アレイスター「二週間以内に科学サイドの彼女を連れてこい」上条「」 (80) 【現行スレ】

三期始まったので

土御門「…は?」

上条「急に何を口走ってんですか?この魔女っ子変態野郎は」

アレイスター「私はこの学園都市は君の為に作ったと言ったはずだ、しかしそれは幻想殺しにだけ注目し過ぎていたのではないかと思ってね」

土御門「…意味がわからない、説明しろアレイスター」

アレイスター「…私は上条当麻…いや、神浄の討魔の本質に余りにも無知だったのさ」

上条「俺の…本質?」

土御門「…結局、何が言いたいんだ?」

オティヌス「………繋がる力か」

土御門「!」

アレイスター「その通り、君と共に色々なものと立ち向かい気付かされた
…君の本質は異能を打ち消す力ではない、君自身にあったのだよ」

上条「…俺自身に」

オティヌス「…この人間の事を完全に理解したつもりでいるのは腹が立つがご名答だな、幻想殺しなど所詮オマケでしかない
そんな物なくともこの馬鹿は相手関係なしに立ち塞がるさ」

上条「馬鹿って言うんじゃありません!というかそれとこれが何の関係があるんだよ」

アレイスター「…今更悔やんでも仕方のない事だ、もし初めからそれに気付けていればここも違った形だったのかもしれなかったのではないか……そう思ったのだよ」

上条「……アレイスター、お前」

アレイスター「もし君のフラグメイカーに早く気付けていれば青春ラブコメディで満たされた桃色恋愛シュミレーター都市だったのに!」

上条「よし!歯くいしばれぇ!!」

オティヌス「全然悔いてないなコイツ」

土御門「待てカミやん
………アレイスター、お前のプランはもう必要ないものになったんじゃなかったのか?」

アレイスター「ああ、もう波状するプランなど持ち合わせてなどないさ
後はただただ見届けるだけだ、これからの私が作った街の行方を」

土御門「ならばなぜ今更そんな事を」

アレイスター「………あぁそうだな






…だって面白そうじゃん?」

土御門「もういいぞカミやん、ぶっ飛ばしてくれ」

アレイスター「!待て待て、土御門君にとっても悪い話じゃない」

土御門「…何だと?」

アレイスター「学園都市にメイド服強制着用期間の導入を考えている」

土御門「……」

土御門「…乗った」

上オティ「「乗ったじゃねぇよ!腐れ外道コンビがぁあ!!」」バキッ

土御門「ぶべらっ!?」

アレイスター「まぁ、ただの退屈凌ぎだよ
……ただ、もし断る事があるとすれば
そうだな、手始めに第七学区のスーパーの特売を君の学校の5限目の時刻に義務付けようか」

上条「」

オティヌス「なんだその地味な嫌がらせは」

アレイスター「それと君が保存料や着色料だらけの粗悪品ばかり食べているのではないかと不安だからな、第七学区は全て学園の園にあるような安心安全な食物を販売、加工することを義務づけねばな」

上条「」プルプル

アレイスター「…後はだな

上条「誠心誠意頑張らせていただきます!ですからご慈悲をアレイスター様!!」

オティヌス「…ハァ、どこまでも安上がりな人間だよお前は」

アレイスター「いい返事だ、ならば早いところルールを説明しようか」

上条「ルールなんてあんの?!」

オティヌス(ッチ…最悪私が彼女ですと名乗りあげるのを読んでいたのか、相変わらず侮れんやつだ)

アレイスター「当然だ、あくまでも形式は桃色恋愛シュミレーター都市だからね」

上条「…やっぱりお前とはもう一度拳で語り合わなきゃいけねぇみたいだ」

アレイスター「不要だよ、必要なら君の食生活を改善してあげようか?」

上条「あんた最低だな!」

アレイスター「…このままでは話がすすまないね
ルールと言ってもこちらが指定する4人のうちだれかを口説き落とし、恋仲となって私の前に来い
たったそれだけだよ」

上条「相手指定すんのかよ…」

アレイスター「ならば道行く他人一人一人に付き合って下さいと頭を下げるか?」

上条「ジャッチメントにしょっぴかれるわ!」

オティヌス「…おい、その前に何故科学サイドからだけなんだ?」

アレイスター「桃色恋愛シュミレーター都市だからだよ、都市外から来た者をナンパしたいのなら外でやれ!」

オティヌス「…だ、そうだ
理解者……お前が私がいいと言うのなら…何処にだって一緒に行ってやる
…その……お前が一緒にいてくれるなら///」

上条「学園の園の食いもん…御坂曰くホットドッグ5000円が普通な世界…
…上条さんの財布が、財布がぁ…」

オティヌス「きけよ」ゴスッ!

上条「いでっ!?」

アレイスター「安心してくれて構わないよ、どれも君に多少なりとも好意を持ってくれている者ばかりだ
指定と言うよりは手助けだと思いたまえ、自分で探す手間が省けたのだと」

上条(あんたの言う多少の幅がわかんねーよ、友達だと思っているレベルから殺意しかないレベルまであるんじゃねぇだろうな)

アレイスター「起きるんだ土御門、早く射影機を操作するんだ」

土御門「…お前まさかそのために俺を呼んだのか?」

アレイスター「当然だ、雑用業務を全うしたまえ」

土御門「」

アレイスター「まずは一人目
嫌よ嫌よも好きのうち、超電磁砲の異名をもつ素直になれない電撃姫………御坂…みこーーーと!!」

上条「」

オティヌス「予想通り過ぎて驚く気も起きないのだが」

アレイスター「チャームポイントはやはりあのクールな印象から乙女思考なギャップ萌えだろうか、あと控えめなほうが好きなのならオススメだよ」

上条「!!…無理無理無理!御坂を口説く!?そんな事したら上条さん死んじゃいますって」

アレイスター「私から見ても彼女ほど分かりやすい娘もそうそういないと思うんだけどな」

オティヌス「…はぁ」

土御門「まぁそれがカミやんですたい」

アレイスター「気を取り直して2人目
自分を磨き続け一途に王子様が帰還する事を祈り続ける少女、心理掌握の異名を持つ常盤台の女王…食蜂みさーーーきーー!!」

上条「蜂蜜みたいな匂いのするねとねとしたエッチな人!!!?」

土御門「どんな覚え方ぜよ」

オティヌス「というかお前いい加減覚えてないふりはやめろ白々しい」

上条「あ、あはは…バレてます?」

オティヌス「私はお前の理解者だぞ
途中から奴を認識できるようになってたのはすぐにわかった、むしろそれまでの方が異常だったがな」

上条「…あぁ、なんか不思議な奴だよあいつは
なんか近くいると懐かしいっつうか落ち着くっていうか…
思えば記憶喪失を経験して初めてだったな」

オティヌス「ん?」

アレイスター「ほぉ?」

土御門(これはもしかすると無自覚だが脈ありか?)

アレイスター「…なるほど、面白くなって来た所で三人目だ
未だ返せぬ恩義を今ここに、年下の彼も案外ショタ部類なのではないか?座標移動の異名を持つショタコン案内人、結標あわーーーきーー!!」

土御門「ちょっとまてぇええ!!!」

アレイスター「うるさいぞ土御門」

土御門「なんでコイツなんだよ!
と言うかコイツはダメだ、こんな変態カミやんに近づけんじゃねぇえ!!」

アレイスター「いやだって面白そうなのピックアップしたら切っても切り離せないよね」

上条「あれ?この人たしか…」

オティヌス「誰だこの露出狂」

アレイスター「それにロシアから帰還したヒーローの元に駆けつけるお帰りなさい系ヒロインじゃないか、ヒロインポイントはそこそこ高いのでは?」

土御門「ぽっと出もいいとこじゃねぇか、そもそも誰もカミやんに助けられて未だに恩義を感じてるなんて覚えてねぇよ!」

上条「…あぁ、なんかそんな感じな事いってたな」

オティヌス「お前は節操がなさ過ぎるんだよ」

アレイスター「…うるさいのは放って置いて最後のヒロインといくか」

土御門「俺は認めないぞ!!」

アレイスター「無数に渡る地獄と戦いの中唯一彼を支え絶望の深淵から引きづりあげた救世主、妹達のネットワークの中で彼の進む道を見届ける集合体…そーーーうたいっ!!!」

