千歌「サッカー楽しいのだ!」 (433)

イナズマイレブンGo×ラブライブ!サンシャイン!!
のクロスオーバーです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1540067215

千歌「えいっ!」ポーン

曜「ナイスパス千歌ちゃん!」

曜「梨子ちゃん!」ポーン

梨子「オッケー!」

ダイヤ「さあ来なさい!」

梨子「デビルバースト!」

ダイヤ「フェンスオブダイヤ!!うわああああ!!」

ズバーン!

千歌「ゴールなのだ!!」ピョンピョン!

梨子「曜ちゃんナイスパス!凄い打ちやすかった!」

曜「えへへ////」

千歌「ダイヤさんの頭をボールにしよう!」





ダイヤ「トホホ、ボールみたいな髪型になりましたわ・・・」

鞠莉「ボリューミー・・・」

果南「はい、次は1年対2年!2年はディフェンスに入って!」

ようちかりこ「はーい!」

善子「行くわよズラ丸!」

花丸「ズララブハリケーン!」

千歌「させない!スピニングカット!」 カキイイイイン!

花丸「防がれた!」

理亞「まだボールは生きてる!こっち!」

ルビィ「理亞ちゃん!」ポーン

理亞「決める!」

梨子「なんとぉぉおおお!!」

ズバーン!

理亞「ゴール!」

梨子「しまった・・・1年は理亞ちゃんも入れて4人だったの忘れてた」

千歌「マークに付けなかったチカ達にも責任はあるのだ。ごめんなのだ・・・」

曜「※今日はSaint Snowの人達と合同練習をしております」

梨子「曜ちゃん?」




果南「さあ、次は私達と1年の勝負だよ!」

聖良「理亞!手加減はしませんからね!」

ダイヤ「さあ攻めますわよ!」

鞠莉「ドライブシュート!」

ギューン!ストーン!

ルビィ「・・・・・入った」

花丸「超次元サッカーにしては地味すぎる技が来たずら」

理亞「でもドライブシュートってかなりテクニックが必要な技よ。そんなのが打てるなんて・・・・」

鞠莉「マリーが海外留学で何も学ばずに帰ってきたと思ってる?」ニヤリ

果南「よーし、少し休憩入れよう!」

☆☆☆☆

千歌「生き返るのだ!」ゴクゴク

果南「誰か来た」

曜「・・・・サングラスしてるね」

善子「顔に何か傷出来てる、怖っ」

??「君達が、浦の星女学院の生徒かね?」

ダイヤ「・・・そうですが、貴方は?」

黒岩「・・・イナズマジャパンの監督に就任した、黒岩 流星だ」

ルビィ「ピギィぃぃぃ!!?い、イナズマジャパンの監督!?」

花丸「なんでそんな凄い人がこんな田舎に来たずら?」

黒岩「君達を、イナズマジャパン(U-18)に誘いに来た!」

「「「ええええっ!!?」」」

☆☆☆☆

角間王将「さぁ皆さんお待ちかね!フットボールフロンティアインターナショナル、通称FFI!U-18部門の日本代表が、今日このホーリーロードスタジアムで発表されることとなりました!」

おおおおおおおお!!!
わあああああああ!!!

千歌「うわー、お客さんがいっぱいなのだ!」

梨子「ええ・・・何で私達が日本代表に?な、何かの間違いじゃ・・・」ガクガク

曜「間違いじゃなかったらグラウンドに呼ばれてないって・・・」

鞠莉「曜の言う通りよ。こういうのは堂々と、ドーンと構えてなきゃ!」

果南「世界かぁ・・・腕が鳴るねぇ!」

梨子「ぅぅ・・・」

善子(帰りたい・・・)キリキリ

ルビィ(ひ、ひとがいっぱい・・・・)ガクガク

花丸(お腹空いたずら・・・)グゥゥゥ

ダイヤ「皆静かに!黒岩監督が出てきましたわ・・・」

黒岩監督「・・・・・」

果南「私達、いよいよ世界に挑戦するんだね・・・」

鞠莉「・・・浦の星を守ることは出来なかったけど、卒業前にいい思い出が作れそうね」

ダイヤ「そうですわね。どうせやるからには、ラブライブだけでなく、こちらでも優勝しましょう!」

鞠莉「勿論☆」

(((何で3年はこんなにやる気なんだろう?)))

黒岩「私が監督の黒岩 流星だ。これより日本代表となる、新生イナズマジャパンを発表する!」

黒岩「ただし、本日選ばれるのは11名のみだ」

ルビィ「11人・・・・」

ダイヤ「ルビィ?」

黒岩「それでは発表を開始する!」

FW 桜内梨子 剣城京介
MF せんうた 松風天馬 渡辺曜 国木田花丸
DF 松浦果南 小原鞠莉 津島善子 黒澤ルビィ
GK 黒澤ダイヤ

ルビィ(何でこんな知らない男の人が2人も居るんだろ?どうせなら・・・理亞ちゃん達と一緒に出たかった)

天馬「雷門中学1年の松風天馬です!」

剣城「・・・同じく1年、剣城京介です」

千歌「松風くんに剣城くん?よろしくなのだ!」

果南「へぇ、中学生なんだ」

ダイヤ「大会規定によると、18歳までなら誰でも参加は可能らしいですわ」

梨子「雷門中って、今年のHR(ホーリーロード)の優勝校じゃない!?」

千歌「えっ!?サッカーめちゃくちゃ強いのだ!?」ズイッ

天馬「えっ!?いや、えっと・・・・////」アセアセ

曜「千歌ちゃん顔近い!」グイッ

黒岩「以上11名が、日本代表イナズマジャパンのメンバーだ」

黒岩「そして明後日より、イナズマジャパンは強化合宿を行う!」

おおおおおおおお!!!
わあああああああ!!!

☆☆☆☆

千歌「今日は色んなことがあったのだ。サッカーの日本代表に選ばれたり、イナズマジャパンのメンバーに選出されたり・・・」

梨子「言ってること同じだよ・・・」

千歌「あれ?」

曜「ふと思ったんだけど、イナズマジャパンって誰がキャプテンやるの?」

梨子「えっ?」

千歌「私しかいないのだ」

梨子「まあ妥当だよね。Aqoursのリーダーだし」

曜「千歌ちゃん、いやキャプテン!私達を世界へ連れてってね♥」

千歌「うむ!」ドヤァ

〜2日後〜

千歌「ここがお台場サッカーガーデン!!凄いのだ!風が気持ちいいのだ!」

曜「というかちょっと寒いね」サスサス

果南「このお台場サッカーガーデンは海と隣接してるから、潮風とかが吹いてるんだよ!」

善子「よく知ってるわね」

果南「パンフレットに書いてあった!」

花丸「・・・何か、東京に来た!って感じがあんまりないずら」

ルビィ「でもここの気候は、何だか内浦みたいでルビィ好き!」

☆☆☆☆

ダイヤ「えーっと、ここがシーサイドスタジアム・・・」

鞠莉「good morning!」

梨子「お、おはようございます!」

船木「全員揃ったな」

千歌「あれ?おじさん誰なのだ?」

船木「おじっ・・・・!?んんっ!私はイナズマジャパンのコーチの船木だ」

千歌「コーチ!?し、失礼しました・・・・先程の無礼には全力で謝ります。ですからお願いします、何でもしますからキャプテンマークは取り上げないで!」orz

船木「えっ!?いや、そこまでしなくても・・・」

千歌「ホッ・・・」

船木「と、とりあえず・・・皆簡単な自己紹介をしてくれ」

ダイヤ「ではまずは私から。浦の星女学院3年の黒澤ダイヤ、スクールアイドルをやってました」

天馬「スクール、アイドル?」

剣城「天馬、知ってるか?」

天馬「ううん、知らない」

ダイヤ「」

鞠莉「浦の星女学院の生徒兼理事長の小原鞠莉です!気軽にマリーって呼んでね☆」

天馬「えっと、サッカー経験は?」

鞠莉「日本では体力作りと体育の授業以外ではあんまりやった記憶はないわね」

鞠莉「ただし!留学先では乗馬にサッカーに、隙あらば色んなスポーツにchallengeしてたわ!」

天馬「おお!!」

果南「同じく、浦の星女学院の3年生、松浦果南です!趣味はスキューバダイビング!雷門中の二人に敵うかはわかんないけど、少なくともAqoursの中では1番体力があります!」

花丸「おら、国木田花丸。趣味は読書ずら」

善子「早っ!そんだけ!?」

ルビィ「く、黒澤ルビィです・・・・////」

善子「ルビィまでそんな固い挨拶して!まあいいわ、ここはヨハネが手本を見せてあげr」

梨子「浦の星女学院2年の桜内梨子です」

善子「ちょっとリリー!?」ガーン

梨子「えっと、ピアノやってました・・・・運動部の経験はありません」

曜「私は渡辺曜、皆と同じ浦女出身だよ!スポーツは飛び込みをやってました!」

剣城(何か今回のイナズマジャパンも色物が揃ったな・・・)

せんうた「そして私はAqoursのリーダー、そしてイナズマジャパンのキャプテン高海千歌なのだ!皆には気軽にせんうたと呼んで欲しいのだ!」

※ここからは千歌ちゃんの名前欄をせんうたとして扱います

せんうた「運動は中学の時にソフトボールを、そして家で経営する旅館に卓球台があって、お客さんとよく対戦してるのだ!」

剣城「またサッカー初心者ばかりのイナズマジャパンになったな」

天馬「そうだね。でも黒岩監督が選んだ選手だし、なんとかなるさ!」

剣城「・・・フッ、そうだな」

黒岩「終わったか。では早速、練習に取りかかる」

せんうた「はいなのだ!それで、何をするのだ?」

黒岩「お前達で考えろ」

せんうた「」

果南「ええ・・・行っちゃったよ監督」

船木「・・・・まあ、あの人らしいと言えばあの人らしい」

ダイヤ「・・・・・いつも、あんな感じですの?」

天馬「まあね。その内慣れるよ(苦笑」

曜「キャプテン、練習どうする?」

せんうた「じゃあ2チームに別れてサッカーバトルするのだ!」

※サッカーバトルとは、5対5で行うサッカーのことである

せんうた「あみだくじ作ったのだ!皆引くのだ!」






Aチーム
せんうた・曜・花丸・ルビィ・ダイヤ

Bチーム
梨子・天馬・鞠莉・果南・善子

果南「キーパーは本職じゃないけど、まあやってみるか!」

せんうた「威圧感があるのだ・・・」

船木「まずはAチームから攻撃で・・・・・ピー!」

曜「千歌ちゃん!ルビィちゃん!」

せんうた「了解!」

ルビィ「うゆ!」

CYaRon!「グランドファイア!」

天馬「えええっ!!?」

船木「あ、あれは!10年前の世界大会で豪炎寺会長が打った技!」

果南「くっ!!」

ズバーン!

船木「ピー!」

曜「やった!入った!」

天馬「凄いですよ渡辺さん!まさかグランドファイアが打てるなんて!」

曜「えっ?これそんなに凄い技なの?」

☆☆☆☆

せんうた「と、こんな感じでチカ達は来たる世界大会に向けて猛特訓を積んだ。そして1週間後・・・・ホーリーロードスタジアムにて」

曜「初戦の相手は韓国・・・リ、チュンユ?っていう俊足選手に警戒すればいいんだっけ?」

イナズマジャパンフォーメーション

(11)梨子 剣城(10)

天馬(8)

曜(9) 花丸(7)

せんうた(3)

果南(2) 鞠莉(6) 善子(4) ルビィ(5)

ダイヤ(1)

角間王将「ここホーリーロードスタジアムでは、待ちに待ったFFIU-18が遂に始まろうとしております!スタジアムはこの熱気です!」

おおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああ!!!

梨子「お客さんが・・・もっと増えた」ズーン

剣城「・・・大丈夫ですか?」

梨子「死にそう・・・・」

審判「ピー!」

角間王将「さあキックオフです!」

梨子「お願いします・・・」チョンッ

剣城「バイシクルソード!」

角間王将「なんと剣城!キックオフのホイッスルと同時に必殺シュートを打った!」

相手キーパー「何っ!?」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオオル!!先制点はイナズマジャパン!」

日本1-0韓国

天馬「やったな剣城!ナイスシュート!」

剣城「フッ」

角間王将「試合はまだ始まったばかり!韓国代表ファイアードラゴン、どのように仕掛けて来るのか!?

審判「ピー!」

リ「うおおおお!!」

天馬(速い!けど、これなら!!)

ポーン

リ「何っ!?」

天馬「上がれ皆!」

角間王将「松風ボールを奪って韓国陣内へ切り込んでいく!」

天馬「剣城・・・・!」

DF「させるか!」

剣城「くっ・・・」

天馬(剣城は強烈にマークされてる!パス出来ない!)

梨子「こっち!」

天馬「桜内さん!」ポーン

角間王将「ボールは松風から桜内へ!これは完全にフリーだ!」

梨子「ふふっ♥」バサッ!

梨子「デビルバースト!」

曜「いっけー!」

せんうた「2点目ゲットなのだ!」

キーパー「はぁー!はっ!」

キーパー「大爆発張り手!はっはっはっはっはっはっはっ!はいー!」

ポーン!!

審判「ピッ!」

角間王将「ボールはラインを割って外へ!このシュートはゴールならず!」

梨子「そんな・・・」

天馬「ドンマイ!次は決まるよ!」

梨子「う、うん・・・・」

角間王将「さぁイナズマジャパンからのスローインで試合再開!」

ルビィ「うゆ!」

角間王将「黒澤のスローは渡辺へ繋がったぞ!」

曜「千歌ちゃん!ルビィちゃん!」

千歌「うおおおおお!!」

ルビィ「うゆううううう!!」

CYaRon!「グランドファイア!」

角間王将「強烈なシュートが炸裂!これは決まるか!?」

キーパー「はぁー!はっ!」

キーパー「大爆発張り手!はっはっはっはっはっはっはっ!はいー!」

ポーン!!

DF「よし!チュンユ!」ポーン

角間王将「これもゴールならず!そして、ボールはリ・チュンユへ渡った!韓国カウンターアタックだ!」

天馬「しまった!ディフェンス!」

キーパー「がっかりだな。イナズマジャパンの必殺シュートがどれほどのものかと思ったが、見た目が派手なだけでまるで手応えが無かったぜ」

曜「何っ!?」

天馬(そうか!Aqoursの皆はサッカー素人・・・いくら超難度の技が使えても基本的な能力は世界に通用するレベルには到達してないんだ!)

果南「行かせない!」

リ「遅い!」

角間王将「リ・チュンユ!自慢の俊足でイナズマジャパンのDFを避わしキーパーと1対1!」

果南「嘘っ!?」

鞠莉「ダイヤ!」

リ「ラピッド、ファイアー!」

ダイヤ「フェンスオb・・・」

ズバーン!

ダイヤ「・・・・・へ?」

角間王将「ゴオオオオオル!!ファイアードラゴン、リ・チュンユの鮮やかな攻撃で同点!」

日本1-1韓国

ダイヤ「技を・・・出す間もなかった・・・・」

果南「これが、世界!!」

リ「・・・・・」ゴゴゴゴゴ

角間王将「さあイナズマジャパン、ここから反撃なるか!」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

リ「プレッシャーを掛けろ!」

FW「おう!」

剣城「なっ!?」ポーン

天馬「よっ」

角間王将「ファイアードラゴンの強烈なプレッシャーも剣城、かろうじて松風にバックパス!」

天馬「桜内さん!」ポーン

梨子「よし・・・・・!?」

角間王将「何と!ファイアードラゴン、誰も桜内に近付かない!」

リ「行けよ」

梨子「〜〜っ!?舐めるな!」

角間王将「桜内が切り込んでいく!」

天馬「桜内さん!1人で突っ込んだらダメだ!もっと周りをよく見て・・・」

梨子「ここまでされて、大人しく出来る訳ないでしょ!」

天馬「あっ!?」

DF「どうぞ」

梨子「馬鹿にして!今にその余裕を崩してあげるわ!」

角間王将「桜内がディフェンスを抜いてキーパーと1対1!」

梨子「デビルバーストおおおおお!!」

キーパー「はっ!」

パシーン!!

梨子「なっ!?」

キーパー「やはりこの程度か」

角間王将「何と!韓国キーパー、桜内の必殺シュートを難なくキャッチ!」

キーパー「オフェンス!上がれ!」

梨子「そんな・・・・・」

剣城「・・・・何故膝をついているんですか?」

梨子「剣城君・・・貴方も見たでしょ。私の技、韓国のキーパーには通用しなかった・・・・・やっぱり私は、日本代表に呼ばれるべきじゃなかった」

剣城「・・・まだ試合は終わってませんよ」

梨子「無理よ!何度やっても結果は同じ・・・・」

剣城「諦めるな!」

梨子「〜っ!?」

剣城「まだ同点だ。諦めるような点差じゃない。フォワードが焦りや不安を見せたら、勝てるものも勝てなくなる」

梨子「でも・・・・」

剣城「あれを見てください」

梨子「えっ・・・」

果南「うおおおお!!」

鞠莉「絶対に止める!」

リ「ふん!なんだそのディフェンスは」ヒラリ

果南「わっ!?」ズテッ

リ「ふんっ!」

せんうた「うおおおお!!」ズザー

リ「何っ!?」

ポーン

角間王将「イナズマジャパン、松浦、小原と高海の3人でなんとかリ・チュンユの進行を阻止しました!」

剣城「貴女の仲間は、誰一人として諦めてませんよ。ずっと一緒に戦ってきた仲間の信頼を裏切ってもいいんですか?」

梨子「!!」

剣城「・・・必ずチャンスは来ます。フォワードなら冷静に、どう点を取れるか考えるんです。仲間が、絶対に自分のところにボールを届けてくれることを信じて」

梨子「仲間を、信じる・・・・」

ピッピー!

角間王将「ここで前半終了!試合は1-1、白熱した試合展開が続いております!」

日本1-1韓国

~イナズマジャパンベンチ~

聖良「皆さん!後半に備えて、しっかりと水分を取って下さいね!」

理亞「ルビィ、ドリンク」

ルビィ「ありがとう♥」

※Saint Snowの二人にはイナズマジャパンのマネージャーになって貰いました

角間王将「さあ間も無く後半戦が始まります」

審判「ピー!」

リ「どけ!」ギューン!

梨子「速い!」

天馬「行かせるか!」ズザー

リ「くっ、またこいつか!」

角間王将「松風ドリブルで上がっていく!」

天馬「桜内さん!」ポーン

梨子「よしっ」

キーパー「お前のシュートは通用せん」

梨子「くっ・・・・」

せんうた「梨子ちゃん!」

梨子「千歌ちゃん・・・・・!!」ピーン!

梨子「千歌ちゃん!ちょっと力を貸して!」

せんうた「勿論なのだ!で、チカは何をすればいいのだ?」

梨子「ボールを前に思いっきり蹴って欲しいの!」

せんうた「え、でも・・・」

梨子「私を信じて!」

せんうた「!!」

せんうた「・・・・わかった!」

キーパー「ふん、雑魚が何人で足掻いたところで結果は同じ!」

梨子「千歌ちゃん!」ポーン

角間王将「桜内、ヒールを使って高海にバックパス・・・」

せんうた「行けー!」

角間王将「高海ダイレクトで打った!」

梨子(絶対に追い付くんだ!)

梨子「うおおおおおおお!!」ギュゥゥゥゥゥン!!

角間王将「なんと桜内!物凄い勢いで加速している!」

梨子「レッドバンズ!」

キーパー「はぁー!はっ!」

キーパー「大爆発張り手!はっはっはっはっはっはっはっ!はいー!・・・・・・何っ!?」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオオル!!桜内の新たな必殺シュートが炸裂!イナズマジャパン勝ち越し!」

日本2-1韓国

レッドバンズ・・・オリジナル技。モーションはブラックドーンと同じ、違いは赤色がメインというくらい。技名の意味は【赤い絆】

梨子「決めた・・・・私が、ゴールを決めた・・・・・」

せんうた「やったー!!」ギュー!

曜「凄いよ梨子ちゃん!」ギュー!

梨子「私、ゴールを決めたんだ・・・」( ゚д゚)ポカーン

リ「こんなやつらに勝ち越しを許すとはっ!!」

審判「ピー!」

リ「うおおおおお!!」

天馬「はあっ!!」

ポーン

リ「しまった!!」

角間王将「松風!リ・チュンユのドリブルを難なくカット!勝ち越されて動揺したか!?」

天馬「桜内さん!」ポーン

梨子「もう1点決める!千歌ちゃん!」

せんうた「うおおおおお!!!」

DF「奴にシュートを打たせるな!」

梨子「・・・・ふふっ♥」ニヤリ

梨子「剣城君!」ポーン

リ「何っ!?」

剣城「バイシクルソード!」

キーパー「大爆発張り手!はっはっはっはっはっはっはっ!はいー!うわあああああ!!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオオル!!イナズマジャパン追加点!」

日本3-1韓国

~イナズマジャパンベンチ~

聖良「凄い!韓国相手に押している!このまま行けば勝てますよね!」

黒岩「果たしてそう上手く行くかな?」

理亞「えっ?」

角間王将「さぁ、韓国代表ファイアードラゴンのキックオフで試合再開です!」

審判「ピー!」

リ「行くぞ!」

角間王将「リ・チュンユ!またも単身切り込んでいく!」

天馬「行かせない!」

リ「・・・・」ポーン

MF「ナイスパス!」

リ「細かくパスを繋いでサイドから崩す!」

「「「おお!」」」

MF「がら空きだぜ!」

花丸「あっ!?」

MF「そーれ」ポーン

角間王将「韓国のMFペ・スンヨプ!国木田を抜いた瞬間相手ゴールへボールを蹴った!これはミスキックか!?」

ダイヤ「ミスキックか、取る!」

ギュゥゥゥゥゥン!!

リ「掛かったな!」

ダイヤ「嘘っ!?」

角間王将「いや、これはミスキックを装ったリ・チュンユへのセンタリングだ!」

リ「ほらよ!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオオル!!韓国2点目!」

日本3-2韓国

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

剣城「天馬!」ポーン

天馬「よっと!」

角間王将「さあイナズマジャパンの攻撃!松風、ドリブルで持ち込む!」

DF「もうシュートは打たせない!」

剣城「くっ!」

DF「・・・・」

梨子(マークが外れない!)

天馬(FWは完全に封じられてる!なら俺が!)

DF「うおおおおお!!」

天馬「Zスラッシュ!」

角間王将「松風抜いた!」

DF「通さん!じばしりかえん!」

天馬「うわっ!?」

角間王将「あーっと!しかしここは上手くフォローに入っていたテギュンにボールを奪われる!」

DF「チュンユ!」ポーン

角間王将「またもリ・チュンユへのロングパスだ!」

鞠莉「行かせない!」

リ「お前ごときに止められるか!」

鞠莉「きゃっ!?」

リ「行くぞ!ラピッドファイア!」

ダイヤ「今度こそ止める!てええええいっ!!フェンスオブ・・・ダイヤ!!」

フェンスオブダイヤ・・・オリジナル技。フェンスオブガイアの岩の壁が光輝くダイヤモンドになっていること以外はフェンスオブガイアと全く同じである

ダイヤ「うわああああ!!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオオル!!ファイアードラゴン、土壇場で同点に追い付いた!」

日本3-3韓国

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

剣城「天馬!」ポーン

天馬「渡辺さん!」 ポーン

曜(勝ち越すんだ!絶対に!!)

曜「フライングフィッシュ!!」

角間王将「渡辺ロングシュートだ!」

キーパー「大爆発張り手!はっはっはっはっはっはっはっ!はいー!」

ポーン

DF「チュンユ!」ポーン

リ「これで決める!」

角間王将「渡辺ロングシュートもゴールならず!またも韓国カウンターを仕掛ける!」

ダイヤ(来るっ!)ザッ

聖良「不味い!力が入りすぎてる!」

理亞「あれじゃあ止められない!」

リ「とどめだ!ラピッド、ファイアああああああ!!」

ギュゥゥゥゥゥン!!

角間王将「強烈な必殺シュートがイナズマジャパンのゴールへ!!これは絶体絶命か!?」

果南「させるもんかー!!」

鞠莉「果南!?」

果南「ウォーターフォール!!」カキイイイイン!

角間王将「何と!このピンチを救ったのは松浦果南だあああああ!!新必殺技でリ・チュンユの必殺シュートを止めたああああああああ!!!」

せんうた「果南ちゃん!こっち!」

果南「おう!」ポーン

DF「行かせるか!」

せんうた「スパークエッジ、ドリブル!!!」ジリリリリリリ!!!

DF「ぐおあああああああああ!!」

せんうた「天馬くん!」ポーン

角間王将「ボールは松浦から高海、そして松風へと繋がったああああ!!」

天馬「嵐・竜巻・ハリケーン!!」

ズバーン!

キーパー「ふぉうっ!!?」

角間王将「ゴオオオオオル!!松風の必殺シュートが決まった!イナズマジャパンみたび勝ち越し!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「ここで試合終了のホイッスル!4-3!イナズマジャパンの勝利いいいい!!!」

日本4-3韓国

おおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああ!!!

梨子「か、勝った・・・・」

せんうた「いやったああああ!!!イナズマジャパンの初勝利いいいい!!!」ピョンピョン

果南「ま、当然の結果かなん」

Aqours属性順

風・・・曜、果南
林・・・善子
火・・・せんうた、梨子、ルビィ
山・・・花丸、ダイヤ、鞠莉

☆☆☆☆

せんうた「昨日の疲れがまだ取れないのだ・・・・」

果南「仕方ないよ。私達普段はサッカーしてる訳じゃないからね」

梨子「果南さんは・・・何かあんまり疲れてなさそうに見えますね・・・・」

果南「そんなことないよ。もう全身疲労でバッキバキだよ・・・・」

せんうた「おはようございまーす・・・」

曜「千歌ちゃん達遅かったね」

黒岩「全員揃ったな。今日の練習を開始する。高海、お前が決めろ」

せんうた「・・・・監督!折り入って頼みがあります!」

せんうた「私達を、もっと鍛えて欲しいのだ!」

黒岩「・・・・・」

せんうた「ピッチに立って試合をするまで、正直言うと必殺技があるしある程度は通用するだろうと鷹をくくってたのだ」

せんうた「だけどそれは間違いだった。昨日の試合で思い知らされました。私達にはまだまだ力が足りてなかったことを、この身で痛感しました」

曜「千歌ちゃん・・・・」

せんうた「このまま私達素人だけで練習をしただけじゃ次の試合は勝てません!お願いします!私達を鍛えて下さい!」orz

黒岩「・・・・どんな練習にも、付いてこられるか?」

せんうた「!!!」パァァァ

黒岩「ではこれより、イナズマジャパンの本格的な特訓を開始する」

「「「おー!」」」

☆☆☆☆

果南「み、水・・・・・」プルプル

聖良「だ、大丈夫ですか?」

果南「大丈夫に見える・・・・・?」

「「「」」」チーン

聖良「・・・・果南さん以外ヤバイですね」

天馬「剣城」ポーン

剣城「でええええりゃあ!!」

ズバーン!

果南「・・・・嘘でしょ、同じ練習をこなしたのになんであの二人・・・息も乱さずにボール蹴られるの?」ズーン

〜翌日〜

せんうた「黒岩監督の計らいで今日は休みになったのだ・・・という訳でパチスロでお小遣いを2倍にするのだ!」

☆☆☆☆

せんうた「すっからかんになったのだ・・・もうパチスロ打たない・・・・」

梨子「」スタスタ

せんうた「梨子ちゃんなのだ」

梨子「こんにちは千歌ちゃん」

せんうた「梨子ちゃんはこれから何処かに行くの?」

梨子「まんだらけよ」

せんうた「チカも一緒に行っていいのだ?」

梨子「勿論♪」

せんうた「えへへ」

☆☆☆☆

角間王将「ここ、ホーリロードスタジアムは今日も超満員!日本代表イナズマジャパン対オーストラリア代表ビックウェイブスの試合が間も無く行われようとしております!」

おおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああ!!!

天馬「今回対戦するビックウェイブスは圧倒的な攻撃翌力で攻めてくるチーム、で合ってますよね?・・・・・また宇宙人と入れ替わってるとかじゃないですよね?」

船木「大丈夫だ。そこはもう既に確認してある」

天馬「良かった・・・」

ダイヤ(圧倒的な攻撃翌力で攻めてくるチーム・・・・如何に守るかが大事になってきますわね)キュッ

鞠莉「しつこいでゴス」

善子「ゴスてなんだよwww」

聖良「良かった。皆落ち着いてますね」

理亞「落ち着いてるってより・・・ふざけすぎなんじゃ?」

黒岩「せんうた」

せんうた「はい?」

せんうた(まさか監督にせんうたって呼ばれるとは思ってなかったのだ)

黒岩「フォワードに入れ」

角間王将「FFIU-18第2回戦!間も無くキックオフです!」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

剣城「・・・」ポーン

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) せんうた(3) 剣城(10)

曜(9) 天馬(8) 花丸(7)

果南(2) 鞠莉(6) 善子(4) ルビィ(5)

ダイヤ(1)

角間王将「松風!ドリブルで上がっていく!」

MF「通さん!」

天馬「曜さん!」ポーン

曜「はいっ!」

角間王将「松風から渡辺へのパス!渡辺そのまま持ち込んで行く!」

曜「梨子ちゃん!」ポーン

梨子「よしっ!」

DF「させるか!」

角間王将「あっと!このパスはインターセプトされた!」

DF「行け!」ポーン

角間王将「先程鮮やかなパスカットを見せたヘンリー!逆サイドのトーマスへパスを繋ぐ!」

花丸「行かせない!」

MF「カンガルーキック!」

花丸「きゃあっ!!」

ルビィ「花丸ちゃん!?」

善子「このやろー!」

MF「コール!」ポーン

角間王将「国木田を抜いたトーマス、津島と黒澤を引き寄せてFWのコールへパスだ!」

FW「メガロドン!」

角間王将「出たああああああ!!ビッグウェイブスの必殺シュートメガロドン!これは決まってしまうのか!?」

果南「させない!ウォーターフォール!!」

メガロドン「シャアアア!!」

FW「海のギャングがそんな紛い物の滝で止められると思うな!」

角間王将「メガロドンが松浦の必殺技を潜り抜けた!」

ダイヤ「うおおおお!!!フェンスオブ・・・・ダイヤ!!!うわああああ!!!」

角間王将「フェンスオブダイヤも破られた!ビッグウェイブス先制か!?」

鞠莉「させるかー!」

メガロドン「シャアア!!」

バキッ!

鞠莉「〜〜っ!?えいっ!」

ポーン・・・ポーン・・・・

角間王将「何と小原!キーパーの後ろに回り込んで蹴り返した!イナズマジャパン、3人掛かりで決死のブロックだ!」

FW「命拾いしたな、だが次は決める!」






ダイヤ「危なかった・・・助かりましたわ鞠莉さn・・・・!?」

鞠莉「ぐっ・・・・ぅぅ・・・・・」

果南「鞠莉っ!?」

角間王将「おっとどうしたイナズマジャパン!?小原が踞ったまま立ち上がれない!!」

鞠莉「〜〜っ!?」

聖良「酷い・・・これじゃあ試合はとても無理です!」

鞠莉「大丈夫、まだやれる・・・・」

聖良「やれるって、そんな足じゃ」

鞠莉「やれる!!」

船木「監督・・・」

黒岩「良し頑張れ!」

天馬「ええええっ!?」

果南「ちょっと監督!?どういうつもりですか!鞠莉の足がどうなってもいいって言うんですか!?」

黒岩「・・・・」

天馬「あの黒岩監督が・・・選手に頑張れって言った・・・・」

剣城「天馬、今そこ突っ込まなくていい。俺も驚いたが今そこに突っ込みは入れなくていいんだ」

天馬「あ、ごめん」

角間王将「おっと、どうやら小原はピッチに戻るみたいですね。フォーメーションも入れ替える模様!」

イナズマジャパンフォーメーション

鞠莉(6) せんうた(3) 剣城(10)

梨子(11) 天馬(8) 花丸(7)

曜(9) 果南(2) 善子(4) ルビィ(5)

ダイヤ(1)

曜「果南ちゃん、よろしくね!」

果南(何考えてるんだあいつ!鞠莉のことを何だと思って!!)イライラ

FW「ふっ、敵は一人居ないも同然だ!攻めるぞ!」

「「「おー!」」」

角間王将「さぁビッグウェイブスのスローインで試合再開です!」

ダイヤ(私のせいだ・・・・私が、私がキーパーとして不甲斐ないから鞠莉さんに無茶させたんだ・・・私が・・・・・)

果南「ダイヤ!!そっち行った!」

ダイヤ「えっ!?」

MF「隙だらけだ!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオオル!!先制したのはビッグウェイブスだああああ!!」

日本0-1オーストラリア

果南「ごめん!あっさりと抜かれた・・・」

ダイヤ「・・・のせい・・・・」

果南「ダイヤ?」

ダイヤ「私のせいだ・・・私のせいで・・・・皆に迷惑を・・・・」ブツブツ

果南「ダイヤ!!」

ダイヤ「あっ!?果南さん・・・」

果南「試合はまだ始まったばっかりだよ!集中して!」

ダイヤ「え、ええ・・・」

鞠莉「〜〜っ!?」ズキズキ

せんうた(鞠莉ちゃんの足のことを考えると敵陣まで持ち込んで行くのは得策じゃない・・・)

せんうた「剣城くん!」

角間王将「さぁイナズマジャパン、反撃なるか?」

審判「ピー!」

せんうた「・・・・」チョンッ

剣城「バイシクルソード!」

角間王将「おっと剣城!センターサークルからのロングシュートだ!」

FW「やはりロングか!ヘンリー!ゴードン!」

DF「任せろ!アトランティス、ウォール!!」カキイイイイン!

