男「殺す殺す殺す殺す殺す」(17)

男「殺す殺す殺す絶対殺す」ブツブツ

友「ヒエッ...なんやお前頭おかしくなったんちゃうか」

男「殺す殺す殺す殺す...」ブツブツ
友「オイ、男!」グイッ

男「うっせーーーッ!!ぶっ殺すぞコラァァァァァッ!!!!!」バシィンッ

友「ヒエッ...なんやねんこいつ...近寄らんとこ」スタスタ

男「殺す殺す...」ブツブツ

男「もう我慢できねぇ、殺す、殺す...殺してやらねぇと気がすまねぇ」ギリッ
男「今日こそはッ!!」バァンッ

ヤンキー「あ?」

男「ヤンキーてめぇコラァッ!!ニワトリみてぇな頭しくさって舐めとんちゃうぞゴルァアアッ!!ぶっ殺すぞテメェーーッ!!」ブンッ

ヤンキー「だれだよお前」ゲシッ

男「ぎゃあああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!腹がアアアアアーッ!!!!!!!!」ドッシャアアーッ

ヤンキー(ちょっと小突いただけだろーが)

ヤンキー「なんでテメェに殺されなきゃなんねンだよコラ」グイッ

男「覚え無いのか!!!無いってのか!?!?コラァッ!!忘れたとは言わせねぇぞ!!オイッ!!忘れてんのかコラァァァァァッ!!ぶっ殺すぞテメェーーッ!!」

ヤンキー「うっせェな知るかよ」バシィンッ
男「げぶっ」

男「テメェ、この前、俺の事みて笑っとっただろうがッ!!覚えてんだぞ!!!俺は見てたぞっっッ!!俺はお前が俺を見て笑ってたのを見たぞッ!!!!!テメェ糞野郎がコラァァァァァッ!!!!!」

ヤンキー「は?...いい加減にしろよテメェ?」ゴスッ
男「ごっ」ドポッ

男「は、はにゃが...!!」サワサワ

ヤンキー「舐めてんじゃねえぞバカみてぇな因縁つけやがってコラ...おぉ?」ゴスッゴスッ

男「ぶべっ、っぷ」ドロォ
男「テメ、ゆ、ゆるさね、」ピクピク

ヤンキー「まだ言うかテメェ...オラッ!!」バキッ

男「ぶるぁあああっ!!」ドガシャアーンッ

ヤンキー「二度と関わってくんじゃねぇぞ」ペッ
男「...、......」ブツブツ

────三日後

男「...、.....」ブツブツ

友「おは男、お前ミイラ男に転職したんか?」ポン

男「...」チラッ
男「...、...。.......」ブツブツ

友「おい返事せぇやお前ツンボか?」

男「............」ブツブツ

友「...なんやねん、顔中包帯だらけやし志々雄気取りかお前」

────
──

男(殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す............)ブツブツ

男(絶対に許さねぇ、ここまで俺をこけにするかよアイツ)ブツブツ

男(絶対に殺す。なんとしてでも殺す...どうやって殺すか、どうやって、どうやって殺してやろうか)ブツブツ

男(誰にもバレないように、かつ無惨に凄惨に殺してやる)ブツブツ

男(今日殺す、今日の夜殺す...)ブツブツ

────
──

───
【深夜1時】

ヤンキー「そういやよぉ、この前バカみてぇなヤツに因縁つけられてよ」ケラケラ
『どうしてやったんよ?』

ヤンキー「それがよぉ、まず...」
パチンッ

ヤンキー「お?」
『どした?』

ヤンキー「いや...お前んち電気ついてる?」
『いや、ついとるけど...どしたんよ』

ヤンキー「ブレーカー落ちたかも、たくめんどくせぇ...部屋真っ暗だわ」

ヤンキー「ちょっと俺ブレーカー見てくっから切るわ」
『おう』プチッ

ヤンキー「...ったく、なんで...」ヨロヨロ
ドンッ

ヤンキー「おわっと...親父か?」パッ
男「殺す」スッ

ヤンキー「っ!?、て、テメェなん...っ!!」グイイイーッ
ヤンキー(包帯で、首、絞めてきやがっ...!!)カハァ

男「殺す、殺す...!!」グイッ

ヤンキー「テ、メェ...!く、そ、がぁっ!!」ボガッ

男「ぶふぇっ!!」パッ

ヤンキー「はぁ、は、テメェ...!」グイッ
男「...」ニタァ

ヤンキー「...?」

ヤンキー「っ...!」ズキイッ
ヤンキー(襟に...カミソリ!?)

男「ふっ」ピョン

ドスンッ

ヤンキー「っあ"あっ!?!?」ズパッ

ヤンキー「ゆ、指が.......き、きれ.....っ!!」ドバァッ

男「殺す...!」グイイイーッ

ヤンキー「ひっ...!」ジタバタ

ヤンキー(だ、誰か...そうだ!叫べば!!)スウッ

男「っ!!」バシャッ

ヤンキー「がぼぼっ...!」ゴポッ
ヤンキー(せ、洗面所か!?風呂か!?い、息が...!)ジタバタ

ヤンキー(っ...!)ゴボボボ

ヤンキー「...」

男「縛って...と」ギュウッ

ヤンキー「」グタァ

男(...あとはコイツを......)グイッ
ゴドンッ

ガラガラガラ...

────
──

───

『高校生の少年一人が、自宅に多量の血痕を残し...失踪から1ヶ月、誘拐等の可能性も』

男(...)
友「はえーすっごい怖い...どうせ殺人やろ、警察も案外無能やね」

男(俺に辿り着く痕跡は全て無くした...バレる事は無いはずだ)ニコニコ

友「なにわろとんねん」

男「いや、最近気分がよくてさ...清々しいなあ」

─────

友「おは男、カッノ出来たらしいやん」

男「そうなんだよ、見てくれこのラブラブ度合いを」スッ
友「殺すで」

男「わっはっは!お前も早く彼女作れよな!」スタコラサッサー

友「なんやねんアイツ...」

男「女ちゃ~ん」スリスリ
女「やだもー男くんったら」ニコニコ

男(幸せだ...これ以上無いってほどに...)

男(だけど...何か......)
男(足りない...)

女「どしたの男くん?」

男「んあ?何でもないよ」チュッ

─────

男「なにか足りないんだ...何か...」ブツブツ

男(俺は幸せなはずだよな?俺は幸せなはずだよな!?だけど何でだ?何故なんだ?)ブツブツ

男(例えるなら銭湯に入ってシャワーだけで済ませるような物足りなさ...)

男(なにが足りない...なにが............)ブツブツ

男「............」

男「あっ、そっかぁ(解決)」

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