【安価】提督「肝試し?」 (137)

ざわざわ......

提督「よーしみんな集まったかー?」

はーい!

提督「ん、それじゃあこれより!第一回、鎮守府一の強心臓は誰か!?ドキドキ肝試し大会を開始します!」

わーわー!ダサーイわーわー!

提督「......何か聞こえた気がするんだが」

阿武隈「あ、あはは......まぁまぁ」

提督「まあいいけどさ......」

大淀「しかし肝試しですか。楽しみですがなかなかドキドキしますね」

阿武隈「あたしも......うぅ、あたし大丈夫かなぁ」

提督「まあ皆そんな感じだよなぁ。果たして皆どんな反応するのやら......楽しみだなぁ」ニヤッ

阿武隈「あはは......」

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提督「......あ、そうだった」

阿武隈「?」

提督「いや、今回の肝試しは前に話した通り、くじを引いてランダムに決めた二人組で肝試しに行ってもらうって話だったんだが......お前たち二人は最初にペアとして行ってもらいたいんだ」

大淀「え?私たちがですか?」

提督「ああ。いや、二人とも少しとはいえ設営に関わってるからさ。他の人とだと思わぬところでネタバレしちゃうかもだし」

阿武隈「ああー、なるほど」

大淀「確かに驚かされるところで変に身構えてしまってバレてしまうかもしれませんしね」

提督「そうそう、だから悪いんだがいいか?」

阿武隈「はい!あたし的には大丈夫です!」

大淀「ええ、私も大丈夫です」

提督「助かるよ。それじゃあ早速だが阿武隈、大淀、頼んだぞ。ま、楽しんできてくれ」

阿武隈「はい!」

↓1コンマ
阿武隈のびびり度

↓2コンマ
大淀のびびり度

00で鋼の心臓
99でがちびびり

阿武隈96:失禁寸前
大淀22:強心臓


大淀「しかし準備をしていたときは昼でしたから分かりませんでしたがこうやって夜歩くとなかなかいい雰囲気ですね」

阿武隈ガタガタガタ

大淀「頑張って準備をした甲斐があったと言いますか」

阿武隈ガタガタガタ

大淀「......」

阿武隈ガタガタガタ

大淀「......あの」ポンッ

阿武隈「ひゃぁあああぁぁ!!?」ビックゥ

大淀「......ダメそうですね」

阿武隈「だ、だ、だってぇ......こ、こ、こんなに怖いなんてあたし聞いてないですよぉ!!」ヒーン

大淀「まだ一ヶ所目のびっくりポイントにもたどり着いてないんですが......」

阿武隈「ううぅ......あたしにはもう無理......歩けない......」グスグス

大淀「はぁ......」

阿武隈「そ、それより何で大淀さんはそんなに平気そうなんですか......信じられない......」

大淀「何故と言われましても......まあとりあえず阿武隈さん、ここに立ち止まっても何ですし先に進みましょう」

阿武隈「......」

大淀「......阿武隈さん?」

阿武隈「......そ、その、あ、足が震えて動かないんです......」ガタガタ

大淀「......手を貸しますよ」

阿武隈「......すみません」

大淀「あ、阿武隈さん」

阿武隈「ひゃ!?ひゃいっ!?なんでひゅかぁ!?」ビクッ

大淀「いえ......その、そろそろびっくりポイントですので準備を」

阿武隈「ひぇ......」ガタガタガタ

大淀(......大丈夫でしょうか、ここまでくるともう途中でリタイアした方が)

ガサガサ

大淀「......え?」

『ヴァアアアアァァアアア!!』

大淀「っ」

大淀(そういえばここにもびっくりポイントが......って)