GK「クロコダイルファング!うおおおおおお!!!」

せんうた「お願い!決まって!」

ズバーン!

GK「がああああ!!」

角間王将「ゴオオオオオル!!イナズマジャパンすぐさま同点に追い付いた!」

FW「そんな!?二人掛かりでも止められないのか!?」

日本1-1オーストラリア

審判「ピー!」

FW「確かに同点にはされた。だがこちらは右サイドから攻めればいくらでも得点のチャンスは作れるんだよ!」

せんうた「鞠莉ちゃん!」

鞠莉「止め・・・〜〜ッ!?」ズキン

MF「お先〜〜♪」

梨子「はああっ!!」ズザー!

MF「よっと!コール!」ポーン

曜「読めてたよ!」

果南「もう貴方にシュートは打たせない!」

FW「そうか、ならいくらでもマークしてどうぞ」

曜「何っ!?」

ギュゥゥゥゥゥン!!

角間王将「おっと!ボールが曲がった!これは背番号10、ルーカスへのパスだ!」

果南「しまった!?」

ダイヤ「く、来るっ・・・・」ガクガク

ルビィ「お姉ちゃん!」

FW「メガロドン!」

ギュゥゥゥゥゥン!!

ダイヤ「ふ、フェンスオ・・・・」

メガロドン「シャアア!!」

ダイヤ「ヒイッ!?」

ズバーン!

ダイヤ「ぁっ・・・・・」ドサッ

角間王将「ゴオオオオオル!!キーパー黒澤も思わず尻餅をついてしまう程強烈なシュートが決まってしまったああああああ!!!」

日本1-2オーストラリア

果南「ダイヤ!?」

ルビィ「お姉ちゃん!!」

ダイヤ「ぁ・・・ぁ・・・・」ジョロロロロ

果南「ダイヤ!しっかりして!ねえダイヤ!!」






MF「敵ながら同情するぜイナズマジャパン。あんなポンコツキーパー抱えて戦わなきゃいけないなんてな」

FW「だがこれで9対11、しかもキーパーが居ないようなものだ。負けはもうない」

DF「だな」

☆☆☆☆

審判「ピッピー!」

角間王将「ここで前半終了のホイッスル!1-2、オーストラリア代表ビッグウェイブスのリードで試合は折り返しています!」

天馬「皆!1点差ならなんとかなる!後半も・・・・」

果南「ハァ・・・・ハァ・・・・・」

理亞「善子、水分持ってきた・・・」

善子「ハァ・・・・あ、あんがと」ゴクゴク

天馬「皆相当消耗してる・・・」

剣城「無理もない。ただでさえ一人居ないも同然の状態で、あの猛攻を凌がなきゃいけなかったんだ。前半まで持ってくれただけで、正直奇跡もいいところだ」

ダイヤ「・・・・・・・」

ルビィ「・・・・監督!」

黒岩「・・・・」

ルビィ「ルビィがキーパーをやる!」

理亞「ちょっとルビィ!?貴女何を言って・・・」

黒岩「いいだろう。マネージャー、予備のユニフォームを用意しろ」

聖良「は、はいっ!!」

ルビィ「お姉ちゃん・・・更衣室、行こ?」

~更衣室~

ルビィ「お姉ちゃん・・・ユニフォーム、脱ご?」

ダイヤ「・・・・・」ジュクジュク

ルビィ「・・・・脱がすよ?////」

ルビィ(お、おう・・・////これがお姉ちゃんの・・・・って違う違う!煩悩を抑えろ!平常心平常心・・・・////)ドキドキ

ダイヤ「・・・・ぅぅ」グスン

ルビィ「お、お姉ちゃ・・・・」

ダイヤ「うわああああああああああああああんん!!!」

ルビィ「・・・・」ギュッ

角間王将「さあ間も無く試合開始ですが、どうやらイナズマジャパン、またもポジションを変更するようです」

イナズマジャパンフォーメーション

鞠莉(6) せんうた(3) 剣城(10)

梨子(11) 天馬(8) 花丸(7)

曜(9) 果南(2) 善子(4) ダイヤ(17)

ルビィ(20)

ルビィ(お姉ちゃんは、今までずっとルビィを守ってくれた!今度はルビィがお姉ちゃんを守る番だ!)パシッ

ルビィ「やるぞ!」

FW「ふん、小さいのがキーパーに入ったか。もうこのチームは終わりだな。とどめをさしてやる!」

審判「ピー!」

FW「行け!ルーカス」ポーン

FW「あばよイナズマジャパン!メガロドン!」

角間王将「ビッグウェイブスの必殺シュートが炸裂だあああ!!」

メガロドン「シャアア!!」

ルビィ(こ、怖い・・・でも、逃げない!負けるもんか!ルビィが、ルビィが!!)

ルビィ「ルビィがお姉ちゃんを守るんだああああああ!!!」

ルビィ「ゴッドハンド・・・X!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

角間王将「と、止めたああああああ!!何と黒澤!あのメガロドンを止めました!」

おおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああ!!!

ルビィ「止めた・・・ルビィが・・・・ボールを止めた!やった!やったよお姉ちゃん!ルビィボール取った!」

ダイヤ「・・・・ルビィ」

ルビィ「よーし、このまま一気に・・・」

FW「各1人ずつマークしろ!パスを出させるな!」

ルビィ「パスが出せない・・・」

鞠莉「ルビィ!」

ルビィ「鞠莉ちゃん!?」

鞠莉「お願い!私にも戦わせて!」

ルビィ「・・・・頼んだ!」ポーン

角間王将「黒澤!悩んだ末に蹴った!ボールは小原に」

DF「ふん!そんな負傷した足で何が出来る!さっさとボールを寄越せ!」ズザー

鞠莉「シャイニーフェザー!!」

DF「何いっ!?」

角間王将「飛んだああああああ!!小原鞠莉!必殺技で空中へと飛びました!」

鞠莉「リリー!」ポーン

梨子(このボールは絶対に決める!)

梨子「千歌ちゃん!」ポーン

千歌「てえい!!」

梨子「たあああああ!!レッドバンズ!」

キーパー「うおおおおお!!」

ズバーン!

角間王将「決まったああああああ!桜内のシュートが決まったあああああ!!イナズマジャパン同点!」

鞠莉「わわわわわっ!!?」ジタバタ

梨子「ま、鞠莉さ・・・・〜〜ッ!?」

ドスーン!!!

鞠莉「いったた・・・く、ない?」

果南「ってて」

鞠莉「果南!!」

果南「全く・・・いっつも無茶して心配させてくれるよね私のお姫様はさ」

鞠莉「えっ!?////か、果南・・・・今の、どういう・・・・////」カァァァ

果南「〜〜ッ!?////う、うるさい!さっさと降りろ!」ペシーン

鞠莉「痛っ!私一応怪我人よ!?労って!」

日本2-2オーストラリア

わああああああああああああ!!!

角間王将「さあ残り時間も後僅か!現在ボールはビッグウェイブスのキャプテン、コールがキープしている!イナズマジャパンこの攻撃を凌ぐことは出来るか!?」

FW「メガロドン!」

メガロドン「シャアア!!」

ルビィ「ゴッドハンド・・・X!」

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

天馬「こっちです!」

ルビィ「天馬君!」ポーン

天馬「よしっ!」

DF「うおおおおお!!」

天馬「そよかぜステップS!」ヒュン!

天馬「せんうたさん!」ポーン

角間王将「松風から高海へボールが繋がった!」

せんうた(感じる・・・このボールから皆の熱い想いを!)

FW「何としても止めろゴードン!」

GK「任せろ!こんなやつにゴールは割らせない!」

せんうた「・・・・はあっ!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

天馬「あれは!?」

剣城「まさか!?」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

ギュゥゥゥゥゥン!!

GK「クロコダイルファング!くううううううう!!!」

裸のちかおじ「くっ・・・・・」

角間王将「必殺技同士の激しいぶつかり合いとなった!!」

裸のちかおじ「ぐぅ・・・・ううううううおおおおおおおおお!!!!」

GK「バカな!?お、押される・・・・」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオオル!!イナズマジャパン勝ち越したああああああああ!!」

せんうた「決まったのだ!」ドヤァ

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「ここで試合終了のホイッスル!3-2!イナズマジャパンの勝利いいいい!!!」

ルビィ「やったー!!」ピョン!!ピョン!!

日本3-2オーストラリア

ダイヤ「ルビィ・・・」

ルビィ「お姉ちゃん!」

ダイヤ「強く、なりましたわね」

ルビィ「!!」パァァァ

ダイヤ(ゴッドハンドX・・・いつの間にか、ルビィは私よりも強くなっていましたのね)

ダイヤ「・・・・・これで私も本来のポジションに戻れますわね」

ルビィ「ってことは明日からルビィは本格的にキーパーになるってこと?」

ダイヤ「まあ、そういうことですわね」

ルビィ「頑張ルビィ!!」

☆☆☆☆

角間王将「FFIU-18第3回戦、イナズマジャパン対デザートライオンの戦いは3-0のまま終盤へ!」

FW「うおおおお!!」

ダイヤ「アイアンウォール!」カキイイイイン!

角間王将「黒澤防いだー!」

ダイヤ「私の守備は、ダイヤモンドのように固いのですわ」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「ここで試合終了!イナズマジャパン準決勝進出決定!」

ルビィ「やったねお姉ちゃん!!」

ダイヤ「ええ。もうすぐ世界ですわ」

〜翌日〜

船木『黒岩監督の計らいで、明日の練習は休みとなった。各自、自由に過ごしてくれ』

せんうた「ということで、2回戦が始まる前以来の休みなのだ!」

果南「私は鞠莉のお見舞いに行くけど、二人はどうする?」

せんうた「私も行くのだ!」

梨子「今から自主練を・・・って思ったんですけど、自主練は見舞いの後でも出来るだろうし、私も鞠莉さんの見舞いに行きます」

果南「二人とも、ありがとう!」

~稲妻総合病院~

コンコン・・・

果南「鞠莉、お見舞いにきたよ」

せんうた「こんちかー!」

梨子「お邪魔します」

鞠莉「果南!ちかっち!リリー!」

果南「足の具合はどう?」

鞠莉「大分回復してる。明日にはもう退院出来るし、準決勝にも多分間に合うわ」

果南「えっ!?試合出るつもりなの!?」

鞠莉「当たり前でしょ。マリーだってイナズマジャパンの一員なんだから」

果南「無茶だよ・・・せっかく治した足がまた悪化したらどうするの!?」

鞠莉「んもぅ、果南ったらちょっと大袈裟デース!大丈夫、なんとかなるって☆」

果南「・・・・わかった」

鞠莉「流石果南♥話がわかる♥」

果南「・・・その変わりこれだけは約束して。もし私がグラウンドから出ろって言ったら・・・・ベンチに下がるって」

鞠莉「・・・・・・OK」

せんうた「・・・」

梨子「・・・」

鞠莉「はい!暗い話はもうおしまい!せっかくだし、何か楽しいお話を聞かせて♥」

せんうた「あ、うん・・・」

☆☆☆☆

おおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああ!!!

角間王将「FFIU-18アジア予選もいよいよ準決勝!会場のボルテージもますます盛り上がって参りました!」

鞠莉「んっ、んー!」グイー!

果南「・・・監督」

黒岩「・・・・」

果南「今日の試合、鞠莉をスタメンに入れるつもりですか?」

黒岩「勿論だ」

果南「3回戦からは理亞ちゃんも選手になったし、今日も理亞ちゃんをスタメンにして鞠莉をベンチで休ませた方が・・・」

黒岩「こいつでは役に立たん」

理亞「」Σ(゚Д゚)

角間王将「FFIU-18準決勝、イナズマジャパン対ストームウルフ、その開始が今か今かと大勢の観客がソワソワしております!」

黒岩「フォワードは2枚、剣城、桜内」

剣城「・・・」

梨子「はい!」

黒岩「ミッドフィルダー、松風、せんうた、渡辺、国木田」

「「「「はい!」」」」

黒岩「ディフェンス・・・津島、松浦、黒澤ダイヤ、そして小原」

黒岩「ゴールキーパーは黒澤ルビィで行く。以上だ」

鞠莉「久しぶりの試合・・・今からワクワクしてきたわ!」

船木「小原、君は怪我明けなんだ。くれぐれも無茶はしないように」

鞠莉「わかってますって☆」

せんうた「梨子ちゃん!今日もレッドバンズガンガン決めに行こうね!」

梨子「ええ!」

曜「・・・・・・」

天馬「曜さん?」

曜「えっ!?あ、ううん。なんでもない」

天馬「?」

善子「////」ソワソワ

花丸「善子ちゃん、緊張してるずらか?」ニヤニヤ

善子「なっ!?こ、こここの堕天使ヨハネが、サッカーなどという下界の人間のゲームごときに、き、きききききき緊張すりゅわけが・・・・・・」ガクガクブルブル

花丸(思いっきり震えてるずら)

善子(緊張しすぎておしっこ少し漏らしちゃった・・・)プシャア

善子「・・・トイレ行ってくる////」スタスタスタ

☆☆☆☆

花丸「善子ちゃん、ちょっと遅いね・・・」

黒岩「マネージャー、探してこい」

聖良「はい!」

〜女子トイレ〜

聖良「善子さーん!ここですかー!?」コンコン

善子「////」コンコン

聖良「居た!善子さん!もうすぐ試合が始まりますよ!」

ガチャリ・・・

善子「・・・・・グスン」

聖良「・・・・・間に合わなかったんですね////」

〜更衣室〜

聖良「とりあえず予備のユニフォームとズボンは何枚かありますし・・・あったこれだ!」

聖良「幸い、この更衣室に洗濯機が置いてありますから、濡れたズボンはここに突っ込んで、洗濯機を回せば!ほら、これでヨハネ様の失敗は闇の中!」

善子「・・・ありがとう////」

聖良「下着の方は?」

善子「こういうこともあろうかと何枚も用意してある・・・////」

聖良「完璧!」

☆☆☆☆

黒岩「鹿角」

理亞「あ、はい!」

黒岩「ディフェンスに入れ」

理亞「・・・・・えっ?」

角間王将「さあ間も無くイナズマジャパン対ストームウルフの試合が始まろうとしています!」

天馬「善子さんも聖良さんも試合開始時間になっても戻って来なかった・・・何かあったのかな?」

花丸「・・・・・さぁ?」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 花丸(7)

天馬(8)

鞠莉(6) 果南(2) ダイヤ(17) 理亞(18)

ルビィ(20)

ルビィ「理亞ちゃーん!頑張ろうね!」

理亞「うん!」ニッコリ

|X||^.-^||「おほ───っ!!」

|X||^.-^||「妹同士の百合いいですわぞぉ!!」

審判「ピー!」

角間王将「イナズマジャパンのキックオフで試合開始です!」

梨子「・・・」チョンッ

剣城「天馬!」ポーン

せんうた「ええっ!チカじゃないの!?」

角間王将「剣城後ろへ大きく下げた!」

FW「うおおおお!!」

天馬「Zスラッシュ!」

ギュゥゥゥゥゥン!!

天馬「曜さん!」 ポーン

曜「フライングフィッシュ!」

角間王将「渡辺必殺シュートを打った!」

GK「ツイストリーチ!!」ビヨーン!

パシーン!!

角間王将「止めた!ストームウルフのキーパー、カルノフ!必殺技で難なくキャッチ!」

曜「うぇぇ・・・何あの技・・・・手が伸びた、気持ち悪っ・・・・」

GK「反撃するぞ!ルスラン!」ポーン

MF「OK!」

せんうた「行かせない!」

MF「シルクロード!」

せんうた「あっ!?」

MF「ドミトリー!」

FW「ゴールドラッシュ!」

ギュゥゥゥゥゥン!!

角間王将「出たああああああ!!ストームウルフの必殺シュートゴールドラッシュ!!これは決まってしまうのか!?」

ルビィ「ゴッドハンド・・・・」

理亞「私に任せて!」

ルビィ「理亞ちゃん!?」

理亞「ディープ、ミスト!!」プシュゥゥゥゥ

ポーン・・・ポーン・・・

理亞「・・・フッ!」

角間王将「前試合からスタメンに入っている鹿角!いいディフェンスでチームの危機を救った!」

ルビィ「理亞ちゃん!ありがとう!!」

理亞「////」テレッ

果南「ボヤボヤしない!反撃するよ!」

理亞「ハッ!?花丸っ!」ポーン

花丸「ずらっ!」

MF「うおおおお!」

花丸「っと!」

MF「抜かせるか!」

花丸「んしょ、よっ!」

角間王将「ストームウルフ、2人掛かりで国木田からボールを奪おうとする!しかし国木田も負けじとボールをキープしている!」

MF「全然隙がない!」

花丸(今だ!)

花丸「剣城君!」ポーン

MF「何っ!?」

角間王将「おっと国木田ここでボールを蹴った!」

剣城「決める!!」

角間王将「ボールは剣城へ渡った!これは決定的なチャンスか!?」

DF「させるか!ローリングカッター!!」

剣城「うわあっ!!」

角間王将「あっと!ここはストームウルフの好守に阻まれた!」

ポーン

審判「ピッ!」

天馬「剣城!」

剣城「大丈夫だ」

天馬「そうか。良かった・・・・」

剣城「それより気を付けろ・・・あいつら、相当守りが固いぞ」

天馬「うん・・・・」

〜イナズマジャパンベンチ〜

善子「遅れてすみません!」

船木「何故試合開始時間に戻って来なかったんだ?」

善子「・・・・し、シャワーを浴びてたら遅れました/////」カァァァ

船木「シャワーって、そんな理由で大事な準決勝に遅刻するやつがあるか!君は日本代表なんだぞ!」

善子「すみません・・・・」ションボリ

角間王将「さあイナズマジャパンのスローインで試合再開です!」

審判「ピー!」

剣城「せんうたさん!」

せんうた「よっと!」

梨子「千歌ちゃん!」

せんうた「頼んだ!」ポーン

DF「させん!」

梨子「あっ!?」

DF「マグヌス!」ポーン

MF「はいっ!」

角間王将「高海から桜内へのパスをインターセプトしてストームウルフが反撃に出る!」

天馬「行かせない!」

MF「シルクロード!」

天馬「あっ!?」

MF「ザウル!」ポーン

FW「任せろ!」

角間王将「ストームウルフパスが繋がった!これは絶好のシュートチャンスだ!」

鞠莉「しまった!逆サイドを付かれた!」

ダイヤ「くっ、間に合わない!」

FW「ゴールド・・・・」

理亞「アイスグランド!」

FW「」カチーン

理亞「よっと、クリア!」ポーン

審判「ピッ!」

角間王将「何と!鹿角がまたもピンチを救ったああああ!」

☆☆☆☆

おおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああ!!!

角間王将「イナズマジャパン対ストームウルフ、現在試合は0-0、前半戦は残すところアディショナルタイムだけとなりました!果たしてこの試合、均衡を破るのはどちらのチームになるのか!?」

曜「フライングフィッシュー!」

GK「ツイストリーチ!」

パシーン!!

曜「くっそ!どうして決まらないんだ!」

GK「オフェンス!上がれ!」ポーン

MF「おう!」

鞠莉「抜かせない!」

MF「ドミトリー!」ポーン

角間王将「ストームウルフキャプテン、ドミトリーにボールが渡った!」

FW「ゴールドフィーバー」

ルビィ(来た!止める!)

ルビィ「はああああ!ゴッドハンドX!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

FW「チッ!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「ここで前半終了のホイッスル!」

日本0-0ウズベキスタン

~イナズマジャパンベンチ~

聖良「理亞!お疲れ様。しっかり水分を取って後半に備えてね♥」スッ

理亞「ありがとう姉様」ゴクゴク

曜「・・・・」

せんうた「曜ちゃん?どうしたのだ?」

曜「千歌ちゃんなんて知らない」プイ

せんうた「えっ!?」ガーン

曜「・・・・」スタスタスタ

果南「何?千歌、あんたまた何かやらかした?」

せんうた「いやいや、そんな筈はないのだ!試合が始まるまでは普通に話もしてたし次は決勝だねって楽しそうに話してくれたよ!」

果南「んー・・・となると原因はやっぱりこのスコアかな?特に曜は今日2本シュートを打って2本とも止められてるから」

せんうた「それでピリピリしてたのか」

果南「多分ね・・・」

せんうた「でもその理屈で言えば果南ちゃんの方がストレス溜まるんじゃないの?攻撃陣なにやってんだよー!とか?」

果南「うーん・・・むしろ私は、やりがいを感じてるかな。こんなにいっぱいボールが飛んでくるんだもん!楽しいよ!」

☆☆☆☆

審判「ピー!」

角間王将「ストームウルフのキックオフで後半戦開始です!」

FW「ルスラン!」ポーン

MF「おう!」

梨子「たあああ!!」

MF「甘いな!」ポーン

角間王将「ストームウルフのMFルスラン!ボールを浮かせて桜内を抜いた!」

曜「行かせない!」

MF「シルクロード」

曜「わっ!!」ドサッ

角間王将「ルスラン!渡辺も抜いた!」

MF「ザウル!」ポーン

理亞「させない!」

FW「なにぃっ!?」

角間王将「鹿角インターセプト!」

理亞「キャプテン!」ポーン

角間王将「ここでボールは高海へ渡った!」

梨子「千歌ちゃんこっち!」

せんうた「梨子ちゃん・・・・!?」

DF「へっ!」

梨子「くっ!!」

せんうた(梨子ちゃんに出せない!剣城君!)

DF「打たさんぞ!」

剣城「ぐっ・・・」

せんうた(くそっ!フォワードが封じられた!)

DF「ローリングカッター!」

せんうた「うわああああ!!」

曜「千歌ちゃん!?」

曜「千歌ちゃん大丈夫!?」

せんうた「チカのことは構わなくていいのだ!ボールを追って欲しいのだ!」

ポーン・・・ポーン・・・

MF「頂きだ!ドミトリー!」ポーン

角間王将「ルーズボールを拾ったのはマズヌス!そのままドミトリーにパスだ!」

FW「うおおおらあああ!!!」

角間王将「ドミトリーボレーシュート!」

ルビィ「えいっ!」

ポーン・・・

審判「ピッ!」

角間王将「黒澤パンチング!失点を防いだ!だがしかしイナズマジャパン、ピンチは続くぞ。ストームウルフのコーナーキックで試合再開!」

ルビィ(どっちだ!?ニアサイドか・・・ファーサイドか!?)

MF「行くぜ!」ポーン

ルビィ「ファーサイドか!?間に合え!」

FW「遅い!ゴールドフィーバー!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!先制したのはストームウルフだあああああ!!」

日本0-1ウズベキスタン

角間王将「1点が遠いイナズマジャパン、どう反撃するのか!?」

審判「ピー!」

梨子「曜ちゃん!」ポーン

曜「とにかく攻めるんだ!ゴールを決めなきゃ終わっちゃう!」

角間王将「渡辺単身で切り込んで行く!」

せんうた「曜ちゃん!」

曜「〜〜っ!?うおおおお!!」

せんうた「へっ!?」

MF「なんだその隙だらけのドリブルは!!」ズザー

曜「あっ!?」

ポーン

角間王将「渡辺!あっさりとボールを奪われた!」

鞠莉「たああ!!」ズザー

MF「うぉっ!?」

角間王将「何と!ディフェンスの小原がここまで上がっていた!」

FW「何だと!?」

果南「また無茶なことを!!」

鞠莉「無茶を恐れて勝てる程世界は甘くないのよ!リリー!」 ポーン

梨子「はいっ!」

せんうた「梨子ちゃん!」

梨子「・・・・」ポーン

DF「いつものか!」

DF「そうはさせない!ローリングカッター!!」

梨子「・・・・残念だけど、私は囮なのよ!」

DF「何っ!?」

曜「えっ!?」

せんうた「スパークエッジドリブル!」ジリリリリリ

せんうた「うおおおおお!!!」

DF「おおおおおお!!」

バチイイイイイイ!!!

DF「「うわあああ!!」」

せんうた「っ!!」フラッ

角間王将「激しい必殺技の競り合いを制したのは高海だ!!そのままゴール前まで持ち込んだ!キーパーと1対1!」

梨子「お願い決めて!」

せんうた「任せて!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

GK「ツイストリーチ!!うわああああああ!!!」
ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!イナズマジャパン同点!高海と桜内の息の合った連携でストームウルフの固い守りから1点をもぎ取った!!」

せんうた「・・・」

梨子「・・・」

パーン!

角間王将「同点ゴールを演出した高海と桜内、両者共にお互いのプレーを称え合うハイタッチを交わしたぞ!」

天馬「あの二人、すごい息ピッタリのプレーだった!剣城!俺達も負けてられないよね!」

剣城「フッ・・・ああ」

曜「息の合った・・・・連携」

日本1-1ウズベキスタン

☆☆☆☆

角間王将「勢いに乗ったイナズマジャパン!!猛攻が止まらない!」

剣城「ファイアトルネード!」

天馬「ダブルドライブ!!」

GK「うわああああ!!!」

日本2-1ウズベキスタン

天馬「嵐・竜巻・ハリケーン!」

日本3-1ウズベキスタン





梨子「デビルバースト!」

日本4-1ウズベキスタン

角間王将「残り時間も後僅か!」

梨子「千歌ちゃん!」ポーン

せんうた「せいっ!」

梨子「たあああああ!!レッドバンズ!」

ズバーン!

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「試合終了!5-1!イナズマジャパン決勝進出ううううう!!!」

せんうた「やったやった!決勝進出だ!後1つで世界だ!!」

梨子「にっこにっこにー☆」

せんうた「梨子ちゃん?」

梨子「にこにこにー、って・・・皆に笑顔をくれる魔法の言葉、なんだよね?」

せんうた「うん。そうだけど・・・それがどうしたの?」

梨子「どうせならただ勝つんじゃなくて、皆で笑顔になれる、日本らしい誇りを持てる勝利で世界に行きたいなって・・・・いわゆる願掛けなんだけどね////」

せんうた「うん!いいと思う!」

梨子「千歌ちゃんならそう言ってくれると思ってた♪」

せんうた「どうせならチカもやるのだ!梨子ちゃんも一緒にやろう!」

梨子「えっ!?い、一回でいいよ・・・////」

せんうた「遠慮しないの!ほら、にっこにっこにー☆」

〜翌日〜

黒岩「決勝を戦う前に、お前たちに伝えておかなくてはならないことがある」

せんうた「何なのだ?」

黒岩「イナズマジャパンに選手を一人、新たに補強した」

せんうた「おおお!!」

黒岩「・・・・入れ」

ウィーン

理亞「し、失礼します・・・・」

せんうた「・・・・ん?」

黒岩「・・・・」

船木「・・・・本日から、マネージャー兼選手から・・・正式に選手へと転向した」

理亞「鹿角・・・理亞です」

せんうた「・・・・・あー、うん」

理亞(私って、改まって発表される程新戦力でもないわよね・・・それだけに期待してた皆に申し訳と言うか・・・・)

黒岩「そしてもう1人、マネージャーを補強した。入れ」

「はーい!」

ウィーン

天馬「はぁっ!!」パァァァ

剣城「フッ・・・」

葵「雷門中サッカー部のマネージャー、空野葵です!」

天馬「葵!」

せんうた「えっ!?天馬君知り合いなのだ?」

天馬「俺の幼馴染です!イナズマジャパンのマネージャーになったなんて、いつ決まったの!?もしかして・・・」

葵「もしかしてだよ。今回も今朝突然連絡が来てね・・・私もびっくりしちゃった!まさかまたイナズマジャパンのマネージャーやれるなんて思ってなかったもん」

黒岩「補強メンバーの発表は以上だ」

☆☆☆☆

葵「ピッ、ピー!今日の練習は終了でーす!!」

せんうた「ふぃー、終わった終わった」

梨子「昨日試合だったからかな?今日の練習は軽めに終わったよね」

せんうた「そういえばそうだね。まだまだ時間も体力も残ってるし・・・」

梨子「千歌ちゃんはどうする?私はこれからちょっと買い物に行こうと思ってるんだけど」

せんうた「一緒に行くのだ!」

梨子「じゃあシャワー浴びたら一緒にアクアモールに行こっか」

せんうた「うん!」

☆☆☆☆

せんうた「うわー!洋服に雑貨に食べ物に!何でも揃ってるのだ!」

梨子「私買いたい物は決まってるから先にそっち済ませるけど、千歌ちゃんはどうする?」

せんうた「んー、とりあえず梨子ちゃんに着いていきながら色々見てくのだ!」

梨子「了解」

せんうた「梨子ちゃん!ドーナツ屋!ドーナツ屋があるよ!」

梨子「帰りに寄ってく?」

せんうた「うん!」






店員「お会計9800円になります!」

梨子「・・・」つ10000円

店員「10000円お預かりします。200円のお返しとなります。ありがとうございまーす」

せんうた「結局梨子ちゃんは何を買ったのだ?」

梨子「んー・・・・・内緒♥」

〜ドーナツ屋〜

せんうた「んー!美味しいのだああ^〜♥」

せんうた「欲しかった商品は買えたし、ドーナツは美味しいしでとっても満足なのだ♥」

梨子「良かったね」ナデナデ

せんうた(大好きな梨子ちゃんに撫でられた///////)ドキドキ

せんうた「・・・・えへへ////」






せんうた「ごちそうさまでしたー!」

梨子「ごちそうさまでした。さて、そろそろ帰ろっか」

せんうた「うん!」

〜せんうた達がショッピングを楽しんでいるのと同じ頃〜

果南「あれ、鞠莉?何処かに行くの?」

鞠莉「グラウンドよ。まだまだボールを蹴りたいって体が叫んでるからね」

果南「ふーん・・・・」

鞠莉「・・・止めないんだ?」

果南「まあね。実は私も、これからグラウンドに行こうと思ってたからね」

鞠莉「・・・・相手、してくれる?」

果南「勿論」

☆☆☆☆

鞠莉「ハァ・・・ハァ・・・」

果南「ゼェ・・・ゼェ・・・」

鞠莉「・・・・あー、疲れた!」ドサッ

果南「ほんとにね!」

鞠莉「ねぇ果南・・・・二人で必殺技の特訓をしない?」

鞠莉「一緒に、必殺技を編み出すの・・・既存の技じゃない・・・・私達だけの最強の必殺技を」

果南「・・・いいね、やろう!!」

善子「・・・せっかくの休みだってのに、熱いわねあの二人」コソッ

花丸「多分さっき飲んだ熱いお茶のせいずら。熱いお茶を飲んで、熱い気持ちが呼び覚まされたんだよきっと」

善子「・・・・・ふーん」

花丸「善子ちゃんはこれからどうするずら?」

善子「私は部屋に戻って休むわ」

花丸「じゃあマルもそうしよっかな?」

☆☆☆☆

聖良「あ、善子さん。ちょうどよかった」

善子「私に何か用?」

聖良「お客さん来てますよ。善子さんに会いたいって。多分お母様ですか?善子さんに似てましたし・・・」

善子「・・・・わかった」

花丸「じゃあマル先に部屋に戻ってるね」

☆☆☆☆

善子ママ「よっちゃん!久しぶり♥」ギュー

善子「ま、ママ・・・・/////あんまりくっつかないでよ!恥ずかしい・・・・////」

善子ママ「おもらしの方は大丈夫?緊張してお手洗いに間に合わなかったりとかしてない?おねしょは?毎晩寝る前にちゃんとおむつ穿いてる?」

善子ママ「特におねしょの方は週に4、5回くらいやらかすんだから、スタッフの方に迷惑が掛からないようにちゃんとおむつするのよ?」

善子「こ、こんなところで何を!?/////お、おもらしとかおねしょとか・・・・お、おむつなんて言葉、あんまり大きな声で言わないで////誰かに聞かれたら恥ずかしい/////」

善子ママ「あっ、ごめん。よっちゃんに会えるのが久しぶりだったからついテンション上がっちゃった」

善子「全く・・・・////そこのところは、ちゃんとやってるから心配しないで・・・////」

善子ママ「そう。ならよかった。その言葉が聞けただけでも来た甲斐があったわ」

善子ママ「じゃあそろそろ行くわね」

善子「えっ!?もう行くの?もっとゆっくりして行けばいいのに・・・」

善子ママ「そうしたいのは山々なんだけど、ママはまだ仕事があるからね」

善子「そっか・・・・」シュン

善子ママ「頑張ってね♥応援してる♥」

善子「・・・・うん!」

☆☆☆☆

角間王将「遂にこの時がやって参りました!FFIU-18決勝戦!日本代表イナズマジャパン対サウジアラビア代表シャムシールの試合が、ここホーリーロードスタジアムで行われようとしております!」

おおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああ!!!

