【少女歌劇SS】華恋「リビングで皆とゲーム!」 (20)

キャラ崩壊注意



1.ポーカー



双葉「喰らえっ!スリーカードだ!」バシッ

香子「フルハウスどす♪」ペラッ

双葉「あぁっ!?」

香子「ふふふ……これでゲームセット。ぼろ儲けやわぁ♪」スススッ

双葉「あぁー……あたしのカントリーマアムが……っ!」

クロ「双葉と香子じゃない。何してるの?」ガチャッ

香子「あら、クロディーヌはん。なぁに、ちょっとした博打どすよ♪」

クロ「ポーカーね……。それで、負けたのね。あんた」

双葉「うっせーなー。運が悪かったんだよ!運が」

香子「運だけやあらへん。双葉はんは顔に出やすいからなぁ。要は演技力の問題どす。まだまだ精進が足りまへんな」ドヤァ

双葉「何だとぉ!?」

クロ「ふーん……演技力。ねぇ」

クロ「ねぇ双葉。私が敵討ちしてあげる。そこどきなさい」

双葉「えっ?なに、お前もやるのかよ」

クロ「次席の『演技力』。見せてあげるわ」スッ

香子「おっ。なかなか言うてくれはるやないの。うちはチップさえ用意してくれたら、誰が相手でもOKどすえ?」

クロ「……チップ?」

香子「現金はあきまへん。お菓子を賭けるんどす」

クロ「……双葉。何か出しなさい」スッ

双葉「生憎、さっき香子にすってんてんにされた所だ。何も持ってねぇ」

香子「あらぁ……賭けるもんがないっちゅうなら、勝負はできまへんなぁ」

クロ「むっ……それじゃあ、こういうのはどう?私が負けたら、お菓子の代わりに何でも一つ言うことを聞くっていうのは……」

真矢「香子さん。そこをどきなさい」ババァァン

香子「!?」

双葉「!?」

クロ「!?」

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クロ「天堂真矢!?いつからここに!?」

真矢「おや?それとも私に負けるのが怖いのですか?」

双葉「煽りの台詞が早い」

クロ「上等よ!やってやろうじゃない!」

双葉「煽られるのが上手すぎる」

真矢「最初に仮チップをお互いに10枚。負けた方が勝った方の言うことを一つ『なんでも』聞く。それでよろしいですね?」

クロ「構わないわ!」

双葉「あーあ……なんか結局、あたし達と関係ない勝負になっちまったな……」

香子「ほんならうちらで、どっちが勝つか、賭けまへんか?もちろん『なんでも』を賭けて」

双葉「おっ、いいぜ。それじゃあたしはクロ子に賭ける。個人練習の恩もあるしな」

クロ「ふふっ。双葉あんた、中々見る目あるじゃない」スッ

香子「くっ、うちを差し置いてイチャつきよってからに……!真矢はん!こてんぱんにしたりぃ!」

真矢「御意」スッ

クロ(さて……交換が終わって、私の手札はAのワンペア)

双葉「どっちが先にベットするんだ?」

香子「さっき勝ったんはうちやし、真矢はんでええんちゃう?」

真矢「持ちチップ10枚。全て賭けます」

香子「!?」

双葉「!?」

クロ「!?」

クロ(ど、どういうつもりよ天堂真矢!いきなり全賭けなんて……それだけ強い手役ってこと……!?)

クロ(いや……そうやって私を降ろさせて、実はハッタリ!本当はブタでした!という可能性も……)

クロ(ある!その可能性はおおいにあるわ!いかにも天堂真矢がやりそうなことよ!)

クロ(しかもこれは1ラウンド目!初っ端にかまして、主導権を握ろうとしているのかもしれない!)

クロ(けど……逆に考えればこれはチャンス!ここで決めることができるかもしれないんだから!)

クロ(むしろ、決めるチャンスはここしかないとすら言えるわ!真矢が油断し、過剰なハッタリを演出をしている今こそが!)

クロ(私の手役はAのワンペア!真矢が私に勝つにはツーペア以上でなければならない!)

