桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!その2だ!」 (314)


桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!」
桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1530571495/)
の続きです。

簡単に登場人物紹介

桜木花道
この話の主人公 原作よりフンフン多め

赤木晴子
このスレから黒子の世界へ迷い込んだ

黒子テツヤ
もう一人の主人公 影がとても薄い

黄瀬涼太
めっちゃ運動神経いいので人の技をコピーできる

緑間真太郎
どこからでもスリーポイントシュートが打てる

青峰大輝
めっちゃ強い 桜木と仲が良い

火神大我
原作では黒子のパートナー しかしこの作品では他の高校へ
今は強キャラ感出てるがこの先考えてない




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1535692298

前スレのHTML化が済み次第こっちのスレ動かしていきます

HTML化する前にまとめてもらったので誤字脱字多めですがよければこちらの方も
http://elephant.2chblog.jp/archives/52233897.html

今日は更新しませんがまた明日から少しずつ更新していきます

また感想、質問などあれば嬉しいです。

象速の※欄に作者名乗って書き込んだのって>>1

だったらこれからはまとめられても※するのはやめておいた方が良い
あそこはまともなのもいるけど夏や正月といった長期休暇中は住人の柄が悪いし、
嵐が獲物を探す場にも利用されてるから作者も見てるなんて知られたら下手するとエタるまで荒らされる恐れがある

あそこはまとめられてから2・3日くらいしてから※欄チェックして、全うな意見・感想だけ拾った方がいいと思う

>>7
成る程…軽率な行為でしたね…
助言ありがとうございます


桜木「……」

黒子「……」

晴子「うーん…いつの間に私寝ちゃって…あ!明日部活の用意しないといけない!どうしよ…

桜木達の方を見る

晴子「あれ?どうして私桜木君の家へ…」

桜木「おはようございます晴子さん…非常に言いづらいことなんですけど…」

かくかくしかじか

桜木「というわけで…(不味い…!こんな状況を晴子さんが理解できるわけない…!これがバレたら俺はゴリに殺されちまう…!)」

晴子「違う世界に…」プルプルと震えてる

桜木「あー!すいません晴子さん!僕の手違いで晴子さんまで巻き込むことになって…!これも全て僕の…



晴子「凄い桜木君!」




桜木「へ?」










晴子「だって別世界だよ!それも桜木君だけ!これはバスケットの神様がこっちの世界に桜木君を呼んだんだよ!」

桜木「いや…え~と…」

黒子「(桜木君がタジタジなの凄いレアですね…)」

晴子「そうよ!一度戻ってこれたんだしきっとなんとかなるわよ!それに私もキセキの世代っていう人達見てみたい!」

桜木「晴子さん…(なんて寛大な心を持った人なんだ…)」ジーン…

晴子「でも桜木君の話聞いてる限り私はこっちへイレギュラーで来たみたいだし学校とか家とかどうなってるのかしら…」

黒子「そこらへん確認してみますね」

桜木「どうやって?」

黒子「桜木君がこっちの世界へ来た時桜木君が誠凛高校にいることが当たり前に世界が作り直されていたことから晴子さんがこっちの世界に来たことでまた変わっているかもしれません」

桜木「成る程!他の奴に話を聞いて見るんだな!ん…?というか待てよ…そうなると晴子さんの家族…つまりはゴリも…!?」


色々聞いてみた結果

黒子「どうやら晴子さんは今寮生活で誠凛高校に通っていることになってるみたいです」

桜木「ホントご都合展開だな…」

黒子「万々歳ですね」

黒子「家族のことは皆に聞いてもあやふやだったので多分この世界にはゴリさん達は来ていませんね」

桜木「でも晴子さんが暮らすだけのお金は振り込まれると?」

黒子「ご都合展開ですからね」

桜木「ツッコんだら負けなんだろうな」

晴子「ごめん黒子君!ちなみに私はどこの寮で生活していることになってるの?」

黒子「そうですね住所がこれでああなので…部屋番号が…えーと…」

黒子「桜木君の部屋の隣ですね」

桜木「な!!!!????」

桜木「ホントかテツ!?」黒子をブンブンと振り回す

黒子「はい、やめてください桜木君、首飛んじゃいます!」

晴子「やった!一人じゃ心細かったけど近くに桜木君が隣なら安心だね!よろしくね桜木君!」

桜木「死んでもいい…もう幸せすぎて死んじまう…」涙流しながら




桜木「神様ありがとーーーーーーー!!!!!」









次の日

晴子「おはよ!桜木君!」

桜木「おはようございます晴子さん!(こうやって晴子さんと朝の挨拶…!そして誠凛の制服も似合ってて可愛い…!)」

歩きながら

晴子「私こっちではどうしようかな~私もマネージャーしよっかな!」

桜木「すっごい良いと思います!(そして晴子さんと一緒に登校…!なんて幸せなんだ…!)」

日向「よう桜木おは…

リコ「あら桜木君おは…

日向「……」

リコ「……」

リコ「桜木君が女の子と登校している!!!???」

桜木「チィース(リコさん達も当然の如く一緒に登校してんのはどうなんだよ…)」

晴子「初めまして!赤木晴子と申します!」

リコ「よろしく私は相田リコ バスケ部の監督をやっているわ(こんな娘いたかしら?)」

晴子「その年で監督を!?凄い!ね!桜木君!」

桜木「ええまぁ…(クソ可愛い)」

日向「桜木が何故こんな可愛い娘と…そしてリコよりも…」胸ジロー…

ガンッ!

日向「」

リコ「ところで桜木君とはどういった関係で?」

晴子「関係…ええと…桜木君のファン第1号です!」

リコ「(何これ惚気?)」

桜木「」チーン…

日向「だぁーー!?桜木が嬉しさで昇天しやがった…!?」


しばらく日常編が続いた後
ストバス編(紫原と初めて対峙したあれ)と合宿編をした後
インターハイ編に入りたいと思います。

高校生の男女が同じ寮で部屋が隣とか普通はないだろ
と一応突っ込んでおく

>>18
たしかに寮で男女隣はおかしいですね…
寮というより貸家のアパートという設定の方が自然だと思うのでそっちにしますね。アドバイスありがとうございます。


小金井「おいおいマジかよ…」教室を覗きながら

伊月「これはマジで笑えないな…」同じく

日向「たしかに…」同じく

晴子「この学校のオススメは何なの桜木君?」

桜木「そうですね!やはり僕は王道焼きそばパンですかね!」

晴子「やっぱり違う世界でも焼きそばパンは美味しいんだね!」

桜木「そ、そうですね!ハーハッハッハ!」

小金井「いつもの桜木と全然違う…」

水戸部「……」うんうんと頷く

晴子「じゃあ昼食買いに行こっか!」

桜木「いえ!晴子さんに買いに行かすなぞ言語道断!僕が買ってきます!」ピュー!

晴子「あ!桜木君!」

伊月「不良みたいな見た目の桜木が自分からパシリしてる…」

日向「いくら好きな女の前だからって緊張しすぎだろ」

伊月 小金井「「(お前が言うな)」」




晴子「ホントだ!おいしいね桜木君!」

桜木「はい!晴子さん!(なんて幸せなんだ…!さっきからそれしか言ってない気がするが幸せだ!何がバスケだ…!もうこのまま俺と晴子さんとのラブコメで…

黒子「言いわけないでしょう」

桜木「ぬわーーー!?テツ!?いつの間に…!?それと心を読むんじゃねぇ!」

黒子「僕今日一緒に登校してたんですけど」

晴子「私は気付いてたよ?」

黒子「あ、ありがとうございます(どうしてゴリさんもそうですが晴子さんも僕を…

桜木「……!」テツ ジャマダ オレト ハルコサン ダケ二シロと目配せ

黒子「成る程…まぁ仕方ないですね…」

桜木「テツ…!」パァ…!

プルルルル

黒子「水戸君、一緒に昼食食べませんか?」

水戸『おー了解ー!もう少ししたら望達も連れてそっちに向かうわー』

黒子「やっぱり楽しく皆で食べないと」

晴子「そっか水戸君達もこっちにいるんだ!賑やかで嬉しいね桜木君!」

桜木「そ、そうですね…僕ら学生は沢山の友達と…(テツの野郎…ルカワみてえにムカつくことしやがって…)」メラメラメラメラ

数分後

高宮「ゴメンゴメン!中々今日のは強敵でよ!トイレから離れられなくて!」

野間「おいトイレしてる時に飯の話すんなよ」

大楠「そりゃ逆だっての!」

野間「あれ?そうだっけ?」

三馬鹿「ガーハッハッハッ!」

桜木「馬鹿が増えやがった…」

水戸「まぁそういうなよ花道、晴子ちゃんと二人きりでいられるチャンスはこれからいくらでもあんだろ」

桜木「そりゃそうだけどよ…




桜木「そりゃそうだけどよ…って…ん!?」

桜木「なんで洋平が晴子さんのことを…」

今日はこの辺で


かくかくしかじか

桜木「なんだお前ら記憶あったのか」

水戸「途中からだったけどな」

高宮「花道のダッセェ姿も思い出したってわけだ!」

桜木「そこは思い出さんでいい!」

野間「まぁとりあえず俺たちはどうすりゃいいんだよ」

大楠「話聞いてる限り花道が全国で優勝しねえと戻れなさそうだな」

高宮「じゃあ戻れねえじゃん」

桜木「おい望!そりゃどういう意味だ!」

晴子「大丈夫よ皆!桜木君は山王の人達にも勝ったんだよ!きっとこっちのインターハイでも優勝できるよ!」

野間「ま、あっちでは三回戦ではボロ負けしたんだけどな!」アハハッ

晴子「……」ズーン…

大楠「馬鹿!それ声高々言うことじゃねぇだろ!」

桜木「テメェ…晴子さんを悲しませやがって…」

野間「いや…今のは…」

ガンッ!!!

桜木軍団「」チーン…

水戸「なんで俺たちまで…」

桜木「テツ、今日学校昼までだしそろそろ行くぞ」

黒子「? 何処へですか?」



桜木「だいきのところだよ」














電車の中

ガタンガタン

黒子「それにしてもどうして青峰君のところへ?」

桜木「まぁ麻呂眉毛が言ってたとおりならいくらだいきでも許されねえからな、俺がガツンと…」

黒子「しかし桜木君、今の青峰君はもう以前の青峰君ではありません。桜木君と出会って変わりましたよ」

桜木「だからって今までのことが許されるってわけにはいかねえだろ」

黒子「……」

桜木「俺はそういうの嫌いなんだよ。更生したからって昔傷つけられた奴はそのままだ。いくらだいき自身が変わろうがな」

黒子「桜木君って元不良のくせにそういうとこしっかりしてるんですね」

桜木「俺はケンカ売りに来た奴を返り討ちにしてただけだっつーの」

黒子「それだとグレてたミッチーさんの時はどうしたんですか桜木君?」

桜木「ああ…ミッチーはな」

三井『俺も鉄男達と絡んだ時は悪さばかりしたさ…ノーヘルにゲーセンに入り浸り家に帰らないのは当たり前…親不孝もんだよな俺は…」

桜木「(リョーちんとバスケ部襲ってきたこと以外)ミッチーはまぁ…そっち方面では色々残念だったからな…」

黒子「? それで青峰君会ってどうするんですか?」

桜木「そりゃ決まってんだろ」




桜木「中学の頃に酷いことした奴ら全員に謝りに行かせる」






黒子「本気ですか桜木君…」

桜木「本気も何もこれしか方法がねぇだろ」

黒子「いやしかし…青峰君って全国プレイヤーだったんですよ?そうなると全国へ…」

桜木「今の時代電車あんだしなんとかなるだろ」

黒子「……」

ーーーーーーーーーーーーーーー

桐皇バスケ部

桜木「たのもーーーーう!」

黒子「道場破りですか…」

今吉「桜木?なんやこないなとこまで」


電車の中

ガタンガタン

黒子「それにしてもどうして青峰君のところへ?」

桜木「まぁ麻呂眉毛が言ってたとおりならいくらだいきでも許されねえからな、俺がガツンと…」

桜井「青峰さんなら最近バスケ部にきてませんよかっこ

桜木「なっ…!?どいうことだ弱虫キノコ!」

桜井「ヒッ!それはその…」

今吉「それはワシらも理由はわからんのや」

黒子「足の怪我が原因で…

諏訪「それはないな、青峰は足を怪我した後でもバスケ部には顔を出していた」

桜木「だったらだいきはここにいねえんだよ!」

若松「知らねえよ!それが分からねえから今桃井の野郎が必死になって探してんだろ!」

黒子「すいません、青峰君はいつ頃から顔を出さないように?」

今吉「せやなたしか」


今吉「君らが霧崎第一とやり合った後からやな」









河川敷

青峰「……」

桜木「だいき!」

黒子「青峰君…!」

青峰「は…花道…?それにテツも…なんでテメェがこんなところに…?」

桜木「この天才をあまりナメるなよ、この天才の力を持ってさえいれば…

黒子「青峰君が何かあった時は決まってここへ来ますからね」

青峰「チッ…さつきも知らねえのに…」

桜木「なぜバスケ部へ来ない!足なら大丈夫ってだいきが言っただろ!」

青峰「……」

黒子「まさか思っていたより足の具合が…」

青峰「そういうわけじゃねぇ」

黒子「だったら…




青峰「俺はバスケをやめる」



黒子 桜木「「…!」」

桜木「馬鹿野郎だいき!お前自分で何言ってるかわかってんのか!」

黒子「そうですよ!たしかに練習できない期間は辛いですが…!」

青峰「ちげぇだろ…」




青峰「俺なんかが楽しくバスケなんてしたらダメだろ」




今日はこの辺で

ss速報戻りましたね!お久しぶりです。
早速書いていきます


桜木「なっ!?どういうことだ!」

青峰「怪我して初めて気付いたんだよ…バスケができない辛さに…」

黒子「青峰君…」

青峰「まぁ怪我だけならいいだろ、問題はそこじゃねぇ…」


青峰「精神的な問題だ!!!!」


青峰「昔は思っていた弱え奴が悪いんだって!俺を退屈させるお前らが悪いって!だから俺のプレイでバスケを辞めた奴がいたと聞いてもなんとも思わなかったんだよ!そんなところで折れる弱いお前らがワリィってな!だけどな…!」

青峰「そいつらが大好きなバスケを俺のせいでできなくさせちまったと思ったら俺にはバスケをする資格なんてねぇ気がしてよ…」

桜木「何を言ってるだいき!謝ればいいだろ!」

青峰「馬鹿野郎!無理に決まってんだろ!」

桜木「甘ったれるな!全国へ謝りに行く金など働いて稼げ!」

青峰「そこじゃねぇ!」

桜木「ぬ?」

青峰「俺が今更謝ったところで…」



青峰「誰も許してくれねえだろ…」





桜木「そんなことはない!現にミッチーなんてバスケ部をぶっ壊そうとしても皆許していたぞ!謝りさえすれば…!」

青峰「なんて謝んだ?『あの時は舐めプしてすいませんでした』とでも言えばいいのか?」

黒子「……あおみ…


桜木「そうだ!!!!!」

黒子 青峰「…!」

桜木「だいき!テメェは今グズグズ言って謝りたくねぇだけだろ!許してくれるかくれないかは今考えるんじゃねぇ!」

青峰「フフッ…ハハハハハッ!」

桜木「ん?」

青峰「フー…ムカつくんだよ花道…テメェのその馬鹿さ加減に」

桜木「なっ!?誰が馬鹿だとだいき!」

青峰「テメェみたいにそうやって何も考えないところがだよ!」 殴りかかる

黒子「…!?青峰君…!」

バシッ

桜木「そんなパンチがこの桜木に効くわけないだろだいき」軽々と受け止める


少ないが今日はこの辺で

少ないですが
の間違いです。申し訳ないです


青峰「なっ…!?テメェ…!離せ…!」

桜木「離さん」

桜木「だいき、そうカッカッとするんじゃねぇ」

青峰「うるせぇ…!バスケなんて…!バスケなん…

桜木「だったら…」



桜木「このままへし折ってやろうか?」


青峰 黒子「「!?」」

桜木「腕が折れちまえばホントにバスケはできなくなるだろう」

黒子「桜木君…それは…!」

桜木「謝る気もねえ、バスケはやめてえ…文句ばっか言いやがって…」

ギリギリ 掴んでる力を強くする

青峰「グッ…!」

桜木「まぁ折れた後は桃井さんにでも飯食わしてもらえ、テメェもそれでいいんだろ?」

青峰「…れよ」

桜木「ん?」


青峰「やれよ!!!」




青峰「折れよ…折れよ花道…!」

桜木「…!なっ…!?」

青峰「そうだ…これくらいしないとダメだったんだよ…」

左腕を桜木に向けて差し出す

青峰「折るなら両腕折ってくれ」

桜木「馬鹿野郎…!誰が本気で…!」

青峰「うるせぇ!テメェこそグジグジ言ってんじゃねぇぞ!折るっつたなら折れ!」

青峰「俺の腕だけで罪滅ぼしができるとは思っていねえ!俺の自己満足なのはわかってる!だけど…!それでもし

途中であげてしまいました

青峰「折れよ…折れよ花道…!」

桜木「…!なっ…!?」

青峰「そうだ…これくらいしないとダメだったんだよ…」

左腕を桜木に向けて差し出す

青峰「折るなら両腕折ってくれ」

桜木「馬鹿野郎…!誰が本気で…!」

青峰「うるせぇ!テメェこそグジグジ言ってんじゃねぇぞ!折るっつたなら折れ!」

青峰「俺の腕だけで罪滅ぼしができるとは思ってねえ!俺の自己満足なのはわかってる!だけど…!それで…!俺が痛え思いして清々したと思ってもう一度バスケをやる奴がいれば…!」