大淀「あ!阿武隈さん、大丈......」

阿武隈ブクブク

ばたーんっ

大淀「あ、阿武隈さん!!??」

提督「......で、気絶したから戻ってきたと」

大淀「別の意味でびっくりしました......」

提督「ははは......」

阿武隈「......う、ううん」ピクッ

提督「お、起きた」

阿武隈「......ふぇ?あたし何を......」

提督「よ、お疲れさま。大丈夫か?」

阿武隈「......あ、もしかしてあたし......す、すみません大淀さん!」

大淀「い、いえ、平気ですよ。それより阿武隈さん、もう大丈夫なんですか?」

阿武隈「は、はい、なんとか......」

提督「ならよかったよ......しかし阿武隈、こういうの苦手だったのね」

阿武隈「あたし的にもびっくりです......うぅ、恥ずかしい......」

提督「ははは......ま、とりあえずゆっくりしてな。さ、そろそろ次の組、行こうかー!えっと、次の組は......」

↓1,2
誰か艦娘を

提督「えっとクジの結果......満潮と羽黒だ!」

阿武隈「え、羽黒さん?......大丈夫かな?」

提督「あー......だな。羽黒、大丈夫そうか?」

羽黒「あ、あの......怖いけど......皆と楽しみたいから......その、が、頑張ります!」

提督「ま、無理はしないようにな」

羽黒「は、はい!」

提督「それに対し満潮はこういうの平気そうだが......どうだ?」

満潮「どうって......別にどうってことないわよ」ソワソワ

提督「......ほんとかなぁ?」

満潮「なっ!?何よ!?べ、別に怖がってなんか......あっ」

提督「はは、ま、楽しんできてくれ」

満潮「~ッ!ふんっ!」

大淀クスクス

提督「さ、二人とも、そろそろ出発、よろしく!」

羽黒「はい!ふふ......よろしくね、満潮ちゃん」

満潮「......よろしく」ムゥ

↓1コンマ
満潮のびびり度

↓2コンマ
羽黒のびびり度

満潮76:かなりびびり
羽黒65:びびり

満潮「......」

羽黒「......」

ガサガサ

満潮「......ッ!?な、なに!?」ビクッ

羽黒「きゃっ!?......あ、と、鳥......うぅ......」

満潮「え?......あ、あぁ......」ホッ

羽黒「あ、あの、満潮ちゃん、大丈夫?」

満潮「えっ!?あ、な、だ、大丈夫よ!」グスッ

羽黒「あ......」

羽黒(そ、そうだよね。羽黒だって怖いんだから満潮ちゃんだって......)

満潮フルフル

羽黒(こんなとき......司令官さんなら......きっと......)

羽黒「......」

羽黒(怖いけど......私が、何とかしてあげないとっ!)