オティヌス「……あぁ、あいつか」

上条「………いや、無理だろ」

アレイスター「諦めるな少年、実体がなくとも慰めるならその幻想殺しがあるじゃないか」

上条「なんの話をしているんですかねこの青髮と同レベルな下ネタう○こ野郎は!!」

オティヌス「お前も同レベルだぞ下ネタう○こ野郎」

土御門「と言うかここまで他のヒロインのヒロイン力が高すぎると結標が浮きすぎだろ、もう諦めて外せよ」

アレイスター「まだ納得していないのか
…………彼女はまぁ……ネタ枠だ」

土御門「そこまで意固地になることか!?」

オティヌス「悲惨だな」



上条「と言うかこのメンツならもしかして街中で女の子探して声かけた方が難易度低くないですかね?
余りにもハードモードすぎるっつーか…」

土御門「は?」

オティヌス「…本気で言ってるのか?」

上条「いやだって、普通に殺されかねないだろ
ほぼほぼ高位能力者だし総体に至っては会うのも難しいし」

オティヌス「違う意味で殺されかねないなお前は」

アレイスター「メインプランがいやなら一方通行、垣根帝督(白)、削板軍覇、浜面仕上と言うスペアプランがあるが?」

上条「男じゃねーか!!」

アレイスター「なあに、私は同性でも気にしないさ
…ただし桃色恋愛シュミレーターが薔薇色恋愛シュミレーターになってしまうが」

上条「俺が気にするよ!!?
…わかったよ、まぁ難易度は元から女の子に縁のない上条さんの時点でハードモードなんだよ
メインプランとやらでいくよ」

土御門「カミやん、一発殴らせろ」

上条「なんで!?」

アレイスター「……ならば決まりだ、期間は二週間のみ
せいぜい青春したまえ幻想殺し」

オティヌス「……なぁ、人間」

上条「?…どうした?」

オティヌス「もしお前に恋仲の奴が出来たとして…私はお前と一緒にいてもいいのか?」

上条「……当たり前だろ?
むしろ俺が一緒にいてくれないと落ち着かないんだよ、なんたって俺の理解者でございますからなー」

オティヌス「……そうか……そうだな、私はお前の理解者だからな」

土御門「ああ、そういえば禁書目録はアレイスターの指示でイギリスに一時帰国させたぜよ」

上条「は?」

今日はここまで寝る



>学園都市…それは東京西部に構える外部よりも数十年の技術が進歩した科学の街
その人口の約8割が学生といった巨大な学術機関

>また世界で初、能力と言うものを実用化させた唯一の都市だ
そのような壮大な都市を作り上げるとはさすがは聡明で眉目秀麗、人類史上の天才の統括理事長のアレイスタークロウリー様といったところか
思えばあの方は

上条「ただの自演じゃねーーか!!」

>待ちたまえ、ここからがいいところなんだ

オティヌス「…自分語りもここまでくると清々しいな」

上条「うるせえ!こっちは遅刻寸前なんだよ!!お前が玄関開かないようにしたせいでな!!!」ドンドン!!

>何を言っているんだギャルゲーと言えばまずは誰一人興味のない前振りとタイトルからだろう?

上条「お前のそのとりあえず形から入っとく?的な行動やめない?!」

>ちゃらちゃっちゃっちゃちゃー♪ちゃらちゃっちゃっちゃちゃー♪

ドキドキ?とある青春の桃色学園☆

オティヌス「全く人の話を聞く気はないなコイツ」

上条「思いっきりフリー素材じゃねぇか!そのBGM!!
と言うかどうでもいいから早く開けろ!!俺は単位ギリギリなんだぞ!?遅刻ですら死活問題なんだよ!!」

>どうせ留年だ諦めろ

上条「あんたが言うんじゃねぇよ、洒落にならないんだよ!!」

>それにギャルゲーの鉄則といえば朝は仲の良い子又は幼馴染が朝起こしにくるのが王道じゃないか

上条「横暴過ぎんだろ!!」

>そのためにもうすでにプランを立てた、全ての事象は君にあるのだよ
…おっとそろそろくる頃か

オティヌス(ん?コイツのプランだと?)

上条「ってことは食蜂か御坂か?どっちにせよ足止めは免れねぇじゃねえか!
とりあえずこの場は手っ取り早く収めて…」

>君は彼女を作る気が本当にあるのか…?

上条「んなこと言ってる場合じゃねぇんだよ!!」








「すっごいパーーーンチ!!!!」ズドンッ!!!!

上条「ぐへっ!!?」

削板「…上条!寝坊とは根性が足りねえな!!一丁俺がお前に根性入れなおしてやるよ!!」

上条「ぐ、軍覇ぁ!?なんでお前が!?」

>すまない手違いだ、桃色と薔薇色同時進行していたみたいだ

オティヌス「そんなことだろうと思ったよ」

上条「もうお前は手を出すんじゃねえポンコツ統括理事長!!」

削板「まずは手始めに第七学区を20周するぞ!」

上条「ま、まて、待ってください待ちやがれコンチクショー上条さんにはそんな時間は

削板「問答無用だ!根性があれば第七学区の端っこまでひとっ飛びだぜ!」ガシッ

上条「落ち着け軍覇!!だーっもう不幸だぁぁぁああ!!!」


>あーもうめちゃくちゃだよー

オティヌス「全部お前のせいだがな」

>だけど彼、楽しそうだったね

オティヌス「……ほう?」

>どうかしたのかい?

オティヌス「お前もつくづく不器用な奴だなって思っただけさ」

>………ふ、なんの話かな?

オティヌス「…いいや?なんでも?」

>ただ

オティヌス「?」

>うまくいかないとわかっていても願っていたいものだよ、この学園都市と上条当麻に祝福がある事を

オティヌス「…幻想殺しに向かって祝福か、丸くなったと言うよりもはや誰だお前は」





>幻想殺しではない、上条当麻に…だ










上条「……ぜぇ、ぜぇ…ようやく逃げ切った
つうか学校ももう終わってるじゃん!!…不幸だぁ…」

「なーにやってんのよ、学校帰りにフルマラソン?」

上条「…ぜぇ、ぜぇ…み、御坂?」

御坂「通りで第7位と鬼ごっこしてるアンタの姿が見えたから、ほらこれ飲みなさい?」

上条「…さ、サンキューミコっちゃん」

御坂「ミコっちゃんいうな、で?何があったの?逃げ惑うアンタの顔かなり血気迫るものがあったけど」

上条「……危うく天国行きのフルマラソンさせられるところだったんだよ、あの根性馬鹿の体力に付き合いきれるかって……っ!」

『二週間以内に科学サイドの彼女を連れてこい』

御坂「?…どうかした?てかアンタ顔真っ赤よ?本当に大丈夫?」

上条「!?」ドキッ

上条「く、来るな御坂!!」

御坂「え!?ご、ごめん…私なんか気にさわるような事した?」

上条「悪い少しでいい!少しでいいから俺に考える時間をくれ!!」

御坂「は、はい!」

上条(今まで特に意識したことはなかったけど恋愛の対象として見ると急に気恥ずかしさが…
つうかよくよく考えればそうだよ、今まで何気なく近くにいたけどなんの意識のない奴にここまでしてくれるものなのか?
……考えすぎだぞ上条当麻、単純にあいつは借りを返すためって言う可能性だってある
だがまて…一般的な女子ってのはわかんねぇけど何というか尽くしすぎと言うか

ま、まさか……いや、ナルシストとか関係ない
………今までの青ピ達の反応、アレイスターの言葉通りだとするとコイツは俺の事)

御坂「…ねぇ…本当に大丈夫?」ポンッ

上条「ひゃっ///」ビクッ

御坂「っ!?アンタは乙女かっ!?変なものでも食べたの?!」

上条「…」

御坂「……お、おーい」

上条「………み、御坂ぁ!!」ガシッ

御坂「っ!?ひゃい!」ビクッ

上条「…お前ってさ」

御坂「な、なんなんだその鬼の形相は!?また何かに巻き込まれたとか!?AAAは常盤台中学に置いてきたけど必要ってんのなら

上条「黙って俺の質問にだけ答えろ!!」

御坂「はいぃ!?」

御坂(なんなの!?今日のコイツ情緒不安定というかなんかおかしい、まさかまた魔術師関連!!?)

上条「……お前ってさ」

御坂「…」ゴクリッ




上条「俺の事好きなの?」

御坂「」



御坂「」

上条「…あ、あれ?ミコっちゃーん?」

御坂「…ふ」

上条「ふ?」

御坂「ふにゃーーーーーー!!!!?!?」ビリビリビリ!!!!