青峰「俺は喜んでこの腕を差し出す…!!!」



桜木「だいき…」

青峰「もういいだろ…お前が折らないのであれば自分で折る」

桜木が気を抜いた時に腕を離す

桜木「…!」

青峰「これで…これでいいんだ…!」

腕を壁に思い切りぶつけようとする




黒子「待ってください!」









ぶつけようとする腕を止める

青峰「テツ…」

黒子「青峰君…!確かに君は中学の時のプレイは褒められたものではなかった…!だけど君はそのことについて後悔している…!だから…!」

青峰「だから何回も言ってるだろ…俺がどんだけ後悔しようが謝ろうが俺に酷いことをされた奴は何も変わらねえんだよ…」

黒子「そんなことはない…!君の今の気持ちを知ればそんなことを思う人はいない…!」

青峰「ンなもんどうやって…!」

黒子「大丈夫です。」




黒子「いまライブ配信しているので」




青峰「あ…?」

桜木「ん…?」



青峰 桜木「なあああああああああああああああ!!!???」


















視聴者数 15000人

『何これ芝居?』

『キセキの世代の青峰じゃん』

『ホンマや、青峰やん』

青峰「おいテツ…!テメェいつから撮って…!」

黒子「初めからです」

青峰「なっ…!?」

桜木「なんだ?ライブ…?生中継みたいなもんか?」

黒子「そうですよ、今リアルタイムで10000人以上見てます」

桜木「なんだと…!?天才バスケットマン桜木ついに地上波デビュー…!?」

黒子「動画サイトですよ」

『何この赤頭』

『絶対DQNじゃんwww』

『さっき青峰の腕も折ろうとしてたし確実に悪い奴』

黒子「見事に叩かれてますね」

桜木「なーー!?この野郎!コイツらはこの天才を魅了が分からない馬鹿ばっかりなのか!」

『うるさい、音割れしてる』

『自分で天才とかwww』

『おもしれえwww』



桜木「コイツらぁ…」メラメラメラメラメラメラメラメラ

黒子「桜木君は絶対ネットとか使わない方がいいと思います」



青峰「……」

黒子「どうですか青峰君、これなら全国に行かなくても嫌味な言い回しをしなくても青峰君の真意は伝わったと思います」

青峰「だけどこれじゃあ俺が満足しただけ…

桜木「さっきからやめるってばっか言ってるけどよ」




桜木「やめるより続けることの方が難しいんだぜ?」




桜木「本当に申し訳ねえって思ってるならお前のせいでやめちまった奴らがもう一度バスケがやりてえって思うくらいのバスケをやりゃいいだけだろ!!!!」

青峰「…!」

桜木「おい!今これ観てるやつらでだいきに昔ひでえことされた奴!今日から毎日だいきは血反吐を吐いて練習して今よりすげぇバスケをする!だからだいきの試合を見に来い!」

桜木「バスケ嫌いになっちまった奴もバスケ辞めちまった奴も全員だ!お前らがもう一度バスケがしたくなるようにしてやる!もしならなかったら気が済むまで殴れ!俺に免じて!」

青峰「なっ…!?花道なに勝手に…」

桜木「それじゃあ別れが惜しいだろうがこの辺で!」

ブチッ 黒子のライブ配信を止める


















桜木「どうだ?これでもう死ぬ気でバスケに励むしかねえだろ?」

青峰「花道テメェ…テメェって奴はホントに…」

青峰「ホントに馬鹿だぜ…」涙ツー…

桜木「さぁまずはその足を治すために走り込みだ!」

青峰「馬鹿野郎!走れるわけねえだろ!」

桜木「はぁ~…やはりだいきはその程度か…俺がだいきならそれくらいやってみせるんだがな…」

青峰「なんだとテメェ!やってやろうじゃねぇか!」

桜木「ハーハッハッハ!それでこそだいきだ!」

ダッダッダッ!



黒子「ちょっと!その足で走るのは逆に…って二人とも行ってしまいましたか…」



その後黒子のライブ配信の動画は大反響であり
これが後にどのようなことを引き起こすかは知る由もない




次はストバスの話書いていきます


数週間後

桜木「ほう!ここが!」

黄瀬「ストバスの祭典!」

緑間「もうすぐインターハイだというのに…よくこんな余興に参加できるのだよ…」

黒子「とか言いながら緑間君もバッチリエントリーしてるじゃないですか」

桜木「ヘッ!テメェは予選落ちでインターハイ出れねえから暇だもんな!」

青峰「何言ってんだ花道、緑間のとこインターハイ出るぞ」

桜木「へ?」

緑間「昨年のインターハイの上位3校は無条件で今年のインターハイ本戦に出られるのだよ」

桜木「はぁーーーーーーー!?じゃあ何のために予選出てたんだよ!」

緑間「本戦に出られると言ってもそれに甘える秀徳ではない、きっちりと予選で勝って本戦に出たかったのだが…」

黄瀬「結果的に甘える結果になったッスね!」

桜木「確かに!」

桜木 黄瀬「「アーハッハッハッ!」」


緑間「(この二人が絡むと一人の時より遥かに癪に障るのだよ…)」




黒子「それにしても青峰君、足は大丈夫なんですか?」

青峰「ああ、結構治ってきてな、リハビリって意味で今回のイベントに誘ってみたんだがまさか黄瀬まで来るとはな」

黄瀬「ちょっとそれどういう意味っすか!」

青峰「遠さ的な意味でだよ」

黄瀬「成る程!それなら納得!」

緑間「(単純な奴…)」

緑間「さっきから気になってるのだが桜木」

桜木「ん?」

緑間「その隣の女は一体誰だ?」

ヒョコっと桜木の後ろから出てくる

晴子「こんにちはー!私桜木君と黒子君の同じ高校の赤木晴子って言います!」

黄瀬「桜木っちが女の子と一緒…!?これは夢なんじゃ…!?」

黒子「桜木君に頭突きされますよ」

桜木「いや、もうその反応には慣れた」

青峰「まさか花道の彼女か…!?」

桜木「ダーハッハッハッ!流石だいき!そうだ!そういう反応を待っていたのだよ!何を隠そう…



晴子「いいえ!桜木君とは友達です!」



桜木「」 石になる

黄瀬「草」

ガンッ!!!!

黄瀬「」シュー…



晴子「ちょっと桜木君!黄瀬君にいきなり頭突きしちゃダメじゃない!」

桜木「でも晴子さん!コイツが…

晴子「デモもパレードもないよ!ほら謝って!」

桜木「…スマン」

緑間「(桜木を手懐けるとは…)」

青峰「(手懐けられているというよりも完全にほの字だな)」

黄瀬「なんでこんな良い娘が桜木っちと仲良く…ん?どうして俺の名前を…」

晴子「桜木君と戦った時の映像見せてもらいました!」

桜木「誠凛桜木が爆誕したあの伝説のな!」

黒子「ゴール壊しましたけどね」

桜木「うるせぇ!」

晴子「黄瀬君ってなんでも真似っこできるんでしょ!スゴーい!」

黄瀬「いやあそれほどでも~」テレテレ

桜木「(男女め…ぜってぇ潰す…)」

晴子「そして貴方は緑間君!スゴーいスリーポイントシュートの!今日も打てるの?」

緑間「フッ、愚問なのだよ」

緑間「俺は常日頃から人事を尽くしている。今日のラッキーアイテムのこのサングラス…万に一つも落ちるわけがない」

青峰「(それラッキーアイテムだったのかよ…)」

晴子「そして貴方が青峰君!」

青峰「フッ…(ついに俺か…)」

晴子「桃子さんって人に夢中の!」


青峰「……」


青峰「……おい花道」

桜木「ん?どうしただいき?」

青峰「言ったのかテメェ…」

桜木「あ…(気付いた)」

ピューっと逃げる

青峰「待ちやがれ花道ィィィィィ!!!!テメェにはプライバシーってもんがねぇのか!」ダッダッダッ

おいやめろだいき!足が悪いんだろ!

知るかぁ!待てェェェェェェェェ!!!!



晴子「あれ?私何かおかしいこと言ったかな?」










捕まりました

桜木「」シュー…

青峰「テメェ次こんなことあったら晴子って女に花道が好きってこと言ってやるからな」

桜木「なっ…!?!?だいき!それはいくらなんでも酷いだろうが!」

青峰「テメェが今やっただろうが!」

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

緑間「何をやっている。早くエントリーしないと間に合わないのだよ」

桜木「ンなもん適当に名前書いて出せば」

黄瀬「ダメっすよ桜木っち、今回のイベントは3on3で三人でエントリーしないといけないんすから」

桜木「そうだったのか…ん?その場合一人足りねえじゃねぇか」

黒子「確かにそうですね…どうしましょ…

晴子「ウズウズウズウズ」凄い入れてほしそうな目

青峰「(バスケ好きなんだな…)」

桜木「そうだ!晴子さんを入れたら解決じゃねぇか!勿論俺と一緒で!!!」

晴子「パァーッ!!!」嬉しそう

黒子「そうですね…この際ですから晴子さんを…

?「ねえ、君達一人足りないの?だったら僕を入れてくれないかな?」

青峰「あ?誰だテメェ?」

?「連れと来たは良かったんだけど何処かにいっちゃってメンバーが足りないんだ」

黄瀬「一人だったらいいじゃないっすか!」

晴子「!?」ガビーン

?「ホントかい?嬉しいよキセキの世代の人と組めるなんて!」

桜木「なんだだいき達のこと知ってんのかよ」

緑間「上からの言葉で申し訳ないがお前は俺たちの実力についてこれるのか?置物と化しても文句は聞かないのだよ」

?「大丈夫だと思うよ」

緑間「!」

桜木「その心意気気に入ったぜ!片目!お前名前は!?」

?「ああ、自己紹介がまだだったね」




氷室「氷室…氷室辰也っていうんだ、よろしくね」











チーム決め

1 青峰 黄瀬 黒子

2 桜木 緑間 氷室

ーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬「おーッ!青峰っちと黒子っちとじゃないですか!これは優勝決まりっすよ!」

青峰「おいテツ、ボールは全部俺に回せよ」

黒子「わかりました」

黄瀬「俺の扱いこの頃酷くないっすか!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

桜木「なっ…シュートメガネとか…」

緑間「それはこちらの台詞なのだよ、それに桜木、今日の俺はシュートメガネではない、シュートサングラスだ」

桜木「うるせぇ!どっちでもいいんだよ!」

氷室「ハハッ、よろしくねキセキの世代緑間君」握手を求める

桜木「おい!俺は…!」

氷室「ああ…君は確か"アイツ"が面白いって言ってた桜木君だね」桜木にも握手を

桜木「(アイツ…?誰だ…?)」

晴子「……」グズッ

桜木「あ (忘れてた)」

晴子「私もバスケしたかったのに…」

桜木「えと…それは…」アセアセ

晴子「桜木君達なんて知らない!名前も知らない人と組んで私も大会出るから!」ピュー!

桜木「だぁぁぁぁ!!!!晴子さん!?」

桜木「追わなくては…!」

緑間「何をしているのだよ、俺たちの試合は第三コートですぐに始まるのだよ」

桜木「うるせぇ!それよりも晴子さんが…!」

氷室「さっきの娘誰かとチームを組むって言っていたし勝ち進めば自然に会えるんじゃないかな?」

桜木「…!確かに…!(それにコートの上で堂々と晴子にこの桜木のプレイを見てもらえる…!)」

桜木「よしっ!サッサといくぞ!」

緑間「(何故俺の周りはこう単細胞しかいないのだよ…)」



少し遠いところ

晴子「誰かと組むと言ったけれどちょうど二人でまだエントリーしていない人なんて…」

?「ねー室ちんどこいったの?これじゃあ参加できないじゃん」

?「まったくだ、俺たちが屋台に夢中になっている間に何処かに消えて…高校生にもなって迷子とは困った奴だよ」

晴子「(それは二人が逆に迷子になったんじゃ…それにしても二人とも大きい…)」

?「ん?どしたの君、俺たちの方ジロジロ見てるけど」

晴子「ええと…私一人なんですけど一緒にエントリーしてくれませんか!」

?「えー、小さいし女の子でしょ?役に立たないでしょ」

?「そうは言ってもこのままじゃエントリーもできないしいいんじゃないか?俺たちも彼女もエントリーできてwin-winだ!」

?「まぁ俺とアンタがいれば勝てるしいっか」

晴子「ありがとうございます!あれ…」

?「ん?何か俺の顔に付いてる?」

晴子「いえ…(確かこっちの世界のバスケ雑誌でみたような…名前は確か…)」

?「口にポテチ付いてるぞ」

?「あ、ホントだ」

晴子「間違いない…キセキの世代センターの…!」



晴子「紫原 敦君!」








今日はこの辺で


すいません もう一レスだけ

青峰「さてと一回戦は…」

黒子「第三コースですね」

黄瀬「ま、このトリオなら正直負ける気しないっすよ!」

桜木「む?」敵コート

緑間「ほう…一回戦からお前らとか」





黄瀬「前言撤回」



黒子「第三コースですね」

黒子「第三コートですね」

訂正です


黄瀬「いきなり緑間っち達とっすか…」

青峰「何言ってんだ黄瀬、どうせ俺たちが当たることは確実だったろ、体力ある時にぶっ潰せる方がいいじゃねぇか」

緑間「まさかインターハイを待たずしてお前らと戦えるとは思ってもみなかったのだよ」

桜木「なんだ?お前ら戦ったことなかったのか」

黒子「キセキの世代が戦うことはキャプテンから禁じられていましたからね」

桜木「??? 意味がわからん、強い者同士戦った方が伸びるじゃねぇか」

黄瀬「まぁキャプテンにはキャプテンなりの考えがあったんすよきっと!」

審判「それではそろそろ試合を始めたいと思います!」

桜木「しゃあ!!!だいき!!!この前のリベンジだ!!!」

だいき「ヘッ!勝たせねえよ!!!こっちにはテツもいんだぞ!」

黄瀬「ちょっと俺は!!??」

緑間「黄瀬と青峰のダブルチームに黒子のサポート…上手く捌けるかどうか…」

黒子「何気に桜木君とは初めて対戦しますね…楽しみです」

氷室「ハハッ、皆盛り上がってるね、さて…」




氷室「オレの力はキセキの世代に対してどれくらい通用するかな?」












ルール
3on3だけど全コート
点数は普通のバスケと同じ
ファール三回で退場
時間は5分の2クォーターのみ

ピピィーーーーーーーーーーー!!!!

桜木「らぁぁぁぁぁ!!!!!」

バシィィィ!!!!

緑間「よしナイスなのだよ桜木」

ダムダムダムダム

黄瀬「行かせないっすよ緑間っち!」

緑間「黄瀬か…さてどうしたものか…」

キュッ!キュッ!キュッ!

すごいせめぎ合いだぁぁぁぁぁ!!!!

お互い譲らねえ!!!!!

黄瀬「最近必殺技を覚えましてね緑間っち!」

緑間「ほう…見せてみ…

シュッ

緑間「なっ…!?(黄瀬がパスだと…!?)」

青峰「パスするのが遅ぇんだよ黄瀬!」

ダッダッダッ!

桜木「行かせんぞだいき!」ブロックへ

回り込むのが早ぇ!!!!

なんだあの赤坊主!!!???

青峰「フッ…」

シュッ

桜木「馬鹿め!どこへ投げて…」

黒子「……」

桜木「な…!?」

バシィィ!!!!! パスコースを変更

黄瀬「ヒュー!流石黒子っち!!」ボール受け取る

ダァァァァァァァァン!!!!

0-2

桜木「クソォ…テツめ…」

緑間「流石青峰と黒子なのだよ、桜木とは型が違えどやはり脅威だ…」




桜木「だったら見せてやるぜ!」ダッダッダッ!

青峰「単細胞がッ!そんな突っ込みで抜けるとでも…!」

桜木「フンッッッ!!!!」身体を急にグルリと回す

青峰「あ?」

桜木「おらぁぁぁ!!!」自分のコートへ思い切りボールを投げる

バシィィ!!! 緑間にボールが

黄瀬「なっ!?」

緑間「もう少し優しくパスができないのかだよお前は」

シュッ

3-2

ワァァァァァァァァァァ!!!!!

でたぁぁ!!!緑間の超高弾道シュートだぁぁぁ!!!!

ーーーーーーーーーー

緑間「……」ダムダム

青峰「スリーは打たせねえよ緑間!!!」

緑間「打てなくて結構…何故なら今日は」

シュッ

桜木「ナイスパスだシュートメガネ!!!」パス受け取る

緑間「中には桜木がいるからなのだよ」

青峰「クソッ…!花道に…!おい止めろ黄瀬!!!」

黄瀬「わかってるっすよ!」ブロックへ

桜木「テメェ如きに止められる…」

ダンッ!!!!! 思い切りジャンプ

黄瀬「(なっ…!?どれだけ相変わらず跳ぶんだ!?観客として見るのとコートから見るのでは全然違う…!いやそれ以前に…!?)」

桜木「俺じゃねぇぇぇぇぇぇ!!!!」

ダァァァァァァァァン!!!!