羽黒「......あ、あのね、満潮ちゃん」

満潮「な、なに?」

羽黒「......手、繋いでもいい、かな?」

満潮「え?手?」

羽黒「あの、私、怖いから......だから、その、もし、良かったら......あの......」オズオズ

満潮「......」

羽黒「ダメ......かな?」

満潮「......別に、怖いならいいわ。手くらい、繋いであげる」ギュッ

羽黒「あ......」

満潮「......ふん」プイッ

羽黒「......」

満潮「......」

ガサガサ

『ヴァアアアアァァアアア!!』

羽黒「ッ!」ギュッ

満潮「ッ!」ギュッ

羽黒「うぅ......満潮ちゃん、大丈夫?」

満潮「......べっ、別にこれくらい平気よ!」

羽黒「あ、よ、良かった......」ホッ

満潮「......」

羽黒「......満潮ちゃん?」

満潮「......まぁ、その......手のお陰......かな」

羽黒「え?」

満潮「......ありがと」ボソッ

羽黒「満潮ちゃん......」

満潮「さ、さあ早く行きましょっ!こんなのとっとと終わらせるわ!」

羽黒「......は、はい!」

提督「お、戻ってきた。二人とも大丈夫そうだな......どうだった?」

満潮「別に大したことなかったわ。まあ......それなりに楽しめた、かな」

羽黒「怖かったですけど......羽黒もその、とても楽しかったです」

提督「はは、それなら何よりだ。まあ、とりあえず二人ともお疲れ様」

羽黒「司令官さん......ありがとうございます」

満潮「ふん......羽黒さん、行きましょ」グイッ

羽黒「え?あ......は、はい」フフッ

提督「......はは、羽黒も成長したな。着任したときのあいつが嘘みたいだ」

大淀「ふふっ、そうですね。満潮さんも、ですけど」

提督「ははっ、確かに。あいつもかなり柔らかくなったからな......っと、そろそろ次にいかないとな。えーと、次の組合せは......」ガサガサ


↓1,2
誰か艦娘を

千歳と雲龍把握
今日はここまで
また皆さんよろしくお願いします

提督「続いてのペアは......千歳と、雲龍だ!」

大淀「あら、空母ペアですね」

千歳「雲龍さん、よろしくお願いします」

雲龍「ええ......こちらこそ、よろしくお願いしますね」

提督「しかし二人とも、いつもとあまり変わらんな」

雲龍「そう?」

阿武隈「スゴいですよね......怖くないんですか?」

千歳「これでも結構緊張してるんですよ?その、顔に出さないようにしてるだけで」

提督「そうなのか。俺はてっきり酒のお陰で怖くなくなってるんだと......」

千歳「も、もぅ......提督ぅ、私だっていつも呑んでる訳じゃないんですよ?」ムゥ

提督「っとと、悪い悪い。えっと、それで雲龍はどうなんだ?怖くないのか?」

雲龍「私は大丈夫です......偵察機と爆撃機がありますから」スッ

提督「おい待て、肝試しでそんなもん使おうとするな」

雲龍「え?......ダメなの?」

提督「ダメに決まってるだろ......」

千歳「ふふっ」クスクス

雲龍「......艦載機はなしってこと?」

提督「なしだ。持っていくのもあれだしここに置いて......」

雲龍「......そう」ショボン

提督「......持っていくだけならよし」

阿武隈「あはは......」


↓1コンマ
千歳のびびり度

↓2コンマ
雲龍のびびり度

訂正
>>30
爆撃機→艦爆

千歳77:かなりびびり
雲龍59:ちょいびびり


千歳「うぅ、結構雰囲気あるわね」

雲龍「そうね......でも、嫌いじゃないわ」

千歳「スゴいですね......私には無理です」

雲龍「でも......この先、何があるか分からないのに艦載機が使えないというのはなかなか怖いですね」

千歳「確かに......こんなことなら意地はらないで少しお酒を呑んでから来るべきだったかしら」

雲龍「......大丈夫?」

千歳「い、今はなんとか......でもまだまだこれから、なんですよね」

雲龍「あまり、無理はしない方がいいんじゃないかしら」

千歳「えぇ......でも、最後までやりきりたいんです。千代田に、格好悪いところは見せられませんから」フフッ

雲龍「......ふふっ」

千歳「雲龍さん?」

雲龍「そうね......そういうことなら、手伝うわ」スッ

千歳「え?......それ、艦載機......」

雲龍「暗いけどいける?よし、発艦始め」

千歳「う、雲龍さん!?流石にそれは......」

雲龍「平気よ。偵察に送ったわけではないわ」

千歳「え?それじゃあなにを......」

雲龍「......あれよ」

千歳「あれ?......って、あら?艦載機になにか......」

雲龍「これで足りるかしら?」

千歳「これって......お酒?」

雲龍「ふふっ、少しお休みしましょう、ね?」

千歳「......雲龍さん、ありがとうございます。いただきますね」クスッ

雲龍「えぇ」フフッ

千歳「提督、ただいま戻りました!」

提督「おー、お疲れー......ってあれ?なんか行く前よりテンション高くないか?」

千歳「そ、そうですか?」ピクッ

雲龍「そんなことは、ないと思うけど」ピクッ

提督「そうか?うーん......ま、二人とも無事ゴールおめでとう。肝試し、楽しめたか?」

雲龍「うふふっ、なかなかいい感じでした」

提督「それはよかったよ。千歳はどうだった?」

千歳「そうですね......雲龍さんのお陰で楽しめました」フフッ

提督「うん?何かあったのか?」

千歳「うふふっ、秘密です!」

提督「気になる......」

大淀「提督、そろそろ次の組の準備を」

提督「む......分かった。千歳、雲龍は休んでてくれ。えっと、それじゃあ次の組を発表するぞー!」


↓1,2
誰か艦娘を

提督「おっと......これはこれは」

大淀「提督?」

提督「っと、すまんすまん。次の組合せは皐月と長月だ!」

皐月「え?ボクと......」

長月「私?」

阿武隈「スゴい偶然ですね......」

提督「だよな。しかし二人とも大丈夫か?」

長月「問題ない。な、皐月!」

皐月「もっちろん!全然大丈夫だよ!」

提督「......それならいいが」

皐月「あ、もしかして心配してくれてるの?うっふふ、かわいいね!」

提督「......むぅ」

長月「よし、それじゃあ行くぞ!」

皐月「おー!」

提督(......本当に大丈夫かな?)


↓1コンマ
皐月びびり度

↓2コンマ
長月びびり度

皐月03:鋼の心臓
長月21:強心臓


皐月「全く司令官も心配性だよね!」プンプン

長月「あぁ、駆逐艦と侮るなって言ってるのだが......」

皐月「ま、そんなところがかわいいんだけどね!ね、長月もそう思うよね?」

長月「なっ!?べ、別に......その、だな」

皐月「......うふっ、長月もかぁわいいね!」ダキッ

長月「ぅ......さ、皐月!暗いんだからふざけるのはやめろぉ!」マッカ

皐月「ふふっ、分かってるって!それよりさ、そろそろかな?」

長月「ん?なにがだ?」

皐月「ほら、雰囲気的にさ。ワッ、てくるの!」ワクワク

長月「あぁ......確かに」

皐月「だよね!ねね、どこからくるかな?」

長月「そうだな......多分、そこの茂みとか......」

『ヴァアアアアァァアアア!!』

長月「っとと、ほらな!......って、おお!皐月、見てみろ!」

皐月「え?わっ、スゴいリアルなメイクだね......」

長月「だろ?......作り物と分かっててもスゴいなこれは」

皐月「......うーん」

長月「皐月?」

皐月「......長月」

長月「なんだ?」

皐月「......これ、ものスッゴクかわいいよね!?」

長月「......流石に幽霊の感想にそれはないと思うぞ」

皐月「えー!?」

皐月「司令官!戻ったよー!」

提督「......ん?あれ?もう戻ってきたの?しかもなんだか余裕そうだな」

皐月「へっへーん!どう?ボクのこと見直してくれた!?」ドヤッ

長月「まぁこのくらいは余裕だな」フフン

阿武隈(......あたしなんて気絶したのに......うぅ)

