灯織「ラッキーアイテムは……好きな、人の、Yシャツ……?」(63)

うひゃー、daでなんで29万だしたりするの、いやがらせなの。やめようぜ頼むから(震)

これはグレ7残留いけるかなぁ……


今回は灯織がYシャツを求めてPに迫るお話です。多分同じ題材で別のもやるかも。ではお楽しみください

灯織(ふぅ……さっぱりした)ホカホカ

灯織(もうそろそろ寝る時間だし明日の運勢を見ておこう)ベッドポフン

灯織(346の人に勧められて登録してみたけど、よく当たるんだよね……)スマホポチポチ

灯織(持って行ったラッキーアイテムがちょうど活躍したり……)ラインッ

灯織(一言が的中したり……)ラインカエシ

灯織(……いいこと、あったり)メールヒラキ

灯織「明日の運勢は……」スクロール

灯織「……え?」

金運……2
仕事運……1
恋愛運……3
総合運……1

明日は最悪な一日になるでしょう。 すれ違いが続いてさみしくなるかも。

灯織「うそでしょ……?」ガクガク

灯織「う、占いだし。当たったり外れたりするものだし……」ソロソロ

灯織「そ、そんな最悪な一日なんて……まず、ないし」タッタリスワッタリ

灯織「……ラッキーアイテムは」スクロール

灯織「!」

灯織「……!?」

灯織「……?!?!」

灯織「好きな人の、Yシャツ……?」

灯織「……」クシクシ

灯織「……」サイキドウ

灯織「……」フタタビヒラキ

灯織「……」Yシャツ!

灯織「……」

灯織「何コレ?!」

灯織「何コレ!?!?」

灯織「なんでラッキーアイテムがYシャツなの!?」

灯織「これまで包帯とかリコーダーとかちょっと変なのはあったけどYシャツって何!?」

灯織「しかも好きな……好きな……好きな人のとか!///」カァァ

灯織「プロデューサーやめぐるや真乃にYシャツくださいっていうの!?」

灯織「……無理、言えない……」

灯織「というか今夏休みだし……多分二人とも私服だし……」

灯織「じゃあ消去法からプロデューサーに……」

灯織「……無理。できない……!」

灯織「でも当たったらどうしよう……」

灯織「どうしよう……!」

翌日

灯織(やっぱり当たってる……)

灯織(黒猫は通り過ぎて行っちゃったし真乃にもめぐるにもつながらないし……)

灯織(ほたるさんにも巻き込まれるしOLと間違われるし……)

灯織(朝の占いでは最下位だしラッキーアイテムなんてないし……)

灯織「おはようございます……」

はづき「灯織さん、おはようございます。どうしたんですか?顔色が悪いですよ?」

灯織「あっ、いえ、なんでもありません。……ところでプロデューサーは今どこにいますか?」

はづき「プロデューサーさんですか?それならもうそろそろ……」

P「だっはぁ!」ダダダダダ

夏葉「こら!なんで逃げるのプロデューサー!」

P「いや逃げるって!なんで隣町まで走ろうとしてんの!?服装みえねーの!?スーツなの!ジャケット込みなの!今真夏なの!」

夏葉「距離も季節も服装も関係ないわ!ジャージを持っていないようだし私のを着せるわけにもいかないでしょう?」

P「ならせめて日を改めてもいいんじゃないの!?というか朝来て荷物置いたら拉致されてたとかマジでどういうことなんだ!」

夏葉「筋肉はすべてを解決するわ!」キンニクイズパワー

P「洒落にならん!」

P・夏葉「「ギャーギャー!」」

はづき「あんな感じです。……灯織さん?」

灯織「どうしよう汗を吸ったYシャツ欲しいって言ったら引かれないかな変な事に使うって思われないかなというかなんでYシャツなのYシャツ欲しいって変態みたいなのになんで今日に限ってYシャツなの猫のキーホルダーとか赤いヘアゴムとかもっと別のでいいじゃないああでも当たるし当たってるし心配で眠れなかったし黒猫通り過ぎたしスマホが突然県外になったりしたしもうどうしようもないプロデューサーにもらわないとYシャツもらわないとああでも」ハイライトオフ

