三好紗南「いつの日にかきっとまた」 (59)

三好紗南ちゃんと柳瀬美由紀ちゃんが北海道旅行するお話です。

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2018年8月30日㈭
午後2時00分
○○プロ内某所
P「紗南、美由紀、2人に新しい仕事が決まったぞ!」
三好紗南「あたしたち2人に? どんな仕事?」
P「前に美由紀の地元にある旅館のゲームコーナーに行きたいって言ってただろ? それを知り合いのテレビ局の人に話したら興味を持ってくれてね」
柳瀬美由紀「もしかして北海道まで行くの?」
P「あぁ、その通りだ。まぁ急きょ決まった話で予算も人員も最低限だけどね」
紗南「それでもいいよ!」
美由紀「それで、いつ行くの?」
P「明日からだ」
紗南「明日!? いくら何でも急すぎない!?」
P「すまない、2人のスケジュールを同時に抑えるとなると明日からの2泊3日しか無いんだ」
美由紀「そっか、週が明けたら新学期だもんね」

P「そういうことだ。で、今から早速打ち合わせをしたいと思う。もういいよ!」
並木芽衣子「も~、わざわざ隠れてる必要あった?」
紗南「あれ? なんで芽衣子さんが?」
P「彼女が北海道までの旅行と聞いて自分も行きたいと言い出してね。スタッフを兼任しつつ参加してもらうことになった」
芽衣子「2人とも、よろしくね!」
美由紀「よろしくお願いします!」
紗南「こっちこそ!」
P「挨拶も済んだ所で打ち合わせに入ろうか。といっても簡単な工程説明だけどね」
P「明日は9時に東京駅に集合してOPを撮って、その後北海道の札幌へ向けて出発。」
紗南「しつもーん。北海道までは何で行くの? 新幹線? それとも飛行機?」
P「……それは明日になってからのお楽しみだ」
芽衣子「♪」
美由紀「……うーん?」

P「札幌に着いたら、一旦美由紀の実家に挨拶に行ってそれから例の旅館に行ってゲームと温泉を満喫する」
芽衣子「楽しみだね!」
P「予定では日曜の夜には東京に帰ってくるね。何か質問は?」
美由紀「……みゆきは無いよ。紗南ちゃんは?」
紗南「んー、あたしも無いかな。細かい部分はカメラが回ってない時に聞くよ」
P「よし、じゃあ今日はこれで解散だ。明日の準備もあるだろうし、今日は帰っていいよ」
紗南美由紀「「はーい!」」


芽衣子「なんだか騙してるみたいで少し胸が痛むね」
P「みたい、じゃないけどね」

2018年8月31日㈮
午前9時00分
東京駅丸の内駅前広場
P「おはようございます」
紗南「おはよー! ってあれ、他のスタッフさんは?」
P「昨日も言ったけど、急きょ決まった話だからここにいる4人で行くよ」
美由紀「えっ……?」
芽衣子「カメラは私が回すよ~♪」
紗南「ふーん」
P「さて、この後北海道に向けて出発する訳ですが、お2人には楽しく旅をしてもらう為にとある要素を取り入れたいと思います!」
P「お2人には、これから向かう行き先をサイコロで決めてもらいます!!」
美由紀「っ!?」
紗南「どういう事?」

P「要は桃○郎電鉄のようにどこに進むかサイコロで決めるんですよ」
紗南「へぇ~、面白そうじゃん! ね、美由紀ちゃ……ってどうしたのうずくまっちゃって!?」
美由紀「おうち帰りたい……」
P「やはり道民である美由紀ちゃん、もとい柳瀬さんにはわかっちゃうか」
芽衣子「フフッ」
P「今から我々が行うのは、北海道発のローカル番組、『水曜どうでしょ○』の名物企画、サイコロの旅と同じです!」
P「とは言っても旅をするのは若干14歳の少女2人な訳ですから、本家ほど過酷ではありません!」
P「では早速最初の選択肢を発表します!」
紗南「ちょっと、美由紀ちゃんは放っておいていいの!?」

⚀ 新幹線で       仙台
⚁ 普通列車で      大宮
⚂ 普通列車で      千葉
⚃ 高速バスで      新潟
⚄ 普通列車で      横浜
⚅ 新幹線で      名古屋