提督「......うん、めちゃくちゃ見直したよ。というかお前らマジでスゴいな」ナデナデ

皐月「えへへ♪」テレテレ

長月「......っふふ」テレテレ

提督「しかしそんなんだと肝試し、満足出来なかったんじゃないか?」

長月「そんなことない、楽しかったぞ」

皐月「うん、幽霊もかわいかったし!」

提督「そ、そう......ならいいけど。まあとにかく二人ともお疲れ」

皐月「うんっ!それじゃあ長月、いこっか」

長月「あぁ」

大淀「......二人とも、本当にスゴいですね」

提督「だな......っといかんいかん。進行を忘れるところだった。えっと、次の組は......っと」


↓1,2
誰か艦娘を

龍驤山風把握
今日はここまで
これからもこれくらいのペースで細々とやっていく予定
もしよろしければお付き合いください

提督「次は龍驤と山風だ!」

龍驤「お、ついにうちの出番か!そんで相方は山風かー、よろしく頼むでー」

山風「え......あ、あの......その......」オドオド

龍驤「えーっと、大丈夫なんか?」

山風「うぅ......大、丈夫......だから......そんなに......構わないで......」ビクビク

龍驤「うーん......なあ、うち警戒されてるんかな?」ヒソヒソ

提督「どうだろ?まあ引っ込み思案なところあるしうまいこと頼むよ」ヒソヒソ

龍驤「頼むってキミィ、うちだってわりと怖いんやけど......ま、しゃーない!よし、山風!早速出発するでー!」

山風「え!?......あの......」

龍驤「ん?どうかした......」

山風「......っ!」ギュッ

龍驤「っとと。なんやいきなり......お?手......」

山風「......手を、離さないでね?」フルフル

龍驤「......よっしゃ!任せてやー!」


↓1コンマ
龍驤のびびり度

↓2コンマ
山風のびびり度

龍驤30:かなりの強心臓
山風93:失禁寸前

山風「う......うぅ......」ガタガタ

龍驤(......出発したまでは良かったけど、ものすっごい震えとるな......手の震えがとんでもないことになっとる)

龍驤「どうしたもんかなぁ」ボソッ

山風「ひっ!?な、なにっ!?」ビックゥ

龍驤「へ?いやなんでもあらへん......っておぉ!?」

山風ジワァ

龍驤「あわわ、な、泣かんといてやぁ。うぅ、うちこういうときどうすれば......」オロオロ

龍驤(......まさかうちの声にすら驚くとは......こらあかんわ)

龍驤「......せ、せや!山風!うちの艦載機でおもろいもん見せてるわ!な!?」

山風「......え?......おもし、ろい?」グスッ

龍驤「そ、そうそう!ほな早速......あ、準備するから手を少し離して......」

山風「......」ギュウゥゥ

龍驤「......山風ー?ちょっち、手を離して」

山風「いや......離さないで......」フルフル

龍驤「あー......」

龍驤(うぅ、そんな捨てられた子犬みたいな目で見んといてやー......)

龍驤(......あかんなぁ、あれから一歩も動けない)

山風ムギュゥゥ

龍驤(気がついたら手じゃなくて体に引っ付いとるし......)

龍驤「しゃーない......山風、ちょっと失礼するでー!」

山風「え?......きゃっ!?な......に?......だっ、こ?」

龍驤「おお、キミえらく軽いなぁ。ま、あとはうちに任せてな!怖かったらうちの胸に顔埋めてもええでー!なんてなー」アハハ

山風「......」

龍驤「......ちょ、ちょっとは笑ってなー......ま、しっかり抱きついとくんやで!」

山風「......ん」コクッ

龍驤「よっしゃ、行くでー!」

山風(......あった、かい......)

大淀「あら?あれは......」

阿武隈「龍驤さんと......もしかして抱っこされてるのって山風ちゃん?」

龍驤「ふぃー、やっとついたー!山風、終わったでー!もう大丈夫や!」

山風「......ほん、と?......」グスッ

龍驤「何やキミ、まだ泣いてたんか」アハハ

提督「泣いてって......お、おいおい、山風、大丈夫か?」

阿武隈「山風ちゃん大丈夫?」

山風「......そんなに......構わないで」ギュッ

龍驤「おお?な、なんや?そんなに引っ付いて......」

山風ムギュゥゥ

提督「ははっ、すっかりなつかれたみたいだな」

龍驤「......ウチなんか特別なことしたかなぁ」

提督「ま、自然だったからこそなんじゃないか?......とにかくありがとうな、龍驤」

龍驤「そ、そんなに畏まられると困るわ......ま、なんだかんだ楽しかったでー」アハハ

提督「本当にありがとうな......さ、そろそろ次の組の準備をしないとか。えっと、次の組は......」


↓1,2
誰か艦娘を

提督「天龍と大鳳か」

天龍「よっしゃー!ついに来たぜ!!」

提督「ず、ずいぶんテンションが高いな」

天龍「当たり前だろ!?オレはなぁ、この肝試しを通して龍田のやつを見返してやらなきゃいけねーからな!」

阿武隈「あー......もしかしてまた龍田さんに何か」

天龍「おい!またとか言うんじゃねぇ!」

大鳳「ふふっ」

天龍「っておい、大鳳!笑うな!」

大鳳「あ、ご、ごめんなさい。でも天龍さんが相方なら心強いです。よろしくお願いしますね!」

天龍「えっ......お......おおっ!この天龍様に任せとけっ!」

大淀「天龍さん、頼られてすごく嬉しそうですね」ヒソヒソ

提督「だな......」クスッ


↓1コンマ
天龍のびびり度

↓2コンマ
大鳳のびびり度

天龍60:ちょいびびり
大鳳61:ちょいびびり


天龍「よしいくぜ大鳳!しっかりオレのことを見ててくれよ!」

大鳳「え?天龍さんを、ですか?」

天龍「おう!それで龍田に言ってやってくれよ!天龍はびびりじゃねーって!」

大鳳「なるほど......わかったわ!しっかり見ておくわね!......あ、そうだわ!」

天龍「ん?なんだ?」

大鳳「それなら天龍さんはこの大鳳を見ていてくれないかしら?この大鳳も、このくらいじゃびくともしないってこと、知って欲しいのよ!」フフン

天龍「なるほどな......了解したぜ、任せておきな!」

大鳳「フフ......あら、そういえばそろそろかしら?」

天龍「ん?なにがだ?」

大鳳「いえ、結構歩いてきたのでもうそろそろ驚かせに......」

ガサガサッ

『ヴァアアアアァァアアア!!』

天龍「っ!?」ビク

大鳳「っ!?」ビク

天龍「......」

大鳳「......」

天龍「......へ、へへ......」

大鳳「......ふ、ふふ......」

天龍「......ぜ、全然大したこと無かったなぁ」

大鳳「......え、ええ。この大鳳、この程度ではびっくりしません」

天龍「......」

大鳳「......」

天龍(ヤバイヤバイヤバイ!見られた!今絶対ビクッとしたところ見られた!!)