〜ミーティングルーム〜

船木「今日対戦するシャムシールは、ここまで全試合圧倒的な攻撃翌力で勝利している」

船木「相手の弱点を見つけ、容赦なくそこを叩き続ける・・・その姿から、彼らはアラビアの獅子と呼ばれている」

せんうた「アラビアの獅子・・・・」

船木「攻撃翌力も、ビッグウェイブスとは比較にならないレベルで強力だ」

ダイヤ「あのビッグウェイブスの数段上の攻撃・・・どう守るのかが課題になりますわね」

果南「話を聞いた限りだと・・・一瞬の隙さえ許されないみたいだね。勝利への鍵は私達DFが握ってるってことか・・・」ゴクリ

善子「・・・・・」ガクガクブルブル

ルビィ「善子ちゃん、しっかりやんなよ」

善子「も、勿論!」ガクガク

ルビィ「ルビィはベンチから応援してるね!」

ダイヤ(決勝という大事な舞台で・・・私何かがキーパーで大丈夫でしょうか?いや、弱気になるな黒澤ダイヤ!監督は私を信じて選んでくれたのですわ!期待に応えなきゃ!)

☆☆☆☆

角間王将「FFIU-18決勝戦!イナズマジャパンの攻撃でキックオフです!」

審判「ピー!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 花丸(7)

天馬(8)

善子(4) 鞠莉(6) 果南(2) 理亞(18)

ダイヤ(1)

梨子「・・・・」チョンッ

剣城「・・・」ポーン

せんうた「行くぞー!」

角間王将「さあイナズマジャパンのキャプテン高海が切り込んで行く!」

FW「イナズマジャパンの力、見せて貰おうか!」

せんうた「くっ!!」

角間王将「キックオフ早々キャプテン同士のぶつかり合いだ!」

せんうた(流石っ、決勝まで勝ち上がってきただけのことはある!守りにも全然隙がない!なら!!)

せんうた「スパークエッジドリブル!」

FW「おわっ!!」

せんうた「花丸ちゃん!」ポーン

角間王将「激しい競り合いを制した高海、国木田へパスだ!」

花丸「ダストジャベリン!」

せんうた「新必殺技だ!」

善子「ずら丸のやつ、いつの間にあんな技を完成させてたの!?」

角間王将「強烈なシュートがシャムシールのキーパー、スルタンへと向かっていく!」

GK「ドライブロー!」

パーン!

GK「ふっ」

角間王将「ああっと惜しい!これはゴールならず!」

GK「サイード!」ポーン

FW「・・・・実力の違いを思い知らせてやる」

天馬「皆、来るよ!!」

FW「必殺タクティクス!大砂漠砂嵐!!」ズザー

善子「何よ、たかがスライディングで前進してるだけ・・・」

ブオオオオオオオオ!!!

善子「えっ!?きゃああああああ!!」

角間王将「出たー!シャムシールの必殺タクティクス、大砂漠砂嵐!サイードを中心に5人の選手がスライディングで前進して砂嵐を巻き起こす恐ろしい戦術だ!」

鞠莉「そんなのアリ!?きゃああっ!!」

果南「私が止める!くっ、うわあああああ!!」

FW「ふっ!お前たちごときに破られるか!」

ダイヤ「来る!」

FW「オイルラッシュ!」

ダイヤ「はああああ!!フェンスオブダイヤ!!きゃあっ!!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!シャムシール早くも先制!!」

日本0-1サウジアラビア

ダイヤ「これが、必殺タクティクス・・・これが、アラビアの獅子・・・・」

果南「今までの相手とはまるで違う・・・」

天馬「まだまだ1点だ!取り返して行こう!」

「「「おおー!」」」

☆☆☆☆

梨子(とにかくゴールを決めなきゃ!)

角間王将「さあ桜内が敵陣深くへと切り込んで行く!」

梨子「デビルバースト!」

GK「ドライブロー!」

パーン!

角間王将「キーパー、スルタン!ここも難なくキャッチ!」

GK「サイード!」ポーン

理亞「させるもんですか!」

角間王将「鹿角インターセプト!」

FW「ラシード!タミル!」

MF「「デスサイズミドル!」」

理亞「きゃあっ!!」

聖良「理亞っ!!」

角間王将「鹿角インターセプト後の着地の瞬間を狙われボールを奪われた!」

FW「必殺タクティクス!大砂漠砂嵐!」

ブオオオオオオオオ!!

「「うわああああ!!」」

角間王将「イナズマジャパン!またも黒澤が孤立する形に!」

FW「オイルラッシュ!」

ズバーン!

ダイヤ「くっ!!」ドサッ

角間王将「ゴオオオオル!!シャムシール2点目!!」

日本0-2サウジアラビア

☆☆☆☆

角間王将「イナズマジャパン!果敢に攻めるも今だ得点を奪えず!」

梨子「千歌ちゃん!」ポーン

せんうた「はぁっ!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

DF「「デスサイズミドル!」」カキイイイイン!

GK「ドライブロー!」

パーン!

角間王将「ここも得点ならず!シャムシール、3人掛かりで爆熱ストームを止めた!!」

GK「サイード!」ポーン

FW「必殺タクティクス!大砂漠砂嵐!」

ブオオオオオオオオ!!

「「うわああああ!!」」

FW「ふんっ!!」

ズバーン!

審判「ピー!」

角間王将「ゴオオオオル!!シャムシールのキャプテン、サイード!前半だけで早くもハットトリックを決めたああああ!!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「ここで前半終了のホイッスル!」

日本0-3サウジアラビア

☆☆☆☆

ダイヤ「私のせいですわ・・・私が、ちゃんとボールを取れるキーパーだったら、こんなことには・・・・」

せんうた「そんな、ダイヤさん一人のせいじゃないのd」

黒岩「ダイヤ」

ダイヤ「監督・・・」

黒岩「・・・キーパーの役割は、その手でボールを止めることではない」

ダイヤ「!?」

ダイヤ「どういうことですか!?」

黒岩「答えは自分で見つけるものだ」

黒岩「後半はポジションを変更する。ルビィ」

ルビィ「は、はい!」

黒岩「鹿角と交代だ」

理亞「!?」

☆☆☆☆

角間王将「さあイナズマジャパン、ここからどのように戦うのか、後半の巻き返しに期待したいところ・・・・おっとこれは!!?」

FW「何だと!?DFがたったの2枚!?どういうつもりだ?」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

曜(9)せんうた(3) 花丸(7)

ルビィ(5) 天馬(8) 善子(4)

鞠莉(6) 果南(2)

ダイヤ(1)

黒岩『・・・キーパーの役割は、その手でボールを止めることではない』

ダイヤ(監督の言葉・・・・あの言葉の意味は何なのか?)

果南「ダイヤ!あんまり1人で抱え込んでばかり居ないでさ、もっと私達に頼ってくれてもいいんだよ!」

鞠莉「Yes!果南の言う通りよ。困ったときには助け合いましょ。私達はいつでも貴女の指示通りに動くから☆」

ダイヤ「・・・え、ええ。そうですわね。頼らせて・・・・・!!」ピーン!

ダイヤ「・・・・・でしたら、早速お願いしたいことが」ニヤリ

審判「ピー!」

角間王将「さあシャムシールのボールで後半戦開始です!」

FW「とどめをさしてやる!必殺タクティクス!大砂漠砂嵐」

ブオオオオオオオオ!!

ダイヤ「来た!果南さん、鞠莉さんは打ち合わせした場所で待機!」

せんうた「一体何を・・・うわあああああ!!」

ダイヤ「・・・・」ゴクリ

天馬「うわあああ!!」

ブオオオオオオオオ
オオオオ・・・・

FW「オイル・・・」

ダイヤ「今です!プレッシャーを掛けて下さい!」

FW「何っ!?」

果南「たあっ!」ズザー

FW「なっ!?」

ポーン

角間王将「何と松浦!サイードからボールを奪った!」

〜イナズマジャパンベンチ〜

理亞「嘘・・・あのタクティクスを破った!」

黒岩「あの程度のタクティクス、今のイナズマジャパンの力なら破れるのも当然だ」

聖良「どういうことですか?」

黒岩「大砂漠砂嵐・・・砂嵐を巻き起こして進行する間は無敵のタクティクスだが、シュートを打つ直前砂嵐は切れる」

聖良「凄い!そんな弱点を良く見抜きましたね!」

理亞(でもそれなら、最初から攻略法を教えてくれても良かったんじゃ?わざわざ3点を取られてからじゃなくても・・・)

黒岩「そして大砂漠砂嵐にはもう1つ、決定的な弱点がある」

〜フィールド〜

ダイヤ「敵のゴール前に5人も固まってたら、守備が手薄になる。それが最大の弱点ですわ!」

FW「しまった!」

果南「花丸っ!」ポーン

花丸「千歌ちゃんっ!」ポーン

角間王将「イナズマジャパンのカウンター攻撃だ!」

せんうた「はぁっ!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

GK「ドライブロー!」

せんうた「行けー!」

GK「ぐわあああ!!」

ズバーン!

審判「ピー!」

角間王将「イナズマジャパン、大砂漠砂嵐を攻略し1点を返した!」

日本1-3サウジアラビア

FW(シュートを打つ直前にボールを取っただと?)

FW「だったら今度はゴールまで突っ切るまでだ!必殺タクティクス!大砂漠砂嵐!」

ブオオオオオオオオ!!

「「うわああああ!!」」

ダイヤ「・・・・」ジリッ

ブオオオオオオオオ!!

FW「・・・・」ズザー

ダイヤ(見えた!)

ダイヤ「ディメンションカット」

FW(このままゴールに突っ込む)

ニュッ・・・

FW「何っ!?」

ダイヤ「・・・っと。流石にスライディング中では異次元からのボールに反応出来ませんわよね?」

FW「このっ!!」

ダイヤ「鞠莉さん!」ポーン

鞠莉「天馬!」ポーン

天馬「剣城!」ポーン

角間王将「ボールを奪ったイナズマジャパン、ダイレクトパスで前線へ繋げていく!」

剣城「バイシクルソード!」

GK「ドライブロー!ぐわああああ!!」

審判「ピー!」

角間王将「ゴール!イナズマジャパン追い上げてきた!」

日本2-3サウジアラビア

☆☆☆☆

MF「くそっ!俺達がこんなやつらに負ける筈がないんだ!」

FW「こっちだ!」

天馬「行かせない!ワンダー、トラップ!!」

MF「しまった!」

天馬「梨子さん!」ポーン

梨子「えいっ!」ポーン

せんうた「それっ!」

梨子「たああああ!!レッドバンズ!」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!イナズマジャパン、遂に同点だ!」

梨子「よっし!」

日本3-3サウジアラビア

角間王将「さあ残り時間も後僅か!次のゴールを取るのはイナズマジャパンか!?それともシャムシールか!?」

曜(決める!決めて世界へ、行くんだ!)

曜「千歌ちゃん!ルビィちゃん!」

千歌「うおおおおお!!」

ルビィ「うゆううううう!!」

CYaRon!「グランドファイア!」

曜「行っけええええええ!!」

ギュゥゥゥゥン!!

GK「ドライブロー!」

パーン!

GK「ふっ」

曜「そ、そんな・・・・」

GK「サイード!」ポーン

FW「うおおおお!!大砂漠、砂嵐!!!」

ブオオオオオオオオオオオオ!!!

「「うわああああ!!」」

角間王将「何と!この土壇場で大砂漠砂嵐がパワーアップだ!!」

ダイヤ「くっ、ううっ!!な、何も見えない・・・」

FW「オイルラッシュ!!」

ギュゥゥゥゥン!!

ダイヤ「しまった!」

角間王将「あああっとおお!!このシュートは決まってしまうのか!?」

「「まだだ!!」」

FW「何っ!?」

ダイヤ「果南さん!鞠莉さん!」

果南「うおおおお!!」ダンッ!!

鞠莉「特訓の成果を・・・見せる時よ果南!」グッ・・・・

「「はああああ!!」」

果南「オーシャンブラスター」

ギュゥゥゥゥン!!

GK「何だと!?」

ズバーン!

角間王将「ゴオオオオル!!松浦と小原の新必殺技となるカウンターシュートが決まって4-3!イナズマジャパン勝ち越し!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

角間王将「ここで試合終了のホイッスル!FFIU-18アジア予選を勝ち抜いたのはイナズマジャパン!世界への切符を勝ち取りましたー!!」

天馬「いやったー!」

せんうた「勝ったのだー!」

日本4-3サウジアラビア

オーシャンブラスター・・・オリジナル技。海の力をボールに纏わせゴールを狙う二人技のシュート。カウンターも可能。モーションはイナズマ1号と同じ

☆☆☆☆

ダイヤ「遂に・・・世界への挑戦が始まるのですね」

花丸「世界ずらー!」

果南「最後のシュート、凄い気持ち良かった!」

鞠莉「あら、果南は今日の試合で満足?マリーはまだ足りないわよ」

ルビィ「世界かぁ・・・迷子にならなきゃいいなぁ」

善子「何の心配してんのよ・・・」ピシッ

曜「次は世界かぁ・・・・千歌ちゃん!一緒に頑張ろうね!」

せんうた「でね、次はもっとバーン!って感じの技を作りたいのだ!」

梨子「もう新しい必殺技を考えてるの?」

せんうた「勿論だよ!次の相手は世界なんだよ!レッドバンズが内通用しなくなる時が来るかもしれないんだよ?そういうことを考えれば次の必殺技をもっと強力に!って考えるのは当然なのだ!」

梨子「出来ればレッドバンズが通用しなくなる未来は想像したくないなぁ・・・」

せんうた「甘いよ梨子ちゃん!そんなんじゃ世界は勝ち抜けないよ!って訳だから帰ったら一緒に新しい必殺技に取り組むのだ!」

梨子「・・・んもう、せっかちなんだから」クスクス

曜「・・・・最近、二人仲良いね」

せんうた「えっ!?そ、そうかな・・・////」テレテレ

梨子「そう?いつも通りだと思うけど?」

曜「えっ!?自覚なかったの!?あんだけイチャついておいて自覚ないとかどんだけなの!?」

せんうた「い、イチャ・・・!?////曜ちゃん!////」カァァァ

葵「宿舎に着きましたよ!」

せんうた「あっ、あー!や、やっと帰ってきたのだ!チカ先に部屋に戻ってるねー!」アセアセ

曜「えっ!?千歌ちゃん!?」

梨子「そんなに慌てたら転ぶわよ!?」

せんうた「わっぷ!!」

ステーン!!

葵「せんうたさん!?だ、大丈夫ですか・・・・?」アセアセ

せんうた「・・・・痛いのだ」ヒリヒリ

〜ミーティングルーム〜

黒岩「FFIU-18本選の日程が決まった。明後日には日本を発つ。それまで、各自好きにしろ」

天馬「じゃあ俺、一度秋姉に会ってくる!剣城も一緒に来る?」

剣城「いや、今日と明日は兄さんと過ごそうと思う」

天馬「・・・・・そっか」ションボリ

せんうた「秋姉って、天馬君がよく言ってた美味しいケーキの作れる人?」ジュルリ

天馬「えっ!?は、はい。そうですけど・・・」

せんうた「チカも着いていくのだ!」

☆☆☆☆

天馬「ここが、今俺が住んでる木枯らし荘です!」

せんうた「・・・・ボロいのだ」

天馬「アハハ・・・よく言われます(苦笑」

秋「おかえり天馬」

天馬「ただいまー!」

秋「あら?今日はお友達も連れてきたの?」

せんうた「こんちか・・・・じゃない。こんにちは!」

秋「こんにちは」ニッコリ

せんうた「イナズマジャパンのキャプテン、高海千歌です!」

秋「貴女がイナズマジャパンのキャプテン!いつも天馬がお世話になってます」ペコリ

せんうた「い、いえ・・・そんなことは///」テレッ

〜天馬の部屋〜

せんうた「ん〜〜♥美味しいのだ〜〜♥」

秋「気に入ってくれたみたいでよかった♪」ニコニコ

せんうた(美人で料理も出来て、笑顔が耐えない管理人さん・・・・親戚だって言ってたけど、毎日同じ屋根の下で過ごしてて意識したりしないのかな?ちょっと聞いてみよ)

せんうた「天馬君、天馬君」チョイッ

天馬「?」

せんうた「・・・秋さんに間違いを起こしそうになったことはないのだ?」ボソッ

天馬「俺は剣城一筋だから秋姉に欲情しません!」ボソッ

せんうた(意外な答えが帰ってきたのだ・・・)

せんうた「でも・・・ちょっとくらい、ムラッと来たこととかは?」

天馬「ないですって!////」カァァァ

秋「何がないの?」

「「や、なんでもないです!!」」アセアセ

秋「?」

〜静岡〜

ダイヤ母「ダイヤさん、ルビィさん。アジア予選優勝おめでとうございます」

「「ありがとうございます」」

ダイヤ母「長い間サッカー漬けで疲れたでしょう?家に居る間はゆっくりしていって下さい」

「「はい」」

〜ルビィの部屋〜

ルビィ「あ゙あ゙〜〜、ちかれたぁぁ・・・」ポフン

ダイヤ「はしたないですわよ」

ルビィ「いいじゃん今日くらいはさ・・・」

ダイヤ「・・・それもそうですわね」

ルビィ「バケツプリンをドカ食いしたい」

ダイヤ(口調まで若干荒れてますわね・・・)

ルビィ「ちょっと行ってくる」






ルビィ「ねえそこの!」

黒服「へいなんですかお嬢?」

ルビィ「ルビィバケツプリンドカ食いしたくなった。作れ」

黒服「へい喜んで!」シュババババ

〜舞台は再びお台場サッカーガーデン〜

梨子「たあああ!!」

ズバーン!

梨子「ハァ・・・ハァ・・・・」

せんうた『次の相手は世界なんだよ!レッドバンズがその内通用しなくなる時が来るかもしれないんだよ?』

梨子「・・・・千歌ちゃんの言う通りよ。レッドバンズだっていつまでも磐石とは限らない。千歌ちゃんに頼れない状況では何も何も出来ません!じゃ話にならない。私自身もレベルアップしなきゃ!」

ズバーン!

果南「おっ、やってるね」

鞠莉「はーいリリー♥」

梨子「果南さん!鞠莉さん!」

☆☆☆☆

梨子「ゴクッ・・・ゴクッ・・・ふぅ・・・・」

果南「梨子ちゃんが一人で特訓なんて珍しいね」

梨子「そ、そうですか?」

鞠莉「そうよ!最近ずっとちかっちとベッタリだったじゃない?」

梨子「ええ!?そ、そんなに一緒に居ました?」

鞠莉「Oh・・・自覚、nothing・・・・デースか」

梨子(でも・・・思えばそうだったのかもしれない。確かに、無意識の内に千歌ちゃんが隣に居るのが当たり前になって・・・・いつの間にか、頼りすぎてたところもあった!)

梨子「・・・・果南さん、鞠莉さん、お願いがあります」

鞠莉「What's?」

梨子「私と1対2で勝負してくれませんか?」

果南「・・・・本気?」

梨子「本気です。世界に向けて、私自身もレベルアップしたいんです!」

鞠莉「・・・・OK!その心意気買った!」

果南「ただし!やるからには試合と同じくらい全力で守らせて貰うよ!」

梨子「望むところです!」

☆☆☆☆

梨子「ハァ・・・ハァ・・・・」 orz

果南「ゼェ・・・・少し、休憩入れようか」

梨子「はい・・・・」

果南「・・・・もし良かったらだけどさ、どうして急に個人技のレベルアップを図ったのか、教えてくれないかな?」

梨子「壁ドンよ」

果南「はっ?」

梨子「魅力のある壁ドンを身に付けるには個人のレベルアップが必要って本に書いてあったもん!」

果南(えええっ!?)

梨子「私は壁ドンされるのが好き!壁クイはもっと好き!でも私はするのも嫌いじゃないわ!」

果南(えええっ!?)

梨子「私は壁ドンされるのが好き!壁クイはもっと好き!でも私はするのも嫌いじゃないわ!」

梨子「私は壁の全てを理解したい。理解して、誰もが私にトリコリコになる魅力的かつカリスマ溢れる壁ドンを身に付けたいの!する側でもされる側でも!」

鞠莉「それが何でサッカーのレベルアップと繋がるのよ?」

梨子「これに書いてあった!」

鞠莉「何?普通のサッカー雑誌」ペラペラ

梨子「見て欲しいのはこのページ!」フンス

『壁山!今日もファインセーブ!好調の秘訣は「壁を理解すること」』

梨子「壁を理解し、壁に理解される壁山さんはまさに私の理想とするサッカープレイヤー!私も、こんな格好いい台詞が言えるサッカープレイヤーになりたいんです!」

果南「あ、アホくさっ!!」ボソッ

鞠莉「理由はとんでもなくアホっぽい、ってかアホそのものよ。でもよく考えて。梨子がレベルアップしてくれれざ世界に勝てる確率はグンと上がるわ!」ボソッ

果南「た、確かに・・・アホは使いようによっては最強の戦士となる!」ボソッ

鞠莉「アホに付き合うのも大変だけどこれも世界に勝つため!アホのレベルアップに頑張って付き合うのよ!」ボソッ

梨子「聞こえてますよー!」イラッ

梨子「とりあえず、私今からシュート練習したいんで果南さんと鞠莉さんには壁になって貰おうかな?」ゴゴゴゴゴ

果南「逃げるよ鞠莉!」シュババババ

鞠莉「all right!」シュババババ

梨子「あっ、こら!!待ちなさい!」

鞠莉「鬼ごっこも1つの特訓よ!私たちを捕まえてみなさい!」

梨子「まてー!」

〜室内練習場〜

ズバーン!

曜「ハァ・・・・ハァ・・・・くそっ!何が足りないの!?練習じゃ確かに手応えのあるシュートは打ててるんだ!なのに・・・何で試合になると決まらないの!?」

善子「よ、曜・・・落ち着いて・・・そろそろ休みましょ?」

曜「うるさい!」

善子「ヒッ・・・!?」チョロロ

曜「まだだ、まだ・・・・!!」

花丸「ぶつかり合わなけりゃゼロのまんま大切な“モノ”から目ぇそらすな」

曜「〜〜ッ!?」ピクッ

花丸「・・・・曜ちゃんはもうわかってる筈だよ。本当に大切な“モノ”がなんなのかってことぐらい」

花丸「・・・・・善子ちゃん行こう。後は・・・曜ちゃんの問題ずら」

善子「え、ええ・・・・」






曜「本当に、大切なもの・・・・」

☆☆☆☆

せんうた「秋さんのケーキ美味しかった♥また遊びに行きたいのだ♥」

曜「千歌ちゃん!」

せんうた「あ、曜ちゃん。どうしたのだ?」

曜「グラウンドに来て。一緒にサッカーやろう?」

せんうた「えー、チカケーキ3ホール目を食べたばっかりで動きたくないのだ・・・」

曜「〜〜ッ!?そこをなんとか!お願い!!」

せんうた「!?」

せんうた「・・・・わかった」

〜グラウンド〜

曜「うわああああ!!」ズザー

せんうた「スパークエッジドリブル!」

曜「きゃっ!?」ドサッ

せんうた「ハァ・・・・ハァ・・・・どうした?もうギブアップなのだ?」

曜「まさか!うおおおおお!!!」

せんうた「はあああああ!」

ポーン

せんうた「はっ!?上がった!取る!」ピョン

曜「うわあああ!!」ギュゥゥゥゥン!!

せんうた(高いッ!?)

曜「たぁっ!!」

ゴチン!!

せんうた「痛ったあああい!けど、負けない!」

曜「〜〜ッ!!」フラッ

「「うおおおおおお!!!」」

☆☆☆☆

せんうた「ハァ・・・ハァ・・・・疲れた・・・・・でも、凄い楽しかったのだ!」

曜「ハァ・・・・・私も、ハァ・・・・・た、楽しかった!人生で1番幸せな時間だった!」

せんうた「えー、それは大袈裟じゃないのだ?」

曜「大袈裟じゃないよ。今まで・・・・千歌ちゃんとこうしてぶつかり合ったことはなかったからね」

せんうた「確かにそうかも。チカと曜ちゃんじゃ、いつも何やっても曜ちゃんが勝っちゃうから、こんなぶつかり合いなったのは始めてか」

曜「・・・・ねえ千歌ちゃん。ずっと聞きたいことがあったんだ」

せんうた「んー?なんなのだ?」

曜「私ってさ・・・千歌ちゃんの役に立ててる?」

せんうた「・・・」

パーン!

曜「痛っ!ち、千歌ちゃん!?」

せんうた「何を悩んでいたのかと思ったら、そんなことか」

曜「なっ!?そ、そんなことって!私は・・・」

せんうた「大丈夫。もう何も心配しなくてもいいよ」ナデナデ

せんうた「チカはずっと、曜ちゃんに助けて貰ったのだ。チカがスクールアイドルをやりたいって言ったら、真っ先にメンバーに入ってくれて、Aqoursの衣装も担当してくれて・・・」

曜「・・・千歌、ちゃん」

せんうた「チカが小さい頃から、曜ちゃんはずっと、ずーっと!1番近くでチカを支えてくれたのだ」ナデナデ

曜「うわあああああん!!」

せんうた「・・・」ナデナデ

曜「怖かった!千歌ちゃんがもう私を必要としてくれないんじゃないかって・・・怖かった!」ポロポロ

曜「ゴールが決まらなくて、ボールも簡単に取られて・・・結果が出ない私なんて・・・お荷物だって、要らないって!」ポロポロ

せんうた(曜ちゃん・・・こんなになるまで思い詰めてたのか・・・・)

せんうた(曜ちゃんなら、ちょっとした不調もすぐに乗り越えてくれるって・・・どこか受け身になってた!キャプテンの癖に、チームメイトを、幼馴染をちゃんと見てあげられなかった!)ギュッ

曜「グスン・・・・千歌ちゃん?」

せんうた「ごめんね、曜ちゃんの想いに気付いてあげられなくて・・・情けないキャプテンでこめんね」ポロポロ

曜「なんで、なんで千歌ちゃんが泣いてるんだよ・・・」

せんうた「だって・・・・」ポロポロ

曜「・・・仕方ないなぁ、もう」ギュッ

せんうた「!!」

せんうた「・・・・ありがとう」

☆☆☆☆

花丸「やっと素直になったか。全く、手間のかかる先輩達ずら。ね?善子ちゃ・・・・うおっ!?」ビクッ

善子「あんたがトイレに行かせてくれないからおしっこ漏らした・・・////」ビッチョリ

花丸「・・・・ごめんずら」

善子「////」グスン

☆☆☆☆

せんうた「この宿舎とも明日でお別れなのだ・・・なんだか寂しいのだ」

ピンポーン

せんうた「あ、どうぞ」

果南「よっ!」

せんうた「果南ちゃん!」

果南「荷物はもうまとめてある?」

せんうた「勿論なのだ!」

果南「偉い偉い」ナデナデ

せんうた「で、果南ちゃんは何をしに来たのだ?」

果南「ちょっと散歩の誘い。久しぶりにさ、2人で散歩しない?」

せんうた「いいよ!」

☆☆☆☆

果南「・・・・まさか、Aqoursの皆で世界に行けるなんて思ってもみなかった。しかもサッカーでだよ?サッカーなんて、黒岩監督に誘われるまでは体力作りの一環としてしかやってなかったのに、気付いたら大きな舞台に挑戦することになって・・・」

果南「正直、まだ世界に行くって実感が沸かないんだよね」

せんうた「果南ちゃんの言いたいこと、なんとなくわかるな。だって、ここまであまりにも順調に物事が進んでるもん。これって実は夢なんじゃ〜〜?とさえ思ってしまうのだ」

果南「夢見心地・・・ってやつかなん?」

せんうた「うん・・・」

果南「でもさ、どんだけ自覚が沸かなくても、やっぱり現実なんだよね。だからさ!」

せんうた「勝とうね!絶対世界の頂きを掴もう!!」

果南「・・・わかってんじゃん。流石キャプテン!」

せんうた「キャプテン・・・か」

果南「千歌?」

せんうた「いや・・・・ただ、チカはキャプテンとしてまだまだ未熟だから」

果南「サポートは任せてよ!」

せんうた「ありがとう♥」ニッコリ

果南「お、千歌!あれ見てよ!」

せんうた「ん?」

せんうた「・・・・・おお!!」






剣城「でええええりゃあああ!!」

ズバーン!

優一「気合い入ってるな、京介!」

剣城「まあね」

せんうた「おーい!剣城くーん!」

剣城「せんうたさん。果南さん」

果南「こんな遅くまで特訓凄いね!」

果南「・・・ってあら?」

優一「こんばんは」

せんうた「こ、こんばんは・・・」

果南(だ、誰この人!?)

剣城「兄さん、紹介するよ。この人達は・・・」

優一「イナズマジャパンのキャプテン高海千歌さんと松浦果南さんだね?初めまして。剣城優一です」ペコリ

せんうた「兄さん!?つ、剣城君・・・お兄さん居たのだ!?」

果南「戦闘力たったの5か・・・ゴミめ・・・」

優一「あはは・・・(苦笑」

剣城「・・・・で、せんうたさん達は何しにここへ?」

せんうた「果南ちゃんとの散歩の途中で剣城君を見かけたから声を掛けただけなのだ!」

剣城「・・・・へー」

果南「戦闘力たったの5か・・・ゴミめ・・・」

剣城「!!」ブチッ

剣城「兄さんを侮辱するなああああああああ!!!」

果南「そーれ、逃げろー!」

優一「♪」ニコニコ

せんうた「・・・あの、なんでそんなに笑顔なのだ?」

優一「いや、京介にもたくさん友達が出来たんだなって思うと嬉しくて♪」

せんうた(な、何て笑顔の眩しい方なのだ!!普段から目付きの怖い剣城君と兄弟だなんてとても信じられないのだ!)

剣城「でええええりゃああああ!!」

果南「ごめんなさーい!!もうゴミとか言いませんから!お願い許して!!」シュババババ

剣城「剣聖ランスロット!」

果南「ちょっ!?化身とかなs・・・」

剣城「うおらああああ!!」

果南「みぎゃあああああ!!!」

☆☆☆☆

果南「あれはダメだ。剣城君は間違いなく怒らせたらダメな相手だ!チカも気を付けなよ!?」

せんうた「この反面教師よ・・・」ヒキッ

梨子「2人ともおかえりー、ってあれ?どうして果南さんはボロボロになってるの?」

せんうた「鬼ごっこしてたのだ」

梨子「?」

梨子「あ、そうだ。さっき剣城君がお兄さんと一緒に宿舎に戻ってきてたよ」

せんうた「知ってる。さっき会ったのだ」

梨子「千歌ちゃん、他の人の相手ばかりしてないで私の事も・・・」ボソッ

せんうた「梨子ちゃん?」

梨子「・・・ううん、なんでもないよ」ニコッ

梨子(曜ちゃんにはイチャついてるって言われてたけど・・・イチャつくどころか依存してるじゃない。レベルアップするために千歌ちゃん断ちをするって私自身が決めたのに・・・・相変わらず意志が弱いなぁ、私)

〜空港〜

黒岩「世界へ旅立つ準備は出来たか?」

「「はい!」」

信助「天馬!僕たちの分も世界で頑張ってね!」

天馬「ああ!」

葵「狩屋君も影山くんも来てくれたら良かったんだけどね・・・」
天馬「仕方ないよ。二人とも今日は用事があるって言ってたし」

優一「頑張れ京介、思いっきり楽しんでこい」

剣城「ああ」

「・・・・」ソローリ

優一「?」

ピトッ・・・

「だーれだ?」

剣城「・・・・・声の主は狩屋、そして俺の視界を遮ってるのは影山だな」

狩屋「ええっ!?な、なんでわかったの!?」

天馬「狩屋!輝!来てくれたんだ!」

狩屋「・・・まあ、用事ってのが早く済んだから来てやったんだけどな////」ポリポリ

輝「相変わらず素直じゃないなぁ狩屋君は」

狩屋「うるせぇ!////」カァァァ

剣城「それで、影山はどうしてここに?」

黒岩「世界に旅立つ前に追加メンバーの紹介する」

狩屋「ほら、シャキッとしなよ!」パシン!

輝「あたっ!え、えっと!雷門中学サッカー部1年!か、影山輝です!今日からイナズマジャパンのメンバーになりました!よろしくお願いします!」

天馬「輝がイナズマジャパンに!?やった!!」

剣城「フッ・・・」

ダイヤ「12人しか居なかったイナズマジャパンにとっては、ようやくという補強ですわね」

梨子「FFIU-18は16人までなら出場選手を登録できる・・・後3人は誰を呼ぶつもりですか?」

黒岩「必要ない」

梨子「え゙っ!?」

黒岩「FFIU-18本選はこの13人で戦う」

梨子「ええ・・・千歌ちゃんからも何か言ってよ。キャプテンでしょ?」

せんうた「監督がそう判断したのなら、私達はそれに従うまでなのだ!」

善子(世界を相手にベンチメンバーを余すとかそれなんて舐めプよ・・・)

天馬(まあ俺達も13人で宇宙の頂点に挑んだし、今更どうってことはない。なんとかなるさ!)