美由紀「紗南ちゃん、これがサイコロだよ……」
P「では運命の第一投はどちらが投げますか?」
紗南「あたしが行くよ! 要は5や6を出さなきゃいいんでしょ?」
P「その通りです」
美由紀「紗南ちゃ紗南「な、名古屋!? 北海道に行くんじゃないの!?」
ん、信じてるからね?」
紗南「それじゃあ行くよっ!」

紗南「やーっ!」
【コンマ00~09→⚀ 10~27→⚁ 28~47→⚂ 47~68→⚃ 69~87→⚄ 88~99→⚅】

P「4! 高速バスで新潟!」
紗南「よし、前進はしたよ美由紀ちゃん!」
美由紀「うん、でもバスかぁ」
P「今調べたところ、11時20分新宿発のバスがありますね。それで向かいましょう」
紗南「微妙に時間開くね」
美由紀「そのバスにはどの位乗るの?」
P「約4時間ですね」
紗南「長っ!?」
美由紀「4時間かぁ、なら平気だね」
P「さすがどうでしょうを見て育った道民、既に感覚がおかしいですねぇ」
P「では早速新宿に向かいましょう」

2018年8月31日㈮
午前10時00分
新宿駅南口 バスタ新宿前
P「さぁ、ここが新宿にある高速バスターミナルです」
紗南「もしかしてここで次のサイコロを振るの?」
P「いえいえ。俺はこれから4人分のチケットを取ってくるから近くで時間をつぶしててね」
美由紀「そのまま帰っちゃダメ?」
P「ダメ」
芽衣子「美由紀ちゃん、安心して。いざとなったら助けてあげるから」
紗南「でも芽衣子さん知ってて黙ってたんだよね?」
芽衣子「そうとも言えるかな?」
2018年8月31日㈮
11時20分
高速バス 車内
P「さぁ、新潟まで出発しました。到着までゆっくり休んで下さいね」
紗南「はーい」
美由紀「次はみゆきが振るのかぁ」

2018年8月31日㈮
17時40分
新潟駅
P「さぁ、新潟に着きましたよ」
紗南「座りっぱなしって思ってたより疲れるね」
美由紀「うん。でも大変なのはこれからだから……」
P「その通り!では早速車内で考えた選択肢を発表します!」
紗南「え、軽く観光とかは?」
P「んなもんございません! 次の選択肢はこちら!」

⚀ 普通列車で      村上
⚁ 普通列車で      鶴岡
⚂ 新幹線で       前橋
⚃ 新幹線で       大宮
⚄ 新幹線で       東京
⚅ 新幹線で       長野

P「えー簡単に説明しますと、1と2はJRで新潟県内の村上で降りるか山形県の鶴岡で降りるかです」
美由紀「一応前進だね」
P「3~5に関しましては、バスで来た道を新幹線で戻る選択肢となります。あ、前橋は乗り換えますが」
紗南「さっきの苦労はなんだったの?」
P「そして6の長野ですが、東京に戻る途中の駅である越後湯沢からちょっと新幹線の乗り継ぎをして向かいます」
P「そしてですね、本日の移動は基本的に次で終わりです」
芽衣子「余り遅くまで中学生を移動させる訳にはいかないからね」
P「では柳瀬さん、第二投をお願いします」
美由紀「う、うん」
紗南「美由紀ちゃん、6以外なら何でもいいからね!」

美由紀「えいっ」
【コンマ00~09→⚀ 10~27→⚁ 28~47→⚂ 47~68→⚃ 69~87→⚄ 88~99→⚅】

次は夕方以降に。
今更ですが選択肢などが粗いのは生暖かい目でみて頂けたらと思います。

P「4! 大宮です!」
紗南「大宮ならなんとか明日以降一気に東北まで行くチャンスあるよね!」
美由紀「6じゃなくて良かったぁ~」
P「では早速移動の準備にとりかかりましょう」

2018年8月31日㈮
18時30分
新幹線内

芽衣子「プロデューサーは明日の準備中だから代わりに私が進行するね」
芽衣子「今日はお疲れ様! どう、サイコロの感想は?」
紗南「実は高速バスに乗ってる時に例の番組について調べたけど、かなりマイルドにされてるのは本当みたいだね」
美由紀「うん、だって今日は大宮でおしまいでしょ?」
芽衣子「全員成人してたら深夜バスとかもドンドン使ってたらしいけどね」
紗南「今ほど子どもで良かったと思ったときは無いよ」