はづき「え、えっと……灯織さん?大丈夫ですか?」オソルオソル

灯織「はづきさん」グリンッ

はづき「は、はい?」

灯織「……絶対に、引かないでくださいね?」アキラメタエミ

はづき「は、はぁ?」

P「せめてジャージ用意させて!スーツはやめさせて!」

夏葉「ええ、じゃあ今度からもってきてちょうだい」

P「ああ、わかったよ……全く。トレーニング好きだなぁ」

夏葉「ふふっ。じゃあ明日からメニューを……って、灯織?どうしたの?」

P「ん?灯織?今日は午後からレッスンじゃ……」

灯織「……プロデューサー!」ガッシィ!

P「うわっ!?」ツカマレ

P「え、何。どうしたんだ灯織。というか今汗かいてるから離れt」



灯織「そのYシャツを私にください……!」ハイライトオフ



P「ひぃっ!?」

夏葉「え?」

はづき「はい?」

灯織「……」ギュゥゥ

P「え、えっと、灯織?ちょっと握る力を弱めてくれないかなぁ?皺になっちゃうからさ?」

灯織「ください」ギュゥゥ

P「いや、えっと、洗濯するから大丈夫だぞ?別に洗ってくれなくても」←手を放そうとする

灯織「洗うんじゃないんです。このYシャツが欲しいんです」←より力をこめる

P「いや、欲しいって言われても汗だくだしさ」←力をちょっとかけていく

灯織「かまいません」←離さない

P「あのな?さっき走ってきたばっかでな?」←手首つかむ

灯織「かまいません」←離さない

P「こんなことしても幸せにはなれないぜ?放そうぜ?」←割と本気で力かけてる

灯織「……私は」


灯織「このYシャツで幸せになるんです」ハイライトオフ


P「」

はづき「」

夏葉「」

夏葉「待ちなさい!そのYシャツは!」

灯織「はい?」←充血してる目にハイライト消えてて鬼気迫る眼光

夏葉「ヒッ」

はづき「灯織さん!落ち着いてください!なんでYシャツが」

灯織「これがないと幸せになれないんです」グリンッ

はづき「ひっ!?」

P「灯織!落ち着いて!な!?というか俺これから仕事だから!離してぇ!」

灯織「……らなきゃ」ブツブツ

P「いや、何をつぶやいて」



灯織「はぎとらなきゃ」

P「ランナウェイ」



P「うおおおおおお!逃げるが勝ちィィィイイイイイ!」ダット

灯織「まってくださいプロデューサー!」オイカケル

はづき「……行っちゃいましたね……」ヘナヘナ

はづき「……夏葉さん?大丈夫ですか?」

夏葉「」←気絶してる

はづき「大丈夫じゃなさそう……」

はづき「……寝ちゃいましょう」ソファヘ

灯織「待ってくださいプロデューサー!」ダダダダダ

P「捕まえたら何するつもりなんだ!」ダダダダ

灯織「そのYシャツをもらいます!」ダダダダダ

P「そんな子じゃなかっただろ!?」ダダダダ

灯織「だってそうしないと幸せになれないんです!」ダダダダダ

P「幸せの形は人それぞれだとニーチェも言っている!水平化の時代なんて終わったんだ!」ダダダダ

灯織「関係ありません!それがないと幸せになれないんです!」ダダダダダ

P「だからなんでだよ!誰に言われたんだ!」ダダダダ



灯織「メルマガに書いてありました!」

P「バカにしてんのか!?」

灯織「プロデューサーこそバカにしてるんですか!?」

P「俺が悪いの!?」

P(というか足速ェ!こんな足速かったか!?)

P(というかおっさんにはこの全力疾走つらいんだけど!夏葉に連れ出されたばっかなんだけど!?)