クロ(ジョーカーなしのルールでは、ツーペア以上の手役を揃える確率は10%を切る!確率的にも見て、私が勝つ確率は90%を超える!)

クロ(行ける……行けるわよ!この勝負!)

クロ「その勝負、受けた!コール!」

香子「両者オープン!」バッ

クロ「ワンペア!」バッ

真矢「普通にツーペアです」ピラッ

クロ「普通にツーペア!」ドンガラガッシャン

香子「さぁ、賭けはまたもやうちの勝ち。何やってもらおかな~」ニヤニヤ

双葉「くっ……」

香子「それじゃあ……『今日一日うちの召使い』!どや!」

双葉「えー?それって何かズルくねぇか?」

香子「知らんもーん。それじゃ早速肩でも揉んでもらおかな。ほらはよはよ」

双葉「ったく、まぁそれくらいなら……」モミモミ

香子「あぁ~そこぉ、もっと……」

双葉「……何か、これいつもと一緒じゃねぇ?」モミモミ

香子「……確かに」

双葉(あたしは常日頃から、こいつの召使いまがいをやってるってことか……)モミモミ

香子「な、なぁ。やっぱり別のお願いにしていい?」

双葉「ぶっぶー。取り消し不可で~す」ブッブー

香子「あ~ん!なんか納得いけへ~ん!」


真矢「ふふっ、逸りましたね。香子さん。私は冷静に、それはもうとんでもないことをお願いするとしましょう……」

クロ「とんでもないこと……!?」ゴクリ

真矢「…………」ジックリ

クロ「……は、早く言いなさいよ」

真矢「すいません。この権利の行使は、また後日でもよろしいでしょうか」

クロ「あんた最後までエリクサー使えないタイプでしょ」



  -終わり-

2.人生ゲーム



華恋「仕送りで人生ゲーム送られてきたから、皆でやろうよ!」ババァァン

双葉「親の顔が見てみてぇよ」

華恋「皆車選んでね~。私は赤!」バッ

双葉「あっこら。赤はあたしの色だろ」

純那「ななはやっぱり黄色?」

なな「私は結婚マスで純那ちゃんの車に乗るから要らない」

純那「何言ってるの」

クロ「まぁ、さすがに九人全員でやるとテンポ悪いし、別にいいんじゃない?タッグプレイでも」

香子「さんせ~い。ほなら、さっさとここまで迎えに来てな。双葉はん」

双葉「へーへー」

真矢「それではクロディーヌ。少し先で待っていてください」

クロ「なっ!?何であたしがお嫁さんなのよ!あんたが待ってなさいよ!」

華恋「クロディーヌちゃんがお嫁さんだと思う」

まひる「クロディーヌちゃんがお嫁さんだよね」

ひかり「クロ(ry」

クロ「なんでよ!」

双葉「そこ三人はどうすんだよ」

華恋「二人同時にお嫁に迎えることになりましたっ!」ビシッ

まひる「ねー♪」

ひかり「ねー……♪」

双葉(一妻多妻……)

中盤



純那「『このマスを通過したプレイヤーは、家を一つ買う』……か」

純那「えっと、こういうのはなるべく高い家買った方がいいんだっけ……でも今持ってるお金少ないし……」

純那「いや、次の給料日マスも計算に入れれば……」(弁護士)

なな「えへへ」ニコニコ

純那「……なな?何で笑ってるの?」

なな「なんか、二人で一緒にお家選んでるみたいだなぁ。って思って」

純那「え……?今まさにその状況なんじゃないの?」

なな「私日当たりが良い所がいいなぁ」

純那「そんな細かい所まで決まってるゲームじゃないわよ?」


まひる「何でゲーム買ったりしちゃうのひかりちゃん!」(-12000)

まひる「何で自費出版しちゃうのひかりちゃん!」(-50000)

まひる「何で絵画なんて買うのひかりちゃん!」(-100000)

ひかり「ごめんなさい……」

華恋「まぁまぁ、まひるちゃん。ルーレットなんて運だし、ひかりちゃんもわざとやってるわけじゃ……」(フリーター)