黒岩「では行くぞ。飛行機に乗れ」

☆☆☆☆

せんうた「わあああっ!!高いのだああああ!!」キラキラ

梨子「ちょっ・・・押さないで!胸当たってる・・・////」

せんうた「!?////」カァァァ

梨子「・・・・・窓側譲るよ////」

せんうた「すみません////」

果南「落ちないよね!?ねえ落ちないよね!?」ガクガク

ダイヤ「大袈裟ですわよ果南さん・・・」

鞠莉(果南からの締め付けるようなハグがGood♥)

花丸「空を飛ぶものはいつか落ちるずら」

ルビィ「ピギィィィィィィ!!!」

善子「怖いこと言うなああああああ!!!」

理亞「姉様、私最初はイタリアエリアに行きたい!」

聖良「いいですね!一緒に行きましょう♥」

理亞「はい♥」

天馬「剣城!一緒に・・・」

輝「剣城君!僕イタリアエリアで本場のスパゲッティ食べてみたい!」

剣城「じゃあ一緒に行くか?」

輝「うん!」ニッコリ

天馬「あ゙あ゙あ゙あ゙!なんでだよっぉぉお!」

葵「藤○竜也風に叫んでる・・・」

☆☆☆☆

せんうた「おおお!!ここがライオコット島!10年前に世界大会が行われた島!」

葵「私達が泊まる宿舎は【宿福】っていうらしいですよ!」

鞠莉「その宿舎も10年前にイナズマジャパンが使った場所よね?」

葵「そうです!」

梨子「確かFFIを経験したプロサッカー選手の染岡さんのインタビューだと、いるだけで世界旅行ができる便利な島なんだとか」

せんうた「凄い!楽しみになってきたのだ!一緒に色んなところを回ろうね♥」

梨子「そうだね」

善子「・・・・皆よく調べたわねそんなこと」

|X||^.-^||「おほ^〜テンション上がってきましたわ〜」

善子「ダイヤまで子供みたいにはしゃいで・・・・曜、なんとか言って・・・・って、あれ?」

黒岩「あいつは集合時間に来なかったから置いてった」

善子「・・・・・・」






「「「ええええええっ!!?」」」

〜日本の某空港〜

曜「うええええん!!みんなどこ〜〜!?」

17歳の高校生が迷子になっていた

曜「ちかちゃ〜〜ん・・・・」シクシク

狩屋「お、おいあれって・・・」ボソッ

信助「多分・・・イナズマジャパンのメンバーだよね?イナズマジャパンのジャージ着てるし・・・」ボソッ

狩屋「何でこんなとこで泣いてんだよ?」

信助「多分・・・飛行機に乗り遅れて迷子になったんじゃないかな?」

狩屋「んなまさか・・・雷門のメンバー以外全員高校生なんだぜ?迷子なんてある訳・・・・」

曜「びゃああああああ!!」

狩屋「・・・・」

信助「あの・・・・」

狩屋(えええええっ!?し、信助君!声掛けちゃうの!?)

曜「グスン・・・・なに、ピカチュウもどき」

信助「〜〜ッ!?」イラッ

信助「・・・・・お、お姉さん、どうしたのこんなところで?」

曜「実は・・・・・・迷子になったの」

狩屋(本当に迷子なのかよ!?)

曜「集合時間には間に合ったんだけど・・・集合場所がわからなくて・・・・ウロウロしてたら」

信助「・・・飛行機、行っちゃったんだね?」

曜「・・・・・・・・うん」

信助「かわいそうに・・・」

曜「うええええん!!世界大会に出られないよおおお!!」

狩屋「・・・だあああああ!!もう、うるせー!」

曜「うわっ!?だ、誰・・・?」

狩屋「誰だっていいだろ!それよりも大の大人が迷子くらいで泣くなよ!」

曜「・・・大人じゃない、高校生だもん・・・・」グスン

狩屋「どっちでもいいよ!大勢の人が居るなかでわんわん泣かれちゃ迷惑だろ!」

曜「でも・・・・」

狩屋「・・・・ライオコット島行きたいんだろ?俺が何とかしてやる」

曜「本当に!?」

狩屋「ああ本当だ。だからもう泣くな」

曜「うん!!」パァァァ

狩屋「ケロッと泣き止みやがった・・・調子のいいやつ・・・・」

信助「何とかするって言ってたけど・・・本当になんとかなるの?」

狩屋「まあな。俺の知り合いにライオコット島のことをよく知る人が居るからさ、その人に連絡入れる」

曜「ありがとう!!貴方は命の恩人であります!」

狩屋「命って、んな大袈裟な・・・・////」

『もしもし?』

狩屋「お、繋がった・・・・実はさ、ちょっとヒロトさんに頼みたいことが」

☆☆☆☆

狩屋「悪いッスね、忙しいのにこんなこと頼んじまって」

ヒロト「いや全然構わないさ。他ならないマサキの頼みだし、俺もライオコット島に行く予定があったからね」

信助「わあああ!イナズマジャパンのメンバーで吉良財閥の社長吉良ヒロトさんだ!凄い!狩屋こんな凄い人と知り合いだったんだね!」

狩屋「まあ、知り合いってか・・・////」ポリポリ

ヒロト「お日様園の家族だもんね♪」

曜「あの、本当にありがとうございます!何てお礼を言ったら言いのか・・・」

ヒロト「気にしなくてもいいよ。さっきも言ったけど、俺もライオコット島に用事があったからね」

☆☆☆☆

曜「ちかちゃああああああああああ!!」ガバッ

せんうた「おー、よしよし。よく頑張ったね〜〜」ナデナデ

曜「うえええええん!!」

梨子「一時はどうなることかと思ったけど、これでイナズマジャパン全員揃ったわね」ナデナデ

聖良「メラメラと燃えたぎる火傷するぐらいの情熱で胸アツ!」

聖良「私は選手ではありませんが、燃えてきました!」

葵「その気持ち凄くわかります!私もこれから皆がどう戦っていくのか楽しみで仕方ありませんよ!」

聖良「私達マネージャーも精一杯選手のサポートをしていきましょうね!」

葵「はい!」





狩屋「俺達も泊めて貰っていいんスか!?」

黒岩「イナズマジャパンの選手を保護して貰った礼だ。それくらいなら問題はない」

信助「やったね狩屋!僕達タダで世界大会観戦し放題だよ!」

黒岩「チケットは自分達で購入しろ」

狩屋「だよなぁ・・・」

~翌朝~

せんうた「んー!気持ちのいい朝なのだ!」

花丸「おはようずら〜」

せんうた「花丸ちゃんおはようなのだ!起きるの早いね!」

花丸「千歌ちゃんこそ」

せんうた「世界にはどんな凄いプレーがあるんだろ?って、想像したら興奮して目が覚めちゃったのだ!」

花丸「ふふっ、やっぱり千歌ちゃんは熱いずらね」

せんうた「今日が抽選会で、明日開会式で・・・・えっと」

花丸「開会式から3日後が、試合ずら」

せんうた「おー!そうだったのだ!流石花丸ちゃん!」

花丸「とりあえず朝ご飯食べにいくずら」

せんうた「だね〜」

花丸「朝ごはんをしっかりと食べて、練習のためのエネルギーにするずら!」

☆☆☆☆

剣城「影山!」ポーン

輝「うっぎいいいいいい!!!」

ズバーン!

ダイヤ「中々にいいシュートですわね!ですが、次は止めてみせますわ!」

天馬「行きます!」

「「来い!」」

天馬「よっ、ほっ・・・っと!」

果南(全然隙がない!)

天馬「たあっ!!」ギュゥゥゥゥン!!

果南「くそっ、また抜かれた!」

鞠莉「ONE MORE!」

天馬「わかりました!」





葵「皆気合い十分ですね!」

聖良「ええ!これなら、何処と戦うことになっても勝てますよ!」

黒岩「そうだといいがな」

葵「えっ?」

黒岩「・・・私はこれより、抽選会場へと向かう。お前達は練習を続けろ」スクッ

善子(こっそりついてこ・・・)ソローリ

せんうた「それじゃあ練習を再開するのだ!」

「「「おー!」」」

黒岩「・・・」

善子「・・・・・」コソッ

黒岩「隠れてないで出てきたらどうだ?」

善子「!?」ビクッ

黒岩「・・・」スタスタ

善子「ご、ごめんなさい!ほんの出来心だったんです!す、すぐに練習に戻りますから許しt・・・」

黒岩「着替えてこい」

善子「・・・・・へ?」

黒岩「誰がクジを引くかといった指定は、特にはなかったからな」ニヤリ

善子「・・・・・マジ?」

〜宿福〜

せんうた「チカ達は練習を終え、抽選会の中継を見ていた」

梨子「誰に話してるの?」

ダイヤ「全く・・・あの堕天使はこの大事な時に何処をほっつき歩いているのですか!」

花丸「まあまあ」

せんうた「おっ、いよいよ日本代表の番だよ!」

曜「黒岩監督のくじ運に期待でありますな〜・・・・ん?」

梨子「・・・・えっ?」

『何とイナズマジャパン!監督ではなく選手がクジを引くそうだ!』

曜「えええええっ!?」

梨子「よ、善子ちゃんんんっ!!?」

〜抽選会場〜

善子(うわあああああ!まさか本当に連れてこられるなんて思ってもなかった!?しかもなんかイタリア製の高そうなレディーススーツ買って貰ったし!どうしよどうしよ!心臓すごいバクバクしてきた!)ドキドキ

スタッフ「・・・・」スッ

善子「・・・・クックックッ!堕天使ヨハネの力!魅せてあげる♥」ゴソゴソ

善子「・・・・・!!これだあああああ!!」

『日本代表イナズマジャパンはBブロックに決まりました!』

善子「ふふん!Bブロックはどんな感じに・・・」

『何と!Bブロックは10年前のFFIで決勝トーナメントに進出4チームが一気に固まる激戦区に!!凄いぞ堕天使ヨハネ!たった1度の引きで過去最高に熱いブロックを演出した!強運、いや!豪運のヨハネ様だああああ!!』

鞠莉「Oh・・・私達選手には地獄のブロックになったわね」

ルビィ「何でよりによって優勝候補3チームが揃ったグループに入っちゃったの・・・」orz

花丸「ギャラリーにとっては最高の組み合わせになったし、ある意味善子ちゃんの運気も少しは上昇したずらか・・・・・・ハァ」

Bブロック
ブラジル代表ザ・キングダム
コトアール代表リトルギガント
イタリア代表オルウェウス
フランス代表ローズグリフォン
日本代表イナズマジャパン

善子(や、やっちゃったああああああ!!ヨハネものすごいやらかしたああああああああ!!!)

善子「・・・・」スタスタ

黒岩「・・・」

善子「・・・・・・」スッ

黒岩「・・・」

善子(オムツしてきて良かった・・・・危うく公衆の面前で壮大にやらかすところだったわ・・・・)ジョババババババ

黒岩「・・・」

善子(ってか何か言ってよ。怖いんですけど!?)ジョロロロロ

☆☆☆☆

梨子「何でこんなヤバいブロックになってるの・・・ねえ神様教えて?」

曜「全速前進・・・・からの沈没〜〜・・・・・」

せんうた「皆待って!落ち着くのだ!」

天馬「そうですよ!相手が誰であろうと俺達のやることは変わらない筈ですよ!」

果南「そうそう!むしろこれはチャンスじゃない?この激戦区を勝ち抜いたら世界の頂きはグッと近付くよ!」

ダイヤ「気楽ですわね・・・まあ、言ってることは正しいですけど」

ガチャリ・・・

善子「た、ただいま〜〜・・・・」ビクビク

「「「・・・」」」ジトー

善子「あ、あはは・・・」

鞠莉「・・・・・まあ、過ぎたことをいつまでも嘆いたって仕方ない。ボス、最初の相手は何処デース?」

黒岩「コトアール代表リトルギガントだ」

果南「最初からクライマックスだね。燃えてきた!」

剣城「これと、これを頼む」

葵「はーい!」

せんうた「なにをしてるのだ?」

葵「これはですね、大会中に使用できる技を登録してるんです」

せんうた「技の登録?どういうことなのだ?」

葵「FFIU-18では、化身の発動を禁止されているのを知ってますよね」

せんうた「勿論!それは知ってるのだ!」

葵「それに加えて、この大会では必殺技を1人4つまでしか使用できないルールもあるんです」

せんうた「はえー、知らなかったのだ」

せんうた「・・・・ん?でも、天馬くんはそよかぜステップ、Zスラッシュ、ワンダートラップに嵐・竜巻・ハリケーン、ファイアトルネードDDと5つ使ってたような?」

剣城「ファイアトルネードDDについては登録上は俺の技ってことになってます。あくまでもパートナーとして連携技に参加するのであれば反則にはならないんです」

せんうた「はえー」

葵「ただし!技を4つとも登録してる選手が連携技に参加していいのは1つだけなので、チーム全員で慎重に話し合って決めるべきかと」

剣城「今のところは必殺技を4つとも埋めてるのは天馬だけだったのでファイアトルネードDDは俺達の判断で打たせて貰いました」

葵「アジア予選が終わって、本選がまだ始まってい今の内なら、技の変更は出来ますからね」

せんうた「でもチカ達、技のほとんどは試合中に思い付いたものだよ?」

葵「4つとも埋めている訳でなければ、閃いた技を打っていくのは全然ありなんです!」

せんうた「つまり、技の空きさえあれな思い付きでいくらでも必殺技を打っていいってこと?」

葵「そうなります!でも技の変更はもう明日の開会式までしか出来ませんからね」

剣城「俺と天馬は今日中に技を選択しようと思ってます。皆さんも、既に浮かび上がってる必殺技とかがあったらマネージャーに伝えてあげて下さい」

せんうた「・・・・皆何か新しい技イメージ出来てる?」

「「「いいえ!」」」

せんうた「って訳だから3人で相談してくれても全然問題はないのだ」

葵「じゃあとりあえず大会本部に皆さんの技を登録しておきますね!」

ダイヤ・・・背番号1
フェンスオブダイヤ
アイアンウォール
ディメンションカット

果南・・・背番号2
ウォーターフォール
オーシャンブラスター(連携)

せんうた・・・背番号3
スパークエッジドリブル
爆熱ストーム

善子・・・背番号4

鞠莉・・・背番号6
ドライブシュート
シャイニーフェザー

花丸・・・背番号7
ズララブハリケーン
ダストジャベリン

天馬・・・背番号8
そよかぜステップS
Zスラッシュ
ワンダートラップ
嵐・竜巻・ハリケーン

曜・・・背番号9
フライングフィッシュ
グランドファイア(連携技)

剣城・・・背番号10
バイシクルソード
ファイアトルネードDD(連携技)

梨子・・・背番号11
デビルバースト
レッドバンズ(連携技)

影山・・・背番号16
エクステンドゾーン

理亞・・・背番号18
アイスグランド
ディープミスト

ルビィ・・・背番号20
ゴッドハンドX

葵「剣城君、本当にバイシクルソードとファイアトルネードDDだけでいいの?デスソードとかデスドロップとか、他にもいくつか技を持ってるでしょ?」

剣城「・・・今まで黙ってたんだが、新しい必殺技に挑戦している。だから念のために空きを作っておきたいんだ」

葵「そうだったんだ・・・わかった!じゃあとりあえずはこれで登録しておくね!」

剣城「ああ、頼む」

☆☆☆☆

おおおおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああああ!!!

せんうた「アジア予選の時も凄い応援だったけど・・・世界はさらに応援がでかいのだ!」

梨子「トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク・・・」

せんうた「梨子ちゃん?」

梨子「いや、リズムを刻んで落ち着こうかなって・・・」ドキドキ

せんうた「相変わらず梨子ちゃんは緊張しやすいのだ」

梨子「だって!ぅぅ・・・////ち、千歌ちゃんはむしろなんでそんな堂々としてられるの?」

せんうた「そ、それは・・・////」

梨子「それは・・・?」

せんうた(だ、大好きな梨子ちゃんが側に居てくれるから♥)

せんうた「きゃー!!!なんてね♥なんてね♥」

梨子「ち、千歌ちゃん?」ビクッ

せんうた「ハッ!!オホン・・・あー、なんか偉い人?にみえる人が現れたのだ〜。そろそろおしゃべりはおしまいにしようなのだ〜(棒」

梨子「あ、うん・・・・」

☆☆☆☆

せんうた「何言ってるか全くわからなかったのだ!」

曜「私も!」

果南「外国語なんてわかるわけないもんね〜♥」

「「ね〜♥」」

鞠莉(ちかっちと曜はともかく、貴女は卒業後に留学でしょ!?外国語なんてわかんな〜い♥で済ませちゃダメよ!)ガーン

黒岩「明日と明後日の2日間、リトルギガント戦に備えた練習を行う。今日は休みだ。せいぜいサッカー以外のことを消化しておくんだな」

せんうた「観光なのだー!」

輝「剣城君!イタリアエリアに行こう!」

剣城「フッ・・・いいだろう」

理亞「姉様!私達もイタリアエリアに行きましょ!」グイグイ

聖良「わかってますから、引っ張らないで」ニッコリ

ルビィ「ん、みんなしっかり観光しなよ」

ダイヤ「・・・・ルビィ?」

ルビィ(リトルギガント・・・ゴッドハンドX・・・ルビィには何の因縁も無い筈なのに・・・・血が騒ぐ。早く練習したいって・・・・体が叫んでる!)

ルビィ「お姉ちゃん・・・・最初の試合、気を付けた方がいいよ」

☆☆☆☆

輝「えっと・・・・イタリアの料理屋は・・・・・」

「こんにちは」

輝「えっ!?も、もしかして今・・・僕達に挨拶を?」

「そうだよ」

輝「こ、こんにちは」ペコリ

剣城(日本語?)

「・・・イナズマジャパンの影山輝君、だよね?」

輝「そうですけど、貴方は?」

フィディオ「おっと、自己紹介がまだだったね。俺の名前はフィディオ、イタリア代表オルウェウスの監督だよ!」

輝「えええっ!?」

剣城「何っ!?」

輝「お、オルウェウスの監督が・・・・僕なんかに何の用で?」

フィディオ「ちょっとね。イナズマジャパンの監督に伝言を頼んで欲しいんだ。本当は俺が直接本人に言うのが1番なんだろうけど・・・今ちょっと取り込んでてさ」

輝「ええ。まあ・・・伝言くらいなら・・・・・」

黒岩「その必要はない」

「「「!」」」

フィディオ「お久しぶりです・・・・・黒岩監督」

黒岩「影山で問題はない。この二人は私の正体を知っている」

「「「!」」」

輝「・・・やっぱり、貴方は僕の叔父だったんですね」

黒岩「・・・・」

フィディオ「・・・今回のFFI・・・・俺と貴方は敵同士、指揮官同士という10年前とはまるで違う立場になった。でも貴方とまたサッカーが出来る。その事に、今からワクワクしています」

黒岩「・・・・お前はそんなことを伝えるために私を探していたのか?」

フィディオ「いえ、それだけではありません。俺は・・・俺達オルウェウスは、イナズマジャパンに絶対に勝つ!」

黒岩「宣戦布告という訳か。面白い・・・」

フィディオ「・・・伝えたいことは、全て伝えました」

黒岩「そうか。ならば私は帰らせて貰う」

フィディオ「・・・・・影山監督!」

黒岩「・・・・・・楽しみにしている」

フィディオ「!」

黒岩監督「お前達オルウェウスがどれほど強いのか、楽しみにしているぞ」

フィディオ「・・・・・・はい!!」

☆☆☆☆

輝「・・・何か、凄い瞬間に立ち会ったよね僕達」

剣城「そうだな」

輝「イタリア代表オルウェウス・・・フィディオ監督・・・・僕達の戦う相手」

剣城「確かに、オルウェウスとはいずれ戦うことになる。だが俺達が今戦わなければいけないのはオルウェウスじゃない」

輝「・・・・うん。わかってる」

剣城「ならいい」






理亞「あの二人・・・何があったのかわかりませんが、しんみりしてますね」ボソッ

聖良「そうですね。私達が同じ店に居ることさえ気付いてなさそうですし・・・」ボソッ

理亞「・・・・・・感動共有!!!!!!!!」

聖良「り、理亞?」

理亞「チームメイトがテンションを落としている今、同じチームとして支え合うのは凄く大切なことだと私は考えています」

聖良「そ、そうね・・・理亞の言う通りだと・・・」

理亞「そこでですよ!このスパゲッティを一緒に食べるんです!美味しいという感動を共有するんです!同じ涙を流しあって分かち合うんです!」

聖良(えっ!?何言ってるのこの子?)

理亞「ってわけれいっれきまーしゅ/////」フラッ

聖良「・・・何故かふらつきながらスパゲッティ持って剣城君達のところへいっちゃった」

ウェイトレス「お客様ごめんなさい!こちらの水とお酒を間違って用意してしまいました!」

聖良「理亞ああああああああ!!!」

☆☆☆☆

実況「さあいよいよこの時がやってまいりました!FFIU-18!今回はここ、ヤマネコ島スタジアムから、日本代表イナズマジャパンvsコトアール代表リトルギガントとの一戦をお送りしたいと思います!」

せんうた「遂に世界への挑戦が始まるのだ!」ワクワク

黒岩「スタメンキーパーはダイヤで行く」

ルビィ「・・・・わかりました!」

黒岩「・・・・輝」

輝「はい!」

黒岩「ルビィ同様、いつでも出られる準備をしておけ」

輝「わかりました!!」

曜「やばっお腹が痛くなってきたのでありま・・・す・・・」ギュルルル

曜「トイレ・・・」ヨタヨタ

黒岩「・・・・輝」

輝「大丈夫、行けます!」

☆☆☆☆

実況「FFIU-18本選!イナズマジャパンvsリトルギガントの試合はリトルギガントからのキックオフで試合開始です!」

ロココ(イナズマジャパン・・・まさかこんなに早く戦えるとは思わなかった!)

FW(監督・・・相当意識している!)

審判「ピー!」

実況「さあ試合開始です!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

輝(16) 花丸(7)

天馬(8)

善子(4) 鞠莉(6) 果南(2) 理亞(18)

ダイヤ(1)

FW「行くぞ!」ギュゥゥゥゥン!!

梨子「きゃっ!」

剣城「速い!」

FW「っ!!」ギュゥゥゥゥン!

せんうた「わわっ!!」

実況「凄まじい速さ!リトルギガントのエース、ノート!一人で敵陣深くまで切り込んで行く!」

果南「これ以上は!!」ズザー

鞠莉「行かせない!」ズザー

FW「遅い!」ヒュンッ!

実況「ノート!最終ラインも突破したぞ!」

FW「くらえー!」

ダイヤ「はああああ!!フェンフオブダイヤ!!」

ポーン

審判「ピッ!」

ダイヤ「何て威力ですの・・・通常のシュートに必殺技を使わされるなんて・・・・」

FW「・・・」

ダイヤ(しかもあれは牽制、本気ではなかった!)

FW(イナズマジャパン・・・必ず勝利する!)

☆☆☆☆

FW「はあ!!」

ギュゥゥゥゥン!!

果南「ウォーターフォール!!」カキィィィィン!

ダイヤ「フェンフオブダイヤ!!」

ポーン・・・






MF「えいっ!!」

ギュゥゥゥゥン!!

理亞「ディープミスト!」カキィィィィン!

ダイヤ「くっ!!」

パシーン!

ダイヤ「〜〜ッ!!」シュゥゥゥゥ〜〜

実況「序盤からリトルギガントの激しい攻撃が続く!イナズマジャパン防戦一方だ!」

ダイヤ(必殺技を使わない相手にここまで追い込まれるとは・・・)

ダイヤ「善子さんっ!」ポーン

善子「ヨハネ!」ポーン

天馬「よし!」

実況「イナズマジャパンパスが繋がった!ようやく攻撃に移る!」

MF「うおおおお!!」

天馬「Zスラッシュ!」ギュゥゥゥゥン!

天馬「剣城!」ポーン

実況「松風、プレッシャーを掛けるソリュートをかわし剣城へとパス!」

DF「そうはさせるか!」

実況「だがこれはカットされる!」

DF「キャプテン!」

MF「おう!」

実況「ボールはベガースに渡った!」

鞠莉「うおおおお!!」

MF「ラウンドスパーク!」

鞠莉「えっ!?きゃあああああ!!」ビリリリリリ!

果南「このやろー!」

MF「ノート」ポーン

果南「しまった!」

FW「決める!」

実況「ボールはノートへ渡った!これは決定的なチャンスか!?」

天馬「うらああああ!!」ズザー

FW「何っ!?」

ポーン

審判「ピッ!」

実況「何と、前線から松風が驚異のスピードでピンチを救った!」

DF「ノートがシュートし損ねた・・・」

MF「何て速さだ!」

審判「ピッ!」

天馬(このままじゃ防戦一方だ!賭けてみるしかない!)

DF「ノート!」

天馬「たぁっ!」

FW「何だと!?」

実況「リトルギガントのスローインをカットした松風、そのまま前線へ!」

天馬「せんうたさん!」ポーン

せんうた「よし!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

実況「高海これは完全にフリーだ!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

ギュゥゥゥゥン!!

GK「真・・・ゴッドハンドX!!」

パシーン!!

GK「この程度か」ジュウウウウウ〜〜

実況「出た!リトルギガントのキーパー、ファイスタの真ゴッドハンドX!」

GK「ノートおおおお!!」ポーン

剣城「何っ!?」

せんうた「何て飛距離のスローイングなのだ!?」

FW「パンサーブリザード!」

ズバーン!

実況「ゴオオオオル!鮮やかなカウンターを決めたリトルギガント、1点先制!」

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで前半終了のホイッスル!」

日本0-1コトアール

〜リトルギガントベンチ〜

ロココ「皆いい感じに攻めてるぞ!後半も攻めよう!ミスは全然構わない!失敗はスポーツに付き物だ!大切なのは・・・」

MF「攻める姿勢を貫く、でしょ?」

ロココ「ベガース・・・」

MF「この試合必ず勝利する!監督のために、応援してくれるサポーターのため、俺達自身のために!」

「「おおおおお!!」」

〜イナズマジャパンベンチ〜

黒岩「ルビィ、後半出るぞ」

ルビィ「はい!」

曜「皆頑張っ・・・・うっ」ギュルルルル

梨子「・・・今日の曜ちゃんはとても試合どころじゃなさそうね」

黒岩「ダイヤ、後半はディフェンスに入れ。善子と交代だ」

善子「」

花丸「後は1流のマルに任せて3流は引っ込んでるずら」

天馬「だってさ3流シードwww」ポンッ

剣城「あ゙っ?」

天馬「ゴメンナサイ...」

実況「さあ後半開始です!イナズマジャパンは選手を交代して挑む模様」

審判「ピー!」

輝「・・・」チョンッ

イナズマジャパンフォーメーション

輝(16) 剣城(10)

せんうた(3)

梨子(11) 花丸(7)

天馬(8)

ダイヤ(17) 鞠莉(6) 果南(2) 理亞(18)

ルビィ(20)

剣城「行くぞ影山!」

輝「はい!」

実況「剣城が切り込んで行く!」

FW「行かせるか!」

剣城「・・・」ポーン

実況「おっと剣城、ノールックパス!」

輝「えいっ!」ポーン

剣城「ふっ!」

実況「これは速い!剣城と影山!互いに目を合わせることもなくパスを繋げているぞ!」

剣城「・・・」チラッ

影山(こっち!)チラッ

剣城「決めろ!!」ポーン

輝「うっぎいいいいいい!!!エクステンドゾーン!!」

ギュゥゥゥゥン!!

実況「息の合った連携から強烈なシュートだ!これは決まってしまうのか!」

GK「真・ゴッドハンドX!」

パシーン!

GK「素晴らしい連携だった。だがシュートを打つ直前にアイコンタクトを交わしたのは不味かったな」

実況「惜しい!ゴールならず!」

GK「ノートおおおお!!」ポーン

FW「パンサーブリザード!!」

ギュゥゥゥゥン!!

実況「リトルギガントの超速攻カウンター!これも決まってしまうのか!?」

ルビィ「ゴッドハンド・・・X!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

実況「止めたぞ黒澤!リトルギガントの超速攻カウンターが遂に敗れた!」

GK「奴もゴッドハンドXの使い手か!」

FW「面白れぇ!ぶち破ってやる!」

ルビィ「お姉ちゃん!」ポーン

ダイヤ「梨子さん!」ポーン

梨子「はいっ!」

DF「エアーバレット!」

梨子「きゃあああ!!」

せんうた「梨子ちゃん!こんのー!」ズザー

DF「うわっ!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

ギュゥゥゥゥン!!

GK「真・・・ゴッドハンドX!!」

パシーン!

実況「高海、好プレーでボールを奪うもシュートは止められた!」

FW「ファイスタ!俺にボールをくれ!」

GK「頼むぞ、ノート!」ポーン

FW「パンサー!」

ルビィ「ゴッドハンd・・・」

FW「・・・なんてな、ベガース」ポーン

ルビィ「へっ!?」

実況「何とここでシュートではなくパスを選んだ!意表を突かれた黒澤!完全に飛び出した!」

MF「ストライクサンバ!」

実況「これは決まったか!?」

「「まだだ!」」

果南「オーシャン・・・」

鞠莉「ブラスター」

ギュゥゥゥゥン!!

GK「真・ゴッドハンドX」

パシーン!

☆☆☆☆

実況「両者一歩も譲らない展開!試合は0-1のまま時間だけが過ぎていくぞ!」

DF「うおおおお!!」ズザー

剣城「えぃっ!!」

実況「ここで剣城が抜け出した!」

剣城「天馬!」

天馬「ああ!」

MF「ファイスタ!頼む!」

FW「止めてくれ!」

剣城「はあああああ!!」

天馬「うおおおおおお!!!」

剣城「ファイアトルネード」

天馬「ダブルドライブ!」

GK「うおおおお!絶、ゴッドハンドX!」

ギュルルルルルル

GK「うおおおおおおお!!なんとしても、掴み取る!」

ロココ「頑張れ!ファイスタ!!」

リトルギガント観客席「「「頑張れええええ!!!」」」

GK「うわあああああ!!」

パシーン!

GK「ハァ・・・ハァ・・・・」ジュウウウウウ〜〜

FW「やった!ファイスタ!ボールを・・・!?」

GK「・・・・・」ポトッ

剣城「これで決まりだ!バイシクルソード!」

ズバーン!

実況「ゴール!イナズマジャパン同点!」

GK「ぐっ・・・・ぉぉぉおぉ」

日本1-1コトアール

ロココ「ファイスタ!?」

GK「大丈夫・・・ちょっと手が痺れただけです」

ロココ「・・・本当に大丈夫なんだな?」

GK「はい!」

ロココ「・・・なら、頼むぞ!」

☆☆☆☆

梨子「千歌ちゃん!」ポーン

せんうた「行っけー!」

梨子「レッドバンズ!」

ズバーン!

GK「・・・ぐっ!!」

実況「イナズマジャパン逆転!リトルギガントのキーパーファイスタ、先程のプレーの影響か?プレーに精彩を欠いています」

日本2-1コトアール

GK(やっぱり・・・この腕でゴールを守ろうなんて、無謀だったのか?俺のエゴでチームの足を引っ張ってしまった・・・やっぱり、変えて貰った方が・・・・)

リトルギガント観客席「頑張れファイスター!」

GK「・・・え?」

リトルギガント観客席「お前なら絶対にゴールを守ってくれる!」

リトルギガント観客席「まだ負けてない!頑張れー!」

GK「そうだ。まだまだ諦めずに応援してくれるサポーターがいっぱい居る!ピッチに立っている以上は絶対に諦めちゃいけないんだ!」







MF「うおおおお!!」

花丸「ずらん!」

実況「ボールを奪った国木田、一気にゴール前だ!」

花丸「ダストジャベリン!」

ギュゥゥゥゥン!!

GK「はあああああ!!絶・ゴッドハンドX!」

パシーン!

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

実況「ここで試合終了のホイッスル!2-1イナズマジャパンの勝利です!」

日本2-1コトアール

花丸「勝った!勝ったずら!」

せんうた「壮絶な戦いだったのだ・・・」

曜「私もだよ・・・」

葵「ご、ごめんなさい!もしかして、私達の作った料理のせいでお腹壊しました?」ウルウル

梨子「えっ!?私達も一緒にマネージャーのご飯食べたけど、普通に美味しかったよ。ねえ皆」

「「「うん!」」」

曜「そうそう!すごい美味しかったよ!美味しすぎてどんどんおかわりしちゃったくらい!花丸ちゃんにおかわりさせる隙さえ与えないくらいバクバク食べたよ!」

花丸「・・・は?」

果南「単なる食べ過ぎからの腹痛かい!」

梨子「葵ちゃんは何も悪くないよ」ナデナデ

せんうた「論ずるに値しないのだ」ジトー

曜「・・・・・何?この空気?」

〜海〜

せんうた「たまには走るコース変えて砂浜を裸足で走るのだ!」

せんうた「うおおおおおおお!!!」

天馬「海で遊ぶなんて本当にいつぶりだろ?ね、剣城」

剣城「さぁな?」

天馬「よーし!今日はおもいっきり遊ぶぞー!」

鞠莉「私達イナズマジャパンは今、監督を除く選手とマネージャーで海へ遊びに来ていた」

果南「誰にナレーションしてるの?」

葵「そーれ!」パシャ

聖良「わっぷ!やってくれましたねこの〜!おかえしです!」パシャパシャ

葵「きゃー!」(≧▽≦)

|X||^.-^||「水着の女の子同士で水の掛け合い・・・いいですわぞぉ!!」パシャパシャ

ルビィ「ん、みんな今のうちにしっかり遊んどきなよ」

ルビィ「ルビィは疲労回復のためにブルーシートで寝るから・・・・zzz」

|X||^.-^||「妹の寝顔を黙って盗撮する、それが黒澤ダイヤですわ!」

鞠莉「真っ直ぐ真っ直ぐ!はい、そこをちょっと左!」

影山「こ、ここですか?」

鞠莉「うーん、もうちょっとだけ左!よしそこ!」

影山「えーい!」

グシャッ!