大鳳(ど、ど、ど、どうしよう!あんなに言ってたのにビクッて!は、恥ずかしい......)

天龍「......な、なぁ」

大鳳「......は、はい」

天龍「い、今のは......練習、だよな?」

大鳳「っ!......そ、そうね!練習よね!」

天龍「だ、だよな!?本番はこれからだよな!?」

大鳳「え、えぇ!そうね!いきなりだったもの!これからが本番よ!」

天龍「そうだよな!よ、よし、次だ!次に行くぞ!」

大鳳「はい!」

天龍「......」チラッ

天龍(......にしても大鳳のやつ、あんまりびびって無かったな......クソッ、次は絶対に......)グッ

大鳳「......」チラッ

大鳳(......それにしても天龍さんはさすがね......全く動じないなんて......私も訓練が足りないわね。これから頑張らないとね!)グッ

提督「お?戻ってきたな。おーい」

天龍「......おーう」

提督「なんだ、やけにテンションが低いな」

大淀「何かあったんですか?」

天龍「いや......なにもなかったぜ」

天龍(クソッ......結局最後までいいところが見せられなかった......それに比べて大鳳は......)

提督「そんな風には見えんのだが......」

阿武隈「うーん?大鳳さん、何か分かります?」

大鳳「......いえ、ごめんなさい」

大鳳(うぅ......あんなことを言って結局この様......天龍さんを見習わないと......)