5-2

桜木「しゃああああああああ!!!!」

黄瀬「(以前に戦った頃より跳躍力がさらに上がってる…!?)」



青峰「おいおい、いきなり劣勢かよ」

黄瀬「外は緑間っちに中は桜木っち…付け入る隙がないっすね…」

黒子「いえ、大丈夫です」

黄瀬「ホントっすか黒子っち!?一体どんな秘策が…!」

黒子「とりあえず…」


黒子「桜木君は僕が止めます」


ーーーーーーーーーーーーーーー

桜木「さぁ!!!突き放していくぜ!!!」

黒子「行かせません桜木君」

桜木「フッ!悪いがテツ!お前に止められる俺じゃあ…

前に黒子がいない

桜木「なっ…!?一体どこへ…

バシッ 黒子にボール取られる

桜木「なぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

緑間「コイツら…!」

青峰「流石にお前でも…」

黄瀬「俺と青峰っちのダブルチームは抜けないでしょ!」

緑間「馬鹿なのかお前らは…!黒子に桜木を任せるなぞ無謀なのだよ!」

青峰「馬鹿はお前だ緑間」

シュッ 桜木へパス

桜木「よっしゃあ!次こそは…

黒子「行かせません」

桜木「うるせぇ!今度こそ…

バシッ また取られる

桜木「なんでだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

青峰「花道は馬鹿だからな」

黄瀬「それにプレイが雑だから黒子っちの影の薄さとミスディレクションで楽々とボールを取れるんすよ」


12-20

後半

緑間「(どうする…俺が一人で斬りこめば青峰と黄瀬のダブルチーム…かといって桜木は黒子に封じられている…どうすれば…)」

氷室「緑間君パス!」

緑間「(氷室辰也…前半はこれといって特徴のないプレイ…渡しても直ぐに取られるだろう…)」

青峰「考え事してんじゃねぞ緑間!!!」緑間へ迫りくる

シュッ!

緑間「(…!しまった!反射的にパスを…!)」

氷室「やっとまともにボールがもらえたよ」

黄瀬「やっとボールもらえたところ申し訳ないっすけど止めさせてもらうっすよ!」

氷室「フフッ…」ダムダム!

ダッ!

黄瀬「…!?」

青峰「なっ…!?(黄瀬が抜かれるだと…!?)」

シュッ レイアップ

14-20

氷室「黄瀬君、君飛び道具のような技術しか磨いてないだろう、例えば他人のコピーとか」

黄瀬「…!嫌な言い方っすね、それが何すか」

氷室「いや嫌味じゃないんだ君達キセキの世代の能力は素晴らしい…だけど…」


氷室「基礎ならオレの方が上だ」






ーーーーーーーーーーーーーー

青峰「行かせるかよ!!!」

氷室「青峰君、君はバスケットの才能はピカイチだ、バスケットをする為に生まれてきたといってもいいような才能だ。でも」

キュッ! キュッ!

青峰「…!(なんだコイツのプレイ…!


ーーーーーーーーーーーーーー

青峰「行かせるかよ!!!」

氷室「青峰君、君はバスケットの才能はピカイチだ、バスケットをする為に生まれてきたといってもいいような才能だ。でも…」

キュッ! キュッ!

青峰「…!(なんだコイツのプレイ…!こんな滑らかにボールを捌けるもんなのか…!?)」

氷室「才能にかまけ過ぎて基礎が厳かだよ」

ダッ!!!

黄瀬「そんな…!?まだ完治してないとはいえ青峰っちまで…!?」

スッ 構える

緑間「氷室辰也…!スリーも打てるのか…!?」

シュッ

17-20

ワァァァァァァァァァァ!!!!

すげぇ!!!!

キセキの世代と渡り合って…いや…それ以上か!!!???

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

氷室 シュート体制へ

青峰「調子に乗るんじゃねぇ!!!!」ブロック体制へ

シュッ!!!

青峰「(ドンピシャだぜ!このまま弾いて…)」

スッ

青峰「は…?(なんだ手をすり抜けて…)」

バスッ

19-20

ワァァァァァァァァァァ!!!!

桜木「なんだ今のは…」

黄瀬「黒子っちのファントムシュート…?」

青峰「どうなってたんだ…テメェ…」

氷室「ん?何がだい?」

青峰「俺は一度テツの消えるシュートをコピーしたからタネはある程度知っている…だが今のはそれと違う原理だ!」

氷室「フフッ、ボールが消える?そんなことできるわけないじゃないか青峰君、もしかしたら幻影を見てただけかもしれないよ?」

青峰「テメェ!!!」

緑間「(氷室辰也…コイツは一体…)」

今回はこの辺で


ーーーーーーーーーーーーーーー

青峰「(この野郎…!このまま好き勝手させるかよッ…!)


氷室「さて残り時間も少ないし…そろそろ決めるとするか」

黄瀬「調子に乗りすぎっすよ!二度目はない!」

緑間「…!(黄瀬と青峰のダブルチームを奴に…!これをどうやって切り抜ける…!)」

氷室「まさかキセキの世代のツートップで迫られるとはね、バスケットマンなら嬉しい限りだ」

青峰「誰がツートップだ!トップは俺だけだ!」

氷室「んー…ここは…」

黄瀬「もらった!!!!」

バシッ!!! 黄瀬ボールスティール

黄瀬「よし!これで…!」

バチィィィィィィィィィィ!!!!

桜木「この桜木をノーマークとは馬鹿め!男女!!!」

黄瀬「桜木っち!!!!????」

氷室「1対2じゃどう足掻いても勝てないし、取られた後のことを考えた方が効率的だよね」

桜木「アシストご苦労片目!!!!最後はこの俺桜木が決めてやる!!!」ダッダッダッ!

青峰「させるかよ!!!」ブロックへ

桜木「なっ…!?だいき…!?しかし勝ーーーーつ!!!」

青峰「いかせ…(足が…!クソ…!まだ完治してないか!)」グラつく

桜木「ぬ?チャーーーーーーンス!!!」ダッ!

青峰「クソッ…!」

桜木「さぁこれで!」

黒子「止めます!!!」

緑間「不味い…!黒子相手だと桜木は…!」

桜木「馬鹿め!!!テツ対策はもうできてる!!!」

黒子「…!」

桜木「テツの技がいくら凄かろうが…!」

ダッ! 高くジャンプ

桜木「ボールが取られねえとこまでいけば問題ねえ!!!」

ダァァァァァァァァァン!!!!

21-20

ピピィィィィィィィィィィィィィ!!!!

試合終了!!!!!!!!!


桜木「よっしぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!だいき達に勝ったぞ!!!!」

黄瀬「あらら…まさか負けてしまうとは…」

青峰「クソッ…すまねえ…俺が足引っ張っちまった…」

黒子「短期間であの怪我をここまで持ってこれただけでも凄いですよ」

青峰「そうか…というか黄瀬!テメェ試合前に言ってた秘密兵器っていうの使えよ!!使わず負けたら意味ねぇだろ!」

黄瀬「だってまだ一回戦すよ!!!後々使うかも…って思うと出し惜しみしちゃいますよ!!!」

青峰「馬鹿野郎!!!桜木と緑間並の奴がこの先出てくるわけねぇだろ!!!ここで勝っておけば実質優勝だったんだよ!!!」

黄瀬「……あーーーーーーーーーーー!!!!!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

桜木「それにしても片目!この勝負のキーマンはもちろんこの俺だったわけだが君も中々やるではないか!」

氷室「いやあ…それほどでもないよ」

緑間「中々どころの問題ではない」

緑間「黄瀬と青峰を翻弄する奴など見たことないのだよ」

氷室「勝てたのは偶然だよ、オレはどう足掻いても君達キセキの世代の領域に踏み込むことはできない」

緑間「しかし現にお前は…!」

氷室「初見殺しって奴だよ、皆がオレを警戒していたからたまたま勝てただけだよ」

緑間「…(一理あるがしかし…)」

氷室「とにかく折角勝てたんだしこの先も頑張ろうよ!」

桜木「おう!!!!」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

16-0

紫原「歩くのダルイから決めていーよー」シュッ

晴子「ありがとう紫原君!」

敵「ふざけんな!女如きに…!」

?「おいおい、女如きって…男尊女卑か?」進路妨害へ

敵「クソッ…!さっきからあのデカイ奴がゴール下にいるからシュートは入らないし女からボールを取ろうとしたらコイツが…!」

晴子「よいしょ!」シュッ

18-0

ピピィィーーーーーーー!!!!

試合終了!!!

晴子「やったぁーー!!!また勝ったよ!!!」

紫原「はぁーダルィ…もう帰ろうかな…」

晴子「えぇ!?まだ始まったばかりだよ!」

紫原「オレは別にこの大会出たくなかったんだって、室ちんがキセキの世代と戦いたいって言うから仕方なくついてきただけなの」

晴子「でもそれじゃあ私と出なくても良かったじゃない?紫原君バスケしたかったんでしょ!」

紫原「なっ…!ちげぇし!」

?「いやぁ痛いところ突かれたな!紫原!」

紫原「だからちげぇし!」




今回はこの辺で

http://elephant.2chblog.jp/archives/52024875.html#comments


これの※49.51は>>1に成りすました荒らし、って認識で良い?
それこそキセキ的な確率で見つけたんだけどさ
書いたのが>>1じゃないって俺だけは断言出来ちゃうんだよね

21時すぎから続き書いて行きます

>>116
ここの人に安易にコメントを残さない方が良いと助言してもらって以来そのサイトにコメントをしたことはありません。


なんやかんやあって決勝

桜木「さぁ!ここまで来たぞ!」

緑間「青峰達を下したのだから当然といえば当然なのだよ」

青峰「ちくしょう…ホントは俺があそこに立ってたはずだったのに…黄瀬!テメェがどんくせぇからだぞ!」

黒子「そうですよ黄瀬君」

黄瀬「この俺の扱いは後々大活躍するっていう伏線でいいんすよね…」

氷室「さて…ここまで来たからようやく会えるかな」

桜木「会える…?そうか!晴子さんが!」

緑間「それはないのだよ桜木、いくらストバスの大会といえど彼女がここまで勝ち上がるとは…」

晴子「やーーーーい!どうだ桜木君!ここまで来てやったんだから!」

桜木「晴子さん!!!(ワザとツンツンしてるのだろうが可愛い)」

緑間「……」

紫原「あれ?ミドちん?どうしてこんなとこいんの?」

緑間「なっ…!?紫原!!??」

黄瀬「紫原っち!?どうしてここへ…!?」

紫原「どうしてもこうも…室ちんの付き添いだよ」

青峰「室…氷室…テメェの連れか…」

紫原「それにしても俺たちが探してる間に呑気にバスケとかナメてんの?ひねりつぶすよ?」

氷室「いやぁこうした方が早く会えると思ってね」


?「何言ってんだ紫原!お前もバスケしてただけじゃないか!」ハッハッハッ

晴子「そうだよ紫原君!さっき凄いダンク見せてくれたでしょ!」

紫原「いや…あれは…晴チンがしつこくやれっていうから…」

?「やれと言われてやるお前でもないだろう!ホントはやりたかったんだろう!」

晴子「でしょ!」

紫原「(面倒くさい…)」

桜木「…………」メラメラメラメラメラメラメラメラ

緑間「ん?どうしたのだよ桜木」

桜木「あんの野郎…晴子さんと仲良くしやがって…ダンクなら俺の方が…」メラメラメラメラメラメラ

コロコロコロ ボールが転がってくる

桜木「ん?」

桜木「ニヤリ」

ガシッ ボールを掴む

桜木「晴子さーーーーーーーん!!!!!」ダッダッダッ!

紫原達へのコートへ

桜木「ダンクならこの俺…」ダッ!!!

フリースローラインから跳ぶ

おおっ!!!

すげぇ跳んでるぞ!!!

桜木「桜木花み…





紫原「邪魔」




バチンッッ!!!!!!!!!






桜木「ガッ…!?(こいつ…!俺を見ずにハエでも落とすかのように片手で…!?)」

ドタッ! 桜木倒れる

紫原「あ、ゴメン、つい…」

紫原「でも今俺達喋ってるでしょ、それにまだ試合始まってないしアンタの自業自得ってことで」

晴子「そうだよ桜木君!急にダンクなんてしたら危ないよ!」

桜木「晴子さん…!!!」ガーーーーン…

桜木「不味い…このままでは…」

晴子『紫原君すごーーーーい!!!桜木なんて目じゃないくらいスゴイダンクができるのね!』

紫原『そんなスゴくないよ晴ちん』

晴子『キャーーーー!!!桜木なんかと違ってちゃんと謙虚さも兼ね備えているなんて!紫原君素敵!!!』

桜木「不味い…このままでは圧倒的に不味い…」

桜木「おい!無気力野郎!!!テメェは俺がぶっ潰してやる!!!(ここで晴子さんに俺の方が強いとアピールしないと!!)メラメラメラメラメラメラ

紫原「俺を潰す?」

紫原「面白いこと言うね、そんなこと言う奴久しぶり」



紫原「面白すぎて捻り潰したくなったけどそれもアンタの自業自得だからね」











青峰「まさかここで紫原と花道のカードが見れるとはな…」

黄瀬「桜木っちのダンクをあしらうようにブロックするなんて…相変わらず絶対要塞っすね紫原っち…」

青峰「パワーに関しちゃ紫原と並ぶ奴はいねぇよ、俺たちですらアイツから点取るのは難しいからな…」

黄瀬「それにしてもあの二人は相性悪そうっすね」

黒子「……(紫原君といる方…何処かで…)」

桜木「さぁ!!!決勝というこの場で盛大に打ち負かしてやる無気力!!!」

紫原「はぁ?何それ?無気力じゃねぇし」

晴子「そうだよ桜木君!紫原君はバスケに対しては気力ありまくりよ!」

紫原「…!だから…!」

?「ハッハッハッ!紫原!バスケを好きと公言すれば晴子ちゃん!バスケを嫌いと言えば桜木に無気力呼ばわり!困ったな!」

紫原「……」心の底からメンドくさそうな顔

それでは試合を始め…

ポツ…ポツ…

桜木「あ…?」

ザァッーーーーー!!!!!

雨だーー!!!

いきなり降るって言ってたけど今降るかよ!!!

決勝流れねぇよな!?