鞠莉「Great!」b

善子「リリー!一緒に泳ぎましょ!」

梨子「うん、でもその前に日焼け止めクリーム塗って上げる♪よっちゃんは白くて綺麗なんだからしっかり塗らないとね♪」

善子「流石上級リトルデーモン、わかってるじゃない」

せんうた(梨子ちゃん・・・いつの間に善子ちゃんとあんな仲良くなったのだ?)ズキッ

せんうた「ああああああああ!!モヤモヤするのだ!こういう時は走るに限るのだ!」

☆☆☆☆

黒岩「次の相手はフランス代表ローズグリフォンだ」

せんうた「ローズグリフォンは守りが固いチームと聞いたのだ」

葵「はい。そしてローズグリフォンは前の試合でオルウェウスに敗戦しています」

聖良「2度負けてのスタートとなれば、決勝トーナメントの進出はほとんど絶望的になるでしょうからね。背水の陣で日本を倒しに来ることは間違いないかと・・・」

鞠莉「いきなりのDeath Gameね」

果南「海の広さに比べれば、ちっぽけな話さ!」

ダイヤ「・・・相変わらず能天気ですわね」

天馬「とにかく!相手が誰でも関係ありません!俺達は俺達のサッカーをやって、絶対に勝ちましょう!」

「「おお!」」

☆☆☆☆

実況「FFIU-18、日本代表イナズマジャパン対フランス代表ローズグリフォンの1戦は、ここウミガメ島スタジアムからお送りします!」

おおおおおおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああああああ!!!

黒岩「ルビィ、スタメンに入れ」

ダイヤ「ということは、私ベンチですの?」

黒岩「キーパーはあくまでもダイヤだ。ルビィ、善子のポジションに入れ」

ルビィ「はい!」

善子「ルビィ、しっかりやりなさいよ!」

ルビィ「うん!」

曜「ルビィちゃんがフィールドか。これでグランドファイアを打てる準備が整ったな」

実況「イナズマジャパン対ローズグリフォンの一戦は、ローズグリフォンのキックオフで開始です!」

審判「ピー!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 花丸(7)

天馬(8)

ルビィ(5) 鞠莉(6) 果南(2) 理亞(18)

ダイヤ(1)

FW「・・・」ポーン

MF「上がれ!」

実況「ローズグリフォンのMFアランが切り込んで行く!」

剣城「でぇぃ!」ズザー

MF「くっ!」

実況「おっと!?剣城速攻でボールを奪った!」

DF「「うおおお!!」」

剣城「ふっ・・・」ヒュンッ!

DF「なっ!?」

剣城「・・・」ポーン

DF「あっ!?」

実況「剣城!フェイントでアベルをかわしボールを浮かせてリチャードも抜いた!」

梨子「凄い!」

曜「剣城君!いつの間にあんなにパワーアップしてたの!?」

剣城「でええええりやあああああ!!」

ズバーン!

GK「速いっ!!?」ドサッ

実況「ゴール!イナズマジャパン!剣城の圧倒的なプレーで早くも先制!」

日本1-0フランス

せんうた「凄っ・・・必殺技も無しにいきなりゴールをこじ開けたのだ・・・・」ポカーン

剣城「・・・・・」

曜「剣城君ナイスシュート!」

剣城「・・・どうも」

梨子(シュートを決めたのに、あんまり嬉しそうじゃない?)

剣城(やられた・・・今のは俺の力を計るためにわざと打たされた)

審判「ピッ!」

FW「今度はこっちの番だ!」ポーン

MF「必殺タクティクス!ルート・オブ・スカイ」ポーン

曜(がら空きの空中へボールを蹴った!?ミスキックか!?)

曜「貰った!」

MF「それ!」ポーン

MF「はい!」ポーン

FW「アラン!」ポーン

FW「よっと!」

鞠莉「空中でパスを繋げてきた!?」

果南「あんなのアリ!?」

FW「うおおおおお!!」

実況「ローズグリフォンの必殺タクティクスが決まりキーパーと1対1だ!」

天馬「ワンダー、トラップ!!」ズザー

FW「なっ!?」

実況「おっと!松風が必殺技でブロックした!」

天馬「皆上がれ!」

黒岩「・・・・・」

MF「うおおおお!!」

天馬「Zスラッシュ!」

天馬「曜さん!」ポーン

曜「千歌ちゃん!ルビィちゃん!」

せんうた「任せるのだ!」

ルビィ「はい!」

CYaRon!「グランドファイア!」

実況「イナズマジャパンの鮮やかなカウンター攻撃!これは決まってしまうのか!?」

DF「・・・・」

曜「あのディフェンダー、いつの間にゴール前へ!?」

DF「ラ・フラム!!」カキィィィィン!

ポーン・・・ポーン・・・

GK「相変わらず素晴らしい守備だ」

実況「ローズグリフォンの左サイドバック、アンヌが必殺技でピンチを救った!!」

DF「ホッ・・・間に合って良かったです・・・・」

GK「反撃だ!ルート・オブ・スカイで繋げ!」

DF「はいっ!」ポーン

MF「はっ!」ポーン

FW「そーら!」ポーン

実況「今度はローズグリフォンのカウンター!イナズマジャパン、空中からの攻撃に対応できない!」

FW「アルベルト!」ポーン

理亞「高さなら私だって!」

実況「おっとここで鹿角インターセプト!」

理亞「天馬!」ポーン

天馬「はいっ!」

〜イナズマジャパンベンチ〜

善子「ローズグリフォンの必殺タクティクスも凄いけどイナズマジャパンだって負けてない!流れはまだまだ私達のものよ!」

黒岩「お前にはそう見えたのか?」

善子「えっ?」

黒岩「・・・・」

天馬「っ、せんうたさん!!」ポーン

せんうた「・・・・はぁっ!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

DF「・・・・」

せんうた「またっ!?戻りが早すぎるのだ!!」

DF「ラ・フラム!!」カキィィィィン!

ポーン・・・ポーン・・・

GK「ルート・オブ・スカイ!」ポーン

DF「っ!」ポーン

MF「っ!」ポーン

MF「っ!」ポーン

FW「っ!」ポーン

実況「両チーム、休む間もなく攻守の変更を繰り返している!」

MF「アラン!」ポーン

FW「っ!!」

天馬「たああああ!!」ズザー

FW「またお前か!?」ヒュウウウン!

FW「そらぁ!!」

ダイヤ「・・・・てえい!!フェンフオブダイヤ!」

ポーン・・・

審判「ピッ!」

実況「松風をかわすので手一杯だったアラン!苦し紛れに放ったシュートは止められてしまった!」

ダイヤ「助かりましたわ・・・」

天馬(一瞬で攻守が入れ替わるこの展開・・・少しでも反応が遅れたら相手に流れを渡すことになる!俺が走り続けるしかない!)

審判「ピッ!」

MF「っ!」

天馬「たあっ!!」

実況「松風スローインをカットした!」

FW「あいつ!あれだけ前後走り回ってバテてないのか!?」

天馬「花丸さん!」ポーン

花丸「シュートが止められるのなら、ドリブルでぶち抜く!」

DF「っ!!」

花丸「っ、よっ!」

DF「っ!!」

花丸(フェイントも全然効かない!シュートだけじゃなくてドリブルにも強いずら!)

剣城「こっちだ!」

花丸「っ!剣城君!」ポーン

剣城「バイシクルソード!」

ギュゥゥゥゥン!!

DF「ラ・フラム」カキィィィィン!

ポーン・・・

GK「上がれ!」

MF「っ!」ポーン

MF「っ!」ポーン

FW「決めるっ!」

実況「ローズグリフォン、ボールはアランに渡ったぞ!」

FW「バリスタショット!」

ギュゥゥゥゥン!!

ダイヤ「フェンフオブダイヤ!きゃああああ!!」

ズバーン!

実況「ゴオオオル!!ローズグリフォン同点に追い付いた!」

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで前半終了のホイッスル!1-1同点で試合は後半へ向かいます!」

日本1-1フランス

〜イナズマジャパンベンチ〜

葵「皆さん!水分をしっかりと補給して下さいね!はい、天馬、剣城君!」

天馬「ありがとう・・・・」ゴクゴク

剣城「ああ・・・」

天馬「・・・・ハァ」

葵「天馬・・・相当疲れてる・・・・」

剣城「無理もない・・・序盤からあれだけ動き回ったんだ」ゴクッ

黒岩「・・・・・」

剣城(監督は動くつもりはない・・・)

剣城「天馬、後半は・・・」

天馬「後半も頑張って走り回るよ!」ニッコリ

剣城「天馬・・・・」




聖良「理亞、水分をしっかり取ってくださいね」

理亞「ありがと姉様・・・・」ゴクッ

聖良「がんばりあ!」←頑張ルビィポーズ

理亞「・・・・・姉様?」

聖良「ごめんなんでもないわすれて////」カァァァ

☆☆☆☆

審判「ピー!」

実況「さあ後半戦スタートです!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 花丸(7)

天馬(8)

ルビィ(5) 鞠莉(6) 果南(2) 理亞(18)

ダイヤ(1)

実況「松風がドリブルで上がっていく!」

FW「うおおお!」

天馬「そよかぜステップS!」

FW「うわっ!」

天馬「梨子さん!」ポーン

梨子「はいっ!」

DF「はああ!」

梨子「曜ちゃん!」ポーン

曜「はい!」

実況「イナズマジャパン、細かくパスを繋いで上がっていく!」

曜「花丸ちゃん!」ポーン

花丸「ズララブハリケーン!」

DF「ラ・フラム!」カキィィィィン!

花丸「くっ!!」

実況「だがまたしてもアンヌが立ち塞がる!

GK「攻めろ!」ポーン

MF「はい!」

〜イナズマジャパンベンチ〜

輝「!!」ガタッ

善子「どうしたの影山?いきなりベンチを立ち上がって・・・」

輝「えっ!?いえ・・・・」

善子「?」

黒岩「・・・・・」

FW「せいっ!」

ダイヤ「フェンフオブダイヤ!」

ポーン・・・

審判「ピッ!」

実況「黒澤何とか弾いた!しかしイナズマジャパン、ピンチはまだ続くぞ。ローズグリフォンのコーナーキック」

審判「ピッ!」

MF「行くぞ!」ポーン

天馬「たあっ!」

実況「松風インターセプト!」

天馬「剣城!」ポーン

剣城「ああ!」

実況「松風からボールを受けた剣城!そのままローズグリフォン陣内へ切り込んで行く!」

剣城(少しでも天馬の負担を減らす!)

MF「行かすか!」

剣城「っ!」

MF「なっ!?」

実況「剣城、シャルルを抜いたぞ!」

剣城「梨子さん!」ポーン

梨子「千歌ちゃん行くよ!」

せんうた「オッケーなのだ!」

梨子「えいっ!」ポーン

せんうた「とりゃあ!!」

梨子「たああああああ!!」

ギュゥゥゥゥン!

梨子「レッドバンズ!」

DF「ラ・フラム!」カキィィィィン!

実況「だがまたしてもアンヌの守備に阻まれた!」

GK「アンヌ!こっちだ!」

DF「お願い致しますわ!」ポーン

GK「ルート・オブ・スカイ」ポーン

〜イナズマジャパンベンチ〜

輝「!!」ガタッ

善子「何!?なんでまたいきなり立ってるの!?」

輝「あの・・・監督!」

黒岩「・・・・」

輝「僕・・・あのディフェンスを破れる気がします!」

善子「え?」

黒岩「・・・・気がする、か。私はそんな曖昧な答え方しか出来ない選手を試合に出すつもりはない」

輝「!?」

黒岩「・・・・」

輝「・・・お願いします。僕にあのディフェンスを破らせて下さい!」

善子「影山・・・」

黒岩「いいだろう。流れを変えてこい」

輝「はいっ!!」

ルビィ「止めなきゃ!あっ・・・」ドサッ

ダイヤ「ルビィ!?」

FW「バリスタショット!」

ダイヤ「しまっ・・・!?」

ズバーン!

審判「ピー!」

実況「ゴール!ローズグリフォン逆転!これは試合を決める一撃となるか!?」

ダイヤ「ルビィ!!」

ルビィ「ごめんお姉ちゃん・・・この大事な場面で・・・失敗しちゃった」ポロポロ

ダイヤ「ルビィ・・・・」

黒岩「選手交代だ」

日本1-2フランス

曜「影山君、頼んだよ!」

輝「はい!」

善子「よく頑張ったわ。後は任せて!」

ルビィ「うん・・・・」グスン

実況「イナズマジャパン、ここで選手を交代するようです!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

輝(16) 花丸(7)

天馬(8)

善子(4) 鞠莉(6) 果南(2) 理亞(18)

ダイヤ(1)

輝「剣城君!・・・・・」ボソッ

剣城「わかった。やってみよう」

DF「・・・」

GK「アンヌ?」

DF「何だか嫌な予感がします。イナズマジャパン、何を仕掛けるつもりなんでしょうか?」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

剣城「天馬!」ポーン

天馬「任せろ!」

天馬(後半はある程度休ませて貰った!これならずっと全力でも後半は持つ!)

剣城「天馬!」

天馬「おう!」ポーン

剣城「バイシクルソード!」

DF「ラ・フラム!」

ギュゥゥゥゥン!!

輝「掛かった!」

DF「えっ!?」

剣城「輝!」

輝「うっぎいいいいいいい!!!」

ピタッ・・・

実況「何と!影山の叫びと同時にバイシクルソードが空中で動きを止めた!」

〜イナズマジャパンベンチ〜

黒岩「ローズグリフォンの左サイドバックはずば抜けた俊足と類稀な観察力でシュートと判断すると同時にゴール前まで駆け付け、正面に立つ。そして正面を捉えた必殺技に自らの必殺技をぶつけることでカットしてきた」

曜「速さと判断力を併せ持った守備の恐ろしさは身に染みたであります・・・」

黒岩「彼女を出し抜くにはシュート技を打ち、ラ・フラムを発動させてからシュートチェインで軌道をずらすしか方法はなかった」

曜「でもあれだけ観察眼が優れたアンヌを出し抜いてシュートチェインを決めようなんて、それこそ尋常じゃない速さが必要・・・」

黒岩「輝にはそれが出来る力があった。だから私はタイミングを計らせるために敢えてベンチに温存させた」

曜「・・・・なるほど」

DF(もう火を出しちゃった!技は・・・持たない!)

ドオオオオン!

DF「きゃっ!?」

輝「エクステンドゾーン!」

GK「何っ!?」

ズバーン!

実況「ゴール!イナズマジャパン、シュートチェインで同点に追い付いた!!」

日本2-2フランス

輝「僕が・・・日本代表としてゴールを、決めた」

剣城「やったな」スッ

輝「・・・・やったあああああ!!」ギュー!

剣城「おわっ!?」

天馬「輝ナイスシュート!」ドサッ!

せんうた「私も混ぜるのだ〜!」ドサッ!

果南「ハグー!」ドサッ!

善子「後1点!後1点取れば勝てる!」

☆☆☆☆

FW「ここで負けたら世界への扉が絶望的になる!負けたくない!バリスタショット!」

ダイヤ「ってえええええい!!フェンフオブダイヤ、V2!」

ポーン!

実況「イナズマジャパン守護神黒澤!この土壇場で必殺技がレベルアップしたぞ!」

ルビィ「V2!お姉ちゃん凄い!」

☆☆☆☆

DF「うおおおお!!」

天馬「そよかぜステップS!」

天馬「剣城!」

DF「行かせない!!」ズザー

剣城「うわっ!?」ドサッ!

審判「ピー!」

DF「ハッ!?」

実況「おっとこれは際どいプレー!ローズグリフォンファールを取られた!」

DF「ご、ごめんなさい!!」ペコリ

剣城「構わない。わざとじゃないんだろ?」スクッ

実況「剣城起き上がった!どうやら問題はなさそうですね」

実況「さあ、超次元サッカーとしては珍しくPK戦となりました」

審判「ピー!」

GK(右か、左か!?)

剣城「でえええええりやあああ!!」

GK(正面か!?)ヒュンッ!

ズバーン!

実況「ゴール!イナズマジャパン再び勝ち越し!」

日本3-2フランス

☆☆☆☆

実況「さあ残り時間も後僅か!イナズマジャパン、勝利なるか!?それともローズグリフォンが粘って引き分けに持ち込むか!?」

天馬「ワンダートラップ」

FW「そんな!?」

天馬「剣城!」ポーン

剣城「ふっ!」

実況「ボールは剣城へ渡った!だかそこへアンヌが駆け込む!」

DF「行かせませんわ!」

剣城「来い!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

実況「ここで試合終了のホイッスル!イナズマジャパン2連勝!」

せんうた「やった!勝ったのだ!!」ピョンピョン

☆☆☆☆

せんうた「イナズマジャパン2連勝なのだ!」

ダイヤ「上々の滑り出しですわね」

ルビィ「お姉ちゃん凄いよ!V2だよ!ルビィ、技が進化するところなんて始めてみた!」

ダイヤ「・・・」パーン

ルビィ「・・・・え?なんでルビィ今叩かれたの?」

ダイヤ「闘魂を込めましたわ!」ドヤァ

ルビィ(えええ・・・)

ダイヤ「これでルビィのゴッドハンドXもV2になりますわ!」

ルビィ「お姉ちゃん、ゴッドハンドXはレベルアップしてもV2にはならないよ。次は改だよ?」

ダイヤ「・・・・・・」






パーン!パーン!パーン!

ルビィ「ピギョエエエエエエ!!!」

☆☆☆☆

黒岩「次の対戦相手はイタリア代表オルフェウスだ」

輝「遂に来たね、剣城君」

剣城「ああ・・・」

葵「オルフェウスは最初の試合でローズグリフォンを、昨日の試合ではザ・キングダムを下してここまで2連勝、イナズマジャパンと同率首位のチームです」

鞠莉「打ち砕ーくっ! 打ち砕ーくっ!」

せんうた「・・・鞠莉ちゃんは何であんなにテンション高いのだ?」ボソッ

果南「鞠莉のパパがイタリア人だからだよ」ボソッ

せんうた「でもイタリアエリアには興味を示してなかったのだ」ボソッ

鞠莉「ついでに言うとマリーのパパはイタリア系のアメリカ人デース!」

せんうた「おい全然違うじゃねーか」ボソッ

果南「えー、似たようなもんでしょ?」ボソッ

鞠莉「ここでオルフェウスを倒せば決勝トーナメント進出は確定デース!決勝トーナメントがすぐ目の前に見えていてheartがburningデース!!」

ダイヤ「急にエセ外人みたいな喋り方になりましたわね・・・」

善子「・・・////」ソワソワ

花丸「まーた緊張してるずらか」

善子「きききき緊張?だ、だだだだだだ堕天使ヨハネがき、緊張など、あ、あああある訳が」ガクガクブルブル

花丸「・・・またおしっこ漏らしたんだね。後でオムツ替えてあげるから、もう少し辛抱するずら」ボソッ

善子「・・・・ごめんなさい////」ジョババババ

黒岩「これより、対オルフェウス戦に備えた練習を行う。各自着替えてからグラウンドに集合だ」

「「「はい!」」」

☆☆☆☆

せんうた「って言われて、グラウンドに来たものの・・・・監督が居ないのだ!」

果南「まあいつものことじゃん!とりあえず練習しよ!」

曜「必殺タクティクス覚えたいのであります!」

鞠莉「必殺タクティクス・・・確かに、アジア予選の決勝ではシャムシールに、ローズグリフォンにはルート・オブ・スカイと散々苦しめられたもんね」

曜「でしょ!?だからこそ、こっちがタクティクスを覚えれば戦局を優位に進められると思ってね!」

せんうた「流石曜ちゃんなのだ!」

曜「えへへ////」

せんうた「それで、何かイメージはあるのだ?」

曜「勿論!シャムシールの大砂漠砂嵐を参考にした突撃型必殺タクティクス!その名も、ポセイドンの槍であります!」

せんうた「おお!強そうなのだ!」

☆☆☆☆

曜「ハァ・・・ハァ・・・・自分で考案しておいてなんだけど、相当難しいなこれ」

せんうた「まだまだ!もう一回!」

曜「・・・・よし!」

せんうた「たああああ!!」

曜「梨子ちゃん!千歌ちゃんの前へ!」

梨子「はい!」

曜「剣城君は右側後方に、千歌ちゃんを守るように付いて!」

剣城「はい!」

曜「私は左側後方に付いて・・・・・千歌ちゃん!皆位置に付いたよ!」

せんうた「必殺タクティクス!ポセイドンの槍!」

ギュゥゥゥゥン!!

せんうた「うわっ!!」ドサッ!

曜「千歌ちゃん!?」

せんうた「すまないのだ・・・バテてしまったのだ・・・」

曜「・・・今日はここまでにしよう。初日でタクティクスをある程度形にしてくれたんだ。もう十分だよ。続きは明日やろ?」

せんうた「・・・わかったのだ」

剣城(このタクティクス・・・曜さんには自覚はないんだろうが無敵の槍とほとんど酷似している。こんな超難度のタクティクスを初日である程度様にするなんて・・・正直ここまでやれるとは思っても見なかった)

天馬「人を羨む前に自分を見つめ直せ。俯いた姿勢をシャキッと正そうぜ!」 ペチペチ

剣城「天馬?」

天馬「確かに皆凄い才能を持ってると思う。サッカーを始めてすぐに世界大会で順調に勝利を挙げて、擬似無敵の槍まで使えるようになって・・・・凄い成長スピードだもんね!」

天馬「でもそこで羨んでばっかりだと自分は成長出来なくなるし相手にどんどん差をつけられる。そうならないように、今自分に何が出来るのか?って考えるのは大事だと俺は思うんだ!」

剣城「・・・・何が言いたいんだ?」

天馬「いや、なんか皆凄いスピードで上手くなっていくのが羨ましくてさ!ちょっと後ろ向きになってた」

剣城(そう言えば天馬も1年で相当成長してたな。今更驚くほどでもなかったか)

天馬「ねえ剣城話聞いてる?」

剣城「えっ、ああ・・・」

天馬(何か最近素っ気ないんだよなぁ・・・)

☆☆☆☆

せんうた「ふぃ〜〜、いいお湯だったのだ」

梨子「あ、千歌ちゃん」

せんうた「梨子ちゃんこれからお風呂なのだ?」

梨子「うん!」

せんうた「じゃあ私も一緒にもう1回入るのだ」

梨子「えっ?」

せんうた「ダメ・・・?」ウルウル

梨子「ダメってことはないけど・・・」

せんうた「じゃあ一緒に入ろ♥ほら早く♥」ギュー!

梨子「わわっ!?引っ張らないで!」

〜大浴場〜

せんうた「気持ちいいのだ〜〜////」

梨子「やっぱり練習後のお風呂は気持ちいいね〜〜////」

せんうた「梨子ちゃんさっきまで練習してたのだ?凄いのだ〜〜////」

梨子「あ、あの・・・千歌ちゃん」

せんうた「ん〜〜?」

梨子「・・・・・何で私の膝の上に座ってるの?」

梨子(ち、千歌ちゃんの生尻が!!千歌ちゃんの生尻の柔らかい感触がああああああ!!!/////)カァァァ

せんうた「まあまあ、たまにはいいじゃん♥」

梨子「そ、そうね////たまにはいいわよね/////」

せんうた「あ、あのさ・・・///梨子ちゃんさえよかったら今日は一緒の部屋で・・・・////」ボソッ

梨子「えっ?」

せんうた「!?な、なんでもない!なんでもないよ!!」

せんうた「あー!逆上せそうなのだ!チカもうでるのだ!!」ザバン!

梨子「わっぷ!」

☆☆☆☆

梨子「お風呂はもう上がったのにお尻の感触がまだ残ってる・・・////」

善子「やっほー!リリー!」

梨子「あらよっちゃん」

善子「さっき千歌が凄い勢いで外に出てったけど・・・何があったのかわかる?」

梨子「・・・・・・さぁ?」

善子「・・・隣いい?」

梨子「勿論」

善子「・・・」スクッ

梨子「・・・」

善子「えっろ」

梨子「えっ?」

善子「お風呂上がりのリリーえっろ」

梨子「何が!?////」カァァァ

善子「ほんのりと赤くなってる顔から滲み出るエロス。後パジャマの胸元のボタンが空いてるのもエロス」

梨子「〜〜ッ!!」バッ

善子「気付いて慌てて隠す動作もえっろ」

梨子「部屋に戻る!うわああああん!!」

☆☆☆☆

せんうた「・・・えっと、梨子ちゃん?」

梨子「えろくないもん・・・私えっろじゃないもん」グスン

せんうた(何だかよくわからないけど梨子ちゃんがチカの部屋に来てくれたのだ♥)

ガチャリ

曜「千歌ちゃんあそぼー!ってあら?」

梨子「曜ちゃああああん!!」ギュー!

曜「わわっ!?なにっ・・・////」

梨子「私えろくないよね!?えっろじゃないよね!!?」

曜「不安と言う名のGRAVITY跳ね除けるんだ」

梨子「曜ちゃん?」

曜「えっろって思われたくないなら自分からえっろではないことを証明して善子ちゃんを跳ね除けるべきであります!」

梨子「曜ちゃん・・・わかった!私頑張る!」

☆☆☆☆

おおおおおおおおおおおお!!!
わあああああああああああ!!!

実況「ここ、ウミヘビ島スタジアムでは今大会屈指の好ゲームが行われようとしております!日本代表イナズマジャパン対イタリア代表オルフェウスの首位対決!果たしてこの戦いを制するのはどちらのチームになるのか!?」

〜イナズマジャパンベンチ〜

せんうた「この試合、勝てば決勝トーナメント進出はほぼ確実なのだ!」

鞠莉「でもそれは向こうも同じよね?」

せんうた「そう。だからこそ、この戦いは今まで以上に厳しくなると思う。皆戦う準備は出来たのだ?」

曜「バッチリであります!」

「「「おおお!」」」

せんうた「よし、皆気合い満点だね!じゃあチカから言うことは何もないのだ」

せんうた「・・・・勝つぞ!」

「「「「おおおおお!!!」」」」

黒岩「ルビィ、花丸。お前たちはベンチスタートだ」

花丸「んー、残念ずら」

ルビィ「良いタイミングで投入してくれよな」

黒岩「・・・・」

花丸「ルビィちゃん、いつでも出られるように一緒にアップするずら!」

ルビィ「おう!」

剣城「でえりゃあ!」

ダイヤ「っ!」

パシーン!

剣城「また腕を上げましたね」

ダイヤ「ええ。自分でも手応えが掴めてきた気がしますわ・・・今の感触を忘れないうちに、もっと打ち込んで下さい!」

剣城「・・・次は少し厳しいコースに打たせて貰います」

ダイヤ「ばっちこいですわ!」

鞠莉「ダイヤ、今日も調子良さそうデース!」

果南「うん!本選に入ってからゴールをしっかり守ってくれて、頼もしい限りだよ!」

鞠莉「次は私達の番よね、果南♥」

果南「勿論!」

理亞「お腹痛い」

善子「えっ!?」

理亞「お腹痛いからトイレ」

善子「ちょっ、理亞!?」

黒岩「ルビィ、出ろ」

ルビィ「はい!」

☆☆☆☆

実況「イナズマジャパン対オルフェウスの試合は、オルフェウスからのキックオフで試合開始となります!」

黒岩(見せてみろフィディオ。今のお前のサッカーを)

フィディオ(黒岩監督・・・俺は指導者として駆け出しで、貴方にはまだまだ遠く及ばない。だけどこの試合は必ず勝つ!)

審判「ピー!」

実況「さあキックオフです!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 輝(16)

天馬(8)

ルビィ(5) 鞠莉(6) 果南(2) 善子(4)

ダイヤ(1)

FW「うおおおおお!!」

果南「速い!」

実況「オルフェウスのエースストライカー、ニコル!華麗なテクニックで一気にゴール前だ!」

FW「見せてやる!監督直伝の必殺シュート!」

FW「オーディンソード!!」

ギュゥゥゥゥン!!

ダイヤ「はああっ!!フェンフオブダイヤ、V3!」

ポーン!

ルビィ「お姉ちゃん!また技を進化させたんだね!」

天馬「よし!反撃に移るぞ!」

せんうた「天馬君!」

天馬「!!」

せんうた「あれを使わせて欲しいのた!」

天馬「わかりました、お願いします!」ポーン

曜「梨子ちゃん!千歌ちゃんの前に!」

梨子「はい!」

曜「剣城君は右側に!」

剣城「はい!」

実況「何だこの陣形は!?イナズマジャパン、高海を囲うように桜内、渡辺、剣城で正三角形を作った!そしてその陣形を維持しながら前進だ!」

フィディオ(何を仕掛ける気だ!?)

曜「必殺タクティクス!ポセイドンの槍!」

ギュゥゥゥゥン!!

フィディオ(なっ!?あれはナイツオブクイーンの無敵の槍か!?)

「「うわああああ!!」」

実況「何と!?高海を中心とした4人から巨大な青いオーラが出た!オーラを纏いながら突き進むイナズマジャパン、オルフェウスの選手たちを吹き飛ばして行く!」

GK「こんなタクティクス、データにはなかった!」

せんうた「はぁっ!!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

GK「くっ、コロッセオガード!ぐわああああ!!」

カーン!!

実況「惜しい!ゴールならず!これはポストに嫌われた・・・」

せんうた「ああっ、外れたのだ」

☆☆☆☆

FW「オーディンソード!」

果南「ウォーターフォール!」カキィィィィン!

ダイヤ「フェンフオブダイヤ、V3!」

ポーン!

鞠莉「よし、ちかっち!」ポーン

せんうた「任せるのだ!」

DF「また来るぞ!?中央を固めろ!」

フィディオ「いや、それじゃあダメだ!」

DF「えっ!?」

せんうた「掛かったのだ!」ポーン

剣城「ふっ!」

DF「しまった!!」

実況「おっとオルフェウス、先程のタクティクスを意識し過ぎたのかサイドががら空きに!」

剣城「でりゃっ!」

GK「決めさせるものか!」ガバッ!

ポーン!

実況「ゴール前に切り込んだ剣城、枠一杯、高めのところにシュートを打つもキーパーベルナルドのパンチングで弾かれた!」

剣城「!!」キッ!

剣城「バイシクルソード!」

GK「何っ!?」

ズバーン!

実況「ゴール!剣城の巧みな連続シュートでイナズマジャパン先制!」

GK「くっ、あのノーマルシュートはわざとパンチングさせたのか!!」

剣城「フッ・・・」

日本1-0イタリア

〜オルフェウスベンチ〜

フィディオ(イナズマジャパンのエースストライカー、凄いな・・・左の高め一杯にノーマルシュートを打った後すぐに右の低め、ほぼワンバウンドしそうなところに必殺シュートを決めてくるなんて!)

フィディオ(っと!感心してる場合じゃない!指示を出さないと!)

☆☆☆☆

実況「試合は完全にイナズマジャパンペースだ!オルフェウス攻撃の糸口が掴めないまま時間だけが過ぎて行く!」

MF「うおおお!!」ズザー

輝「えいっ!」

実況「影山、スライディングに来たラフィーかわした!」

輝「うっぎいいいいい!!エクステンドゾーン!」

GK「コロッセオガード!」

ポーン!

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで前半終了のホイッスル!1-0、イナズマジャパンリード!」

〜イナズマジャパンベンチ〜

せんうた「ゴクゴク・・・ぷはぁ!オルフェウスの選手が思ったよりあのタクティクスを意識してくれて良かったのだ」

曜「実際形こそ出来上がったものの、まだ未完成のタクティクスだもんね」

梨子「だけど未完成のタクティクスであれだけ意識させることが出来たのは大きな収穫だと思う」

せんうた「よーし!後半もガンガン攻めるのだ!」

葵「剣城君ナイスシュート!はい、ドリンク」

剣城「サンキュ・・・・・あの1点はディフェンスがしっかりと守ってくれたから取れた1点だ」

葵「皆今日すごく活躍してるもんね。特にダイヤさん、アジア大会での不調を気にしてたから・・・ここに来て調子が上がってるのを見てこっちまで嬉しくなっちゃった♥」

剣城「そういうのは試合が終わってから本人に言ってやれ・・・・きっと喜んでくれる」

葵「うん!」

花丸「マルの出番はまだずらか?」

黒岩「・・・・」

花丸「・・・・仕方ない、出番が来るまでにトイレに行くずら」

善子(は、早くトイレに行かないと・・・またおもらししちゃう・・・・////)モジモジ

〜女子トイレ〜

花丸「うわ、地味に混んでるずら・・・・こりゃ後半開始までにはベンチに戻るのは難しいずらね。ある意味今日はベンチで助かったずら」

善子「〜〜ッ!!////」モジモジ

花丸(善子ちゃんもトイレに来たずらか。マルより後ろで並んでるけど、試合までにトイレ済ませられるのかな?)

