俺「この会社、退職者多すぎだろ…」(12)

20XX年4月末…

俺「会社の先輩がギックリ腰で休んでから今日で3日目かぁ」

障害者のTさん(以下T)「余計に働かないといけないからキツいね」

俺「Tさん、人いないからあんまり無理しない方良いと思いますよ」

T「そうだね、他の人の分も仕事しても給料増える訳じゃないし。
障害者ってだけでボーナス1万しか貰えないからモチベーション上がらない」

ガイジ先輩(以下ガイジ)「おめーら、ちゃんと掃除してっか!」

俺「ガイジさん、もう少しで終わります」

ガイジ「そーか?俺、他にやることあるから行くわ」←煙草吸いに行く

T「あの人、俺らと同じポジションなのに全然掃除しないよ」

俺「あんな人でも結婚出来るから羨ましい」

次の日

俺「先輩、ギックリ腰大丈夫ですか?」

先輩「ああなんとかな。迷惑掛けたな」

俺「いや、そんな事は」

先輩「で?俺と入れ違いにTが休みか?」

俺「そうみたいですね」

ガイジ「俺くん、T休みだから2人分仕事頼むわ」

俺「分かりました」

ガイジ「オレは工場長の手伝いで忙しいからよ」

先輩「俺くん2人分の手伝いはキツいから休み休みな」

俺「はい」

俺(ガイジさんがもう1人の手伝いも少しくらい手伝ってくれると助かるんだけど)

俺(いっつも楽してる人だから仕方ないか)

Tがそれ以降も会社を休み、ゴールデンウィークを含め12連休後…

T「し ご と や め ま す」

一同「……」

俺(辞めるならさっさと辞めれば良いのに)

T「俺くん」

俺「はい?」

T「今まで本当に申し訳なかった」

俺「はぁ…」

T「社長が直ぐに新しい人入れるって言ってたから」

俺「そうですか」

ガイジ「Tの奴、本当に使えねーな」

俺(Tさんも悪いけど血が出るくらいまでTさんの頭叩くアンタもどうかと思うがな)

5月末

後輩「今日から宜しくお願いします」←2週間後ろくに連絡も寄こさず退職

俺(俺の仕事量また増えるから辞めないでほしかった
ガイジさんも仕事教えないで煙草吸ってたししゃーない
俺が教えてもナメくさられるしなぁ…最年少だからかなぁ)

5月末(まだ後輩いた頃)

入院中の社長の義理の弟(Sさん)死亡

俺(まぁ毎日コンビニ弁当だったしタバコも酒もやる人だったからなぁ)

俺(不幸中の幸いは俺の業務に影響しない人だったので良かった)

事務員「お悔やみ代出して下さい」

一部を除き一同「3000円支払いました」

後輩「俺に全然関係ないので払いませんでした」

俺(俺が2年前に入社した時に会社で死人が出た時は払ったんだけどなぁ)

お悔やみのお返し『味付け海苔2缶』

俺(3000円返してくれよ、自腹で海苔買った方が安いからさぁ!)

6月

工場長「腕痺れて仕事にならないので退職します」

一同「お疲れさまでした!」

俺(70過ぎてたからなぁ…しゃーない)

ガイジ「俺くん、工場長の代わりに業務担当するからオレの分も手伝い頼むわ」

俺「わ、分かりました」

俺(1人で3人分も仕事しろってか…無理に決まってんだろ!)

俺(他の先輩は手が空いてても手伝わないけどしゃーない…のか?)

俺くんも屑で使えないやつだなぁ

8月

ガイジ「腕痛いんで辞めます」

俺(嫌いな人だけど辞められても困るんだが…こんな奴でもいたから8月まで
何とかやってこれたのに…全然新しい人入らんし、精神的にヤバい)

俺(会社のトイレも水流れないしハエ沸いてたから外で小便してたら言われるし…
だったらトイレくらい直してくれよなぁ。他の奴全然動かんし人いないから
1人で昼休みも仕事しないといけないし…過労死するくらいなら…!)

8月

『退職願+健康保険証+退職理由を記載した紙』→事務所の机に置く

俺氏退職!

過労死する位なら他の道を選ぶ!

7月の時は…

俺「社長、おはようございます」

社長「おはよう」

俺「退職します」退職願と健康保険証お渡し

社長「今、お前に辞められると仕事にならないから辞めないでケロ」

俺「俺1人で毎日3人分も仕事出来ないですしお寿司」

社長「それは分かってるけど我慢してケロ」

ここから討論の後

俺「もう少し頑張ります」

社長「頼む」

やっぱり無理でした…

以上になります!

駄文の羅列ですみませんでした!俺氏は何処かで野垂れ死ぬか工場に再就職するかは
想像もとい妄想にお任せします!

いやもう本当やめとけ悪いこと言わんから
多少給料よくても入院までいったら余裕で溶けるぞ
人がいいのも程々にせにゃ、向こうは社員のことなんて消耗品程度にしか見てないって

給料安いし辞めて良かったです

どうしても辞められんなら無断欠勤繰り返すといいぞ
実質心はもう辞めてるようなもんだし

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