結局決勝流れました

桜木「ちくしょう…びしょ濡れだ…」

晴子「大丈夫桜木君?私のタオルで良かったら使って!」

桜木「晴子さん!!!(晴子さんのタオル…!いいのか…?いいのか…!?)」

黒子「ありがとうございます晴子さん」タオル受け取る

桜木「だぁーーーーー!!!テツ!影の薄さ利用して俺からタオル横取りするんじゃねぇ!」

黒子「あ、すいません桜木君、お詫びに僕のでよければ」タオル差し出す

桜木「(コイツ…自分のタオルあるなら自分で…完全に俺の邪魔しやがったな…)」

桜木「それにしても無気力と片目はどこ行きやがった?」

?「あいつらなら帰ったよ」

桜木「あ?お前は無気力と一緒にいた…」

?「赤い坊主が桜木でそっちのちっこい方が黒子だな」

黒子「どうして僕たちのことを…」

?「そりゃそうさ」



木吉「俺は木吉鉄平、今は訳あって紫原と氷室達の高校へいるがお前らの先輩でもあるからな!」



ストバス編終了
1時間後くらいにインターハイの導入だけ書きますね


インターハイ開会式的なの終わった後

桜木「ったく、開会式なんてやる必要あるかよ」

降旗「まぁまぁ、恒例行事みたいなもんだし」

桜木「こちとら練習後に身体が動かねえって言うのに」

降旗「桜木…お願いだからインターハイ前の練習のことは思い出させないでくれ…思い出しただけでも…ウッ…!」

桜木「思い出して吐くなよハタ坊、まぁ…確かに俺も晴子さんの応援がないと今ここにいるかもどうか…ん?」

降旗「? どうしたんだ桜木?」

桜木「テツはどこ行った?」

降旗「ホントだ!いつの間に…!俺探してくるよ…!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

降旗「あ!いたいた!おーい黒こ…

青峰「また全員集まるとはな」

紫原「えー?前のストバスの時に会ってんじゃん」

緑間「あの時は全員ではなかっただろう」

黄瀬「しかしどうして俺達を集めたんすか?ね?黒子っち」

黒子「僕に聞かれても分かりません」

降旗「え…えぇ…(キセキの世代…!?しかも全員集合…!?やべぇところに遭遇しちゃったよ…)」

青峰「それにしても緑間、なんでお前ハサミなんて持ってんだ」

緑間「無論、ラッキーアイテムだからに決まっているのだよ」

紫原「あれ…ポテチ開かないや…緑チン、ハサミ貸してよ」

緑間「…断る」

紫原「ケチ、黒ちんは持ってない?」

黒子「持ってないです」

降旗「(すげぇ黒子…キセキの世代相手でも堂々して…)」


青峰「んなもんハサミ無くても開けれんだろ、貸してみろ」

紫原「ん」渡す

青峰「いいかポテチを開けるのは力じゃなくて技なんだよ」

青峰「ーーーーーーッ!!!」開けようとするが開かない

青峰「……ほれ、黄瀬パス」

黄瀬「ったく、しょうがないっすね」

黄瀬「ーーーーーーーッ!!!!」力を込めるが開かない

黄瀬「……ポテチを開けることができない青峰っちをコピーしたので開けれないっす」

青峰「人のせいにすんじゃねぇよ!」

降旗「(なんか思ったより…)」

緑間「まったく見てられないのだよ、貸してみろ」

紫原「開けてくれるなら最初から開けてくれたらよかったのに」

緑間「こんなことで俺のラッキーアイテムは汚さん、そんなことをせずとも…」

緑間「…!」触った時点で開かないことを悟る

黄瀬「流石に頭の良い緑間っちがポテチを開けることができないっていうのはないっすね!」

緑間「……」汗ダラダラ

チョキチョキチョキチョキ

緑間「開いたぞ」

青峰「結局ハサミ使うのかよ!」

降旗「(想像以上に空気が軽いな…)」



?「やあ、待たせたね」


降旗「(アイツは…!帝光中キャプテンの…!)」


赤司「皆少し中学時代の頃より砕けたかい?まぁいい…本題に入ろうか」




赤司「大輝、涼太、真太郎、敦、そしてテツヤ…また会えて嬉しいよ」

赤司「こうやってまた全員が会えたのは実に感慨深いね、ただ…場違いな人が混ざっているね」

降旗「…!」

赤司「今僕が話したいのはかつての仲間だけだ、悪いが君は帰ってくれないか?」

降旗「(言われなくても帰りたいんですけど…足が…)」

青峰「いいじゃねぇかよ別に、聞かれちゃマズイ話なのかよ」

降旗「…!」

赤司「ほう…大輝…君が僕に口答えするとはね…君が一番あの男に感化されたようだね」

青峰「あ?別に俺は何も変わってねぇよ」

赤司「そんなことはない、以前の君ならそこの彼をなんとも思わないような目で見ていただろう。断言してもいい」

青峰「……」

赤司「君のその変化がプラスに働いたかマイナスに働いたかはこの際どうでもいい…しかしだ大輝…」スタスタスタ

スチャ 歩いている最中に緑間からハサミを取る

緑間「おい赤司、何を…」

赤司「忘れたかい大輝…僕に逆らう奴は例え親でも殺す…!」

ザッ!!!!! ハサミを青峰に

青峰「…!」

黄瀬「青峰っち…!」

ガシッ!!! っと後ろから腕を掴まれる

赤司「やれやれ…今日は上手くいかないことが多いな」




桜木「おいチューガクセー、それは人に向けていいもんじゃねぇぞ」






今日はこの辺で

>>134
黄瀬「流石に頭の良い緑間っちがポテチを開けることができないっていうのはないっすね!」

黄瀬「流石に頭の良い緑間っちがポテチを開けることができないっていうのはないっすよね!」

>>133
桜木「こちとら練習後に身体が動かねえって言うのに」

桜木「こちとら練習後で身体が動かねえって言うのに」


青峰「花道…!」

桜木「ようだいき、お前もこんな朝っぱらから中坊に絡まれて大変だな」

緑間「馬鹿…良く見てみろ」

桜木「ん…?」赤司をジーっと見る

桜木「やっぱ中坊じゃねぇか」

緑間「お前は何処を見ているのだよ!洛山高校のジャージを着ているだろう!」

桜木「ラクザン?」

黄瀬「高校バスケで一番強いところっすよ!そんなことも知らないんすか!?」

桜木「なっ…!?ヤマオーが一番じゃねぇのか!?」

紫原「ヤマオー?そんな高校聞いたことねぇし、ていうか赤頭早く手離した方がいいよ」

桜木「ん?」

赤司「君が桜木君かい?」後ろ向きのまま喋り掛ける

桜木「ああ、そ…

ビシュ! ハサミを桜木へ突きつける

バシッ! 桜木にまた腕を掴まれて止められる

赤司「…!」

桜木「確かに中学の頃なんてロクなことねぇよな、俺も中学の頃は嫌な思い出ばかりだ」

黄瀬「50人にフラれたことっすか?」

桜木「うるせぇ!それを言うんじゃねぇ!でだチューガクセー」

赤司「(コイツ…一体どれだけの力を…!振りほどけない…!こうなったらエンペラーア…





桜木「イライラしてるからって人に刃物を向けるんじゃねぇ!!!!!」赤司へ頭突き



ガンッ!!!!!!



赤司「」

降旗「え…これどうなってんの…」

黒子「正直僕も頭が現状に追いついていないです」




赤司「」シュー

青峰「お前これどうすんだ…」

桜木「中坊に本気で頭突きするわけねぇだろ、ちゃんと手加減してやったよ」

黄瀬「だから高校生ですって…」

緑間「まさか敗北を知らない赤司が…」

紫原「出会って5秒でやられたね」ポテチパクパク

黒子「これ後々ストーリー的に大丈夫なんですかね?」

降旗「ストーリー?」

黒子「いえ、こちらの話です」

?「おいおい、ストーリーはなんなのかは知らねえけどウチのキャプテンを気絶させられて大丈夫なわけねぇだろ」

青峰「あ?誰だテメェ?」

火神「俺はコイツのチームメイトだ」

緑間「赤司の現パートナーの火神か…」

火神「知ってくれてて光栄だよ、でも別に宣戦布告とかしにきたわけじゃねぇんだ、赤司を探してたんだがまさか気絶させられてるとは…」

火神「よいしょっと」赤司を抱える

火神「アンタらバスケめっちゃ強いんだろ?戦えるのたのしみにしてるぜ、何よりお前だ桜木」

桜木「む?」

火神「お前と俺は同じだ…必ず俺が勝つ…!」ゴゴゴゴゴゴゴ

桜木「よくわからんがカガミ、その挑戦この天才が受けてやろう」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ




それから少し後

火神「おーい赤司ー大丈夫かー」ほっぺたペチペチ

赤司「う…うーん…」起きた

火神「お、やっと気が付いたか!」

赤司「ん?どうして俺が外へ…?奴は…?」

火神「俺?奴?お前何言ってんだ?」

少ないですが今日はここまで


事情を火神に話しました

火神「はぁ!?今までのお前と今のお前は別人?マジで言ってんのか?」

赤司「信じられないかもしれないが火神、俺は前の赤司征十郎ではないんだ」

火神「いや確かに雰囲気は少し変わったけれどよ…」

赤司「俺の負けてはいけないという重圧が奴を産んだんだ、なのにまさかこんなことで入れ替わるとはね」ハハッ

火神「頭突きで人格入れ替わるって…完全にギャグのノリじゃねぇか」

赤司「桜木花道…まさか火神以上に俺たちキセキの世代を?きまわす奴がいるとはね、次会う時が楽しみだ」

火神「あ、それだけどよ赤司」

赤司「?」

火神「まだあいつらさっきのところで駄弁ってんぞ」

赤司「なっ!?それは俺も合流しないと…!すまない火神!先に帰っていてくれ!」ダッダッダッ!

赤司 その場を去る

火神「…マジで入れ替わったっぽいな…まぁでも…」




火神「アイツとはおもしれぇバスケができそうだ!」






1レスだけですが今回はこれで
夜に続きあげるかもです。

少し間が空いてしまいました。再開していきます。


桜木「つまりあいつはお前らのキャプテンだったというわけか」

緑間「何度もそう説明しているだろう...」

桜木「じゃああいつはオメエみてえなシュートが打てんのか?」

緑間「なぜそうな,,,

赤司「いやいや、俺には緑間の真似はできないよ」

黒子「!」

青峰「赤司!」

赤司「やあさっきぶり...いや俺の場合は久しぶり...という方があっているかな」

緑間「!赤司お前ッ...!」

赤司「緑間、お前には色々迷惑をかけたな」

桜木「?なんか雰囲気変わったかお前?」

赤司「君の頭突きのおかげでね」

桜木「,,,まさか打ち所が悪くて馬鹿になったんじゃ,,」汗ダラダラ

赤司「ハッハッハッ!馬鹿になったっていうのは酷いんじゃないかな桜木君!」

青峰「,,,わかるか黄瀬」ヒソヒソ

黄瀬「ハイっす、今の赤司っちは」ヒソヒソ

紫原「あれ、赤チンなんか昔に戻った?」

青峰「おい!それはもう少し柔らかく聞くとこだろうがッ!」

紫原「はぁ?疑問に思ったことは普通に聞けばいいじゃん、それができないから青ちん馬鹿なんだって」

青峰「なっ!」←図星で少し反論しづらい

赤司「やれやれ,,,やっぱり皆気づいてたみたいだね,,,この際だから皆に話そうか」

桜木「おいハタ坊、あいつの話長くなりそうだし先帰っていようぜ」

降旗「俺はともかく桜木は残る流れだろ!」←まだいた



事情を聞きました

赤司「と、そんな感じだ」

桜木「二重人格とかホントにいんだな,,,」

黄瀬「それよりも頭突きで人格が入れ替わる方が驚きっすよ,,,」

緑間「ん?ということは桜木がもう一度頭突きをしたらまた入れ替わるのか?」

紫原「ミドちんってたまに天然で恐ろしいこというから怖いよね」

緑間「?」

赤司「緑間勘弁してくれ、もう彼の頭突きは食いたくないよ」

黄瀬「そうっすよ、人格が一つでも二つになるくらい痛いんすから」←経験済み

青峰「おい花道、あいつにもかましてやれ」←右に同じく

黒子「それにしても『もう一人の赤司君』が桜木君の単細胞な攻撃を食らうなんて,,,赤司君体調は大丈夫ですか」

桜木「テツ,,,テメエにも食らわしてやろうか?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

赤司「俺にもわからないんだ、『もう一人の俺』ならあの状況でもなんとかできたと思ったんだが」

紫原「なんでもいんじゃない?赤チンが赤チンに戻ったならそれで」

黄瀬「そうっすよ!こっちの赤司っちの方が接しやすいし!」

青峰「しかし花道めんどくさいことしやがって,,,」

桜木「ん?どういうことだ?」

黒子「前の赤司君よりも今の赤司君の方が格段に強いからですよ」

赤司「それに君達にも負けない逸材を見つけたからね、今年のインターハイは俺たちが洛山がもらう」

桜木「なっ!?ふざけるな!キセキの世代はこの俺桜木がぶっ潰す!」

青峰「ヘッ、俺に負けたくせに」

桜木「なんだと!あの後ぶっ倒れてたくせに!桃井さんに介抱してもらって鼻伸ばしやがって!」

黄瀬「へえ、やっぱり青峰っちは,,,」ニヤニヤ

青峰「黄瀬ニヤニヤすんじゃねえ!殺す!!!」

緑間「?桃井がどうしたというのだよ?」

紫原「ミドちんは頭良いけど馬鹿だよね」

緑間「なんだと!」

ガヤガヤガヤガヤ

赤司「うるさい奴らだな、お前が拾ってきた奴も含めてな」

黒子「そうですね、僕らも混ざりますか?」

赤司「そうするとしようか」

黒子「あ、その前に」

赤司「?」




黒子「おかえり、赤司君」







赤司「それに君達にも負けない逸材を見つけたからね、今年のインターハイは俺たちが洛山がもらう」

赤司「それに君達にも負けない逸材を見つけたからね、今年のインターハイは俺たち洛山がもらう」


赤司「やれやれ、明日からインターハイだと言うのに羽目を伸ばしすぎたな」

リラックスはできたか?赤司征十郎

赤司「…!その声は…!」

久しぶりの再会は楽しめたかい?

赤司「何故お前が俺の頭の中に…!支配権は今俺に…!」

『ワザと』入れ替わったんだ、意識を残すくらいは容易だろう

赤司「ワザと…?お前に一体なんの得が…!」

僕の目的は勝つことだ、勝つことが全てだ

赤司「それは俺もだ」

お前は見ていないから知らないだろうが今のキセキの世代は強い

桜木花道に影響された者は僕の想像を遥かに超え成長してきている

赤司「緑間と黄瀬と青峰か…」

それに敦も木吉鉄平や氷室辰也に影響され変わってきている

赤司「…」

そこで僕は判断した、僕一人では勝てないと

赤司「…!お前がか…」

そこで僕は考えた、『僕ら』赤司征十郎がさらに強くなるにはどうすればいいのか

僕らは…

赤司「『俺たち』で…」


赤司「赤司征十郎だ」



とりあえずこの辺で


次の日

桜木「桜木花道…!」ダッダッダッ!

敵「クソッ…!なんだよコイツ…!」

桜木「全国デビューV2!!!!!」

ガコン!!!!!

112-85

ピピィーーーーーーーーーーーー!!!

試合終了!!!!

日向「しゃあ!!!!!」

リコ「まずは一勝!このまま勝ち進むわよ!」

黒子「残念でしたね桜君、晴子さんに良いところ見せれなくて」

桜木「フッ、晴子さん達はインターハイ見に来る為に洋平達とバイト中だからな、仕方ない」

桜木「それにこの天才はこれくらいでは止まらん、良いところを見せる機会はこれから沢山ある」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どこかの祭り

洋平「いらっしゃーい!たこ焼きたこ焼き!たこ焼きはどうだーい!」

高宮「いまならお安くしとくよー!」

シーーーーーーーーン…

大楠「全然だな…」

野間「おいおいこのままじゃ大将からボーナスもらえねえぞ」

高宮「仕方ない…晴子ちゃん」スッ

晴子「え!私!?」

洋平「ボーナスを貰うにはもう晴子ちゃんに頼るしかねえ!」

晴子「でも私裏でたこ焼き焼いているので精一杯で…!」

大楠「…!」閃く

大楠「おーーーーい皆!!!このたこ焼きはこの娘が焼いてくれているんだぞ!いらないのかーーーい!!」

客達「…!」ピタリと足を止める

客「おい!俺に一箱たこ焼きおくれ!」

客2「兄ちゃん!俺には2箱だ!!!」

客3「だったら俺は4箱だ!!」

ザワザワザワザワザワ!

野間「お前頭いいな」

大楠「ヘヘッ、まぁな」

高宮「将来変な仕事して捕まるなよ」

洋平「右に同じく」

大楠「そこは褒めろよ!!!」

晴子「???」←何故売れ始めたかわかってない


敵「ちくしょう…これがキセキの世代黄瀬涼太か…!」

黄瀬「キセキの世代…?少し違うっすね」

シュッ!

敵「なっ…!?パス…!?」

若松「ナイスパス!」

シュッ!

バスッ!

100-38

ピピィーーーーーー!!!

試合終了!!!!

黄瀬「今の俺は海常高校のエース、黄瀬涼太っすよ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

青峰「らぁ!!!!」

ガコン!!!!!!

154-50

ピピィーーーーーー!!!

試合終了!!!!!

すげぇ!!!!青峰だけで100点入れたんじゃないか!?

桃井「お疲れ様だいちゃん」

青峰「おう、ありがとよさつき」

桃井「足はもう大丈夫そうね」

青峰「折れた状態でたまるかよ、二回戦の相手は『ヤツ』なんだからよ」

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おいおい…マジかよ…

これバスケだよな…?

ピピィーーー!!!

143-4

赤司「最初の連携が少し乱れたこと以外はスムーズに試合を進めることができたな」

実渕「スゴイわね…これが『もう一人の』征ちゃんのバスケ…」

葉山「めちゃくちゃ気持ち良いバスケだったぜ!おいおい明日まで待てねえよ!」

根武谷「こりゃ優勝はもらったな!!!!ガハハッ!」

火神「おいおい!気が早すぎるんだよおっさん!!!」

根武谷 火神「ハーハッハッハ!」

実渕「(相変わらずうるさい…)」

赤司「おい、勝って騒ぐのはいいが相手への敬意を表すことの方が先だ、早く整列するんだ」

火神「おう、わりぃわりぃ(こっちの赤司もこういうとこは厳しいな」

赤司「わかってる、今日は俺の『番』だったからな、明日の『アイツ』との試合はお前に変わってやる」ボソボソ

火神「?(なんだ?何独り言言ってるんだ?」」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ピピィーーーー!!!!

試合終了!!!

97-0

紫原「あのさ…」

氷室「ん?どうした敦?」

紫原「コイツいらないでしょ、暑苦しくてバスケさらに嫌いになりそう」

木吉「ハッハッ!何言ってるんだ紫原!お前のミスを何回俺がカバーしてやったか!」

紫原「あれは俺一人でカバーできたし!」

氷室「まぁ木吉さんはまだリハビリ中だから出れて20分だ、20分我慢すれば出ていくんだから我慢しような敦?」

木吉「おい、それは俺に少し失礼じゃないか?」

氷室「じゃあ次の試合からはフルで出てみますか?」

木吉「いいなそれ!」

木吉「ハーハッハッハ!」 氷室「ハハハ!」

紫原「……漫才見せられてる気分になる」

岡村「ワシから見たらお前含めてトリオで漫才してるように見えるがな」



緑間「…」シュッ!

敵「俺たちのゴール下からシュート…!?」

バスッ!

124-40

ピピィーーーーーーーーーーーー!!!!