上条「みぎゃーーーーーー!!!?」





>第七学区の××公園、救急車よんでくれ
なぁにデリカシーのない愚か者が狂犬にかまれたのだよ
いいや?多分軽傷だ…多分ね






残り13日

二日目 優しくて大切な話








「おはようございます、上条当麻さん?」

上条「…垣根…帝督?」

オティヌス「バレーボールが何の用だ?」

垣根「バレーボール?…何の話でしょうか?」

オティヌス「ん?あいつにしては真っ白だな」

垣根「あぁ、オリジナルをご存知なんですね」

上条「…まてまて、オリジナルだとかバレーボールだとか上条さんにはさっぱりなのですが」

オティヌス「いや、こっちの話だ」

上条「で?学園都市第2位様がこんなところで何をしてるんだ?」

垣根「第2位などただの肩書きですよ、フレメアさんたちからたまには息抜きを…と暇を頂いたのですが特にすることもなく歩いていただけです」


上条「いや、フレメア達んとこ住んでるならこんなところまで歩いてるのも不思議な話なんだけど」

垣根「あはは、鋭いですねヒーローさんは
えぇ、確かにあわよくば貴方に会えればと何処かで期待していたのも事実ですよ」ニコッ

オティヌス「よかったな人間、着実に薔薇色ルートに突き進んでるぞ?人間」

上条「や、やめてくれ!俺はそっちの世界にはいかねぇぞ!?あんたもその純粋無垢なイケメンフェイスをむけんじゃねぇ!!」

垣根「…薔薇色?そっちの世界?
申し訳ありません、言葉の意味は分かりかねますが不快感を与えてしまいましたか?」

オティヌス「いや気にするな、しかしお前やけにこの人間に興味を持つじゃないか」

垣根「えぇ彼には恩もありますが、何よりその生き方は美しい…興味というより敬意を持っていますよ」

オティヌス「やったじゃないかコイツは脈ありだ、もう腹をくくったらどうだ?」

上条「勘弁して下さい」



垣根「……少し歩きませんか?」

上条「え?あぁかまわねぇけど」

オティヌス「BLのワンシーンか?」

上条「少し黙ってくれませんかね!」







上条「んで?わざわざこんな所まで来たのは何かしら話があったんじゃねぇの?」

垣根「…えぇ、貴方に救って頂きたい方がいるのですが」


上条「救って欲しい奴?」

垣根「…えぇ、貴方に憧れた一人の悪党
ヒーローにはなれなかったか弱き小悪党を」

上条「…俺に憧れた?」

垣根「貴方、記憶がないのですね」

上条「!?」

オティヌス「…おい理解者、誤魔化しても無駄だろう
何でお前その事を」

垣根「単純な話です、私の顔に見覚えがなかったからですよ」

上条「…まてよ、じゃあその救って欲しい奴って」

垣根「はい、私のオリジナル…学園都市第2位垣根帝督



かつての貴方の友、窓のないビルにてエイワスに敗れ暗部に落とされたヒーローに憧れたものの成れの果て」

上条「!」

垣根「…とは言うものオリジナルの方は暗部抗争時にすでに再起不能になり、能力だけで復活し私により良心以外の他の個体は消滅

……実質もうすでにこの世を去ったと言っても過言ではないと私は思っていました」

垣根「……しかし風の噂で聞いたのですよ、私自身に色彩を与えたような風貌の方が目撃されたと」

オティヌス「…間違いない、そいつは本物だ」

上条「!?…なんでお前が知ってんだよ」

オティヌス「…多少訳ありでな」

垣根「…でしょうね、なんとなくですがわかるんですよ彼がこの街にいると」








上条「……なぁアレイスター、聞こえてんだろ?」


>垣根帝督の事か?

上条「知ってるのか?エイワスに敗れたとか言ってたが」

>知ってるのもなにも君と言うメインプランを解放するために私の元に攻めてきた人間だよ、忘れるはずがない
彼は誰より早くこの街の構造に気づいてしまったんだよ

………そう、君と言う事象を

上条「…続けてくれ」

>そこで彼はこの学園都市がある限り君が傷つく、そして君がいる限りこの学園都市に平和など無い
そのおかしな構造に激怒し、私に立ち向かった
……結果は過去にすでにあるものだ

オティヌス「…汝の意志する事を行え」

上条「!」

>…あぁまさにその通りだ、だからエイワスもきっと彼がお気に入りだったのだろう
垣根帝督はただなりたかったのだよ、上条当麻…君のようなヒーローに
そしてただ君を救いたかったんだよ

上条「…どこにいる」

オティヌス「理解者?」

上条「垣根帝督はどこにいる!!」

>…すまないな、今の学園都市にレベル5を出し抜けるほどの監視力などない


……それに君になにができる?

上条「なにが言いたいんだ」

>彼を知らない君にどうやって手を差し伸べるつもりだ?




………これ以上彼に絶望を与えるつもりかい?



オティヌス「…」

上条「…なら余計に行かなきゃなんねぇよな」

オティヌス「…そうだな、お前を見ていればわかる
ヒーローという印象など誰かを守りたい、助けたいと思った先の副産物でしかない
…つまりはその気持ちこそがヒーローなんだよ」

上条「…あぁ、だから俺は
あいつはヒーローなんだって、悪党なんかじゃないんだって信じてやんなきゃいけないんだ

…だけど今の俺には無理だよな」

オティヌス「……ほう?ならば諦めるか?」

上条「…へっ、んなわけあるか」


上条「……脳がどうだなんて関係ねぇ、記憶を取り戻す鍵なんてどっかにあるはずだ」

オティヌス「そうきたか」

上条「…食蜂に会いに行く、そして記憶を取り戻す!!」

オティヌス「…だったら全部壊してやろうか、お前の記憶喪失も奴の悪党と言う印象も」

上条「…あぁ、そんな幻想まとめて俺がぶち[ピーーー]!!」

すまん眠いからここで区切る




「女王…最近いい事でもありましたか?」

食蜂「あらぁ帆風さん?どおしてえ?」

帆風「いえ、最近笑顔が増えた気がしたので」

食蜂「失礼ねぇ、私ってそんなに愛想力ないかしらぁ?」

帆風「いえ、エレメント襲撃時に私たちと共に戦ってくれたあの殿方に向けた顔
…私にはそれが女王の飾らない素顔に見えましたから」

食蜂「…よく見てるのねえ、私の事
でもあの私はあの人だけのものなんだゾ☆」

帆風「…ふふふ、そうですね
でも女王、時折窓の外を眺めながらよくそんな顔をしてるではないですか」

食蜂「えっ!?

…………本当…かしらあ?」

帆風「えぇ、その度に派閥の子達が噂をしていますよ?例の王子さまの事を考えてるじゃないかと」

食蜂「っ///」カァッ

食蜂「……はぁ…もうあの子達ったら…、好きに言わせておけばいいわぁ」

帆風「否定しないのですね」

食蜂「…だって本当の事だしぃ」

帆風「ですがこの常盤台中学の子達の中にもあの殿方に恋心を抱くものもたくさんいますよね」

食蜂「…………え゛っ!?」

帆風「何せ常盤台中学に颯爽と現れた王子さまですからね、身を張って私たちを守り水晶の塔を破壊と言う活躍をしたヒーローに恋心を抱くものがいてもおかしくないと思います」

食蜂「もしかしてぇ、帆風さんも上条さんのことぉ」

帆風「ええ、お慕いしています」

食蜂「だ、ダメよぉ!潤子さぁん!!貴方まであの人に迫ったら本格的に絶望力が迫ってくるんだゾお…」



帆風「ふふふ、安心して下さいな
そんなあの殿方だからこそ女王をお任せ出来ると思ってますから
…きっとあの殿方なら私には気づく事出来ない食蜂さんの弱さを守ってくれると信じていますわ」

帆風「ですから私は応援していますよ、女王の…いえ、食蜂さんの恋を」

食蜂「…潤子さん」

食蜂「……貴方やけに生意気ねえ」

帆風「…え?」

食蜂「その遠慮力必要かしらぁ?やけに勝つ気満々っていう勝利宣言に聞こえるんだゾ」ツンツンツンツン

帆風「女王!?すみません!そのようなつもりは!!と言うか胸はやめて下さい!はうわ!!!」

「失礼します!女王、貴方に会いたいと言う方が今学園の園の門の前でアンチスキルに囲まれているのですが」

食蜂「んー?せっかくお楽しみだったのにぃ」

帆風(た、たすかったぁ…)

食蜂「で?何処のどなたぁ?素性がわからないのならその特徴だけでも

「常盤台の王子さまです!!」





食帆「「………は?」」




上条「だから違うって言ってんだろうが!!俺はただ食蜂操祈って奴に用があるってだけで」

アンチスキル「だから君のような無能力者が第5位の心理掌握に用がある事自体が怪しいんだよ
彼女ほど有名になればスキルアウトからだって狙われる、君がそうじゃないという保証はないだろうが!!」

上条「偏見だ!!こっちにはこっちの都合があるんだよ!」

オティヌス(馬鹿だとは思っていたがここまでとはな、まさか男性厳禁の場所に正面から突入しようとするとは思わなかった)

上条「おいアレイスター!聞こえてんだろ!?なんとかしろ!!」

>………

上条「都合悪りぃ事だけ無視してんじゃねぇ!!」

オティヌス(と言うよりアホすぎて言葉も出ないんだろうよ、なんせ俺に任せろの結果がこれではな…)