善子「くっ・・・・////んっ!!」ギュッ!

ジャ~~~~・・・バタン

花丸「ふぅ、スッキリしたずら・・・・って!?善子ちゃん、またおしっこ漏らしたずらか・・・」

善子「グスン・・・・////」ジョバババババ

女性客「ねぇあれってイナズマジャパンの・・・」

女性客「間に合わなかったんだ。可哀想・・・」

女性客「だ、大丈夫よお嬢ちゃん!このことは誰にも口外しないから!」

女性客「女子トイレまで頑張って我慢できたのは不幸中の幸いだと思って、ね?」

女性客「元気出して!」

女性客「とりあえず貴女はグラウンドに戻ったら?この娘は私達が見ておくから!」

花丸「あ、ありがとずら!聖良さん呼んでくるから、善子ちゃんはもう少しそこで待ってて!」

善子「・・・/////」

☆☆☆☆

花丸「という訳だから、至急女子トイレに向かって欲しいずら」ボソッ

聖良「わかりました!」ボソッ

聖良「空野さん!少しベンチを空けます!」

葵「わ、わかりました!」

理亞(あれ、姉様?あんな慌てて何処へ行くんだろ?)

黒岩「花丸、入れるか?」

花丸「任せて下さい!」

果南「花丸、しっかりやんなよ」

花丸「果南ちゃんこそ、足を引っ張らないでね」

果南「言ってくれるね。ま、そんだけ余裕があるなら問題なし!」

花丸(善子ちゃん・・・仇は討ってくるからね!)

実況「さぁイナズマジャパンボールで後半開始です!」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

剣城「天馬!」ポーン

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 輝(16)

天馬(8)

ルビィ(5) 鞠莉(6) 果南(2) 花丸(7)

ダイヤ(1)

FW「行かせない!」

天馬「曜さん!」ポーン

曜「オッケー!」

実況「イナズマジャパン小刻みにパスを繋いで上がっていく!」

曜「千歌ちゃん!」

せんうた「任せるのだ!」

DF「うおおおおお!!」

せんうた「スパークエッジドリブル!」

DF「うわっ!!」

実況「イナズマジャパン、前半の勢いそのままに攻め続ける!」

裸のちかおじ「うおおおお!!」

せんうた「爆熱!!」

裸のちかおじ「ストオオオオオムッ!!!!」

せんうた「ストーム!」

GK「ライトニングアックス」

パシーン!

GK「上がれ!」ポーン

実況「高海渾身のシュートもベルナルド、新たな必殺技で難なく止めた!」

ライトニングアックス・・・オリジナル技。雷を纏った拳でボールを叩き落とす。モーションはいかりのてっついと同じ

FW「うおおおおお!」

天馬「たあっ!」ズザー

FW「あっ!?」

実況「ニコル、ボールを奪われた!オルフェウス、攻撃のリズムを掴めない!」

天馬「せんうたさん!」ポーン

せんうた「曜ちゃん!」

曜「!」

せんうた「・・・・」コクッ

曜「・・・・わかった。必殺タクティクス!ポセイドンの槍!」

ギュゥゥゥゥン!!

DF「・・・・」

DF「・・・・」

曜(やっぱりそう来るよね・・・ポセイドンの槍が威力を発揮するのは4人揃って突撃している間だけ!千歌ちゃんがシュートをする直前には皆それぞれバラバラに離れて行くからタクティクスが切れて一瞬隙が出来る!それがこのタクティクスの弱点!)

フィディオ(そこを突けば!)

プツン・・・

DF「今だ!」

DF「うおおおおお!!」

曜(どんな戦術にだって必ず弱点はある。だけど弱点は、時に最高の攻撃を生むこともある!)

せんうた「スパークエッジドリブル!!」

DF「何っ!?」

フィディオ「しまった!タクティクスの隙を突かせてプレッシャーを掛けに行ったディフェンスを必殺技で弾き飛ばすのが目的だったのか!?」

DF「「うわあああああ!!」」

せんうた「剣城君!」チョンッ

剣城「はい!!」

実況「ボールはまたも剣城へ!」

GK「今度こそ止める!」

剣城「・・・フッ」

バサッ!バサッ!

曜「あれはデビルバースト!?」

梨子「いや、デビルバーストの何倍も羽が大きい!」

剣城「・・・・」

バチイイイイイイ!!!

実況「何だこの技は!?剣城の背中から生えた黒い翼が、ボールにエネルギーを溜めている!」

剣城「はあっ!!」

実況「飛んだぞ!」

剣城「漆黒のデーモンロード」

ギュゥゥゥゥン!!!

GK「〜〜ッ!?うわあああああ!!」

ズバーン!

実況「ゴール!剣城の新必殺技でイナズマジャパン、待望の追加点だ!」

日本2-0イタリア

漆黒のデーモンロード・・・オリジナル技。背中から巨大な黒い翼を生やし、ボールにエネルギーを溜める。その後超高速の半時計回転で空中へと飛び、右足でボールを蹴る

天馬「剣城!とうとう完成したんだね!新必殺技!」

剣城「ああ」





せんうた「すごいのだ・・・」

梨子「凄いなんて生易しいものじゃないわよ・・・あの技、レッドバンズの何十倍も威力があるわ」

曜「ここに来てこんなに凄い技が生まれるなんて・・・・」

天馬「皆!試合はまだ終わってないよ!集中して行こう!」

せんうた「ハッ!?感心してる場合じゃない!試合はまだ終わってないのだ!」

〜イナズマジャパンベンチ〜

善子「ご、ごめんなさい・・・////遅れました・・・・////」

葵「・・・・」

理亞「」(゚д゚)

善子「な、何この空気?イナズマジャパンもしかして逆転され・・・・」

日本2-0イタリア

善子「何だ、勝ってるじゃない。何で皆そんなに静まってるのよ」

黒岩「よく見ておくんだな。これからフィールドで起こることを」

聖良「えっ?」

FW「オーディンソード!」

ダイヤ「私だって!!フェンフオブダイヤ、V4!」

ポーン

鞠莉「ナイスセーブ、ダイヤ!」

MF「うおおおおお!!」ズザー

鞠莉「シャイニーフェザー、V2」

MF「あっ!?」

鞠莉「剣城!」ポーン

〜イナズマジャパンベンチ〜

善子「何・・・皆、いつの間にこんなに強くなってるの!?」

葵「驚くのはまだ早いですよ・・・・」

善子「どういう・・・・」

バチイイイイイイ!!!

善子「!!?」

聖良「こ、これは・・・」

剣城「漆黒のデーモンロード!でえええええりゃあああ!!」

ズバーン!

実況「ゴオオオオオオル!!!何と剣城!オルフェウスを相手にハットトリック!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

実況「ここで試合終了のホイッスル!3-0、イナズマジャパン決勝トーナメントの進出決定!」

日本3-0イタリア

☆☆☆☆

フィディオ「・・・完敗です」

黒岩「・・・・」

フィディオ「だけど俺は諦めません。この敗北を糧に、必ず決勝トーナメントでリベンジしてみせます!」

黒岩「そうか・・・・」

フィディオ「・・・ありがとうございました!」

黒岩「フッ・・・」

曜「やったよ千歌ちゃん決勝トーナメント進出だ!」

せんうた「う、うん・・・」

曜「千歌ちゃん?」

せんうた「いや、この試合は・・・今まで以上に圧倒的な勝利を収めたものだから・・・・なんだかあまりイナズマジャパンの勝利!って気がしないのだ」

曜(千歌ちゃんの汗の匂い嗅いでたらクラクラしてきたのであれます・・・もう我慢できない・・・)脇の下ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ

せんうた「うひゃっ!?よーちゃんなにしてるのだ!?」

曜「はっ!?む、無意識に・・・・////」

せんうた(曜ちゃんとはしばらく距離を置くのだ・・・)

☆☆☆☆

黒岩「次の対戦相手が決まった。ブラジル代表ザ・キングダムだ」

葵「ザ・キングダムはここまでリトルギカントに勝利、オルフェウスに敗戦、ローズグリフォンに引き分けと1勝1敗1引き分けと来ています」

聖良「次のリトルギカント対オルフェウスの成績次第では、ザ・キングダムにも決勝トーナメント進出のチャンスは十分あり得るでしょうね」

鞠莉「オルフェウスが2勝1敗で、リトルギカント1勝2敗・・・ローズグリフォンは全日程を終えて3敗と1引き分けでグループ敗退が決まってるのよね」

聖良「はい」

花丸「監督、質問があるずら」

黒岩「なんだ?」

善子「私達はもう決勝トーナメント進出が決まった訳だし、主力温存とかするんですか?」

黒岩「温存は考えていない、毎回全力でやるだけだ」

ルビィ「ということは、次のブラジル戦も・・・」

黒岩「勿論勝つ」

せんうた「やっぱりそうじゃないと面白くないのだ!」

曜「よーし!ブラジル戦に備えて練習であります!」

「「「おー!」」」

☆☆☆☆

剣城「でえええりゃあ!!」

ダイヤ「ぐっ!!あっ!!」

ズバーン!

ダイヤ「くそ!また止められませんでしたわ・・・」

剣城「ですがだいぶ正面で捉えられるようになってますよ」

ダイヤ「・・・さあ、どんどん打ち込んで下さい!」






せんうた「よっ・・・くっ!ふっ、えいっ!」

果南「たあっ!」ズザー

せんうた「わっ!」

ポーン

せんうた「流石果南ちゃん・・・守りが固いのだ」

果南「次はもっと厳しく行くよ!」

せんうた「おう!」

葵「皆いつも以上に気合い入ってますね!」

聖良「次のブラジル戦もそうですけど、その先の決勝トーナメントも戦う訳ですからね。燃えない訳はないかと!」

葵「そうですよね!」

天馬「葵ー!ドリンク頂戴!」

葵「はーい!今行くね!」

理亞「姉様、私もドリンク」

聖良「はい♥」

理亞「ありがと」ゴクゴク

花丸「行くずら!」

善子「たああああ!」

花丸「ずらん!」ヒョイッ

善子「あ゙っ!?」

花丸「てぇい!!」

ギュゥゥゥゥン!!

ルビィ「うゆ!」

パシーン!

ルビィ「花丸ちゃん、シュートの威力がだいぶ上がったね!」

花丸「ルビィちゃんこそ、流石の鉄壁ずら!」

善子「ヨハネは!?」

花丸「まだまだずらね」

善子「ムッキー!今に見てなさい!必ずあんたからボールを奪うんだから!」

花丸「じゃあやってみるずら」ニヤニヤ

善子「バカにしてー!」

花丸「ずらん♥」ヒョイッ

善子「わっぷ!」ドサッ

☆☆☆☆

せんうた「ひー、今日も練習疲れたのだ・・・」

梨子「皆格段にレベルが上がったもんね。その分1つのプレーごとに掛かるプレッシャーも凄くて、体力の消耗が早まっちゃうのがキツいかな?」

せんうた「だけどやり甲斐はあるのだ!」

梨子「・・・・うん」

せんうた「魔剤飲みたい」

梨子「確かに喉乾いたね。一緒に買いに行こっか」

せんうた「うん♥」

〜自販機〜

せんうた「ぷはぁ!生き返る!練習中にスポドリ飲むのも美味しいけど、練習後のエナジードリンクは格別なのだ!」グビグビ

梨子「飲み方おじさん臭っwww」

せんうた「うっ・・・・////」カァァァ

せんうた(梨子ちゃんの前ではしたない飲み方しちゃったのだ・・・////凄く恥ずかしいのだ・・・・////)

梨子「・・・・やっぱり、通用しなくなったね。レッドバンズ」

せんうた「え?」

梨子「千歌ちゃんの言った通りだった。世界の壁は思う以上に分厚くて・・・固い」

せんうた「・・・」ゴクッ

梨子「・・・なーんて、せっかく3連勝で決勝トーナメント進出決めたのに、自分のことでナーバスになってる暇なんてないよね!帰ろ!明日も練習頑張らなきゃ!」

☆☆☆☆

果南「よっ!」

せんうた「果南ちゃん」

果南「これからお風呂?」

せんうた「うん」

果南「実は私も。一緒に入ろうよ!」

〜大浴場〜

果南「ふぃ〜♥気持ちいいねぇ〜♥」

せんうた「うん・・・」

果南「千歌、またおっぱい大きくなった?」

せんうた「え?そう?自分じゃまるで気付かったのだ」

果南「・・・何か元気ないね。練習の疲れ?」

せんうた「・・・・まあ、そんなところ」

果南「まあここ最近は今までにないプレッシャーを抱えて戦ってきたもんね。特に千歌はキャプテンとして色んなもん背負ってきた訳だし・・・・」

せんうた「・・・・・」

果南(もしかして今の千歌は自分でも気付いてない程疲弊してるんじゃ?)

せんうた「・・・・・・」

☆☆☆☆

黒岩「今日の練習は休みとする」

曜「えー、休みなの?」

ダイヤ「まあまあ。決勝トーナメント進出が決まってる今、疲労回復を計る休暇を取るにはこれ以上にない絶好のタイミングですからね」

曜「・・・まあ、確かに」

ダイヤ「という訳ですから私はフランスエリアに売っている人気プリンを食べに行きますわ!」

曜「じゃあ・・・・私温水プールに!」

鞠莉「乗馬ー!」

花丸「図書館へ!」

天馬「剣城!カードゲームで勝負だ!」

剣城「いいだろう!!」

せんうた「・・・」

果南「千歌?」

せんうた「えっ?ああ。休みなんだよね?」

梨子「千歌ちゃん。ちょっとそこら辺を一緒に散歩しよ?」

せんうた「いいけど・・・」

果南(ここは梨子ちゃんに任せるか・・・・)

☆☆☆☆

梨子「風が気持ちいいね」

せんうた「うん・・・・」

梨子「・・・もしかして、私のせい?」

せんうた「えっ?」

梨子「わかるよ。だって千歌ちゃん、昨日までは凄く元気だったのに・・・今日はなんだか悩んでるみたい」

せんうた「なんで・・・」

梨子「正直言って。私の昨日のあの発言が、千歌ちゃんに余計なことを考えさせちゃった?」

せんうた(言えない・・・実は昨日から梨子ちゃんとデートする方法を必死で考えてたなんて・・・こんな真面目な空気で絶対に言えない!!)

せんうた「い、いやー!そ、そそそそんなことは無いよ!チカは至って元気だよ!」アセアセ

梨子「なら・・・・いいんだけど」

梨子(何も言ってくれない・・・・やっぱり私じゃ、千歌ちゃんを助けてあげられないのかな?)

せんうた「さ、さあ!休みはまだ始まったばっかりなんだし!一緒に色んなとこ回るのだ!」

剣城「まずは俺から!バイシクルソード!」

天馬「流石剣城!でも今日の俺は一味違うよ!嵐・竜巻・ハリケーン!」

剣城「腕を上げたな、天馬!」

天馬「まだまだ、行くぞー!」





せんうた「あの2人・・・カードゲームで凄い盛り上がってるのだ」

梨子「じゃあ私着替えてくるね」

せんうた「あっ!チカも着替えるのだ!」

〜せんうたの部屋〜

せんうた「り、梨子ちゃんとのデート////何を着て行こ・・・・////」

コンコン

果南「千歌ー、入っていい?」

せんうた「果南ちゃん?どうぞー」

ガチャリ

果南「お邪魔しまーす・・・ってうわ!!服散らかってる!どしたの?」

せんうた「えへへ・・・////これから梨子ちゃんとデーt・・・・出掛けるから着替えようとしてたのだ////」

果南「ふ〜ん・・・」ニヤニヤ

せんうた「な、なんなのだその笑い方・・・////」カァァァ

果南「【デート】、しっかり楽しんで来なよ」

せんうた「〜〜ッ////か、果南ちゃん!!」

果南「お邪魔虫は部屋に戻らせて貰うね〜」ニヤニヤ

せんうた「んもう!!」

〜玄関〜

梨子「ご、ごめん。待たせた?」

せんうた「ううん。チカも今着替え終えたとこ♥」

せんうた(き、今日の梨子ちゃん・・・・いつも以上に可愛いのだ////)ポー

梨子(あれ!?千歌ちゃんなんか動きやすそうな格好してる!も、もしかして私・・・変に変に意識し過ぎた!?)ガーン

※二人ともバレンタインメッセージの時の格好をしています

梨子「・・・・・・それじゃあ、行こっか」

せんうた「なのだ・・・////」





剣城「剣聖、ランスロット!」

天馬「魔神ペガサスアーク!」

「「勝つのは俺だ!」」

剣城「まだまだだな」

天馬「くっそー!もう1回勝負だ!」

剣城「いいぜ。今度はデッキを変えて勝負だ!」

((こいつらうるせええええ!!何で玄関でカードゲームしてるの!?せめて部屋でやってよ!))

☆☆☆☆

せんうた「早速フランスエリアに来たのだ!美渡ねえ達にお土産を買っていくのだ!」

梨子「いいね。だったら私もお母さんにお土産を買っていこ」

せんうた「そのあとはイタリアエリアまで行って、スパゲッティ食べよ!」

梨子「いいね。剣城君や聖良さん達も美味しいって言ってたし」

せんうた「それから遊園地で日が暮れるまで遊ぶのだ!」

☆☆☆☆

実況「FFIU-18Bブロックも、いよいよ残すところはここ、コンドル島スタジアムで行われる日本代表イナズマジャパン対ブラジル代表ザ・キングダムの1戦のみとなりました!」

葵「昨日ウミガメ島スタジアムで行われたオルフェウス対リトルギカントの試合、リトルギカントが1-0で勝利して、両チームリーグ戦成績を2勝2敗にしています」

聖良「イナズマジャパンの1位通過は確定しましたが、ブラジルもこの試合に勝てば決勝トーナメント進出が決まるわけですからね。厳しい試合になるかと思います」

黒岩「ルビィ、キーパーに入れ。ダイヤはディフェンスだ」

ルビィ「はい!」

黒岩「輝と理亞はベンチで待機、いつでも出られるように準備をしておけ」

「「はい!」」

善子「あの、監督、私は・・・?」

黒岩「ディフェンスに入れ」

善子(温存は考えてないって言われた時は試合に出られないと思ってたけど・・・もしかして監督は私を戦力として見てくれてる!!)

善子「はい!」

花丸「良かったずらね♥」

☆☆☆☆

実況「決勝トーナメント進出を懸けた最後の一戦、イナズマジャパンボールで間もなくキックオフ!」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

剣城「せんうたさん!」ポーン

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 剣城(10)

せんうた(3)

曜(9) 花丸(7)

天馬(8)

ダイヤ(17) 鞠莉(6) 果南(2) 善子(4)

ルビィ(20)

FW「たあっ!」ズザー

せんうた「わっ!」

ポーン

実況「高海、開始早々にボールを奪われた」

FW「ミゲル!」ポーン

MF「おう!」

曜「たああああ!」

MF「デザートドリフト!」

曜「あっ!!」

MF「ソフィーヤ!」ポーン

FW「はい!」

実況「ザ・キングダム前線にボールが繋がった!」

FW「バブルボイル!」

ルビィ「ゴッドハンドX・・・改!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

善子「改!?い、いつの間に進化させてたの・・・」

花丸「ルビィちゃん!こっちずら!」

ルビィ「えい!」ポーン

実況「国木田がドリブルで上がっていく!」

MF「抜かせるか!」

花丸「デコイリリース」パチン!

ヒュン!ヒュン!

MF「なっ!?分身した!?ど、どれが本物だ!?」

花丸「・・・・」パチン!

実況「国木田新必殺技でドナルドを抜いた!」

善子「花丸まで・・・・」

花丸「千歌ちゃん!」ポーン

せんうた「さっきのミスは取り返す!」

DF「うおおおおお!」

せんうた「スパークエッジドリブル、V2」

DF「うわああああ!!」

せんうた「頼んだよ!」ポーン

剣城「はいっ!」

実況「イナズマジャパンエースストライカー剣城にボールが渡った!」

剣城「でぇい!」バサッ!

バチイイイイイイ!!!

剣城「漆黒のデーモンロード!でえええええりゃあああ!!」

GK「シュートブレイクV3!」

ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!ゲシ!

GK「ぐわあああああああ!!」

ズバーン!

実況「決まったあああ!イナズマジャパン、今日の試合も先制!」

剣城「フッ・・・」

MF「・・・・・いらつくんだよな、ああいうの」ボソッ

日本1-0ブラジル

審判「ピー!」

実況「ザ・キングダムのボールで試合再開です」

FW「ミゲル!」ポーン

MF「オッケー!」

MF「こっちだ!」

MF「おう!」ポーン

実況「ボールを受け取ったペドロ、イナズマジャパン陣内へ切り込んでいく!」

鞠莉「たああ!!」ズザー

MF「くっ!」

ポーン

鞠莉「天馬!」ポーン

天馬「はい!」

MF「・・・・さーて、そろそろやるか」ボソッ

剣城「こっちだ!」

天馬「頼む!」ポーン

剣城「ふっ!」ギュゥゥゥゥン!

MF「させるかー!」ギュゥゥゥゥン!

実況「剣城とドナルドが高く飛んだ!」

剣城(よし!取れる!)

MF「・・・・わああああっ!」グラッ

実況「おっと!?ドナルド空中で体勢を崩した!」

MF「がふっ!」ドサッ

剣城(何っ!?今普通に着地したら相手の腕が!!くっ・・・・!!!)

グニャリ・・・









剣城「〜〜ッ!!」ドサッ

MF「・・・・・・」ニヤリ

剣城「がっ・・・・ぁ゙ぁ゙」

天馬「剣城・・・」

審判「ピー!」

FW「ドナルド!怪我は・・・!?」

MF「俺は大丈夫。だけどあの人が・・・・」

剣城「〜〜ッ!!」

実況「おっと、剣城立ち上がれません!」

天馬「剣城!」

剣城「・・・・くっ!!」

実況「VTRを見てみましょう」

解説「これは・・・・先程空中でバランスを崩したドナルド選手の手が偶然、剣城選手の足元に伸びてしまったようですね。恐らく剣城選手は腕を踏みそうになったことに気付き、咄嗟に避けたのでしょう。しかし着地に失敗してしまい足を痛めてしまったのだと思われます」

実況「なるほど・・・おっと!担架が来ました!どうやら剣城、戦列復帰は無理の模様!これは非常に痛い!」

剣城「天馬すまん、後は頼む・・・・・」

天馬「剣城・・・」

黒岩「選手交代、剣城に変わって影山」

黒岩「高海、フォワードに入れ」

せんうた「は、はい!」

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) せんうた(3) 輝(16)

曜(9) 天馬(8) 花丸(7)

ダイヤ(17) 鞠莉(6) 果南(2) 善子(4)

ルビィ(20)

実況「思わぬアクシデントがありましたが、イナズマジャパンボールで試合再開です」

審判「ピー!」

曜「果南ちゃん!」ポーン

果南「っ!」

果南「天馬君!」ポーン

天馬(剣城・・・無事でいてくれ!)

天馬「せんうたさん!」ポーン

せんうた「えっ!?」

GK「・・・・・」ポスッ

実況「おっと松風これは強く蹴り過ぎた。ボールはキーパー、エンゾに渡ってしまう」

天馬「〜〜っ!」

葵「天馬・・・」

☆☆☆☆

曜「梨子ちゃん!」ポーン

梨子(高い!取れない!)




DF「隙だらけだ!」

花丸「あっ!?」

実況「あっとイナズマジャパン、剣城の離脱が響いたのか攻撃がチグハグだ!」

FW「うるああああ!!」

ズバーン!

実況「ゴール!ザ・キングダム同点!」

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで前半戦終了!」

日本1-1ブラジル

〜イナズマジャパンベンチ〜

天馬「剣城・・・」

黒岩「何処へ行く?」

天馬「何処って・・・医務室に・・・・」

黒岩「必要ない」

天馬「必要ない・・・・何で・・・・・!?」

葵「・・・・・剣城君、病院に搬送されたの」

天馬「えっ・・・・」

葵「相当酷いみたい・・・少なくとも医務室じゃとても設備が足りないって・・・・」ポロポロ

天馬「嘘だろ・・・・」ドサッ

葵「・・・・」グスン

☆☆☆☆

実況「イナズマジャパン対ザ・キングダム後半戦開始、間もなくキックオフです」

実況「ピー!」

FW「・・・」ポーン

MF「うおおおおお!!」

せんうた「たあ!」ズザー

MF「そんな甘いスライディングで俺が捉えられるか!」

せんうた「くっ!」

天馬「うおおおおおお!!」ドガッ!

MF「ぐっ!!」ドサッ

審判「ピー!」

実況「おっと松風!これはファウルを取られた!」

天馬「そんな・・・・〜〜ッ!」

☆☆☆☆

MF「おるぁ!!」

ズバーン!

審判「ピー!」

日本1-2ブラジル





FW「はあっ!」

ズバーン!

審判「ピー!」

日本1-3ブラジル

実況「イナズマジャパン最早戦意喪失!しかしザ・キングダムの猛攻は止まらない!」

ズバーン!

審判「ピー!」






MF「さて、どうせなら2桁得点でも視野に入れるか?」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

MF「おっ?」

実況「ここで試合終了のホイッスル!ザ・キングダム決勝トーナメント2位通過決定!」

日本1-9ブラジル

☆☆☆☆

天馬「・・・・」ボー

せんうた「天馬君・・・さっきからずっとあんな調子なのだ」

曜「仕方ないよ。剣城君・・・全治1ヶ月って診断されたみたいだし」

梨子「しばらくはライオコット島の病院で入院するみたいだけど・・・・」

鞠莉「全治1ヶ月・・・決勝トーナメントにはとても間に合わないわね」

天馬「・・・・・・」ボー

☆☆☆☆

黒岩「剣城を代表メンバーから外す」

天馬「・・・・!」ギリッ

葵「天馬・・・」

天馬(・・・今日の試合、1番悔しかったのは剣城自身なんだ。本当は剣城だって、世界のフィールドに立ちたかった筈だ。世界の頂点を争える俺達がしっかりしなきゃどうする!剣城のことを気にし過ぎて調子を崩したら、それこそ剣城に合わせる顔が無くなっちゃう!)

せんうた(天馬君の目に光が戻ったのだ!)

天馬「・・・俺達は世界を相手に戦わなきゃいけない。そして世界の頂点を取ることを期待して、応援してくれるたくさんの人が居る。いつまでも剣城のことを考える訳にはいかない、そんなの剣城だって望んでない筈だから!」

せんうた(天馬君・・・何て強さなのだ!剣城君の離脱で1番辛いのは天馬君の筈なのに、こんなに早く腹を括るとは!!)

鞠莉「・・・監督。剣城が居ない今、イナズマジャパンの選手層はとても薄いです。メンバーの補強を行うべきかと」


鞠莉「監督っ!」

ガチャリ・・・

鞠莉「・・・・あくまでも補強はなし、か」

果南「相変わらず、何を考えているのか読めない人だな」

善子(12人しか居ない訳だし、まさかヨハネがベンチってことはないわよね!?)ドキドキ

ルビィ「ま、多分ね。善子ちゃん頑張んなよ」

善子「ありがとう。ってまるで心を読んだかのような絶妙のタイミングでの返しね」

ルビィ「顔に出てたよ」

善子「ヨハネそんなにわかりやすい顔してた?」

ルビィ「うん」

〜翌日〜

葵「1人1枚ずつ取ってって下さい」

せんうた「葵ちゃん。この手紙はなんなのだ?」

葵「あ、はい。これはですね、ロシア代表の方々からの招待状です」

曜「招待状?なんの?」

葵「パーティーへの招待状です」

梨子「パーティーって・・・またどうして?」

葵「何でも、世界の頂点を争う前に決勝トーナメント進出国同士で親睦を深め合いたいんだとか」

果南「ふーん。世界の頂点を懸けて争う相手と仲を深めてやりにくさでも作ろうってとこ?随分安っぽい手段に出たもんだ」ソワソワ

鞠莉「あら?意外と釣れないこと言うのね。マリーはパーティー好きだから誘いに乗せて貰うけどね♥」

果南「・・・・誰も行かないとは言ってないじゃん」

鞠莉「素直じゃないわね♥」ツンツン

果南「////」プイッ

ダイヤ「当然、私も行きますわよ!」

善子「何か、ダイヤのテンション高くない?」ボソッ

ルビィ「えっとね・・・ロシア代表の監督って、絵里ちゃ・・・・・絢瀬絵里さんだから」

ダイヤ「憧れのエリーチカに会えるなんて、夢のようですわ!!」キラキラ

善子「・・・・なるほど」

葵「はい、監督も」

黒岩「ああ・・・・準備が出来たらバスに乗り込め」

「「「はい!」」」

〜バス内〜

ダイヤ「エリーチカに会うのが楽しみですわ〜♥」

花丸「ねえルビィちゃん・・・オラのドレス姿、変じゃない?田舎者丸出しってバカにされたりしない?」ソワソワ

ルビィ「大丈夫、すごく似合ってる!」

花丸「良かったずら」

善子「・・・・」ソワソワ

ルビィ「善子ちゃんも似合ってるよ!」

善子「もう・・・ダメ・・・・////」ジョボボボボボボ

花丸「・・・・善子ちゃん、またおもらしずら?」ボソッ

善子「だ、だって・・・仕方なかったのよ。パーティーなんて初めてだから・・・・・緊張しちゃって/////」

花丸「緊張しちゃってトイレに行き忘れたんだね?」

善子「////」コクッ

花丸「善子ちゃんは相変わらず緊張しいずら」

善子「ぅぅ・・・・////」

花丸「・・・・おむつはちゃんと持ってきた?」

善子「・・・・・部屋に忘れちゃった」

花丸「だと思って、念のためにマルの方で用意してきたずら。会場に着いたらおむつ替えてあげるから、それまでの辛抱ずら」

善子「・・・・ありがと////」

ルビィ(母と小さい娘みたいなやり取りだけど・・・2人とも同い年なんだよなぁ)

〜パーティー会場〜

せんうた「会場に着いたのだ!」

黒岩「来たか。では受付で招待状を渡すように」

葵「あの、天馬達は?一緒じゃなかったんですか?」

黒岩「予定より早く着いたからな、松風と輝には先に会場に入って貰った」

☆☆☆☆

せんうた「手続きも済んだし、パーティーを楽しむのだ!」

曜「クンクン・・・美味しそうな匂いがあっちから!」

花丸「トイレ何処にあるずら?」

受付嬢「あっちにあります」

花丸「善子ちゃん行こう」

鞠莉「あ、マリー達も行っとこ」

果南「そだね〜」

ルビィ「あ、ルビィも・・・////」

曜「ご飯ー!」

梨子「あっ、曜ちゃん行っちゃった・・・・まあいいや。トイレに行こ」

理亞「姉様!」

聖良「今の内に行っておきましょう」

せんうた「皆でトイレ〜!」

☆☆☆☆

天馬「・・・用を済ませたからトイレから出てみるとイナズマジャパンのメンバーが集団でトイレに入って行った」

輝「シュールな光景ですね」

天馬「まあいいや、会場に戻ろっか」

輝「はい」

☆☆☆☆

絵里「本日は急な招待の中参加して頂き、誠にありがとうございます。ロシア代表ホワイトエンジェルスの監督、絢瀬絵里です」

黒岩「イナズマジャパン監督の黒岩です」

ガシッ

ダイヤ「黒岩監督が・・・エリーチカと握手していますわ!羨まし過ぎですわ!」

曜「おいひい!らいやはん、ほれほっへもおいひいよ!!」モグモグ

ダイヤ「口に物入れながら喋らないで下さいまし。お下品ですわよ」

曜「あっ・・・・////」ゴクン

曜「・・・・・そうだった。ここパーティー会場だった////」

|X||^.-^||「おほ^〜そんな曜さんも可愛いですわ〜(気を付けるのですわよ)」

曜「ダイヤさん、逆になってるよ」

|X||^.-^||「お口を拭いてあげまちゅね〜♥」

曜「開き直ったでありますか」

せんうた「さぁ、パーティーを楽しむのだ!」

天馬「はい!」

「天馬」

天馬「え?はぁっ!!」パァァァ

白竜「久しぶりだな」

雪村「レジスタンスジャパンとして試合した時以来だね」

天馬「白竜!雪村さん!」

せんうた「天馬君、知り合いなのだ?」

天馬「はい!」

白竜「イナズマジャパンのキャプテン、高海千歌さんですね。初めまして」

せんうた「は、初めまして!」ペコリ

白竜「ロシア代表ホワイトエンジェルスのキャプテン、白竜です」

せんうた「ろ、ロシア代表のキャプテン!?」

天馬「ロシアは確かAブロックを4戦全勝で1位通過したんだよね?」

白竜「ああ。メディアからはグループ敗退濃厚と言われていたのを大きく狂わせた完全勝利でな」

天馬「・・・やっぱり白竜は凄いな。流石、剣城のライバルを名乗るだけのことはあるよ」

白竜「・・・・・剣城の件は聞いている。だからと言って同情はしない。無論、手加減するつもりもない」

雪村「俺達だって、世界の頂点を取りたいんだ」

天馬「白竜・・・雪村さん・・・・」

白竜「とは言ったが、折角の機会だ。今はこのパーティーを楽しもう」

雪村「そうそう!話したいことはいっぱいあるからね!」

天馬「はい!」

☆☆☆☆


花丸「ん〜〜♥とっても美味しいずら〜〜♥」

ルビィ「理亞ちゃん、あーん♥」

理亞「////」パクッ

善子「ゴクゴク・・・・・ぷはぁ!!これ凄く美味しいわね!飲み心地もさわやかだし、何てジュースなのかしら?もう一杯飲もっと♥」

聖良「そんなにガブガブ飲むと、またおしっこ漏らしちゃいますよ・・・」

善子「・・・・お、おむつしてるからいいもん////」カァァァ

聖良「・・・おしっこしたくなったら私か花丸さんに報告して下さいね」

善子「その前にトイレに行くわよ!そこまで子供じゃない!」プンプン

聖良(怒らせてしまいましたね・・・)

葵「////」ソワソワ

聖良「あれは・・・・」






聖良「葵さん!」

葵「ひゃっ!?」ビクッ

聖良「!?」ビクッ

葵「あっ・・・聖良さん」

聖良「ごめんなさい、驚かせちゃいました?」

葵「い、いえ・・・そんなことは・・・・そ、それよりあの・・・・////」ソワソワ

聖良「・・・・どうかしました?」

葵「・・・・・お、お手洗いって何処にあるかわかります?////」モジモジ

聖良「・・・一緒に行きましょうか」

葵「////」コクッ

〜女子トイレ〜

ジャ〜〜

葵「間に合って良かった・・・////」

聖良「この会場には女性はあまり居ませんでしたし、案外混むこともなくスムーズに個室に入れましたね」

葵「女性中心の代表チームって、私達イナズマジャパンしか居ませんからね」

聖良「それに対して、この会場の女子トイレには個室が10個以上ありますし、まず混むことはなさそうですね」

葵「・・・・あの、聖良さん////パーティーが終わったら・・・・私の部屋に来て貰ってもいいですか?」

聖良「えっ?」

☆☆☆☆

コンコンコン・・・・ガチャリ

聖良「失礼しまーす」

葵「聖良さん!来てくれたんですね・・・////」

聖良「ええ、まあ・・・それで一体何の用で?」

葵「女二人、個室・・・何も起きないはずがなく・・・」ガバッ

聖良「えっ・・・・あ、葵さん!?」

葵「聖良さん、私・・・・もう我慢できない////」

聖良「へっ!?あっ・・・・・/////」

〜翌朝〜

天馬「んー!早朝のランニング気持ちいい!」

葵「天馬ー!」

天馬「葵!おはよ・・・・ってどうしたの!?お肌、めちゃくちゃツヤツヤだよ・・・・」

葵「・・・・・ふふっ♥そう?天馬の気のせいじゃない?」

天馬「えぇ・・・」

〜グラウンド〜

葵「さあ皆さん!今日もはりきっていきましょう!」

鞠莉「き、今日の葵・・・なんだかいつも以上にexcitingしてるわね・・・」

果南「そう?いつもあんな感じじゃない?」

聖良「////」ポー

理亞「姉様?」

聖良「昨日の葵しゃん・・・////しゅごかった・・・・/////」ボソッ

理亞「?」

☆☆☆☆

黒岩「準決勝の相手はアメリカ代表、ユニコーンだ」

天馬(ユニコーンか・・・秋ねぇはしゃいでそう)

梨子「もしかして私と相性悪いかも・・・(中の人的に)」

曜「ユニコーンと言ったら!」

善子「ギラン!鍵となるのは当然、私達ね!」

「「ユニコーンブリザード!」」

葵「警戒すべきは10年に一人の逸材と称された、雨宮太陽君がアメリカ代表選手に居ることです」

曜「えっ?太陽とかユニコーン要素ないじゃん」

天馬「いや、ユニコーンってチーム名ってだけですし」

曜「えええええっ!?」ガーン!