高尾「流石真ちゃん!今日20本はスリー決めたんじゃない?」

緑間「俺はもう負けることは許されんからな」

高尾「それにしてもフルタイムで真ちゃんがスリー打てるようになったのはウチのチームも大幅強化だよ、で、今回は入れたの?」

緑間「いや、それらしき感覚はなかったのだよ…」

高尾「ま!いいじゃん真ちゃん!真ちゃんは今のままでもめちゃ強いんだし!」

緑間「ああ…」

緑間「(クソッ!何故俺は入ることができない…!『ゾーン』に…!)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

?「ハイハイ、成る程ね」

虹村「成る程な、じゃねぇよ、ホントに何かわかったんだろうな」

?「大丈夫ですって虹村さん、わざわざ夏限定で日本に戻ってきてくれたんすから満足はさせますよ」

虹村「まさかお前が俺と一緒にバスケをしてほしいなんて言われるとは思わなかったぞ」

?「なんだかんだ戻ってきてくれるんすから俺のこと好きなんショ?虹村さん?」

虹村「テメェ…中学の頃のようにボコボコにしてやろうか…」ゴゴゴゴゴゴゴ

?「ちょっと勘弁!もう殴られるのは嫌だって!」

?「それに虹村さんも戦いたかったでしょ、キセキの世代と」

虹村「それはたしかに…」

?「まぁ今年限りでその看板は降ろしてもらうがな」



灰崎「俺がキセキの世代の全てを奪ってやるからな!」





ーーーーーーーーーーーー

緑間「さて今日のメインは奴らだな…」

桜木「奴らって誰だよ」

緑間「桜木!」

黒子「おはようございます緑間君」

緑間「黒子もいたのか」

桜木「で、奴らって誰だ?」

緑間「お前…ちゃんとトーナメント表を見ていないのか…」

黒子「桜木君、二回戦のミーティングする前に寝ちゃいましたから」

緑間「ま、俺たちは明日だからな」

黒子「そうなると今日のメインは…」

緑間「洛山対桐皇…赤司と青峰の対決なのだよ」

桜木「おぉ!だいきが戦うのか!」

黒子「青峰君と赤司君…どちらが勝つでしょうか」

緑間「わからん、今の赤司と火神という男…未知数だらけだ」

桜木「で、今からだいき達の試合か?」

緑間「いや、今からは黄瀬の試合だ」

桜木「なんだ男女か」

黒子「桜木君、露骨にモチベーション下がり過ぎです」

緑間「黄瀬もただの馬鹿ではない、どれだけ強くなったか見ておこうと思ってな」

桜木「ま、アイツならそう簡単に負けねえだろ」

緑間「だと思うが少し噂を耳に入れてな」

ーーーーーーーーーーーーーーー
コート内

黄瀬「まさかこんなことがあるなんてね」

灰崎「よお、久しぶりだな涼太」

黄瀬「まだバスケやってたんすね祥吾君」

灰崎「ハッハッハッ!俺だけ見て驚いてたら今日は心臓がもたねえぞ!」

黄瀬「?」

虹村「久しぶりだな黄瀬」

黄瀬「キャ、キャプテン!?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



緑間「黄瀬の相手は『キセキの世代』にもっとも近い男達が相手なのだよ」





とりあえずまたこの辺で


青峰「おいおい、なんで虹村さんがいんだ」

桜木「だいき!?こんなとこいていいのか?」

青峰「別に試合前なんだからどこいても一緒だろ」

緑間「まさか灰崎に虹村さんがいるとはな…福田総合…一体どうやってあの二人を…」

ーーーーーーーーーーーーーーー

若松「おいおい虹村じゃねぇか…」

虹村「知っていてくれて光栄だな」

小堀「キセキの世代が現れる前の帝光中キャプテンの…」

灰崎「さっすが虹村さん、めちゃ人気者じゃないですか」

虹村「関係ない、今勝てるかどうかが問題だ」

灰崎「ってことだ!精々足引っ張るんじゃねぇぞバカ共!」

石田「お前も前半一人で突っ走ってへたるなよ」

灰崎「なっ…!テメェいい気にキャプテン面してんじゃ…!

望月「そうだぞ灰崎」

灰崎「うるせぇハゲ!」

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

石田「ハァー…この面子だと俺がホントにキャプテンでいいのか俺自身も思うよ」

虹村「あんな狂犬を飼いならしたのはお前なんだ、このチームのキャプテンは間違いなくお前だよ」

石田「虹村…」

虹村「さぁ黄瀬、俺もお前と久しぶりに戦いたくてな」

黄瀬「…!」




虹村「女と遊んでばっかで弱くなってたら100万回ぶち殺す!」






今日はここまでで

笠松(海常PG)が若松(桐皇C)になってーら

>>200
ご指摘ありがとうございます!

>>199さんへでした。申し訳ないです。


黄瀬「(まさか祥吾君と虹村さんが相手になるなんて…俺最近不遇なこと起きすぎっすよ…)」

ピピィーーーー!!!

試合始め!

バチン!

海常ボールだ!

笠松「しゃあ!まず一本取る…

バチン!

灰崎「オセェよカス、ウォームアップはもう終わったぞ」

笠松「なっ…!?(速い…!黄瀬並か…!いやまさか…!)」

黄瀬「行かせないっすよ!」ブロックへ

灰崎「お?マジか…」ダムダム

黄瀬「…?」

灰崎「この程度じゃ『キセキの世代』を奪うのは簡単そうだなぁ!?」ダッ!

黄瀬「しまっ…!

ダァァン!!

0-2

灰崎「こりゃ虹村さんの出番無いわ、俺一人で充分っすわ」

虹村「なんでわざわざアメリカから日本に来てお前のワンマンプレイ見ねえといけねえんだよ!ちゃんとこっちにも渡せ!」

ゴンッ!

灰崎「言葉の綾じゃないっすか…いってぇ…」たんこぶプクー

笠松「おいおいマジかよ、侮ってたわけじゃねぇがまさか黄瀬並の選手がいるとはな」

森川「でもあの性格にあのプレイ…黄瀬の方が上だよ」

早川「そうっすよ!まだまだこれか(ら)っすよ!」














ーーーーーーーーーー

黄瀬「というか祥吾君」ダムダム

灰崎「あ?なんだよ」

黄瀬「どうして虹村さんがアンタと同じ高校にいるんすか」

灰崎「それなら本人に直接聞きな」

黄瀬「?」

虹村「試合中に無駄口叩く癖は治ってないようだな」黄瀬の背後から

黄瀬「…!そうはいかないっすよ!」

スルリと虹村のスティールを避ける

虹村「ッ…!」

黄瀬「そして…!」ダッ!

灰崎「(コイツ…!さっきの俺のプレイを『コピー』しやがったな…!)」

ダァァァン!

2-2

黄瀬「あまり俺を舐めないでほしいっすね」

黄瀬「…」チラリと観客席を見る

黄瀬「(次勝てば誠凛と…桜木っちと黒子っちに勝つ為に今まで以上に努力してきた…!ここで負けるわけにはいかない!)」





灰崎「俺とお前のプレイって似てるからよ、同じプレイが何度もあって見映えしないと思うのよ」ダムダム

黄瀬「だったらどうするんすか…」

灰崎「観客も沸くプレイよりもよぉ…」ユラリ…

灰崎「テメェがズタボロにやられる様の方が見たいだろうよぉ!!」ダッ!

ダァァァン!!!!!

4-2

灰崎「テメェにパクられた『技』を奪い返した、これでお前はもうさっきの技は使えねぇ!」

黄瀬「ッ…!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬「(確かに祥吾君に技を奪われたら…でもそれは中学の話…今ならば…!)」ダッ!

虹村「またコピーか!」

黄瀬 跳ぶ

黄瀬「ッ…!(踏み込みが遅れ…!

石田「これならブロックできる!」

バチィィ!!!

黄瀬「クソッ…!(やっぱり祥吾君に奪われた技じゃ…!)」

灰崎「バーーーカ、人のパクリでいい気になってんじゃねぇよ」



灰崎「さぁ今から貯めてきた貯金を吐いていってもらおうか」






黄瀬「抜く…!」ダッ!

灰崎「どーぞー」ブロックせずに黄瀬を通す

黄瀬「…!?(どうしてブロックを…!?まぁいい!このまま…!)」シュート体制へ

望月「止める!」ブロック

黄瀬「アンタじゃ俺を止められない!」

宙で身体を傾ける

望月「(なんだ…!?地面と平行に…!これじゃあブロックなんてできないじゃないか…!)」

シュッ

4-4

笠松「よし!ナイスだ黄瀬!」

黄瀬「ハイ…ありがとうございます…(なんだ…どうして…)」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎「おらおら!パスなんてさせねぇよ!」

笠松「…!(クソッ!なんて圧のディフェンスだ!これじゃあパスが出来ない…!どうすれば…

黄瀬「こっちっす!」

笠松「…!任せた黄瀬!」シュッ! ボールを渡す

黄瀬「よし!このまま…!」

虹村「行かせん!」

黄瀬「虹村さん…!」

虹村「お前とこうやって1対1でぶつかり会うのは何気に初めてかもな…」

黄瀬「そうっすね、でも…」

ダッ!

虹村「…!?」

スゲェ!ほぼ予備動作無しから抜いたぞ!

流石キセキの世代だぁ!!!

黄瀬 ジャンプ

灰崎「ハゲ!石田!二人でブロックしろ!」

石田「言われなくとも…!」

望月「やってるさ!」二人ともブロック

黄瀬「フッ…それじゃあ俺は…」

フワッ

石田「フックシュート…!」

パスッ

6-4

ワァァァァァァァァァ







石田「不味い…!黄瀬を調子に乗せるな!ここで流れを止めろ!」

黄瀬 三人に囲まれる

黄瀬「へぇ…俺狙いっすか」

望月「お前さえ止めればなんとかなる!」

黄瀬「俺もそう思うっす。少し前まではね」

シュッ

望月「デタラメシュートだ!入るわけねぇ!」

ガコン!

黄瀬「外れたボールは」

早川「らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

バシッ!!!

早川「(リ)バウンドはオ(レ)が取(る)!早川先輩!」

シュッ!

早川「よぉぉし!」

虹村「打たせるかよ!」

早川「フッ…元中学ナンバーワンプレイヤーか知らないが」

虹村「…!?(なんだこの不規則なシュートフォームは…!?)」

フワッ

バスッ!

9-4

ワァァァァァァァ!!!

黄瀬「俺だけ止めるなんて安い考えじゃ俺たち海常は止められない!」

望月「ッ…!」

石田「おい大丈夫か灰崎…このままじゃ…」

灰崎「馬鹿野郎、これでいいんだよ」

灰崎「このクォーター気持ちよくプレイするがいいさ、それでお前のバスケ生命は終わりだからな、クハハハハ!」






虹村対黄瀬だ!

虹村「よぉ、もう一回勝負しようぜ黄瀬」

黄瀬「確かにそれは嬉しいお言葉っすけど…」

黄瀬「虹村さんと正面から戦うより確実にパスをして繋げた方が確実なんでここは逃げで!」

シュッ!

笠松「ナイスパス黄瀬!」

虹村「黄瀬…(まさかお前がパスをするなんてな…だがそれだと…)」

灰崎「行かせねぇよ!」

虹村「(灰崎の思う壺だ)」

バチィィ!

笠松「ッ…!(俺じゃコイツを抜くのはチト手間がかかりそうだな…)」

小堀「黄瀬には多人数で俺たちには灰崎一人でぶつけてくるつもりか…!」

森山「だったら俺たちに分がある…!何故なら…!」

石田「よしっ…!このままもう一点…!」シュートへ

黄瀬「させるかぁ!!!」ブロックへ

バチィィ!

石田「…!(戻りがとてつもなく早い…!ホントに人間か…!?)」

森山「黄瀬相手に多人数で勝てると思ったら大間違いなんだよ!」

武内「フム…黄瀬を毛嫌いしていた森山も心を許している、黄瀬を中心に良いムードだ。」



19-8

観客席

桜木「なんだよ、思わせぶりなのは最初だけで男女とこが勝ってるじゃねぇか」

緑間「虹村さんが黄瀬の相手を何度かしているがブランクもある。今の虹村さんでは『良い勝負』はできても黄瀬を止めることはできん」

桜木「だったらあのトウモロコシ頭が男女の相手すりゃいいだろ」

緑間「俺もそう思うが何故か奴は他の者を止めることに専念している」

黒子「灰崎君は黄瀬君達がキセキの世代と言われる前の帝光のレギュラーでした。彼にもブランクがあると思いましたが黄瀬君と力は同等のようですね」

桜木「オメェらに近い実力の奴結構いんだな」

緑間「…(確かに虹村さんはともかく灰崎のそれは俺たちキセキの世代の実力に限りなく近い…しかし何故だ…?)」

黒子「僕には分かりませんが灰崎君とキセキの世代や桜木君とは根本的に違うと思います」

桜木「あ?どういうことだ?」

黒子「分かりません」

桜木「なんだよそれ」

緑間「しかし何故灰崎は黄瀬から技を奪わない…?この第1Q黄瀬のワンマンプレイに…ハッ…!まさか灰崎…!」


28-10

虹村「おい、第1Qで取られすぎだろ」

灰崎「大丈夫っすよ、で、黄瀬の奴どうでした?」

虹村「中学の頃でもぶっちゃけ実力は雲泥の差と思っていたが月とスッポンまで来たって気分だな、俺じゃ止めれねぇし抜けねぇよ」

灰崎「虹村さんて強いのに自分のこと卑下しすぎ」

虹村「まぁ一つわかったことはある」



虹村「今のお前と黄瀬ならお前の方が強い」

ーーーーーーーーーーーーーーー

第2Q始め!

灰崎「さてとここからが本番だぜ!」ダッ

森山「馬鹿め!そんな単調なアタック通すわけねぇだろ!」

灰崎「ハハッ」

森山「あ…

ダッ!

森山「!?(予備動作無しで…!?というかこれは…!)」

灰崎「オラァ!もうゴール前だぜぇ!」ジャンプ

小堀「入れさせるか!」

灰崎「おぉ高い高い」

身体を傾ける

小堀「…!?(これはさっきの黄瀬の…!?)」

フワッ

パスッ

ワァァァァァァァ!!!!

黄瀬が第1Qで見せた技のやり返しだぁ!!!

スゲェ!!!!!

緑間「そうか…灰崎が第1Qで黄瀬を好き勝手に暴れさせていたのは…!」

緑間「黄瀬のコピーしてきた技を全て『奪う』つもりか…!」



桜木「あ?どういうことだ?」

緑間「黄瀬の基本のプレイはコピーしてきた技で構成されている」

桜木「だからどういうことだって聞いてんだろ!」

緑間「つまりこのまま黄瀬が第1Qで見せた技を全て奪われると…」

緑間「黄瀬はバスケができなくなる…!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎「涼太君よぉ~楽しかったかぁ?好き勝手に暴れることができたのは」

黄瀬「…!」

灰崎「虹村さんとアイツらには感謝するぜ」

灰崎「お前と俺以外で一人で足止めできんのは虹村さんくらいだ。それに虹村さんはお前らには敵わないと言っているがお前に技を使わせるくらい強ぇ」

灰崎「それにハゲ達が必死にお前とぶつかってくれたからな、多人数用の『技』もよく見せてもらった」

黄瀬「…!だから何度も俺狙いで…!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

緑間「灰崎が上手いのは自分で黄瀬にぶつかりにいかなかったことだ」

桜木「はぁ?アイツ一人で止めれるならそっちの方が良かったじゃねぇか」

緑間「確かに灰崎が止めていればこんなに点差は開かなかっただろう、だがその分黄瀬に技を使わせることを警戒させなかった…」

黒子「灰崎君が黄瀬君の技を使うたびに奪っていたら黄瀬君も警戒しますしね」

桜木「だからアイツ他の奴に専念してたのか」

緑間「どうする黄瀬…このままでは…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬「ッ…!(バランスが…!)」

灰崎「なまっちょろいぞ涼太ァ!!!」

バチィィ!!!

灰崎スゲェ!黄瀬からボール取ったの何度目だ!?

それに速い!奪ったボール持ってそのままゴール前だ!

早川「止め(る)!」

小堀「これ以上好き勝手にさせるか!」

灰崎「バーーーーーーカ」

フワッ

小堀「フックシュート!?」

バスッ

32-34

ワァァァァァァァァァ!!!!

スゲェ!!!もう逆転したぞ!!!!

黄瀬を圧倒してやがる!!!

黄瀬「そんな…まさか…」

灰崎「ハハッ、バスケ始めて数ヶ月でレギュラーを勝ち取る天才君よぉ、テメェにはその無様な格好がお似合いだぜ」


灰崎「さぁ!返してもらうぜ涼太!お前が俺から奪ったものをなぁ!」







とりあえずここまでで
次からは回想入ります


~回想~

一軍コーチ『それでは今から入部テストを始める』

灰崎『(いきなり一年から一軍は前例無しで良くて二軍か…)』

灰崎『(めんどくせぇな…まぁいい、一年でトップならすぐに一軍に上がれんだろ)』

モブ『はぁ緊張するなぁ俺二軍に上がれるかなぁ』

灰崎『お前にゃ無理だよ』

モブ『手厳しいなぁ、そりゃ灰崎君は楽勝だろうよ、体験入部で灰崎君のプレイ見たし』

灰崎『ま、俺はバスケ嫌いだけど才能があるかるな、女引っ掛ける為にやんのよ』

灰崎『(さっさと一軍に上がってインターハイでバスケがしてぇなぁ、"大好きな"バスケをよぉ…)』

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なんだアイツ…スゲェな…

少し前まで小学生とかまじかよ…

Eブロックに凄いのいるってマジ?

灰崎『(ハッ!分かりきってた反応だがいざされると気持ち良いな)』

先輩『凄いな君、小学生はバスケチームにでも?』

灰崎『ンなめんどいことするわけないじゃないっすか、モテそうだから今年始めたんすよ』←小1からしてる

先輩『マジか…凄いな!君なら2軍確実だろうよ!』

灰崎『二軍?ダリィっすから一軍に入れてくださいよ』

先輩『ハハッ!それは無理だ!いきなり一年からなんて!』

灰崎『そうっすか(ダメ元で言ってみたけどそりゃ無理か、伝統ある学校だし前例は作りたくないんだろうな)』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一軍コーチ『皆ご苦労、早速だが今から君達の配属場所を発表する』

知ってるか?呼ばれた順がそのまま成績順らしいぜ

ってことは早く呼ばれた方が…いや俺は二軍ならなんでもいい!

灰崎『(成る程ね…だったら俺が1番に呼ばれるわけだな…)』

一軍コーチ『それでは三軍から発表する』

灰崎『(なんだよ、三軍からかよ)』

ーーーーーーーーーーーーーーー

一軍コーチ『31番、黒子テツヤ』

一軍コーチ『以上だ』

やったぁ!!!!呼ばれてないってことは二軍決定だぁ!!!