アンチスキル「こいつは誰に向かって叫んでいるんだ…」

アンチスキル「本格的にヤバい奴なんじゃないのか?」

アンチスキル「もしかして最近学園の園に出没する青髮の不法侵入者ってコイツが変装してやってたんじゃ」

上条「それは濡れ衣だ!上条さんは紳士なんだぞ!?…てかそいつ心当たりがある気がするんだけど!?」

アンチスキル「話は署で聞く、いいから拘束されろ」

上条「っざけんな!!そんな事してる暇なんざ

「お待ちなさい、その類人猿は恥じるべき事ではありますが知り合いですの」


上条「し、白井?」

黒子「何をしてますの?ついには頭の中までお猿さんと同レベルになってしまったのかしら?」

アンチスキル「…えーっと常盤台中学の方ですよね?」

黒子「必要なら書庫で調べていただいても構いませんわ」

アンチスキル「え?あ、いや問題ないよ?それよりここ男性厳禁だから」

黒子「ええ、私の方からもキツく躾けて置くので後はお任せ下さいまし」

アンチスキル「あ、うん…じゃあ後は任せるから」



上条「いやー、たすかったわ白井
一時はどうなる事かと…サンキューなー」

黒子「……それで、用件はなんですの?数秒以内に言って即消えなさい今すぐに!!身体の中に無数の鉄骨ぶち込まれたいんですの?伝言なら伝えますわ、だからとっとと言ってとっとと消えろ類人猿!!」

上条「いや、そういう訳にも…ってなんでお前そこまで必死なんだよ」

黒子「キーーッ!!いつもいつもお姉様とのラン[ピザ]ーの時に姿を表ししますわね忌々しい!!」

上条「意味がわからん!だがとりあえずお前が話を聞く気がないのだけはわかった!!」

黒子「……やはり去勢するしかなさそうですわね、痛いのは一瞬…一瞬だけですわ少しそこから動かないくださいな」バシュッ

上条「あは…あははは…白井さん?冗談ですよね?」

黒子「冗談な訳ねーですわー!!!」

上条「ちょっ!?待て!?落ち着け白井!?」ダッ!!


黒子「あーっはひはは憎っくき類人猿との腐れ縁もここで断ち切ってやりますの!!

御坂「やめんか!」ビリビリ

黒子「ぎゃぱっ!?骨鯖ぁあ……?…快…感」バタリ

御坂「……ったく何やってんのよ全く」

上条「…み、御坂?なんでここに」

御坂「それはこっちのセリフなんだけど、ここ男性厳禁の場所って知ってるわよね?」

上条「そんな事なんざどうだっていいんだよ!!御坂!お前がここにいるんならちょうどいい!!!」ガシッ!

御坂「え!?えぇーっ!?」ビクッ

『…お前ってさ俺のこと好きなの?』

御坂「っ!?/////」カァァアア///


御坂(ま、まさかコイツわざわざあの時の返事を聞きにこんな所まで!?
……落ち着け、落ち着くんだ第3位

こんな所まで危険を冒してまで返事を聞きに来るなんて……当麻も…私の事が…

…!…こういう時こそ冷静になりなさい私、いつものパターンだと素直になれない所為で全て有耶無耶にしてるだろコンチクショウ!
そ、そうよね?こんな馬鹿にだって男の子特有の謎のプライドがあるだろうし、一世一代(?)の男の告白を受けて当麻を立ててやるって意味でも…ってなんでそんなに上から目線なのよ!!?)

上条「おい、聞いてんのかよ御坂!」

御坂「き、聞いてるわよ!……で、その…何?」

御坂(いつもに増して真剣な顔だし!そこまで私の事を…
……うん、私も当麻の事が

よしっ!事前打ち合わせは終わったあ!どこからでもかかって来いやコノヤロー!!)

上条「……単刀直入に言う、食蜂に会わせろ」

御坂「うん…私も当麻の事が…








……は?……今なんて?」

上条「いやだから今すぐ食蜂に会わせろ、俺はあいつに会わなきゃダメなんだよ!!」

御坂「」ぽかーん

上条「…てかお前には何て聞こえたんだよ、俺がどうだとかなんとか」

御坂「…こ」

上条「ん?」

御坂「こんのど馬鹿ぁぁぁああああ!!!!!!」ビリバリズドーーーーン!!!!

上条「ぎゃーーーーー!!!?!?!」キュイーーーン!!


御坂「この前私に変なこと聞いてたと思えば今度は食蜂?!やけにプレイボーイになってんじゃない!!?」ビリビリ!!!

上条「何怒ってんだよお前!?意味がわからん!!」キュイーーーン

御坂「駄肉か!!そんなにあの駄肉の塊がいいのかアンタは!?この色ボケ魔人がぁぁあ!!」ビリビリ!!!

上条「落ち着け!!お前言ってることが無茶苦茶だぞ、色ボケ?なんの話だ?!それに駄肉ってなんなんだよ!!ないよりあった方がいいんじゃねぇの!!!?」キュイーーーン

御坂「そういう意味じゃないのはなんとなくわかってるけどアンタの口から聞くと余計に腹がたつのよブチ[ピーーー]ぞ!!!」

上条「よくわからんが不幸だぁぁぁああ!!!!」

「か、み、じょ、うさーん☆」きゃるんミ☆

上琴「「食蜂!」」

食蜂「どうかしたんですかぁ?どうやらぁ、わ、た、しに用事力があるって聞いてきたんですけどぉ」チラッ

御坂「…」イラっ

上条「…あ、あぁそれなんだけどな」

食蜂「…どうして距離を取ろうとするんですかぁ?」

オティヌス「おい発情娘、お前に襲われるのではないかと怯えてるんだよ」

食蜂「襲わないわよぉ!だから冤罪だって言ってるでしょ!?
と言うか貴方も相変わらずねぇミニチュアちゃん?」

オティヌス「神と呼べ」

上条「…食蜂、お前に頼みたい事がある」

食蜂「……貴方が私に頼み事、ふふ悪くないわぁ…聞いてあげるんだゾ☆」

オティヌス「…待て人間、だれが聞いてるかわからん場所を移すぞ
周りを見ろ、さっきの騒ぎで注目の的だ」

上条「そうか、悪いここは目立つし移動しよう」





御坂「…っておい、まちなさいよー!!」










食蜂「…まさか貴方第2位とまで面識力があったなんてぇ」

上条「お前俺の事昔から知ってるんだろ?…だったら垣根帝督と上条当麻がどんな関係だったか知らないのか?」

食蜂「さぁ?私が知ってるのは一年前の上条さんですしぃ、あ、もしかしたらあの年増……雲川さんならなにかしってるかもぉ」

上条「……お前とおんなじ反応だったよ」

食蜂「…そう残念ねぇ」

オティヌス「いや、本題はここからだよ
お前の心理掌握の力を使って記憶を直してはやれないのか?」

食蜂「…残念な事にそれは無理だわぁ、だって上条さんの記憶は忘れてしまった…ではなくて無くなってしまったというものですもの」

御坂「…アンタの力でも?」

食蜂「…出来たらもうすでにやってるわよ」

御坂「!…そうよね」

上条「…結局、振り出しに戻っちまったか」

「いいや、嬢ちゃんの能力があればカミやんの記憶を取り戻す事も可能だにゃー」

食蜂「!」

上条「土御門!?」


土御門「俺の方でもカミやんの記憶を取り戻す方法を探していたのさ、だが0から1を作る…又は復元するってのは不可能に近いんだぜい?」

上条「でもお前今可能だって」

土御門「0からだとな?
……全部消えてなどいなかった、覚えていたんだよ上条当麻の記憶を」

オティヌス「…つまりはどういう事だ?」

土御門「コイツだよ」ポイッ

食蜂「!?……学習装置のチップかしらぁ?」

土御門「そうだ、これは上条当麻の学園都市に来てから記憶を失うまでの記憶が入ってる」

上条「!?…土御門、なんでそんなものを」

土御門「…滞空回路、アレイスターが監視や情報伝達などのために学園都市中にばら撒いたナノマシンってのがあるんだがな
これがまぁご丁寧に幻想殺しというフォルダに小分けされてその動向を記録されていたのさ
……まさかカミやん?そんな大層なもの持ちながら監視されていないとか思わないよな?」

上条「!?…ずっと監視されてたってのか」

土御門「しかしまぁこれを直接学習装置にぶち込んでカミやんにつかってもみろ、古い記憶と新しい記憶がごっちゃ混ぜになる
…最悪精神崩壊してもおかしくはないな」


御坂「…じゃあどうするつもりなのよ」

食蜂「…私がそのデータを解析して今の記憶を保護しつつ、古い記憶、適度な忘却、次に古い記憶、適度な忘却を繰り返し過去の記憶として脳に認識させる
……つまりはそんな所かしらぁ?」

土御門「そう言う事だ、その光景を自分の記憶だと認識させつつやらなければならない
……そんな繊細な操作が出来るのはお前だけじゃないのか?」

御坂「…できるの?本当に」

食蜂「可能よ、理論上は」


上条「じゃあ

食蜂「いやよ、いくら貴方の頼みでもやらないわぁ」

上条「!」

オティヌス「どう言う事だ発情娘、能力でなんとかなるなら既にやっていたとか言ってなかったか?」

食蜂「…えぇ、そうね」

上条「…だったら!」

食蜂「……本当に残酷なのねぇ、せっかく手に入れた奇跡ですら長くは持たしてくれない」

上条「…奇跡?なんの話だよ!」

食蜂「ごめんなさい、私帰るから」

上条「!…待ってくれ食蜂!!」

上条「……なんでだよ、せっかく見つけたのに」





オティヌス「…振られたな」

上条「………うるせえ」



アレイスター「…やあ、久しぶりだね」

冥土返し「悪いんだけど君みたいな女の子は初めて見るんだけどね?」

アレイスター「そうかな?ならば次からは老人の姿でこようか」

冥土返し「年相応でその方が僕は不自然ではないと思うけどね」

アレイスター「その反応はわかってると捉えて話を進めようじゃないか
……垣根帝督はもう退院していったのかな?」

冥土返し「…まだリハビリで外に出歩くレベルだ、しかしどうしてかな?
君の様子を見る限り彼に何か用があるみたいだけどね?」

アレイスター「…用はないよ、私にとってはプランのスペアでしかなかった存在だ
だが彼にとってはどうだろうか、覚えていない今の彼にとっては」

冥土返し「成る程、幻想殺しか」

アレイスター「…こうして君とスペアプランについての話をするのはいつぶりだろうか
覚えているかい?幻想殺しにつけた多角スパイの前の監視役の事を」

冥土返し「…忘れる訳がない、私にとって彼は二回も重傷で病院に運ばれてきたんだからね?彼も友人ににて病院が好きなようだ
根源にたどれば全て君にたどり着くのだけどね?」

アレイスター「耳にいたいな」


冥土返し「…しかし懐かしいなあれは彼が学園都市に入った時だったかね?」






『よう、お前同じクラスの奴だったよな』

『だれ?』

『だから同じクラスの奴だって言ってんじゃん、てか俺をしらねぇのかよ
この小学校では唯一のレベル4なんだぞ?』

『…うん』

『ったく、だったら教えてやるよ!よく聞け!俺はいづれこの学園都市の頂点に立つ未現物質の…』

垣根『垣根帝督さまだ!』


(…学園都市の頂点に…か、そんなもん未だにたどり着けねぇ
…それどころか次々と上の奴が出てくる始末だったのに)

「垣根…帝督?」

垣根「おう!んでお前は上条当麻だったな?」

上条「…なんで僕をしってるの?」

垣根「あんだけういてれゃ目立つんだよ、名前も他の奴らから聞いた」

上条「なら余計に僕から離れた方がいいよ、僕といると不幸になるって」

垣根「ああ?不幸?科学の街で何言ってんだお前」

上条「…だって大人の人がそうやって」

垣根「大人なんかのいう事ほいほいしんじてんじゃねぇ!!」

上条「!」ビクッ

垣根「…あいつらはクソだ、テメエらの都合がいいようにしか考えてねえ
そんな奴らのいう事を信じてなにが変わるってんだよ

…ってなにお前怯えてんの?」


上条「…だって垣根くん怖いよ」

垣根「は?」

(最初はなんでこんな奴を監視しなきゃいけねえのかわからなかった、どう見たってレベル0の一般的なガキだろ
それも重度なほどに自分の評価の低い臆病者だって思ってた)


垣根「…ったく、おい動くんじゃねえ!」

上条「っ!痛いって!もう少し優しく」

垣根「消毒はしみるもんなんだよ!黙ってろ!!だいたいお前は少し目を離すとすぐにこれだ」

上条「いやだって相手は高校生だぜ?小学生相手に三人がかりなんて」

垣根「お前な、レベル0って自覚あんの?
毎度毎度相手構わず突っ込んでくが所詮無能力者のお前じゃ出来る事だってたかが知れてんだよ」

上条「…確かにさ、俺には垣根みたいにスゲえ能力とかないし特別喧嘩も強い訳じゃないよ
……でもさ、それでも放って置けないだろ?」

垣根「…」

垣根「…ムカついた」

上条「…え?」

垣根「…そういう事はいちいちこんな事俺にやらせなくなってから言いやがれ!!」グリグリ

上条「イダイ!!痛いって!!?んぎゃああ!!!」


(そんなテメエの立場をわきまえ無いような行動に内心ずっとムカついてた
俺が行けば一瞬で片付く
なのになんで
…なんで無能力者のお前がわざわざ立ち向かう

なんで無能力者のお前がそんな風になれる

なんで無能力者のお前がそんなにテメエを危険に晒してまで同じ弱者のために必死になれる

…なんで無能力者のお前の方が俺より強いんだよ)

「全部テメエのプラン通りだったとしても俺にとってはその姿が輝いて見えたんだよ」


冥土返し「!」

垣根「…テメエはそのあいつの本質を利用した!!」

冥土返し「…はぁ、何故こうもタイミングが悪いのかね?」

アレイスター「…」

アレイスター(…ここに残る以上私が向き合わなければいけないもの…か
目を背けるなお前の罪から、君がこの場にいたらそう言ったのだろう)



アレイスター「久しぶりだね、未元物質」

垣根「…あぁ待ちくたびれたぜアレイスター、テメエが愉快なオブジェに変わる瞬間がよ!」パサッ


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食蜂「えぇ、記憶を復元するというよりは過去の景色を頭に植えこむと言った方法だけど」

帆風「…ならば良いことなのでは?」

食蜂「…確かになにが過去にあったかは分かるかもしれない、だけど私の認識を過去のものに合わせないと辻褄が合わなくなり記憶が混乱してしまうの」

帆風「!…となると女王の事は」

食蜂「残酷よねぇ、よりにもよってあの人の口から私にそれをやれって言うんだから」

帆風「…女王」

食蜂「今回の認識誤差だって奇跡に近いもの、一度失えばいつ同じ事が起きるかなんてわからない」

帆風「…女王はどうなさりたいのですか?」

食蜂「…そんなのぉ、わからないわよぉ…」

帆風「そうですか、ならここは女王の最大のワガママを貫いたらどうでしょうか?」

食蜂「だからわからないって

帆風「女王はあの殿方にどうあってほしいのですか?」

食蜂「!」

帆風「貴方はいつだって自分を蔑ろにして人を助ける、だったら今ぐらい人生最大のワガママを貫いたっていいじゃないですか」

食蜂「人生最大のワガママ…?」

帆風「きっと応えてくれますよ、だって彼の方は女王の最高のヒーローなんですから」

食蜂「!」


食蜂「…潤子さん、貴方今動けるかしら」

帆風「私はいつでも」

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ズドーーーーン!!!!!


上条「!…なんだ!?」

オティヌス「…この方角はお前の行きつけの病院じゃないか?」

「能力者が暴れてるぞ!銀髪の外国人が襲われてる!!」

上条「!」

オティヌス「…アレイスターか、奴ならそうそうやられる事は無いと思うが」

上条「クソ!!」

オティヌス「!、おい待て人間!!」








食蜂「…」

『……なにしてんのよぉ』

『んげ!?キンキラ小娘!?そりゃこっちのセリフだ!!』

『その呼び方やめろっていってんでしょぉ交差点激突食パン頂上ナンパ地下最低笛関節キス男!!』

『というかそのあだ名なげえよ!いちいち色々付け足してんじゃねぇ』

食蜂「…」

帆風「…なにを見てらっしゃるのですか?
……これは昔の女王と常盤台の王子様?女王の姿を見るに一年ほど前の映像でしょうか」

食蜂「…!?」がばっ!

帆風「!…女王!?」

食蜂「…」

帆風「…記憶を消さないのですか?女王の反応を見る限り貴方が私達に触れさせなかった類のものと見受けしましたが」

食蜂「…そうねぇ、いつもならそうしてたわぁ」

帆風「…なにがあったのですか?常盤台の王子様に会いに行った時から様子がおかしいように感じます」

食蜂「……ねぇ帆風さん私の長い独り言に付き合ってくれるかしらぁ」

帆風「喜んでお付き合いしますよ」


食蜂「…私には誰よりも、何よりも大好きな大切な人がいるのぉ
そうねぇ、あの人の為になら命すら簡単に投げ出せるくらい」

帆風「…えぇ、存じております」

食蜂「…だけどその大切な人はある日を境に私を記憶出来ないようになってしまったの」

帆風「…そうだったのですか、色々と納得してしまいました」

食蜂「…でもね、最近とある認識の相違があって私を記憶できるようになったのよぉ」

帆風「それは良いことでは無いですか」

食蜂「…えぇ、でも…だけど……」

帆風「?」

食蜂(…本当はわかっていた、そんなもの偽物なんだって
偽物の私を記憶させて偽物の私と会話をさせて、私がもう一度見ていたかった大切な風景はこんなものじゃなかったって)

食蜂「…彼ってね、その私の問題を除いても全ての記憶がないの
それも半年前から全部の記憶が」

帆風「!」

食蜂「…そこでさっき私の方に一つの頼みごとが流れてきたわぁ
………過去の友達を助ける為に記憶を取り戻してくれって」

帆風「…可能なのですか?」

食蜂「えぇ、記憶を復元するというよりは過去の景色を頭に植えこむと言った方法だけど」

帆風「…ならば良いことなのでは?」

食蜂「…確かになにが過去にあったかは分かるかもしれない、だけど私の認識を過去のものに合わせないと辻褄が合わなくなり記憶が混乱してしまうの」

帆風「!…となると女王の事は」

食蜂「残酷よねぇ、よりにもよってあの人の口から私にそれをやれって言うんだから」

帆風「…女王」

食蜂「今回の認識誤差だって奇跡に近いもの、一度失えばいつ同じ事が起きるかなんてわからない」


帆風「…女王はどうなさりたいのですか?」

食蜂「…そんなのぉ、わからないわよぉ…」

帆風「そうですか、ならここは女王の最大のワガママを貫いたらどうでしょうか?」

食蜂「だからわからないって

帆風「女王はあの殿方にどうあってほしいのですか?」

食蜂「!」

帆風「貴方はいつだって自分を蔑ろにして人を助ける、だったら今ぐらい人生最大のワガママを貫いたっていいじゃないですか」

食蜂「人生最大のワガママ…?」

帆風「きっと応えてくれますよ、だって彼の方は女王の最高のヒーローなんですから」

食蜂「!」


食蜂「…潤子さん、貴方今動けるかしら」

帆風「私はいつでも」





垣根「見ねぇ間にだいぶ姿が変わっちまったじゃねぇか!!」ズドーーーーン

アレイスター「こう見えて成長期でね」

垣根「変わった成長期もあったもんだな!!」バシュー

アレイスター「それもそうか、成長すると性別が変わる生物もいるだろう?あれと同じ類だ」

垣根「そうか!?納得…だ!!!」ズガーーン!!!




オティヌス「おうおう、なんかとんでもないことになってるな
どうするんだ人間?」

上条「止めるに決まってんだろ!!」

オティヌス「記憶はどうするんだ?」

上条「俺に任せとけ、なんとか誤魔化す」

オティヌス「は?まて

上条「垣根ーー!!!久しぶりだなぁあ!!」

垣根「!…上条」

上条「いやぁ、何年ぶりだっけな大きくなったなぁ見違えたぞ
この前あった時なんてこんなもんぐらいだったのに」

オティヌス「…はぁ……本気でアホだこいつ」

垣根「……記憶がないのにアホな所は変わってねえのかよお前」

上条「…お前!知ってたのかよ!!俺の迫真の演技が無駄になっちまったじゃねえか!!!」


垣根「…いい事教えてやるよ馬鹿につける薬はねぇんだ、今はお前の相手をしてる場合じゃねえ」

上条「おい待ちやがれ話はまだ!」

垣根「テメエはもう俺の知ってる上条じゃねぇんだよ!!」

上条「!?」

垣根「俺の知ってるアイツはアレイスターのプラン通りに消えた
……の癖にプランは必要なくなっただぁ!?」

アレイスター「…」

垣根「テメエのその茶番の為にいくつの犠牲があったと思う?その結果テメエだけがのうのうと残ってやがる
これ以上にムカつく話ってねぇよな!!?」

垣根「おい幻想殺し、邪魔すんならお前も消すぞ?」

上条「!」

オティヌス「……奴は本気だぞ?もうお前の事を死んだと思っている」

上条「…っ、そんなのってねぇだろ
俺はこうして生きてる、戦う理由なんてねぇだろうが!!」

オティヌス「お前はさ、忘れられた方の人間の気持ちを考えた事があるか?」

上条「忘れられた方の気持ち…?」

オティヌス「あの世界を見たお前なら一番わかってなきゃいけないんじゃないのか?」

上条「!」

オティヌス「お前はあの世界なら皆が幸せになれる、そうわかっていても拳を握った
…だったら尚更お前にアレを止める権利などないよ」

上条「…」

上条「……でも、こんなのおかしいだろ」

オティヌス「…わかってるよ理解者、お前の気持ちは」


上条「…アイツだって悔しくてたまんねぇのは分かってる…だけど!!
手を伸ばせば届くんだ、全てが大団円な最高のハッピーエンドじゃなくても
未来になりゃ笑い話にだって変えられる!ストーリーを描くペンは止まってなんざいねぇんだ!」

上条「権利が無くたって!素養が無くたって!!」

『何事にだって適正はある』

「それで挑戦しちゃいけねぇなんて理屈はねぇ!!」

『だけど適正を持たないものが挑戦しちゃいけないなんて理由にはならないもの』

上条「…あぁ、そうだよ
それを俺が一番わかっている

……いや、わかってなきゃいけないんだよ」

オティヌス「…どうしたんだ?人間?」

上条「…ごちゃごちゃこまけぇ理由なんて考えるなんざらしくなかったってな」



上条「垣根ーー!!!テメエが俺のなんだったかなんてもはや関係ねえ!
ただな、お前を止める!単純に俺が気にくわねぇからだ!!」

アレイスター「!」

垣根「…」

垣根「…そうかよ、なら俺も全て断ち切るだけだ!!」ファサッ!!




「…待って、上条さん」

上条「!…食蜂!?なんでこんな所に」

食蜂「…忘れ物よぉ?主に私のだけどぉ」


上条「忘れ物?…悪いが見ての通りだ、手短に頼む」

食蜂「…私ね、上条さんの事が大好きなんだゾ☆
あの時から、未来永劫ずっと…」

上条「!…急に何を」

食蜂「自分ルール…貴方が私を覚えていられる日が来るまでは伝えない、だからそれまで貴方に相応しい私になろうって自分を磨いて来たわぁ
ふふ、いい女になったでしょ?私」

上条「ごめん、俺さ昔のお前を知らないから」

食蜂「…貴方は貴方よぉ?昔から何も変わらない
……私も同じ

どれだけ見た目が変わっても

どれだけ貴方に憧れていても



……どれだけ貴方を追いかけていても

やっぱり何度だって貴方に恋をするの、貴方が貴方である限り」

食蜂「……だからね」…スッ

上条「!…食蜂!?」

食蜂「…記憶整理、対象の記憶の中に一部情報を挿入
……認識操作、対象に挿入した情報を自身の記憶と認識させる」…ピッ





食蜂「…貴方が誰かを救えない姿なんて見たくないもの
だって私の大好きな貴方は最高のヒーローなんだからぁ…」








「おい、起きろ上条!」



上条「…あれ?垣根か?」

垣根「まだ寝ぼけてんのかよお前、アイツらもう公園に集まってんぞ?」

上条「うげぇ、本当にこんな寒い中サッカーやるの?」

垣根「当然だ!俺様の未元シュート見せてやるよ!」

上条「…うっわ、このモフモフガキ大将は何言ってんのか」

垣根「んだとこのウニ頭ぁ!!」

上条「!痛い!痛いって!!」

垣根「…」

上条「…垣根?」

垣根「…なぁ、上条」

上条「なんだ?」

垣根「お前ってさ、まだクソな大人たちが言った疫病神とか色々間に受けてんの?」

上条「なんだよ急に
……まぁ疫病神なのはそうかもって思うけどな」

垣根「…」

上条「…でも逆に言えば俺が不幸の避雷針だって思えばそれだけで周りの奴らを助けてやれてる気がするんだ」

垣根「……なんだよそれ、ぐふっ…アッハハ」

上条「て、テメエ笑いやがったな!」

垣根「…いや、俺の能力とは比べ物にならないぐらいメルヘン思考だなって思ってな」

上条「…うるせえ」

垣根「…」

垣根「……いつかさ」

上条「…?」

垣根「いつか変えてやろうぜ、このくそったれた大人が支配する世界を」

上条「…世界を変えるってスケールデカすぎんだろ!」

上条「…でもさ」






上条「……お前とならやれる気がするってそう思えたんだよモフモフガキ大将!!」ダッ…

垣根「!?…お前、記憶が!?」

オティヌス「…記憶の植え付けに成功したのか」



上条「確かに学園都市のクソみてぇな大人の陰謀は全部ぶっ壊した!だがな?!お前は世界を変えるってまで格好つけたんだぞ?!
こんな所で燻ってんじゃねぇ!!」

垣根「…ッチ、俺だって…俺だってそうしたかったよ!!
だけどそいつが全部ぶち壊した!
俺は結局手が届かなかった、誰も救う事も守る事も出来ねぇんだよ!!」

上条「…随分弱気になってんじゃねぇかガキ大将!!
さっきから黙って聞いてりゃぐだぐだと腹立つ事ばっかり言いやがって!!」

垣根「!…お前に、お前なんかに俺の何がわかるんだよ…!!?」バシッ

上条「…わかるよ
…わかるからこそムカつくんだよ
お前は俺の為に、皆んなの為に立ち上がった
……そんなヒーローを馬鹿にするんじゃねぇ!!」キュイーーーン

垣根「っ!?」

上条「テメエがそのヒーローを否定すんのなら、テメエがまだそんなガキみてぇに駄々こねてんなら
そんなテメエのメルヘン思考と一緒にくだらねぇその幻想をぶち[ピーーー]!!」バキッ!!

垣根「…がっ……っ!?」



上条「……まだ意識はあんだろ」

垣根「…病み上がりに鉄拳制裁なんて、とんでもねぇヒーローだなお前」

上条「…自覚はある」

垣根「…俺の真似かよ、つくづく感に触る野郎だよ」

上条「……お互い様だろ」…スッ

垣根「………そうだな、懐かしすぎて忘れてた」…ガシッ


垣根「…お前、完全に記憶を取り戻した訳じゃないだろ」

上条「言われてみれば…なんつーかそんなこともあったなー的にしか思い出せないな
そん時どう思っただとか、食ったもんの味だとかそこんところが曖昧なんだよな」

垣根「…じゃあ世界征服はそれまでお預けだ、いつかお前があの時の感情を思い出せるようになったら秘密結社でも創立してやるか」

上条「…なんか凄い悪の道進んでるような気がするんですが?!」




オティヌス「おい、人間
…お前発情娘を放置していていいのか?」

上条「?…発情娘……誰だそれ?」

オティヌス「は?お前は何を言って…

「いいのよぉ?ミニチュアちゃん
…こんにちは上条さん?」

上条「こんにちは…?あ、いやあんた誰」

オティヌス「ふざけてるって訳ではなさそうだが
…■■■■とか言う奴だ」

上条「は?オティヌス悪いもう一回頼む」

オティヌス「だから■■■■だと
……おい発情娘、これは一体どう言う事だ」

「これが正常力よぉ?今までのは奇跡のような甘い夢…でも目が覚めるとあっけないものだったわぁ」

オティヌス「…お前、こうなるとわかって」

「…後悔なんてしてない、だって彼は今回も最高のヒーローでいられたんだものぉ」

オティヌス「…なら」


上条「…なら何でお前は泣いてんだよ」

「!……ごめんなさい、気を使わせちゃったかしらぁ?
…貴方の前ではいい女でいたかったのに
これじゃ未練がましいめんどくさい女じゃない…」

上条「…いい女だと?
確かに見た目だけは成長してるがな、お前がめんどくさい女なのは変わってません事よ?」

「…え?」

上条「…なんだかんだ理由つけて俺の前に現れて楽しんでんだか怒ってんだかよくわかんねぇ癖して近くにいやがる」

上条「食蜂操祈はそんなめんどくさい奴だろ?」

食蜂「今…名前で…?」

オティヌス「…覚えているのか?発情娘との事を」

上条「いいや?わかるんだ
…体が、目が、鼻が
……心が

お前の事を考えると直ぐに頭の中に浮かんでくる、懐かしさを辿ってさ」

オティヌス「…成る程、記憶する器官は脳以外にも存在するとか聞いた事がある」

食蜂「…もう一回」

上条「ん?」


食蜂「……もう一回私の名前を呼んでくれないかしらぁ?」

上条「キンキラ小娘」

食蜂「」ピキッ

食蜂「本当デリカシーないわねぇ!この交差点激突食パン頂上ナンパ男!!」

上条「ほーらみろ、見た目成長しても中身がガキのままじゃあいも変わらずお姉様サポート外ですな」

食蜂「なぁんですってぇぇええ!!」

上条「……でもさ」…ポン

食蜂「!」

上条「…今まで待たせて悪かったな、ただいま」

食蜂「…」

食蜂「…グスッ……本当に…遅すぎよぉ、ばかぁ」


上条「………それで何だけど」

食蜂「?、何かしらぁ?」

上条「…今さっきのあつーい告白って……マジなの?」

食蜂「……」

食蜂「~っ!!?////」カァァアア

上条「っ!?えっ!?あぁ冗談でした!?
も、申し訳ありませんでした!!なんか一生ものの黒歴史掘り下げた見たいになってんだけど!?」


食蜂「…」

上条「…あ、あのー操祈さん?」

食蜂「んっ!」ガバッ

上条「ムグっ!?」

食蜂「……これが答えでいいかしらぁ?」

上条「は、はひ?」

食蜂「…貴方ってば鈍感力が凄まじいんだもの、これくらいしないと気付いてくれないでしょぉ?
それに私からのご褒美なんだゾ☆」

上条「」

垣根「…こいつ気絶してねえか?」

食蜂「!…か、上条さん
大丈夫!?」



>いやー青春だねぇ

オティヌス「いつの間に帰ったんだお前」

>そんなことよりももうすでにゲームクリアと行きそうなのだが

オティヌス「まぁ、まだ恋仲には行ってないむしろここからが見ものじゃないのか?」

>成る程、セフ…

オティヌス「おい」

>…


オティヌス「さて今回の一件で奴はどうでてくるかな?」

>超電磁砲か…





>………もしかしてヤバくね?

オティヌス「今更か」

三日目 常盤台王子争奪戦前夜祭




上条「…おーいオティヌス、もうでるぞ
……って何してんのお前」

オティヌス「……いや、単純な物理法則の世界となると質量の差というものはここまで残酷な光景を生み出すのだな」

スフィンクス「ニャー」

上条「……はぁ
スフィンクスさーん?貴方はお留守番ですよー?大人しく待ってて下さいねー」

スフィンクス「…ニャー」

オティヌス「すまない、理解者」グッタリ

上条「まぁいいけどさ、お前もスフィンクスとじゃれ合うの好きだよなー」

オティヌス「好きで殺されかけてたまるか!
……それより人間、時間は大丈夫なのか?」

上条「……あ、やべ」







オティヌス「今日から学校は元の場所だったよな」

上条「あぁ、工事は終わったんだと
…つーか、修繕と言うか立て直しに近かったらしいぞ?」


オティヌス「あのジジイえらく派手にぶち壊したからな、跡形が残ってるだけマシだろ」

上条「…それってマシって言うんですかね?
だけどここんとこ学園都市は修繕工事だらけだよな、エレメント襲撃時とか地盤陥没とか
……そういや常盤台中学はどうなったんだろ
まぁ、御坂や食蜂の話聞く限り生徒はみんな無事だとは聞いてるが」

オティヌス「お前の所の底辺学校がもう修繕されてるんだ、名門校が修繕されていないわけがないだろう?」

上条「…はは…格差社会ですね」


「……か、み、じょ、うさーん☆登校中に出会える何て奇遇ねぇ、運命力の仕業かしらぁ?」ミ☆きゃるん

上条「……」

上条「…はぁ、不幸だ」

食蜂「な、なによぉ
私と一緒に登校する事がそんなに不幸力溢れる事って言いたいワケぇ?」

オティヌス「今日は誰にも絡まれず遅刻する事なく平和に登校できると思っていたのにそこに面倒な奴が現れた、そんな所だろうよ」

食蜂「…ぐっ…ま、まぁ…?
どこぞのアマゾネスなら此処で素直になれずに暴力的に貴方を足止めするんだろうけど、私はそんなに野蛮じゃないんだゾ
ただ?ちょっとだけ、腕組んだりとかぁ…甘い登校時間を過ごしたってわるくないわよねぇ

…って、いないじゃない!」





オティヌス「発情娘を放って置いてもいいのか?」

上条「オティヌスさんや、上条さんの単位はとてつもない絶望の淵を彷徨っている
…あの場で潰されてさらに深く落ちる訳にはいかんのだよ
あの運動音痴が俺に追いつける訳があるまい!」

食蜂「…ぜぇ…ぜぇ……ま、待ちなさいよぅ…!」

オティヌス「必死に食らいついてるぞ」

上条「んな!?なんなんだよ、あの執念は!?」

食蜂「ゲボッ……ゲボッ…おほ、おほほ…諦める訳ないじゃなぁい?
どれだけ待ちわびたと思ってんだこの時をよォ」

オティヌス「おい、キャラ崩壊してるぞ」

上条「なんかよくわからんが経験でわかる、これは更なる不幸の予感が…!?」

食蜂「…ヒック…グスッ……こんなのあんまりじゃないのぉ…」

オティヌス「今度は泣き出したぞ」

上条「情緒不安定にも程があるでしょうが!!」


食蜂「…ひぐっ…少しくらい……期待したっていいじゃなぁい…うぇええん!!」

オティヌス「あーあ、泣かしたな」

上条「だーっ!もう、わかった!わかったから!!
……悪かったよ、ほら」スッ

食蜂「……もう置き去りにしない?」ウルウル

上条「っ!?
…あ?あぁ、もうしねぇって」ドキッ

>……とか言いつつも内心もっといじめたいとか思ってるんだろ?
普段は常盤台中学に君臨する女王が、まさかたった一人の男子高校生の前だとこんなにも年相応になるんだゾ?

可愛いよなぁ?もっといじめたいよなぁ?

上条「うるせぇよ!つーかいつから見てたんだよお前!!」

>私はいつでも君を見ているのだよ
…しかし、否定しない所を見ると図星かね?

上条「ぐっ!」

オティヌス「やはりお前は内心ドSだったか」

上条「変なラベリングやめていただけますかね!?オティヌスさん!!」

食蜂「…だったらぁ…」グイッ

上条「んなっ!?しょ、食蜂さん!?」

食蜂「学校までこうさせてくれたら許してあげてもいいんだゾ☆」ギュッ

上条「なんでそうなる!歩きづれぇしそれに当たってる!!俺の記憶では慎ましかった筈のソレが腕に当たってるからぁ!!」

食蜂「上条さんあったかーい…ふふふ、夢にまで見た光景が今此処にあるのねぇ…」にへー

上条「話聞いてねーし!完全にトリップしちゃってるんですがこの子!?」

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オティヌス「…完全に私は空気と化してるな、割り切ったつもりではいたがこれはこれで気にくわん」

食蜂「そんな事ないわよぉ?ミニチュアちゃん
貴方は上条さんの理解者なんでしょぉ?当然貴方やシスターちゃんも含めて全てを受け入れるんだゾ☆
だって一つ一つの出来事が彼を構成する武勇伝なんだもの
それが例え不幸でも厄介ごとでもヒーローのように乗り越えてきたストーリーなのぉ
そういえば派閥の女の子にたまーに貴方の様子を見てきて貰ったけどやっぱり貴方は何も変わらないわぁ?
その不器用さも、鈍感さも、そして格好良さも
そういえばここ最近シャンプーとかケチりだしたわよねぇ、シスターちゃんがイギリスに里帰りしたかしらぁ?
ダメよぉ?石鹸で髪を洗ったら傷んじゃうじゃなぁい
どんな風に変わってしまっても貴方は貴方だけどどうせならいつまでもかっこよくいてほしいものぉ
それにぃ幾ら安いからってもやしばかり買ってちゃダメなんだゾ?
かれこれ三日はもやし生活じゃなぁい
そうだ、私と一緒に今夜食事なんてどうかしら
貴方にも美味しいって言ってもらえるような私のお気に入りの場所
ふふふ、大丈夫よぉ?私の奢りだからぁ
堅苦しい所でもないから貴方でも気楽に入れるし安心してくれていいんだゾ☆
その後はぁ、貴方のお部屋にとめて欲しいなぁ…なんて、キャッ、言っちゃったぁ☆
ずーっと待ち焦がれてたんだもの、それくらい構わないわよねぇ
んー?もしかして貴方の理性力を心配してる?
ふふ、私はいつでもウェルカムなんだゾ
貴方を待ってる間にもう24人は名前を決めてるんだからぁ、準備力が良すぎて驚いたかしらぁ?
ついでに言うともう式場まで予約してるのよぉ?候補としてはもう34件は決めてるんだけどやっぱり上条さんの意見も聞かないとねぇ
貴方が言うなら全式場で式をあげてもいいケドぉ
それくらいに私は上条さんの事愛してるのぉ、それこそ他の全てを差し出せるくらいに

…だ、か、らぁ
……上条さんの一部の貴方の事も当然愛してるわよぉ?オティヌスちゃん?」

オティヌス「なんだこの悪寒は!?コイツ本気でヤバイ奴なんじゃないのか?
愛が物理法則を鼻で笑うくらいに重すぎるんだが!?」ゾクッ


上条「早口過ぎて何言ってんのかわかんねぇよ!!というかお前、常盤台中学は向こうだろうが!!」

食蜂「大丈夫よぉ?そんなの私の改竄翌力でどうとでもなっちゃうもの」

上条「ならねぇよ!能力悪用してんじゃねぇ!!」

「…あんたは…!!どこでも彼処でも女侍らせやがって、お楽しみ中ですか?この煩悩の集合体野郎!!!」

上条「……え?」

御坂「随分と楽しそうだな!!この腐れウニ頭がぁぁあ!!!」ビリビリ!!!

上条「み、御坂さん!?!?ちょ、ちょっとまてぇえええ!!!?」キュイーーーン


食蜂「やだー、御坂さんってば相変わらず暴力的なんだからぁ」

御坂「うるさい!と言うかアンタ学校は向こうでしょ?!なんでこんな所にいるのよ!!」

食蜂「はーい、ブーメラン☆」

御坂「ぐぅっ…私はほら…ま、マラソンよ
運痴のアンタと違って日々体力づくりは怠らないのよ!」

食蜂「は?

…ふーん、でもねぇ御坂さん?
ダイエットする時ってどこから脂肪が落ちてくか知ってるかしらぁ?
アハッ☆そういえば御坂さんはそんな事心配する必要ないか、だってもともとぉ……ペッタンコだし?」

御坂「ぶち殺されたいのかこの運痴女…!!」

食蜂「望むところよこのまな板アマゾネス!!」

オティヌス「…止めなくて良いのか?仮にも超能力者同士の喧嘩だぞ?」

上条「わかってるよ!!くそ…!!不幸だぁぁぁああ!!!!」







垣根「…」

一方通行「…」

垣根「…なんでお前がこんな所にいるんだよ、つぅかその格好はなんだ」

一方通行「…それはこっちの台詞だァクソ野郎」

垣根「……アレイスターの野郎、知ってて俺の転校手続きをしやがったな」

一方通行「転校手続きだァ?…つまりテメェの服装を見る限り…」

垣根「…最悪だ、よりにもよってテメェと同じ学校かよクソッタレ」

一方通行「…ッチ」


垣根「…」

一方通行「…オイ」

垣根「…なんだよ第一位」

一方通行「随分と毒が抜けたみてェじゃねェか」

垣根「あぁ?」

一方通行「俺を前にして馬鹿みてェに吠えねェから気味が悪いんだよ」

垣根「…もうテメェみたいなクソ野郎に関わる必要がなくなったんだよクソボケ、命拾いしたな」

一方通行「…そォかよ」

垣根「…」

一方通行「…」



ビリバリ!!ズガーーーン!!?

垣根一方通行「!」



「そもそもアンタが見境なく女とあらば手を出すクソ野郎なのが悪いんでしょ!!!?」

「流石にぃ?そこまで浮気症だとお仕置きが必要よねぇえ!?上条さん!!」

上条「わけわからん!!なんでいつもこうなるんだよぉぉお!!!」ダッ!!

垣根一方通行「「あいつ!?」」

垣根「あ?」

一方通行「テメェ…」


上条「一方通行と垣根!?ちょうどいい!助けてくれぇ!!」

御坂「あ、一方通行!?……と、あと誰?」

食蜂「学園都市第二位よ」

オティヌス「おいおい、いくらなんでも人の背中に隠れて怯えてるなんてダサすぎるだろ」

上条「うるせぇ!!こっちは死ぬか生きるかの瀬戸際なんだよ!!!」

一方通行「オイオイ、ヒーローが聞いて呆れんだろ」

垣根「ったく、おい第五位と第三位男の取り合いに俺を巻き込むんじゃねえよ他所でやれ」

御坂「お、男の取り合い!?べ、べ、別にそんなんじゃ…!」

食蜂「第二位さーん?この前の仮、忘れたわけじゃないわよねぇ?
上条さんを私に渡しなさぁい?それで帳消しにしてあげるんだゾ?」

御坂「…はぁ!?何言ってんのよアンタ」

垣根「あぁ?俺は頼んでねぇっつうの
……だがまぁそっちのが面白そうだよな、そうはおもわねぇか上条くーん?」

上条「え?あーっ、落ち着け垣根!!昔お前の給食のプリン席外してる間に食ったのまだ根に持ってんの!?」

垣根「!…やっぱりあれテメェだったのかよクソ野郎!!!」バサッ!!

上条「この裏切り者ぉ!!プリンぐらいいいじゃねぇか!!」キュイーーーン


垣根「あぁ?!くいてぇときにくいてぇもんがないって言う苛立ちがわかんねぇのかよ!!」

上条「プリン如きで大人げねぇんだよ!!」

「…オイ」

上条「あ、一方通行!!」

一方通行「くだらねェ事ではしゃいでんじゃねェぞ格下共が」

上条「やっぱりお前なら

一方通行「と言いてェ所だが、最近クソガキがうるせェんだ
…お姉様にライバルが多すぎていつまでたっても惨めな姿を晒してるってなァ」

上条「え?」

一方通行「テメェは超電磁砲に差し出す、セイゼイ楽しくやんなヒーローォ!!」ギュイィィン!!!

上条「んだぁ!!もぅ不幸だぁぁぁああ!!!!」







小萌「もー、転校初日に何をしてるんですか!!」

垣根「…」

一方通行「…」


小萌「幸い怪我人がいなかったみたいですけど、外での能力使用は禁止なんですよ!
一方通行ちゃんは後で黄泉川先生にたーっぷりお説教してもらいますからね!!」

一方通行「…ッチ」

垣根「は、ザマァ」

小萌「垣根ちゃんも統括理事長直接お仕置きだそうですよ」

垣根「」

小萌「…それでぇ?上条ちゃーん?」

上条「おかしいでしょ?!俺はただ巻き込まれただけで」

小萌「問答無用です!!後でたーっぷりお仕置きですよー!」

上条「は、ははは…




…不幸だ」

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