理亞(アホばっかり・・・・)

善子「ま、まあヨハネもそんなことはわかってたし!」

花丸「嘘つけ・・・」ボソッ

黒岩「・・・これより対ユニコーンに備えた練習を行う」

〜グラウンド〜

梨子「行くよ!」

ルビィ「お願いします!」

梨子「たあ!」

ズバーン!

梨子(剣城君が居なくなったこの状況だ。何としても私が点を入れなきゃ!)

ルビィ「もう1回お願いします!」






果南「うりゃあ!」ズザー

花丸「あっ!?」

ポーン

果南(エースストライカーが居ない今、DFが・・・・私がしっかりしなきゃ!)

花丸「まだまだ、もっかい攻めるずら!」

果南「来い!」

せんうた(何だろう?皆気合いは入ってる筈なのに・・・チカにはどこかチームが機能してないように見えて仕方ないのだ・・・・)

天馬「・・・」

〜数日後〜

実況「FFIU-18も、残すところは決勝トーナメントのみとなりました!本日からの試合は全て、ここタイタニックスタジアムで行われることが決まりました!そして本日の試合は、ロシア代表ホワイトエンジェルスvsブラジル代表ザ・キングダムの一戦をお送りします!」

天馬「ロシアか・・・ブラジルか・・・」






審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで試合終了のホイッスル!5-0、ロシア代表ホワイトエンジェルスは負けなしで決勝進出が決定です!」

果南「こ、これがダークホース枠扱いされてたチームの戦い方だなんて・・・」

花丸「結果は勿論、試合内容はむしろ王者の戦い方だったずら」

善子「貫禄ありすぎ・・・」ブルッ

鞠莉「マル、善子がまたおもらししたわ」ボソッ

花丸「・・・・わかったずら」ボソッ

善子「あんなのとどう戦うってのよ・・・・」

花丸「善子ちゃん善子ちゃん」ツンツン

善子「な、何よ・・・」

花丸「・・・・黙ってお股に手を当てるずら」ボソッ

善子「?」

善子「・・・・・・あっ////」

花丸「一緒におトイレに行こ?」ボソッ

善子「ぅぅ・・・・////」

☆☆☆☆

せんうた「明日はアメリカとの試合だって言うのに・・・あんなの見せられたら嫌でも意識しちゃうのだ。集中しなきゃ!集中、集中・・・・チカ達が戦うべきはユニコーン!」

コンコン

せんうた「あ、はい。どうぞ」

ガチャリ

天馬「こんばんは」

せんうた「あれ、天馬君?珍しいねこんな時間にチカの部屋を訪れるなんて」

天馬「・・・せんうたさんには、今のチームはどう見えてますか?」

せんうた「え?」

天馬「せんうたさんには、今チームがどんな風に見えてるのか、キャプテンとしての意見を聞かせて欲しいんです」

せんうた「チーズがのっていないピザ」

せんうた「・・・・皆確かにやる気十分だし、力もどんどん付いてきてる。だけど、チームとしてのまとまりが以前より無くなって・・・旨味のないチームになってしまったような違和感を感じるのだ」

天馬「ですよね。皆がまとまってない」

せんうた「いくら個が強くなっても、サッカーは11人の力を合わせてやるもの。1人1人がバラバラだと力が発揮できない。ピザだってそうなのだ。ピザだって、生地があって、具があって、それぞれに適した役割を埋め合うことで初めて旨味を作ることが出来るのだ」

せんうた「・・・・正直こんなこと言いたくないけど、明日はまず間違いなく敗色濃厚に近い試合展開になると思う」

天馬「うん」

せんうた「だけどチカは諦めたくない!チカは皆で!サッカーがしたい!皆と力を合わせて勝ちたいのだ!だから絶対に皆をまとめて見せる!試合が終わる前にチームをまとめて、イナズマジャパンを勝利に導いてみせる!天馬君、力を貸してくれるよね?」

天馬「勿論です!じゃあ俺はこれで!」

ガチャリ

せんうた「ふぅ・・・・チカも腹を括ったのだ!今日はもう寝る!」

☆☆☆☆

おおおおおおおお!!
わあああああああ!!

実況「本日もこのタイタニックスタジアムはこの大声援!FFIU-18準決勝、日本代表イナズマジャパンvsアメリカ代表ユニコーンの試合が、まもなく始まろうとしています!」

せんうた「りーこちゃん♥今日も、【皆と一緒に】!頑張ろうね♥」

梨子「・・・千歌ちゃん円陣よ!」

せんうた「はえ?」

梨子「はえ?じゃないでしょ。キャプテンなんだから、皆の士気を上げてよね!」

せんうた「・・・おー!」

梨子「・・・勝とうね。【皆で】」

曜「ほら、千歌ちゃん!早く早く!」

せんうた(あれ?皆まとまってる?もしかして・・・考え過ぎはむしろチカの方だった?取り越し苦労ならまあいっか・・・)ガシッ

曜(千歌ちゃんの腕が私の首もとにいいいいい♥)

|X||^.-^||(おほ^〜!千歌さんが肩を回してくれるなんて幸せですわ^〜!)

せんうた「スーハー・・・・勝つぞ!」

「「「おおおおお!!」」」

黒岩「ポジションを発表する。FW・・・せんうた、梨子」

せんうた「梨子ちゃん!よろしく!」

梨子「ええ!」

黒岩「MF・・・松風、曜、花丸、そして鞠莉」

鞠莉「公式戦でのMFは初めてね」

黒岩「DF・・・果南、ダイヤ、理亞、善子」

ダイヤ「私がディフェンダー・・・というとこは」

黒岩「GK・・・ルビィ、行けるな?」

ルビィ「はい!」

黒岩「輝、いつでも出られる準備はしておけ」

輝「はい!」

〜グラウンド〜

太陽「天馬!久しぶりだね」

天馬「太陽!」

ダイヤ「あれが・・・10年に1人の天才、雨宮太陽」

太陽「こうしてまた天馬とサッカーが出来る、しかも世界という夢の舞台で戦える!最高だと思わないかい?」

天馬「ああ!今からもう凄いワクワクしてるよ!」

太陽「・・・だけど、最後に勝つのは僕達だ!」

天馬「俺も負けるつもりはない!」

太陽「うん!今日は最高の試合にしよう!」

天馬「勿論!」

ガシッ

曜「天馬君・・・雨宮君とも友達なんだ。結構友好が広いんだね」

花丸「天馬君はさわやかでいい子だから、友達が多いのも納得ずら」

太陽「じゃあね、天馬!」

天馬「ああ!」

梨子「行くよ!えいっ!」

ルビィ「はっ!」

パシーン!

ルビィ「くっ・・・!」ジュウウウウウ〜〜

梨子「ルビィちゃんナイスセーブ!」

ルビィ「えへへ////」

梨子(良かった・・・ブラジル戦での大量失点を引き摺ってる訳ではなさそう。これなら、試合の方も大丈夫そうね)








善子(そろそろヨハネも"アレ"を披露する時ね)

善子「曜!」

曜「!」

善子「・・・機会があったらヨハネも上がるわ」ボソッ

曜「・・・・・・いよいよ"アレ"を使うんだね」ボソッ

善子「ええ。こんなギリギリになったけど、剣城が居ない今はもう出し惜しみ出来ないわ」ボソッ

☆☆☆☆

実況「FFIU-18準決勝、間もなくキックオフです!」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

せんうた「天馬君!」ポーン

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) せんうた(3)

天馬(8)

曜(9) 花丸(7)

鞠莉(6)

善子(4) ダイヤ(17) 果南(2) 理亞(18)

ルビィ(20)

太陽「天馬!君とまたこうしてぶつかり合えるなんてね!だけど今日は負けないよ!」

天馬「ああ!俺もだ!」

実況「雨宮序盤から必死のブロック!だが松風もボールをキープしているぞ!」

天馬(ここはZスラッシュで・・・)

太陽「クレイジーサンライト!」

ピカアアアアアン!!

天馬「うわっ!!」ドサッ

太陽「貰ったよ!」

天馬「しまっ、うっ!目が・・・」

実況「ボールを奪った雨宮、イナズマジャパン陣内へ切り込む!」

鞠莉「行かせない!」

太陽「・・・」トンッ

鞠莉「えっ!?」

果南「させるかー!」ズザー

太陽「はっ!」ヒュウウウウン!

実況「何と雨宮!小原を抜き、スライディングに来た松浦を空中に飛んでかわした!」

ダイヤ「あの二人があんな簡単に!?」

太陽「アトミック、フレア!」

ギュウウウウン!

実況「空中でフリーになった雨宮!そのまま必殺シュートを打ち込んだ!」

ルビィ「ゴッドハンドX・・・改!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

太陽「・・・・簡単には決めさせて貰えないか」シュタッ

一之瀬「いいぞ!雨宮!どんどん攻めていこう!」

太陽「監督・・・」

一之瀬「うん!」b

太陽(僕達の監督は、かつてフィールドの魔術師と呼ばれた天才MF一之瀬一哉・・・)

太陽(小さい頃にアメリカで子犬を助ける為に交通事故にあい、医者からサッカーが出来ないと言われ、自分を死んだことにしてまでサッカーを断念した過去を持つ・・・)

ルビィ「善子ちゃん!」ポーン

太陽(サッカーが出来ないと言われて、1度はサッカーを断念するも、サッカーを好きという気持ちに諦めをつけられなくて・・・必死のリハビリでアメリカ代表にまで登り詰めた・・・・)

善子「ずら丸!」ポーン

太陽(だけど登り詰めたアメリカ代表でも悲劇は続いた・・・)

花丸「デコイ・リリース」

DF「なっ!?」

実況「国木田抜いたー!これはシュートチャンスか!?」

太陽(実は事故の後遺症が残っており・・・手術をしなければ、サッカーどころか、命さえ落とす危険な状態だった・・・)

花丸「ダストジャベリン!」

GK「フラッシュ、アッパー!」

ポーン

DF「ナイスセーブだ!」

太陽(しかも手術をしても、失敗する確率の方が高いと言われ・・・日本との対決を、自分の最後のサッカーにしようと、文字通り命を掛けて戦った)

DF「コール!」ポーン

MF「おう!」

太陽(その後もまた、手術を経て復活して、プロのユースチームに所属しながら高校を卒業・・・卒業後は一度アメリカを離れ、ブラジルで活躍を続けていた)

天馬「行かせない!ワンダートラップ」

MF「うわっ!?」

太陽(ブラジルで活躍を続けながら、2年前・・・選手生命を脅かす大怪我をした)

太陽(今度は手術をしてもプロとしてフィールドを駆けるのは不可能と言われ・・・途方に暮れていた、らしい)

DF「うおおおおお!」

天馬「そよかぜステップS!」

DF「うわっ!!」

太陽(そんな時、アメリカから指導者としての誘いがやって来て・・・サッカーが続けられるのなら、どんな形でも!とオファーを受けた)

天馬「嵐・竜巻・ハリケーン!」

ギュウウウウン!

DF「ボルケイノカット!」カキイイイイン!

GK「フラッシュアッパー!」

ポーン

太陽(そして今や、アメリカ代表の監督として、僕達を世界の頂点へと導こうとしてくれている!)

実況「松風のシュートも決まらず!イナズマジャパン、やはり剣城の離脱が響いているのか攻め手を欠いている!」

太陽(どんなに絶望的な状況でも決して諦めず、何度も蘇って・・・またボロボロになっても最後の最後まで足掻いて、決して諦めない・・・そんな監督の生きざまを、僕は直接見たことがある訳じゃない。だけど!)

太陽「クリス!こっちだ!」

MF「太陽!」ポーン

太陽(僕はこの人と、この監督と一緒に世界一になりたい!)

太陽「キース!シエラ!」

FW「おう!」

MF「わかったわ!」

果南「何をするつもりか知らないけど止める!ウォーターフォール!」

「「「うおおおおお!!」」」

太陽「っ!」

FW「うらぁ!!」

MF「たああっ!!」

ギュウウウウン!

実況「何と!松浦のウォーターフォールの滝を潜り抜けた!そして3人が同時に交差!これは!!」

太陽「不死鳥は何度でも蘇る!」

「「「ザ・フェニックス!!!」」」

太陽「∞(インフィニティ)!」

ズバーン!

ルビィ「うわっ!!」ドサッ

実況「ゴール!先制点はユニコーンだ!」

日本0-1アメリカ

審判「ピー!」

梨子「天馬君!」ポーン

太陽「させないよ!」

実況「おっと雨宮パスカット!」

梨子「あんなのパスカットするの!?」

太陽「クリス!」ポーン

MF「任せろ!」

曜「うおおおおお!!」

MF「ふっ、ホログラムロック!」

曜「えっちょ・・・・わっぷ!」ビターン!

MF「太陽!」ポーン

理亞「させない!ディープm・・・」

太陽「スパークエッジドリブルZ」

理亞「きゃあああ!!」

太陽「アトミック、フレア!」

ギュウウウウン!

ルビィ「この技は見切ってる!ゴッドハンド・・・」

ダイヤ「ルビィ!それはシュートではありませんわ!!」

ルビィ「ピギッ!?」

グイッ!

実況「おおっ!?アトミックフレアが大きく曲がった!」

MF「〜〜ッ!!」

実況「何とシエラがゴール前まで走り込んで来た!」

MF「監督直伝のこの技で決める!」

ダイヤ(不味い、間に合いません!)

MF「ペガサスショット!」

ズバーン!

実況「ゴール!ユニコーン、鮮やかなシュートチェインが決まって追加点だ!」

日本0-2アメリカ

せんうた「皆!まずは1点を取り返そう!」

審判「ピー!」

せんうた「天馬君!」ポーン

天馬「うおおおお!!そよかぜステップS」

太陽「うわっ!」

天馬「曜さん!」ポーン

曜「はい!」

太陽「・・・流石だね、天馬」

実況「渡辺が敵陣奥深く切り込んでいく!」

曜「梨子ちゃん・・・・!?」

DF「ふふっ♥」

梨子(あ、この子可愛い♥)

曜「千歌ちゃん!」

せんうた「離れるのだ!」

DF「じゃあシュートを打たないって約束できる?」

せんうた「ぐぬぬ・・・」

曜(千歌ちゃんも梨子ちゃんもマークされてる!ならここは私が!)

曜「フライングフィッシュ!」

GK「フラッシュアッパー!」

ポーン

曜「くっ!」

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで前半終了のホイッスル!0-2、ユニコーンリードです!」

〜イナズマジャパンベンチ〜

葵「皆さん!水分をしっかりと取ってくださいね!」

聖良「理亞・・・」

理亞「うん、ありがと・・・・」

天馬「まだまだ2点差です!なんとかなりますよ!」

理亞「今日は今日の進化系!ダンスなう!ダンスなう!」

天馬「ちょっ!?音楽聞いてる場合ですか!?」

せんうた「ま、まあ・・・余裕があるなら、そっちのがいいと思う・・・・のだ?」

理亞「・・・・」ギュッ

黒岩「後半はポジションを入れ替える」

☆☆☆☆

実況「さあ後半は2点リードしているユニコーンからのキックオフ・・・ですが」

太陽「大きくポジションを変えてきたね・・・」

MF「何をするつもり?」

イナズマジャパンフォーメーション

曜(9) 善子(4)

せんうた(3)

梨子(11) 花丸(7)

天馬(8)

鞠莉(6) ダイヤ(17) 果南(2) 理亞(18)

ルビィ(20)

実況「この陣形の意図や如何に!?」

審判「ピー!」

太陽「行くよ!」

善子「っ!」

太陽「・・・」トンッ

善子「あっ!?」

実況「津島あっさりと抜かれた!」

太陽「ふっ、ほっ、はぁっ!」

ギュウウウウン!

太陽「キース!」ポーン

実況「高海、桜内、国木田も難なく抜き去りキースへパス!」

太陽(妙だ・・・なぜこんなにスムーズに敵陣へ切り込めるんだ?)

天馬「皆落ち着いて!連携すればきっと取れるよ!」

理亞「うああああ!」ズザー

FW「なんだ?てんでバラバラだな。奇策は失敗か!?」ポーン

太陽「ふっ!」

実況「ボールは再び雨宮に渡った!」

太陽(何を企んでるのか知らないけど・・・これで!!)

ギュウウウウン!

実況「おっと!?またしてもザ・フェニックス∞の体勢に入った!」

「「「ザ・フェニックス∞!!!」」」

天馬「させるかああああ!ぐっ!!」ズザー

実況「何と!松風体を張ってザ・フェニックスを止めに入った!」

「「何ぃっ!?」」

天馬「ぐっ、うううううう!!」ズザー!!

せんうた「天馬君踏ん張るのだ!」

実況「それを見た高海、ゴールに引きずり込まれるように下がっていく松風の後ろに回り込んで体を支える!」

鞠莉「ちかっち!」

花丸「千歌ちゃん!」

「「「「うおおおおお!!」」」」

実況「何と!4人掛かりでザ・フェニックスを止めにいった!」

「「「きゃああああ!」」」

天馬「がっ!」

実況「だが吹き飛ばされてしまう!」

ルビィ「シュートの威力が弱まった!これなら!」

パシーン!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

太陽「・・・ほんと、相変わらず体張るね」

実況「と、止めたあああ!イナズマジャパン決死のブロックで、ザ・フェニックスを止めました!」

天馬「ハァ・・・ハァ・・・・ね?皆で力を合わせれば、止められたでしょ?」

ルビィ「天馬君・・・」

せんうた「天馬君・・・ありがとう!やっと思い出せたよ!私達のサッカーを!イナズマジャパンはこれまで、皆で力を合わせて勝ち上がってきたってことを!」

「「「うん!」」」

太陽「・・・どうやら、天馬の闘志がイナズマジャパンに伝染したみたいだね」

せんうた「さあ皆!ここからが本当の勝負なのだ!皆で攻めて、皆で勝利を掴もう!」

「「「おお!」」」

ルビィ「鞠莉ちゃん!」ポーン

鞠莉「OK!」

太陽「はああああ!クレイジーサンライト!」

鞠莉「くっ、目が・・・でもマリーは負けない!シャイニーフェザーV3!」

太陽「何っ!?」

鞠莉「見えなくたって、声を聞けばボールは蹴れる!天馬!」ポーン

MF「ふっ、やはり視界を遮られれば、まともにパスは出せn・・・」

ギュウウウウン!

天馬「たあっ!」

実況「松風追い付いた!」

MF「何っ!?」

天馬「ナイスパス鞠莉さん!」

鞠莉「マリーは見てパスを出すんじゃなくて、感性でパスを出すタイプなのよ♥」

善子「こっちよ!」

天馬「はい!」ポーン

善子「行くわよ、曜!」

曜「了解であります!」

「「グレートブラスター!」」

実況「何と!ここで津島と渡辺の新必殺技が炸裂だー!」

DF「させるか!ボルケイノカット!」カキイイイイン!

ギュウウウウン!

GK「バカな!?まるで威力が弱まらない!?くっ、フラッシュアッp・・・」

ズバーン!

GK「がはっ!」

実況「ゴール!イナズマジャパン1点を返した!」

善子「切り札ってのは、ここぞって時まで温存するのが戦略ってものなのよ♥」

GK「くっ!」

曜(本当は昨日急ピッチで仕上げたから今まで打てなかっただけなんだけど・・・言わなくてもいいよね)

日本1-2アメリカ

審判「ピー!」

善子「さーてもう1点貰うわよ!」ズザー

太陽「スパークエッジドリブルZ!」

善子「ぎゃああああ!」

花丸「善子ちゃん!?」

梨子「私に任せて!」

太陽「!?」

梨子「ザ・ウォール!」ゴゴゴゴゴ

太陽「うわあああ!」

梨子「今の私は、壁を理解し壁に理解された、究極の壁マニアよ!」

ギュウウウウン!

MF「なんだこいつ!?急に動きが!?」

実況「何と桜内!ザ・ウォールを発動してから動きが別人のように豹変した!」

DF「ボルケイノカット!」

梨子「今の私に、そんな必殺技は通じないわ!」ポーン

実況「桜内、ヒールで松風にボールを繋げた!」

天馬「うおおおおおお!!」ギュウウウウン!

DF「はやいっ!」

実況「松風トップスピードで一気にゴール前だ!」

天馬「嵐・竜巻・ハリケーン!!」

GK「くっ!ぐううううう・・・・、うわああああ!!」

ズバーン!

実況「ゴール!イナズマジャパン同点!」

日本2-2アメリカ

☆☆☆☆

梨子「デビルバースト!」

GK「フラッシュアッパー!」

ポーン!




MF「ペガサスショット!」

ルビィ「ゴッドハンドX・・・改!」

パシーン!

実況「両者とも激しい攻防が続いている!残すところはもうアディショナルタイムのみ!果たして次の1点を決めるのはどちらのチームか!?」

ルビィ「オフェンス!上がルビィ!」ポーン

天馬「はい!」

太陽「天馬ああああああああ!!!」ズザー

天馬「あっ!?」

ポーン

実況「おっと!?雨宮ここでボールを奪い取る!」

太陽「僕達は、勝って世界に行くんだ!」

ギュウウウウン!

ルビィ「真、ゴッドハンドX!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで試合終了のホイッスル!」

天馬「えっ?」

実況「えっと2-2の引き分け・・・FFIU-18の公式ルールによると、準決勝における試合で引き分けとなった場合は・・・延長戦を行わず、ブロックの1位通過したチームを優先的に決勝戦へ進める、と記録されてあります!」

せんうた「ということは・・・・・」

善子「私達の勝利よおおおお!」

ルビィ「やったあああああああ!!」

天馬「・・・・あの、太陽」

太陽「決勝戦進出おめでとう!」

天馬「〜〜ッ!!」

太陽「えっ!?何その顔!?」

天馬「俺はこんなの納得行かない!太陽達はまだ負けてないじゃないか!」

太陽「・・・・確かに、僕達はこの試合には負けなかった。だけどグループ2位通過した時点で僕達が決勝戦へ行くには勝ちしかなかった」

太陽「むしろ僕は、1位通過した中で同点になっても最後まで勝ちに来る試合をしてくれたイナズマジャパンに、感謝の気持ちでいっぱいだよ!」

天馬「太陽・・・」

太陽「胸張って決勝戦へ挑んでよ。僕達の夢を託すから・・・」ギュッ

天馬「・・・・・わかった」

〜バス内〜

天馬(太陽・・・・俺達イナズマジャパンは、必ず世界一になるから!)

せんうた(泣いても笑っても・・・次が最後の試合なのだ)

善子「どーよずら丸。ヨハネの新必殺技見たでしょ?こないだはまだまだとか言ってくれたけど、少しは見直してくれたわよね?」ドヤァ

花丸「そーゆー事はオムツが取れてから言うずらァァぁぁぁああ!!!!」

ペシン!ペシン!ペシン!

善子「に゙ゃぁぁぁぁ〜〜、ごべんなしゃ〜〜い!!」

葵「////」チラッ・・・

梨子(一応男の子も居るのに・・・花丸ちゃん、お構いなく善子ちゃんのお尻を叩いてる・・・・)

花丸「まだまだ!100叩きだから後97回叩くずら!」

輝「おじさーん?どうして僕の目と耳を塞ぐの?」

黒岩「ばっちいからみちゃいけません!」

理亞「・・・で、なんでこいつ尻叩かれてるの?」

ダイヤ「何でも、オムツが切れてしまったことを花丸さんに黙ったまま・・・試合終了後におもらししたみたいで」

花丸「マルは別に善子ちゃんがおもらしすることを怒ってる訳ではないし、新必殺技が完成して調子乗ってるのも可愛いなとは思ってるから、そこら辺では怒ってないずら」

花丸「マルが怒ってるのは、どうしてオムツの残りが無くなったのに黙ってたのか・・・」

善子「////」

花丸「・・・・まあ、言い訳は後で聞くずら」

黒岩「・・・・アメリカエリアに着いたぞ」

花丸「ありがとう。じゃあマル達は善子ちゃんの新しいオムツを買ってくるずら」

善子「ぅぅ・・・////」

黒岩「・・・・くれぐれも、遅くならないように」

花丸「はーい!」

〜アメリカエリア〜

ダイヤ「2人だけでは心配なので、私も一緒に来ましたわ!」

花丸「ありがとうダイヤさん」

善子「////」モジモジ

ダイヤ「善子さんって、もしかして今ノーパン?」

花丸「いや、マルが予め用意してた予備のオムツ穿かせてるよ?」

ダイヤ「高校生にもなっておむつとはこの先が心配ですわね善子さん・・・」

花丸「大丈夫だよ。もし善子ちゃんがこの先ずっとおむつが取れなくても、マルが一生養うずら!」

ダイヤ「・・・そうですか」

花丸「あ、ドラッグストアに着いたずら」

ダイヤ「どうしてわざわざアメリカエリアまで来たのですか?おむつくらい、日本エリアにも売ってるでしょうに」

花丸「ただおむつを買うだけならそれでもよかったんだけど、海外には高校生でも穿けるようなサイズで色々と可愛い絵がプリントされてるおむつが売ってるからそっちにしただけずら」

ダイヤ「そんなことよく知ってますわね」

花丸「いんたーねっとで調べたずら!」

ダイヤ「そう・・・」

花丸「善子ちゃん!善子ちゃん!」チョイッ、チョイッ・・・

善子「・・・なによ?」

花丸「じゃじゃーん!可愛いユニコーンの絵がプリントされたおむつが見つかったずら♥」

花丸「今日の対戦相手もユニコーンだったし、何かの縁だと思って買ってみようと思うんだけど・・・」

善子「ユニコーンさん・・・////可愛い・・・/////」

花丸「気に入ったみたいだね♥」

善子「ハッ!べ、別にユニコーンさんが可愛いから穿いてみたとか思ってる訳じゃないし、おもらししちゃうから仕方なくおむつ穿いてあげるだけなんだからね!」

花丸「素直じゃないなぁ」ニヤニヤ

善子「////」プイッ

ダイヤ「ではレジに行きましょうか」

善子「・・・・・えへへ♥」

☆☆☆☆

黒岩「決勝の相手は、ロシア代表ホワイトエンジェルスだ」

ダイヤ「ここまでエリーチカ監督の素晴らしい采配によって全戦全勝という、すんばらしい〜〜!成績を残して決勝まで勝ち上がってきましたわ!」

ダイヤ「このままエリーチカ監督の優勝というのも見たい気もしますが、イナズマジャパンの誇りを掛けて、たとえ相手がエリーチカでも打ち砕いてみせますわ!」

ルビィ「お姉ちゃんよく言った!」パチパチ

果南「何か策はあるのかなーん?」

黒岩「お前達は、私のアドバイスが無ければ何も出来ない程無能だったのか?」

果南「なっ!?」

〜グラウンド〜

せんうた「えいっ!」

ズバーン!

せんうた「ふぅ・・・」

梨子「気合い入ってるね」

せんうた「梨子ちゃん!」

梨子「ドリンク持ってきたよ。ちょっと休憩しよ?」

せんうた「・・・・」ゴクゴク

梨子「勝っても負けても、次がイナズマジャパン最後の試合になるんだね」

せんうた「・・・お腹が痛いのだ」 ギュルル

梨子「えっ、千歌ちゃn・・・」

せんうた「トイレえええええ!!」








曜「千歌ちゃん今凄い勢いで走って行ったけど・・・何だったの?」

梨子「トイレだって」

曜「ふーん」

梨子「曜ちゃんも自主練に来たの?」

曜「もちろん!やれることはやっときたいのであります!」

梨子「あ、そうそう。前の試合に使ったあの必殺技・・・」

曜「グレートブラスター?」

梨子「そうそう!曜ちゃん達、いつの間にあんな凄い必殺技を編み出してたの?」

曜「・・・・まあ、あの必殺技自体は実はアジア大会から取り組んでたんだけど、思ったより難易度が高くて完成がギリギリになったんだよ」

梨子「そうなんだ」

曜「でもこないだの試合で手応えはあったし、もっともっと精度を上げたいなって思ってるであります!」

梨子「・・・勝とうね、絶対に勝って世界一になろう!」

曜「うん!」

曜「よーし!早速グレートブラスターの打ち込みを開始するでありますよ!よーしこー!」

シーン・・・・

曜「・・・あれ?善子ちゃん?」

梨子「・・・居ないね」

曜「あれ?今さっきまで一緒に居たのに・・・トイレかな?」

梨子「グレートブラスター・・・私とじゃ無理かな?」

曜「ごめん、あの技は善子ちゃんが主導だから・・・」

梨子「あれ!?そうなの?てっきり曜ちゃんがタイミング取ってると思ってたんだけど、違うんだ」

曜「うん。だから・・・善子ちゃんが来てくれないと練習にならないんだ・・・」

梨子「肝心のよっちゃんが来ないんじゃ練習のやりようがないってことか」

曜「仕方ない。善子ちゃんが来るまでは別の練習するか」

梨子「だったらさ・・・」

曜「?」

☆☆☆☆

葵「それでですね!」

聖良「あははwww」

善子「・・・」スタスタ

聖良「あ、善子さんだ。おーい!」

善子「な、何よ?」ビクッ

聖良「私、鹿角聖良は、空野葵さんと正式にお付き合いさせて頂くことになりました・・・////」テレッ

葵「////」カァァァ

善子「・・・・・は?」( ゚д゚)ポカーン

聖良「いや、だから・・・////私は今日から葵さんと・・・」

善子「いやいや、それが聞こえなかった訳じゃないから!え、何であんたらいきなり付き合ってるの!?」

聖良「い、いきなりではないですよ。ね・・・?////」

葵「はい・・・////マネージャーとして、その・・・・一緒に仕事したり、色んな話したり、休日に出掛けたりしていくうちにその・・・・////」

善子(マジか・・・)

聖良「と、という訳でして・・・その・・・・////同性同士の交際ですが、生暖かくでも認めて貰えると嬉しいなって思うんですが・・・・////」

善子「・・・・・ま、まあいいんじゃないの?ヨハネは別に同性愛に嫌悪感がある訳じゃないし・・・人の恋路にとやかく言うつもりもないから」

聖良「良かった・・・」ホッ

葵「えへへ////」

善子「・・・・んで、皆に発表するの?」

聖良「勿論です!」

善子「そう・・・・・頑張ってね」

聖良「はい!」

聖良「・・・・では葵さん、行きましょうか」

葵「・・・・呼び捨てにして欲しいな////」ギュッ

聖良「ふふっ♥」ギュッ

善子「手を繋いで行きやがった。しかも恋人繋ぎ・・・・」

☆☆☆☆

善子「ってことがあってさ・・・びっくりしたのよ」

理亞「う、嘘だ・・・姉様がそんな・・・」

善子「いやー、すっごいラブラブだったわよ。去り際なんて恋人繋ぎで・・・」

理亞「嘘だあああああ!!」






聖良「あっ、理亞!ちょうどいいところに!実は私、葵とお付き合いすることになったの♥」

理亞「うええええええん!!」

聖良「あっ!?理亞!」

善子「・・・・走って行った先に居たのか、ご愁傷です」

〜ルビィの部屋〜

理亞「姉様が・・・・姉様がロリコンだった!」

花丸「いや、単に好きになったのが葵ちゃんだっただけだと思うんだけど・・・」

理亞「うわあああああん!」ギュー

ルビィ「よしよし・・・理亞ちゃんにはりゅびぃがいるからね・・・」ナデナデ

理亞「ぅぅぅ・・・」グスン

花丸「・・・マルは自主練に行ってくるね」

ルビィ「わかった」

花丸(2人きりの時間をお楽しみに☆)(^_-)

ルビィ(花丸ちゃん、ありがとう!)