2018年8月31日㈮
19時50分
大宮駅西口

P「えー、新潟でも言いましたが本日の移動はここまでとなります」
紗南「ざんねんだなー」
美由紀「そうだねー」
P「笑顔が隠せていないぞ2人ともー。明日は7時半に集合だから寝坊するなよ?」
紗南美由紀「「はーい」」

2018年9月1日㈯
7時45分
大宮駅西口

P「おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」
美由紀「うん、ぐっすり!」
紗南「あたしもどうなるか分からないから早めに寝たよ」
P「良い心がけですねぇ。では本日一投目の選択肢を発表します!」

⚀ 新幹線で       青森
⚁ 新幹線で       盛岡
⚂ 新幹線で       仙台
⚃ 普通列車で      宇都宮
⚄ 新幹線で       名古屋
⚅ 新幹線で       新大阪

紗南「し、新大阪……」
P「ちょっと本場のたこ焼きでも食べたいな、と思いまして」
美由紀「そんなの事務所で笑美ちゃんに作って貰えばいいじゃん!」
P「では三好さん、振っていただきましょう!」
紗南「よーし、一気に青森まで行くぞ~」

紗南「ほっ!」
【コンマ00~09→⚀ 10~27→⚁ 28~47→⚂ 47~68→⚃ 69~87→⚄ 88~99→⚅】

P「2! 岩手県は盛岡市です!」
紗南「どうだっ!」
美由紀「やったー!」
紗南「これは今日中に札幌行けるんじゃない!?」
P「お見事ですねぇ。ではチケットを取ってくるのでしばしお待ちを」

2018年9月1日㈯
8時30分
新幹線車内
P「盛岡と言えば、冷麺やわんこそばなど麺類が有名ですね」
美由紀「わんこ? たぬきうどんみたいなの?」
紗南「違うよ、食べてくそばからドンドンお椀の中に新しいそばが入れられるんだよ」
美由紀「えぇっ!? みゆき翠ちゃんみたいにたくさん食べられないよ!」
P「彼女も決して大食いって訳でもないんですけどね」
芽衣子「美食公演の影響は大きかったみたいだね」

2018年9月1日㈯
11時00分
盛岡駅前

P「さぁ着きましたよ盛岡に」
紗南「お昼ご飯には少し早いね」
P「そうですね。という訳ですので何を食べるかサイコロで決めませんか?」
美由紀「……外れだとどうなるの?」
P「そうですね、ファストフードで済ませてすぐに次の移動にしようかなと」
紗南「えぇ~」
P「ではお昼ご飯の選択肢を発表します!」

⚀ 冷麺食べよう!       盛岡
⚁ すぐに移動しよう!マ○ク! 盛岡
⚂ 八戸らぁめん!       青森
⚃ 牛タン食べたい!      仙台
⚄ 耳うどんってなんだ!?   栃木
⚅ 響子ちゃん特製オムライス! 東京

美由紀「響子ちゃんのオムライスはこれが終わってからでもいいんだよ?」
P「でもケチャップで絵をかいてもらえますよ?」
紗南「話がかみ合ってないじゃん」
芽衣子「♪」
P「さあ柳瀬さん、何を食べるか決めて頂きましょう!」

美由紀「冷麺食べたい、な!」

※コンマのリスト忘れたのでやり直し

美由紀「冷麺食べたい、な!」
【コンマ00~09→⚀ 10~27→⚁ 28~47→⚂ 47~68→⚃ 69~87→⚄ 88~99→⚅】

P「4! では牛タンを食べに仙台まで行きましょうか!」
美由紀「ちょっと戻っちゃったね……」
紗南「なーに、誤差誤差! でもよく4が出るね」
P「実は牛タンって初めてなんですよね」
紗南「あたしも!」
P「ではバスの時間までゆっくりしましょうか」
美由紀「……バス?」
P「えぇ、西口から仙台行きのバスが出ているので」
紗南「じ、時間はどれくらいかかるの?」
P「2時間と少しですね」
美由紀「そんなぁ~」
P「すみません、そちらの方が安上がりなので」
紗南「タイムイズマネーっていうじゃん!」