P(このままだと剥かれて……)ホワンホワンホワン


~~~~~~回想~~~~~~

モバP「なあ、シャニP」

P「なんですかモバPさん」

モバP「やつらにYシャツを渡しちゃダメだぞ」

P「はぁ?」

モバP「やつらはそれこそハイエナのようにやってくる。欲しいものを得るためなら手段を択ばずに、だ」

P「えっと、Yシャツが奪われるとかあるんですか?」

モバP「……むしろ、着たまま剥かれる」

P「そんな事ありえな」グイッ

モバP「……本当なんだ」ハイライトオフ

P「は、はひ」

~~~~~~回想終了~~~~~

P「いやだぁあああああああ!剥かれるのはいやだぁあああああああああ!!!」

P(絶対にマトモな目に合わない!あの目は絶対にダメなやつじゃん!)

灯織「我慢してくださいプロデューサー!男の人でしょう!?」

P「男でも女でも剥かれたら嫌だろぉおおおおお!」

P(チクショウ!ジリジリ追い付いてきてる!引き離せない……!どうにか最初にリードは稼いだが時間の問題だ。次の曲がり角でどうにか!)

甘奈「おはよー!ってプロデューサーさんめっちゃいそいでる?」

甜花「?プロデューサー、さん……?」

千雪「どうしたんですか?そんなに慌てて。汗だくになってますよ?」



P「神よどうしてこんなことをしたのですか」

甜花「えっと……プロデューサーさん、大丈夫……?」

P「甜花ァ!」ガシッ

甜花「ふぇっ!?」

P「お前に伝えなきゃいけない事がある!とても大切な話なんだ!」

甘奈・千雪「「」」

甜花「ふぇぇぇぇ!?」

P「いいか、よーく聞いてくれ」

甘奈「プロデューサー!なにもこんなところで!」アタフタ

千雪「そうですプロデューサーさん!……せ、せめて高校を卒業してから……!」



P「今じゃなきゃダメなんだッ!!」

アルスト「「「」」」



P「そのために走ってきた!頼むよ!」

甘奈「え、ええっと」オロオロ

千雪「そんな……」アタフタ

甜花「あぅぅ……///」カァァ

P「いいか、甜花。お前にしかできないことだ」

甜花「本当に……甜花でいいの……?」ジィィ

P「ああ、甜花じゃないとダメだ!」(真剣な眼差し)

甜花「ふぇぇ……///」

P「あのな」



P「後ろから灯織が追いかけてきてるから足止めを頼みたい」



甜花「ふぇっ?」

甘奈「えっ?」

千雪「???」

P「頼む、甜花にしかできないんだ!」

甜花「え、あ、えっと」

P「頼んだぞ!」ダッシュ

甜花「……プロデューサーさん……?」

甜花「……どうしちゃったんだろう……なーちゃん、千雪さん、わか……ひぃっ!?」

甘奈「ふふふふ甜花ちゃんにそんないたずらしちゃうんだープロデューサーさん」ゴゴゴゴゴ

千雪「うふふふふプロデューサーさんに後で詳しくお話きかないとね……?」ゴゴゴゴゴ

甜花「あ、えっと、二人ともおちついて……!」アタフタ




灯織「」ズシャアアアア!




甜・甘・千「「「!」」」

灯織「すみません!プロデューサーはどこへ行きましたか?」←血走った目 射殺さんばかりの眼光 乱れた髪 鬼気迫る表情 プロデューサーよりもかなりの勢いで飛び込んできた

甘・千「「」」

甜花「」チーン

灯織「どこに、いきましたか?」ジィィ

甘奈「あっち!あっちにいった!」ユビサシ

千雪「うんあっちよ!走っていったわ!」

灯織「ありがとうございます」(かなりの速度で走る)

甘・千「「……」」

甘・千「「なんだったの今の……」」

P「うぉおおおおお!まだ追ってくるゥウウウウ!」

P(繁華街だし巻けるだろって思ってたら普通にぴったりついてきたよマジでどうなってるんだ灯織)

P(クソッ、また足止めを頼むしか……!)