天龍大鳳「「はぁ......」」

提督「......本当にこいつら肝試ししてきたんだよな?なんか別のことじゃなくて」

大淀「恐らく......」

提督「まあいいけどさ......とりあえず次の組に行くか。えっと、次の組を発表しまーす!」


↓1,2
誰か艦娘を

響と球磨把握
今日はここまで
艦これSS書いてた人が沢山SS速報VIPに戻って来はじめてて嬉しい

提督「響と球磨だ!」

球磨「クマ?球磨の出番クマ?」

提督「そうそう、大丈夫そうか?怖くない?」

球磨「ふふふーん、舐めるなクマ!このくらい余裕だクマ!」ムンッ

阿武隈「あはは、平気そうですね。えっと、響ちゃんは......」

響「なんだい?」

提督「響もあんまり変わらないな。怖くないのか?」

響「それは......秘密だ」

球磨「ふっふっふー、怖かったらこの意外に頼りになる球磨ちゃんに任せるクマ!」

響「......Хорошо.頼りにしてるよ」グッ

球磨「クマァ!それじゃあ早速、出発だクマ!うぉー!」ダッ

響「Ура!」ダッ

大淀「......意外といいコンビ、なんでしょうか?」

提督「......かもな」


↓1コンマ
響のびびり度

↓2コンマ
球磨のびびり度

響85:超びびり
球磨37:結構平気

球磨「クマ、響、ちゃんと着いてきてるクマ?」

響「っ!......問題ない、大丈夫だよ」ビクッ

球磨「本当クマ?嘘はついてないクマ?」ジー

響「......ぅ」

球磨「我慢は良くないクマ。無理なら無理って言って欲しいクマ」

響「......本当は、ものすごく怖い。悪いが足が動かない」

球磨「そ、そんなにクマ?うーむ、大変だクマ......クーマー......クーマー......」

響「済まない......」

球磨「おー?問題ないクマ。なんたって球磨はお姉ちゃんクマ!こんなの慣れっこだクマ!」

響「......Спасибо」

球磨「それでどうクマ?歩けそうクマ?」

響「震えるけど......何とか」

球磨「さっきも言ったけど無理はダメクマ。少しでも辛くなったら球磨に言うクマ!」

響「何から何まで済まない......」

球磨「ほら、手を引いてあげるクマ!これで怖いのなんてへっちゃらだクマ!」

響「流石にここまでやられると......恥ずかしいな」

球磨「大丈夫クマ。今は球磨しかいないクマ。恥ずかしがらずいっぱい頼ってくれていいクマ?」

響「......Хорошо。手、暖かいね」

球磨「クマ?そうクマ?」

響「うん......優しさが伝わってくる、いい手だよ」

球磨「な、なんだか照れるクマ......それじゃあそろそろ行くクマ?」

響「ぅ......了解」

球磨「あ、分かってると思うけど」

響「うん、無理はしないよ。今も物凄く、怖いからね」

球磨「よろしいクマ!」

大淀「あら、戻ってきましたね」

提督「ん?おお、お帰り」

球磨「ただいまだクマー」

響「ただいま」

提督「ん、二人とも行く前と変わらんな......流石だな」

球磨「ふふん、言ったクマ?このくらい余裕クマ!」

提督「ははは、響も大丈夫だったか?」

響「......それは」ウツムキ

球磨「もちろんだクマ!すごく立派だったクマ!」

阿武隈「うぅ、すごいなぁ......あたしってやっぱり......」ショボン

響「......球磨」

球磨「......二人だけの秘密クマ♪」ヒソヒソ

響「......Спасибо」ニコッ

提督「?どうかしたのか?」

響「ううん、何でもないよ」

提督「そうか?ならいいが......じゃ、次の組にいこうかな」


↓1,2
誰か艦娘を

提督「初霜と磯波だ!」

初霜「あっ、つ、ついにですか......」ソワソワ

提督「ん?どうかしたか?」

初霜「その......なんだか落ち着かなくて」

磯波「あ、分かります......私もなんだか胸がドキドキして......うぅ」

阿武隈「あたしが言うのも何だけど......大丈夫?」

初霜「は、はい!気を引き締めて頑張ります!」

磯波「わ、私も頑張ります!」

提督「はは、気合い十分だな」

大淀「怖いのを気合いでかき消してるようにも見えますが......」

阿武隈「だ、大丈夫かなぁ?」

提督「......まあお前よりは平気なんじゃない?」

阿武隈「うぐ......」


↓1コンマ
初霜のびびり度

↓2コンマ
磯波のびびり度

初霜26:強心臓
磯波69:びびり

初霜「遂にですね!......ドキドキしますね!」ワクワク

磯波「は、はい......ドキドキします......」ビクビク

初霜「よし!それじゃあ機を引き締めて、参りましょう!」

磯波「え!?ちょ、ちょっと待ってください......す、少し落ち着く時間を......」

初霜「あっ、す、すみません......急ぎ過ぎでしたね」

磯波「うぅ......すみません」

初霜「い、いえ、こちらこそ。そうですよね、せっかくの肝試しなんですから。この雰囲気をしっかりと味わわないとですよね」

磯波「え?」

初霜「え?」

磯波「あ、あの......も、もしかして初霜さん、怖く、ないんですか?」

初霜「え?あ、はい。怖いというのはあまり......ってあれ?もしかして磯波さんは......」

磯波「か、かなり怖いです......」

初霜「す、すみませんっ!わ、私てっきり......」

磯波「あはは......同じドキドキなのに全然違いましたね」

初霜「えっと、磯波さん。大丈夫そうですか?」

磯波「は、はい。怖いですけど......歩けないほどではないです」

初霜「そうですか......それなら」スッ

磯波「初霜さん?」

初霜「私が前を歩きます!磯波さんは私が、守ります!」

磯波「......初霜さん......」

初霜「だから安心してください!」

磯波「......ありがとうございます」ニコッ

初霜「いえ......あっ!」

磯波「えっ!?な、何かありましたか?」ビクッ

初霜「い、いえ、そうじゃなくて......こんな風に列になってるとなんだか......」

磯波「?」

初霜「輪形陣を組みたくなりますよね?」

磯波「......ならないかなぁ」

初霜「えっ?」

阿武隈「あ、提督。初霜ちゃんたち戻ってきましたよ」

提督「ん?おー、お疲れー」

初霜「はい!......あの、提督」

提督「ん?どうした?」

初霜「肝試しをしていると、輪形陣を組みたくなりますよね?」

提督「......いやならんが。いきなりどうした」

初霜「えっ......ならない、ですか」ショボン

提督「あれ俺返答間違えた?」

磯波「い、いえ......仕方ないと思います」

提督「そう......しかし、他の組もそうだがお前らの肝試しはなにかがおかしい気がするのは俺だけか?」

磯波「あ、はは......」

提督「次はどうなることやら......えっと、次の組は......」


↓1,2
誰か艦娘を

秋雲とビスマルク把握
今日はここまで
次かその次くらいで終わりの予定
もしよろしければお付き合いください

提督「秋雲とビスマルクか」

ビスマルク「あら、ようやく私の出番ね」

秋雲「おー!ビスマルクさんとかぁ!よろしくね!あ、資料用に肝試し中のビスマルクさんの写真とかって......」

ビスマルク「えぇ、構わないわ。このビスマルクの姿、しっかりと撮っておきなさい!肝試しくらい、このビスマルクにはどうってことはないというところを見せてあげる!」フフン