よっしゃああああ!!!

灰崎『(うるせぇ!二軍の発表が聞こえねぇだろうが!)』

一軍コーチ『静かに、それでは二軍を発表する』

灰崎『(よしきた!)』

灰崎『(ヤベェ、柄にもなく緊張してやがる…)』心臓バクバク

灰崎『(今年に入って練習量も増やした…!バスケDVDは擦り切れるくらい観て勉強した!頼む!俺が最初に…!)』

一軍コーチ『まず…』

灰崎『(頼む頼む頼む頼む頼む!)』

一軍コーチ『58番、灰崎祥吾』

おぉぉ!!

灰崎『ヘッ、当たり前よ(しゃあああああ!)』

スゲェ…ってことはアイツが一年で1番か…

でも俺のBブロックのとこに凄いのいたんだけどなぁ

あ、俺も俺も

灰崎『(馬鹿野郎、呼ばれてないってことは俺の方が上なんだよ)』

一軍コーチ『以上だ』

灰崎『(さて、さっさと一軍に…

一軍コーチ『続いて一軍を発表する』

灰崎『!?』

は!?

一軍…!?一年は前例無いって…!?

『8番 青峰大輝』

『11番 緑間真太郎』

『23番 紫原敦』

『29番 赤司征十郎』

俺はその時に思った…嫉妬は不思議となかった

灰崎『(スゲェコイツら…前例無しの一軍入り…めちゃクールじゃねぇか!』


灰崎『(早くコイツらとバスケがしてぇ!!!)』



またこの辺で


一週間後

灰崎『オラよ!』

ガコン!!!

はえー…中学生でダンク…

灰崎『んじゃ俺はこの辺で』

モブ『おい!まだ練習始まったばっかだろ!』

灰崎『じゃあこの中で俺に勝てる奴いんの?先輩含めて』

モブ『それは…』

灰崎『ってことだからゲーセン行ってくるわー』

モブ『おい!灰崎…!』

先輩『止めなくていい』

モブ『でも…!』

先輩『ここは実力主義だ、力があればそれでいい、それにアイツのやり方は一軍では通用しない』

ーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『ハッ!ハッ!ハッ!』ダッダッダッ!

灰崎『ハァ…ハァ…走り込み終わり…』バタリと倒れる

灰崎『ちくしょう…帝光の練習は厳しいと思ってたが"ヌル"すぎる…それに人が多すぎだ…!あんな人数で練習してちゃ効率が悪い!』

灰崎『それに必死に努力するなんてダセェ、サボってるのに強いって方がクールだ!』

灰崎『それに今日は収穫はあった』

灰崎『~さんはシュートは全然だが今日のドライブ…あれはピカイチだ。"奪う"価値はある』

灰崎『今は二軍だがあの人はいずれ一軍にあがんだろうな…ってそんなこと言ってる場合じゃねぇ!今日はこのドライブを奪って練習終了だ!』



数日後

灰崎『今日は練習試合か…』

青峰『よ、お前灰崎だろ?』

灰崎『青峰!?なんでお前が二軍の試合にいんだよ!』

青峰『あ?知らねえのか?一軍は二軍三軍のチームに一人入れるようにすんだよ、練習試合でも負けは許されねえらしいからよ』

灰崎『成る程な、でも二軍の試合だろ?適当に手抜くのか?』

青峰『ンなことするわけねえだろ、二軍だろうと試合ができんだ、やるからにはマジに決まってんだろ』

灰崎『…! ハハッ!見かけによらず真面目ちゃんなんだな青峰!』

青峰『うるせえよ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

青峰『よっしゃあああああ!!!』ダムダム!

スゲェ!三人抜きだぁ!!

アイツマジで一年かよ!?

灰崎『スゲェ…(一軍に上がれればコイツと毎日バスケができんのか…)』

灰崎『おい!テメェ一人だけでプレイしてんじゃねぇよ!こっちにも渡せよ!』

青峰『嫌なこった』

灰崎『なっ!』

青峰『俺の方が上手えし渡す必要がねえ、ボールが欲しけりゃ自分で取りにきな(ちょっとからかってやるか)』

灰崎『この野郎…』メラメラメラメラ

灰崎『待ちやがれ…!』ダッ!

青峰『…!(コイツ一瞬で俺に追いついて…!)』

バチィィ!

灰崎『ハッ!ボールもらい!』ダッダッダッ!

スッ シュート体制に

青峰『させるか』バチン!と後ろからボール弾く

灰崎『なぁぁぁぁぁぁぁ!!!???』

コロコロとボールコート外へ

灰崎『何しやがる!味方のボールを!』

青峰『テメェから最初にやったんだろうが!』

灰崎『テメェが挑発したからだろうが!』

青峰『うるせぇ!だからってホントに取りにくんじゃねぇ!』

ガミガミガミガミガミガミ!

アイツら何やってんだ…

馬鹿が二人…


ーーーーーーーーーーーーーーー

青峰『そらよ!』

ガァァァァァァン!!!!

青峰『フッ、テメェには出来ない芸当だろうよ』

灰崎『ンなもん楽勝だっーつの』

ーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『おらぁぁぁ!!!』ダンクへ

灰崎『あ』ガコ リングにボールが当たる

バチィィン!

灰崎『ブベラッ!』跳ね返ったボールが顔面に

青峰『馬鹿だwww自分でダンクしたボールで顔面ぶつけてやんのwww』

灰崎『うるせぇ!笑うんじゃねぇ!(クソッ…やっぱ見よう見まねで奪える技じゃなかったか…)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モブ『青峰フリーだ!打て!』

青峰『了解!』シュッ

ガコン

青峰『あ』

灰崎『えwww天下の一軍さんなのにスリーポイントを外すのかwwwダンクしかできない猿をコートに入れたのは誰だよwww』

青峰『うるせえ!誰が猿だ!テメェ打てんのかよ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『(~のスリーの打ち方で…!)』シュッ

バスッ

ワァァァァァァァァ!

灰崎『人間様だからスリーくらい決めれんだよ』

青峰『この野郎…!』メラメラメラメラ

その後も二人の競い合いは続いた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

92-78

青峰『俺が42点でお前は36点!俺の勝ちだな!』

灰崎『馬鹿野郎!腑抜け共が一軍にビビってテメェばっかりにパス渡すんだからテメェの方が点多く取れるのは当たり前だろ!』

青峰『だったらお前も早く一軍に上がってくればいいんだよ』

灰崎『うるせぇ!言われなくてもサッサと上がってやるから待っとけよテメェ!』

青峰『いつになることやら…(コイツ…すぐ上がってくんな…楽しみだ)』

灰崎『この野郎…!(青峰…コイツに追い付くにはもっと努力しねぇと…!)』

人生で1番楽しい試合だった


灰崎『ハァ…ハァ…』

先輩『灰崎、今日は柄にもなく頑張るな』

灰崎『うるせぇ!人をサボリ魔みたいに言うんじゃねぇ!』

(サボリ魔じゃん…)

灰崎『(早く…早く一軍に上がりてえ…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーー

今日の練習は終了!

灰崎『はぁ?(マジかよ…少なすぎんだよ…居残って練習するか…?いや!居残りで練習してるところなんて絶対見られたくねぇ!)

灰崎『ん?(三軍の体育館!空いてるじゃねぇか!三軍の奴で居残って練習してる奴なんていねぇだろ!終電ギリギリまで練習してやるぜ!)』

数時間後

灰崎『フッー!練習おわり!』バタン

灰崎『いやぁ、誰もいない体育館で練習っていうのも悪くねぇな、これからこれでも…』

?『お疲れ様です。タオルいりますか?』

灰崎『おう、ありがとな…ん?』

灰崎『テメェ!いつからここに…!?』

?『キミがここで練習しに来てからずっとですけど』

灰崎『は!?(マジかよ…全然気付かなかったぞ…ていうか練習したとこを見られた…!不味い…!)』

灰崎『おいテメエ、名前は?』


黒子『黒子…黒子テツヤと申します』


今日はこの辺で

>>206
大幅に訂正です。意味不明で申し訳ないです

石田「不味い…!黄瀬を調子に乗せるな!ここで流れを止め ろ!」

黄瀬 三人に囲まれる

黄瀬「へぇ…俺狙いっすか」

望月「お前さえ止めればなんとかなる!」

黄瀬「俺もそう思うっす。少し前まではね」

シュッ

望月「デタラメシュートだ!入るわけねぇ!」

ガコン!

黄瀬「外れたボールは」

早川「らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

バシッ!!!

黄瀬「先輩が取ってくれる…!」

早川「(リ)バウンドはオ(レ)が取(る)!も(り)やま先輩!」

森山「ナイスパス!」バシッ!

森山「よぉぉし!」

虹村「打たせるかよ!」

森山「フッ…元中学ナンバーワンプレイヤーか知らないが」

虹村「…!?(なんだこの不規則なシュートフォームは…!?)」

フワッ

バスッ!

9-4

ワァァァァァァァ!!!

黄瀬「俺だけ止めるなんて安い考えじゃ今の俺たち海常は止められない!」

望月「ッ…!」

石田「おい大丈夫か灰崎…このままじゃ…」

灰崎「馬鹿野郎、これでいいんだよ」

灰崎「このクォーター気持ちよくプレイするがいいさ、それでお前のバスケ生命は終わりだからな、クハハハハ!」




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灰崎『黒子テツヤ…テメェ三軍か?』

黒子『ハイ、僕練習に着いて行くのがやっとで、だからこうして練習してるんです』

灰崎『そりゃご苦労なこった(ヘェ…三軍にも中々骨のあるやつがいるじゃねぇか)』

黒子『確か二軍の灰崎君ですよね?どうしてここで練習を?』

灰崎『ギクッ…!(不味い…!どうやって誤魔化せば…!)』

黒子『灰崎君サボリ魔らしいですし罰として残って練習するよう先輩に言われたんですか?』

灰崎『そ、そうなんだよ!めんどくせぇけどやらねぇとアイツらうるせぇからな!』

黒子『でもよく"やらされてる"練習であそこまで楽しそうにできますね、余程バスケが好きなんですね』

灰崎『ちげぇよ馬鹿!この後女と会うからそのこと考えてニヤニヤしてただけだよ』

黒子『そうですか、ところで彼女さんに会う前に一つ灰崎君に質問したいんですけど』

灰崎『あ?なんだよ』

黒子『どうすれば強くなれますか?』


灰崎『は?なんだよそれ』

黒子『僕は経験者です。それでも三軍に…灰崎君は練習している素ぶりがないのにバスケが上手いので何か良い方法はないかなと…』

灰崎『甘えてんじゃねぇよ』

灰崎『ンなもん、オメェみてぇにチビで弱い奴は努力するしかないだろ』

黒子『でもこうやって今も居残りで練習して…

灰崎『まだ一カ月も経ってねえだろ、気負いすぎなんだよボケ』

灰崎『お前バスケ楽しくないのか?それなら俺がもっと面白えこと教えてやろうか?ゲームとか女とかよ!バスケなんかよりずっと楽しいぜ?』

黒子『…!いえ…僕はバスケが大好きです』

灰崎『だったらヒィヒィ言いながら練習しな、凡人にはそれくらいがお似合いだぜ』

黒子『はい、ありがとうございます灰崎君』

灰崎『ありがとうって…そこはありがとうって言うとこかよ』

黒子『灰崎君って見た目の割に良い人なんですね』

灰崎『良い人!?馬鹿!気持ち悪りぃこと言うんじゃねぇ!』

黒子『また明日も一緒に練習しますか?』

灰崎『テメェみたいな影薄い奴と一緒に練習するわけねぇだろボケ!』

灰崎『あーあダリィ!俺は帰るから体育館片付けとけよ!』ダッダッダッ

黒子『あ…行ってしまった…』



黒子『僕って影が薄かったのか…これをバスケに…なんて活かせるわけないか』



次の日

一軍コーチ『灰崎』

灰崎『あ?なんすか?』

一軍コーチ『明日の一軍の練習試合お前も同行しろ』

灰崎『は?(まさか…!)』

一軍コーチ『明日にはお前にも試合に出てもらう、結果次第でお前を一軍に上げることも考えている』

灰崎『マジすか?まぁここでめんどくせぇ練習するより試合の方がスカッとするし行きますよ(よし!まさかもうこんなチャンスが舞い降りてくるとは…!)』

一軍コーチ『そうか、それでは明日朝の9時に~駅で集合だ』

灰崎『朝早いなぁ…寝坊したら?』

一軍コーチ『一生一軍に上がれるとは思うな』

灰崎『ヘイヘイ(ヤベェ…明日は絶対遅刻はできねぇ…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーー



灰崎『ハァ…ハァ…』

灰崎『明日は一軍…!アイツらと試合が出来る…!ハハハッ!楽しみだぜ!』

灰崎『って、もう23時か…明日の用意してさっさと寝ないとな…』

灰崎『あ、』

灰崎『馬鹿野郎!まだシューティング300本の練習が終わってねぇじゃねぇか!クソォ…どうすりゃ…』

灰崎『疲れてるし少し仮眠してからそれから練習再開するか、寝る時間は少なくなるが毎日の日課の練習は外すことはできねぇしな』

灰崎『よし…タイマーを15分後にセットして…』

Zzz…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

チュンチュン

灰崎『うーん…よく寝た…ん…?』

灰崎『……』

時計8時

灰崎『だぁーーーーーーー!!???』




灰崎『8時だと!?さっさと家に帰って準備を…

転がってるボールを見る

灰崎『…』ソワソワ

灰崎『(馬鹿…!俺は何を考えている…!確かに昨日のシューティング練習はしていないがそんなことしてる場合じゃ!今から急げばギリギリ間に合う…!いいじゃねぇか一日くらいサボっても…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

9時

一軍コーチ『あの馬鹿め…』

青峰『なんだよ灰崎の野郎飛びやがったな』

緑間『ある程度噂には聞いていたが人事を尽くすには程遠い奴なのだよ』

紫原『まぁいいじゃん別に二軍の人なんて』

赤司『灰崎祥吾…彼のプレイを一度目に入れておきたかったんだけどな』

虹村『あんなチンピラ馬鹿はどうでもいい!さっさと試合先の~中学へ向かうぞ』

ウス!!!!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

10時過ぎ

56-38

青峰『よっしぁ!!!』

一軍コーチ『フム…虹村を軸に今日は一年4人を投入してみたがアイツらはもう実戦で使えるな』

ガラガラガラガラ

灰崎『チィース』

虹村『テメェ灰崎!』

灰崎『すんません、昨日お楽しみだったもんで遅れちゃいました~(結局シューティング500本やっちまった…)』

一軍コーチ『灰崎、昨日言った通りお前をコートに立たせるつもりはない』

灰崎『え~あと残り2Qあるんだしいいじゃないすかコーチさんよぉ~(だよなぁ!そりゃそうなるよなぁ…そこをなんとか…!』

一軍コーチ『ダメだ…お前はもう帰…

赤司『待ってくださいコーチ』



赤司『彼にチャンスを与えてもいいのでは?』




赤司『灰崎だね?君は帝光バスケ部の理念を知っているか?』

灰崎『あ?知らねえよそんなもん、勝てればそれでいいじゃねぇか』

赤司『その通りだが少し違う、ウチはいかなる時でも勝たなくてはならない』

赤司『君のように遅刻をして主要メンバーがいなくなり負けるということ、そのようなことは決して許されない』

灰崎『(ぐうの音もでない正論で…)』

赤司『しかしだ、君はまだ主要メンバーではないし君の言う通り"勝てばいい"、そこで俺から提案がある』

赤司『キャプテンの虹村さんと交代して君が試合に出るんだ』

灰崎『…!』

一軍コーチ『何を言っている!主力の虹村を抜いて試合など!』

赤司『一軍は二軍三軍の試合に一人入れるシステム…知っているだろう?』

灰崎『ああ、前にコイツ(青峰)が来たからな』

赤司『そして試合で負けた場合その者は一軍から落とされることは?』

灰崎『…!(そんなルールまであんのか!?)』

赤司『帝光バスケ部一軍が負けるということは二軍と三軍とは比べものにならないくらい帝光バスケ部に泥を塗ることになる、ここまで言えば君がどうするべきかわかっただろう?』

赤司『(面倒ごとが嫌いそうな彼のことだ、ここまで言えば大人しく帰るだ…

灰崎『グダグダ長ぇんだよチビ、要するに勝てばいいんだろ?』

赤司『!』

灰崎『ここで帰ったらここまで来た交通費がもったいねえだろ、そんなこと考えるよりもよ…』



灰崎『俺が一軍に入った後誰が俺に席を譲るか話しあっておきな』




紫原『へぇ~結構度胸あんだねアンタ』

緑間『灰崎、お前が原因で負けて後でとやかく言われることは俺にとってどうでもいい、だが俺の足だけは引っ張るなよ』

青峰『テストかなんだか知らねえが今日も俺の方が点取るから悪く思うんじゃねぇぞ』

赤司『灰崎、君の得意なプレイは?』

灰崎『得意なプレイか…特にねぇけど…』


灰崎『お前らのプレイは俺が全部"奪った"ぜ』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『ハハッ、一年集団に前半ボコボコにやられやがってよ雑魚共!』

敵『やかましい!虹村が抜けた今こそが好機…!後半で逆転する!』

灰崎『やれるもんなら…』

ダッ!