恋鐘「プロデューサー?どうしたと?」

摩美々「そんなに急いで何してるんですかー?」

霧子「えっと、ジョギング、ですか?」

P「これダメなやつ!!」

恋鐘・摩美々・霧子「「「?」」」

P「なんでだよ!?普通なら咲耶か三峰あたりがうまく収める流れだろ!?どうしてこうなった!」

恋鐘「むっ、うちらやと不満やと?」ムッ

摩美々「……大層なご挨拶ですねー」フキゲン

霧子「え、えっと、どうしたんですか?プロデューサーさん」

P「もっと強キャラだせよ!ドジっ子といたずらっ子と天使じゃねぇか!いたずらっ子はかろうじてボケだけど他は天然ボケと良い人だから止めようがないじゃねーか!」

恋鐘・摩美々「「」」カチン

恋鐘「何か知らんけどそげんいうなら止めちゃるばい!」

摩美々「そこまでいわれるとー、さすがに引けませんねー」

霧子「え、ええっととりあえず話を」

P「ああじゃあ止めてくれよ!?絶対だぞ!?頼んだからな!?止められなかったら三人でプリキュア踊ってた動画ばらまくからな!?」

恋鐘「ええよ!けど後でほえ面かかんでよ!?」

摩美々「もし止められたらプロデューサーさんも一緒にプリキュア踊ってもらいますからねー」

霧子「まって!私関係ないよ!プロデューサーさんもなんでまだ持ってるんですか?!///」

P「じゃあ灯織のことは頼んだぞ!アデュー!」ダッシュ

霧子「あっ、プロデューサーさん……!」

恋鐘「失礼なこといいよるばい……べつに、年下の子の事なんて簡単に止められると」フンス

摩美々「年下じゃなくてもー、止められる自信はありますケドねー」

霧子「えっと……なんであんなに急いでたのかな」

恋鐘・摩美々「「さぁ?」」

霧子(大丈夫かな……)

摩美々「とりあえずー、プロデューサーには私と一緒に初代を」

灯織「」ズシャアアア

恋・摩・霧「「「!」」」

恋鐘「きたけんね!うちの腕の見せどころ

灯織「」(血走った目)

灯織「」(化粧がちょっとおちて隈が見えてる)

灯織「」(かなり怖い形相)

灯織「」(しかも何か引っ掛けたのか何かズタ袋が転がっていった)

恋・摩・霧「「「」」」

灯織「プロデューサー、どこ?」

恋鐘「え、あっ」

灯織「どこ?」

摩美々「お、落ち着きなよー。プロデューサーなら」

灯織「どこ?」ハイライトオフ

摩美々「ヒッ」

灯織「どこにいったの?」スゥゥ

摩美々「」

恋鐘「あっち!あっちにむかったとよ!」

灯織「ありがとう」ダッシュ

恋鐘「……」

摩美々「……ふっ……ぐすっ……」

霧子「え、えええ」

霧子「摩美々ちゃん、大丈夫?」

摩美々「霧子ぉ……」ダキッ

恋鐘「霧子ぉ……」ひしっ

霧子「わ、わ。大丈夫だから。もう怖い人は行っちゃったから」

霧子「泣かないで、ね?」アタフタ

P「くっそぉおおおお!どうしろってんだよぉおおおおお!」

灯織「渡せば済むだけですよ!」

P「渡したら幸せになっちゃうんだろ!?無理じゃん!?」

灯織「!? 私に幸せになってほしくないんですか!?」

P「普通に考えて汗だくのYシャツで幸せになるとかありえないから!」

灯織「幸せにしてくれないんですか?!」

P「やめて誤解されちゃうぅううううう!!!」

P「なんで!?これまで良い感じで絆育んでたじゃん!?どうしてそうなるの!?なんで誤解しか生まれないの?!」

灯織「誤解なんてありません!プロデューサーがYシャツをくれれば問題ないんです!」

P「でも剥くんだろ!?」

灯織「当たり前じゃないですか!」

P「いやじゃああああああああああ!!」

灯織「お願いします!」

P「じゃあ止まってくれよ!」

灯織「止まったら追い付けないじゃないですか!」

P「当たり前だろ絶対逃げるわ!」

灯織「じゃあ止まれません!」

P「うぉおおおおお!!」

P(しかしもうそこまで体力はない!どうにか……どうにかできないか!?)