〜再びグラウンド〜

曜「うああっ!」

カーン!

曜「ハァ・・・ハァ・・・・何て難しい技なんだ」

梨子「ファイアトルネードDD・・・・まさかここまで難しかったなんて」

曜「もう1回行くよ!」

梨子「・・・・いや、少し休憩入れよう」

曜「何で!?うわっ・・・・」ドサッ

梨子「・・・貴女がそんなだからよ」

曜「ゴクゴク・・・・・はぁっ。生き返った」

梨子「そう。よかった」

曜「これって、確か剣城君が天馬君と一緒に使ってた技だよね。梨子ちゃんはどうしてこれを覚えようとしたの?」

梨子「・・・・レッドバンズとデビルバーストだけじゃ、決勝戦は足を引っ張っちゃうだけなのはわかってたから・・・・何かを変えたかったの」

曜「気持ちはわかるな・・・私も善子ちゃんも、アジア大会から足を引っ張っりたくないって気持ちで、剣城君にグレートブラスター教わったし」

梨子「えっ!?あれって曜ちゃん達のオリジナルじゃなかったの!?」

曜「あはは・・・実はね」ポリポリ

った技なんだって、私たちに伝授する前に聞かされたの」

梨子「白竜って・・・・ホワイトエンジェルスのキャプテン!?」

曜「そ。意外だったよね。あの2人が友好あったなんて」

梨子「うん・・・」

曜「しかもあの剣城君がライバルって認めた相手だからね」

梨子「剣城君がライバルと認める相手・・・正直想像したくない」

曜「だけどそんな2人が力を合わせて編み出した技だもん。強力だったし、身に付けるのにも凄く苦労した」

梨子「曜ちゃん?」

曜「・・・・本当に私達で出来るのかな?ファイアトルネードDD」

梨子「・・・」

曜「正直決勝戦までに完成させる自信もビジョンも、私にはまるでない・・・なんで梨子ちゃんは私を選んだの?」

梨子「元々は千歌ちゃんとやろうと思ってたけど千歌ちゃんがトイレに行ったから曜ちゃんとやることにしたの」

曜(えぇ・・・)

梨子「・・・さ、そろそろ休憩は終わりにして、続きやろ」

曜「うん・・・・」

曜「あの技は元々剣城君が白竜君と一緒に使う予定だった技なんだって、私たちに伝授する前に聞かされたの」

梨子「白竜って・・・・ホワイトエンジェルスのキャプテン!?」

曜「そ。意外だったよね。あの2人が友好あったなんて」

梨子「うん・・・」

曜「しかもあの剣城君がライバルって認めた相手だからね」

梨子「剣城君がライバルと認める相手・・・正直想像したくない」

曜「だけどそんな2人が力を合わせて編み出した技だもん。強力だったし、身に付けるのにも凄く苦労した」

梨子「曜ちゃん?」

曜「・・・・本当に私達で出来るのかな?ファイアトルネードDD」

梨子「・・・」
曜「正直決勝戦までに完成させる自信もビジョンも、私にはまるでない・・・なんで梨子ちゃんは私を選んだの?」

梨子「元々は千歌ちゃんとやろうと思ってたけど千歌ちゃんがトイレに行ったから曜ちゃんとやることにしたの」

曜(えぇ・・・)

梨子「・・・さ、そろそろ休憩は終わりにして、続きやろ」

曜「うん・・・・」

☆☆☆☆

花丸「グラウンドに来たずら」

梨子「ファイアトルネード!」

曜「ダブルドライブ!」

ヒュウウウウン!

梨子「ハァ・・・ハァ・・・・全然決まらない」

善子「ちょっとリリー!いつまで曜と練習してるつもり!?そんな未完成の技の特訓に付き合わせるくらいならグレートブラスターの精度を上げた方が良いと思うんだけど?」

梨子「・・・・・それもそうだよね。ごめん」

善子「わかればいいのよ。曜、グレートブラスターの特訓と行きましょうか」

曜「もしかしたら、3人ならうまく行くかもしれない!」

梨子「え・・・?」

善子「3人技か・・・なるほど。やってみる価値はあるわね」

梨子「よ、善子ちゃんまで!?」

曜「よーし!そうと決まれば早速やろう!」

善子「やるからには今回もヨハネ主導だからね!」

梨子「・・・・まあ、1回だけならいっか」

曜「で、どういう技にするの?」

善子「そうね・・・2人はとりあえずファイアトルネードDDの準備をして。タイミングを合わせてヨハネも一緒にボールを蹴るわ」

「「了解!」」

善子「・・・・じゃあ、行くわよ!」トンッ

曜「えいっ!」

梨子「ファイアトルネード・・・」

善子(今だ!)ヒュウウウウン!

「「ダブルドライブ!」」

善子「ヨハネえええ!!」






梨子「嘘・・・本当に、出来ちゃった・・・・」

善子「」( ゚д゚)ポカーン

曜「凄いよヨーシコー!私達、こんな凄い必殺技を編み出したんだ!」

善子「ハッ!?ま、まあ・・・ととと当然の結果よね!このヨハネ様が考案した必殺技なんだから凄いのは当然よねぇ!!」

梨子(2人掛かりだとまるで完成しなかったファイアトルネードDDが・・・よっちゃんが加わっただけで別物の技に進化した・・・・)

善子「よーし!決勝戦へ向けてこの技の精度を上げていくわよ!」

曜「おー!」

花丸「凄い必殺技だったずら!」パチパチ

善子「ずら丸・・・来てたのね」

鞠莉「マルだけじゃないわよ」

善子「マリー!」

鞠莉「私達も、自主練しようと思ってグラウンドに来てたのよ」

果南「そしたら善子ちゃん達が新必殺技に取り組んでるのが見えてね」

ダイヤ「グラウンドに入って一緒にボールを蹴っても良かったのですが・・・」

果南「どうせならどんな技になるのか覗いてから・・・って思って眺めてたの」

善子「ふーん。ま、なんでもいいわ。決勝戦は大船に乗ったつもりで居て貰って構わないわ。ヨハネ達が編み出したこの必殺技で、世界の頂点を引き寄せてあげるからね!」

鞠莉「頼もしいわね、diaper girl」

果南「ダイバーは私でしょ!?」

鞠莉「果南・・・【だいばー】ではなく【だいぱー】よ?」

花丸「つまり、おむつってことずら」ガバッ

善子「脱がすな・・・////」カァァァ

梨子「善子ちゃん、練習でもおむつするようになったんだね」ボソッ

曜「運動すると蒸れるからユニフォーム着てる間はおむつしない!ってあれだけ言ってたのにね」ボソッ

鞠莉「Wao,cuteなdiaperデース」

善子「か、勘違いしないでよね!こ、これは・・・////ユニコーンさんが可愛いから穿いてるんじゃなくて、おもらしが心配だから穿いてるだけなんだからね!」

曜「聞いちゃいないことを突然白状したんですが」ボソッ

梨子「でもあーいうよっちゃんも可愛いわ♥」

果南「ふーん。ま、なんでもいいや。私たちも練習するぞ!」

〜決勝戦前日〜

天馬「剣城!お見舞いに来たよ!」

せんうた「こんちかー!」

剣城「天馬、せんうたさん」

天馬「足の具合はどう?」

剣城「決勝戦当日には退院は出来るって言われた」

天馬「本当に!?」

剣城「ああ。だから明日はスタジアムに足を運ぶつもりだ」

天馬「そっか・・・良かった」

剣城「・・・スタンドで応援してる。悔いのないプレーをしろよ」

天馬「ああ!」

信助「剣城ー!お見舞いに来たよ!」

狩屋「ってありゃ?天馬君達も来てたんだ」

信助「フランスエリアからプリン買ってきた!」

剣城「・・・いつも何かしら持ってきてくれてありがとな」ナデナデ

信助「えへへ♪」

せんうた「・・・すげー優しい顔してるのだ。こんな剣城君見たことないのだ」

狩屋「剣城君は小さい子には優しいですから」ニヤニヤ

剣城「誤解を招く言い方はやめろ」

せんうた「そのプリンチカも食べたいのだ・・・」ジュルリ

剣城「・・・西園」

信助「剣城があげてもいいのなら僕は全然・・・」

せんうた「わーい!ありがとなのだ!」

狩屋「やっぱりロリコンじゃん・・・」ボソッ

剣城「聞こえてるぞ狩屋」イラッ

☆☆☆☆

おおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああ!!!

実況「FFIU-18もいよいよ大詰め!日本代表イナズマジャパンvsロシア代表ホワイトエンジェルスの一戦が、ここタイタニックスタジアムで行われようとしています!」

せんうた「いつにも増して凄い熱気なのだ・・・」

梨子「何たって決勝戦だもんね。皆興奮が収まらないのよ」

善子「ふ、ふーん・・・」ガクガクブルブル

花丸(まったくビビりな堕天使さんずら・・・おらが手を握ってあげるずら)ギュッ

善子「!」

花丸「えへへ♥」

善子「・・・ありがと////」ボソッ

黒岩「今日の試合のスターティングラインナップを発表する」

せんうた「・・・」ゴクリ

黒岩「フォワード・・・桜内梨子、津島善子」

「「はい!」」

黒岩「ミッドフィルダー・・・高海千歌、松風天馬、渡辺曜、国木田花丸」

「「「「はい!」」」」

黒岩「ディフェンダー・・・松浦果南、小原鞠莉、鹿角理亞、黒澤ダイヤ」

ルビィ「ってことは・・・」

黒岩「ゴールキーパー、黒澤ルビィ」

ルビィ(この大一番で、ルビィがキーパー・・・)ギュッ

ダイヤ「大丈夫、貴女なら絶対に守れますわ」

ルビィ「お姉ちゃん・・・・・うゆ!」

☆☆☆☆

実況「世界の頂点を懸けた運命の一本勝負、イナズマジャパンボールでキックオフとなります!」

審判「ピー!」

梨子「・・・」チョンッ

善子「・・・・」ポーン

イナズマジャパンフォーメーション

梨子(11) 善子(4)

せんうた(3)

曜(9) 花丸(7)

天馬(8)

鞠莉(6) ダイヤ(17) 果南(2) 理亞(18)

ルビィ(20)

せんうた「勝つんだ!勝って世界の頂点を掴むんだ!」

実況「イナズマジャパンのキャプテン、高海が切り込んで行く!」

せんうた「曜ちゃん!」ポーン

曜「はい!」

実況「ボールは高海から渡辺へ繋がった!」

曜「いきなり行くよ!梨子ちゃん!」

梨子「わかった!」

DF「行かせない!スノーエンジェル」

カチーン!

実況「ここはホワイトエンジェルスのディフェンダー、アレクセイがピンチの芽を摘み取りました!」

DF「アンドレイ!」ポーン

MF「おうよ!」

雪村「こっちだ!」

MF「頼んだぞ雪村!」ポーン

〜スタンド〜

剣城「天馬・・・皆・・・・」

「隣、いいかな?」

剣城「あ、はい・・・・!?貴方は・・・」

吹雪「やあ剣城君、久しぶりだね」

剣城「吹雪さんも、イナズマジャパンの応援に?」

吹雪「うーん、そうしたいのは山々なんだけどね・・・」(;^∀^)

剣城「・・・ってことは雪村さんの応援に?」

吹雪「うん。今回ばかりは教え子に世界一の栄光を掴んで欲しいかなって・・・」

信助「剣城ー!ポテトとドリンク買ってきたよ!って、あああ!」

吹雪「やあ君達、久しぶりだね」ニッコリ

☆☆☆☆

雪村(先輩が見に来てくれてるんだ!必ず勝利してみせる!)

果南「うおおおお!」

雪村「ホワイトブレード!」

果南「きゃあっ!!」

実況「雪村一気にゴール前まで切り込んだ!」

雪村「はぁっ!はっ!!パンサーブリザード!!」

ギュウウウウン!

実況「強烈なシュートがイナズマジャパンのゴールキーパー、黒澤ルビィに向かっていく!」

ルビィ「爆、ゴッドハンドX!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

実況「止めたああああ!黒澤ルビィ、ボールをしっかりとキャッチ!」

ルビィ「反撃すルビィ!」ポーン

天馬「うおおおおお!!」

MF「通さん!」

天馬「Zスラッシュ!」

MF「くっ!」

天馬「梨子さん!」ポーン

梨子「えい!」ポーン

せんうた「行っけええええ!」

梨子「レッドバンズ!」

ギュウウウウン!

GK「クリスタルバリア!」

パシーン!

GK「ふっ・・・」

梨子「くっ・・・・!」

☆☆☆☆

MF「はぁ!爆熱、スクリュー!」

ルビィ「爆ゴッドハンドX!」

パシーン!





花丸「デコイリリース!」

ヒュン!ヒュン!ヒュン!

DF「くっ、」

花丸「・・・・」パチン!

鞠莉「シャイニーフェザー!」

白竜「くっ・・・」

鞠莉「天馬!」ポーン

天馬「はい!」






曜「うおおおお!」

DF「スノーエンジェル!」

カチーン!

おおおおおおおおおおお!!!
わああああああああああ!!!

実況「両者とも譲らない激しい攻防!前半残りわずか、果たして均衡を破るのはどちらのチームか!?」

天馬(ここまでホワイトエンジェルス相手に互角の戦いが出来ている・・・けど、1つだけ気掛かりなことがある)チラッ

白竜「くっ・・・・」

天馬(この試合・・・白竜がまだ1度もシュートを打っていないことだ)

天馬「せんうたさん!」ポーン

せんうた「任せるのだ!」

天馬(試合前から白竜にはシュートを打たせないよう徹底マークするって言ってたし、事実白竜のマークはバッチリだけど・・・)

せんうた「善子ちゃん!」ポーン

天馬(白竜のプレースタイルはどんな相手にも真正面から向かって行く筈なのに・・・今日の白竜は自分から競り合いを避けてるような・・・なんだかいつもの白竜らしくない・・・)

DF「うおお!」ズザー

ポーン

善子「しまった!」

DF「上がれ!」ポーン

MF「っ、白竜!!」ポーン

白竜「!」

実況「ホワイトエンジェルス、カウンター攻撃!ボールは白竜へと向かっていく!」

白竜「っ、せえええええりやあああ!」

ギュウウウウン!

実況「白竜渾身のボレーシュート!」

ルビィ「えいっ!」

ポーン

実況「だが黒澤ルビィも負けじとパンチングで弾い・・・いや、これは!」

雪村「貰った!」

ルビィ「しまった!」

雪村「はぁっ!はっ!!パンサーブリザード!!」

ズバーン!

実況「ゴール!先制点はホワイトエンジェルス!何というトリックプレー!白竜のボレーシュート、実は黒澤のパンチングを計算に入れての雪村へのパスだったー!」

白竜「・・・・雪村さん」

審判「ピッ、ピー!」

実況「ここで前半終了のホイッスル!」

日本0-1ロシア

〜イナズマジャパンベンチ〜

ダイヤ「まさか、エースストライカーが自分のシュートを撒き餌にしてくるとは・・・」

鞠莉「とんでもないトリックプレーだったわね」

理亞「ごめんルビィ・・・雪村のことを完全に頭から外してた私の責任よ」

ルビィ「理亞ちゃんのせいじゃないよ!ルビィだってあれがパスだなんて気付かなかったもん・・・」

〜ホワイトエンジェルスベンチ〜

白竜「雪村さん、さっきは俺のミスをフォローしてくれてありがとうございます」

雪村「仲間なんだ。当然だろ。それより・・・やっぱりまだ痛むのか?」

白竜「・・・・はい」

雪村「そっか。そりゃ、そうだよな・・・・」

〜数日前〜

雪村「吹雪先輩や白恋中の皆にもお土産を買ったし、後は決勝に備えての調整だけだな。白竜は?」

白竜「俺もチームメイトへのお土産を買ったので、後は雪村さんと同じく調整だけですね」

雪村「いよいよ次は決勝だな!ここまで来たんだ。絶対に勝とうぜ!」

白竜「はい!」

柴犬「わん!わん!」

雪村「ん?おい白竜!あれ見ろよ!柴犬だぞ!」

白竜「本当ですね。まさかこの島で日本の犬が見られるなんて思いませんでしたよ」

幼女「ポチー!お待たせー!行こっか」ジャラ・・・

柴犬「わん!わん!」シュババババ

幼女「あっ!?ポチ・・・・」ステン

雪村「おいあの柴犬道路に飛び出したぞ!?」

トラック「ブッブー!」

幼女「やだ・・・・ポチー!」

白竜「チッ!」ギュウウウウン!

雪村「なっ!?白竜!!」

白竜(間に合ええええ!!!)

キキイイイイイイイイイ!!

白竜「ハァ・・・・ハァ・・・・・」

柴犬「ハッハッハッハッ・・・・わん!」

幼女「ポチ・・・・よかった・・・・」

白竜「フッ・・・」

幼女「ハッ!?あ、あの・・・ありがとう!!」ペコリ

白竜「・・・次からは、ちゃんとリードを握るんだよ」ナデナデ

幼女「うん・・・・・」ポロポロ

雪村「白竜!」

白竜「雪村さん・・・・」

雪村「ど、どうしたんだ?」

白竜「・・・・・・少し、足を捻ったみたいです」

雪村「何っ!?」

☆☆☆☆

白竜「雪村さん、あれは・・・」

雪村「わかってる。誰も悪くない・・・・」

絵里「白竜君、後半は・・・」

白竜「わかってます。多分、イナズマジャパンにも感づかれたでしょうし・・・今は現実を受け入れます」

絵里「・・・わかってるなら、いいの」

白竜「雪村さん、チームをお願いします」つキャプテンマーク

雪村「・・・任せろ!」

絵里「・・・・後半は、同点になったら貴方を投入するわ。悔しいけどイナズマジャパンは強い。貴方抜きで勝てる確率は限り無く低い。だから今は回復に専念して」

白竜「はい!」

絵里「・・・・・ヘボい監督よね。私にもっと力があれば、貴方に無茶をさせる必要もなかったのにね」ボソッ

白竜「監督・・・」

絵里(白竜君抜きでイナズマジャパンに勝てる確率は限り無く0に近い!でも0じゃない!今は、1点リードを逃げ切る采配を考える!)

〜イナズマジャパンベンチ〜

梨子「正直相手の守りは尋常じゃない固さよ。点を取るには・・・」

せんうた「善子ちゃん達の必殺技に賭けるしかないね」

善子「えっ!?ヨハネ!!?」ビクッ

ダイヤ「特訓の成果を見せてもらいますわ」

善子「皆・・・・」

花丸「頑張れ善子ちゃん!マル達も精一杯サポートするよ!」

善子「・・・わかった」

☆☆☆☆

実況「さあいよいよ後半戦が・・・おっと!?ピッチに白竜の姿がありません!絢瀬監督の意図や如何に!?」

せんうた「ええっ!?な、なんで白竜君がベンチに下がったのだ!?」

雪村「ハッ、お前らヘボジャパンなんて白竜抜きでも余裕でぶっ潰せるってことを見せてやるよ!」

善子「舐めてくれるわね!」ムッキー!

曜「・・・まさか」

審判「ピー!」

実況「ホワイトエンジェルスのキックオフで後半開始です!」

雪村「アンドレイ!」ポーン

MF「おう!」

善子「うおおおお!」

MF「・・・」ギロリ

善子「ヒッ・・・!?」ビクッ

MF「アイーダ」ポーン

MF「任せなwww」

実況「アンドレイの必殺技、オラオラメンチの前に津島、堪らず怯んでしまった!」

天馬「行かせない!」

MF「女の子だからって、なめないでよね!ライトニングアクセル!」

ギュウウウウン!

天馬「くっ・・・」

アイーダ「雪村!」ポーン

実況「アイーダ、松風を抜いて雪村へとパスだ!」

理亞「そうはさせないわ!」

実況「だがこれを鹿角がカット!」

理亞「花丸!」ポーン

花丸「ずらっ!」

DF「行かせるか!」

花丸「デコイリリース」パチン!

ヒュン!ヒュン!ヒュン!

花丸「善子ちゃん!」ポーン

実況「国木田一気に切り込んでから津島へパスを繋いだ!」

DF「スノーエンジェル!」

カチーン!

善子「」

実況「アレクセイまたもピンチを救った!」

DF「アイーダ!」ポーン

MF「アンドレイ!」ポーン

MF「おう!」

鞠莉「たああ!」ズザー

ポーン

審判「ピッ!」

曜「千歌ちゃん、梨子ちゃん!」

せんうた「どうしたのだ?」

曜「白竜君、何でベンチに下がったと思う?」

せんうた「・・・何処か故障してる可能性があるってこと?」

曜「確信はないけど、多分そうだと思う」

梨子「前試合ハットトリック決めた人が、シュート1本打っただけでベンチに下がるなんてそれしか考えられないか・・・」

曜「・・・白竜君が居ない今のうちに同点に、いや逆転しよう!」

「「おう!」」

審判「ピー!」

MF「・・・」ポーン

せんうた「たあっ!」

実況「高海素早くインターセプト!」

MF「うあああ!」ズザー

せんうた「スパークエッジドリブルV3」

実況「高海一気に切り込んで行く!」

せんうた「善子ちゃん!」ポーン

善子「っ!」

雪村「今だ!必殺タクティクス!」

せんうた「えっ!?」

「「「「絶対障壁!」」」」

善子「きゃあああああ!」

ポーン・・・

審判「ピッ!」

実況「何と!ホワイトエンジェルスここで必殺タクティクスを発動した!」

曜「絶対・・・障壁」

梨子「ビデオでは何度か見たけど・・・実物は相当威圧感あるわね」

天馬(あれは元々は白恋中の必殺タクティクス。恐らくやり方を教えたのは雪村さんだと思う。だけど前に見た絶対障壁に比べると・・・今の絶対障壁はホーリーロードで見た物と比べ物にならない威力になってる!)

花丸「善子ちゃん!だ、大丈夫!?」

善子「・・・・・おもらししちゃった////」グスン

花丸(・・・・監督)チラッ

黒岩「輝、行けるな?」

輝「はい!」

黒岩「選手交代だ」

実況「おっと、どうやら津島、先程のプレーでどこか痛めたのか国木田の肩を借りながらベンチへと戻って行きます。そして黒岩監督は影山を投入、果たして流れを変えられるのか?」

輝「・・・・」スタスタスタ

花丸「・・・・聖良さん、後はお願いするずら」

聖良「わかりました。おむつの交換が終わったらすぐに戻ってきます」

葵「さ、善子さん。トイレに行きましょう」

善子「・・・・ヨハネ////」グスン

〜女子トイレ〜

善子「ボールを取りに行こうとしたら・・・怖い顔で睨まれて・・・・うええええん!!」

葵「あんな顔で睨まれたら出ちゃうのも仕方ないですよ。むしろその後で引きずらずにプレーしたんだから、善子さんは強い子ですよ!えらいえらい」ナデナデ

聖良「はい、お股とお尻のふきふきは終わりまちた♥あんよあげて〜♥」

善子「////」スッ

聖良「はい、右足を通しましたね。次は左足ー!」スルスル

善子「////」スッ

聖良「両足きちんと通しまちたね♥えらいえらい♥さ、おむつ上げて・・・おズボンも上げて・・・よし完成!」

葵「さ、善子さん!ピッチに戻りましょう!皆が待ってますよ!」

善子「・・・うん////」

☆☆☆☆

せんうた「うおおおお!」

「「「「絶対障壁!」」」」

せんうた「うわっ!!」






天馬「はああああああ!!」

「「「「絶対障壁!」」」」

天馬「うわあああっ!」ドサッ

ポーン・・・

審判「ピッ!」

梨子「そんな・・・千歌ちゃんや天馬君でさえ破れないなんて・・・」

曜「・・・・こうなったらポセイドンの槍で突っ切ろう」

せんうた「・・・賭けてみるのだ」

黒岩「選手交代だ」

実況「どうやら津島、ピッチに戻ってくるようです」

影山「後はお願いします!」

善子「任せなさい」

梨子「よっちゃんおかえり」

善子「・・・・ただいま」

曜「もう残り時間はロスタイム含んでも10分を切った。ポセイドンの槍であの壁をぶち破る!それで、善子ちゃん」

善子「やり方はわかってるわ。私は、剣城のところに入ればいい?」

曜「・・・・行くよ!」

審判「ピー!」

DF「・・・」ポーン

MF「っ、雪村!」ポーン

実況「アンドレイの超ロングパス!」

雪村「はぁっ!はっ!!パンサーブリザード!!」

ギュウウウウン!

ルビィ「もう点はやらない!絶、ゴッドハンドX!」

パシーン!!

ルビィ「うゆ!」ジュウウウウウ〜〜

実況「止めた!黒澤ルビィ、進化したゴッドハンドXでパンサーブリザードを止めました!」

ルビィ「天馬君!」ポーン

天馬「せんうたさん!」ポーン

せんうた「っ!」

雪村「来るぞ!守れ!」

曜「必殺タクティクス!ポセイドンの槍!」

ギュゥゥゥゥン!!

DF「必殺タクティクス・・・」

「「「「絶対障壁!」」」」

バーン!!

実況「これは激しいぶつかり合いだ!」

せんうた「くっ、うううう・・・・うううううおおおおおおお!!!」

パキパキ・・・・パリーーーン!!!

「「「「うわああああ!」」」」

実況「イナズマジャパンの必殺タクティクスが遂に絶対障壁を破った!」

せんうた「任せたのだ!」チョンッ

善子「曜!リリー!行くわよ!」

曜「了解であります!」

梨子「ええ!」

善子「・・・・・・うっ!」

「「たああっ!」」

善子「ダークトルネード・・・」

曜「トリプル・・・」

梨子「クラッシャー!」

ギュウウウウウウウンンン!!!

GK「くっ、クリスタルバリア!!うわあああああ!!」

実況「ゴール!イナズマジャパン、土壇場で新必殺技と絶対障壁の攻略の同時攻撃で同点!」

日本1-1ロシア

ダークトルネードTC(トリプルクラッシャー)・・・オリジナル技。3つのダークトルネードを同時に放ち、膨大なエネルギーでゴールを奪う必殺技。アラレちゃんダッシュがエイリア走りりになってること、炎が黒いこと以外はファイアトルネードTCと同じモーションである

〜ホワイトエンジェルスベンチ〜

絵里「・・・流石に、1点リードで逃げ切れる甘い相手じゃないか」

白竜「監督!」

絵里「選手交代・・・・行ってきなさい、白竜!」

白竜「はい!」

実況「おっとホワイトエンジェルス、ここで再び白竜をピッチに戻して来ました!」

曜「・・・ラスボス復活でありますか」ゴクリ

善子「ま・・・このヨハネ様と、ヨハネの眷属二人でゴールを決めて、世界一を勝ち取ってやるわよ」

梨子「余裕のよっちゃんよ」

実況「残り時間は後僅か!これが最後のプレーとなるか!?」

審判「ピー!」

白竜「行くぞ!」チョンッ

雪村「アイーダ!」ポーン

善子「行かせない!」

MF「ライトニングアクセル!」

ギュウウウウン!

実況「津島、あっさりと抜かれた!」

天馬「うらあああ!スパイラルドロー!」

MF「きゃっ!?」

実況「だがすぐさま松風が奪い返す!」

天馬「皆上がれ!」

実況「おおっとイナズマジャパン!ここでキーパーを除く全員攻撃を仕掛けてきた!」

DF「行かせるもんかああああ!!」

天馬「そよかぜステップS!」

DF「なっ!?」

天馬「行っけえええええ!」ポーン

善子「ふっ!」

実況「ボールは松風から津島へ渡った!」

善子「これで決める!」

「「「ダークトルネード!トリプr・・・」」」

ヒュウウウウウン!

白竜「ふうっ!」ポーン

善子「なっ!?」

曜「嘘っ・・・・・!?」

実況「何と白竜!自陣のゴール前まで戻っていた!ダークトルネードTCを発動前にヘディングでカット!ルーズボールを拾うのは果たして!?」

天馬「うおおおお!」

雪村「っえい!!」ポーン

実況「ルーズボールを拾ったのは雪村だ!」

MF「っ!」

白竜「アイーダ!」

MF「はいっ!」ポーン

実況「ボールは白竜に渡った!」

絵里「お願い、白竜っ!!」

キィン!

白竜「はあああああああ!!」

ビュオオオオオオオオオオオオ!!!

果南「何・・・この出鱈目な強さの風は!?」

白竜「ホワイト・・・・ハリケエエエエン!!」GX

ギュウウウウウウウウンンンン!!!

理亞「ディープミスト!」カキイイイイン!

ダイヤ「アイアンウォール!」カキイイイイン!

ギュウウウウン!

果南「オーシャン・・・」

鞠莉「ブラスター!」

ギュルルルルル!!!

果南「くぅぅ・・・・!!!」ジリッ

鞠莉「何としても・・・止める・・・・」

ポーン!

鞠莉「きゃああああっ!!」

果南「うわっ!」

実況「イナズマジャパン4人掛かりの決死のブロック!」






ヒュウウウウウン!

雪村「今度は計算ずくだぜ!」

実況「ああっとまたしても雪村だ!ボールを弾いた先に雪村が居たあああああ!」

白竜「頼む!」

ルビィ「絶ゴッドh・・・・」

雪村「遅えよ!エターナルブリザード!」

ズバーン!

実況「ゴオオオオオオオル!勝ち越したのはホワイトエンジェルスだああああああ!!」

審判「ピッ、ピッ、ピー!」

実際「ここで試合終了のホイッスル!世界の頂点に立ったのは・・・ロシア代表ホワイトエンジェルスだああああああ!!!」

日本1-2ロシア

雪村「うっしゃああああああ!!!」

「「「やったやった!!おれたちかったー!!!」」」

白竜「ハァ・・・ハァ・・・・良かった、」

絵里「白竜うううう!!」ガバッ!

白竜「うわっ!?」

絵里「勝った!勝った!私達、世界の頂点に立ったのよ!」ギュー!

白竜「監督・・・・////皆見てますから・・・・////」

絵里「ハッ!?あ、あらやだ・・・年甲斐もなくはしゃぎ過ぎちゃったわ/////」

白竜「////」

|c||^.- ^||

白竜「・・・・あの」

|c||^.- ^||「あ、私のことはお構いなく、どうぞ続けてくださいまし」

白竜「何をだっ!!////」

天馬「白竜!」

白竜「天馬・・・」

天馬「優勝、おめでとう」

白竜「・・・・ああ」

天馬「それと、足は大丈夫・・・?」

白竜「・・・・心配はいらない。これから休めば、すぐに治るさ」

天馬「そっか。良かった・・・」

☆☆☆☆

偉そうなおっさん「これより、FFIU-18の閉会式を・・・」

ドカーン!

偉そうなおっさん「何だこの爆発は!何事だっ!?」

ピカアアアアンン!

せんうた「・・・ま、眩しいのだ」

「君達が地球のサッカープレイヤーか?」

せんうた「だ、誰なのだ・・・?」

「我々は、この星から17万光年離れた惑星、トロンからやってきた戦闘民族だ」

「「「・・・・は?」」」

絵里「遂にここまで来たのね・・・トロンの使徒・・・・」

黒岩「どうやら、時は来たみたいだな」

せんうた「FFIU-18が終わったと思ったら・・・惑星トロン?から宇宙人?が突如として現れた。果たして、この物語は何処へ行くのか?」

to be continued・・・

千歌「このssが続くかは未定ですが、世界大会編はこれでおしまいなのだ!」

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