敵『…!?(これは…!?)』

灰崎『やってみな!』相手を抜く

青峰『…!』

敵『青頭のドライブ…!?』

灰崎『ハハッ!おせぇんだよ!(お前らのプレイは一軍の試合映像を見て"奪った"!まぁ動画だし一試合だから完成度はイマイチだけどな)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

緑間『おい紫原行ったぞ!』

紫原『わかってるって』

敵『何度も止められてたまるか!』ジャンプ

紫原『だから無駄なんだっ…

灰崎『オラよ!』バチィィ!!!

敵『なっ…!?』

紫原『…!(俺より早くブロック…?俺の方が大きいのにどうやって…?』

灰崎『(身長が足りねえ分は相手の動きを予測して早く跳ぶ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

敵『次こそは…!』

灰崎『テメェには止めれねぇよ!』

ダッ!

敵『さっきとは違うドライブ…!?不規則すぎて読めない!』

灰崎『(~先輩のドライブ…青峰のドライブにはちと劣るが奇襲には使える…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『よっこらせと』シュッ

バスッ

ワァァァァァァァァァァ!!!!!

スリーポイントだ!

緑間『…!?今のは…』

赤司『灰崎、君はまさか俺たちの技を…』

灰崎『ハハッ!お前ら4人入れるなんて枠圧迫してんだよ、俺一人いればいいんだからよぉ!』

一軍コーチ『灰崎祥吾…まさかこれほどの逸材とは…』

虹村『練習サボってあれなら伸ばせばアイツらよりも…』


数日後

三軍体育館

黒子『ハァ…ハァ…』

『おい聞いたか?この前いきなり一軍行った4人』

『もうレギュラー入り決まったらしいぜ』

『うわーなんか別格ってカンジだな~天才っての?』

『あと最近もう一人入って そいつもいきなり一軍だってよ』

『確か灰崎ってヤツ…』

『あーあのちょっとコワイ奴!?』

『マジかよ!?』

黒子『(灰崎君…)』

『お』

『ウワサをすればだ』

ゾロゾロと三軍体育館の前を一軍が通る

灰崎『(ハハッ…!俺が一軍に…!やった…!やったぞ…!)』

灰崎『(最近だと?こちとらこの一ヶ月弱ここまでくるのにめちゃ長いように感じたぜ…さぁ…!まずは全中だ…!)』





時は流れ全中

70-39

敵『クソッ…!一年ばかりなのに何故勝てない…!』

灰崎『お前らとは才能の違うんだよ!なぁ大輝!』

青峰『それは知らねえけど下の名前で呼ぶなよ』

灰崎『なんだよ恥ずかしがってんのかよ!』

青峰『そういうわけじゃねぇけど…』

灰崎『こっちの方が距離感縮まるだろ?そんなんだと巨乳の女捕まえることできねぇぞ大輝』

青峰『馬鹿!堀北ちゃんをおっぱいだけで見てるなテメェ!』

敵『試合中に無駄口を…なめるな!』ボールを取りにくる

灰崎『おらよ赤司!』パス

赤司『ナイスだ灰崎、緑間!』シュッ

灰崎『決めてやれ真太郎!』

緑間『馴れ馴れしいのだよ…だが俺のシュートは…』

シュッ

緑間『外れん』

バスッ

ワァァァァァァァァ!!!!!

赤司『何故俺だけ下の名前で呼ばれない…』

紫原『まさか気にしてんの』

敵『ちくしょう!俺たちは三年間頑張ってきたんだぞ!一年集団なんぞに!』

灰崎『ボケ、さっきも言っただろ』



灰崎『お前らとは格がチゲェんだよ!この天才五人が一斉に集まった"奇跡の世代"に当たったことを後悔するんだな!』




今日はここまでで


全中終わって少しして

ガコン!

先輩『あれ…?』

虹村『おい何外してんだ、レイアップはお前の十八番だろ?』

先輩『なんか今日調子悪いんだよなぁ…さっき灰崎と1on1してからよ』

虹村『また灰崎か…(灰崎と練習するものは決まって調子を崩す…何故だ?)』

灰崎『すいません虹村さーん』

虹村『どうした灰崎』

灰崎『俺と1on1してくれないっすか?』

虹村『テメェ…いい度胸だな…』

灰崎『いやいやちょっと試したいことがあって』ニヤリ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『チッ…!』

虹村『どうした灰崎!こんなもんか!』

0-9

緑間『見てられんな』

青峰『ンなもんキャプテンに勝てるわけねえだろ、俺でも勝つのに苦労すんだからよ』

紫原『崎ちん馬鹿すぎー』

灰崎『ハハッ…ハハハッ!』

虹村『あ?(なんだ急に笑いはじめやがって…)』

灰崎『やっぱ間近で見るとチゲェな!成る程な…ここをこうすればよかったのか…』

青峰『なんだアイツ…またブツブツ言い始めて…』

灰崎『行くぜキャプテンさんよぉ!』ダッ!

緑間『あいつまた人の技を"コピー"して…!』

虹村『…!(コイツ…!俺のプレイを…!)』

灰崎『もうこれは俺のもんだ!』

ダァァン!

1-9

灰崎『こっから俺のターンなわけよ』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

虹村『猿真似しか出来ないテメェに負けるわけねぇだろ!』

紫原『うわーキャプテン熱々』

赤司『本来虹村さんはクールというより熱血という言葉の方が似合うからな』

虹村『行くぞ灰ざ…

虹村『あ?(なんだ踏み込みを間違えたか?)』

灰崎『ミスですかぁ!?先輩ィィ!!!』

バチィィ!!!!

虹村『…!』

灰崎『さっきも言っただろ』



灰崎『その技はもう俺のもんだ!!!!』




3-9

なんだ…?急に灰崎が追い上げて…

虹村調子悪いのか?

赤司『成る程』

緑間『何かわかったのか赤司』

赤司『虹村さんは調子が悪いんじゃない、調子を崩されたべきというべきか』

緑間『?どういうことなのだよ』

赤司『確かに灰崎の特出した個性は"コピー"だった。人の技を見て盗む…それが彼の個性だ』

緑間『だった…?』

青峰『それじゃあ技盗まれた虹村さんが不調の理由の回答になってねぇぞ』

赤司『簡単な話だ、彼は"盗む"から"奪う"に自分のスキルを進化させた』

紫原『なにそれ変わってないじゃん』

赤司『灰崎はコピーした技に加え我流で自分のリズムや型を組み込んでいる、それを間近で見せられた者は…』

ガコン!

虹村『…!(また外すだと…!?)』

赤司『"技"と称される程に卓越した技術で構成されているテクニックは型とリズムが肝だ、それがズレてはもう"技"は使えない』

虹村『そらよぉぉ!!!!』

ガァァァァァァン!

5-9

赤司『灰崎は虹村さんの技を"奪う"ことに成功した』



灰崎『(よし!通用する…!虹村さんにも…!)』

灰崎『(色々な技やプレイを研究し練習を重ねた俺だからできる…!技と技のミックス…!これなら相手のリズムを崩しつつ俺は強くなれる…!だが…)』

虹村『まさか灰崎…テメェがここまでやるとはな…』ユラリ

青峰『やっと本気になったか虹村さん』

緑間『虹村さんはスロースターターだからな』

虹村『俺を熱くさせたこと褒めてやるぜ灰崎!』ダッ!

灰崎『(来るッ…!)』

虹村『甘いぞ灰崎…!』ダムダム!

灰崎『(そうだ…俺の"強奪"の弱点は…)』

灰崎抜かれる

灰崎『ッ…!(単純に"強すぎる"技は奪えねぇ…!)』

シュッ!

5-10

虹村『まだまだだな灰崎、ナーハッハッハッ!』

紫原『(大人気ない…)』

青峰『(大人気ねぇな)』

緑間『(大人気ないのだよ)』

赤司『(楽しそうだな虹村さん)』

灰崎『チッ…!勝ってキャプテンの座を奪ってやろうと思ったのによ(今日の収穫はデケェ!これで俺はもっと強くなれる…!)』




灰崎『んー、奪えるようになったはいいんだけどなぁ…』

灰崎『大輝はストバス上がりだから型がねぇし真太郎のスリーは精密すぎて奪えねぇ…』

灰崎『敦のフィジカルと反射神経は真似できねえし赤司みたいなゲームメイクはできねぇな…』

灰崎『どうすりゃアイツらの技を奪え…ん?』三軍体育館を見る

黒子『ーーーーーーーーーーッ!』ダッダッダッ!

灰崎『おー、あいつ三軍の居残り野郎、まだ居残って練習してんのか』

灰崎『…あんな練習してんのにまだ二軍にすら上がれねぇのか…仕方ねぇ!このキャプテンさえ打ち負かした(打ち負かしてない)俺がたまには優しく教えてやろ…

青峰『そうそう!前よりいい感じになったじゃねぇかテツ!』

黒子『そうですか?ありがとうございます』

黒子『僕と一緒に居残りで練習してくれるなんて青峰君だけ…いや…もう一人…

青峰『おらおら!無駄口叩いてねぇで次はランメニューだぞ!』

黒子『えぇ…先に吐いてきていいですか…』

青峰『今日で何回吐くんだよ、行ってこい』

灰崎『…』

黒子『……』ダッダッダッと体育館の扉にもたれてる灰崎に気づかず通り過ぎる

灰崎『(なんだよ…先客がいたのか)』



灰崎『帰って一人で練習すっか』




灰崎『すいませんー今日風邪が酷くて…ゴホッゴホッ…!今日は休みますわー』

携帯ブチッ

虹村『あの野郎…またサボりか…』

赤司『実力は申し分ないんだがどうもそれ以外に問題ありといった感じだな』

緑間『それに暴力沙汰の話も最近耳にする…アイツの素行の悪さは日に日に増しているぞ赤司』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゲーセンの裏

DQN『ブベラッ!』

DQN2『テメェ!帝光中のバスケ部だろ!殴ったりなんかしたら退部…

ドゴォ!!!

DQN2『ガッ…!』

灰崎『うるせぇよボケ、俺は強ぇから退部にされねぇよ』

灰崎『それにだ…』

バキッ!

DQN2『ガハッ!もうやめ…

灰崎『やめねぇよ』

灰崎『テメェらみたいに殴れねぇことをいいことに"アイツら"にちょっかいかけようとしたヒキョー者を許せるわけねぇだろ!』

ドカッ!バキッ!ドカッ!

DQN『』

灰崎『こればっかは赤司でも対処できねぇ、これは俺の役目だ』


少しして

灰崎『うぃ~す』

赤司『遅刻だぞ灰崎』

灰崎『へーへー次からは気をつけますって』

ゴツン

灰崎『あいてっ』

黒子『すみません』

灰崎『おわぁっっ!?誰だテメェ…!?』

黒子『黒子テツヤです、今日から一軍に来ました』

黒子『よろしくお願いします(まぁ入部直後に喋った僕のことかんて忘れていますよね…)』

灰崎『あ"あ"!?(黒子テツヤ…!?コイツあの居残り野郎か…!?)』

灰崎『マジかよ!?(おうおう!やっと努力が報われたのか!やったな!でも…)』

灰崎『("こんなんが・・・!?" どうやってこんな小せぇ身体で一軍に…?)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

放課後

青峰『おーいテツー 今日もこの後残って練習だろっ』

黒子『すみません今日は…帰ります』

青峰『ああ…わかった』

桃井『大丈夫かなぁ…』

青峰『大丈夫だって、すぐ慣れんだろ』

紫原『いや~…ダメっしょ~初日ってもあれはさすがにショボすぎでしょ、何度かヒネリつぶそうかと思ったし』

灰崎「あ"ー俺も見ててムカツクわ(三軍からいきなり一軍に上がってきたんだぞ…少しは考慮してやれよクソ一軍共が)」

紫原『…今別に崎ちんに話しかけたわけじゃないんだけどー』

灰崎『あ"あ"!?テメェケンカ売ってんのか!?』

緑間『やめるのだよ二人共』

灰崎『(でもアイツ確かに練習見てる限りは…なんだ…?どうやって上がってきたんだ?)』






交流戦当日

トゥルルル

赤司『灰崎です』

虹村『あ"あ"ん!?よこせ!!』

ピッ

虹村『灰崎ぃ!!テメェいまドコだ!!』

灰崎『すんませーん カゼひいちゃって…』

ピコ ピコ ヒュー ドドーン

虹村『あ"あ"!?カゼェ!?』

灰崎『いやマジで熱39度ぐらいあって咳も…ゴホゴホ』

虹村『…チッ』

ピッ!!と電話切る

虹村『寝坊して仮病だな、あとでシメとけ、今回は特別キツくな』

赤司『はい』

一軍コーチ『灰崎は欠場、よってスタメンを変更する』

一軍コーチ『スターティングメンバーは赤司、青峰、緑間、紫原』

一軍コーチ『そして灰崎の代わりに…黒子、以上だ』

黒子『!?』

ーーーーーーーーーーーーーーー
ゲーセン

幼児『なぁーニイちゃん、よかったのかよーコーリューセンて言うのに行かなくて』

灰崎『いいんだよ、今日は日曜だぞ、めんどくさくて行く気なんておきねぇよ』

幼女『えーでも今日楽しみーって言ってたじゃん』

灰崎『そ、それは今日ある格ゲーの大会のことだよ!』

幼児『えー?俺にも負けるくらいニイちゃん弱いのに?』

灰崎『うるせぇ!金やるからガキは格ゲーなんてせずにクレーンゲームでもしてろ!』

幼女『逃げろー(棒読み)』ダッダッダッ!

幼児『ニイちゃん怖いー(棒読み)』ダッダッダッ!

灰崎『…チッ、ったく、小さい頃からゲーセンなんかに入り浸りやがって…アイツらの親も俺に任せるんじゃねぇ!何かあった時どうすんだ!』

灰崎『…』

灰崎『…行きたかったなぁ、交流戦』

灰崎『強豪が集まっての交流戦…それに今年の帝光の制限はスタメンが一年のみ…ってことはアイツらと一日中バスケが出来たのになぁ…』

灰崎『まぁでもテツヤが今回の試合に出れるにはこうするしかなかったしなぁ…』

灰崎『(あんな努力してたんだ…報われてもいいだろ、その為なら俺は喜んで犠牲に…

幼児『ニイちゃんーお金なくなったー』

幼女『倍プッシュだ…!』


灰崎『財布を犠牲にする気はねぇーーーーー!!!!!』




数時間後

親『今日もこの子達と遊んでくださってありがとうございます』ペコリ

幼児『バイバイニイちゃんー!』手ブンブン

幼女『また遊ぼうねー!』手ブンブン

灰崎『おら、ガキはさっさと帰れ』←一応手は振り返す

灰崎『さてと…俺もそろそろ帰って…

虹村『帰る…?行く場所が違うんじゃねぇか?』

灰崎『!? キャプテン!?』

虹村『さぁ…選びやがれ灰崎…今すぐ試合会場に行くか地獄に行くかなぁ!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

午後

青峰『あれ?そういえば主将は?』

先輩『ああアイツならたぶんもうすぐ戻ってくるよ』

虹村『おーう連れてきたぞー』

灰崎『』

虹村『二軍の奴がゲーセンで遊んでるコイツ見つけてよ、近かったし会いに行ったら元気そうだったから連れてきた』

『『『だがもう虫の息だ』』』

先輩『ユニも持ってきました』

虹村『おう じゃ着せとけ』

一軍コーチ『スターティングメンバーは赤司・緑間・紫原・青峰・灰崎だ、行ってこい』

『『『そしてコーチもさらりと鬼畜…』』』

ーーーーーーーーーーーーーーー

どうした帝光 少し動きがニブいか!?

虹村『やっぱ課題は体力だな、二試合ともなると相当動きが落ちる』

虹村『にしても灰崎はだらしねーなー、あいつは一試合目なのにもう鈍ってるじゃねーか』

先輩『それ虹村がヤキ入れたからじゃない?』

灰崎『(馬鹿野郎…!俺が入っちまうとテツヤが試合に出れねえだろ!それにテツヤの顔からすると…)』

黒子『…』ズーン…

灰崎『(午前は良い結果出せなかったようだな、ここは俺がワザと力抜いてアイツと交代するしかねぇ!)』←黒子が後半から出ることを知らない



後半

灰崎『ああ!?なんだ今のは…!?』

な…

ざわ…ざわ…

え…

な…っ

何が起きた今!?

ボールが曲がっ・・・曲げたのか!?

わかんね―見逃したぁ!?

灰崎『こんなバスケ見たことねぇ…(スゲェ…なんだこれ…?あれがテツヤの"技"…!)』

この日

誰かが言った

それきりすぐに消えてしまったが

後に帝光を語る時

必ず囁かれる事になる奇妙な噂

『帝光には幻の6人目がいる』と


今日はこの辺で
また暇な時できたら書くかもです


コイツらとバスケをするのは楽しかった

毎日が充実していた

楽しかった だがその日々はすぐに崩れた

赤司『今日から一軍に入る黄瀬涼太だ』

灰崎『(は!?コイツ前に入ったばかりの…!?それにバスケ初心者って言ってただろ!?)』

黄瀬『チィース!黄瀬涼太って言います!モデルやってまーす!』

灰崎『(クソッ…!温室育ちが…!)』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『おらよ!』ガンッ!

黄瀬『うわっ!』

灰崎『おいおいリョータ君よぉ~、これくらいでやられるようならバスケ辞めたろうがいいんじゃねぇか?』

黄瀬『なるほど…』ボール拾って

黄瀬『こうっすかね!』ダッ!

灰崎『は…?』

青峰『お~灰崎の技パクリやがったな』

黄瀬『コピーしたって言ってくださいよ!』

灰崎『(コイツ…俺の十八番を…俺の努力の結晶を…アイデンティティをモノの数週間で…)』

黄瀬『ん~青峰っちのポジションは取れなさそうっすけど祥吾君のポジションならいけそうかなぁ』

灰崎『ッ…!』ギリッ!