P「!」

P(あれは!)

めぐる「とぉー!」シュッ

リング「はいったやで」

真乃「ナイッシュー!」

めぐる「えっへへー!ありがとー!」

真乃「めぐるちゃん、本当になんでもできちゃうんだね!すごい!」

めぐる「いっぱい助っ人してるからね!それよりも真乃も付き合わせてごめんね。大丈夫だった?」

真乃「うん!レッスンまではまだ時間あるし、公園でリフレッシュしようと思ってたから」

ピーちゃん「ぽぉっぽるぅ~?」

真乃「ピーちゃんもめぐるちゃんに会えてうれしいって」

めぐる「おー。ありがとね、ピーちゃん!」

ピーちゃん「くるっぽー」

めぐる「どうせなら灯織も誘えたらな。天気も良かったし」

真乃「ううん、それがね、誘ってみたんだけど既読つかなくて……忙しかったのかな?」

めぐる「多分、レッスンしてるのかも?事務所についたら聞いてみようよ」

真乃「うん。ああそうだ、今日はお菓子も作ってきたんd

P「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ズシャアアアアアア

めぐる・真乃「「」」ビックゥ!

P「二人とも!ここにいたのか!」

めぐる「え、えっと、プロデューサー?」

P「なんでもいい!早く灯織を止めてくれ!」

真乃「ほわっ?灯織ちゃんですか?もう事務所にいるんじゃ……?」

P「頼む!頼れるのはもう二人だけなんだ!」ガッシィ

真乃「ほわわっ!?」肩ツカマレ

めぐる「プロデューサー!おちついて!真乃びっくりしてるから!」

真乃「え、えっと、プロデューサーさん、苦しいです」

P「頼む!これまで犠牲者が!」

果穂「樹里ちゃん!ちょこ先輩!今日はありがとうございます!」

樹里「べ、別に暇だっただけだよ。礼を言われるようなもんじゃねーし」

智代子「えへへー、私もちょうどレッスンまで時間あったからね」

智代子「それに前にやったときも楽しかったし!」

果穂「えへへ」テレテレ

果穂「実は今日、とっておきのを用意してあるんです!」

智代子・樹里「「とっておき?」」

果穂「なんと……じゃじゃーん!ジャスティスVの変身ベルトを持ってきました!」

智代子「おぉ!本格的!」

果穂「しかもですね!」ガチャリ

ベルト「ジャスティス」

果穂「変! 身!」

ベルト「ギュィィイイン」(エンブレムが回る)