夜に再開します

2018年9月1日㈯
14時10分
仙台駅西口

P「杜の都、仙台!」
紗南「お腹ペコペコだよ」
美由紀「牛タンは本当に食べられるんだよね?」
P「もちろんですとも。店の方も既に探してありますよ~」

2018年9月1日㈯
15時20分
仙台駅西口

P「いやぁ美味しかったですねぇ」
紗南「歯ごたえがすごかったね!」
美由紀「お父さんたちへのお土産にしたかったなぁ」
P「ではそろそろ移動しましょうか!」
美由紀「……仙台って空港もあったよね」
紗南「嫌なこと言わないでよ」
P「本日二回目の選択肢はこちら!」

⚀ 新幹線で       青森
⚁ 新幹線で       盛岡
⚂ 新幹線で       秋田
⚃ 新幹線で       東京
⚄ 高速バスで      鶴岡
⚅ 色々使って      金沢

紗南「……色々って何?」
P「バスと飛行機ですね」
美由紀「ひ……!?」
芽衣子「ウフフッ」
P「ちなみに5と6はお2人の都合上次の移動が困難になる可能性があります」
紗南「美由紀ちゃん、足笑ってるけど……代わろうか?」
美由紀「だ、大丈夫だよ!」
P「それでは柳瀬さん、お願いします!」

美由紀ちゃんと紗南を間違えてました。
紗南「……色々って何?」
P「バスと飛行機ですね」
美由紀「ひ……!?」
芽衣子「ウフフッ」
P「ちなみに5と6はお2人の都合上次の移動が困難になる可能性があります」
紗南「大丈夫だよ美由紀ちゃん、あたしならきっと前進させてみせるから!」
美由紀「頑張ってね紗南ちゃんっ!!」
P「では三好さん、お願いします!」

紗南「いけーっ!」

【コンマ00~09→⚀ 10~27→⚁ 28~47→⚂ 47~68→⚃ 69~87→⚄ 88~99→⚅】

本日はここまで。続きは明日書きます

再開します。

P「2、盛岡に戻ります!」
紗南「よし、前進!!」
美由紀「紗南ちゃん大好きー!」
P「では早速行きましょう」

2018年9月1日㈯
15時55分
新幹線車内

紗南「どうせならこれで函館まで行けばいいのになー」
美由紀「多分次くらいに道内に出る目が出てくるよきっと」
P「♪」
芽衣子(あ、悪そうな顔してるなプロデューサー)

2018年9月1日㈯
16時40分
盛岡駅前

P「約6時間ぶりの盛岡駅に到着です」
紗南「お昼ご飯のためだけに仙台に行くとかふざけてるよね」
美由紀「でも牛タン美味しかったよね!」
紗南「美由紀ちゃん、段々と感覚がマヒしてきていない?」
P「さぁ、まだ日も高いですのでバリバリ移動しますよ! 続いての選択肢はこちら!」

⚀ 新幹線で      新函館北斗
⚁ 高速バスで      青森
⚂ 高速バスで      大館
⚃ 新幹線で       宇都宮
⚄ 新幹線で       東京
⚅ 色々使って      名古屋

紗南「おぉ、遂に北海道に上陸出来る目が出てきたよ美由紀ちゃん!!」
美由紀「で、でも1/6の確率で名古屋だよ?」
紗南「その時は名古屋飯を楽しめばいいじゃん!」
P「素晴らしい心がけですね三好さん。では振っていただきましょう!」
美由紀「い、いくよ~!」

美由紀「えーいっ!」

【コンマ00~09→⚀ 10~27→⚁ 28~47→⚂ 47~68→⚃ 69~87→⚄ 88~99→⚅】

P「っ!! 出ました! 6です!!」
美由紀「」
紗南「うわぁ~、遂に飛行機乗っちゃうかぁ~。って、み、美由紀ちゃん?」
美由紀「ご、ゴベンナサイ……。出しちゃダメなのに……」
P「並木さん、カメラ代わって。慰めるのは俺よりもあなたが適任だ」
芽衣子「美由紀ちゃん、ほら泣かないで?」
美由紀「でもぉ~」
紗南「プロデューサーさん、今からでも東京に変更出来ないの?」
P「サイコロの目は絶対です。この後花巻空港行きのバスに乗ります」
芽衣子「美由紀ちゃん、番組としてはこれ以上ない正解だからね?」
美由紀「う、うん……」
紗南「芽衣子さん、それもおかしいからね?」