まひる「華恋ちゃんは早く定職に就いて!」

ひかり「あっ、ギャンブルコースに……」カララララ…ピタッ

まひる「いやああああ!」

ゴール



香子「えーと、お金の合計が……数えるのめんどくさいわ。どうせうちらが一位やろ」

双葉「金+マス全部踏んだんじゃねぇのお前……」(プロスポーツ選手)


純那「ふぅ……私達は二位かしら」

なな「お家高く売れたね……私達のお家……」ションボリ

純那「なんでちょっと悲しそうなのよ」


クロ「何で最後の最後で月面旅行なんて行くのよ!三位になっちゃったじゃない!」

真矢「あなたとのハネムーンですよ?ここにお金を使わないでどうするのです」(アイドル)

クロ「アイドルがそんな派手な新婚旅行やってんじゃないわよ!」


華恋「……」

ひかり「……」

まひる「……」(開拓地)



  -終わり-

3.愛してるゲーム



香子『双葉はんは顔に出やすいからなぁ』


双葉「うーん……」

双葉(あたしだって舞台少女の端くれだ。あんなことを言われておめおめと引き下がる訳にはいかねぇ……)

双葉(何か香子をぎゃふんと言わせてやれねぇか……)


真矢「……愛していますよ。私のクロディーヌ」ギュッ

クロ「ぎゃふんっ!」


双葉「これだ!」グッ

双葉「香子。愛してるゲームって知ってるか?」

香子「ん。なんか聞いたことあるで。確か、交互に『愛してる』って言って、先に照れた方が負けっていう……」

双葉「そう。やってみようぜ。また『なんでも』を賭けてさ」

香子「え~?そんなん言ってええの?どう考えても初心な双葉はんが不利やんか」

双葉「愛してる」

香子「……っ!?あ、愛してる」

双葉「愛してる」

香子「愛してる」

双葉「愛してる」

香子「……愛しとるで、双葉はん♪」

双葉「おまっ……危なっ!名前呼ぶのはズルいだろ!」

香子「ず、別にズルないもん!ほら、双葉はんの番やで!」

双葉「……ずっとあたしと一緒に居てくれ。香子、好きだ。愛してる」

香子「…………あっぶなっ!ちょおあかんて!長いのはあかん!」

双葉「あかんくない!ほら香子の番だぞ!」

香子「……ほんま、双葉はんは笑顔が可愛らしなあ。愛しとるで♪」

双葉「香子の声聞くと落ち着くんだよな……愛してる」

香子「私も双葉はんの背中、安心するから大好きやで、愛しとる♪」

双葉「……っ!好きだ!愛してる!」カァァ

香子「すっ、好き好き好き好き大好き!愛してる!」カァァ

双葉(うっわこいつもう顔真っ赤じゃねぇか……あたしの勝ちだろこれ)

香子(双葉はん、もう顔茹でだこみたいになっとるやんか……とっくにうちの勝ちやでこれ)

ふたかお(でもそれ言ったら終わっちゃうん(だ)よなぁ……)

双葉「……愛してる!」

香子「愛してる!」

双葉「愛してるーっ!」


純那「……すっごいリビングに入りづらいんだけど」

なな「一応、撮っとこうか。結婚式で流してあげよう」ピロン



  -終わり-

4.膝の上に乗るゲーム



華恋「割り箸が余ってるから王様ゲームやろうよ!」

双葉「割り箸は余らせとくもんだろ」

クロ「双葉。王様ゲームって何?」

双葉「皆でくじ引きして王様を決めて、王様が誰かに命令を出す。王様の言うことは絶対」

クロ「ふーん……面白そうじゃない。私も参加するわ」

真矢「おや?それとも私に負けるのが怖いのですか?」

クロ「やるって言ってるじゃない」

まひる「華恋ちゃんがやるなら私もやる~」

ひかり「私も……」

香子「うちもやる!」

双葉「お前こういうの好きそうだもんな……まぁ、香子がやるならあたしもやる」

なな「皆やるみたいだし、純那ちゃんもやろ?」

純那「別にいいけど……変な命令したりしないでよね」

なな「しな…………うん。始めよっか」

純那「ちょっと」

華恋「王様だーれだっ!」スッ

1ターン目



真矢「This is king」ババァァン

純那「似合うわね……」

真矢「クロディーヌ。何番ですか?」

クロ「教えるわけないじゃない」

真矢「私の質問に全て『いいえ』と答えてください。1番ですか?2番ですか?5、6、8番のどれかですか?」

クロ「いいえ。いいえ。いいえ」

真矢「4番は私の膝の上に座る」ニッコリ

クロ「何で分かるのよ!」(4)