ベルト「ジャスティスタイム」

ベルト「ジャスティスレッド!」

果穂「ジャスティスレッド!参上です!」

樹里「おー!今のは結構いい出来になってるんだなぁ。兄貴が持ってるのは光るだけだったんだぜ?」

智代子「こういうのはずっと進化するものだからね!」

果穂「他にもこのベルトにすごい機能があって!」ガサゴソ

果穂「あ……」シュン

樹里「?どうした、果穂?」

果穂「……今日、夏葉さんと、凛世さんとも遊びたかったです……」ヘナッ

樹里「あー、それはしゃーねーよ。夏葉は朝から仕事だったし、凛世は確か……なんだっけ、茶会?だっけ」

樹里「それぞれやることがあったんだしな」

果穂「……はい」

樹里「あー……。でもほら、今日はアタシたちと目いっぱい遊べばいいだろ?それに」

樹里「今日は帰りには凛世も事務所に寄るって言ってたし、どうせならみんなで帰りに何か甘いものでも食べにいこうぜ。な?」

果穂「!」

果穂「樹里ちゃん……!ありがとうございます!」

樹里「いいよ。それよりもうそろそろ公園……って、智代子?どうした?」

智代子「……あれプロデューサーさんじゃない?走って入っていったみたいだけど」


めぐる「お願いだから落ち着いてよー!灯織が何したの!」

P「追いかけられてるんだ!」

真乃「ほわっ!?灯織ちゃんにですか?」

めぐる「え、なんでそうなったの?」

P「Yシャツが欲しいって言われてさぁ、これで幸せになるとか言っててさぁ!」

めぐる「……灯織が?」

真乃「冗談でも、ちょっとダメなんじゃ……」

P「本当なんだって!信じてくれよ!」

果穂「プロデューサーさん!」

P「この声は……!」フリカエリ

樹里「おいおい何してるんだよ、仕事はどうしたんだ?」

智代子「もしかして何かあったんですか?」

P「なんでだよ」

樹里「いきなりなんでだよってなんだよ」

P「いやさぁ!凛世いないじゃん!?なんでだよ!?」

樹里「なんだよ、凛世なら家の用事でいねーぞ」ムッ

P「ドチクショウ!なんで強キャラばっかいないんだよ!どうしたんだ女神様!大爆笑してんじゃねーか!」

樹里「はぁ?強キャラとか何なんだよ一体」

果穂「プロデューサーさん!」

P「どうした果穂?もうそろそろ灯織が」

果穂「はいっ!」

P「……ん?これは……」

果穂「変身ベルトです」ドヤァ

P「えっと……?」

果穂「一緒に遊びましょう!」キラキラ

P「」

真乃「ほわっ、果穂ちゃんこれすごいね!これしゃべるんだ」ジャスティスタイム

めぐる「わぁー!かっこいいよ果穂ちゃん!」ジャスティスブルー

果穂「えへへ……なんて言ってもヒーローですから!」ムフー

智代子「私今日は大幹部じゃなくてピンクがやりたいなー!衣装もピンクだし!」

P「いやいやいやいや遊んでる場合じゃ」

灯織「プロデュサァアアアアアアアアアアアアア!」

全員「」ビックゥ!

P「あ、あははは、おしまいだ。もう、足も、残ってない」←天を仰いだ

樹里「は?え、プロデューサー?」

真乃「!?灯織ちゃんどうし



灯織「」←完全に崩れたメイク

灯織「」←走りすぎてめちゃくちゃな髪

灯織「」←充血した目

灯織「」←かなり乱れた息

灯織「」←鬼気迫る表情

P・真・め・樹・智「「「「「」」」」」

果穂「わぁー!」キラキラ

灯織「」テクテク

P「いや、灯織待て!落ち着け!」

果穂「灯織さーん!」タタタタッ

樹里「ダメだ!果穂もどってこい!おいってば!」

智代子「ダメだよ樹里ちゃん!あれはもうイっちゃってる人の目だよぉ!」

果穂「灯織さん!すごいです!悪の大幹部みたいです!」キラキラ

灯織「」テクテク

果穂「あの、これからヒーローごっこするんですけど、一緒に遊びませんk

灯織「果穂」ガシッ

果穂「へ?」

灯織「プロデューサーに大事な話があるから」ハイライトオフ

果穂「は……はひ」ストンッ

灯織「」テクテク

果穂「ふぇぇ」グスッ

P・真・め・樹・チョコ(((((怖ぁあああああああああああ?!)))))

P(え、わざわざ目線合わせる必要あった?!あのクッソ怖い顔でハイライト消えてたらさすがに小学生じゃ悲鳴あげるぞ!?)

真乃(ほわ!?灯織ちゃん!?一体どうしたの!?)

めぐる(灯織!?灯織だよね!?間違いないよね!?)

樹里(あばばばばばばばばばば)

智代子(灯織ちゃんってこんな子だっけ!?)

