?」

不幸「いますよ」

俺「幸運がいれば不幸もなくなるの?」

不幸「幸運っていうのはいつの間にか現れていつの間にか消えてるものです 故意に出現させたりできませんよ」

俺「不便だなぁ・・・」

不幸「運に便利なんてないでしょ」

俺「ということは 一週間俺は不幸な状態で過ごすの?」

不幸「そうですね」

俺「実感沸かないなぁ・・・たとえばどんな感じ?」

不幸「マシな部類はシャーペンを逆さにしてノックしちゃうとか 酷いと死にます」

俺「俺が何してったいうんだ・・・」

不幸「不幸になる時抵抗しなかったじゃないですか」

俺「?」

不幸「憑依させてくれたじゃないですか」

俺「あそこで断っとけばよかったのか・・・」

不幸「イエス」



>>14
おお!ありがとうございます

俺「とりあえずどうしようかな・・・」

不幸「寝ましょうよ 11時ですよ眠いですよ」

俺「俺いつも寝るの3時ぐらいなんだけどなぁ 夏休みだし」

不幸「7回ぐらい寝れば私は消えるんですから」

俺「それもそれで寂しいが・・・それ以上に勝手に自分の口が動くのが気持ち悪い 寝るか」

不幸「おやすみなさーい」

俺「おやすみ」

~翌日~

魔法使い「おはようございます!」

俺「おー おはよう」シャカシャカ

魔法使い「あれ?起きたばっかなのに歯磨いてる」

俺「お前起きるの遅いわ」

魔法使い「起きたと思ったら歯を磨いてる・・・気持ち悪いですね」

俺「やっと俺の気持ちが分かったか もう喋るなよ ブラシが変な所に当たる」

魔法使い「りょーかい」

俺「だから喋るなって!」

やべ、魔法使いに戻っちゃってた


不幸「朝食美味しかったー」

俺「食ってる時に喋るから舌噛んだ 痛い」

不幸「私も痛いです」

俺「しかも二人前用意しないと腹が減るし・・・はよ一週間経たないかな」

不幸「そんなに私に消えて欲しいんですね」

俺「体が別なら文句ないんだけどなぁ」

不幸「そんな一週間で消える私の願いを聞いてくれません?」

俺「聞くだけ聞こう」

不幸「遊園地に行きたい」

俺「無理」

不幸「いいじゃないですか遊園地」

俺「ジェットコースターが脱線とかしそうだろ 怖いわ」

不幸「いいじゃないですか あ、幼馴染とデートでもします?」

俺「そんなに仲良くないからな・・・てかアイツも不幸だって言ってたけど」

不幸「あー 私の知り合いが関わってるかもしれませんね ここら辺で良いカモ見つけたって言ってましたし」

俺「感じ悪い知り合いだな」

不幸「そんな知り合いは置いといて遊園地行きましょう 水族館でも可」

俺「水族館とかサメが襲ってきそう」

不幸「行かせてくれないならもっと不幸にしますよ」

俺「・・・分かったよ」

不幸「やっほーい!遊園地行きましょう!」

俺「不幸だ・・・」

~遊園地~

俺「駅のホームで何回もこけそうになった」

不幸「黄色い線の内側にいなければ即死でしたね」

俺「しかもお前が喋るから車内の人に変な目で見られるし・・・」

不幸「いや~不幸してますね~」

俺「ここで一番早いジェットコースターに乗ろう 喋れなくしてやる」

不幸「脱線はどうした」

俺「もう知らん 俺は怒ったぞ」

~コースター順番待ち~

俺「あ」

不幸「どうしました?」

俺「俺コースター系苦手だったわ」

不幸「帰りませんよ」

俺「ヤバい勢いに任せてやっちまった・・・」

不幸「とりあえず乗りましょうか」

俺「うん・・・」


客A「何あの人キモい」
客B「脳内に彼女がいる系の人だよアレは」
客A「キモーい」
客B「キモーい」

~ジェットコースター~

不幸「ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!」

俺「うあああああああああああああああああああああああああああああああああ」

不幸「風が気持ち良いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

俺「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ」

不幸「回転楽しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

俺「うあ

不幸「あ 意識失った」

俺「」

不幸「おーい 終わったぞー」

俺「」

不幸「まあいっか この体自由に使っちゃお」

不幸「えーっと次は観覧車かな」

不幸「あれ 尿意がヤバい」

不幸「こいつジェットコースターで漏らしそうになったな」

俺「」

不幸「とりあえずトイレ・・・」

不幸「・・・」

不幸「いや 男性器に触れるとか無理ゲなんですけど」

不幸「あ 漏れそう」