秋雲(......どっちかというとビスマルクさんの驚いた顔を描きたいから、驚いて欲しいんだけどなぁ)ポリポリ

提督「そういえばドイツって肝試しってあるのか?」

ビスマルク「そうね、あるにはあるけどニホンと違って冬にやるのが一般的だったり少し扱いが違うわね」

提督「へぇ......そうなのか」

ビスマルク「さ、そろそろいいかしら?」

提督「ん?おお、悪い悪い。オッケーだ。楽しんできてくれ」

ビスマルク「ええ、ニホンの肝試しがどんなものか......楽しみだわ」


↓1コンマ
秋雲のびびり度

↓2コンマ
ビスマルクのびびり度

秋雲64:ちょいびびり
ビスマルク86:超びびり


秋雲「うぇ......写真撮るなんて言ってたけど結構凄い雰囲気......震えでちゃんとピント合うか......」ブルッ

ビスマルク「......」

秋雲「あ、ビスマルクさん。お先どーぞー。秋雲は前歩くの無理そう」

ビスマルク「......ゆ、譲るわ」

秋雲「へ?」

ビスマルク「先に歩かせてあげるわ」ガタガタ

秋雲「いや、先に歩かせてあげるってそっちの方が怖い......って、めっちゃ震えてない?」

ビスマルク「ち、違うわ!こ、これは......」

秋雲「まー、とりあえずそのまま一枚......」パシャッ

ビスマルク「ひぃっ!?」ビクッ

秋雲「ぅえ゛!?なに、ちょっといきなり変な声出さないでよー!」ビックゥ

ビスマルク「あ、あなたがいきなり写真を撮るからよ!」

秋雲「いーやーそれにしてもびびり過ぎ......まぁ捗るからいいけどさぁー......ヤバいよ、前進めないよこれ」

ビスマルク「だ、だからあなたが前に行きなさい!」グイグイ

秋雲「ちょちょちょ!?押さないでぇー!?」

ビスマルク「ね、ねぇ......秋雲......さっきから何か聞こえないかしら?」ビクビク

秋雲「え!?......い、いやなにも聞こえないような......気のせいじゃ」

ビスマルク「う、嘘じゃないわよね!?」

秋雲「マジマジ。なにも聞こえないしなにもいないよぉー」

ビスマルク「そ、そう......ふ、ふふ、こ、このくらいこのビスマル......ひっ!?い、今何かそこにいた!」

秋雲「っ!?......ってこれ、秋雲たちの影......」

ビスマルク「いやぁ!?い、今、体に何か!?」

秋雲「......虫だねー」

秋雲(かなり怖いはずなのにビスマルクさんのおかげで怖さが凄い勢いで消えていく......)

ビスマルク「......わ、私はビスマルク......このくらい大丈夫......うぅ......」ブツブツ

秋雲(始まったばかりの時ですらシャッター音でダメだったし......流石にまた撮ったらヤバいよねぇ)