灯織(ようやく……ようやくプロデューサーからYシャツを……)

灯織「プロデューサー」

P「ランナウェイ」バッ

真乃「待ってください逃げちゃダメです!」ムンッ

樹里「お前をお呼びだぞ逃げるなよ」ガシッ

智代子「果穂ちゃんあんなになっちゃったんですから責任とってください!」ガシッ

めぐる「謝って!なにかは知らないけど灯織に謝って!」ガシッ

P「いやだぁああああ!離せぇえええええ!おうちかえるぅううううううううう!!!」

真乃「帰っちゃダメです!」グイグイ

めぐる「そうだよ!謝ろう!?灯織の事だから謝れば許してくれるよ!」グイィ

P「無理だもん!剥かれるもん!絶対剥かれて幸せにせざるを得なくなるもん!」

樹里「何いってるんだよ!?幸せにさせられるとかありえねーだろ!?」グイィ

灯織「プロデューサー……幸せにしてくれるんですよね……?」

智代子「絶対プロデューサーの痴情のもつれじゃないですか!男の人なら責任とってくださいよ!」ズザザ

P「しらないもん!俺しらないもん!童貞で彼女いない歴更新してるのにどうやって痴情をおこすんだよバカじゃねーの!?」ズザ

智代子「灯織ちゃんに手を出したんじゃないんですか!?」

P「んなわけあるか!?」

智代子「じゃあなんであんなになってるんですか!?」

灯織「プロデューサー……はやくYシャツを……?」キヅキ

P「だいたい朝夏葉のとこから逃げてすぐにハイライトなくしてたんだって!わけわかんねーよ!」←全力で抵抗してる

樹里「こっちこそ知らねーよ……!はやく行ってやれってば……!」←なんかYシャツ着てるけど別に好きな人ではない

真乃「わたしたちを置いて逃げるんですか……!」グイグイ←なんか知らないけどYシャツ着てる

めぐる「そうだよ!逃げたら男らしくないよ!」←好きな人だけどYシャツ着てない

灯織「……」ポクポクポク

灯織「!」チーン!