緑間『おい黄瀬、言い方が…

灰崎『ハハッ!おもしれぇ!テメェみてぇなカスが俺に勝てるわけねぇだろカス!』

灰崎『(ふざけんな…!天才なんかに…天才なんかに俺の努力が負けてたまるか…!)』


ーーーーーーーーーーーーーーーー


灰崎『ハァ…!ハァ…!』

灰崎『まだだ…!まだまだ…!こんなんじゃ大輝達に遅れを取っちまう!』

灰崎『今年は俺たち二年が中心で全中に出れんだ…それをあんな…あんなポッと出の奴に…!取られてたまるか…!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『ああ?今なんつったリョータァ・・・?』

黄瀬『だからー、スタメンの座を賭けて勝負してくれっつったんスよ』

灰崎『…』

黄瀬『他の4人ならまだしも祥吾君くらいならそろそろいけるかなって』

灰崎『(調子に乗りやがって…)』

灰崎『いいぜ…じゃあちょっと本気で相手してやるよ』

ーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬『…』

紫原『あーらら』

緑間『確かに黄瀬の成長速度は驚異的だが…』

青峰『まだ早すぎたな』

灰崎『おいテメエ…』黄瀬の髪を掴む

黄瀬『グッ…!』

灰崎『誰が誰からレギュラーを奪うってぇ!?あ゛ぁ!?』

緑間『おいやめろ灰崎!』

灰崎『テメェなんかに…!テメェなんかになぁ!』

女『あ、灰崎く~ん!』

部員『え、あれって…』

部員『確か最近できた黄瀬の彼女じゃ…』

灰崎『…』

灰崎『わりぃわりぃ、今終わったわ』

女『うわっ!汗だくじゃん!』

灰崎『シャワー入っから一緒に入る?』

女『やだ~もう~』

黄瀬『…』唖然としてる

女『あれ涼太君どしたの?』

灰崎『こいつ今俺に負けて落ち込んでるとこ』

女『マジ?うわーなんかダサー』

灰崎『つーわけだ、じゃーな涼太くん』



ーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎『で、なんで来たんだよ』

女『いやぁあの子達が祥吾君と会いたいって言うもんだから』

灰崎『…そうかい』

女『なに~?もしかしてホントに私が涼太君と付き合ってたと思ってて妬いてんの~?』

灰崎『や…妬いてねぇよボケ!』

女『祥吾君って趣味ナンパ~とか女遊び~とか言ってるけど恋愛経験ないくせに!』

灰崎『オメェがいねぇとこでやってんだよ!うるせぇな!』

女『まぁ涼太君とはオシャレの話が合うからよく一緒に会ってただけで付き合ってなんかいないよ』

灰崎『…』

女『馬鹿だよね中学生って、一緒にいるだけで付き合ってるって噂広めるんだもの』

灰崎『じゃあどうして…』

マジ?うわーなんかダサー

灰崎『涼太にあんなこと言ったんだよ…お前ら仲良いんだろう?』

女『そんなの決まってるじゃん、私は涼太君より祥吾君が頑張っている方がよく見てるもん』

女『よくもまぁ夜遅くまでいっつも…そんな姿見てたら祥吾君の肩持つに決まってんじゃん』

灰崎『…お前良い女だな』

女『? 知ってるよ?』

灰崎『(こういうとこは可愛くねぇけど)』

幼児『おうニイちゃーん!』

幼女『お姉ちゃんおかえりー!』

女『はい、ただいまー』

幼児『ん?ニイちゃんなんか良いことあった?』

灰崎『(察しの良いガキめ…)』
?


バスケットコート

灰崎『オラァァ!!!』

ガコン!!!

幼女『おー』パチパチ

幼児『かっけぇ!』

灰崎『チッ、テメェらに褒められても嬉しくねぇよ』

女『とか言いながら嬉しいくせに』

灰崎『嬉しくねぇよ!』

幼児『そんなこと言うとニイちゃんが頑張ってることテイコウの皆にバラすぞー!』

幼女『だぞー!』

女『そうらしいぞー!』

灰崎『テメェまで便乗すんじゃねぇ!』

女『ねぇ、どうして頑張ってることを隠すの?』

灰崎『ンなもん、練習してないのに強ぇ方がクールだろ』

女『んーそうかな、私は練習してる時の祥吾君好きだけどなー』

灰崎『…』

女『喧嘩をしてる時の祥吾君は大ッキライ!』

灰崎『もうしねぇよ、次したら確実に退部させられちまう(それにアイツらを狙う馬鹿もいなくなってきたしな…)』

女『だったらよし!』

灰崎『ほら、わかったらさっさと帰れ、俺は残って練習っすから』

ゾロゾロ

DQN『テメェが灰崎か?』

DQN2『あーあの帝光中の?』

DQN3『可愛い彼女連れちゃって!お兄さん達にも借してくんない?』

女『ちょっと祥吾君…』

灰崎『帰れ』

女『ダメよ!今喧嘩したら退部だって今言ってたところじゃない!それに…

灰崎『うるせぇ!早くガキ共連れて帰れ!!』

女『…』

黙ってその場を去る

DQN『ヒュー!カッコいい!』

DQN2『殴ったら退部かーだったら殴ることはできないな…

ドガァ!

DQN2『ガッ!』

DQN3『テメェ!何してんのかわかってんのか!』

灰崎『あぁ…わかってんよ』



灰崎『俺の数少ないファンを奪おうとしたテメェらはぜってぇ許さねぇ!』

当然この日の出来事は時期主将の赤司の耳に入った




数週間後

体育館

灰崎『おい、なんだよ赤司、早く帰りてぇんだけど』

赤司『退部しろ』

灰崎『…は?』

赤司『灰崎、お前の行動は目に余る、これ以上部に置いておくことはできない』

灰崎『ふざけんじゃねぇ!勝てればいい!実力があればそれでいいって言ってたのは赤司!テメェだろうが!』

赤司『その通りだ灰崎、だから君は退部するべきことになる』

灰崎『どういうことだ』

赤司『確かに今は灰崎、お前の方が実力はあるが時期に涼太が君を上回る』

灰崎『は…?なんだよそれ…(あ?涼太?赤司はアイツのこと苗字で…)』

赤司『それに涼太の控えには虹村さんが入る、お前の居場所はない…それに灰崎、これはお前のためでも…

灰崎『うるせぇ…!テメェ!入ってきたばかりの涼太を優先するのか!一緒にやってきた俺を差し置いて!』赤司の胸ぐらを掴む

赤司『…』

灰崎『喧嘩はもうしねぇ!サボって個人練をするのもやめる!なんだ?お前だけ名前で呼んでないから怒ってんのか?だったら呼んでやるじゃねぇか!なぁ!せい…

赤司『黙れ、お前はもう用済みだ、さっさと出て行け』

灰崎『…!(なんだよその目…本当に俺は…俺の努力は…)』

赤司を離す

灰崎『なぁ…最後に聞かせてくれねぇか』

赤司『あぁ、最後だからね、答えてあげよう』



灰崎『お前、本当に赤司征十郎か?』




数日後

焼却炉前

黒子『灰崎君?』

灰崎『あ?なんだテツヤじゃねーか』

黒子『バスケ部辞めるって、本当ですか?』

灰崎『あーそーだけど、ハハッ(まさかな…)』

灰崎『何しに来たんだお前バカか、別にオレと仲よくもなんもなかったろーが(まさかお前が俺を止めにきてくれるなんてな…)』

黒子『そういう問題じゃありません、そんなすごい才能があるのになんで…!』

灰崎『っせーなー(すげぇ才能な…)』

灰崎『バスケに飽きた(飽きるわけがねぇ)』

灰崎『そんだけだバーカ(それだけじゃねぇ)』

灰崎『疲れるし汗クセーし(それが何故か心地よいんだよ)』

灰崎『女と遊んでる方がよっぽど楽しーぜ(バスケの方が1億倍おもしれえよ)』

黒子『それは…灰崎君の本心ですか?』

灰崎『…ホントバカだなお前』

灰崎『実はオレが根がマジメだとでも思ってんのか?、世の中いい奴ばっかじゃねーんだよ』

黒子『…あ』

灰崎『本当に悪い奴や、恐ぇ奴だっているんだぜ』

灰崎『じゃーな』

灰崎『同情なんてズレたこと思ってんじゃねーよ、残ったお前らの方が…』

灰崎『かわいそうな目にあわねーとは限らねーんだぜ』

灰崎『(あの赤司…あれは赤司であって…赤司じゃねぇ…!勝利に固執した奴がこの先どうなるかなんて目に見えている…だから俺が…さらに強くなって…!俺がアイツに…いや…アイツら全員に…!)』

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今に戻る

ワァァァァァァァァァァ!!!!



灰崎「テメェらキセキの世代全員に敗北を教えてやる!」





今日はここまで、回想編終わりです。
灰崎age黄瀬sageになってますが試合の結果はまだ決めてないです。

二次創作だしいいじゃん


桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!」
桜木「キセキの世代はこの天才桜木花道がぶっ潰す!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1530571495/)

安西:「桜木君、今のジャンプシュートの前に流川君がいくつフェイクを入れたかわかるかね?」

桜木:「右に行くと見せて左…かと思わせて右に抜いたから…2つだろ」

安西:「左のあとにごく小さなシュートフェイクも入れているよ。」

桜木:「なぬ!?」

安西:「彼のプレーをよく見て…盗めるだけ盗みなさい。そして彼の3倍練習する。

    そうしないと…高校生のうちには到底彼に追いつけないよ。」


36-44

灰崎「おいおいリョータ君よぉ!こんなもんかよ!」

黄瀬「ッ…!」ダッ!

灰崎「コピーができねぇお前なんてなぁ…」

バチィィ!!!

灰崎「雑魚同然なんだよ!!!」

黄瀬「(クソッ…!技は全て盗られた…どうすれば…)」

ピピィーーー!!!!

黄瀬「ハァ…ハァ…」

虹村「(勝負あったな)」

灰崎「(確かにリョータの技は全て奪った…だがここからの負け筋はただ一つ…)」

灰崎「(大輝達…キセキの世代のコピー…)」

灰崎「(確かに素質はある、リョータならいつかはコピーできたんだろうがアイツが高校に入ってから"公式戦"で負けたというデータはない…だからそもそもそれ以上に強くなろうとしたきっかけはなかったはず…)」

灰崎「クハッ!こりゃ楽勝だな!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

青峰「まさか灰崎の野郎があそこまでやるなんてな」

緑間「黄瀬も決して練習をサボっていたわけではない、だが灰崎の才能が一つ上をいったか…」

黒子「才能…」

桜木「ん?どうしたテツ?」

黒子「いえ…なんでもありません、ところで桜木君」

桜木「ん?」

黒子「主役なのにこの頃出番少ないですね」

桜木「……」←薄々感じてた

今日は生存報告の意味も込めてこれのみで、最近忙しくて更新できてないこと申し訳ないです。


黄瀬「第2Q残り2分でタイムアウト…クソッ!」

笠松「イライラしてんじゃねぇよ黄瀬!」ガンッ!

黄瀬「デジャヴ!」殴られる

笠松「負けていいのか!俺たちはもう一度誠凛と戦うんだろうが!」

黄瀬「…!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

誠凛との練習試合後

桜木『なんだあのメガネ野郎は…だぁー!イライラする!』

黄瀬『あ、桜木っち!』

桜木『"っち"てなんだよ…で、何やってんだ』

黄瀬『監督の腹馬鹿にしたから走らされているんすよ』

桜木『若ジジイ…(本物のジジイ同様厳しいとこあんだな)』

黄瀬『正直言って俺今日の試合負ける気なんてサラサラなかったんすよ』

桜木『だろうな、初めのナメた顔見てたらそれくらいわかる』

黄瀬『でも負けた…正直今も動揺している…どうすれ

桜木『お前馬鹿だろ』

黄瀬『ハァー!?急に何言うんすか!失礼っすよ失礼!』

桜木『お前自分で言ってたじゃねぇか、キセキの世代の中では一番ヘボだったって』

黄瀬『それは…』

桜木『だったらいずれそいつらに負けてただろ、それが少し早くなっただけだ』

黄瀬『…』

桜木『男のくせに女みたいにメソメソすんじゃねぇよ、男女』



桜木『お前は人の真似っ子できるんなら他のキセキの世代もコピーすりゃいいだろ』

黄瀬『それは無理っすよ…俺なんかじゃキセキの世代をコピーなんか…』

ガンッ!! 頭突き

黄瀬『桜木っち…何を…』

桜木『そんなんじゃもしここがジャンプの世界ならお前ジャンプキャラ失格だぞ』

黄瀬『は…?ジャンプ…?それが一体…』

桜木『テメェ知らねえのか?』



桜木『初めの敵は後々強くなって立ちはだかるのが鉄板なんだよ』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

黄瀬「桜木っち…」

黄瀬「笠松先輩…"アレ"使います」

笠松「黄瀬…!いいのか…!アレはまだ…!」

黄瀬「笠松先輩ジャンプ読みます?」

笠松「は?ジャンプって…そりゃドラゴンボールとかナルトとかは…」

黄瀬「もし俺がジャンプの主人公なら…」



黄瀬「ここで切り札出して勝つのが王道でしょ」





タイムアウト終了!

灰崎「ヘヘッ、リョータよぉ…タイムアウト取ったはいいが勝ち筋は見えたか?ま!ねぇだろうけどな!」

黄瀬「いや、見つけたっすよ」

灰崎「ハァ?」

黄瀬「見せてやるっすよ、紛い物のオレじゃなくてこのオレ黄瀬涼太のバスケを!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

灰崎「イキりやがって…テメェは所詮人の技がねぇとどうすることもできねぇ雑魚だろうが!」

黄瀬「確かにその通りっす、だから"技"を借りるのはやめにする」

青峰『おいおい黄瀬、そんなんじゃ俺には勝てねぇぞ」

黄瀬「(オレには青峰っちのような運動能力はない…)」

緑間『黄瀬、お前のように人事を尽くしていない者には決して俺のシュートは真似できん』

黄瀬「(緑間っちのようなシュートも打てない…)」

紫原『俺に中で勝とうとするなんて黄瀬ちんナメすぎー』

黄瀬「(紫原っちのようにフィジカルでごり押しなんてできない…)」

赤司『涼太、これが今の"僕"だ、二度と逆らうな』

黄瀬「(赤司っちみたいになることもできない…だけど…!)」



笠松『お前はお前でいいじゃねぇか、難しく考えるんじゃねぇよ!』



黄瀬「だから全て借りることにした」

灰崎「は?」

シュッ

笠松「よしっ!やるぞお前ら!」ボール受け取る

小堀 早川 森山「「「おう!!!!」」」

虹村「確かに黄瀬がパスをするようになったのは厄介だ!だが甘い!」笠松へブロック

虹村「(もらった!)」

黄瀬「Aの22!」

笠松「オラよ!」

虹村「(見ずにパス…!?馬鹿野郎!そんなパスで上手くいくはずが…!)」

小堀「ナイス!笠松!」

灰崎 虹村「「!?」」

小堀「オラァァ!!」ダンク

ガコォォン!!!

38-44

虹村「なんだ今のは…コピーか…?」

笠松「ちげぇよ、あれはアイツ自身のバスケ、アイツ自身の技だ」



残り20秒!

灰崎「(さっきのはなんなんだ?Aの22…?一体何の指示で…)」

黄瀬「もう一発お見舞いしてやる!」

灰崎「クソッ!来やがれ…!」

ダンッ!

灰崎「(バウンド…!?パスか…!

虹村「は…?(なんでオレにパスが…?)」

黄瀬「Bの8!」

森山「おうよ!」

バチィィ!!! っと弾き上空へ

虹村「なっ…!?(さっきのプレイといい今のプレイといいどうなってんだ…!まるでコイツら黄瀬の手足のように…!)」

黄瀬「このまま…!」ガシッとボールキャッチ


黄瀬「押し込む!!!!」

ガコォォォン!!!!!!

40-44

ピピィーー!!!第2Q終了!

灰崎「なんだこれ…クソッ!一体どうなって…」

黄瀬「こればっかりはアンタも奪うことはできない…」

灰崎「グッ…!リョータァ…!」






青峰「黄瀬の野郎…アイツあんなことできんのか」

緑間「まさか黄瀬にあのような芸当ができるとはな」

桜木「? なんだただのパスじゃねぇのか?」

緑間「順を追って説明してやろう、そもそも何故黄瀬は人の技をコピーできると思う?」

桜木「そりゃアイツが俺には及ばずともまぁまぁ天才だからだろ」キリッ

黒子「答えになってないです桜木君」

緑間「黄瀬の突出しているのは人の技を瞬時にコピーできる運動神経…と思われがちだがそうではない」

桜木「?」

緑間「黄瀬がスゴイのは灰崎とは違い見たプレイヤーの技をまるで録画していたビデオを見るのと同じくらい模倣できることなのだよ」

青峰「あ?それじゃあ俺もわからねぇよ、つまり運動神経がいいってことだろ?」

緑間「確かに模倣するために運動神経は必要になる、だがその前に必要となってくるのは…"眼"だ」

黒子「眼、ですか…」

緑間「眼で仕入れた情報を寸分の狂いもなく模倣する…これはあくまで俺の仮説だが…」





緑間「黄瀬は赤司以上の"眼"を持っている」





時間が出来たので少し書きました。
今日はここまでで

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年11月06日 (火) 23:12:41   ID: -50PXjxK

続き楽しみにしてますのでゆっくりでもお願いします!

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