不幸「くっ・・・しょうがない 貴方のために頑張りますよ」

俺「」

~トイレ~

不幸「見るのは二度目だけど やっぱでかいな」

不幸「おさえてないとダメなのかな・・・」

不幸「よし 出すぞ」チョロロロロロ

不幸「なんか襲ってきそうで怖い」チョロロロロ

不幸「終わったの・・・かな?」

不幸「立ってするとか新鮮だなぁ トイレットペーパーも無いし」

不幸「うーん・・・」

不幸「・・・」


子供「ぱぱー あの人自分んのおちんちんで遊んでるー」
父親「コラ!見ちゃいけません!」

不幸「触ってたら勃ったから焦ったぁ・・・」

不幸「よし 気を取り直して観覧車行くか!」

俺「うぅ・・・」

不幸「あれ?起きた?」

俺「ジェットコースターで気を失うとか超恥ずかしい・・・」

不幸「私も恥ずかしかったですよ」

俺「?」

俺「次は観覧車に乗るのか?」

不幸「はい」

俺「じゃあ乗るか っていうかもう閉園時間近づいてるから急がないと」

不幸「もうそんな時間!?」

俺「お前何してたんだよ」

不幸(何時間も貴方の性器いじってましたとは言えない)

俺「走るぞ」ダッダッダッダ

不幸「了解」ダッダッダッダ


俺「お前まで走ろうとするなよ!こけるだろ!」

不幸「すいません・・・」

なぜかsageにチェック入っちゃう


~観覧車~

俺「おお高くて景色が綺麗だ」

不幸「そうですねぇ 消える前に見れて良かったです」

俺(発言が重い・・・)

不幸「気にしなくて良いですよ」

俺「そ、そうか」

不幸「とりあえず楽しみましょう 個室で二人っきりという状況を!!!!」

俺「個室にっていうか体に二人っきりなんだが」

不幸「手をつないだりとかキスとかできませんね」

俺「そりゃそうだ」

不幸「あ!窓に映る自分の唇にキスをすれば・・・!」

俺「ちょ!やめて!もうすぐ乗り場に戻るから!」

不幸「チュー」

俺「ぎゃああああああああああああ係員に見られたああああああああ」

不幸「今日は楽しかったです ありがとうございます」

俺「不幸だった・・・」

不幸「まあまあ それでも楽しかったでしょ」

俺「まあね」

不幸「友人と来たときとどっちが楽しかったですか?」

俺「友達いないし」

不幸「う」

俺「初めて出来た友達みたいなのも一週間で消えるのかぁ・・・」

不幸「う」

俺「楽しかったなぁ」

不幸「一週間楽しみましょうよ!きっと友達だっていずれ作れますよ!」

俺「うん・・・」

~自宅~

俺「今日は楽しかった・・・寝るか」

不幸「お風呂は良いんですか?」

俺「まあいいよ お前も困るだろうし」

不幸「気を使わなくてもいいのに」

俺「お前ちょっと期待してないよな?」

不幸「う」

俺「寝るわ」

不幸「おやすみなさい」

俺「おやすみー」

~翌日~

俺「おはよー」

俺「おーい 寝てるのかー?」

俺「・・・まさか」

俺「一週間も経ってないじゃん・・・まだ3日も経ってない」

俺「あ、そうか 個人差があるのか」

俺「勝手に現れて 勝手に人を不幸にして 勝手に消えたな」

俺「・・・」

俺「バイト行くか・・・」

俺「まだ寝てるだけかもしれないし・・・」

~夕方~

俺「結局戻ってこなかったな・・・

俺「久しぶりの友達だったんだけどな・・・」

俺「ふぅ・・・」

俺「・・・・・・ただいま」

「おかえりー」

俺「・・・?」

不幸「いやー消えたと思ったら消えてませんでしたよ」

不幸「いきなり幸運のヤツが現れて オマエ モウ キエナクテイイ とか言い出してですね」

不幸「消える気まんまんだったのに失礼なヤツ・・・あれ?何泣いてるんですか?感動しちゃいました?」

俺「グスン」

不幸「なんか調子狂いますね・・・」

俺「なんであっさり戻ってくるんだよ」

不幸「それは幸運に言って下さいよ 消えないって例は過去に数回しかないんですよ」

不幸「・・・まあ私も嬉しいんですけどね 今回は幸運に感謝です」

不幸「それじゃあ あらためて・・・」



不幸「おかえりなさい」

俺「・・・ただいま」



ーおわりー

>>43
おい、まて
気になってた幼馴染みにも不幸憑いてる伏線っぽいのとか放置かよ
続き書けよ、俺が不幸になってるだろうがてめぇ

>>44
気力がないのさ

>>1「デュフフwww魔法使いは黒髪ロングのロリっ娘wwwww」

>>1「主人公は俺wwwwヂュルルwwwwwこんな感じのクールキャラwww」

>>1「魔法使いたそwwwwwかわゆいでござるwwww妄想が捗るwwwwwww」





って感じで童貞が書き綴ってんだろうなぁと思うと切ない

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom