音ノ木坂学院

「オラァッ！！」ﾌﾞﾝ

ほのパパ「！」ﾊﾞｷｯ

「ぐはっ！」ﾄﾞｻｯ


「すげえ……また高坂の勝ちだ！」

ほのパパ「……ふう」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

友人「凄えよお前！これで１０連勝だな！」

ほのパパ「別に……あいつらが勝手に来るだけだ」

友人「謙遜すんなって！２年最強とか言われてるんだぞ？」

ほのパパ「不名誉だな……向かってくる奴が多くなるだけなのに」

友人「ははは！まあ頑張れよ」ﾊﾞｼﾊﾞｼ

担任「は、はい……じゃあ授業を」

「だりー」

「サボって遊びにいかね？」

「センコー帰れよー！」

ほのパパ（担任の爺さん……こんなクラスを受け持って可哀想に）

「……静かにしてください貴方達」

「げっ、園田！」

海未ママ「これ以上騒がしくするなら私が直々にしごいてあげますよ？」

ｼｰﾝ……

（こえー！）

（イインチョーサマが偉そうに！）

海未ママ「ふん……」

ほのママ「うみちゃんナーイス」ｺｿｯ

海未ママ「きぃちゃんも静かに」ｺｿｯ

ほのママ「はーい」


ほのパパ（委員長の園田さんか……やっぱりオーラあるな）

ｶﾞﾗｯ

ことママ「こんにちは～」

担任「あっ、南さん……」

「おせーぞ！」

「南調子に乗ってね？」ﾋｿﾋｿ
「ねー」

ことママ「ごめんなさい♪」ｽﾄｯ


ほのママ「南さん遅かったね」

海未ママ「弛んでいますよ？」

ことママ「ごめんね」


ほのパパ（席は隣なのに……仲良くは無いのか？）

「～～～」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ



ほのパパ（難しいな……）ﾎﾟｽｯ

ほのパパ（ん？手紙回しか）

『教科書見せて！』

ほのパパ（誰だ……？あっ）

ほのママ「てへへ……」ｵﾈｶﾞｲｯ

ほのパパ（仕方ない、そっと渡そう）ﾋｮｲｯ

ほのママ（あ、もうちょっとで届きそう！）ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

海未ママ「……何をしているのですか？」ﾆｯｺﾘ

『あっ』

放課後

ほのパパ（結局俺まで園田さんに怒られた……まあ仕方ないな）

ほのパパ（この後はまた喧嘩吹っかけられそうだし、さっさと帰るか）ｽﾀｽﾀ

ほのママ「あ、居た居た。おーい！」

ほのパパ「あっ……さっきの」

ほのママ「えへへーさっきはうみちゃんがごめんね」

ほのパパ「ああ、いや……教科書は？」

ほのママ「うみちゃんのノート写して貰ったよ！」

ほのパパ「そうか、良かった」

ほのママ「へへー、でも高坂さんって優しいね」

ほのパパ「優しい……俺が？」

ほのママ「うん、うみちゃんが言ってたけど喧嘩強いんだよね」

ほのママ「それで気になって手紙回してみたんだけど、見せてくれるって事知って嬉しくなっちゃった」

ほのパパ「そりゃあ見せないと……授業困るだろ」

ほのママ「おおっ意外と真面目くん？」

ほのパパ「うーん……どうなんだろうな」

海未ママ「高坂さん？」

ほのパパ「あっ、園田さん」

海未ママ「あまり私のきぃちゃんに近寄らないでくれると有難いのですが」

ほのママ「えー？高坂さんは悪い人じゃないよ！」

海未ママ「貴方は知らないだけです。高坂さんと言えば音ノ木は勿論他校でも有名なんですから」

海未ママ「そんな人に関われば貴方も大変な目に遭いますよ」

ほのパパ「はは……」

ほのママ「うみちゃん大げさだって！ね、お友達になろう高坂さん！」

ほのパパ「えっ！？」

海未ママ「きぃちゃん！私は貴方を思ってですね……！」

ほのママ「もー！うみちゃんうるさーい！」

海未ママ「う、うるさい……」ｶﾞｰﾝ

ほのパパ「園田さん！？……で、友達って」

ほのママ「そのままの意味だよ、高坂くん！」

ほのパパ「いきなりくん付けって……」

ほのママ「私の事はきぃちゃんって呼んで良いから」

ほのパパ「あ、あぁ……きぃちゃん」

ほのママ「はーい！」

ほのパパ（何だこれ……何でこうなった？）

ここまで

アニメしか知らんけどあの学校って女子校と違うん？

>>13
女装男子の可能性を秘めている