真矢「ふふふ……」ムギュッ

華恋「ぬいぐるみみたいで可愛い!」

クロ「うう……」

2ターン目



純那「あっ。王様私だ」

純那(でも、どんな命令を出せばいいか分かんないわね……まぁ、真矢さんの真似でいいか)

純那「1番の人は私の膝の上に座る」

双葉「おっ、あたし1番」

なな「!?」

純那「えっと、じゃあ、どうぞ」ポンポン

双葉「失礼しまーす」ポフッ

香子「双葉はん!うちの膝よりそんな女の膝の方がええっちゅうんかぁ!?」

双葉「お前の膝の上乗ったこととかあったっけ?」

純那「なんか……双葉さんがこんなに近くに居るって、新鮮だわ。ななは大きいから、尚更」

双葉「あぁ?あたしは小さいってかぁ?」ポスポス

純那「ふふっ。ごめんなさい」

なな「……」

なな「……」ゴゴゴゴゴ

2ターン目



華恋「じゃ、皆もっかい引いてー」

双葉「んー……」スッ

なな「ふっ」バシィッ

双葉「!?」

なな「あっ、ごめん双葉ちゃん。腕当たっちゃった」

双葉「お、おう……」

双葉(今、あたしが取ろうとした割り箸を横取りしたような……?)

純那「1番は私の膝の上に座る」

なな「はーい。私1番!お邪魔しまーす」ポフッ

純那「わっ」

なな「えへへ」

双葉(まさか……な)

3ターン目



まひる「来た!私王様だ!」

まひる(この流れなら『膝の上に座る』って命令を自然に言える!)

まひる(問題は華恋ちゃんを当てれるかどうか……!)

まひる「華恋ちゃん。私の質問に全部いいえで答えてね……?1番ですか?2番ですか?5、6、8番のどれかですか?」

華恋「いいえ。いいえ。いいえ」

まひる「……2番の人は私の膝の上に座る!」

華恋「私3番だから違うや」

まひる「あぁっ、外れたぁ~」ガクッ

香子「それで、2番って誰どす?」

ひかり「私」

まひる「ひかりちゃん」

ひかり「……いい?」

まひる「あ、うん」

ひかり「……重くない?」ポフッ

まひる「ううん。ちょっと軽くて、心配しちゃうくらいだよ」

ひかり「そう」

まひる(……なんか、ひかりちゃんもお人形みたいで可愛いなぁ……)

まひる(これでちょっと抜けてる所もあって、ついお世話してあげたくなっちゃうっていうか……)ナデナデ

ひかり「んん……」

まひる「あっ、ごめん。くすぐったかった?」

ひかり「別に……むしろ」

華恋「わあああっ!」ガバッ

まひる「!?」

ひかり「!?」

華恋「二人ばっかり仲良しでズルい!私もまひるちゃんの膝に座る!」

双葉「おい華恋。そんな命令……」

華恋「3番の人は座っちゃダメって言われてないもん!」

ひかり「じゃあ、半分こ」スッ

まひる「えっえっ」

華恋「えへへ、三人仲良し!」ギュッ

ひかり「……うん」ギュッ

まひる(か、華恋ちゃんとひかりちゃんが、同時に私の膝に……っ)

まひる「あっあっあ~」


そして露崎まひるは気絶した。(晩ご飯の時間になると起きた)



  -終わり-

以上になります。

本来の愛してるゲームは交互に言い合うルールではないようです。
だからどうということもないですが。
少女歌劇SSを増やせ。

ありがとうございました。

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