2018年9月1日㈯
18時10分
花巻空港内

P「えー、我々はこの後名古屋空港行きの便に乗り、そこからさらに名古屋駅に向かうバスに乗ります。よろしいですね?」
美由紀「……はい」
紗南「きょ、今日の移動はそれでおしまい?」
P「はい、そうなりますね」
美由紀「紗南ちゃん、本当にごめんね?」
紗南「もう気にしなくていいって! ね?」

2018年9月1日㈯
21時10分
名古屋駅前

P「さぁやってきました名古屋! といってもすぐに宿へ向かいますが」
紗南「明日は何時に集合?」
P「今の所8時を予定しております」
紗南「了解! じゃあ行こっか、美由紀ちゃん」
美由紀「うん、たっぷり寝て明日に備えようね」
P「いやぁ、柳瀬さんも元気が戻ってきたようで何よりですね!」
紗南「他人事みたいに言わないでよ!」

※ゲーム内では明言されていませんが、この作品の中では柳瀬美由紀の実家の場所を札幌に設定しています。

2018年9月2日㈰
6時00分
某ホテル一室内

P「三好さん、おはようございます」
紗南「……うぇっ?」
P「朝です、起きてください」
紗南「……え? もう8時?」
P「いえ、まだ6時です」
紗南「は?」
美由紀「紗南ちゃん、とりあえず顔洗おう?」
紗南「う、うん……」
芽衣子「紗南ちゃん、まだ眠そうだね」
P「移動の疲れもあるんでしょうね」
紗南「顔洗ってきたよ」
P「実はですね、少し計算違いが出てきまして」

紗南「……どゆこと?」
P「三好さん、今回の旅の目的は覚えていますか?」
紗南「美由紀ちゃん家の近所の旅館でゲームするんでしょ?」
P「その通りなんですが……。柳瀬さん、ご説明を」
美由紀「あのね、近くって言っても車で1時間はかかるの」
紗南「はぁ!?」
P「札幌市内にある柳瀬さんのご実家から旅館に向かって、遊んでから戻るとなると余裕をもって4時間は欲しいんです」
P「更にですね、深夜前に東京に戻ってくるとなると17時台には札幌を出ないといけません」
紗南「つまり?」
P「恐らく次が最後のサイコロとなります」
紗南「それだけ?」
P「はい。ですので出る準備の方をお願いします」
紗南「うん、了解」

2018年9月2日㈰
6時30分
名古屋駅前

P「さぁ、果たして我々は北海道に上陸出来るのでしょうか! 運命の選択肢はこちら!!」

⚀~⚃ ゴールへ!     札幌
⚄ まだチャンスはある!  東京
⚅ お茶でも飲もうか!   清水

紗南「6の目はどういう事?」
P「今回は諦めてのんびり東京まで帰りましょう」
美由紀「そんなぁ~」
紗南「5は本当にチャンスあるんだよね?」
P「今以上にギリギリですが」
紗南「分かった! じゃあサイコロ貸して!」
P「お願いします!」

紗南「うりゃーっ!」
【コンマ00~09→⚀ 10~27→⚁ 28~47→⚂ 47~68→⚃ 69~87→⚄ 88~99→⚅】

P「出た目は3! 札幌に向かいますっ!!」
紗南「ぃやったぁ!!」
美由紀「よ、良かったぁ~」
P「今からなら約11時に札幌に到着出来ますね」
紗南「じゃあたっぷり遊んでいいんだね!?」
P「もちろんです」
芽衣子「良かったね、2人とも」
紗南美由紀「「うんっ!」」

紗南「こうしてあたしたちは無事に北海道まで行くことが出来ました」
紗南「夏休み最後の思い出としては最高だったよね!」
美由紀「盛岡で6を出しちゃった時はみゆき泣いちゃったけどね」
紗南「いや、あれはあたしだって泣くよ」
美由紀「今度は普通に行こうね!」
紗南「うん、普通にね!!」

これにて終了です。
『もし三好紗南と柳瀬美由紀がサイコロの旅をしたら』という妄想をかなり粗いですが形にしてみました。
もし次があるとしたら、深夜バスとかもガンガン使ってみたいですね。
読んでくださった方、ありがとうございます。
それでは失礼いたします。

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