灯織「……」テクテク

P「うるせぇえええ!どうせ灯織は俺しか狙わねぇよ!邪魔しない限り狙われないんだから逃げてもいいんだよ!」

めぐる「灯織から逃げちゃダメー!」

真乃「そうですよ!だから早く灯織ちゃんと!」

灯織「真乃」ガシッ

真乃「ほわっ?」

灯織「」シッカリツカム

真乃「え、えっと、灯織ちゃん?どうしたの?プロデューサーさんなら……」ブルブル


灯織「Yシャツ、ちょうだい?」ニコォ


真乃「」

P・めぐる「」

樹里・チョコ「「」」

果穂「うぇぇん……」グスグス

ピーちゃん「ぽぉっぽるぅ~」

後談

P「で?結局、よく当たるメルマガのせいで?こうなったってのは本当か?」

灯織「はい……」

P「そのせいで夜も眠れなかったって?」

灯織「……はい」

P「追いかけまわしてたのはなんで?」

灯織「……その」

P「まぁ深夜テンションというか。確実に徹夜してリミッター外れてたんだろう」

灯織「……すみません」

P「俺は別にいいよ。でも……」

果穂「うぇえええええ!」

智代子「怖かったねー!大丈夫だから!もう大丈夫だから!もう怖い灯織さんはいないから!」

樹里「あ、ああそうだ!こんどまた灯織が悪の大幹部に乗っ取られてもアタシたちが守ってやるから!」

真乃「うぅ……」ナミダメ

めぐる「真乃、大丈夫だよ。灯織は正気に戻ったから。大丈夫」むぎゅー



P「さすがにこれはやばすぎるから後で謝ろうな?」

灯織「返す言葉もありません……」

P「まぁ、そろそろ事務所だし。はづきさんに言って今日のレッスンは休みにしてもらおう。あと、夏葉のフォローもしないとな」

灯織「プロデューサー……本当に、今回はご迷惑を……」ウツムキ

P「いいよ」セナカポン

灯織「でも」

P「怖かったけど、怖かっただけだよ。俺にはまぁ、理解はできなかったさ」

P「いくら当たるって言ってもそれはただのメルマガ。つまり信じる信じないは灯織次第なんだ。たまたま俺が信じなかっただけで」

P「灯織にとって、それは必死になるだけの理由だったんだろう?じゃあ、別に気にしないよ」

灯織「プロデューサー……」

P「さぁ、そろそろつくぞ。ひとまずはづきさんにも謝らないとな」ハーゲンダッツトリダシ

P「ただ今戻りました!遅くなってすみま……え?」

灯織「お疲れ様です。はづきさ……?」




恋鐘「うわぁあああああ!灯織がひどいことしたあああああああ!」エーン

摩美々「霧子ぉ……!」グスグス

霧子「よしよし。大丈夫だよ。大丈夫だから……!」ナデナデ



甘奈「甜花ちゃん、大丈夫だよ。プロデューサーさんはあとでしかってあげるからね。ほら、大丈夫だから」ギュー

千雪「私もプロデューサーさんに怒ってあげるから、そんなに震えないで。ね?怖い灯織ちゃんも今はいないから」ギュー

甜花「うぇぇぇぇぇ」


夏葉「ふ……ふふふ……一番怖いのは……幽霊じゃなくて人間……ふふふ……」レイプメ

はづき「すぴー……」スヤスヤ

P・灯織「……」

樹里「ほら、事務所に……どうしたんだよプロデューサー?早く入れって」

果穂「うっ……ぐすっ……うぇぇ」グスグス

智代子「ほら、果穂ちゃん、お鼻ちーんしよう!お鼻ちーん!」

めぐる「ほら!ついたよ!お菓子も一緒にたべよう!」

真乃「めぐるちゃん……ありがと……」





P・灯織「……」

P「灯織」

灯織「はい」

P「逃げるか」

灯織「そうしましょう」

~fin~

おつおつ、アイマスの青色はキャラ崩壊が似合うなあ

昨日に引き続いて二作目です。

本当はこんなの書いてる場合じゃないんでしょうけどね……セーカツヒ、ウ、アタマガ(無職なう)

今回はコメディに仕上げてみましたがどうでしたか?
正直途中まで道筋を全然考えてなくて(追いかけっこがはじまるかなってくらい)ちょっとだけ詰まったんですが、割と簡単に終わりまで持っていけました。
タイトルを考えたときはデレやミリマスよろしくクンカー……みたいな事を考えたのですが灯織は多分そんな事なさそうだなぁと。
後付けとかできそうですけどね?いつどこで何が目覚めるかわからないものですし……

ちなみに筆者は去年の末に鬱でブラック企業を抜けてアイマスにドはまりしました。青い鳥を聞いてなぜかはわからないけど涙があふれて千早さんのCDを買ったのが始まりです
そこからデレにミリにMに……
デレに関してはCD一枚で700円とか実質タダでは?ミリとか神曲ばっかで2000円とかむしろ逆にお金をもらっているのでは?預金残高をみたらお金が増えているのでは?
と、こんな感じでいつの間にかCDが100枚を超えていました。ムイシキッテコワイネー

現在書く予定があるのは
霧子「プロデューサーさんと、名前」
咲耶「パパって呼びたい……」
甜花「……落ち着く。また、一緒に、寝たい」
甘奈「プロデューサーを誘惑するぞー!」
夏葉「寝るってすごいのよ!」
樹里「湾岸M@STER」
P「第三形態バーストモード」
P「夏葉と樹里にどっきりを仕掛ける」(怖がってはいけない)

あと紬さんとありすと灯織を同じ部屋にぶちこんで化学反応させてみたいとかそんな感じです。もし気になるものがあればご観覧くださいませ。
ありがとうございました

>>59

千早さんなんて情熱が鼻から出るし……
しぶりんはりんわんわんだし……
もがみんはうどんだし……

灯織のキャラ崩壊ですが多分viレッスンをカタストロフしました。多分


シャニssもっと増えてには同調。

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