秋雲「......うん、やめよう」

ビスマルク「あ、秋雲!こ、こんな場所に留まる必要はないわ!早く行きましょう!」グイグイ

秋雲「はいはいー、分かってるから押さないでぇ~」

提督「ん?あれ、なんか走って......って、秋雲とビスマルクじゃないか」

大淀「あら、本当ですね」

ビスマルク「はぁ......はぁ......」

秋雲「はひぃ......まさか最後の方、全力疾走することになるなんてぇ。有明の時くらい走った......」

提督「どうした、走ってきて。何かあったか?」

ビスマルク「......な、なんでもないわ」メソラシ

提督「いやなんでもないって......」

ビスマルク「なんでもないわ!」キッ

提督「......そ、そう。ならいいけど」

ビスマルク「......秋雲、その、写真のことなんだけど......」ヒソヒソ

秋雲「今度変わりにモデルを......」ヒソヒソ

阿武隈「......何があったんですかね?」

提督「まぁ......ビスマルクの反応で大方は予想はつくが」

大淀「ですね」フフッ

提督「さ、次に行くか。お次は......」


↓1,2
誰か艦娘を

提督「ん、由良と大和か」

大和「つ、ついにですか」

提督「お?大和、少し怖い感じか?」

大和「そうですね......戦いとは違った怖さがありますね」

由良「あっ、大和さんもですか?由良も夜戦等で慣れて大丈夫だと思ってたけど......なかなか、ドキドキしますよね?」

大和「由良さんもですか。これからが本番なのに......大丈夫かしら」

由良「が、頑張りましょう!ねっ!二人ならきっと大丈夫ですよ!」

大和「......ふふっ、そうですね!よーし!由良さん、協力して肝試し、行きましょう!」

由良「はい!提督さん、阿武隈!由良、頑張ってくるから応援よろしくねっ!ねっ!」

阿武隈「はい!頑張ってねー!」

提督「おー、二人とも頑張れよー!」

大和「はい!」


↓1コンマ
由良のびびり度

↓2コンマ
大和のびびり度

由良88:超びびり
大和59:ちょいびびり


大和「け、結構暗いのね......さぁ由良さん......由良さん?」

由良「......」ガタガタ

大和「あ、あのー、大丈夫ですか?」ポンッ

由良「ひっ!?......あ、え!?あっ、ご、ごめんなさい!だ、大丈夫です!」

大和「......由良さん」

由良「す、すみません!そろそろいきますよね、ねっ?由良、なんだか、その......」

大和「......由良さん、本当に大丈夫なんですか?」

由良「ぁ......は、はい!由良、もう、大丈夫だから!」

大和「そう、ならいいけれど......何かあったら相談してね」

由良「え?」

大和「約束したでしょ?二人で協力しましょうって」

由良「......大和さん......」

大和「はい?」ニコッ

由良「......う......ひっく......」グスッ

大和「ふふ、ゆっくりで、大丈夫ですよ」

由良「ご、ごめんなさい......その、由良......ダメ、みたいです」

大和「......」

由良「......こ、怖くて......足がすくんで......」

大和「......そう」

由良「......でも」

大和「え?」

由良「提督さんと、阿武隈が、応援してくれてるんですよね......由良、頑張らないといけませんよね、ね?」

大和「......少し、元気が出てきたかしら?」

由良「......はい、話してたら少し。ありがとうございます、大和さん」

大和「大和は、なにもしてませんよ。ただ、お話を聞いただけですから」ニコッ

由良「......ふふ」

大和「そろそろ行けそう?」

由良「な、なんとか......あ、あの......」

大和「?」

由良「その、もし良かったら手を......」

大和「えぇ、喜んで。大和も少し、怖かったので」ギュッ

由良「や、やったぁ!ゴール!」

大和「えぇ、頑張りましたね!」

提督「ん?......おお、大和に由良!やっと戻ったか!遅くて心配したんだぞ!」

大和「あっ、す、すみません」

阿武隈「ゆ、由良お姉ちゃん、大丈夫だった?」

由良「......うーん、大和さんのおかげでなんとか、かな?」

大和「そんなことないですよ。由良さん、最後までしっかり自分で歩いたじゃないですか」

由良「それが出来たのは大和さんがいたからですよ。ねっ?」

大淀「くすっ、お二人ともものすごく頑張った、ということですね」

提督「みたいだな......本当にお疲れ様、二人とも」

由良「うふふっ、やったぁ!頑張った甲斐がありました!ねっ!」

大和「ふふっ、はい!」クスッ

提督「さ、これで全員無事に終わったかぁ」

大淀「提督、お疲れ様でした」

提督「おお、しかし皆楽しんでくれたみたいで良かったよ」

阿武隈「そ、そうですよね......」ソワソワ

提督「ん?阿武隈、なんかそわそわしてるけどどうした?」

阿武隈「え!?あ、そ、その......何でもないですよ!?」ビクッ

提督「?......まあとりあえずあとの片付けは俺がやるから二人はもう戻っていいぞ。あ、皆がちゃんと帰るように誘導するのだけはよろしくな」

大淀「はい、分かりました」

提督「頼んだ、それじゃ俺は驚かせ係の奴らにあってくるから」スタスタ

阿武隈「は、はい......」

大淀「......さて、では私達も行きましょうか」

阿武隈「......うぅ、あ、あの......」モジモジ

大淀「はい?どうかしましたか?」

阿武隈「そ、そのぉ......」モジモジ

大淀「?」

阿武隈「......わ、笑わないでくださいね?」

大淀「はぁ」

阿武隈「......と、トイレに行きたいんですけど」

大淀「え?あ、あぁ。別に構いませんよ。特に仕事という仕事もありませんし」

阿武隈「そ、そうじゃなくて......そのぉ......」

大淀「え?......まさか」ハッ

阿武隈「......着いてきてくれませんか?」ヒーン

大淀「えぇ......」

阿武隈「お、大淀さん?ぜ、絶対にそこにいてくださいね!?何処にも行かないでくださいね!?」

大淀「はい、ちゃんとここにいますよ」

阿武隈「うぅ......お願いします......」

大淀(......まさかこんなことになるとは)

大淀(他の人には見せられませんね......)

「「「はぁ......」」」

「「「......」」」

大淀「え?」

龍驤「ん?」

球磨「クマ?」

大淀「あら、龍驤さんに球磨さん?」

龍驤「なんやこんなところで......」 

球磨「それはこっちの台詞クマ。どうしてここにいるクマ?トイレクマ?」

大淀「いえ、トイレはトイレなんですがその......」

龍驤「......もしかしてキミ達も付き添いなんか?」

球磨「クマ......大淀も同じクマ?」
   
大淀「......はい」

龍驤「あー......」

球磨「......皆、この事は秘密クマ」

龍驤「当然やな」

大淀「ええ......そうですね」

龍驤「そういやキミ達はこのあと平気なん?」

大淀「このあと?」

龍驤「うちはこのあと一緒に寝て欲しいって言われてて......」

球磨「あ、球磨も同じクマ。やっぱり一人部屋は心細いみたいクマ」

大淀「なるほど。それに関しては私はだいじょ......」ハッ

球磨「どうかしたクマ?」

大淀「......流石に大丈夫、ですよね?」

龍驤「う、うちに聞かれてもなぁ......ん?」

<大淀さぁ~ん......

大淀「......」

球磨「......ダメそうクマ」

大淀(聞こえなかったことにしたい......)ウゥ


大淀の眠れない夜はまだまだ始まったばかり......





大淀「うぅ......」

提督「何だ大淀、寝不足か?何かあったのか?」

大淀「はい......最近、阿武隈さんが夜、寝かせてくれないんです」ハァ

提督「え?」

阿武隈「う、す、すみません......」

大淀「あ、別に怒っているわけでは......しかし布団はせめて別にしませんか?二人では狭くて寝づらいです」

提督「え?え?」

阿武隈「そ、それは......あたし的にダメです......近くにいて欲しいんです」

大淀「......仕方ありませんね。でもあまり、抱きつかないでくださいね。眠りづらいんですから」

提督「んんー?」

阿武隈「それで、そ、その......今夜もダメ、ですか?」

大淀「構いませんよ......また夜、部屋に来てください」

阿武隈「ありがとうございます......」エヘヘ

大淀「全く......でも少しは我慢できるようになってくださいね?」

阿武隈「う、が、頑張ります!」

提督「......」

大淀「あ、それでは私達はこれで」

提督「あ、うん......」

提督(......)

提督「......あいつら、そんな関係だったのか......知らなかった......しかも今夜もとか......」モンモン

提督の眠れない夜もまだまだ始まったばかり......



【安価】提督「肝試し?」

おしまい

SS速報VIP復活記念にリハビリ
ネタのマンネリ化やらキャラクターの崩壊やら気になるとこが多かった
次は頑張る
その次のネタがないけど

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